JP3231221B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

ガイドワイヤ

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JP3231221B2
JP3231221B2 JP17939195A JP17939195A JP3231221B2 JP 3231221 B2 JP3231221 B2 JP 3231221B2 JP 17939195 A JP17939195 A JP 17939195A JP 17939195 A JP17939195 A JP 17939195A JP 3231221 B2 JP3231221 B2 JP 3231221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイドワイヤ、特にカ
テーテル等を生体内の目的部位へ誘導する機能と、生体
情報を収集する機能とを兼ね備えるガイドワイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】先端部にセンサーやトランスデューサが
設けられ、これらを介して体外端にて生体内の温度や電
位を検出することができるカテーテルが知られている。
このカテーテルでは、体外端(基端側)において、セン
サー等から出力され、導線を介して伝達された検出信号
をさらにモニター装置等の外部装置へ中継するためのコ
ネクタが設置されている。そして、このコネクタは、取
り扱い易さ等の理由から、カテーテルの直径よりも遥か
に大きなものであった。
【0003】ところで、PTCA術(Percutaneous Tra
nsluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠状動脈経血
管形成術)等に用いられるカテーテルでは、カテーテル
の血管への挿入に先立ち、ガイドワイヤをカテーテルに
組み込み、ガイドワイヤの先端が先行するようカテーテ
ルと共にガイドワイヤ先端部を目的部位である血管狭窄
部付近まで誘導することが行われている。
【0004】ここで、PTCA用のカテーテルには狭窄
部位の大きさ、血管径等に応じて多種多様のバリエーシ
ョンが存在し、血管挿入後にカテーテルを交換する作業
が必要となる場合が生じる。また、ステントと呼ばれる
血管内の内径を確保するための留置器具を複数設置する
場合においても、カテーテルを血管から数回抜去・挿入
することがある。
【0005】従って、カテーテルに前述した生体情報収
集機能を持たせるよりも、ほとんどの場合において共用
可能であるガイドワイヤに生体情報収集機能を持たせる
ことが検討されている。
【0006】しかしながら、前述したように、ガイドワ
イヤの体外端にコネクタの設置を必要とし、かつこのコ
ネクタは、ガイドワイヤの直径を遥かに超える大きさで
あることから、ガイドワイヤの体外端からカテーテルを
挿入、抜去することができなくなり、ガイドワイヤの本
来の機能を損なうという問題がある。
【0007】そのため、カテーテルの挿入に際しては、
生体情報収集機能を有するガイドワイヤを一旦血管から
抜き取り、通常のガイドワイヤを同血管に再度挿入し、
このガイドワイヤに沿ってカテーテルを目的部位へ挿入
することが必要となるので、患者の負担の増大、ガイド
ワイヤの交換作業に伴う血管穿孔等の合併症の危険性の
増大、手術時間および手間の増大を招く。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、ガ
イドワイヤ本来の機能を損なうことなく、生体情報を収
集する機能を持つガイドワイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0010】(1) 生体情報収集機能を有するガイド
ワイヤであって、可撓性を有する中実線材からなるワイ
ヤ本体と、ワイヤ本体の先端部に設けられ、生体情報を
検出する情報検出部と、ワイヤ本体の表面に設けられ、
前記情報検出部で得られた情報を電気信号として伝達す
る信号伝達部材と、ワイヤ本体の基端部に設けられ、前
記ワイヤ本体の外周を包囲し、前記信号伝達部材と導通
する端子とを備え、前記ガイドワイヤの基端部の外径が
前記ガイドワイヤの長手方向中間部の外径を超えないよ
うに前記端子が設けられており、前記基端部から前記中
間部にかけてほぼ一定の外径を有することにより、ガイ
ドワイヤの前記基端部から血管用のカテーテルを容易に
挿入することができるよう構成されていることを特徴と
するガイドワイヤ。
【0011】(2) 前記信号伝達部材は、複数の導線
で構成され、前記端子は、前記各導線に対応して複数設
置されている上記(1)に記載のガイドワイヤ。
【0012】(3) 前記導線は、絶縁被覆層を有し、
該絶縁被覆層の一部を剥離することにより前記端子が形
成されている上記(2)に記載のガイドワイヤ。
【0013】(4) 前記導線は、前記ワイヤ本体の外
周部に螺旋状に巻き付けられて配置されている上記
(2)または(3)に記載のガイドワイヤ。
【0014】(5) 前記端子は、前記導線に接続さ
れ、ワイヤ本体の外周を包囲するリング状の導電性部材
で構成される上記(2)に記載のガイドワイヤ。
【0015】(6) 前記各端子は、ワイヤ本体の長手
方向に沿って所定間隔をおいて設けられている上記
(2)ないし(5)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
【0016】(7) 前記ワイヤ本体が超弾性合金で構
成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載
のガイドワイヤ。
【0017】
【0018】(8) 前記ガイドワイヤの基端部は、前
記端子と接触する接点部材を有するコネクタが接続可能
な構造となっている上記(1)ないし(7)のいずれか
に記載のガイドワイヤ。
【0019】
【作用】生体情報収集機能を持つガイドワイヤが使用さ
れる背景について説明する。虚血性心疾患の原因となる
動脈硬化による冠状動脈の狭窄の治療は、従来主流であ
った外科的A−Cバイパス術から、前述したPTCA術
による低侵襲治療へと変わりつつある。
【0020】PTCA術を行う場合、造影剤によるX線
血管造影を行い、バルーンカテーテルにより狭窄部位の
拡張操作を行う。この時、バルーンの拡張により、冠状
動脈の血流は遮断され、心筋は一時的に虚血状態とな
る。この虚血が長時間持続すると、急性心筋梗塞に至る
おそれがある。
【0021】虚血レベルのモニタリングには、通常、心
電図のST上昇を観察するが、冠状動脈内の心内心電図
によりST上昇を観察した方がより的確に心筋虚血を反
映する。従って、PTCA術の施術の際には、直接、冠
状動脈内心電図をモニタすることが好ましい。
【0022】このような理由から、PTCA用カテーテ
ル等を挿入するためのガイドワイヤとして、心内電位等
の生体情報を検出、収集する機能を持つガイドワイヤが
極めて有用となる。しかも、PTCA術では、ガイドワ
イヤは、例えば大腿動脈より経皮的に挿入され、複雑な
血管の分岐を選択しつつ長い道のりを経て冠状動脈へ到
達するため、ガイドワイヤの挿入回数は、できるだけ少
ない方が好ましい。
【0023】本発明のガイドワイヤは、先端部に設けら
れた生体情報を検出する情報検出部と、該情報検出部で
得られた情報を電気信号として伝達する信号伝達部材
と、基端部に設けられた信号伝達部材と導通する端子と
を備え、これらにより、体外から生体情報を収集するこ
とができるとともに、ガイドワイヤの基端部の外径がガ
イドワイヤの長手方向中間部の外径を超えないように前
記端子が設けられているので、ガイドワイヤの本来の機
能、すなわち、ガイドワイヤの基端側からカテーテルを
挿入し、該カテーテルを目的部位へ誘導する機能を損な
うことがない。
【0024】このような本発明のガイドワイヤは、PT
CA術以外に用いる場合でも、同様の作用、効果を発揮
する。
【0025】
【実施例】以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示
す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明のガイドワイヤを、冠状動
脈内電位計測リードとして機能する心内電位収集用ガイ
ドワイヤに適用した場合の全体外観図、図2は、図1に
示すガイドワイヤの先端部の構成を示す拡大斜視図、図
3は、図1に示すガイドワイヤの基端部の構成を示す拡
大斜視図、図4は、図1に示すガイドワイヤの電位検出
系の等価回路を示す回路図、図5は、ガイドワイヤの基
端部にコネクタを装着した状態を示す側面図である。
【0027】図1に示すように、本発明のガイドワイヤ
1Aは、ガイドワイヤ1Aを主に構成するワイヤ本体
(芯線)2を有している。そして、ガイドワイヤ1A
は、その長手方向に沿って、先端部21、中間部22お
よび基端部23で構成されている。
【0028】ワイヤ本体2は、可撓性を有する線材であ
って、その構成材料は特に限定されず、各種プラスチッ
クや各種金属を用いることができるが、超弾性合金で構
成されているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ
の径を増大することなく、トルク伝達性および耐キンク
(折れ曲がり)性に優れたガイドワイヤが得られる。
【0029】ここで、超弾性合金とは、一般に形状記憶
合金とも言われ、使用温度で超弾性を示す合金を言う。
超弾性とは、使用温度、すなわち少なくとも生体温度
(37℃付近)において、通常の金属が塑性変形する領
域まで変形(曲げ、引っ張り、圧縮)させても、ほぼ元
の形に回復する性質を言う。超弾性合金の好ましい組成
としては、49〜58原子%NiのTi−Ni合金、3
8.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、1〜1
0重量%XのCu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、
Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、36〜3
8原子%AlのNi−Al合金等の超弾性体が挙げられ
る。このなかでも特に好ましいものは、前記Ti−Ni
合金である。
【0030】ワイヤ本体2の先端部21には、心内電位
(生体情報)収集用の複数の電極31よりなる電極群
(情報検出部)3が設置されている。各電極31は、ワ
イヤ本体2の長手方向に沿って所定間隔(好ましくは等
間隔)をおいて配置されている。
【0031】この場合、各電極31は、後述する基端部
23における端子51と同様の金属リングで構成され、
対応する導線41と例えば溶接により電気的に接続され
ている。また、隣接する電極31間のワイヤ本体2の外
周部には、各導線41をワイヤ本体2に対し密着させる
ための被覆層または接着層が設けられている。これによ
り、被覆層または接着層の外表面と電極31の外周面と
がほぼ連続面を構成し、ガイドワイヤ1Aの血管への挿
入を容易かつ円滑に行うことができる。
【0032】また、ワイヤ本体2の先端部21には、図
2に示すように、付き当て抵抗、曲げ抵抗等の特性に応
じたテーパ加工が施され、その外径が先端に向かって漸
減している。このように、先端部21にテーパ211を
形成することにより、ガイドワイヤ1Aを先端部21側
から血管へ挿入し、目的部位(冠状動脈等)へ到達させ
る際に、血管の湾曲や分岐等の複雑な血管形状に柔軟に
対応し、ガイドワイヤの挿入、抜去操作を容易に行うこ
とができる。
【0033】ワイヤ本体2の基端部23には、前記各電
極31で検出された電位を取り出すための複数の端子5
1よりなる端子群5が設置されている。そして、図4に
示すように、各端子51とこれに対応する電極31と
は、それぞれ、信号伝達部材である導線41により電気
的に接続されている。本実施例の場合、例えば、12個
の電極31と、12個の端子51と、これらを接続する
12本の導線41とを有している。
【0034】図3に示すように、各導線41は、ワイヤ
本体2のほぼ全長に渡り、その外周面に、ワイヤ本体2
とほぼ平行に設置されている。また、各端子51は、ワ
イヤ本体2および各導線41を包囲する金属リング(リ
ング状の導電性部材)52で構成されている。これらの
各金属リング52は、ワイヤ本体2の長手方向に沿っ
て、所定間隔(好ましくは等間隔)をおいて配置され、
対応する導線41と例えば溶接により電気的に接続され
ている。
【0035】金属リング52は、ワイヤ本体2にリング
状の部材を嵌入したものでも、ワイヤ本体2の外周部に
例えば、メッキ、蒸着、スパッタリング等により金属薄
膜を帯状に形成したものでもよい。また、金属リング5
2を構成する金属としては、例えば、金、白金等の貴金
属またはその合金、ステンレス鋼、銅、アルミニウム、
チタンまたはその合金等が挙げられる。
【0036】このような金属リング52よりなる端子5
1を用いることにより、ガイドワイヤ1Aの基端部23
において、その外周の全ての方向から電気信号を取り出
すことができる。また、金属リング52の幅の選択によ
り、端子51の表面積を適正に設定することができる。
【0037】なお、図示されていないが、金属リング5
2の装着部を除くワイヤ本体2の外周部には、各導線4
1をワイヤ本体2に対し密着させるための被覆層または
接着層が設けられている。これにより、被覆層または接
着層の外表面と金属リング52の外周面とがほぼ連続面
を構成し、ガイドワイヤ1Aは、その外径が基端部23
から中間部22にかけてほぼ一定となる。従って、ガイ
ドワイヤ1Aの基端部23から、PTCA用カテーテ
ル、ガイディングカテーテル等のカテーテルを容易に挿
入することができる。
【0038】このようなガイドワイヤ1Aの基端部23
には、電極群3で検出され、導線41を介して伝達され
た信号を取り出し、心電計等の外部装置(図示せず)へ
中継するためのコネクタ6が着脱自在に装着される。
【0039】図5は、ガイドワイヤ1Aの基端部23に
コネクタ6を装着した状態を示している。コネクタ6
は、シェル61を有し、シェル61内には、ガイドワイ
ヤ1Aを介して対称に配置された複数の接点部材63を
備える端子群62を有している。
【0040】接点部材63は、先端が半球状をなす金属
材料で構成されており、支持部材64によりガイドワイ
ヤ1Aの径方向に移動可能(伸縮自在)に支持されると
ともに、支持部材64内に収納されたコイルバネ65に
よりガイドワイヤ1A側へ付勢されている。また、各接
点部材63は、シェル61の先端内壁67にガイドワイ
ヤ1Aの基端が当接した状態で、各端子51が対応する
接点部材63と接触するような位置に配置されている。
【0041】これにより、基端部23へのコネクタ6の
装着時には、各端子51が対向する接点部材63により
挟持され、端子51と接点部材63との確実な電気接触
が得られる。
【0042】接点部材63より取り出された信号は、コ
イルバネ65に接続された導線66を経て心電計等のモ
ニタ装置へ伝達される。なお、ガイドワイヤ1Aにおい
て、ワイヤ本体2を中空の部材で構成し、各導線41を
ワイヤ本体2の中空部内に収納した構成としてもよい。
この場合、先端部21および基端部23においては、各
導線41は、ワイヤ本体2の壁部を内側から貫通して、
電極31および端子51とそれぞれ接続される。
【0043】図6は、本発明のガイドワイヤの他の実施
例を示す部分拡大斜視図、図7は、図6に示すガイドワ
イヤに用いられる導線の構成例を示す部分拡大斜視図で
ある。図6に示すガイドワイヤ1Bは、前記ガイドワイ
ヤ1Aと同様の用途で用いられるものである。ガイドワ
イヤ1Bは、前記と同様のワイヤ本体2の外周部に、複
数本(本実施例では12本)の導線42が螺旋状に巻き
付けられて配置されている。すなわち、本実施例では、
12本の導線42を平行に並べ、ワイヤ本体2の外周に
密着して12条で巻き付けられている。このような構成
とすることにより、ガイドワイヤ1Bの可撓性を損うこ
と無く信号線数を増やすことができる。
【0044】図7に示すように、導線42は、クラッド
構造をなすもので、中心の炭素鋼線43と、その外周を
被覆する銅箔層44と、その外周を被覆する金メッキ層
45と、その外周を被覆する例えばポリエステル等の樹
脂よりなる絶縁層46とで構成されている。銅箔層44
は、導線42のインピーダンスを下げる機能を持つ。
【0045】このような構成の導線42は、ガイドワイ
ヤ1Bの機械的特性にほとんど影響を与えず、かつ超弾
性合金等で構成されたワイヤ本体2により発揮されるガ
イドワイヤ1Bの特性を損なうことがない。また、巻線
である導線42にクラッド材料を使用することにより、
導線42をワイヤ本体2に巻き付ける際の破断を防止す
るとともに、そのインピーダンスを通常の銅線を使用し
た場合と同程度に低くすることができるという利点があ
る。なお、ガイドワイヤ1Bに用いられる導線42は、
図7に示す構成のものに限定されないことは言うまでも
ない。
【0046】以上のように、ワイヤ本体2に12条で巻
き付けられた12本の各導線42は、絶縁層46で被覆
されているので、それぞれ独立した12本の心腔内電位
の信号伝達線として作用する。
【0047】また、図6に示すように、ガイドワイヤ1
の基端部23においては、ワイヤ本体2に12本の導線
42が巻き付けられた状態で、これら各導線42につい
て、その一部分(端子53を形成したい位置)の絶縁層
46をほぼ1周分剥離し、その内側の金メッキ層45を
露出させる。この露出部分(図6中斜線で示す)を信号
取り出し用の端子53、54として用いる。図6中の端
子53は、第1番目の導線42の金メッキ層露出部分で
あり、端子54は、第2番目の導線42の金メッキ層露
出部分であり、以下同様に全ての導線42について、金
メッキ層露出部分による端子を形成する。
【0048】このように、絶縁層46の剥離により形成
された端子53等は、ワイヤ本体2の長手方向に沿って
所定間隔(好ましくは等間隔)をおいて配置される。な
お、端子の面積を広くするために、例えば、前記金メッ
キ層露出部分に前記金属リング52のようなリング状の
導電性部材を被着してもよい。
【0049】ガイドワイヤ1の基端部23において、端
子53等は、導線42の絶縁層46を剥離することによ
り形成されているので、基端部23の外径が中間部22
の外径を超えることがなく、従って、ガイドワイヤ1B
の基端部23から、PTCA用カテーテル、ガイディン
グカテーテル等のカテーテルを容易に挿入することがで
き、また、前述したようなコネクタ6の装着も、容易か
つ確実に行うことができる。
【0050】図8および図9は、それぞれ、本発明のガ
イドワイヤ1AをPTCA術に用いた場合における使用
状態を示す図である。図8および図9中、符号100は
大動脈弓、符号101は心臓の右冠状動脈、符号102
は右冠状動脈開口部、符号103は血管狭窄部である。
また、符号104は大腿動脈からガイドワイヤ1Aを確
実に右冠状動脈101に導くためのガイディングカテー
テル、符号105は先端部に拡張・収縮自在なバルーン
106を有する狭窄部拡張用のバルーンカテーテルであ
る。
【0051】図8に示すように、ガイドワイヤ1Aの先
端部21をガイディングカテーテル104の先端から突
出させ、右冠状動脈開口部102から右冠状動脈101
内に挿入する。さらに、ガイドワイヤ1Aを進め、先端
部21が血管狭窄部103を超えた位置で停止する。こ
れにより、バルーンカテーテル105の通路が確保され
る。
【0052】次に、図9に示すように、ガイドワイヤ1
Aの基端部23側から挿通されたバルーンカテーテル1
05の先端部をガイディングカテーテル104の先端か
ら突出させ、さらにガイドワイヤ1Aに沿って進め、右
冠状動脈開口部102から右冠状動脈101内に挿入
し、バルーン106が血管狭窄部103の位置に到達し
たところで、停止する。
【0053】次に、バルーンカテーテル105の基端側
からバルーン拡張用の流体を注入して、バルーン106
を拡張させ、血管狭窄部103を拡張する。これによ
り、右冠状動脈101の血流は遮断され、心筋は一時的
に虚血状態となる。
【0054】この虚血状態を把握するため、図9に示す
ように、バルーンカテーテル105の先端より所定長さ
突出しているガイドワイヤ1Aの先端部21の電極31
により冠状動脈内の心電位を検出し、ガイドワイヤ1A
の基端部23の各端子51に接続されたコネクタ6を介
して、心電計(図示せず)により冠状動脈内心電図をモ
ニタすることができる。なお、前記ガイドワイヤ1Bに
ついても、同様に使用することができる。
【0055】図10は、本発明のガイドワイヤの他の実
施例を示す全体外観図および部分拡大斜視図である。同
図に示すガイドワイヤ1Cは、その長手方向に沿って、
先端部21、中間部22および基端部23で構成されて
おり、先端部21に、生体情報を検出する情報検出部と
して、音響的に血管壁等を観察する超音波トランスデュ
ーサ71が設置されたガイドワイヤである。
【0056】ガイドワイヤ1Cのワイヤ本体2は、中空
の外側シャフト24と、外側シャフト24内に挿通さ
れ、外側シャフト24に対し回転可能な内側シャフト2
5とで構成されている。
【0057】先端部21においては、内側シャフト25
の先端に、超音波を送受信する超音波トランスデューサ
71が固定されている。この超音波トランスデューサ7
1には、信号伝達部材である導線72の一端が接続され
ており、導線72は、内側シャフト25内に形成された
中空部に収納されている。
【0058】一方、基端部23においては、内側シャフ
ト25の外周面に、前記と同様の金属リングよりなる一
対の端子73が、ワイヤ本体2の長手方向に所定間隔を
おいて設置されている。これらの端子73には、それぞ
れ、導線72が接続されている。超音波トランスデュー
サ71から出力される信号は、導線72を介して基端部
側へ伝達され、端子73より取り出される。超音波トラ
ンスデューサは、複数あってもよく、その場合、導線7
2および端子73は、超音波トランスデューサ71の2
倍の本数となる。
【0059】なお、端子73を構成する金属リングの外
径は、外側シャフト24の外径以下であるのが好まし
い。このような基端部23には、生体情報収集の際に、
両端子73とそれぞれ接触する接点部材を備えたコネク
タ(図示せず)が装着される。
【0060】内側シャフト25の基端には、棒状の回転
力伝達部材74が嵌入されている。この回転力伝達部材
74の外周には、長手方向に沿って伸びる凹凸75が形
成されており、この凹凸75と内側シャフト25の内面
との摩擦力により、回転力伝達部材74の回転力が内側
シャフト25に伝達される。そして、外側シャフト24
を静止した状態で、基端部23において内側シャフト2
5に回転力を与えると、その回転力は、先端部21まで
伝達され、超音波トランスデューサ71が回転する。こ
の回転と超音波の送受信周期を同期させることにより、
血管内のラジアル画像を得ることができる。
【0061】このようなガイドワイヤ1Cにおいても、
前記と同様、基端部23の外径が中間部22の外径を超
えることがなく、従って、ガイドワイヤ1Cの基端部2
3から、PTCA用カテーテル、ガイディングカテーテ
ル等のカテーテルを容易に挿入することができ、また、
基端部23へのコネクタの装着も、容易かつ確実に行う
ことができる。
【0062】このガイドワイヤ1Cを前述したPTCA
術に用いた場合、冠状動脈の血管狭窄部103がどの程
度の進行状態かを診断することや、バルーンカテーテル
105等により血管狭窄部103を拡張治療した後、そ
の血管の状態を画像として表示することができ、バルー
ンカテーテル105による拡張治療が可能か否かの診断
や、再狭窄の予測等に非常に有用である。
【0063】前述したガイドワイヤ1A〜1Cにおい
て、その直径は特に限定されないが、PTCA用カテー
テルの挿入に用いるものである場合、直径(平均)は、
0.25〜0.65mm程度であるのが好ましく、0.3
6〜0.45mm程度であるのがより好ましい。
【0064】以上本発明のガイドワイヤを図示の実施例
に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではない。例えば、生体情報を検出する情報検出部
としては、前述したものに限らず、例えば、熱電対、サ
ーミスタ等の温度センサー、血圧等を測定する圧力セン
サー等であってもよい。
【0065】また、本発明において、ワイヤ本体は、中
実の部材、中空の部材のいずれで構成されていてもよ
く、その構成材料は、前述した超弾性合金やピアノ線、
ステンレス、タングステン等の金属材料の他、例えばポ
リイミド、ポリエステル、ポリオレフィン(ポリプロピ
レン、ポリエチレン)、フッ素樹脂、ポリウレタン等の
各種樹脂材料で構成されたものでもよい。また、ワイヤ
本体は、材料または物理的特性が異なる複数の層を積層
した積層体で構成されていてもよい。さらに、ワイヤ本
体の可撓性を調整するために、ワイヤ本体の全体または
一部(例えば先端部)に、例えば螺旋状のスリットや溝
を形成することもできる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガイドワイ
ヤによれば、ガイドワイヤ本来の機能、特に、目的部位
へのアプローチ終了後、カテーテル交換の必要を生じた
ときなどに全てを抜去する事なく基端部側からカテーテ
ルのみを抜去し、ガイドワイヤを残したままカテーテル
交換をする機能を損うことなく、例えば電位、温度、圧
力、超音波画像等の生体情報を収集することができる。
【0067】このようなことから、本発明のガイドワイ
ヤを例えばPTCA術に用いた場合、ガイドワイヤの交
換が不要となるので、患者の負担が大幅に軽減されると
ともに、手術時間(診断時間)および手術の手間の軽減
が図れ、また、ガイドワイヤの交換に伴う血管穿孔等の
合併症の危険性を回避することができる。
【0068】また、信号伝達部材が複数の導線で構成さ
れ、各導線に対応して複数の端子が設置されている場合
には、より多くの情報を収集することができる。また、
端子が導線の絶縁被覆層の一部を剥離することにより形
成されている場合には、基端部の外径を増大することな
く端子を容易に形成することができる。
【0069】また、導線がワイヤ本体の外周部に螺旋状
に巻き付けられて配置されている場合には、可撓性を損
なわないガイドワイヤが得られる。特に、ワイヤ本体が
超弾性合金で構成されている場合には、その効果が顕著
となる。
【0070】また、端子がワイヤ本体の外周を包囲する
リング状の導電性部材で構成されている場合には、コネ
クタの装着等の際に、信号の取り出しの方向性がなく、
また端子の表面積を適正に設定することができる。
【0071】また、各端子がワイヤ本体の長手方向に沿
って所定間隔をおいて設けられている場合には、コネク
タ等の装着による信号の取り出しが容易となる。また、
ワイヤ本体の中空部に信号伝達部材が挿通されている場
合には、ワイヤ本体からの信号伝達部材の離脱や断線が
生じにくくなる。
【0072】また、情報検出部がワイヤ本体の少なくと
も外周部に対し回転可能に設置されている場合には、情
報検出部の回転により、ガイドワイヤ挿入部位におい
て、多方向の生体情報を収集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤを、冠状動脈内電位計測
リードとして機能する心内電位収集用ガイドワイヤに適
用した場合の全体外観図である。
【図2】図1に示すガイドワイヤの先端部の構成を示す
拡大斜視図である。
【図3】図1に示すガイドワイヤの基端部の構成を示す
拡大斜視図である。
【図4】図1に示すガイドワイヤの電位検出系の等価回
路を示す回路図である。
【図5】ガイドワイヤの基端部にコネクタを装着した状
態を示す側面図である。
【図6】本発明のガイドワイヤの他の実施例を示す部分
拡大斜視図である。
【図7】図6に示すガイドワイヤに用いられる導線の構
成例を示す部分拡大斜視図である。
【図8】本発明のガイドワイヤの使用例を説明するため
の模式図である。
【図9】本発明のガイドワイヤの使用例を説明するため
の模式図である。
【図10】本発明のガイドワイヤの他の実施例を示す全
体外観図およびその部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1C ガイドワイヤ 2 ワイヤ本体 21 先端部 22 中間部 23 基端部 24 外側シャフト 25 内側シャフト 3 電極群 31 電極 41、42 導線 43 炭素鋼線 44 銅箔層 45 金メッキ層 46 絶縁層 5 端子群 51 端子 52 金属リング 53、54 端子 6 コネクタ 61 シェル 62 端子群 63 接点部材 64 支持部材 65 コイルバネ 66 導線 67 先端内壁 71 超音波トランスデューサ 72 導線 73 端子 74 回転力伝達部材 75 凹凸 100 大動脈弓 101 右冠状動脈 102 右冠状動脈開口部 103 血管狭窄部 104 ガイディングカテーテル 105 バルーンカテーテル 106 バルーン

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報収集機能を有するガイドワイヤ
    であって、 可撓性を有する中実線材からなるワイヤ本体と、 ワイヤ本体の先端部に設けられ、生体情報を検出する情
    報検出部と、 ワイヤ本体の表面に設けられ、前記情報検出部で得られ
    た情報を電気信号として伝達する信号伝達部材と、 ワイヤ本体の基端部に設けられ、前記ワイヤ本体の外周
    を包囲し、前記信号伝達部材と導通する端子とを備え、 前記ガイドワイヤの基端部の外径が前記ガイドワイヤの
    長手方向中間部の外径を超えないように前記端子が設け
    られており、前記基端部から前記中間部にかけてほぼ一
    定の外径を有することにより、ガイドワイヤの前記基端
    部から血管用のカテーテルを容易に挿入することができ
    るよう構成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 【請求項2】 前記信号伝達部材は、複数の導線で構成
    され、前記端子は、前記各導線に対応して複数設置され
    ている請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 【請求項3】 前記導線は、絶縁被覆層を有し、該絶縁
    被覆層の一部を剥離することにより前記端子が形成され
    ている請求項2に記載のガイドワイヤ。
  4. 【請求項4】 前記導線は、前記ワイヤ本体の外周部に
    螺旋状に巻き付けられて配置されている請求項2または
    3に記載のガイドワイヤ。
  5. 【請求項5】 前記端子は、前記導線に接続され、ワイ
    ヤ本体の外周を包囲するリング状の導電性部材で構成さ
    れる請求項2に記載のガイドワイヤ。
  6. 【請求項6】 前記各端子は、ワイヤ本体の長手方向に
    沿って所定間隔をおいて設けられている請求項2ないし
    5のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤ本体が超弾性合金で構成され
    ている請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドワイ
    ヤ。
  8. 【請求項8】 前記ガイドワイヤの基端部は、前記端子
    と接触する接点部材を有するコネクタが接続可能な構造
    となっている請求項1ないし7のいずれかに記載のガイ
    ドワイヤ。
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