JP3231218B2 - 高圧気中開閉器の消弧カバー - Google Patents

高圧気中開閉器の消弧カバー

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JP3231218B2 JP17037095A JP17037095A JP3231218B2 JP 3231218 B2 JP3231218 B2 JP 3231218B2 JP 17037095 A JP17037095 A JP 17037095A JP 17037095 A JP17037095 A JP 17037095A JP 3231218 B2 JP3231218 B2 JP 3231218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧気中開閉器の固定
接触子を覆うように取り付けられて、可動接触子が接離
する際に発生するアークを短時間に消滅させるための消
弧カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧気中開閉器は、図7,図8の
ように構成されている。すなわち、外箱1内に相対して
配設された主回路ブッシング2,2の先端に、固定接点
3,3が固定され、その周囲を覆うようにユリアアミノ
樹脂またはポリアセタール樹脂製の消弧カバー4,4が
取り付けられている。主回路ブッシング2,2の中間に
は、駆動軸5が回動自在に配設され、駆動軸5に可動接
触子6,6が支持されている。開閉器が閉じられる場
合、駆動軸5が回動されると、可動接触子6,6が消弧
カバー4,4内に挿入されてから、固定接点3,3に嵌合
される。
【0003】この開閉器の接点部を組み立てるには、外
箱1に固定された主回路ブッシング2,2の先端に固定
接点3,3を固定し、さらに固定接点3,3を覆うように
消弧カバー4,4を固定する。同じく、外箱1に軸支さ
れた駆動軸5に可動接触子6,6を取り付け支持する。
ここで、固定接点3,3と可動接触子6,6との位置合わ
せをするめに、主回路ブッシング2,2の外箱1に対す
る取り付け位置を調整したり、主回路ブッシング2,2
の先端部に挟着されているスペーサー替わりのパッキン
7の厚みを調整したり、可動接触子6,6の位置調整を
したりしていた。同じく、消弧カバー4,4も、可動接
触子6,6がスムーズに通過できるようにと、固定接点
3,3に対する位置を調整しながらビスにより固定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の組立および調整作業は、作業者の熟練を要し、また作
業時間も充分に必要である。そのため、生産性の向上の
障害にもなっていた。本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、固定接点
への消弧カバーの取り付けおよび位置調整を容易にする
ことにより、高圧気中開閉器の組立性を向上させること
のできる高圧気中開閉器の消弧カバーを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、駆動軸の回動とともに可動接触子が抜き
差し自在に嵌合される固定接点側に支持されて、固定接
点と、可動接触子が前後動する進路の固定接点寄り部分
を覆う高圧気中開閉器の消弧カバーにおいて、可動接触
子の回動軌道面を境にして二分割構造とした本体と、本
体の上方に形成されたラッパ状の開口部と、両・二分本
体の当接部にそれぞれ形成された爪と係合孔とからなる
複数個の係合手段と、両・二分本体の当接面に形成さ
れ、二分本体が合体して係合手段により固定された状態
で固定接点の基端部に嵌合して本体を支持する凹部と、
凹部内に形成され、合体した本体が固定接点に支持され
た状態で、本体を駆動軸方向に調整移動することを可能
にするクリアランスとを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、二分割構造にされた両消弧
カバーの当接面に形成された凹部を、固定接点の基端部
に嵌合しながら、二分された両本体を当接し、係合手段
の爪を係合孔に装着することで、消弧カバーは固定接点
に支持される。さらに、凹部内に形成されたクリアラン
スにより、本体が駆動軸方向に移動可能となり、位置合
わせ調整が可能となる。また、本体上方の開口部がラッ
パ状であるため可動接触子の進入の際の案内となる。
【0007】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例に係る消弧カバーの組立途中
を示す説明図であり、図2は図1の消弧カバーが組み立
てられた後の右側面図である。図1において、二枚組の
固定接点3は、主回路ブッシング2の軸部を貫通してい
る導体11の両面からボルト12とナット13により挟
み付けられて固定されている。図2に示されるように、
二分割構造により形成された消弧カバー14,15が、
固定接点3の両側から固定接点3を覆うようにして組み
付けられている。
【0008】消弧カバー14,15は、消弧カバー14
の周囲3カ所に形成されている爪16が、消弧カバー1
5の対応位置に形成されている係合孔17に挿入されて
係止されることにより、両者が一体的に固定される。消
弧カバー14,15の下端部の当接面には、凹部18,1
9が形成されており、これら凹部18,19が、突出し
ているボルト12とナット13とそれぞれ嵌合すること
により、消弧カバー14,15は固定接点3に支持され
る。
【0009】なお、凹部18,19は、ボルト12の軸
方向に充分な深さを有しているため、消弧カバー14,
15は、ボルト12の軸方向すなわち可動接触子の駆動
軸方向に移動させて位置調整することが可能である。ま
た、消弧カバー14,15は合体した状態で、内側に可
動接触子の進路となる空間が形成され、この空間はラッ
パ状に形成され上に行くに従い幅が広くなり、可動接触
子が進入する際のガイドとなる。
【0010】なお、凹部18,19は、ボルト12の軸
方向に充分な深さを有しているため、消弧カバー14,
15は、ボルト12の軸方向すなわち可動接触子の駆動
軸方向に移動させて位置調整することが可能である。ま
た、消弧カバー14,15は合体した状態で、内側に可
動接触子の進路となる空間が形成され、この空間は上に
行くに従い幅が広くなり、上端にラッパ状をした開口部
20が形成されている。この開口部は、可動接触子が進
入する際のガイドとなる。
【0011】図3は消弧カバー14の単体の状態を示す
4方向からの外観図であり、図4は図3の爪16の部分
の拡大図である。図5は消弧カバー15の単体の状態を
示す4方向からの外観図であり、図6は図5の係合孔1
7の部分の拡大図である。各図により明らかなように、
消弧カバー14,15の互いに当接する外周部分をいん
ろう継手の構造として気密性を備えている。
【0012】また、爪16と係合孔17については、爪
16が係合孔17に挿入されると、爪16の返し部分が
係合孔17の先端に係止されて抜けないようになる。修
理や点検のため消弧カバー14,15を分解する際は、
係合孔17の奥側より露出している爪16の返し部分を
押して戻すことで、係合が解除される。この実施例で
は、消弧カバー14,15を固定接点3に取り付ける際
に、工具を用いることなく、ワンタッチで組み付けるこ
とが可能となるとともに、組み付け後の位置調整も単に
手で押してずらすだけですむため、作業が簡単になる。
その結果、組立工数が大幅に削減できて、コストダウン
が可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、消弧
カバー本体を二分割構造とするとともに、係合手段を爪
と係合孔の組み合わせとしたため、ワンタッチで組み立
てることが可能になる。また、消弧カバー本体の端部に
形成された凹部が固定接点部に嵌合されて固定されるた
め、固定のための他の締結手段が不要となるとともに、
凹部に形成されたクリアランスにより消弧カバー本体を
駆動軸方向に移動させて位置調整することが可能とな
る。さらには、本体上方の開口部がラッパ状であるため
可動接触子の進入の際の案内となり、精密な位置調整も
不要となる。その結果、製造過程における消弧カバーの
組立および調整作業が簡単になるとともに、作業者の熟
練も不要となり、その分、コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る消弧カバーの組立途中を
示す説明図である。
【図2】図1の実施例が組み立てられた後の右側面図で
ある。
【図3】図2の一方の消弧カバー単体を4方向から見た
各外観図である。
【図4】図3の爪の部分の拡大図である。
【図5】図2の他方の消弧カバー単体を4方向から見た
各外観図である。
【図6】図5の係合孔の部分の拡大図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【符号の説明】
2 主回路ブッシング 3 固定接点 11 導体 12 ボルト 13 ナット 14,15 消弧カバー 16 爪 17 係合孔 18,19 凹部 20 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の回動とともに可動接触子が抜き
    差し自在に嵌合される固定接点側に支持されて、固定接
    点と、可動接触子が前後動する進路の固定接点寄り部分
    を覆う高圧気中開閉器の消弧カバーにおいて、 可動接触子の回動軌道面を境にして二分割構造とした本
    体と、 本体の上方に形成されたラッパ状の開口部と、 両・二分本体の当接部にそれぞれ形成された爪と係合孔
    とからなる複数個の係合手段と、 両・二分本体の当接面に形成され、二分本体が合体して
    係合手段により固定された状態で固定接点の基端部に嵌
    合して本体を支持する凹部と、 凹部内に形成され、合体した本体が固定接点に支持され
    た状態で、本体を駆動軸方向に調整移動することを可能
    にするクリアランスと、 を備えたことを特徴とする高圧気中開閉器の消弧カバ
    ー。
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