JP3230729U - 厨子型仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】目の不自由な人であっても、厨子扉の開閉状態を容易に把握することが可能な厨子型仏壇を提供する。【解決手段】厨子型仏壇10は、本尊Xが安置される厨子14、厨子14の前面にて本尊Xが隠れるように設けられ、透明状態と不透明状態とを切り替え可能な調光部材30と、調光部材30の通電状態を切り替える電源ユニットとを有する本尊目隠しユニット、調光部材30の透明状態と不透明状態とを切り替える際に、調光部材30が透明状態になるのか不透明状態になるのかを音声で案内する音声案内ユニット18、およびこれらを収容する仏壇本体12を備える。【選択図】図1
Description
本考案は、透明状態と不透明状態との切り替えが可能な調光ガラスを厨子扉の代わりとして使用した厨子型仏壇の改良に関する。
仏壇には様々な様式のものがあり、そのひとつに、仏像や経典などの本尊を安置するための厨子が仏壇本体の内部に納められた厨子型仏壇が知られている。厨子型仏壇では、厨子の前面に厨子扉が設けられており、通常は外から本尊が見えないように厨子扉が閉じられており、勤行等必要な時だけ厨子扉を開いて本尊が見える状態にする。
ところで、仏壇には、仏飯器、茶湯器、花瓶或いは燭台などといった仏具が飾られるのが一般的であり、上記した厨子扉の開閉作業は、これら仏具に手が触れて倒してしまうようなことがないよう注意を払いつつ行われる。場合によっては、仏具を他の場所に一時的に移動させ、厨子扉を開いた後(或いは閉じた後)に元の位置に戻すといったことを行う必要もあり、大変煩わしい。
このような煩わしさを解消するための技術として、透明状態と不透明状態とを切り替えることができる調光ガラスを厨子扉の代わりとして使用した厨子型仏壇が提案され、広く利用されている(特許文献1参照)。
この従来技術において、勤行時には、調光ガラスの通電をオンにすることで調光ガラスが透明になり、厨子内に安置されている本尊が外から見える状態になる(厨子扉が開いたのと同じ状態になる)。勤行が終われば、調光ガラスの通電をオフにすることで調光ガラスが不透明になり、厨子内の本尊が外から見えなくなる(厨子扉を閉じたのと同じ状態になる)。
このように、透明状態と不透明状態との切り替えが可能な調光ガラスを厨子扉の代わりとして使用することにより、本尊が見える状態(厨子扉が開いた状態)と見えない状態(厨子扉が閉じた状態)とをスイッチ操作ひとつで切り替えることができるので、厨子扉を開閉するときのような煩わしさを解消できる。
従来の調光ガラスを厨子扉の代わりとして使用した厨子型仏壇では、本尊が見える状態と見えない状態とをスイッチ操作一つで切り替えることができるため大変便利である。しかしながら、目の不自由な人にとっては、本尊が現在見える状態であるのか、それとも見えない状態であるかの判別ができず、日々の勤行に支障を来すという問題があった。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解消すべくなされたもので、目の不自由な人でも厨子内の本尊が見える状態であるのか見えない状態であるのかを簡単に把握することが可能な厨子型仏壇を提供することにある。
請求項1に記載した考案は、「本尊Xが安置される厨子14、厨子14の前面にて本尊Xが隠れるように設けられ、透明状態と不透明状態とを切り替え可能な調光部材30と、調光部材30の通電状態を切り替える電源ユニット36とを有する本尊目隠しユニット16、調光部材30の透明状態と不透明状態とを切り替える際に、調光部材30が透明状態になるのか不透明状態になるのかを音声で案内する音声案内ユニット18、およびこれらを収容する仏壇本体12を備える」ことを特徴とする厨子型仏壇10である。
請求項2に記載した考案は、「調光部材30が透明状態になるときには本尊Xを明るく照らし、調光部材30が不透明状態になるときには消灯する光源20をさらに備える」ことを特徴とする。
これらの考案によれば、調光部材が透明状態或いは不透明状態になる時にその状態を案内する音声が再生されるので、本尊が現在見える状態にあるのか見えない状態にあるのかを目だけでなく耳でも把握することが可能となる。したがって、目の不自由な人でも本尊の状態を容易に把握することができ、日々の勤行に支障を来すことがない。
以下、本考案を図示実施例に従って詳述する。本考案に係る厨子型仏壇10は、図1および図4に示すように、仏壇本体12、厨子14、本尊目隠しユニット16、音声案内ユニット18および光源20を有する。
仏壇本体12は、前面が開口した縦長の箱状のもので、その開口部には、両開き式の大戸22が開閉可能に取り付けられている。
仏壇本体12の形状としては種々のものを適用でき、本実施例では、仏壇本体12が2枚の仕切板24a,24bによって上下3段に仕切られている。なお、上段の空間が、後述する厨子14を据え付けるための空間として使用され、中段や下段の空間は、仏具や経典等を配置・収納するための空間として使用される(本実施例では、中段部分に仏飯器、茶湯器および花瓶が配置され、下段部分に燭台やお輪が配置されている)。
仏壇本体12において、厨子14が据え付けられる上段部分の天井部12aには、後述する本尊目隠しユニット16の制御ユニット34、音声案内ユニット18および光源20が収容されており、天井部12aの前面の左右両側には、後述する音声案内ユニット18のスピーカー46から流れる音声を通過させる通音孔26が形成されている。また、上側の仕切板24aには、後述する本尊目隠しユニット16の電源ユニット36を構成する受信機36bが取り付けられている。
仏壇本体12の上段部分には、上述したように厨子14が据え付けられている。厨子14は、仏像や経典などの本尊を安置する部分で、一段高くなった須弥壇14aに本尊Xが安置される。
本尊目隠しユニット16は、本尊Xが見える状態と見えない状態とを必要に応じて切り替えるために、厨子扉の代わりとして設けられるもので、調光部材30、コンデンサー32、制御ユニット34および電源ユニット36を有する。
調光部材30は、2枚の板ガラス30aの間に液晶シート30bが介装された縦長の板状部材であり(図3円内参照)、正面から見たときに本尊Xの全体が調光部材30で隠れるように厨子14の前面側に設けられている。本実施例における液晶シート30bは、通電すると透明状態となり、通電していない状態では不透明状態となるものが使用されている。
調光部材30の液晶シート30bからは、図示しない給電線が導出されており、コンデンサー32を介して制御ユニット34と電気的に接続されている(図4参照)。
なお、調光部材30は電気的に透明状態と不透明状態とを切り替えることができるようなものであればどのようなものであってもよく、例えば板ガラスに液晶フィルムを貼り付けたものであってもよい。
調光部材30の上下両側には、フレーム38がそれぞれ取り付けられている。各フレーム38には、ピン38aが上下に突出して設けられており、各ピン38aが仏壇本体12の軸受12bに嵌まり込んでいる。これにより、調光部材30がピン38aを軸として開閉できるようになっている(図3参照)。
制御ユニット34は、後述する電源ユニット36からの信号を受けて調光部材30に対する電力の供給を制御する部分で、上述したように、仏壇本体12の天井部12aに収容されている。
電源ユニット36は、発信機36aと受信機36bとを有する。発信機36aとしては、周知の赤外線型リモコンが採用されており、発信機36aのスイッチ操作により送信された電源信号(赤外線)を受信機36bが受信すると、この受信した電源信号を制御ユニット34に伝えることで制御ユニット34による電力供給のオン・オフの切り替えができるようになっている(電源ユニット36は、スイッチ式のものであってもよい)。なお、制御ユニット34には、後述するように音声案内ユニット18と光源20とが接続されており、これらの作動も同時に制御できるようになっている。
音声案内ユニット18は、制御部40、D/Aコンバータ42、アンプ44およびスピーカー46を備えており、これらがこの順で直列接続されている(図4参照)。
制御部40は、本尊目隠しユニット16のオン・オフ時に所定の音声を出力する部分で、制御ユニット34と電気的に接続されている。
制御部40には、記憶部40aが設けられており、この記憶部40aに任意の音声ファイルが記憶されている。
音声案内ユニット18は、本実施例では、仏壇本体12の天井部12aに収容されており、通音孔26の背部にスピーカー46が配置されている。
光源20は、厨子14に安置されている本尊Xを明るく照らすためのもので、仏壇本体12の天井部12aに収容されており、制御ユニット34と電気的に接続されている。なお、本実施例では光源20として白色(単色)のLEDが採用されているが、例えば赤や青といった複数色のLEDを用いて本尊Xを虹色に照らすようにしてもよい。
以上のように構成されている厨子型仏壇10を使用する際は、電源ユニット36の発信機36aの電源ボタンをオンにする。発信機36aから発信された電源オン信号(赤外線)を受信機36bが受信すると、制御ユニット34が通電状態となり、本尊目隠しユニット16、音声案内ユニット18および光源20に対して同時に給電が行われる。
本尊目隠しユニット16に対して給電が行われると、調光部材30の液晶シート30bが不透明状態から透明状態へと瞬時に切り替わり、調光部材30の奥の本尊Xが外から見えるようになる(厨子扉を開いたのと同じ状態)。本尊Xは、光源20によって明るく照らされる(図1参照)。
一方、音声案内ユニット18では、調光部材30の変化(不透明状態から透明状態への変化)と同時に制御部40に記憶されている音声ファイルがD/Aコンバータ42によってアナログ変換され、アナログ変換された音声データがアンプ44で増幅され、スピーカー46から本尊Xが見える状態になったことを知らせる音声(ここでは「ご本尊が現れました」という音声)が流れる。
目の不自由な信者は、スピーカー46から流れる音声を耳にすることで、本尊Xが現在見える状態であることを認識でき、安心して日々の勤行を行うことができる。
勤行が済むと、発信機36aの電源ボタンをオフにする。すると、上述同様、電源をオフにする信号が受信機36bを介して制御ユニット34に伝達され、本尊目隠しユニット16、音声案内ユニットおよび光源20に対する給電が停止する。
本尊目隠しユニット16に対する給電が停止すると、調光部材30の液晶シート30bは、透明状態から不透明状態となり、外から本尊Xが見えない状態(厨子扉を閉じたのと同じ状態)となる(図2参照)。また、光源20は消灯する。
一方、音声案内ユニット18では、調光部材30が透明状態から不透明状態になると同時に制御部40に記憶されている音声ファイルが上述同様、D/Aコンバータ42によってアナログ変換され、アナログ変換された音楽データがアンプ44で増幅され、スピーカー46から本尊Xが見えない状態になったことを知らせる音声(ここでは「ご本尊がお隠れになりました」という音声)が流れる。
目の不自由な信者は、スピーカー46から流れる音声を耳にすることで、本尊Xが現在見えない状態であることを認識する。
このように、本実施例の厨子型仏壇10によれば、本尊目隠しユニット16の作動時に、本尊Xが現在見える状態であるのか、見えない状態であるのかを知らせる音声がスピーカー46から流れるので、目の不自由な人でも音声を頼りに本尊Xの状態を確実に把握することができる。
なお、上述実施例では、スピーカー46から再生される音声が制御部40にあらかじめ登録されているが、信者が任意の音声を登録できるようにしてもよい。また、音声の内容についても、本尊Xが見えているか見えていないのかが分かるような内容であればよく、人の声だけでなく、音楽や機械音等であってもよい。
10:厨子型仏壇、12:仏壇本体、12a:天井部、12b:軸受、14:厨子、14a:須弥壇、16:本尊目隠しユニット、18:音声案内ユニット、20:光源、22:大戸、24a・24b:仕切板、26:通音孔、30:調光部材、30a:板ガラス、30b:液晶シート、32:コンデンサー、34:制御ユニット、36:電源ユニット、36a:発信機、36b:受信機、38:フレーム、38a:ピン、40:制御部、40a:記憶部、42:D/Aコンバータ、44:アンプ、46:スピーカー、X:本尊
Claims (2)
- 本尊が安置される厨子、
前記厨子の前面にて本尊が隠れるように設けられ、透明状態と不透明状態とを切り替え可能な調光部材と、前記調光部材の通電状態を切り替える電源ユニットとを有する本尊目隠しユニット、
前記調光部材の透明状態と不透明状態とを切り替える際に、前記調光部材が透明状態になるのか不透明状態になるのかを音声で案内する音声案内ユニット、および
これらを収容する仏壇本体を備えることを特徴とする厨子型仏壇。 - 前記調光部材が透明状態になるときには本尊を明るく照らし、前記調光部材が不透明状態になるときには消灯する光源をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の厨子型仏壇。
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