JP3230508U - 医療用ヘッドランプ - Google Patents

医療用ヘッドランプ Download PDF

Info

Publication number
JP3230508U
JP3230508U JP2020004957U JP2020004957U JP3230508U JP 3230508 U JP3230508 U JP 3230508U JP 2020004957 U JP2020004957 U JP 2020004957U JP 2020004957 U JP2020004957 U JP 2020004957U JP 3230508 U JP3230508 U JP 3230508U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
attached
emitting unit
medical
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020004957U
Other languages
English (en)
Inventor
杏林 藍
杏林 藍
Original Assignee
ユウロピウム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユウロピウム株式会社 filed Critical ユウロピウム株式会社
Priority to JP2020004957U priority Critical patent/JP3230508U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3230508U publication Critical patent/JP3230508U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】適切な照射範囲を選択可能にすることができると共に、高い演色性を有する投射光を利用することで、いずれの医療分野においても幅広く利用することが可能な医療用ヘッドランプを提供する。【解決手段】医療用ヘッドランプ1は、使用者の頭部または顔前面に装着される装着具2と、装着具2に取り付けられて、使用者の視野前方に向かって光を投射するLEDを収容した発光ユニット15を備え、発光ユニット15には、LEDの前方に可変焦点型のレンズが装着される。LEDからの光の平均演色評価数Raは、85以上である。【選択図】図1

Description

この考案は、医療診療者の頭部もしくは顔の前面に装着して、医療診療者の視線方向に光を照射することができる医療用ヘッドランプに関する。
診療所や病院等において、医療診療者が患者の診療や施術などを行うに際しては、医療診療者が医療器具や検査装置などを手にする場合が多い。このために、光源を医療診療者の頭部などに装着して、医療診療者の視線方向と同じ方向に光源からの光を照射することで、患者の診療対象部もしくは施術対象部において、十分な照度が確保できるようにした医療用ヘッドランプが用いられる。
この種の医療用ヘッドランプにおいては、医療診療者の頭部にヘッドバンド等の装着具を利用して前記光源が支持できるように構成されており、これは特許文献1および2などに開示されている。
特許文献1に開示された医療用ヘッドランプは、光源として有機EL発光体が用いられ、有機EL発光体の優れた演色性を利用しようとするものである。これによると、面発光光源の特質を生かして、直近の診療対象部に影を作ることなく、幅広く照らすことが期待される。
また、特許文献2に開示された医療用ヘッドランプにおいては、照明ユニットがヘッドバンド等の左右に配置されることで、影が作られ難くすると共に、各照明ユニットには固定の集光レンズが備えられる。これによると、照明ユニットから一定距離(例えば30cm)離れた位置に、適切な照明領域が形成できると記載されている。これは例えば歯科や耳鼻咽喉科などのように、局所的にスポット光を必要とする診療に優れた効果が期待できるものと考えられる。
登録実用新案第3219633号公報 登録実用新案第3022512号公報
ところで、特許文献1および2に開示された医療用ヘッドランプによると、それぞれの目的に沿った予め定められた光の照射範囲を有しており、これらは、比較的広い面積を一様に照射する必要のある例えば皮膚科や、局所的にスポット光を必要とする前記した歯科や耳鼻咽喉科などの医療分野において好適に利用することができる。
換言すれば、特許文献1および2に開示された医療用ヘッドランプにおいては、あらゆる医療分野において幅広く利用するには無理が生ずるものとなる。
この考案は、前記した点に着目してなされたものであり、適切な照射範囲を選択可能にすることができると共に、高い演色性を有する投射光を利用することによって、いずれの医療分野においても幅広く利用することが可能な医療用ヘッドランプを提供することを目的とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの考案に係る医療用ヘッドランプは、使用者(医療従事者)の頭部または顔前面に装着される装着具と、前記装着具に取り付けられて、使用者の視野前方に向かって光を投射するLEDを収容した発光ユニットを備え、前記発光ユニットには、前記LEDの前方に可変焦点型のレンズが装着されると共に、前記LEDからの光の平均演色評価数Raが、85以上であることを特徴とする。
この場合、一つの好ましい形態においては、前記装着具には、複数の発光ユニットが取り付けられ、少なくとも1つの発光ユニットには、前記可変焦点型のレンズが装着され、少なくとも他の1つの発光ユニットには、LEDの前方に固定焦点型のレンズが備えられる。
また、他の好ましい形態においては、前記発光ユニットが、使用者の両眼の中央部に位置するように、前記装着具の中央部に取り付けられている。
更に、他の好ましい形態においては、前記発光ユニットが、使用者の両眼の外側にそれぞれ位置するように、前記装着具の左右に取り付けられ、左右いずれかの発光ユニットには、前記可変焦点型のレンズが装着される。
一方、前記発光ユニットが、使用者の両眼の外側に位置するように、前記装着具の左右において、それぞれ2つ取り付けられ、左側発光ユニットのいずれか一方、および右側発光ユニットのいずれか一方には、前記可変焦点型のレンズがそれぞれ装着された構成も採用し得る。
この場合、好ましくは前記可変焦点型のレンズが装着された発光ユニットを除く、前記左右における他の1つの発光ユニットには、LEDの前方に固定焦点型のレンズがそれぞれ装着される。
そして、前記可変焦点型のレンズとして、手動または電動により光軸方向に移動する固体レンズ、もしくは印加する電圧に依存して屈折率が変化する液体レンズを利用することができる。
さらに、前記装着具には、使用者の顔の前面に沿って位置する透明板によるフェースシールドが取り付けられていることが望ましい。
この考案に係る前記した医療用ヘッドランプによると、使用者(医療従事者)の頭部等に装着される装着具に、使用者の視野前方に向かって光を投射するLEDを光源とする発光ユニットが取り付けられる。
そして、発光ユニットには可変焦点型のレンズが装着されるので、それぞれの医療分野で必要とする最適な照射範囲を適宜選択することが可能となる。
また、光の平均演色評価数Raが85以上のLEDを用いることで、患者の患部等の状態を、ほぼ自然光に近い投射光により正確に検診することが可能となる。
さらに、使用者の両眼の中央部に位置するように、前記発光ユニットを装着具に取り付けることで、あるいはまた使用者の両眼の外側にそれぞれ位置するように、前記発光ユニットを装着具に取り付けることで、検診部位に影を作ることなく照射することが可能となり、より正確な検診に寄与することができる医療用ヘッドランプが提供できるものとなる。
この発明に係る医療用ヘッドランプの第1実施例を示した斜視図である。 同じく第2実施例を示した斜視図である。 同じく第3実施例を示した斜視図である。 発光ユニットとユニット支持具の例を示した斜視図である。 発光ユニットとユニット支持具の他の例を示した斜視図である。 可変焦点型のレンズを備えた発光ユニットの例を示した断面図である。 固定配光型の光学素子を備えた発光ユニットの例を示した断面図である。 液体レンズの基本原理を断面図で示した模式図である。
この考案の医療用ヘッドランプについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1および図2は、いずれもフェースシールドを備えた医療用ヘッドランプを示しており、図1はメガネタイプのフレームを、フェースシールドおよび発光ユニットの装着具として利用した例を示しており、図2はヘッドバンドを、フェースシールドおよび発光ユニットの装着具として利用した例を示している。
先ず、図1に示す第1実施例の医療用ヘッドランプ1においては、メガネタイプのフレーム2を備えている。このメガネタイプのフレーム2は、全体が樹脂素材により成形されて、顔の前面に位置する左右方向に延びるメインフレーム2aと、一対の耳掛けフレーム2b,2cとにより構成される。
そして、メインフレーム2aの中央部には、一対の鼻当て部2d,2eがメインフレーム2aと一体に成形されている。また、一対の耳掛けフレーム2b,2cの一端部は、メインフレーム2aの左右に取り付けられて、各他端部は若干内側に湾曲した状態に成形されている。
前記したメインフレーム2aから、左右の耳掛けフレーム2b,2cに沿って、U字状に湾曲された透明樹脂製のフェースシールド7の上端部が取り付けられている。これにより、使用者の顔前面から側面を所定の間隔をもって、フェースシールド7によって、覆うことができる。
そして、図1に示す第1実施例においては、左側の耳掛けフレーム2bの前端部の外側に、ユニット支持具11が取り付けられており、このユニット支持具11を介して円柱状に形成された発光ユニット15が取り付けられる。これにより使用者の視野前方に向かって、発光ユニット15からの光が投射されるように構成されている。
一方、図2に示す第2実施例の医療用ヘッドランプ1においては、発光ユニットの装着具として、使用者の頭部に装着されるヘッドバンド4が用いられており、このヘッドバンド4は、弾力性を有する布製または樹脂素材により成形された側面バンド4aと、頭上バンド4bを有している。
また、側面バンド4aと頭上バンド4bの交差位置には、使用者の頭部の前面に沿って位置する若干剛性を有する素材により成形された湾曲部材5の各端部が取り付けられている。そして、湾曲部材5に沿って透明樹脂製のフェースシールド7の上端部が取り付けられており、これにより、使用者の顔前面から側面を所定の間隔をもって、フェースシールド7によって、覆うことができる。
図2に示す第2実施例の医療用ヘッドランプ1においては、前記したU字状の湾曲部材5の両端部の外側に、それぞれユニット支持具11が取り付けられており、このユニット支持具11を介して円柱状に形成された発光ユニット15が、使用者の両眼の外側にそれぞれ位置するように取り付けられている。したがつて、使用者の視野前方に向かって、左右の発光ユニット15からの光を投射することができるので、検診部位に影を作ることなく照射することが可能となる。
また、図3に示す第3実施例の医療用ヘッドランプ1においては、発光ユニットの装着具として、第2実施例と同様に、使用者の頭部に装着されるヘッドバンド4が用いられている。そして、側面バンド4aと頭上バンド4bの交差位置には、使用者の頭部の前面に沿って位置する若干剛性を有する素材により成形された湾曲部材5が設けられ、このU字状の湾曲部材5の中央部に、ユニット支持具13が取り付けられている。即ち、使用者の両眼の中央部に位置するように、前記装着具の中央部に、発光ユニット15が取り付けられる。
このユニット支持具13は、湾曲部材5に固定される固定部13Aと、発光ユニット15を保持する保持部13Bと、前記保持部13の固定部13Aに対する角度を調整する角度調整部13Cとを備えている。
したがつて、使用者の視野前方に向かって、上下に配置され、更に角度調整可能な発光ユニット15から光を投射することができるので、検診部位に影を作ることなく照射することが可能となる。
なお、前記した第1乃至第3実施例の医療用ヘッドランプ1においては、利用者の例えば胸ポケットや腰ベルトなどに装着される図示せぬ電池収容ケースが用意され、この電池収容ケースから電源供給線15aを経由して、発光ユニット15に発光電流が供給されるように構成されている。
図4および図5は、医療用ヘッドランプ1に備えられたユニット支持具と、これに支持される発光ユニットについて示している。
先ず図4は、図1および図2に示した医療用ヘッドランプ1に用いられたユニット支持具11と、発光ユニット15の外観構成を示している。このユニット支持具11は、円筒状に形成されたホルダー11aと締結プレート11bとが一体に成形されて構成され、締結プレート11bには、2つのビス装着孔11cが形成されている。
前記したユニット支持具11は、ビス装着孔11cを利用することで、図1に示すように耳掛けフレーム2bの外側に取り付けることができる。また、同様にビス装着孔11cを利用することで、図2に示すように湾曲部材5の両外側に、ユニット支持具11をそれぞれ取り付けることができる。
なお、ユニット支持具11は、アルミニウム素材もしくは樹脂素材により形成することができ、円筒型のホルダー11aに対して、円柱状に成形された発光ユニット15を挿入することにより、図1および図2に示す医療用ヘッドランプ1が形成される。
一方、図5は2つの発光ユニットを、上下に支持することができる二灯用のユニット支持具12と、発光ユニット15の外観構成を示している。
この二灯用のユニット支持具12は、円筒状に形成されたホルダー12aが上下に平行して配置され、各ホルダー12aの側面において、両者を連結する締結プレート12bが一体に成形されて構成されている。そして、締結プレート11bの中央部には、2つのビス装着孔11cが形成されている。
この例に示すユニット支持具12も、アルミニウム素材もしくは樹脂素材により形成することができ、円筒状の各ホルダー12aに対して、円柱状に成形された発光ユニット15をそれぞれ挿入することで、発光ユニット15をそれぞれ上下に平行状態に取り付けることができる。
この二灯用のユニット支持具12は、図1および図2に示した一灯用のユニット支持具11に代えて取り付けることができる。したがって、このユニット支持具12を左右に取り付けることで、4つの発光ユニット15を備えた医療用ヘッドランプ1を提供できるものとなる。
また、第3実施例のユニット支持具13は、実施例1と同様に、アルミニウム素材もしくは樹脂素材により形成される。このユニット支持具13の固定部13Aは、実施例1と同様に、ビス装着孔を有する締結プレートであって、ユニット支持具13の保持部13Bは円筒状に形成されたホルダーである。
そして、保持部13Bに、円柱状に成形された発光ユニット15をそれぞれ挿入することで、発光ユニット15をそれぞれ上下に平行状態に取り付けることができる。しかも、それぞれ上下に平行状態に取り付けられた発光ユニット15は、角度調整部13Cにより、照射角度を可変することができるように構成されている。
また同様に、図7に示す固定焦点型ユニット15Bを構成する発光ユニット15は、図6に示した可変焦点型ユニット15Aを構成する発光ユニット15と共に、例えば図2に示すように左右に発光ユニット15を備えた医療用ヘッドランプ1に、また図3に示すように上下に発光ユニット15を備えた医療用ヘッドランプ1に採用することが望ましい。
図6は、この考案の医療用ヘッドランプにおいて、発光ユニット15の一つとして利用可能な可変焦点型のレンズを備えた発光ユニットの例を示している。
この図6に示す可変焦点型ユニット15Aは、ユニットケースを構成する第1筒体15bに対して第2筒体15cが進退可能に取り付けられている。すなわち、第1筒体15bの前端部には雄ねじ15dが施され、第2筒体15cの後端側開口には雌ネジ15eが形成され、第1筒体15bの雄ねじ15dに、第2筒体15cの雌ネジ15eが螺合している。
また、第1筒体15bの内底部には、光源としてLED(15f)が収容されており、第2筒体15cの前端開口には、例えばプラスチックによる凸レンズ15gが取り付けられている。
図6に示す可変焦点型ユニット15Aによると、第1筒体15bに対して第2筒体15cを回動させることにより、第2筒体15cに装着された凸レンズ15gを、前進(図6に記載の矢印F方向)または後退(図6に記載の矢印B方向)させることができる。
これにより、LED(15f)と凸レンズ15gとの距離が変化することで、凸レンズ15gを介してLED(15f)から投射されるスポット光の焦点の度合いを変化させる(照射範囲を変化させる)ことができる。
これは、図1に示した医療用ヘッドランプ1を使用者に装着した状態において、発光ユニット15の前端部を指先で回動させることで、可変焦点型ユニット15Aからのスポット光の焦点の度合いを調整できるものとなり、それぞれの医療分野で必要とする最適な照射範囲を、その都度選択することが可能となる。
なお、図6に示す例は可変焦点型のレンズとして、一枚の凸レンズ15gを用いた例が示されているが、これは必要に応じて複数枚のレンズを用いて、レンズ間の距離を手動で変更するなどして、スポット光の配向度合いをより最適な状態に調整できるように構成することができる。
また、発光ユニット15に用いられる発光体としてのLED(15f)は、光の平均演色評価数Raが85以上のLEDを用いることが望ましい。これにより、患者の患部等の状態を、ほぼ自然光に近い投射光により正確に検診することが可能となる。
なお、図6に示した例は、手動によりLED(15f)からの光の焦点の度合いを変更できるようにしているが、これはユニット内に例えばマイクロモータなどの電動アクチェータを収容し、この電動アクチェータによって、固体レンズの位置を制御する構成も採用することができる。
図7は、発光ユニット15の他の一つとして利用可能な固定焦点型のレンズを備えた例を示している。この図7に示す固定焦点型ユニット15Bは、ユニットケースを構成する第1筒体15bに対して第2筒体15cが進退しないように取り付けられている。
これにより、LED(15f)と凸レンズ15gとの距離が変化しないため、凸レンズ15gを介してLED(15f)から投射されるスポット光の焦点の度合いを変化させることができず(照射範囲を変化させることができず)、一定の範囲が照射される。
加えて、図7に示す固定焦点型ユニット15Bにおいても、光の平均演色評価数Raが85以上のLEDが用いられ、患者の広い範囲の患部等の状態を、ほぼ自然光に近い投射光により正確に検診することが可能となる。
この医療用ヘッドランプ1によると、使用者の両眼の外側に、あるいは中央部にそれぞれ位置する発光ユニット15によって、検診部位に影を作ることなく照射することが可能となる。
このうち特に可変焦点型ユニット15Aを構成する発光ユニット15によって、スポット光の焦点の度合い(照射範囲)を最適な状態に調整することができるので、局所的な検診部位についても、より正確な検診に寄与することができる医療用ヘッドランプが提供できるものとなる。
なお、図1、図2に示す医療用ヘッドランプ1においては、一灯用のユニット支持具11に代えて、図5に基づいて説明した二灯用のユニット支持具12を取り付けることもできる。
これによると、左右にそれぞれ二灯の発光ユニット15を備えることができるものとなり、左側発光ユニットのいずれか一方、および右側発光ユニットのいずれか一方に、前記した可変焦点型のレンズを備えた可変焦点型ユニット15Aを装着することで、影が生ずることなく、より配光の選択の幅を広げることができる医療用ヘッドランプを提供することが可能となる。
図8は、図6に示した可変焦点型ユニット15Aに代えて、好適に用いることができる液体レンズの基本原理を断面図で示した模式図である。
この液体レンズ21は、透明基板21a上に下部電極21bが形成され、下部電極21bと封止層21cとの間には、液体レンズ層21dを構成する媒質が封止される。
そして、封止層21cを覆うように上部電極21eが形成されており、下部電極21bと上部電極21eとの間には、可変電圧源Vが接続される。
これは下部電極21bと上部電極21eとの間に、電圧Vを印加して液体レンズ層21dの曲率を制御することで、可変焦点性を実現するものである。
すなわち、下部電極21bと上部電極21eとの間に電圧Vを印加すると、下部電極21bと上部電極21eとの間に引力が発生する。このとき、液体レンズ層21dの中央部では、電極間距離が大きいので、小さな引力が発生し、他方、液体レンズ層21dの周縁部では、電極間距離が小さいので、大きな引力が発生する。
一方、液体レンズ層21dの体積は一定であるので、液体レンズ層21dの媒質が、周縁部から中央部に移動し、液体レンズ層21dの焦点距離は小さくなる。この結果、液体レンズ層21dの焦点距離もしくは照射範囲特性は、下部電極21bと上部電極21eとの間に印加される電圧Vに依存して変化することになる。
前記した液体レンズ21を利用することで、図6に示した固定レンズ(プラスチックレンズ)15gを含む第2筒体15cの前進および後退機構は不要となる。
この場合、下部電極21bと上部電極21eとの間に印加される電圧Vを制御するためのスライドボリューム等を、発光ユニット15のユニットケースに、または前記した電池収容ケース側に配置することで、照射範囲を任意に選択することが可能となる。
1 医療用ヘッドランプ
2 メガネタイプフレーム(ランプ装着具)
4 ヘッドバンド(ランプ装着具)
5 湾曲部材
7 フェースシールド
11 ユニット支持具(一灯用)
12 ユニット支持具(二灯用)
13 ユニット支持具
13A ユニット支持具の固定部
13B ユニット支持具の保持部
13C ユニット支持具の角度調整部
15 発光ユニット
15A 可変焦点型ユニット
15B 固定配光型ユニット
15a 電源供給線
15f LED
15g 凸レンズ
15h 凹レンズ
21 液体レンズ
21d 液体レンズ層
V 可変電圧源

Claims (8)

  1. 使用者の頭部または顔前面に装着される装着具と、
    前記装着具に取り付けられて、使用者の視野前方に向かって光を投射するLEDを収容した発光ユニットを備え、
    前記発光ユニットには、前記LEDの前方に可変焦点型のレンズが装着されると共に、前記LEDからの光の平均演色評価数Raが、85以上であることを特徴とする医療用ヘッドランプ。
  2. 前記装着具には、複数の発光ユニットが取り付けられ、少なくとも1つの発光ユニットには、前記可変焦点型のレンズが装着され、少なくとも他の1つの発光ユニットには、LEDの前方に固定焦点型のレンズが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の医療用ヘッドランプ。
  3. 前記発光ユニットが、使用者の両眼の中央部に位置するように、前記装着具の中央部に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用ヘッドランプ。
  4. 前記発光ユニットを複数備え、前記発光ユニットが、使用者の両眼の外側にそれぞれ位置するように、前記装着具の左右に取り付けられ、左右いずれかの発光ユニットには、前記可変焦点型のレンズが装着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用ヘッドランプ。
  5. 前記発光ユニットが、使用者の両眼の外側に位置するように、前記装着具の左右において、それぞれ2つ取り付けられ、左側発光ユニットのいずれか一方、および右側発光ユニットのいずれか一方には、前記可変焦点型のレンズがそれぞれ装着されていることを特徴とする請求項1また請求項2に記載の医療用ヘッドランプ。
  6. 前記可変焦点型のレンズが装着された発光ユニットを除く、前記左右における他の1つの発光ユニットには、LEDの前方に固定焦点型のレンズがそれぞれ装着されたことを特徴とする請求項5に記載の医療用ヘッドランプ。
  7. 前記可変焦点型のレンズが、手動または電動により光軸方向に移動する固体レンズ、もしくは印加する電圧に依存して屈折率が変化する液体レンズを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の医療用ヘッドランプ。
  8. 前記装着具には、使用者の顔の前面に沿って位置する透明板によるフェースシールドが取り付けられている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の医療用ヘッドランプ。
JP2020004957U 2020-11-18 2020-11-18 医療用ヘッドランプ Active JP3230508U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020004957U JP3230508U (ja) 2020-11-18 2020-11-18 医療用ヘッドランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020004957U JP3230508U (ja) 2020-11-18 2020-11-18 医療用ヘッドランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3230508U true JP3230508U (ja) 2021-02-04

Family

ID=74225890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020004957U Active JP3230508U (ja) 2020-11-18 2020-11-18 医療用ヘッドランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3230508U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200030053A1 (en) Medical headlamp optical arrangement
US20050117327A1 (en) Surgical headlight
US7490949B2 (en) Surgical headlamp
CN103807612A (zh) 一种便携式医用手术头灯
RU2716615C2 (ru) Устройство для передачи сигнала к глазу
US20140362561A1 (en) Surgical eye wear and light combination
US5440462A (en) Head-mounted lighting assembly
US9901414B2 (en) Illumination system with magnetic mount for loupes
US6575588B2 (en) Lamp device which is worn on the head
US9033534B2 (en) Hands-free vision aid
CN105065950A (zh) 用于智能睡眠设备上的多区域照射发光模组结构
US6039461A (en) Compact high-intensity lighting assembly
WO2017036090A1 (zh) 智能睡眠设备
US20080239727A1 (en) Vented iris control for luminaire
US20240198129A1 (en) Light therapy device for eyes
JP3230508U (ja) 医療用ヘッドランプ
KR20200144443A (ko) 얼굴 구조에 따른 다각형 형태의 광 조사부를 포함하는 비착용형 led 광 테라피 장치
JP6283150B1 (ja) 頭部装着型照明装置
JP2007236780A (ja) 装着型光照射装置
CN207500863U (zh) 一种具有电动调节功能的口腔检查的led照明装置
CN211551223U (zh) 一种轻便多功能医用头灯
CN215067589U (zh) 一种隐藏式灯光眼镜
CN209153621U (zh) 一种头戴式裂隙灯
RU214707U1 (ru) Носимое на голове устройство освещения
JP6448075B1 (ja) 頭部装着型照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3230508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250