JP3230411B2 - 複合軸の製造方法 - Google Patents

複合軸の製造方法

Info

Publication number
JP3230411B2
JP3230411B2 JP14270595A JP14270595A JP3230411B2 JP 3230411 B2 JP3230411 B2 JP 3230411B2 JP 14270595 A JP14270595 A JP 14270595A JP 14270595 A JP14270595 A JP 14270595A JP 3230411 B2 JP3230411 B2 JP 3230411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
shaft
resin
fitting hole
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14270595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08309866A (ja
Inventor
正彦 森長
茂紀 玉置
基弘 水野
好司 霜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP14270595A priority Critical patent/JP3230411B2/ja
Publication of JPH08309866A publication Critical patent/JPH08309866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3230411B2 publication Critical patent/JP3230411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
製の軸本体の端部にフランジを一体に有する複合軸の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に対する軽量化要求が高ま
る中で、プロペラシャフトについても繊維強化プラスチ
ック(FRP)で製造することが推し進められている。
ところで、プロペラシャフトは、通常、設置高さの異な
るトランスミッションとディファレンシャルとの間に介
装されるため、これらに対して所定のたわみ角(ジョイ
ント角)がとれるように連結する必要があるが、あまり
大きなジョイント角を必要としない場合は、フレキシブ
ルジョイントがそれらの連結に用いられる。このフレキ
シブルジョイントの一つの例として、図10に示すよう
なディスクジョイント1がある。
【0003】このディスクジョイント1は、同一ピッチ
円上に複数(こゝでは6つ)のボルト挿通孔2を配設
し、このボルト挿通孔2を有する部分を厚肉部3として
構成すると共に、この厚肉部3の相互間を薄肉部4とし
て構成している。このようなディスクジョイント1に
は、その1つおきの3つのボルト挿通孔2を利用してト
ランスミッションやディファレンシャルがボルト止めさ
れると共に、残りの3つのボルト挿通孔2を利用してプ
ロペラシャフトがボルト止めされ、その薄肉部4がたわ
むことにより所定のジョイント角がとれるようになって
いる。
【0004】したがって、上記のように用いられるプロ
ペラシャフトには、その端部にディスクジョイント1と
ほゞ同形のフランジが必要となり、従来は、このフラン
ジを金属から形成し、これを、別途形成した繊維強化プ
ラスチック製(FRP製)の軸本体の端部に接着剤を用
いて結合するようにしていた(例えば、特開平5−87
116号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにフランジを金属製としてFRP製の軸本体の端
部に接着剤を用いて結合する方法によれば、十分なる結
合強度が得られないばかりか、フランジの重量が嵩んで
軸本体をFRP化したせっかくの軽量利点が損なわれる
という問題があった。
【0006】なお、上記対策として、本発明者等は、樹
脂を含浸させた繊維をマンドレルに巻付けて軸本体を形
成した後、その端部を拡げてフランジを形成する方法を
開発し、既に特願平6−34213号にて明らかにして
いる(未公知)。しかし、この方法によれば、軸本体と
フランジとでピンを用いて角度を変更しているため、ピ
ン近傍での強度にいま一つ不安がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題とするところは、フランジを部分的にF
RP化すると共に、フランジと軸本体との結合方法に改
善を加えることにより、軽量で強度的にも十分な複合軸
を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明は、嵌合孔を有しかつ該嵌合孔の周りに
複数の筒状部材を突設してなるプレートを用意し、樹脂
を含浸させた繊維を前記筒状部材に巻付けながら前記嵌
合孔の軸方向へ積層して、前記嵌合孔の内面を含む仮想
筒状面に部分的に接するフランジを形成し、該フランジ
をその嵌合孔を用いて、別途樹脂を含浸させた繊維をマ
ンドレルに巻付けて形成した軸本体の端部に嵌合し、し
かる後に硬化処理を行って前記フランジと前記軸本体と
を一体化するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は、上記第1の発明にお
いて、フランジを軸本体の端部に嵌合した後、硬化処理
を行う前に、前記フランジと軸本体との間に樹脂を含浸
させた繊維を巻付けるようにしたことを特徴とする。
【0010】さらに、第3の発明は、嵌合孔を有しかつ
該嵌合孔の周りに複数の筒状部材を突設してなるプレー
トを用意し、該プレートをその嵌合孔を用いて、別途樹
脂を含浸させた繊維をマンドレルに巻付けて形成した軸
本体の端部に嵌合し、次に、前記プレート上の筒状部材
と軸本体との間に樹脂を含浸させた繊維を巻付けながら
フランジを形成し、しかる後に硬化処理を行って前記フ
ランジと前記軸本体とを一体化するようにしたことを特
徴とする。
【0011】
【作用】上記3つの発明においては、プレートと筒状部
材とを除くフランジ部分が樹脂を含浸させた繊維で形成
されるので、全てを金属製としたフランジに比してその
重量が軽減される。また、硬化処理と同時にフランジと
軸本体とを一体化するので、両者の結合強度は十分とな
り、しかも、プレートに突設した筒状部材を相手部材と
の連結に用いることで、連結部の強度も十分となる。
【0012】また、第2の発明では、フランジと軸本体
との間に樹脂を含浸させた繊維をさらに巻付けることに
より、フランジと軸本体との間における繊維の接触面積
が拡がり、両者の間の結合強度がより高まる。また、第
3の発明では、軸本体上でフランジを形成するので、軸
本体を形成するマンドレルを共用して能率よくフランジ
を形成できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1〜4は、本発明の第1実施例を示した
ものである。本第1実施例においては、図3に示すよう
に中央に円形の嵌合孔10を有する三角形状のプレート
11と軸孔12を有する筒状部材13とを用意し、プレ
ート11の3つの角部内側に予め設けられた取付孔14
に筒状部材13の一端に設けたボス部13aを圧入し
て、該筒状部材13をプレート11に固定する。なお、
この固定には溶接または接着を併用してもよい。また、
このプレート11には、隣接する取付孔14の相互間に
位置して2つの三角柱状の第1のガイド部材15を突設
すると共に、2つのガイド部材15の間に位置して1つ
の四角柱状の第2のガイド部材16を突設する。第1の
ガイド部材15は、その1つの頂点を第2のガイド部材
16に指向させると共に、前記頂点に対向する底面15
aを取付孔14の側に、側面の1つ15bを嵌合孔10
にそれぞれ向けてプレート11上に配置されている。な
お、筒状部材13および第1、第2のガイド部材15、
16は、プレート11からの突出長さが等しくなるよう
にそれぞれの長さが設定されている。
【0015】第1のガイド部材15はまた、取付孔14
の側に向けたその底面15aが前記筒状部材13の外周
面に倣う湾曲面とされ、取付孔14に固定した筒状部材
13の外周面との間に所定の隙S1を形成している。ま
た、第1のガイド部材15は、嵌合孔10に向けたその
側面15bが嵌合孔10の接線と平行に延ばされると共
に、嵌合孔10の内面を含む仮想円筒面(筒状面)に対
する最接近位置で該仮想円筒面との間に所定の隙S2を形
成している。
【0016】上記筒状部材13と第1、第2のガイド部
材15、16とを突設したプレート11は、後述するフ
ランジ17(図4)を形成する治具としてかつ該フラン
ジ17の構成要素として用いられるものである。フラン
ジ17の形成に際しては、図1および2に示すように前
記プレート11を、その嵌合孔10を利用してマンドレ
ル18に嵌合固定する。そして、樹脂を含浸させた繊維
(以下、樹脂含浸繊維という)19を、筒状部材13に
巻き回しながら第1のガイド部材15の内側(一側面1
5bの内側)から第2のガイド部材16の外側を通して
連続に巻付け、プレート11の嵌合孔10の軸線方向へ
順次積層していく。この時、樹脂含浸繊維19を筒状部
材13の内側で交差させて延ばし、これにより該繊維1
9は第1のガイド部材15の側面15bに沿って第2の
ガイド部材16の方向へ直線的に延ばされ、前記隙S2
(図3)を埋める。この結果、嵌合孔10の周りの繊維
積層部20は六角形となり、嵌合孔10の内面を含む仮
想円筒面、すなわちマンドレル18の周面に円周方向の
6箇所で接するようになる。なお、樹脂含浸繊維19
は、隙S2を埋めて嵌合孔10の内側に少しはみ出して
も良い。
【0017】このようにして樹脂含浸繊維19を筒状部
材13(もちろん第1、第2のガイド部材15、16も
含む)の長さ一杯に積層し、これによりプレート11を
含み、かつ3つの筒状部材13を樹脂含浸繊維19で相
互に結合してなるフランジ(未硬化フランジ)17が完
成する。このフランジ17の形成に際しては、樹脂含浸
繊維19が筒状部材13の周りで第1のガイド部材15
の底面15aで押えられるので、その盛り上がりが規制
されて、外観品質は向上する。なお、ガイド部材15は
フランジ17の隙間を埋める役割もなしており、これ
は、フランジ成形時には取外しておき、成形後に取付け
るようにしても良い。
【0018】次に、上記未硬化フランジ17をマンドレ
ル18から抜き取り、図4に示すように、その嵌合孔1
0を利用して、別途樹脂含浸繊維をマンドレル21に巻
付けて形成した軸本体(未硬化軸本体)22に嵌合す
る。この嵌合により、前記嵌合孔10の周りの繊維積層
部20が、前出図1におけるマンドレル18に対すると
同様に軸本体22の周面に円周方向の6箇所で接触し、
フランジ17を形成する樹脂含浸繊維19内の樹脂と軸
本体22を形成する樹脂含浸繊維内の樹脂とが融合す
る。その後、前記嵌合状態を維持して硬化処理を行い、
これによりフランジ17と軸本体22とが強固に一体化
され、フランジ付きの複合軸が完成する。このように完
成した複合軸においては、プレート11上に突設した筒
状部材13をそのまゝ相手部材との連結に用いることが
でき、その連結部の強度も十分となる。
【0019】こゝで、フランジ17と軸本体22とは、
同じ繊維を用いてもよいが、例えばフランジ17を炭素
繊維により形成し(CFRP化)、軸本体22をガラス繊維
により形成する(GFRP化)、というように両者を異なる
繊維を用いて形成してもよい。また、これら繊維に含浸
させる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、ポリイミド
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等を用いることができ
る。
【0020】なお、上記プレート11の嵌合孔10の口
径を軸本体22の外径よりもわずかに小さく設定するこ
とにより、未硬化フランジ17を未硬化軸本体22に嵌
合した際、軸本体22側の繊維が押し潰されて両者の接
触面積が拡大し、両者の結合強度はより高まるようにな
る。また、このフランジ17は、軸本体22を形成する
マンドレル21を共用して形成してもよく、この場合
は、該マンドレル21の一端を延長してその延長部分に
上記フランジ形成用マンドレル18と同径の部分を設
け、この部分にプレート11を嵌合してフランジ17を
形成し、このフランジを、同時的に形成された軸本体2
2上に移行させて、上記と同様に硬化処理を行う。この
ように軸本体22を形成するマンドレル21を共用する
ことで、マンドレルからマンドレルへフランジを移し替
える手間が省け、作業性が向上する。
【0021】図5、6および7は、上記第1実施例の変
形実施例を示したもので、図5に示す例では、プレート
11上から第1のガイド部材15を廃して、樹脂含浸繊
維19を筒状部材13の外側から第2のガイド部材16
の内側に通すようにし、図6に示す例では、第1のガイ
ド部材15に加えて第2のガイド部材16も廃して、樹
脂含浸繊維19を単に筒状部材13の外側に掛け回すよ
うにし、図7に示す例では、図6に示したものと同様の
プレート11を用いて、樹脂含浸繊維19を筒状部材1
3の内側で交差させながら各筒状部材13に掛け回すよ
うにしている。何れの実施例においても、筒状部材13
の大きさや設置位置を適当に設定することで、嵌合孔1
0の周りの繊維積層部20が嵌合孔10の内面を含む仮
想円筒面に部分接触し、この接触部分を前記軸本体22
との嵌合に用いることができ、、十分なる結合強度が得
られる。ただし、これらの変形実施例では、樹脂含浸繊
維19の巻き形状が三角形となって軸本体22との接触
箇所が円周方向の3箇所となるため、6箇所で接触する
上記第1実施例に比べて結合強度の面で不利である。な
お、それぞれの実施例では、フランジの隙間を埋める目
的でプレート11上に突起を設けても良い。
【0022】図8および9は、本発明の第2実施例を示
したものである。本第2実施例においては、上記第1実
施例に用いた治具に対して、その第1のガイド部材15
の外側面15cにプレート11の側方へ向けて複数のガ
イドピン25を突設し、さらに、各第1のガイド部材1
5の端面に嵌合孔10の軸本体方向へ延ばして押え治具
26を脱着自在に突設している。複数のガイドピン25
は、プレート11との接続端(基端)側ほど第2のガイ
ド部材16に寄るように斜めに配列して、第1のガイド
部材15に対して固定されている。
【0023】本第2実施例においては、上記第1実施例
と同様にフランジ17を形成した後、このフランジ17
をその嵌合孔10を用いて、別途形成したマンドレル2
1上の軸本体22に嵌合する。その後、樹脂含浸繊維2
7をフランジ17の1つの角部(1つの筒状部材13に
対応)に巻き回しながらガイドピン25に掛けて方向転
換し、さらに軸本体22に巻き回すことをガイドピン2
5に順次掛けながら繰り返す。この時、樹脂含浸繊維2
7は押え治具26の内側を通し、その盛り上がりを規制
する。そして、前記巻付け作業をフランジ17の残りの
2つの角部についても繰り返し、これによりフランジ1
7と軸本体22とは、フランジ17の端面の前方の広い
範囲で樹脂含浸繊維27を介して接触し、その後、硬化
処理を行うことにより両者はより強固に結合される。な
お、押え治具26は、この硬化処理後または硬化処理前
にプレート11から取り除く。
【0024】本第2実施例では特に、第1のガイド部材
15上のガイドピン25の位置を軸方向および円周方向
で変更するようにしているので、樹脂含浸繊維27の交
差部27a(図9)が軸本体方向へ偏在し、結果として
第1のガイド部材15の相互間における樹脂含浸繊維2
7の盛り上がりが押えられて、外観品質が向上する。ま
た、押え治具26により軸本体22上における樹脂含浸
繊維27の盛り上がりが規制されるので、完成した複合
軸本体を相手部材と結合する際、その筒状部材13を挿
通させたボルト頭あるいはナットに軸本体の周面が干渉
することがなく、組付作業性が阻害されることはない。
【0025】なお、上記第2実施例では、フランジ17
と軸本体22とを別体に形成した後、両者を合せて樹脂
含浸繊維27を後巻きし、この後巻きした樹脂含浸繊維
27により両者の結合強度の増強を図るようにしたが、
本発明は、前記第2実施例の要領で軸本体22上で直接
フランジを形成することができる。この場合は、第2実
施例で用いたプレート11を、マンドレル21(図4)
上の軸本体22上に嵌合した後、前出図8および9に示
したと同様の手順で、樹脂含浸繊維27をプレート11
上の筒状部材13と軸本体22との間に巻付けながらフ
ランジを形成し、その後、硬化処理を行ってフランジ1
7と軸本体22とを一体化する。ただし、プレート11
上の第1のガイド部材15上に設けるガイドピン25
(図8、9)は、その数をできるだけ多くして繊維の集
積度を高めるように配慮し、またプレート11上から
は、第2のガイド部材16(図8、9)を廃しておく。
本実施例(第3実施例)では、軸本体22を形成するマ
ンドレル21を共用することで、プレート11を含む治
具を移動させる必要がなくなり、より高能率に複合軸を
製造できるようになる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる複合軸の製造方法によれば、フランジの一部を繊
維強化プラスチック化して、フランジの重量軽減を図る
ことができるので、軸本体を繊維強化プラスチック製と
した軽量利点を最大限に発揮させることができ、その利
用価値が著しく高まる。また、硬化処理と同時にフラン
ジと軸本体とを一体化し、かつプレートに突設した筒状
部材を相手部材との連結に用いるので、フランジと軸本
体との結合強度が十分となるばかりか、相手部材に対す
る連結部の強度も十分となり、得られる複合軸の耐久信
頼性は著しく向上する。また、別途形成したフランジと
軸本体とを嵌合し、硬化処理前に両者の間に樹脂を含浸
させた繊維をさらに巻付ける場合は、フランジと軸本体
との間における繊維の接触面積の拡大により両者の結合
強度がより高まり、得られる複合軸の耐久信頼性はより
一層向上する。また、軸本体に筒状部材を有するプレー
トを嵌合し、軸本体上でフランジを形成する場合は、軸
本体を形成するマンドレルを共用して能率よくフランジ
を形成することができ、製造コストが低減する。また、
軸本体とフランジとで繊維の種類を変え、例えばフラン
ジに安価な繊維を用いることでコスト低減が図れる。さ
らに、接着または圧入工程が省かれ、硬化が1回で済む
ため、効率良く複合軸を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるフランジ形成工程
を模式的に示す平面図である。
【図2】本第1実施例におけるフランジ形成工程を模式
的に示す正面図である。
【図3】本第1実施例で用いる治具の構造を一部分解し
て示す平面図である。
【図4】本第1実施例におけるフランジと軸本体との結
合工程を模式的に示す正面図である。
【図5】第1実施例の変形実施例としてのフランジ形成
工程を模式的に示す平面図である。
【図6】第1実施例の変形実施例としての、他のフラン
ジ形成工程を模式的に示す平面図であある。
【図7】第1実施例の変形実施例としての、さらに他の
フランジ形成工程を模式的に示す平面図であある。
【図8】本発明の第2実施例におけるフランジと軸本体
との結合工程を模式的に示す平面図である。
【図9】本第2実施例におけるフランジと軸本体との結
合工程を模式的に示す正面図である。
【図10】本発明で製造する複合軸の相手材料の一つで
あるディスクジョイントの形状を示す平面図である。
【符号の説明】 10 嵌合孔 11 プレート 13 筒状部材 15 ガイド部材 16 ガイド部材 17 フランジ 19 樹脂を含浸させた繊維 21 軸本体形成用マンドレル 22 軸本体 27 樹脂を含浸させた繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 霜田 好司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−174131(JP,A) 特開 平6−74248(JP,A) 特開 平6−87341(JP,A) 特開 昭59−109319(JP,A) 特開 昭55−65538(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 69/00 - 69/02 B29C 67/14 B60K 17/22 F16C 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合孔を有しかつ該嵌合孔の周りに複数
    の筒状部材を突設してなるプレートを用意し、樹脂を含
    浸させた繊維を前記筒状部材に巻付けながら前記嵌合孔
    の軸方向へ積層して、前記嵌合孔の内面を含む仮想筒状
    面に部分的に接するフランジを形成し、該フランジをそ
    の嵌合孔を用いて、別途樹脂を含浸させた繊維をマンド
    レルに巻付けて形成した軸本体の端部に嵌合し、しかる
    後に硬化処理を行って前記フランジと前記軸本体とを一
    体化することを特徴とする複合軸の製造方法。
  2. 【請求項2】 フランジを軸本体の端部に嵌合した後、
    硬化処理を行う前に、前記フランジと軸本体との間に樹
    脂を含浸させた繊維を巻付けることを特徴とする請求項
    1に記載の複合軸の製造方法。
  3. 【請求項3】 嵌合孔を有しかつ該嵌合孔の周りに複数
    の筒状部材を突設してなるプレートを用意し、該プレー
    トをその嵌合孔を用いて、別途樹脂を含浸させた繊維を
    マンドレルに巻付けて形成した軸本体の端部に嵌合し、
    次に、前記プレート上の筒状部材と軸本体との間に樹脂
    を含浸させた繊維を巻付けながらフランジを形成し、し
    かる後に硬化処理を行って前記フランジと前記軸本体と
    を一体化することを特徴とする複合軸の製造方法。
JP14270595A 1995-05-17 1995-05-17 複合軸の製造方法 Expired - Fee Related JP3230411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14270595A JP3230411B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 複合軸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14270595A JP3230411B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 複合軸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08309866A JPH08309866A (ja) 1996-11-26
JP3230411B2 true JP3230411B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=15321654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14270595A Expired - Fee Related JP3230411B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 複合軸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3230411B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9937671B2 (en) * 2016-01-15 2018-04-10 Moog Inc. All-composite torque tube with metal eyelets

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08309866A (ja) 1996-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5601676A (en) Composite joining and repair
JP3453832B2 (ja) 繊維強化複合材料製駆動シャフト及びその製造方法
US4483729A (en) Method of manufacturing continuous fiber reinforced plastic rims
US4211589A (en) Shaft and universal joint assembly
EP2492083B1 (en) Joint structure for fiber reinforced resin and metal, and joining method for fiber reinforced resin and metal
JP2010530319A (ja) 複合フランジ、フランジを組み込むダクト及びフランジの製造方法
JPWO2005068284A1 (ja) 自転車用クランクおよびその製造方法
CN116968339A (zh) 一种纤维织物复合材料结构件及其制备方法
JP7218596B2 (ja) 繊維強化樹脂構造体の縁部構造
JP3230411B2 (ja) 複合軸の製造方法
JP2017132063A (ja) 繊維強化樹脂構造体
JPH041374Y2 (ja)
CN110920094B (zh) 纤维强化树脂结构体
JPS6137850Y2 (ja)
JPS598568B2 (ja) 車両用駆動推進軸
JPH03223513A (ja) 車両用プロペラシャフト
JPH01172607A (ja) 駆動軸
KR100233075B1 (ko) 저진동 복합 추진축과 금속 플랜지 접합방법
JPH10315349A (ja) ロボット用複合材リンクの製造方法
KR100520785B1 (ko) 저진동 복합 추진축과 그 제조방법
JPH0587117A (ja) 複合円筒部材
JP2950047B2 (ja) 複合材料製ジョイント
JP2004268339A (ja) 繊維強化プラスチック製プロペラシャフトの製造方法
KR100499073B1 (ko) 튜브형 복합재 구조의 하중 지지용 조인트 제조방법
JP2778379B2 (ja) 複合材料製ジョイント

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070914

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees