JP3229831U - プレススルーパックシート - Google Patents
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Abstract
【課題】バーコードが新規の配列で付されたプレススルーパックシートを提供すること。【解決手段】プレススルーパックシート100は、基材シート120とカバーシート110を備える。カバーシート110は基材シート120上に位置し、製剤140をそれぞれ一つ収容可能な凹部116を複数有する。カバーシート110は、マトリクスの行方向に平行に延伸する第1から第(n−1)のスリット112−1〜112−(n−1)をこの順で備える。第1から第(n−1)のスリット112−1〜112−(n−1)は、カバーシート110をそれぞれ二つ以上の製剤を収容する第1から第nのサブパッケージ102−1〜102−5に分割するように配置される。基材シート120には、千鳥配列され、それぞれマトリクスの列方向に延伸する複数のバーを備える第1から第(n+1)のバーコード130−1〜130−(n+1)がこの順で付される。【選択図】図1
Description
本考案の実施形態の一つは、包装シートに関する。例えば、本考案の実施形態の一つは、錠剤やカプセル剤などの製剤をプレススルーパック方式で包装するための包装シートに関する。
錠剤やカプセル剤などの製剤を一つずつ包装する方式として、プレススルーパック(PTP)方式が広く用いられている。この方式では、製剤を収容する複数の凹部が形成された透明なカバーシートと、凹部を密封するようにカバーシートに貼り付けられる基材シートとで構成されるPTP包装シート(以下、PTPシートとも記す)が用いられる。PTPシートの裏面、すなわち、基材シートのカバーシートに対して反対の面上には、商品コードや有効期限、製造番号などの情報を含むバーコードを付すことが求められている。バーコードを付すことにより、製剤の管理が容易になるだけでなく、製剤の取り違え事故の防止やトレーサビリティの向上のための有効な対策を打つことができる。
本考案に係る実施形態の一つは、バーコードが新規の配列で付されたPTPシートを提供することを課題の一つとする。あるいは、本考案に係る実施形態の一つは、複数の製剤が包装されたPTPシートを個々の製剤に分割しても、それぞれの包装において読み取り可能なバーコードが付されたPTPシートを提供することを課題の一つとする。
本考案に係る実施形態の一つは、複数の製剤をn行2列以上のマトリクスに配置して包装するためのプレススルーパックシートである。このプレススルーパックシートは、基材シートとカバーシートを備える。カバーシートは基材シート上に位置し、製剤をそれぞれ一つ収容可能な凹部を複数有する。カバーシートは、上記マトリクスの行方向に平行に延伸する第1から第(n−1)のスリットをこの順で備える。第1から第(n−1)のスリットは、カバーシートをそれぞれ二つ以上の製剤を収容する第1から第nのサブパッケージに分割するように配置される。基材シートには、千鳥配列され、それぞれマトリクスの列方向に延伸する複数のバーを備える第1から第(n+1)のバーコードがこの順で付される。第2から第nのバーコードは、それぞれ第1から第(n−1)のスリットと重なる。nは1よりも大きい自然数の一つである。
本考案に係る実施形態の一つは、複数の製剤をn行2列以上のマトリクスに配置して包装するためのプレススルーパックシートである。このプレススルーパックシートは、基材シートとカバーシートを備える。カバーシートは、基材シート上に位置し、製剤をそれぞれ一つ収容可能な凹部を複数有する。カバーシートは、上記マトリクスの行方向に平行に延伸する第1から第(n−1)のスリットをこの順で備える。第1から第(n−1)のスリットは、カバーシートをそれぞれ二つ以上の製剤を収容する第1から第nのサブパッケージに分割するように配置される。基材シートには、千鳥配列され、それぞれマトリクスの列方向に延伸する複数のバーを備える第1から第2nのバーコードがこの順で付される。第1から第2nのバーコードは、第1から第nのサブパッケージの各々が第1から第2nのバーコードのうち二つの全体を含むように付される。nは1よりも大きい自然数の一つである。
以下、本考案の各実施形態について、図面などを参照しつつ説明する。図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて各部の幅、厚さ、形状などについて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本考案の解釈を限定するものではない。
<第1実施形態>
1.PTPシートの全体構造
本考案の実施形態の一つであるPTPシート100の模式的上面図と背面図を図1(A)と図1(B)にそれぞれ示す。これらの図に示されるように、PTPシート100は錠剤やカプセル剤などの複数の製剤140を個別に包装するための部材である。PTPシート100は、複数の製剤140がn行2列以上のマトリクス状に配置した状態で個々の製剤140を密閉保存するように構成される。ここで、nは1よりも大きい自然数からの一つであり、各PTPシート100では、1よりも大きい一つの自然数がnとして固定される。列の数は2またはそれ以上の自然数から選択される。以下、列の数が2のPTPシート100について説明する。図1(A)と図1(B)に示された例では、5行2列(すなわち、n=5)に配列した製剤140を収容するPTPシート100が示されている。
1.PTPシートの全体構造
本考案の実施形態の一つであるPTPシート100の模式的上面図と背面図を図1(A)と図1(B)にそれぞれ示す。これらの図に示されるように、PTPシート100は錠剤やカプセル剤などの複数の製剤140を個別に包装するための部材である。PTPシート100は、複数の製剤140がn行2列以上のマトリクス状に配置した状態で個々の製剤140を密閉保存するように構成される。ここで、nは1よりも大きい自然数からの一つであり、各PTPシート100では、1よりも大きい一つの自然数がnとして固定される。列の数は2またはそれ以上の自然数から選択される。以下、列の数が2のPTPシート100について説明する。図1(A)と図1(B)に示された例では、5行2列(すなわち、n=5)に配列した製剤140を収容するPTPシート100が示されている。
より具体的には、PTPシート100は基材シート120および基材シート120上のカバーシート110を基本的な構成として備え、これらは互いに貼り合わされる。カバーシート110は、製剤140をそれぞれ一つ収容するように構成される凹部116を複数(2n)有し、製剤140は、この凹部116に収容された状態で基材シート120によって密閉される。カバーシート110はポリ塩化ビニルやポリプロピレンなどの高分子材料を含み、可視光の少なくとも一部が透過可能なように構成される。これにより、カバーシート110を通して製剤140を目視することができる。一方、基材シート120はアルミ箔などの金属薄膜、ポリエチレンなどの樹脂、または紙と樹脂もしくは金属薄膜の積層体を含み、カバーシート110を介して製剤140に圧力を加えることで容易に破断する程度の厚さで形成される。製剤140は、破断した基材シート120を介して取り出される。
図1(A)の二点鎖線で表されるように、カバーシート110には、行ごとにPTPシート100を容易に分割できるよう、第1から第(n−1)のスリット112がこの順で設けられる。各スリット112は、隣接する行に配置される製剤140に挟まれるように設けられ、行方向に平行な方向に延伸する。スリット112は行ごとにカバーシート110を分離しているため、スリット112を用いて基材シート120を同時に分割することにより、PTPシート100を行ごとに分割することができる。その結果、PTPシート100を二つの製剤140を収容するn個のサブパッケージ102に分割することができる。図1(A)に示す例では、4本のスリット112によって五つのサブパッケージ102へPTPシート100を分割することができる。
任意の構成として、カバーシート110はさらに付加スリット114を有していてもよい(図1(A参照)。付加スリット114は、第n行に配置される製剤140が付加スリット114と第(n−1)のスリット112−(n−1)の間に配置されるように設けられる。付加スリット114を設けることで、付加スリット114の製剤140とは反対側の領域106を分離することができる。このため、PTPシート100の長さ(列方向の長さ)が隣接するスリット112間の距離(すなわち各サブパッケージ102の幅(列方向の長さ))のn倍でない場合でも、付加スリット114の位置を調整することにより、PTPシート100を同一の幅を有するn個のサブパッケージ102に分離することができる。なお、各スリット112と付加スリット114に替えてミシン目を設けてもよく、あるいは溝を設けてもよい。ミシン目や溝はカバーシート110を完全に分離しないものの、ミシン目や溝に沿ってカバーシート110と基材シート120を容易に分断することが可能である。また、図示しないが、基材シート120にもスリット112や付加スリット114と重なるミシン目または溝を設けてもよい。
2.バーコード
PTPシート100の裏面、すなわち基材シート120のカバーシート110と反対側の表面には、それぞれ製剤140に関する情報を含む第1から第(n+1)のバーコード130が付される(図1(B))。図2にバーコード130の模式図を示す。バーコード130の規格に制約はないが、例えば日本工業規格X0509に規定するGS1バーコードや日本工業規格X0504に規定するバーコード128などが挙げられる。GS1バーコードの場合、GS1データバー限定型のバーコードでもよく、GS1バーコードには合成シンボルが複合化されていてもよい。また、バーコード130には数字が添付されていてもよい。
PTPシート100の裏面、すなわち基材シート120のカバーシート110と反対側の表面には、それぞれ製剤140に関する情報を含む第1から第(n+1)のバーコード130が付される(図1(B))。図2にバーコード130の模式図を示す。バーコード130の規格に制約はないが、例えば日本工業規格X0509に規定するGS1バーコードや日本工業規格X0504に規定するバーコード128などが挙げられる。GS1バーコードの場合、GS1データバー限定型のバーコードでもよく、GS1バーコードには合成シンボルが複合化されていてもよい。また、バーコード130には数字が添付されていてもよい。
図2に例示するバーコード130は、GS1データバー限定型のバーコードである。バーコード130は、同一の長さHを有し、幅が異なる複数のバー、および隣接するバーの間の空白から構成される。長さHは、2.5mm以上とすればよい。各バーコード130には、複数のバーと空白によって複数の数字が情報として固定され、複数の数字によって商品コードや国コード、製造者コードなどの製剤140に関する情報が表現される。これらの複数の数字の順番、すなわち、各バーコード130における情報配列方向は一意的に決められ、例えば図2に示す例では、左から右へ情報が配列される(白抜き矢印参照)。したがって、図2に示すバーコード130を左右反転させると、情報配列方向は右から左への方向となる。
バーコード130をスキャナで確実・安全に読み取るためには、各バーコード130の左右にマージン(以下、ガードパターン)を設けることが好ましい。例えばGS1データバー限定型のバーコードでは、情報配列方向の上流側(図2においてはバーコード130の左側)と下流側(図2においてはバーコード130の右側)にそれぞれガードパターン132、134を設けることが好ましい。ガードパターン132、134の幅Wm1、Wm2は、それぞれ0.25mm、1.25mm以上であることが好ましい。以下の説明では、バーコード130は複数のバーと隣接するバーの間の空白を意味し、その長さLは、両末端のバーの外側の辺(ガードパターン132、134と接する辺)の間の距離と定義する。したがって、バーコード130にはガードパターン132、134は含まれない。バーコード130の長さLは任意であるが、確実にバーコード130を読み取り、読取りエラーを防止するためには、長さLは18.5mm以上であることが好ましい。
バーコード130は、各製剤140に対応するように配置され、これにより、PTPシート100をサブパッケージ102に分割した際、あるいは各サブパッケージ102を製剤140ごとに二つのパーツに分断した際にも、パーツごとにバーコード130を読み取ることができる。
図1(B)、図3(A)、図3(B)を用いてバーコード130の配置をより具体的に説明する。図3(A)は基材シート120の模式的な拡大図であり、スリット112によって区切られた三つのサブパッケージ102が示されている。ここでは、全てのバーコード130の情報配列方向は同一である。すなわち、隣接する第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の情報配列方向は互いに同一である。ここで、mは1以上であり(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である。これらの図では、各バーコード130の左側と右側がそれぞれガードパターン132と134に対応するようにバーコード130が配置されている。
これらの図に示すように、第1から第(n+1)のバーコード130は、千鳥配列するように、この順で基材シート120に付される。各バーコード130は、その長さ方向(行方向であり、各バーが延伸する方向に対して垂直な方向)がスリット112と平行になるように設けられる。列方向において、奇数番目のバーコード130は互いに重なり、偶数番目のバーコード130と重ならない。同様に、列方向において、偶数番目のバーコード130は互いに重なり、奇数番目のバーコード130と重ならない。さらに、各バーコード130は、他のバーコード130のいずれもとも行方向において重ならない。換言すると、隣接する第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)は、行方向と列方向のいずれにおいても互いに重ならない。なお、複数のバーコード130がある方向において重なるとは、当該方向に延伸する仮想の直線が同時に複数のバーコード130と交差することを意味する。一方、複数のバーコード130がある方向において重ならないとは、当該方向に延伸し、かつ、同時に複数のバーコード130と交差する仮想の直線が存在しないということを意味する。
第2から第nのバーコード130は、それぞれ第1から第(n−1)のスリット112と重なるように設けられる。なお、バーコード130がスリット112と重なるとは、バーコード130のバーとスリット112が交差することを意味するが、バーコード130のバーとスリット112が交差しないよう、バーコード130のバーとスリット112が交差する位置でバーコード130のバーが分断された態様も含む。第2から第nのバーコード130の各々は、重畳するスリット112によってバーの長さHが二等分されるように設けられる。一方、第1のバーコード130−1と第(n+1)のバーコード130−(n+1)は、いずれのスリット112と重ならない。第1のバーコード130−1は、第1のスリット112−1と基材シート120の底辺(第1のスリット112−1に平行であり、第1のスリット112−1に最も近い辺)の間に設けられ、第(n+1)のバーコード130−(n+1)は、第(n−1)のスリットと基材シート120の上辺(底辺に対向する辺)の間に配置される。第2から第nのバーコード130のバーの長さHは、第1のバーコード130−1または第(n+1)のバーコード130−(n+1)のバーの長さHの2倍または2倍以上とすることができる。例えば、第1のバーコード130−1または第(n+1)のバーコード130−(n+1)のバーの長さHが2.5mmであれば、第2から第nのバーコード130のバーの長さHは6mmまたはそれ以上であってもよい。なお、バーコード130のバーとスリット112が交差しないよう、バーコード130のバーとスリット112が交差する位置でバーコード130のバーが分断される場合、分断された一連のバーによって一つのバーコード130が構成され、上下に分断されたバーの長さHは、それぞれ2.5mmまたはそれ以上であればよい。
隣接する二つのバーコード(第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1))の配列を図3(A)と図4に模式的に示す。これらの図に示すように、隣接する二つのバーコード130では、列方向において、ガードパターン132と134が互いに、あるいはガードパターン132と134がバーコード130と重なるようにバーコード130が配置される。例えば図3(A)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134は、列方向において重なることができる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132が列方向において重なってもよい。
あるいは図4に示すように、列方向において、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134と第m+1のバーコード130−mが互いに重なることができる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132と第m+1のバーコード130−mが互いに重なってもよい。これらの場合には、ガードパターン132と134は互いに重ならなくてもよい。
上述したように、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)は互いに行方向において重ならない。このため、上述した配置を採用することで、隣接するバーコード130の間の距離Dを小さくすることができる。具体的には、距離Dを0mm以上であり、かつガードパターン132と134の幅Wm1とWm2の和未満(1.5mm未満)とすることができる。例えば、距離Dを0mm以上1.25mm未満とすることもできる。ここで、距離Dとは、第mのバーコード130−mの末端バーのうち第(m+1)のバーコード130−(m+1)に最も近い末端バー(図3(B)における130t1)から第(m+1)のバーコード130−(m+1)の末端バーのうち第mのバーコード130−mに最も近い末端バー(図3(B)における130t2)までの、行方向における距離である。
距離Dが0mmとなるのは、図4に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134が互いに重ならず、かつ、前者が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、後者が第mのバーコード130−mと重なる場合である。あるいは、図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132が互いに重ならず、かつ、前者が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、後者が第mのバーコード130−mと重なる場合である。これらの場合には、第mのバーコード130−mの末端バー130t1の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の辺、および第(m+1)のバーコード130−(m+1)の末端バー130t2の第mのバーコード130−m側の辺は、いずれも列方向に平行な仮想直線122上に配置される。
一方、距離DがWm1とWm2の和となるのは、第mのバーコード130−mのガードパターン132または134の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の端部が、行方向において、それぞれ第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134または132の第mのバーコード130−m側の端部と重なる時である。
上述したように、このようにバーコード130を配置することにより、隣接するバーコード130の間の距離Dを小さくすることができ、その結果、幅W(行方向における長さ、図3(A)参照)の小さいPTPシート100を製造することができるのみならず、製剤140ごとにPTPシート100を分割しても、バーコード130によって製剤140に関する情報を確実に読み取ることが可能となる。この理由は以下の通りである。PTPシート100には、バーコード130を付す際の位置ずれ、あるいはPTPシート100を個々に切り出す際の位置ずれを考慮し、左右の辺(列方向に平行な辺)側にマージン104が設けられる。このため、距離Dが0mmの場合には、PTPシート100の幅Wは、両マージン104の幅Lm3の和、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132と134の幅Wm1とWm2の和、および第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の長さLの和の総和となる。例えばマージン104の幅Lm3を1.5mm、バーコード130の長さLを18.5mm、ガードパターン132と134の幅Wm1、Wm2をそれぞれ0.25mm、1.25mmとすると、以下の式で説明されるように、PTPシート100の幅Wを41.5mmまで低減することができる。なお、マージン104の幅Lm3やガードパターン132と134の幅Wm1、Wm2をさらに小さくすることで、PTPシート100の幅Wを41.5mm以下にすることも可能である。
W=1.5×2+2L+Wm1+Wm2[mm]
=1.5×2+2×18.5+0.25+1.25[mm]
=41.5[mm]
W=1.5×2+2L+Wm1+Wm2[mm]
=1.5×2+2×18.5+0.25+1.25[mm]
=41.5[mm]
さらに、バーコード130の情報配列方向を互い違いにした場合、すなわち、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の情報配列方向が互いに逆となるようにバーコード130を配置した場合には、幅Wをさらに低減することができる。特に、より広い幅Wm2を有するガードパターン134が隣接するバーコード130またはそのガードパターン134と列方向に重なるように配置することで、この効果が顕著になる。
具体的には、図5(A)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134は、列方向において重なることができる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132が列方向において重なってもよい。
あるいは図5(B)に示すように、列方向において、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134と第mのバーコード130−mが互いに重なるようにバーコード130を配置することができる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132と第mのバーコード130−mが互いに重なってもよい。
このような配置では、隣接するバーコード130の間の距離Dは、0mm以上であり、かつ、Wm2の2倍未満(2.5mm未満)とすることができる。例えば、距離Dを0mm以上1.25mm未満とすることもできる。距離Dが0mmとなるのは、図5(B)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン134(または132)と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134(または132)が互いに重ならず、かつ、前者が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、後者が第mのバーコード130−mと重なる場合である。この場合には、第mのバーコード130−mの第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の末端バー130t3の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の辺、および第(m+1)のバーコード130−(m+1)の第mのバーコード130−m側の末端バー130t4の第mのバーコード130−m側の辺は、いずれも列方向に平行な仮想直線122上に配置される。一方、距離DがWm2の2倍となるのは、第mのバーコード130−mのガードパターン134の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の端部が、行方向において、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134の第mのバーコード130−m側の端部と重なる時である。
バーコード130の情報配列方向を互い違いにした場合、隣接するバーコード130の行方向における距離Dの範囲は、全てのバーコード130の情報配列方向が同一の場合と比較して広いものの、この配置の採用により、より幅Wが小さいPTPシート100を提供することができる。例えば、隣接するバーコード130間でガードパターン134がバーコード130と重なるように配置した場合(図5(B))では、距離Dが0の時には、PTPシート100の幅Wは、両マージン104の幅Lm3の和、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132の幅Wm1の和、および第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の長さLの和の総和となる。マージン104の幅Lm3を1.5mm、ガードパターン132の幅Wm1を0.25mm、バーコード130の長さLを18.5mmとすると、以下の式で説明されるように、PTPシート100の幅Wを40.5mmまで低減することができる。
W=1.5×2+2L+2Wm1[mm]
=1.5×2+2×18.5+2×0.25[mm]
=40.5[mm]
W=1.5×2+2L+2Wm1[mm]
=1.5×2+2×18.5+2×0.25[mm]
=40.5[mm]
このような構成を採用しても、PTPシート100をサブパッケージ102に分割するか否かに関わらず、各バーコード130にはガードパターン132、134が確保されているため、バーコード130を確実に読み取ることができる。また、上記仮想直線122に沿って、あるいは第mのバーコード130−mのガードパターン134(または132)と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134(または132)を通過する列方向に平行な直線に沿ってサブパッケージ102を分割しても、各バーコード130には少なくとも一方のガードパターン132または134が確保される。したがって、基材シート120とコントラスト差が極端に大きくない背景を利用することで、基材シート120が個々の製剤140に分断された後でもバーコード130を読み取ることが可能である。
これに対し、バーコード130を千鳥配列にせず、二つのバーコード130が行方向において重なるように配置し、かつ、基材シート120を個々の製剤140に分断した後も両バーコード130のそれぞれにガードパターン132と134を確保するためには、PTPシート100の幅Wは、両マージン104の幅Lm3の和、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132の幅Wm1と134の幅Wm2の和、および第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の長さLの和の総和となる。マージン104の幅が1.5mm、ガードパターン132の幅Wm1と134の幅Wm2をそれぞれ0.25mm、1.25mm、バーコード130の長さを18.5mmとすると、以下の式で説明されるように、43.0mmの幅Wが必要となる。
W=1.5×2+2L+2Wm1+2Wm1[mm]
=1.5×2+2×18.5+2×0.25+2×1.25[mm]
=43.0[mm]
W=1.5×2+2L+2Wm1+2Wm1[mm]
=1.5×2+2×18.5+2×0.25+2×1.25[mm]
=43.0[mm]
製剤の管理とトレーサビリティの向上のためには、製剤が収容されたPTPシートが製剤ごとに一つずつ切り離された場合であっても、製剤のそれぞれにバーコードが一つ配置されていることが求められている。また、近年、携帯性の点から、より小さいサイズのPTPシートが医療現場では好まれる傾向にある。小さいサイズのPTPシートにおいて各製剤にバーコードを一つ配置するためには、バーコードのサイズも小さくする方法が考えられるが、バーコードのサイズが小さいと読み取り不良などの問題が生じるため、バーコードのサイズを変えることは望ましくない。
しかしながら、本考案に係る実施形態を適用することにより、複数の製剤140を幅Wの小さいPTPシート100に包装することが可能となるだけでなく、PTPシート100を分割する前、PTPシート100を個々のサブパッケージ102に分割した後、および各サブパッケージ102を製剤140ごとに二つのパーツに分断した後でも、確実にバーコード130を読み取ることができる。このことは、製剤140の管理を容易にするだけでなく、高いトレーサビリティを確保することに寄与する。
<第2実施形態>
本実施形態では、第1実施形態で述べた配置と異なる配置でバーコード130が付されたPTPシート100について説明する。第1実施形態で述べた構成や特徴と同一または類似する構成や特徴については説明を割愛することがある。
本実施形態では、第1実施形態で述べた配置と異なる配置でバーコード130が付されたPTPシート100について説明する。第1実施形態で述べた構成や特徴と同一または類似する構成や特徴については説明を割愛することがある。
図6に本実施形態に係るPTPシート100の模式的背面図を示す。図6に示されるように、PTPシート100には第1から第2nのバーコード130が千鳥配列するように、この順で基材シート120に付される。バーコード130は、各サブパッケージ102に二つのバーコード130の全体が含まれるように付され、いずれのバーコード130もスリット112と重ならない。奇数番目のバーコード130は、互いに列方向で重なり、偶数番目のバーコード130と重ならない。同様に、偶数番目のバーコード130は、互いに列方向で重なり、奇数番目のバーコード130と重ならない。また、偶数番目のバーコード130と奇数番目のバーコード130は、行方向と列方向のいずれにおいても重ならない。さらに、各バーコード130は、他のバーコード130のいずれもとも行方向において重ならない。換言すると、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)は、列方向においても行方向においても互いに重ならない。ここで、nは1よりも大きい自然数の一つであり、各PTPシート100では、1よりも大きい一つの自然数がnとして固定される。図6に示す例では、nは5である。mは1以上2nよりも小さい自然数から選択される変数である。
本実施形態に係るPTPシート100においても、バーコード130は各製剤140に対応するように設けられる。このため、PTPシート100をサブパッケージ102に分割した際、あるいは各サブパッケージ102を製剤140ごとに二つのパーツに分断した際にも、製剤140ごとにバーコード130を読み取ることができる。
図6に示すように、第1と第2のバーコード130は、基材シート120の底辺と第1のスリット112−1の間に付され、第(2n−1)と第2nのバーコード130は、基材シート120の上辺と第(n−1)のスリット112(n−1)の間に付される。それ以外のバーコード130に関しては、一対のバーコード130が隣接するスリット112の間に挟まれる。全てのバーコード130の間で、バーの長さHは同一でもよい。
図7(A)と図7(B)を用いてバーコード130の配置をより具体的に説明する。図7(A)と図7(B)は基材シート120の模式的な拡大図であり、一つのサブパッケージ102が示されている。ここでは、全てのバーコード130の情報配列方向は同一である。すなわち、隣接する第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の情報配列方向は互いに同一である。
第1実施形態と同様、隣接する二つのバーコード130では、列方向において、ガードパターン132と134が互いに、あるいはガードパターン132と134がバーコード130と重なるようにバーコード130が配置される。例えば図7(A)に示す例では、第mのバーコード130−mのガードパターン134が第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132と重なる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132が第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134と重なってもよい。さらに図7(B)に示される例では、第mのバーコード130−mのガードパターン134が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132が第mのバーコード130−mと重なる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134が第mのバーコード130−mと重なってもよい。
上述したように、隣接するバーコード130は列方向において互いに重ならない。このため、隣接するバーコード130の間の距離Dは、0mm以上であり、かつ、Wm1とWm2の和未満(1.5mm未満)とすることができる。例えば、距離Dを0mm以上1.25mm未満とすることもできる。距離Dが0mmとなるのは、図7(B)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン134(または132)と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132(または134)が互いに重ならず、かつ、前者が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、後者が第mのバーコード130−mと重なる場合である。この場合には、第mのバーコード130−mの末端バー130t5の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の辺、および第(m+1)のバーコード130−(m+1)の末端バー130t6の第mのバーコード130−m側の辺は、いずれも列方向に平行な仮想直線122上に配置される。一方、距離DがWm1とWm2の和となるのは、第mのバーコード130−mのガードパターン134(または132)の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の端部が、行方向において、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132(または134)の第mのバーコード130−m側の端部と重なる時である。
第1実施形態と同様、このようにバーコード130を配置することにより、隣接するバーコード130の間の距離Dを小さくすることができ、その結果、幅Wの小さいPTPシート100を製造することができるのみならず、製剤140ごとにPTPシート100を分割しても、バーコード130によって製剤140に関する情報を確実に読み取ることが可能となる。例えば、距離Dが0mmの場合(図7(B))には、PTPシート100の幅Wは、両マージン104の幅Lm3の和、ガードパターン132と134の幅Wm1とWm2の和、および隣接するバーコード130の長さLの和の総和となる。マージン104の幅Lm3を1.5mm、ガードパターン132と134の幅Wm1とWm2をそれぞれ0.25mm、1.25mm、バーコード130の長さLを18.5mmとすると、第1実施形態と同様、PTPシート100の幅Wを41.5mmまで低減することができる。
さらに、バーコード130の情報配列方向を交互にした場合、すなわち、図8(A)や図8(B)に示すように、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の情報配列方向が互いに逆になるようにバーコード130を配置した場合には、さらに幅Wを低減することができる。特に、より広い幅Wm2を有するガードパターン134が隣接するバーコード130またはそのガードパターン134と列方向に重なるように配置することで、この効果が顕著になる。
具体的には、図8(A)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134は、列方向において重なることができる。図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132が列方向において重なってもよい。
あるいは図8(B)に示すように、列方向において、第mのバーコード130−mのガードパターン134と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134と第mのバーコード130−mが互いに重なることができる。同様に、図示しないが、第mのバーコード130−mのガードパターン132と第(m+1)のバーコード130−(m+1)が互いに重なり、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132と第mのバーコード130−mが互いに重なってもよい。
このような配置では、隣接するバーコード130の間の距離Dは、0mm以上であり、かつ、Wm2の2倍未満(2.5mm未満)とすることができる。例えば、距離Dを0mm以上1.25mm未満とすることもできる。距離Dが0mmとなるのは、図8(B)に示すように、第mのバーコード130−mのガードパターン134(または132)と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134(または132)が互いに重ならず、かつ、前者が第(m+1)のバーコード130−(m+1)と重なり、後者が第mのバーコード130−mと重なる場合である。この場合には、第mのバーコード130−mの第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の末端バー130t7の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の辺、および第(m+1)のバーコード130−(m+1)の第mのバーコード130−m側の末端バー130t8の第mのバーコード130−m側の辺は、いずれも列方向に平行な仮想直線122上に配置される。一方、距離DがWm2の2倍となるのは、第mのバーコード130−mのガードパターン134の第(m+1)のバーコード130−(m+1)側の端部が、行方向において、第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン134の第mのバーコード130−m側の端部と重なる時である。
バーコード130の情報配列方向を互い違いにした場合、隣接するバーコード130の行方向における距離Dの範囲は、全てのバーコード130の情報配列方向が同一の場合と比較して広いものの、この配置の採用により、より幅Wが小さいPTPシート100を提供することができる。例えば、隣接するバーコード130間でガードパターン134がバーコード130と重なるように配置した場合では、距離Dが0の時には、PTPシート100の幅Wは、両マージン104の幅Lm3の和、第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132の幅Wm1の和、および第mのバーコード130−mと第(m+1)のバーコード130−(m+1)の長さLの和の総和となる。マージン104の幅Lm3を1.5mm、ガードパターン132の幅Wm1を0.25mm、バーコード130の長さLを18.5mmとすると、PTPシート100の幅Wを40.5mmまで低減することができる。
このような構成を採用しても、PTPシート100をサブパッケージ102に分割するか否かに関わらず、各バーコード130にはガードパターン132、134が確保されるため、バーコード130を確実に読み取ることができる。また、上記仮想直線122に沿って、あるいは第mのバーコード130−mのガードパターン132(または134)と第(m+1)のバーコード130−(m+1)のガードパターン132(または134)を通過する列方向に平行な直線に沿ってPTPシート100またはサブパッケージ102を分割しても、各バーコード130には少なくとも一方のガードパターン132または134が確保される。したがって、基材シート120とコントラスト差が極端に大きくない背景を利用することで、基材シート120が個々の製剤140に分断された後でもバーコード130を読み取ることが可能である。
本考案は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、上述した実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったものも、本考案の要旨を備えている限り、本考案の範囲に含まれる。さらに各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。これらの実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、または、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本考案によりもたらされるものと理解される。
100:PTPシート、102:サブパッケージ、104:マージン、106:領域、110:カバーシート、112:スリット、114:付加スリット、116:凹部、120:基材シート、122:仮想直線、130:バーコード、132:ガードパターン、134:ガードパターン、140:製剤
Claims (14)
- 複数の製剤をn行2列以上のマトリクスに配置して包装するためのプレススルーパックシートであり、
前記プレススルーパックシートは、
基材シート、
前記基材シート上に位置し、前記製剤をそれぞれ一つ収容可能な凹部を複数有するカバーシートを備え、
前記カバーシートは、前記マトリクスの行方向に平行に延伸する第1から第(n−1)のスリットをこの順で備え、
前記第1から第(n−1)のスリットは、前記カバーシートをそれぞれ二つ以上の前記製剤を収容する第1から第nのサブパッケージに分割するように配置され、
前記基材シートには、千鳥配列され、それぞれ前記マトリクスの列方向に延伸する複数のバーを備える第1から第(n+1)のバーコードがこの順で付され、
前記第2から第nのバーコードは、それぞれ前記第1から第(n−1)のスリットと重なり、
nは1よりも大きい自然数の一つである、
プレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードの前記第(m+1)のバーコードに最も近い末端バーから、前記第(m+1)のバーコードの前記第mのバーコードに最も近い末端バーまでの距離は、前記行方向において0mm以上1.25mm未満であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項1に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードは、行方向において、前記第(m+1)のバーコードと重ならなず、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項1に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードの前記第(m+1)のバーコードに最も近い末端バーの前記第(m+1)のバーコード側の辺、および前記第(m+1)のバーコードの前記第mのバーコードに最も近い末端バーの前記第mのバーコード側の辺は、いずれも前記列方向に平行な仮想直線上に配置され、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項1に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードの情報配列方向は互いに同一であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項1に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードの情報配列方向は互いに逆であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項1に記載のプレススルーパックシート。 - 複数の製剤をn行2列以上のマトリクスに配置して包装するためのプレススルーパックシートであり、
前記プレススルーパックシートは、
基材シート、
前記基材シート上に位置し、前記製剤をそれぞれ一つ収容可能な凹部を複数有するカバーシートを備え、
前記カバーシートは、前記マトリクスの行方向に平行に延伸する第1から第(n−1)のスリットをこの順で備え、
前記第1から第(n−1)のスリットは、前記カバーシートをそれぞれ二つ以上の前記製剤を収容する第1から第nのサブパッケージに分割するように配置され、
前記基材シートには、千鳥配列され、それぞれ前記マトリクスの列方向に延伸する複数のバーを備える第1から第2nのバーコードがこの順で付され、
前記第1から第2nのバーコードは、前記第1から第nのサブパッケージの各々が前記第1から第2nのバーコードのうち二つの全体を含むように付され、
nは1よりも大きい自然数の一つである、
プレススルーパックシート。 - 前記第1から第(n+1)のバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードの前記第(m+1)のバーコードに最も近い末端バーから、前記第(m+1)のバーコードの前記第mのバーコードに最も近い末端バーまでの距離は、前記行方向において0mm以上1.25mm未満であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第2nのバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードは、行方向において、前記第(m+1)のバーコードと重ならず、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第2nのバーコードは、いずれも前記第1から第(n−1)のスリットのいずれにも重ならない、請求項7に記載のプレススルーパックシート。
- 前記第1から第2nのバーコードのバーの長さは互いに同一である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。
- 前記第1から第2nのバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードにおいて、前記第mのバーコードの前記第(m+1)のバーコードに最も近い末端バーの前記第(m+1)のバーコード側の辺、および前記第(m+1)のバーコードの前記第mのバーコードに最も近い末端バーの前記第mのバーコード側の辺は、いずれも前記列方向に平行な仮想直線上に配置され、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第2nのバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードの情報配列方向は互いに同一であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。 - 前記第1から第2nのバーコードから選択される第mのバーコードと第(m+1)のバーコードの情報配列方向は互いに逆であり、
mは1以上(n+1)よりも小さい自然数から選択される変数である、請求項7に記載のプレススルーパックシート。
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JP2020004260U JP3229831U (ja) | 2020-10-01 | 2020-10-01 | プレススルーパックシート |
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JP2020004260U JP3229831U (ja) | 2020-10-01 | 2020-10-01 | プレススルーパックシート |
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