JP3229307U - 携帯清拭紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】外出先や旅行先で清拭紙がない状況であっても、容易にかつ衛生的に清拭紙を取り出すことができる携帯清拭紙を提供する。【解決手段】携帯清拭紙10は、清拭紙が巻き回されてなるロール状清拭紙1および、ロール状清拭紙1を収容する本体部2を有し、本体部2は、開口部2Aと、開口部2Aを覆う蓋体2Bと、蓋体2Bおよび/または開口部2Aの端辺部に、ロール状清拭紙1を切断するための切断部2Cとを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、携帯清拭紙に関し、より具体的には、たとえば、外出先や旅行先で清拭紙がない状況であっても、容易に清拭紙を取り出すことができる携帯清拭紙に関する。
外出先でトイレなどを利用する際、トイレの便座などを、衛生的観点から清拭するため、清拭紙が使用される。
特に、近年、衛生観念の向上により、清拭紙を備え付けているトイレなども増加するとともに、様々な清拭紙が開発されている。
たとえば、特許文献1の「特許請求の範囲」では、「繊度1〜10デニールの再生セルロース繊維25〜75重量%と、微細パルプ繊維75〜25重量%との混合物からなる水分散性繊維原料を湿式抄紙して得られる繊維シートを、高圧水ジェット流で繊維同志を交絡させ乾燥して得た水解性不織布に、重量基準で100〜300%の水性清浄薬剤を含浸させたことを特徴とする水解性清拭紙」が開示されている。かかる水解性清拭紙は、「実用的に有用な水分含量の高い清浄薬剤を含浸した状態で、人体や器物の清拭清浄用に使用するのに十分な湿潤強度と、良好な水解性をバランス良く両立させた衛生的で、使用感が良く、生産効率の良い」という効果を発揮するものである(明細書、要約)。
しかしながら、清拭紙が備え付けられたトイレなどでは、常時、清拭紙がトイレ内(便器近傍に)あるため、衛生的配慮には改善の余地があった。
また、諸外国では、公衆トイレなどの共有設備において、清拭紙が備え付けられていることは稀であり、使用者は、便座などを清拭せずに利用するか、あるいは持参した清拭紙を用いて清拭した上で利用していた。
携帯式清拭紙(たとえば、ティッシュペーパーなど)を持参するにしても、たとえば、ポケットティッシュなどのように、正式に必要な枚数を、容易かつ衛生的に取り出すことは容易ではない。また、トイレを利用するたびに、この清拭紙の取り出し作業を繰り返すことには、衛生的観点に改善の余地があるといえる。
そこで、本考案者は従来の携帯式清拭紙の構造や問題点を鋭意検討したところ、ロール状清拭紙を収容した本体部を有し、使用の際には本体部の所定の位置に設けられた切断部を有する構成を考案した。そして、前記ロール状清拭紙を本体部から引き出した後、切断部により切断して必要量の清拭紙を取り出すことができるため、従来の課題を解決できることを見出した。
すなわち、本考案は、たとえば、外出先や旅行先で清拭紙がない状況であっても、容易にかつ衛生的に清拭紙を取り出すことができ、特に、不衛生な環境下においては、設置された清拭紙を使用せずに、本考案に係る携帯清拭紙から衛生的な清拭紙を必要量取り出すことができるため、接触感染を低減・予防することができる携帯清拭紙を提供することを目的とする。
本考案に係る携帯清拭紙は、清拭紙が巻き回されてなるロール状清拭紙(1)および、当該ロール状清拭紙(1)を収容する本体部(2)を有する携帯清拭紙であって、
前記本体部(2)は、開口部(2A)と、当該開口部(2A)を覆う蓋体(2B)と、蓋体(2B)および/または開口部(2A)の端辺部に、前記ロール状清拭紙(1)を切断するための切断部(2C)とを備えることを特徴とする。
前記本体部(2)は、開口部(2A)と、当該開口部(2A)を覆う蓋体(2B)と、蓋体(2B)および/または開口部(2A)の端辺部に、前記ロール状清拭紙(1)を切断するための切断部(2C)とを備えることを特徴とする。
本考案の携帯清拭紙においては、前記ロール状清拭紙(1)が、無芯ロール状清拭紙であることが好ましい。
本考案の携帯清拭紙においては、前記ロール状清拭紙(1)が、トイレットペーパーが巻き回されてなるロール状トイレットペーパーであることが好ましい。
本考案に係る携帯清拭紙によれば、たとえば、外出先や旅行先で清拭紙がない状況であっても、容易にかつ衛生的に清拭紙を取り出すことができる。特に、不衛生な環境下においては、設置された清拭紙を使用せずに、本考案に係る携帯清拭紙から衛生的な清拭紙を必要量取り出すことができるため、接触感染を低減・予防することができる。
以下、本考案に係る携帯清拭紙について、適宜図面を参照しながら説明する。
本考案に係る携帯清拭紙は、図1〜2の付番10で示されるように、ロール状清拭紙1および本体部2を必須構成要件として有し、必要に応じて、その他の部材や構成を有していてもよい。
なお、使用される際は、図1の矢印Xの方向に、ロール状清拭紙1が抜き出されて、図2に示されるようになるが、ここで、ロール状清拭紙1が抜き出されてくる側を「正面側」と言い、正面側の反対側(すなわち、ロール状清拭紙1が抜き出されない側)を「背面部」と言う。
本考案に係る携帯清拭紙は、図1〜2の付番10で示されるように、ロール状清拭紙1および本体部2を必須構成要件として有し、必要に応じて、その他の部材や構成を有していてもよい。
なお、使用される際は、図1の矢印Xの方向に、ロール状清拭紙1が抜き出されて、図2に示されるようになるが、ここで、ロール状清拭紙1が抜き出されてくる側を「正面側」と言い、正面側の反対側(すなわち、ロール状清拭紙1が抜き出されない側)を「背面部」と言う。
図1の付番1で示されるロール状清拭紙は、清拭紙が巻き回されてなり、ロール状に成形されている。ここで、当該清拭紙としては、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、不織布などのように、通常清拭目的で使用されるものであれば特に限定されない。また、使用後にトイレに流すこと(廃棄すること)ができるという観点からは、ロール状トイレットペーパーなどのように、水易崩壊性のものが好ましい。
また、ロール状清拭紙は、清拭紙のみでロール状態を形成している無芯ロール型(無芯ロール状清拭紙)であっても、厚紙などを芯として含む有芯ロール型(有芯ロール状清拭紙)であってもよい。ロール状清拭紙を使いつくした後、有芯ロール型の場合、廃棄物として芯が残ることになる一方、特に廃棄物が残らないという観点からは、ロール状清拭紙は無芯ロール型であることが好ましい。また、ロール状清拭紙1には、一定間隔でミシン目Mが長尺方向に施されていることが好ましい。ここで、「一定間隔」とは、通常、1回の使用量となる清拭紙の大きさ(面積)を考慮して設定される。
図1〜2の付番2は、ロール状清拭紙1を収容する本体部を示している。当該本体部2は、通常、紙(厚紙)やプラスチックなどで構成されており、その材質は特に限定されない。
また、本体部1は、ロール状清拭紙1を収容する形状であれば特に限定されないが、図1〜3に示されるように、ロール状清拭紙1が円柱状(ロール状)であるため、ロール状清拭紙1を収容できるように、1面が開口部として開口された柱状体(たとえば、角柱(四角柱など)や円柱)である。
また、本体部1は、ロール状清拭紙1を収容する形状であれば特に限定されないが、図1〜3に示されるように、ロール状清拭紙1が円柱状(ロール状)であるため、ロール状清拭紙1を収容できるように、1面が開口部として開口された柱状体(たとえば、角柱(四角柱など)や円柱)である。
また、開口部2Aは、上述のようにロール状清拭紙1を収容するための開口である。ロール状清拭紙1を使いつくした後は、芯がある場合、その芯を取り出す開口でもある。開口部2Aの大きさは特に限定されないが、ロール状清拭紙1の収容できる程度の大きさである必要がある
図1〜2の付番2Bは、蓋体を示す。かかる蓋体2Bは、開口部(2A)を覆う機能を有している。蓋体2Bは、図1に示されるように、開口部2Aの周縁部(端辺部)のうち、背面側の一辺に開閉自在に取り付けられていることが一般的である。
また、本考案に係る携帯清拭紙10は、付番2Cに示されるように、蓋体2Bに、切断部2Cを備える。
ここで、切断部2Cは、図1〜2に示されるように、ロール状清拭紙1が取り出された後、蓋部2Bを閉じて(蓋部で開口部を閉鎖している状態にして)、ロール状清拭紙の端部から切断するための部材である。切断部2Cは、図3に示されるように、たとえば、アルミニウム製、プラスチック製や紙製などのギザ刃(山型刃、ピンキング刃)であってもよいが、図1〜2に示されるように、ギザ刃などが設けられていない直線状の辺部であってもよい。特に、図1に示されるように、ロール状清拭紙が一定間隔でミシン目Mが施されている場合、後者の態様でも容易に、使用者が適正使用量の清拭紙を取り出すことができる。
図1〜2では、切断部2Cは、付番2Cに示されるように、蓋体2Bに設けられている。より具体的には、蓋体2Bの周縁部の一辺(背面側の長辺部分)が、開口部の周縁部の一辺(正面側の長辺部)に、切断部2Cが設けられている。
一方で、切断部2Cは、開口部2Aの端辺部(開口部2Aの正面側の長辺部)に設けられていてもよいし、蓋体2Bおよび開口部(2A)の各正面側の長辺部に設けられていてもよい。
図2は、ロール状清拭紙1の一部を、本体部2から抜き出した後、蓋部で開口部を閉鎖している状態を示す。図示はしないが、この状態を維持しつつ、抜き出されたロール状清拭紙1を切断部2Cにより切断して、清拭に使用する。
本考案によれば、たとえば、外出先や旅行先で清拭紙がない状況であっても、容易にかつ衛生的に清拭紙を取り出すことができ、特に、不衛生な環境下においては、設置された清拭紙を使用せずに、本考案に係る携帯清拭紙から衛生的な清拭紙を必要量取り出すことができるため、接触感染を低減・予防することができる携帯清拭紙を提供できる。
10:本考案にかかる携帯清拭紙
1:ロール状清拭紙
2:本体部
2A:開口部
2B: 蓋体
2C: 切断部
2C´: 切断部(山型刃)
X:ロール状清拭紙の抜き出し方向
M:ミシン目
1:ロール状清拭紙
2:本体部
2A:開口部
2B: 蓋体
2C: 切断部
2C´: 切断部(山型刃)
X:ロール状清拭紙の抜き出し方向
M:ミシン目
Claims (3)
- 清拭紙が巻き回されてなるロール状清拭紙(1)および、当該ロール状清拭紙(1)を収容する本体部(2)を有する携帯清拭紙であって、
前記本体部(2)は、開口部(2A)と、当該開口部(2A)を覆う蓋体(2B)と、蓋体(2B)および/または開口部(2A)の端辺部に、前記ロール状清拭紙(1)を切断するための切断部(2C)とを備えることを特徴とする携帯清拭紙。 - 前記ロール状清拭紙(1)が、無芯ロール状清拭紙であることを特徴とする携帯清拭紙。
- 前記ロール状清拭紙(1)が、トイレットペーパーが巻き回されてなるロール状トイレットペーパーであることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯清拭紙。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020003351U JP3229307U (ja) | 2020-08-06 | 2020-08-06 | 携帯清拭紙 |
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---|---|---|---|
JP2020003351U JP3229307U (ja) | 2020-08-06 | 2020-08-06 | 携帯清拭紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3229307U true JP3229307U (ja) | 2020-12-03 |
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Family Applications (1)
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JP2020003351U Active JP3229307U (ja) | 2020-08-06 | 2020-08-06 | 携帯清拭紙 |
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JP (1) | JP3229307U (ja) |
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2020
- 2020-08-06 JP JP2020003351U patent/JP3229307U/ja active Active
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