JP3229239U - モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム及び一体式操作プラットフォーム - Google Patents

モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム及び一体式操作プラットフォーム Download PDF

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Abstract

【課題】生産の標準化、柔軟化及び多機能化を実現できるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを提供する。【解決手段】下部の部分が海面の下にある浮体構造物、及び浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備えるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームであって、少なくとも2つのモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの作業プラットフォームのフレーム構造同士が取り外し可能に固定して接続され、作業プラットフォームにおける踏板がともに甲板を構成する一体式操作プラットフォームである。プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造1を備え、フレーム構造1の天面には、踏板が敷設されており、浮体構造物は、頂部がフレーム構造1に接続されるキャビン2を少なくとも1つ備える。ウインチ及び回動ローラを備えるウインチサポートによって貨物をプラットフォームに運搬する。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本願は、2017年11月03日に中国特許庁に提出された、出願番号が201711068475.4、名称が「モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容を引用により本願に組み込んでいる。
本願は、漁業設備の技術分野に関し、具体的には、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法に関する。
中国の経済の発展に伴い、国は、海水養殖産業をますます重要視してきて、この産業にますます多くの政策支援やリソースが投入されて、それによって、海洋養殖の変革及びアップグレードを促進し、現代漁業の発展を強化させる。
従来の海洋養殖では、業界のほとんどの伝統的な養殖企業は、船又は自作の木製ラフトを使用して養殖のための作業面を提供し、プラットフォームの下にフォーム又はプラスチック製のバレルを配置して木製ラフトを海面に浮かせるが、その接続の強固さが悪く、崩壊しやすく、一方、船の特定の構造によりその機能は輸送に限定され、海上養殖作業には適していない。
上記問題を解決するために、現在の養殖企業は、海面に固定作業面を設置し、対応する養殖や保守などの作業を行っているが、海域での施工環境が悪いため、固定式作業プラットフォームを直接設置すると、養殖企業のコストが増え、さらに、台風による破壊を定期的に受けるため、作業プラットフォームのメンテナンスコストも増える。
したがって、オフショア作業プラットフォームの構造及び機能の設計を最適化させることは、極めて重要なことである。
本願の主な目的は、生産の標準化、柔軟化及び多機能化が可能なモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法を提案することを含み、オフショア作業プラットフォームの構造及び機能の設計を最適化させることを意図する。
上記目的のうちの少なくとも1つを達成させるために、本願は、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法を提案し、該モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームは、下部の部分が海面の下にある浮体構造物、及び前記浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備える。
さらに、前記プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造を備え、前記フレーム構造の天面には、踏板が敷設されており、前記浮体構造物は、頂部が前記フレーム構造に接続されるキャビンを少なくとも1つ備える。
さらに、前記フレーム構造は、長方形であり、前記キャビンは、それぞれ前記フレーム構造の長手方向の両側の位置に設けられる2つがある。
さらに、2つの前記キャビンの間には、隙間が残されている。
さらに、前記フレーム構造の天面の隅部には、制限安全杭が固定して設けられ、前記踏板の隅部には、前記制限安全杭に1対1で対応するように適合して係合される凹溝が設けられている。
さらに、前記キャビンの内部には、密度が海水の密度未満の充填物が充填されている。
さらに、前記フレーム構造は、Iビーム又は溝形鋼を溶接してなる鋼フレームであり、前記踏板は、防食処理された木板であり、前記キャビンは、複数の鋼板を溶接してなる四角柱形キャビンであり、前記充填物が発泡ポリエチレンである。
さらに、前記鋼フレーム及び前記四角柱形キャビンのいずれの表面にも、防食性ペイントが塗布されている。
本願の別の目的は、少なくとも2つの上記モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの前記作業プラットフォームのフレーム構造同士は、取り外し可能に固定して接続され、前記作業プラットフォームにおける踏板は、ともに甲板を構成する一体式操作プラットフォームを提供する。
さらに、前記作業プラットフォームのフレーム構造は、長方形であり、且つ隣接する2つの前記フレーム構造の長辺は、対応して取り外し可能に固定して接続される。
さらに、前記甲板には、ウインチサポートがヒンジ連結され、前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の外部へ延出でき、前記甲板には、ウインチがさらに固定して接続され、前記ウインチは、互いに伝動可能に接続される駆動モータ及びドラムを備え、前記ドラムには、ワイヤロープが巻き付けられ、前記ドラムの回動方向が前記ウインチサポートの回動方向と一致する。
さらに、前記ドラムは、2つであり、2つの前記ドラムは、その軸方向に並べて配列され、且ついずれも前記駆動モータの駆動端に伝動可能に接続される。
さらに、前記甲板には、回転軸を介して前記ウインチサポートに枢着される固定タブが設けられる。
さらに、前記ウインチサポートは、2本の縦ビームと複数本の横ビームを備え、2本の前記縦ビームは互いに平行して設けられ、複数本の前記横ビームは、いずれも2本の前記縦ビームの間に接続され、且つ互いに平行しており、前記固定タブは、2つであり、同一側における2本の前記縦ビームの端部が、それぞれ回転軸を介して2つの前記固定タブに枢着される。
さらに、前記甲板には、前記ウインチサポートの外側に位置する支持枠が固定して設けられ、且つ前記ウインチサポートは、外へ回動して前記支持枠に当接できる。
さらに、前記ウインチサポートの自由端には、回動ローラが枢着されている。
さらに、前記作業プラットフォームには、前記作業プラットフォームを押して海面上を移動させるように構成される動力システムが設けられる。
さらに、前記動力システムは、それぞれ前記甲板の一端の両側の位置にある2つである。
さらに、前記動力システムは、エンジン、調整レバー及びプロペラーを備え、前記甲板には、ラックが固定して接続され、前記エンジンは、前記ラックに固定して接続され、前記調整レバーの一端は前記ラックの底部に枢着され、前記プロペラーは、前記調整レバーの他端に枢着され、前記エンジンの駆動端は、前記プロペラーに接続され、前記プロペラーを回動駆動するように構成される。
本願の別の目的は、一体式操作プラットフォームを用いて海上貨物を甲板に輸送するように構成される輸送方法を提供し、操作ステップには、
前記ウインチサポートを前記支持枠に当接させ、前記ウインチサポートの自由端を前記甲板の外部へ延ばし、前記ドラムに巻き付けられたワイヤロープを前記回動ローラに結合するステップS100と、
海上貨物を前記ワイヤロープの自由端に固定するステップS200と、
前記ドラムが前記ウインチの駆動モータによって軸方向に沿って自転するように駆動する制御を行い、前記ワイヤロープが前記ドラムに巻き付けられて締まり、前記貨物が前記回動ローラにより支持されて前記ワイヤロープの自由端に連動して下から上へ移動するステップS300と、
前記ワイヤロープの自由端が前記回動ローラの位置に達すると、前記貨物及び前記ワイヤロープの共同作用により前記ウインチサポートがそのヒンジ連結部を中心として内へ回動するステップS400と、
前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の上方まで回動すると、前記ウインチサポートを固定し、貨物を前記ワイヤロープから取り出し、前記ウインチサポートを初期位置まで回動するステップS500と、を含む。従来技術に比べて、本願の技術案は、少なくとも以下の利点を有する。
(1)生産の標準化
本願の技術案による操作プラットフォームでは、鋼板を溶接して接続したキャビン、鋼構造のフレーム構造及びフレーム構造の頂部に設けられる踏板は、工場標準生産が可能であるため、手動で縛る方式で設置された従来技術の操作プラットフォームよりも高品質であり、さらに生産効率が高く、生産コスト及び人件費が大幅に低下し、また、鋼材又はほかの金属材料の使用により操作プラットフォームに一定のリサイクル性を付与する。
(2)柔軟化
本願の技術案による操作プラットフォームの工場化生産が可能であるため、ボルトで接続する方式によって、複数の操作プラットフォームを強固に接続してより大面積の一体式操作プラットフォームを構築することができ、合理的に取り付けて配置することによって、操作者は、簡便に使用又は管理することができ、さらに、より大面積の一体式操作プラットフォームでは、後続の応用の観点から、対応する設備が簡便に設置され得る。
(3)多機能化
本願の技術案では、複数の操作プラットフォームを強固に接続することによって、操作者は、ウインチ、動力システムなどのさまざまな設備を一体式操作プラットフォームに搭載することができ、操作者は、貨物を簡便に運搬したり、一体式操作プラットフォームを移動してリスクを低減させ、メンテナンスコストをその分低下させることができ、また、固定型フレーム構造の下方に設けられるキャビンには、充填物を充填しておらず、空き状態に保持してもよく、このようにすると、備品を保管するという操作者のニーズを満たせる。
本願の実施例又は従来技術における技術案を明瞭に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかなように、以下の説明における図面は、本願の実施例の一部に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これら図面に示される構造に基づいてほかの図面を取得できる。
本願の実施例によるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームの三次元構造模式図である。 本願の実施例による一体式操作プラットフォームの三次元構造模式図である。
1−フレーム構造
11−制限安全杭
2−キャビン
3−踏板
4−動力システム
41−エンジン
42−調整レバー
43−プロペラー
44−ラック
5−ウインチ
51−ワイヤロープ
52−ウインチサポート
53−ドラム
6−固定タブ
7−回動ローラ
8−支持枠。
本願の目的の実現、機能の特徴及び利点については、実施例、図面を参照しながら、さらに説明する。
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明瞭で完全に説明するが、明らかなに、説明される実施例は、本願の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を必要とせずに想到し得るすべてのほかの実施例は、本願の保護範囲に属する。
なお、本願の実施例では、方向に関する指示(たとえば、上、下、左、右、前、後など)が記載されている場合、この方向に関する指示は、ある特定の姿勢(図面を参照)での各部材の間の相対位置関係、運動状況などを解釈するために過ぎず、この特定の姿勢が変わると、この方向に関する指示も変わる。
本願は、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを提案している。
図1に示されるように、本願の実施例におけるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームは、下方の部分が海面の下にある浮体構造物、及び浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備える。具体的には、プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造1を備え、フレーム構造1の天面には、踏板3が敷設されており、浮体構造物は、頂部がフレーム構造1に接続されるキャビン2を少なくとも1つ備える。作業プラットフォームのキャビン2が海水に没入し、海水の浮力によりフレーム構造1及び踏板3が支持されて浮き上がり、それによって、フレーム構造1及び踏板3が海面上に浮くことができ、海上作業が必要である場合、操作者は、フレーム構造1における踏板3に立って、海面で養殖している貨物に対して各種操作を行うことができる。フレーム構造1がキャビン2に固定して接続されるため、接続の強固さが高く、このため踏板3の安定性が優れており、操作者が作業プラットフォームにおいて各種操作をするときに、安定性やバランスが良好である。
本実施例では、図1に示されるように、フレーム構造1は、長方形であり、キャビン2は、それぞれフレーム構造1の長手方向の両側の位置に設けられる2つであるようにしてもよい。作業プラットフォームの1つの特定構造としては、2つのキャビン2は、個別にフレーム構造1の両端に設けられ、フレーム構造1の両端の位置を同時に支持して浮かせ、2つの支点が設けられることで、フレーム構造1は、より均一な支持力を受けて、安定性が良好になる。
具体的には、本実施例では、図1に示されるように、2つのキャビン2の間には、隙間が残されているようにしてもよい。1つの大きなキャビン2が設けられる場合に比べて、このような構成とすると、キャビン2がフレーム構造1を支持して浮かせる役割を果たす上に、キャビン2は、2つの支点でフレーム構造1を支持することで、支持安定性を向上させる一方、海水がうねるときに2つのキャビン2の間の隙間を流れることで、キャビン2が受ける水流の抵抗を低減させ、キャビン2に対する水流の推進力をその分低下させ、さらに作業プラットフォームの安定性及びバランスを向上させ、さらに、2つのキャビン2の場合は、必要な加工材料が少なく、材料を効果的に節約して、生産コストを削減させる。
本実施例では、キャビン2の内部には、密度が海水の密度未満の充填物が充填されているようにしてもよい。充填物がキャビン2の内部に充填され、キャビン2の内部の空間を占めるため、海水がキャビン2に侵入されると、海水を収納できる空間が小さく、それによって、キャビン2への海水注入により作業プラットフォーム全体が沈むことを回避し、作業プラットフォームの実用性をさらに向上させる。具体的には、充填物は、フォームなどの材料としてもよい。
本願の実施例では、フレーム構造1は、Iビーム又は溝形鋼を溶接してなる鋼フレームであり、踏板3は、防食処理された木板であり、キャビン2は、複数の鋼板を溶接してなる四角柱形キャビンであり、充填物が発泡ポリエチレンであるようにしてもよく、さらに、本実施例の鋼フレーム及び四角柱形キャビンの表面には、侵食性を有する海水がかかる鋼フレームや鋼板の材質の四角柱形キャビンを腐食して破壊することを回避するために、防食性ペイントが塗布されている。作業プラットフォームにおける各部材の具体的な形態として、フレーム構造1は、複数本のIビーム又は溝形鋼を溶接し又は接続部材により接続したものであり、接続の強固さが高く、且つ簡便に生産でき、量産が可能であり、生産コストを効果的に削減でき、踏板3、フレーム構造1及びキャビン2のいずれの表面にも、防食性ペイントが塗布されており、それによって、海水が上記部材に接触するとこの部材を腐食して破損することを回避し、上記部材の破断、浸透などの損壊を効果的に減少させ、上記各部材及び作業プラットフォームの耐用年数をその分延長させる。
キャビン2は、切頭四角柱形状であり、四角柱の拡径端がフレーム構造1に接続され、縮径端が底部にあり、下部が小さくて上部が大きい四角柱の構成によって、浮き作用を果たすとともに、キャビン2に対する海水の衝撃力を減少させ、フレーム構造1へのキャビン2の支持安定性を高め、陸地上作業プラットフォームを配置するためにキャビン2の縮径端の端面が支持用にも用いられる。具体的には、キャビン2は、切頭円錐形であってもよい。
操作者が作業プラットフォームで歩いているときに、踏板3が変位することにより操作者が転んでひっくり返ることを減少させるために、本願の実施例では、フレーム構造1の天面の隅部には、制限安全杭11が固定して設けられ、踏板3の隅部には、凹溝が設けられ、凹溝は、制限安全杭11に対応して適合して係合する。踏板3は、凹溝を介してフレーム構造1の制限安全杭11に係止され、フレーム構造1に固定して接続され、水平方向においてフレーム構造1に対して変位することができず、海面が上下に揺れたり又は操作者が作業プラットフォーム上を歩いているときにも、踏板3が変位しにくく、それによって、作業プラットフォームの使用信頼性及び作業プラットフォームでの操作者のバランスが確保され、具体的には、フレーム構造1の四隅のいずれにも、制限安全杭11が設けられ、4つの制限安全杭11は、踏板3の四隅を同時に固定することで、踏板3に対する固定の強固さをさらに高め、また、フレーム構造1の隅角に制限安全杭11が設けられることで、操作者は、簡便にほかの設備を縛り又は操作プラットフォームを固定することができる。
図2に示されるように、本願の実施例は、一体式操作プラットフォームをさらに提供し、該一体式操作プラットフォームは、少なくとも2つの上記モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの作業プラットフォームのフレーム構造同士は、取り外し可能に固定して接続され、作業プラットフォームにおける踏板はともに甲板を構成する。面積の大きな一体式操作プラットフォームを構築することにより、操作者は、大きな面積を必要とする操作を簡便に実施でき、複数の操作プラットフォームを強固に接続して、海上桟道又はレジャーのための釣り用プラットフォームなどの構造にすることができ、海上作業以外の適用範囲が幅広い。具体的には、隣接する作業プラットフォームのフレーム構造1をねじ部品で接続し、接続する複数の作業プラットフォームを強固に接続して一体式操作プラットフォームとし、このようにボルトで強固に接続して大きな面積の一体式操作プラットフォームを構築すると、メンテナンスや交換などの操作が必要となる場合、操作者は、対応するボルト構造を緩めて、故障が生じた作業プラットフォームだけを交換すればよく、メンテナンスが容易になり、かかる時間が少なく、且つ低価である。
具体的には、本実施例では、作業プラットフォームのフレーム構造は、長方形であり、且つ隣接する2つのフレーム構造の長辺は、対応して取り外し可能に固定して接続されるようにしてもよい。2つ以上の作業プラットフォームの長辺が接続されると、複数の作業プラットフォームの短辺がともに一体式操作プラットフォームの長辺となり、複数の作業プラットフォームの長手方向の両側における2つのキャビン2が一体式操作プラットフォームの底部にあり、その短手方向の両側には、2列のフロートキャビン(各列のフロートキャビンは、複数の作業プラットフォームの同一側における複数のキャビン2から構成される)が形成され、一体式操作プラットフォームの底部における2列のフロートキャビンがその両端の位置で支持し、すなわち2つの支点で支持するため、支持安定性がより高くなり、さらに、2列のフロートキャビンの間にも通り道(複数の作業プラットフォームの2つのキャビン2の間の隙間はともにこの通り道を構成する)があり、海水がこの通り道を流れることにより、その衝撃力を減少させ、さらにその安定性及びバランスを高める。
即ち、複数の作業プラットフォームを組み立てた一体式操作プラットフォームは、単一作業プラットフォームの形態と類似した形態を有し、単一作業プラットフォームのすべての特徴を有する。
また、複数の作業プラットフォームを互いに強固に接続して一体式操作プラットフォームを構築した後、甲板には、ウインチサポート52がヒンジ連結され、ウインチサポート52の自由端が甲板の外部へ延出でき、甲板には、ウインチ5がさらに固定して接続され、ウインチ5は、互いに伝動可能に接続される駆動モータ及びドラム53を備え、ドラム53には、ワイヤロープ51が巻き付けられており、ドラム53の回動方向がウインチサポート52の回動方向と一致するようにしてもよい。ウインチサポート52は、甲板においてそのヒンジ連結部を中心として回動することができ、ウインチサポート52が甲板の外側まで回動すると、操作者は、ほかの作業プラットフォームとの仮橋又は着岸するための仮橋を素早く簡便に構築できる一方、ウインチサポート52は貨物を吊り上げて輸送するためのホルダー又はスイングアームとして機能でき、このため、貨物又は備品を簡便に運搬したり転送したりすることができ、且つワイヤロープ51が直接甲板に作用することにより引き起こされる甲板の摩損や破壊を減少できる。
具体的には、ウインチ5のドラム53は、その軸方向に並べて配列される2つであり、且ついずれも駆動モータの駆動端に伝動可能に接続されるようにしてもよい。輸送対象の貨物の重量が大きい場合、2つのドラム53を同時に使用して、2つのドラム53におけるワイヤロープ51の自由端の両方を貨物に接続し、両方ともに貨物を負荷することにより、ウインチ5の負荷強度及び貨物を輸送するときの安定性を高め、1本のワイヤロープ51で貨物を輸送する場合のようにワイヤロープ51が断裂したり貨物の受力点の受ける力が大きすぎて破損したりすることを回避する。具体的には、ウインチ5は、2つのドラム53を同時に駆動するための1つの駆動モータを設けてもよく、2つのドラム53のそれぞれに1対1で対応するように駆動するための2つの駆動モータを設けてもよい。
本実施例では、甲板には、回転軸を介してウインチサポート52に枢着される固定タブ6が設けられるようにしてもよい。
ウインチサポート52と甲板のヒンジ連結の1つの特定形態としては、甲板には、固定タブ6が設けられ、甲板が固定タブ6によってウインチサポート52にヒンジ連結されることにより、ウインチサポート52が甲板において回動できるようにするとともに、ウインチサポート52と甲板が直接接続されることによる甲板への損壊を防止し、操作者や貨物に対する甲板の支持強度を確保する。
具体的には、本実施例では、ウインチサポートは、2本の縦ビームと複数本の横ビームを備え、2本の縦ビームは、互いに平行に設けられ、複数本の横ビームは、いずれも2本の縦ビームの間に接続され、且つ複数本の横ビームは、互いに平行するようにしてもよく、固定タブ6は、2つであってもよく、同一端における2本の縦ビームの端部は、それぞれ回転軸を介して2つの固定タブ6に枢着される。ウインチサポート52の1つの特定形態としては、複数本の横ビームは、2本の縦ビームの間に支持され、2本の縦ビームの間の相対強固さ及び支持安定性を向上させ、インチホルダー52が接続のための仮橋として機能する場合、横ビームは操作者の立場となり、また、2つの縦ビームの端部が2つの固定タブ6に対応して枢着されるため、接続の強固さがより高くなり、甲板に対するウインチサポート52の回動安定性がより高くなる。
本実施例では、甲板には、ウインチサポート52の外側に位置する支持枠8がさらに固定して設けられ、且つウインチサポート52が外へ回動して支持枠8に当接できるようにしてもよい。貨物輸送が必要となる場合、ウインチサポート52を支持枠8に結合されるまで外へ回動させ、ワイヤロープ51に上方からウインチサポート52を通過させ、貨物をワイヤロープ51の自由端に接続し、ウインチサポート52により支持しながら吊り上がり状態にし、ウインチ5による巻き取りの作用により連続的に上げて、貨物がウインチサポート52に当接すると、ウインチサポート52は、貨物及びワイヤロープ51の共同作用によりヒンジ連結部を中心として内へ回動し、貨物を甲板の上方に輸送し、その後、貨物を取り出し、輸送を完了する。支持枠8でウインチサポートを支持することにより、ウインチサポート52が外側まで回動して甲板に支持され、甲板の破損を引き起こすことを減少させる一方、ワイヤロープ51の牽引によりウインチサポート52がヒンジ連結部を中心として回動するときに、支持枠8によるウインチサポート52の支持には高さ及び角度が存在するため、ワイヤロープ51により駆動されるウインチサポート52の回動角度を効果的に減らし、その分ウインチ5が外部へ仕事をすることを減少させる。
本実施例では、ウインチサポート52の自由端には、回動ローラ7が枢着されるようにしてもよい。ウインチサポート52が支持枠8により支持されているとき、ワイヤロープ51は回動ローラ7を越して貨物を輸送し、ドラム53へ連続的に締まると、回動ローラ7は、ワイヤロープ51を介した伝動により連続的に回動し、ワイヤロープ51を支持するとともに、ワイヤロープ51に対して相対的に運動するときの摩擦力を大幅に減少させ、一方、ワイヤロープ51の摩損を低減させ、さらに、ウインチ5を操作するときの抵抗を低下させる。
本実施例では、作業プラットフォームには、作業プラットフォームを押して海面上を移動させるように構成される動力システム4が設けられるようにしてもよい。海上作業には、通常、周期的に台風により襲われるため、作業プラットフォームに対応する動力システム4が設けられると、操作者は、台風により襲われる前に、動力システム4を利用して対応する操作プラットフォームを避難港などの安全な領域に移動し、台風により引き起こされる操作プラットフォームの破壊を減少させる。また、一体式操作プラットフォームは、動力システム4を有するので、緊急な場合に、海上救助プラットフォームとして機能して、救助が必要な人や物品を救助することができ、このため、応用範囲が広い。
本実施例では、図2に示されるように、動力システム4は、それぞれ甲板の一端の両側の位置にある2つである。2つの動力システム4は、甲板の一端の両側の位置で、互いに連携して一体式操作プラットフォームの方向及び位置を調整するように駆動し、調整作用が高く、駆動力が十分であり、さらに、一方の動力システム4が故障した場合、他方の動力システム4は、単独で一体式操作プラットフォームを調整して駆動することができ、それで、その実用性が高まる。
具体的には、本実施例では、図2に示されるように、動力システムは、エンジン41、調整レバー42及びプロペラー43を備え、甲板には、ラック44が固定して接続され、エンジン41は、ラック44に固定して接続され、調整レバー42の一端は、ラック44の底部に枢着され、プロペラー43は、調整レバー42の他端に枢着され、エンジン41の駆動端は、プロペラー43に接続され、プロペラー43を回動駆動するように構成されるようにしてもよい。動力システムの1つの特定形態としては、エンジン41、調整レバー42及びプロペラー43は、ラック44を介して甲板に固定され、エンジン41は、プロペラー43を回動駆動して、一体式操作プラットフォームが前へ進むように駆動し、調整レバー42は、ラック44において回動可能にラック44に枢着され、それにより、プロペラー43の方向を調整し、さらに一体式操作プラットフォームに対するプロペラー43の推動力の方向を調整する。
具体的には、上記一体式操作プラットフォームを用いて貨物を輸送する方法の操作ステップには、
ウインチサポート52を支持枠8に当接させ、ウインチサポート52の自由端を甲板の外部へ延ばし、ドラム53に巻き付けられたワイヤロープ51を回動ローラ7に結合するステップS100と、
海上貨物をワイヤロープ51の自由端に固定するステップS200と、
ドラム53がウインチ5の駆動モータによってその軸方向に沿って自転するように駆動する制御を行い、ワイヤロープ51がドラム53に巻き付けられて締まり、貨物が回動ローラ7により支持されてワイヤロープ51の自由端に連動して下から上へ移動するステップS300と、
ワイヤロープ51の自由端が回動ローラ7の位置に達すると、貨物及びワイヤロープ51の共同作用によりウインチサポート52がそのヒンジ連結部を中心として内へ回動するステップS400と、
ウインチサポート52の自由端が甲板の上方まで回動すると、ウインチサポート52を固定し、貨物をワイヤロープ51から取り出し、ウインチサポート52を初期位置まで回動するステップS500と、を含む。
なお、上記ステップは、操作方法の一例に過ぎず、その順番が固定されていない。
以上は、本願の好適実施例に過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではなく、本願の構想に基づいて、本願の明細書及び図面の内容に基づいて行われる構造の等価変換又はほかの関連する技術分野への直接/間接的な適用であれば、本願の保護範囲に属する。
本実施例によるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法では、作業プラットフォームの各部材の接続の強固さが高く、操作者が各種操作を行うときの安定性及びバランスがより良好である。
関連出願の相互参照
本願は、2017年11月03日に中国特許庁に提出された、出願番号が201711068475.4、名称が「モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容を引用により本願に組み込んでいる。
本願は、漁業設備の技術分野に関し、具体的には、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォームに関する。
中国の経済の発展に伴い、国は、海水養殖産業をますます重要視してきて、この産業にますます多くの政策支援やリソースが投入されて、それによって、海洋養殖の変革及びアップグレードを促進し、現代漁業の発展を強化させる。
従来の海洋養殖では、業界のほとんどの伝統的な養殖企業は、船又は自作の木製ラフトを使用して養殖のための作業面を提供し、プラットフォームの下にフォーム又はプラスチック製のバレルを配置して木製ラフトを海面に浮かせるが、その接続の強固さが悪く、崩壊しやすく、一方、船の特定の構造によりその機能は輸送に限定され、海上養殖作業には適していない。
上記問題を解決するために、現在の養殖企業は、海面に固定作業面を設置し、対応する養殖や保守などの作業を行っているが、海域での施工環境が悪いため、固定式作業プラットフォームを直接設置すると、養殖企業のコストが増え、さらに、台風による破壊を定期的に受けるため、作業プラットフォームのメンテナンスコストも増える。
したがって、オフショア作業プラットフォームの構造及び機能の設計を最適化させることは、極めて重要なことである。
本願の主な目的は、生産の標準化、柔軟化及び多機能化が可能なモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法を提案することを含み、オフショア作業プラットフォームの構造及び機能の設計を最適化させることを意図する。
上記目的のうちの少なくとも1つを達成させるために、本願は、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法を提案し、該モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームは、下部の部分が海面の下にある浮体構造物、及び前記浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備える。
さらに、前記プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造を備え、前記フレーム構造の天面には、踏板が敷設されており、前記浮体構造物は、頂部が前記フレーム構造に接続されるキャビンを少なくとも1つ備える。
さらに、前記フレーム構造は、2つであり、長方形であり、前記キャビンは、それぞれ前記フレーム構造の長手方向の両側の位置に設けられる。
さらに、2つの前記キャビンの間には、隙間が残されている。
さらに、前記フレーム構造の天面の隅部には、制限安全杭が固定して設けられ、前記踏板の隅部には、前記制限安全杭に1対1で対応するように適合して係合される凹溝が設けられている。
さらに、前記キャビンの内部には、密度が海水の密度未満の充填物が充填されている。
さらに、前記フレーム構造は、Iビーム又は溝形鋼を溶接してなる鋼フレームであり、前記踏板は、防食処理された木板であり、前記キャビンは、複数の鋼板を溶接してなる四角柱形キャビンであり、前記充填物が発泡ポリエチレンである。
さらに、前記鋼フレーム及び前記四角柱形キャビンのいずれの表面にも、防食性ペイントが塗布されている。
本願の別の目的は、少なくとも2つの上記モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの前記作業プラットフォームのフレーム構造同士は、取り外し可能に固定して接続され、前記作業プラットフォームにおける踏板は、ともに甲板を構成する一体式操作プラットフォームを提供する。
さらに、前記作業プラットフォームのフレーム構造は、長方形であり、且つ隣接する2つの前記フレーム構造の長辺は、対応して取り外し可能に固定して接続される。
さらに、前記甲板には、ウインチサポートがヒンジ連結され、前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の外部へ延出でき、前記甲板には、ウインチがさらに固定して接続され、前記ウインチは、互いに伝動可能に接続される駆動モータ及びドラムを備え、前記ドラムには、ワイヤロープが巻き付けられ、前記ドラムの回動方向が前記ウインチサポートの回動方向と一致する。
さらに、前記ドラムは、2つであり、2つの前記ドラムは、その軸方向に並べて配列され、且ついずれも前記駆動モータの駆動端に伝動可能に接続される。
さらに、前記甲板には、回転軸を介して前記ウインチサポートに枢着される固定タブが設けられる。
さらに、前記ウインチサポートは、2本の縦ビームと複数本の横ビームを備え、2本の前記縦ビームは互いに平行して設けられ、複数本の前記横ビームは、いずれも2本の前記縦ビームの間に接続され、且つ互いに平行しており、前記固定タブは、2つであり、同一側における2本の前記縦ビームの端部が、それぞれ回転軸を介して2つの前記固定タブに枢着される。
さらに、前記甲板には、前記ウインチサポートの外側に位置する支持枠が固定して設けられ、且つ前記ウインチサポートは、外へ回動して前記支持枠に当接できる。
さらに、前記ウインチサポートの自由端には、回動ローラが枢着されている。
さらに、前記作業プラットフォームには、前記作業プラットフォームを押して海面上を移動させるように構成される動力システムが設けられる。
さらに、前記動力システムは、2つであり、それぞれ前記甲板の一端の両側の位置にある。
さらに、前記動力システムは、エンジン、調整レバー及びプロペラーを備え、前記甲板には、ラックが固定して接続され、前記エンジンは、前記ラックに固定して接続され、前記調整レバーの一端は前記ラックの底部に枢着され、前記プロペラーは、前記調整レバーの他端に枢着され、前記エンジンの駆動端は、前記プロペラーに接続され、前記プロペラーを回動駆動するように構成される。
本願の別の目的は、一体式操作プラットフォームを用いて海上貨物を甲板に輸送するように構成される輸送方法を提供し、操作ステップには、
前記ウインチサポートを前記支持枠に当接させ、前記ウインチサポートの自由端を前記甲板の外部へ延ばし、前記ドラムに巻き付けられたワイヤロープを前記回動ローラに結合するステップS100と、
海上貨物を前記ワイヤロープの自由端に固定するステップS200と、
前記ドラムが前記ウインチの駆動モータによって軸方向に沿って自転するように駆動する制御を行い、前記ワイヤロープが前記ドラムに巻き付けられて締まり、前記貨物が前記回動ローラにより支持されて前記ワイヤロープの自由端に連動して下から上へ移動するステップS300と、
前記ワイヤロープの自由端が前記回動ローラの位置に達すると、前記貨物及び前記ワイヤロープの共同作用により前記ウインチサポートがそのヒンジ連結部を中心として内へ回動するステップS400と、
前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の上方まで回動すると、前記ウインチサポートを固定し、貨物を前記ワイヤロープから取り出し、前記ウインチサポートを初期位置まで回動するステップS500と、を含む。従来技術に比べて、本願の技術案は、少なくとも以下の利点を有する。
(1)生産の標準化
本願の技術案による操作プラットフォームでは、鋼板を溶接して接続したキャビン、鋼構造のフレーム構造及びフレーム構造の頂部に設けられる踏板は、工場標準生産が可能であるため、手動で縛る方式で設置された従来技術の操作プラットフォームよりも高品質であり、さらに生産効率が高く、生産コスト及び人件費が大幅に低下し、また、鋼材又はほかの金属材料の使用により操作プラットフォームに一定のリサイクル性を付与する。
(2)柔軟化
本願の技術案による操作プラットフォームの工場化生産が可能であるため、ボルトで接続する方式によって、複数の操作プラットフォームを強固に接続してより大面積の一体式操作プラットフォームを構築することができ、合理的に取り付けて配置することによって、操作者は、簡便に使用又は管理することができ、さらに、より大面積の一体式操作プラットフォームでは、後続の応用の観点から、対応する設備が簡便に設置され得る。
(3)多機能化
本願の技術案では、複数の操作プラットフォームを強固に接続することによって、操作者は、ウインチ、動力システムなどのさまざまな設備を一体式操作プラットフォームに搭載することができ、操作者は、貨物を簡便に運搬したり、一体式操作プラットフォームを移動してリスクを低減させ、メンテナンスコストをその分低下させることができ、また、固定型フレーム構造の下方に設けられるキャビンには、充填物を充填しておらず、空き状態に保持してもよく、このようにすると、備品を保管するという操作者のニーズを満たせる。
本願の実施例又は従来技術における技術案を明瞭に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかなように、以下の説明における図面は、本願の実施例の一部に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これら図面に示される構造に基づいてほかの図面を取得できる。
本願の実施例によるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームの三次元構造模式図である。 本願の実施例による一体式操作プラットフォームの三次元構造模式図である。
本願の目的の実現、機能の特徴及び利点については、実施例、図面を参照しながら、さらに説明する。
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明瞭で完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を必要とせずに想到し得るすべてのほかの実施例は、本願の保護範囲に属する。
なお、本願の実施例では、方向に関する指示(たとえば、上、下、左、右、前、後など)が記載されている場合、この方向に関する指示は、ある特定の姿勢(図面を参照)での各部材の間の相対位置関係、運動状況などを解釈するために過ぎず、この特定の姿勢が変わると、この方向に関する指示も変わる。
本願は、モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを提案している。
図1に示されるように、本願の実施例におけるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームは、下方の部分が海面の下にある浮体構造物、及び浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備える。具体的には、プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造1を備え、フレーム構造1の天面には、踏板3が敷設されており、浮体構造物は、頂部がフレーム構造1に接続されるキャビン2を少なくとも1つ備える。作業プラットフォームのキャビン2が海水に没入し、海水の浮力によりフレーム構造1及び踏板3が支持されて浮き上がり、それによって、フレーム構造1及び踏板3が海面上に浮くことができ、海上作業が必要である場合、操作者は、フレーム構造1における踏板3に立って、海面で養殖している貨物に対して各種操作を行うことができる。フレーム構造1がキャビン2に固定して接続されるため、接続の強固さが高く、このため踏板3の安定性が優れており、操作者が作業プラットフォームにおいて各種操作をするときに、安定性やバランスが良好である。
本実施例では、図1に示されるように、フレーム構造1は、長方形であり、キャビン2は、2つであり、それぞれフレーム構造1の長手方向の両側の位置に設けられるようにしてもよい。作業プラットフォームの1つの特定構造としては、2つのキャビン2は、個別にフレーム構造1の両端に設けられ、フレーム構造1の両端の位置を同時に支持して浮かせ、2つの支点が設けられることで、フレーム構造1は、より均一な支持力を受けて、安定性が良好になる。
具体的には、本実施例では、図1に示されるように、2つのキャビン2の間には、隙間が残されているようにしてもよい。1つの大きなキャビン2が設けられる場合に比べて、このような構成とすると、キャビン2がフレーム構造1を支持して浮かせる役割を果たす上に、キャビン2は、2つの支点でフレーム構造1を支持することで、支持安定性を向上させる一方、海水がうねるときに2つのキャビン2の間の隙間を流れることで、キャビン2が受ける水流の抵抗を低減させ、キャビン2に対する水流の推進力をその分低下させ、さらに作業プラットフォームの安定性及びバランスを向上させ、さらに、2つのキャビン2の場合は、必要な加工材料が少なく、材料を効果的に節約して、生産コストを削減させる。
本実施例では、キャビン2の内部には、密度が海水の密度未満の充填物が充填されているようにしてもよい。充填物がキャビン2の内部に充填され、キャビン2の内部の空間を占めるため、海水がキャビン2に侵入されると、海水を収納できる空間が小さく、それによって、キャビン2への海水注入により作業プラットフォーム全体が沈むことを回避し、作業プラットフォームの実用性をさらに向上させる。具体的には、充填物は、フォームなどの材料としてもよい。
本願の実施例では、フレーム構造1は、Iビーム又は溝形鋼を溶接してなる鋼フレームであり、踏板3は、防食処理された木板であり、キャビン2は、複数の鋼板を溶接してなる四角柱形キャビンであり、充填物が発泡ポリエチレンであるようにしてもよく、さらに、本実施例の鋼フレーム及び四角柱形キャビンの表面には、侵食性を有する海水がかかる鋼フレームや鋼板の材質の四角柱形キャビンを腐食して破壊することを回避するために、防食性ペイントが塗布されている。作業プラットフォームにおける各部材の具体的な形態として、フレーム構造1は、複数本のIビーム又は溝形鋼を溶接し又は接続部材により接続したものであり、接続の強固さが高く、且つ簡便に生産でき、量産が可能であり、生産コストを効果的に削減でき、踏板3、フレーム構造1及びキャビン2のいずれの表面にも、防食性ペイントが塗布されており、それによって、海水が上記部材に接触するとこの部材を腐食して破損することを回避し、上記部材の破断、浸透などの損壊を効果的に減少させ、上記各部材及び作業プラットフォームの耐用年数をその分延長させる。
キャビン2は、切頭四角柱形状であり、四角柱の拡径端がフレーム構造1に接続され、縮径端が底部にあり、下部が小さくて上部が大きい四角柱の構成によって、浮き作用を果たすとともに、キャビン2に対する海水の衝撃力を減少させ、フレーム構造1へのキャビン2の支持安定性を高め、陸地上作業プラットフォームを配置するためにキャビン2の縮径端の端面が支持用にも用いられる。具体的には、キャビン2は、切頭円錐形であってもよい。
操作者が作業プラットフォームで歩いているときに、踏板3が変位することにより操作者が転んでひっくり返ることを減少させるために、本願の実施例では、フレーム構造1の天面の隅部には、制限安全杭11が固定して設けられ、踏板3の隅部には、凹溝が設けられ、凹溝は、制限安全杭11に対応して適合して係合する。踏板3は、凹溝を介してフレーム構造1の制限安全杭11に係止され、フレーム構造1に固定して接続され、水平方向においてフレーム構造1に対して変位することができず、海面が上下に揺れたり又は操作者が作業プラットフォーム上を歩いているときにも、踏板3が変位しにくく、それによって、作業プラットフォームの使用信頼性及び作業プラットフォームでの操作者のバランスが確保され、具体的には、フレーム構造1の四隅のいずれにも、制限安全杭11が設けられ、4つの制限安全杭11は、踏板3の四隅を同時に固定することで、踏板3に対する固定の強固さをさらに高め、また、フレーム構造1の隅角に制限安全杭11が設けられることで、操作者は、簡便にほかの設備を縛り又は操作プラットフォームを固定することができる。
図2に示されるように、本願の実施例は、一体式操作プラットフォームをさらに提供し、該一体式操作プラットフォームは、少なくとも2つの上記モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの作業プラットフォームのフレーム構造同士は、取り外し可能に固定して接続され、作業プラットフォームにおける踏板はともに甲板を構成する。面積の大きな一体式操作プラットフォームを構築することにより、操作者は、大きな面積を必要とする操作を簡便に実施でき、複数の操作プラットフォームを強固に接続して、海上桟道又はレジャーのための釣り用プラットフォームなどの構造にすることができ、海上作業以外の適用範囲が幅広い。具体的には、隣接する作業プラットフォームのフレーム構造1をねじ部品で接続し、接続する複数の作業プラットフォームを強固に接続して一体式操作プラットフォームとし、このようにボルトで強固に接続して大きな面積の一体式操作プラットフォームを構築すると、メンテナンスや交換などの操作が必要となる場合、操作者は、対応するボルト構造を緩めて、故障が生じた作業プラットフォームだけを交換すればよく、メンテナンスが容易になり、かかる時間が少なく、且つ低価である。
具体的には、本実施例では、作業プラットフォームのフレーム構造は、長方形であり、且つ隣接する2つのフレーム構造の長辺は、対応して取り外し可能に固定して接続されるようにしてもよい。2つ以上の作業プラットフォームの長辺が接続されると、複数の作業プラットフォームの短辺がともに一体式操作プラットフォームの長辺となり、複数の作業プラットフォームの長手方向の両側における2つのキャビン2が一体式操作プラットフォームの底部にあり、その短手方向の両側には、2列のフロートキャビン(各列のフロートキャビンは、複数の作業プラットフォームの同一側における複数のキャビン2から構成される)が形成され、一体式操作プラットフォームの底部における2列のフロートキャビンがその両端の位置で支持し、すなわち2つの支点で支持するため、支持安定性がより高くなり、さらに、2列のフロートキャビンの間にも通り道(複数の作業プラットフォームの2つのキャビン2の間の隙間はともにこの通り道を構成する)があり、海水がこの通り道を流れることにより、その衝撃力を減少させ、さらにその安定性及びバランスを高める。
即ち、複数の作業プラットフォームを組み立てた一体式操作プラットフォームは、単一作業プラットフォームの形態と類似した形態を有し、単一作業プラットフォームのすべての特徴を有する。
また、複数の作業プラットフォームを互いに強固に接続して一体式操作プラットフォームを構築した後、甲板には、ウインチサポート52がヒンジ連結され、ウインチサポート52の自由端が甲板の外部へ延出でき、甲板には、ウインチ5がさらに固定して接続され、ウインチ5は、互いに伝動可能に接続される駆動モータ及びドラム53を備え、ドラム53には、ワイヤロープ51が巻き付けられており、ドラム53の回動方向がウインチサポート52の回動方向と一致するようにしてもよい。ウインチサポート52は、甲板においてそのヒンジ連結部を中心として回動することができ、ウインチサポート52が甲板の外側まで回動すると、操作者は、ほかの作業プラットフォームとの仮橋又は着岸するための仮橋を素早く簡便に構築できる一方、ウインチサポート52は貨物を吊り上げて輸送するためのホルダー又はスイングアームとして機能でき、このため、貨物又は備品を簡便に運搬したり転送したりすることができ、且つワイヤロープ51が直接甲板に作用することにより引き起こされる甲板の摩損や破壊を減少できる。
具体的には、ウインチ5のドラム53は、その軸方向に並べて配列される2つであり、且ついずれも駆動モータの駆動端に伝動可能に接続されるようにしてもよい。輸送対象の貨物の重量が大きい場合、2つのドラム53を同時に使用して、2つのドラム53におけるワイヤロープ51の自由端の両方を貨物に接続し、両方ともに貨物を負荷することにより、ウインチ5の負荷強度及び貨物を輸送するときの安定性を高め、1本のワイヤロープ51で貨物を輸送する場合のようにワイヤロープ51が断裂したり貨物の受力点の受ける力が大きすぎて破損したりすることを回避する。具体的には、ウインチ5は、2つのドラム53を同時に駆動するための1つの駆動モータを設けてもよく、2つのドラム53のそれぞれに1対1で対応するように駆動するための2つの駆動モータを設けてもよい。
本実施例では、甲板には、回転軸を介してウインチサポート52に枢着される固定タブ6が設けられるようにしてもよい。
ウインチサポート52と甲板のヒンジ連結の1つの特定形態としては、甲板には、固定タブ6が設けられ、甲板が固定タブ6によってウインチサポート52にヒンジ連結されることにより、ウインチサポート52が甲板において回動できるようにするとともに、ウインチサポート52と甲板が直接接続されることによる甲板への損壊を防止し、操作者や貨物に対する甲板の支持強度を確保する。
具体的には、本実施例では、ウインチサポートは、2本の縦ビームと複数本の横ビームを備え、2本の縦ビームは、互いに平行に設けられ、複数本の横ビームは、いずれも2本の縦ビームの間に接続され、且つ複数本の横ビームは、互いに平行するようにしてもよく、固定タブ6は、2つであってもよく、同一端における2本の縦ビームの端部は、それぞれ回転軸を介して2つの固定タブ6に枢着される。ウインチサポート52の1つの特定形態としては、複数本の横ビームは、2本の縦ビームの間に支持され、2本の縦ビームの間の相対強固さ及び支持安定性を向上させ、インチホルダー52が接続のための仮橋として機能する場合、横ビームは操作者の立場となり、また、2つの縦ビームの端部が2つの固定タブ6に対応して枢着されるため、接続の強固さがより高くなり、甲板に対するウインチサポート52の回動安定性がより高くなる。
本実施例では、甲板には、ウインチサポート52の外側に位置する支持枠8がさらに固定して設けられ、且つウインチサポート52が外へ回動して支持枠8に当接できるようにしてもよい。貨物輸送が必要となる場合、ウインチサポート52を支持枠8に結合されるまで外へ回動させ、ワイヤロープ51に上方からウインチサポート52を通過させ、貨物をワイヤロープ51の自由端に接続し、ウインチサポート52により支持しながら吊り上がり状態にし、ウインチ5による巻き取りの作用により連続的に上げて、貨物がウインチサポート52に当接すると、ウインチサポート52は、貨物及びワイヤロープ51の共同作用によりヒンジ連結部を中心として内へ回動し、貨物を甲板の上方に輸送し、その後、貨物を取り出し、輸送を完了する。支持枠8でウインチサポートを支持することにより、ウインチサポート52が外側まで回動して甲板に支持され、甲板の破損を引き起こすことを減少させる一方、ワイヤロープ51の牽引によりウインチサポート52がヒンジ連結部を中心として回動するときに、支持枠8によるウインチサポート52の支持には高さ及び角度が存在するため、ワイヤロープ51により駆動されるウインチサポート52の回動角度を効果的に減らし、その分ウインチ5が外部へ仕事をすることを減少させる。
本実施例では、ウインチサポート52の自由端には、回動ローラ7が枢着されるようにしてもよい。ウインチサポート52が支持枠8により支持されているとき、ワイヤロープ51は回動ローラ7を越して貨物を輸送し、ドラム53へ連続的に締まると、回動ローラ7は、ワイヤロープ51を介した伝動により連続的に回動し、ワイヤロープ51を支持するとともに、ワイヤロープ51に対して相対的に運動するときの摩擦力を大幅に減少させ、一方、ワイヤロープ51の摩損を低減させ、さらに、ウインチ5を操作するときの抵抗を低下させる。
本実施例では、作業プラットフォームには、作業プラットフォームを押して海面上を移動させるように構成される動力システム4が設けられるようにしてもよい。海上作業には、通常、周期的に台風により襲われるため、作業プラットフォームに対応する動力システム4が設けられると、操作者は、台風により襲われる前に、動力システム4を利用して対応する操作プラットフォームを避難港などの安全な領域に移動し、台風により引き起こされる操作プラットフォームの破壊を減少させる。また、一体式操作プラットフォームは、動力システム4を有するので、緊急な場合に、海上救助プラットフォームとして機能して、救助が必要な人や物品を救助することができ、このため、応用範囲が広い。
本実施例では、図2に示されるように、動力システム4は、2つであり、それぞれ甲板の一端の両側の位置にある。2つの動力システム4は、甲板の一端の両側の位置で、互いに連携して一体式操作プラットフォームの方向及び位置を調整するように駆動し、調整作用が高く、駆動力が十分であり、さらに、一方の動力システム4が故障した場合、他方の動力システム4は、単独で一体式操作プラットフォームを調整して駆動することができ、それで、その実用性が高まる。
具体的には、本実施例では、図2に示されるように、動力システムは、エンジン41、調整レバー42及びプロペラー43を備え、甲板には、ラック44が固定して接続され、エンジン41は、ラック44に固定して接続され、調整レバー42の一端は、ラック44の底部に枢着され、プロペラー43は、調整レバー42の他端に枢着され、エンジン41の駆動端は、プロペラー43に接続され、プロペラー43を回動駆動するように構成されるようにしてもよい。動力システムの1つの特定形態としては、エンジン41、調整レバー42及びプロペラー43は、ラック44を介して甲板に固定され、エンジン41は、プロペラー43を回動駆動して、一体式操作プラットフォームが前へ進むように駆動し、調整レバー42は、ラック44において回動可能にラック44に枢着され、それにより、プロペラー43の方向を調整し、さらに一体式操作プラットフォームに対するプロペラー43の推動力の方向を調整する。
具体的には、上記一体式操作プラットフォームを用いて貨物を輸送する方法の操作ステップには、
ウインチサポート52を支持枠8に当接させ、ウインチサポート52の自由端を甲板の外部へ延ばし、ドラム53に巻き付けられたワイヤロープ51を回動ローラ7に結合するステップS100と、
海上貨物をワイヤロープ51の自由端に固定するステップS200と、
ドラム53がウインチ5の駆動モータによってその軸方向に沿って自転するように駆動する制御を行い、ワイヤロープ51がドラム53に巻き付けられて締まり、貨物が回動ローラ7により支持されてワイヤロープ51の自由端に連動して下から上へ移動するステップS300と、
ワイヤロープ51の自由端が回動ローラ7の位置に達すると、貨物及びワイヤロープ51の共同作用によりウインチサポート52がそのヒンジ連結部を中心として内へ回動するステップS400と、
ウインチサポート52の自由端が甲板の上方まで回動すると、ウインチサポート52を固定し、貨物をワイヤロープ51から取り出し、ウインチサポート52を初期位置まで回動するステップS500と、を含む。
なお、上記ステップは、操作方法の一例に過ぎず、その順番が固定されていない。
以上は、本願の好適実施例に過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではなく、本願の構想に基づいて、本願の明細書及び図面の内容に基づいて行われる構造の等価変換又はほかの関連する技術分野への直接/間接的な適用であれば、本願の保護範囲に属する。
本実施例によるモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム、一体式操作プラットフォーム及び輸送方法では、作業プラットフォームの各部材の接続の強固さが高く、操作者が各種操作を行うときの安定性及びバランスがより良好である。
1−フレーム構造
11−制限安全杭
2−キャビン
3−踏板
4−動力システム
41−エンジン
42−調整レバー
43−プロペラー
44−ラック
5−ウインチ
51−ワイヤロープ
52−ウインチサポート
53−ドラム
6−固定タブ
7−回動ローラ
8−支持枠。

Claims (20)

  1. モジュール式オフショア多機能作業プラットフォームであって、
    下部の部分が海面の下にある浮体構造物、及び前記浮体構造物の天面に設けられるプラットフォーム構造を備える、
    ことを特徴とするモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  2. 前記プラットフォーム構造は、水平に設けられるフレーム構造を備え、前記フレーム構造の天面には、踏板が敷設されており、
    前記浮体構造物は、頂部が前記フレーム構造に接続されるキャビンを少なくとも1つ備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  3. 前記フレーム構造は、長方形であり、前記キャビンは、それぞれ前記フレーム構造の長手方向の両側の位置に設けられる2つがある、
    ことを特徴とする請求項2に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  4. 2つの前記キャビンの間には、隙間が残されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  5. 前記フレーム構造の天面の隅部には、制限安全杭が固定して設けられ、前記踏板の隅部には、前記制限安全杭に1対1で対応するように適合して係合される凹溝が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2−4のいずれか1項に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  6. 前記キャビンの内部には、密度が海水の密度未満の充填物が充填されている、
    ことを特徴とする請求項2−5のいずれか1項に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  7. 前記フレーム構造は、Iビーム又は溝形鋼を溶接してなる鋼フレームであり、前記踏板は、防食処理された木板であり、前記キャビンは、複数の鋼板を溶接してなる四角柱形キャビンであり、前記充填物が発泡ポリエチレンである、
    ことを特徴とする請求項6に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  8. 前記鋼フレーム及び前記四角柱形キャビンのいずれの表面にも、防食性ペイントが塗布されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォーム。
  9. 一体式操作プラットフォームであって、
    請求項1−8のいずれか1項に記載のモジュール式オフショア多機能作業プラットフォームを備え、隣接する2つの前記作業プラットフォームのフレーム構造同士は、取り外し可能に固定して接続され、前記作業プラットフォームにおける踏板は、ともに甲板を構成する、
    ことを特徴とする一体式操作プラットフォーム。
  10. 前記作業プラットフォームのフレーム構造は、長方形であり、且つ隣接する2つの前記フレーム構造の長辺は、対応して取り外し可能に固定して接続される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の一体式操作プラットフォーム。
  11. 前記甲板には、ウインチサポートがヒンジ連結され、前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の外部へ延出でき、前記甲板には、ウインチがさらに固定して接続され、前記ウインチは、互いに伝動可能に接続される駆動モータ及びドラムを備え、前記ドラムには、ワイヤロープが巻き付けられ、前記ドラムの回動方向が前記ウインチサポートの回動方向と一致する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の一体式操作プラットフォーム。
  12. 前記ドラムは、2つであり、2つの前記ドラムは、その軸方向に並べて配列され、且ついずれも前記駆動モータの駆動端に伝動可能に接続される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の一体式操作プラットフォーム。
  13. 前記甲板には、回転軸を介して前記ウインチサポートに枢着される固定タブが設けられる、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の一体式操作プラットフォーム。
  14. 前記ウインチサポートは、2本の縦ビームと複数本の横ビームを備え、2本の前記縦ビームは互いに平行して設けられ、複数本の前記横ビームは、いずれも2本の前記縦ビームの間に接続され、且つ互いに平行しており、前記固定タブは、2つであり、同一側における2本の前記縦ビームの端部が、それぞれ回転軸を介して2つの前記固定タブに枢着される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の一体式操作プラットフォーム。
  15. 前記甲板には、前記ウインチサポートの外側に位置する支持枠が固定して設けられ、且つ前記ウインチサポートは、外へ回動して前記支持枠に当接できる、
    ことを特徴とする請求項11−14のいずれか1項に記載の一体式操作プラットフォーム。
  16. 前記ウインチサポートの自由端には、回動ローラが枢着されている、
    ことを特徴とする請求項15に記載の一体式操作プラットフォーム。
  17. 前記作業プラットフォームには、前記作業プラットフォームを押して海面上を移動させるように構成される動力システムが設けられる、
    ことを特徴とする請求項9−16のいずれか1項に記載の一体式操作プラットフォーム。
  18. 前記動力システムは、それぞれ前記甲板の一端の両側の位置にある2つである、
    ことを特徴とする請求項17に記載の一体式操作プラットフォーム。
  19. 前記動力システムは、エンジン、調整レバー及びプロペラーを備え、前記甲板には、ラックが固定して接続され、前記エンジンは、前記ラックに固定して接続され、前記調整レバーの一端は前記ラックの底部に枢着され、前記プロペラーは、前記調整レバーの他端に枢着され、前記エンジンの駆動端は、前記プロペラーに接続され、前記プロペラーを回動駆動するように構成される、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の一体式操作プラットフォーム。
  20. 輸送方法であって、
    請求項16に記載の一体式操作プラットフォームを用いて海上貨物を甲板に輸送するように構成され、操作ステップには、
    前記ウインチサポートを前記支持枠に当接させ、前記ウインチサポートの自由端を前記甲板の外部へ延ばし、前記ドラムに巻き付けられたワイヤロープを前記回動ローラに結合するステップS100と、
    海上貨物を前記ワイヤロープの自由端に固定するステップS200と、
    前記ドラムが前記ウインチの駆動モータによって軸方向に沿って自転するように駆動される制御を行い、前記ワイヤロープが前記ドラムに巻き付けられて締まり、前記貨物が前記回動ローラにより支持されて前記ワイヤロープの自由端に連動して下から上へ移動するステップS300と、
    前記ワイヤロープの自由端が前記回動ローラの位置に達すると、前記貨物及び前記ワイヤロープの共同作用により前記ウインチサポートがそのヒンジ連結部を中心として内へ回動するステップS400と、
    前記ウインチサポートの自由端が前記甲板の上方まで回動すると、前記ウインチサポートを固定し、貨物を前記ワイヤロープから取り出し、前記ウインチサポートを初期位置まで回動するステップS500と、を含む、
    ことを特徴とする輸送方法。
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