JP3229049B2 - ビデオ・カメラ,プリンタ装置およびそれらの制御方法ならびにプリント禁止信号の検出装置および方法 - Google Patents

ビデオ・カメラ,プリンタ装置およびそれらの制御方法ならびにプリント禁止信号の検出装置および方法

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JP3229049B2
JP3229049B2 JP35640592A JP35640592A JP3229049B2 JP 3229049 B2 JP3229049 B2 JP 3229049B2 JP 35640592 A JP35640592 A JP 35640592A JP 35640592 A JP35640592 A JP 35640592A JP 3229049 B2 JP3229049 B2 JP 3229049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,被写体を連続的に撮影するこ
とにより得られる映像信号の記録およびスチル再生とム
ービ再生を行なうビデオ・カメラ,このようなビデオ・
カメラによって記録された映像信号からその映像信号に
よって表わされる画像のプリント画を生成するプリンタ
装置およびこれらの制御方法,ならびに映像信号にプリ
ント禁止信号が重畳されているときにそれを検出する回
路および方法に関する。
【0002】
【背景技術】一般に,ビデオ・カメラでは1/60秒のシ
ャッタ・スピードで撮影が行われる。このため,このム
ービ映像信号から被写体の動きのなかの1駒をスチル再
生しようとする場合,画像の流れた惚けた再生しか行う
ことができない。
【0003】動きのある被写体についてスチル再生時に
鮮明な画像を得るためには,高速のシャッタ・スピード
で撮影を行わなければならない。高速のシャッタ・スピ
ードでの撮影を連続的に行うムービ・ビデオ・カメラが
提案されているが,そうするとムービ再生時に画像の各
駒の連続感が失われ,再生された画像における被写体の
動きが非常に不自然なものとなる。ムービ再生とスチル
再生は両立し難い。
【0004】
【発明の開示】この発明は,被写体の動きによる惚けの
ない鮮明な再生静止画像を得ることができ,かつ連続感
のある自然な動きのムービ再生を行なうことができるよ
うにすることを目的とする。
【0005】またこの発明は,高速のシャッタ・スピー
ドで撮影された映像信号と1/60秒のシャッタ・スピー
ドで撮影された映像信号とを再生時に区別できるように
することを目的とする。
【0006】この発明によるビデオ・カメラは,高速シ
ャッタ・スピードのシャッタと通常のシャッタ・スピー
ドのシャッタとが実現可能なシャッタ実現手段,連続す
る複数回の撮影のうちに1回定期的に上記高速シャッタ
・スピードでの露光を行ない,そのほかは上記通常のシ
ャッタ・スピードでの露光を行なうように上記シャッタ
実現手段を制御するシャッタ制御手段,上記通常のシャ
ッタ・スピードで露光されたときには被写体像を表わす
第1の映像信号を,上記高速シャッタ・スピードで露光
されたときには被写体像を表わす第2の映像信号をそれ
ぞれ出力する撮影手段,上記撮影手段から出力される映
像信号のうち,通常のシャッタ・スピードの露光により
得られる第1の映像信号に関連する垂直帰線消去期間内
に,上記第1の映像信号によって表わされる画像のプリ
ント禁止を表わすプリント禁止信号を重畳するプリント
禁止信号重畳手段,ならびに上記プリント禁止信号重畳
手段によってプリント禁止信号が重畳された上記第1の
映像信号および上記撮影手段から出力された上記第2の
映像信号を記録媒体に記録する記録手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0007】この発明はまた,上記ビデオ・カメラの制
御方法を提供している。
【0008】シャッタ実現手段は,通常の機械的なシャ
ッタおよびいわゆる電子シャッタを含む。電子シャッタ
においては固体電子撮像素子における不要電荷のクリア
時点から信号電荷の読出し時点までの時間によって露光
時間(シャッタ・スピード)が規定される。
【0009】通常のシャッタ・スピードとは一般的にビ
デオ・カメラにおいて用いられている1/60秒のシャッ
タ・スピードをいい,高速シャッタ・スピードとは1/
60秒よりも高速の,例えば1/125 秒,1/250 秒等の
シャッタ・スピードをいう。
【0010】この発明によると連続する複数回の撮影の
うちに1回定期的に高速シャッタ・スピードでの撮影が
行なわれ,そのほかは通常のシャッタ・スピードで撮影
が行なわれる。
【0011】1回の撮影とはフィールド・モードのとき
には1フィールド分の映像信号を得る処理であり,フレ
ーム・モードのときには1フレーム(2フィールド)分
の映像信号を得る処理である。
【0012】したがって高速シャッタ・スピードの撮影
により得られた映像信号を用いて静止画を再生(プリン
ト画を作成するまたは表示装置の画面上に表示する)す
ることにより鮮明な画像が得られる。また高速シャッタ
・スピードによる撮影は複数回の連続するうちの1回の
み行なわれるため,ムービ再生した場合であっても違和
感が生じることなく,自然な感じとなる。
【0013】発明者の体験により分ったところによる
と,高速シャッタ・スピード(1/250 秒の場合)によ
る撮影は,好ましくは,連続する16回(フィールド・モ
ードにおいて)の撮影のうちに1回定期的に行なわれれ
ばよい。この程度の周期で高速シャッタ・スピード撮影
をすればムービ再生したときに違和感が生じることを防
止できる。
【0014】通常の写真撮影においてシャッタ・チャン
スを逃すことなく所望の画像が得られる最大時間間隔は
1秒程度であるから,シャッタ・チャンスを逃さないと
いう点を考慮すると,フィールド・モードにおいて連続
する60回以下の撮影のうち1回高速シャッタ・スピード
撮影を定期的に行うようにすることが望ましいであろ
う。
【0015】この発明によると,上記撮影手段から出力
される映像信号のうち,通常のシャッタ・スピードの露
光により得られる第1の映像信号に関連する垂直帰線消
去期間内に,上記第1の映像信号によって表わされる画
像のプリント禁止を表わすプリント禁止信号が重畳され
ている。
【0016】最も一般的には第1の映像信号が現われる
直前の垂直帰線消去期間内にプリント禁止信号が挿入さ
れるであろう。
【0017】この発明によるビデオ・カメラから出力さ
れる映像信号,またはビデオ・カメラによって記録され
た記録媒体から読出された映像信号が与えられるプリン
タ装置において,プリント禁止信号を検出することによ
って,通常のシャッタ・スピードの撮影により得られた
第1の映像信号と高速シャッタ・スピードの撮影により
得られた第2の映像信号とを区別することができる。し
たがって高速シャッタ・スピードの撮影により得られた
第2の映像信号を間違いなく選択することができ,鮮明
なプリント画を作成することができるようになる。
【0018】さらにプリント禁止信号は,上記第1の映
像信号の垂直帰線消去期間内の第17番めの水平同期信号
と第18番めの水平同期信号との間に重畳することが好ま
しい。
【0019】一般に,垂直帰線消去期間内には種々の信
号が重畳されている。たとえば放送波にはITS(Inte
rface Test Signal )が挿入されている。このITSは
第17番めの水平同期信号と第18番めの水平同期信号との
間にも重畳されている。しかしここに重畳されている信
号は放送局の試験信号であるため再生装置または受像装
置には関係がなく,ここにプリント禁止信号を重畳して
も問題は生じない。また同期乱れ,周波数特性等を考慮
すると垂直帰線消去期間の後半にプリント禁止信号を重
畳することが好ましいからである。
【0020】この発明の他の実施態様においては,高速
シャッタ・スピードでの撮影が行なわれる直前の通常の
シャッタ・スピードでの撮影によって上記撮影手段から
出力される上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内
に,高速シャッタ・スピードでの撮影により得られる上
記第2の映像信号が次に現われる旨を表わす予告信号が
重畳される。
【0021】この予告信号の検出により,高速シャッタ
・スピードで撮影された第2の映像信号が次に現われる
ことが認識される。第2の映像信号に基づいて画像のプ
リントを行なうプリンタにおいては,予告信号の検出に
応答してプリント処理のための準備ができるようにな
る。したがって処理時間の遅い処理回路を含むプリンタ
においても適正なプリント処理が可能となる。
【0022】さらに他の好ましい実施態様においては,
上記撮影手段から出力される映像信号のうち,高速シャ
ッタ・スピードの下での撮影により得られる第2の映像
信号に関連する垂直帰線消去期間内に,上記第2の映像
信号を得たときの撮影情報または上記第2の映像信号に
よって表わされる画像をプリントするときに有用なプリ
ント情報を表わす情報信号が重畳される。
【0023】情報信号によって表わされる情報には,1
/60秒以外のシャッタ・スピードのシャッタが用いられ
たこと,撮影時のシャッタ・スピード,絞り値,色温度
および年月日,タイトル,フィールド/フレーム・モー
ドの別,磁気記録フォーマット(8ミリ・ノーマル,8
ミリ・ハイ,VHS,S−VHS等),駒番号等があ
る。これらの情報をプリンタ装置において検出すること
により,プリント画の作成に役立てることができる。駒
番号は第2の映像信号について付された連続番号であ
り,これは撮影した特定の静止画を検索するのに有用で
ある。
【0024】この発明の好ましい実施態様においては,
上記撮影手段から出力される映像信号を増幅する増幅回
路,および高速シャッタ・スピードの露光により得られ
る上記第2の映像信号のレベルが,通常のシャッタ・ス
ピードの露光により得られる第1の映像信号のレベルと
ほぼ等しくなるように上記増幅回路のゲインを制御する
ゲイン制御手段がさらに設けられる。
【0025】高速シャッタ・スピードで撮影すると露光
時間が短くなるため,得られる映像信号のレベルが全体
的に低下し,再生画像が暗くなる。この実施態様による
と,第2の映像信号の平均的なレベルが第1の映像信号
のそれとほぼ等しくなるようにゲイン制御されるため,
通常のシャッタ・スピードで撮影された第2の映像信号
による再生画像とほぼ等しい明るさの再生画像が得ら
れ,ムービ再生したときに不自然な感じがなくなる。
【0026】この発明によるプリント禁止信号検出回路
は,通常のシャッタ・スピードによって撮影された被写
体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に映像信号によ
って表わされる画像のプリント禁止を表わすプリント禁
止信号が重畳されている第1の映像信号と高速シャッタ
・スピードによって撮影された被写体像を表わす第2の
映像信号とが,所定複数駒分の第1の映像信号の間に1
回1駒分の第2の映像信号が現われるように記録された
記録媒体から映像信号を読取る読取手段,上記読取手段
によって読取られた映像信号から,垂直帰線消去期間内
に重畳されている重畳信号を検出して出力する重畳信号
検出手段,上記重畳信号検出手段によって検出されかつ
出力される重畳信号が,定期的に停止するかどうかを確
認する重畳信号出力確認手段,および上記重畳信号出力
確認手段によって,上記重畳信号の出力が定期的に停止
していることが確認されているときに上記重畳信号検出
手段によって検出された重畳信号をプリント禁止信号と
して出力するプリント禁止信号出力回路を備えている。
【0027】プリント禁止信号検出回路はプリンタ装置
に設けられる。この発明によると,上記ビデオ・カメラ
を用いて映像信号に重畳されたプリント禁止信号を検出
することができる。したがってプリント禁止信号が検出
されていない映像信号が高速シャッタ・スピードで撮影
されることにより得られたものと判断でき,プリンタ装
置において高速シャッタ・スピードで撮影されることに
より得られた映像信号のみに基づいて鮮明な画像のプリ
ント画を得ることができる。また,プリント禁止信号を
検出するにあたって,映像信号の垂直帰線消去期間に重
畳された信号が定期的に停止しているかどうかを確認し
ているから,一定周期で現われる第2の映像信号に関連
して重畳されているプリント禁止信号を,すべての垂直
帰線消去期間に現われる上記のITS等から区別して検
出することが可能となる。
【0028】この発明によるプリント禁止信号検出回路
は表示装置にも適用可能である。この場合には,第2の
映像信号に基づく鮮明な静止画のみが表示装置に表示さ
れることになる。
【0029】この発明のプリンタ装置は,通常のシャッ
タ・スピードによって撮影された被写体像を表わし,か
つ垂直帰線消去期間内に映像信号によって表わされる画
像のプリント禁止を表わすプリント禁止信号が重畳され
ている所定複数駒分の第1の映像信号の間に,高速シャ
ッタ・スピードによって撮影された被写体像を表わす第
2の映像信号が挿入されてなる映像信号から,垂直帰線
消去期間内に重畳されているプリント禁止信号を検出す
るプリント禁止信号検出手段,上記プリント禁止信号検
出手段から出力される上記プリント禁止信号に基づい
て,垂直帰線消去期間内に上記プリント禁止信号が含ま
れていない映像信号を記憶手段に記憶するように制御す
る記憶制御手段,および上記記憶制御手段の制御のもと
に上記記憶手段に記憶された映像信号を上記記憶手段か
ら読出し,読出された映像信号によって表わされる画像
をプリントするプリント手段を備えている。
【0030】この発明によると,上述したビデオ・カメ
ラによって記録媒体に記録された映像信号によって表わ
される画像をプリントする装置が提供されている。この
プリンタ装置には,上記記録媒体から読出された映像信
号が与えられる。もっとも,プリンタ装置に記録媒体か
ら映像信号を読出す手段を設けてもよい。
【0031】いずれにしても,上記映像信号の垂直帰線
消去期間内に重畳されているプリント禁止信号が検出さ
れ,プリント禁止信号を伴わない第2の映像信号のうち
指定されたものが記憶手段に記憶され,プリント画作成
のための画像データとして用いられる。このようにし
て,高速シャッタ・スピード撮影により得られた第2の
映像信号のみに基づいてプリント画が作成されるから,
常に鮮明な静止画が得られる。
【0032】従来のビデオ・カメラにおいて得られる映
像信号にはプリント禁止信号は挿入されていない。した
がって,従来のビデオ・カメラによって得られた映像信
号をこの発明によるプリンタ装置に与えても,このプリ
ンタ装置はプリント動作を行う。すなわち,この発明に
よるプリンタ装置はこの発明によるビデオ・カメラおよ
び従来のビデオ・カメラの両方により生成された映像信
号に適用可能である。
【0033】この発明によるプリンタ装置の好ましい実
施態様においては,上記第2の映像信号が現われる直前
の上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内に,上記第
2の映像信号が現われる旨を表わす予告信号が重畳され
ているかどうかを検出する予告信号検出手段,および上
記予告信号検出手段による上記予告信号の検出に応答し
て,上記記憶制御手段による上記記憶手段への記憶の制
御を準備するように上記記憶制御手段に準備信号を出力
する準備信号出力手段がさらに設けられる。
【0034】これにより記憶手段への映像信号の記憶の
準備ができるので,動作時間の遅い制御回路をもつプリ
ンタ装置であっても高速シャッタ・スピードによる撮影
により得られた映像信号を確実に記憶することができ,
プリントすることが可能となる。
【0035】他の実施態様においては,上記第2の映像
信号の垂直帰線消去期間内に重畳されている,上記第2
の映像信号を得たときの撮影情報または上記第2の映像
信号によって表わされる画像をプリントするときに有用
なプリント情報を表わす情報信号を検出するプリント条
件信号検出手段がさらに設けられる。
【0036】検出された情報は,必要に応じてプリント
装置の表示装置に表示されユーザのために役立てられ
る,またはプリント装置によるプリント画作成動作の制
御のために用いられる。
【0037】
【実施例の説明】図1から図5はこの発明のビデオ・カ
メラの実施例を示すものである。
【0038】図1はビデオ・カメラの電気的構成を示す
ブロック図,図2はビデオ・カメラに含まれるPI(Pr
int Inhibit )信号(プリント禁止信号)発生回路の具
体的構成を示すブロック図である。
【0039】図3は図1に示すビデオ・カメラにおける
記録フォーマットを示しており,(A) はフィールド記録
の場合を,(B) はフレーム記録の場合をそれぞれ示して
いる。図4は図1に示すビデオ・カメラにおいて記録さ
れる信号を示しており,(A)は複数フィールドの記録信
号を,(B) は(A) に示す記録信号のうち垂直ブランキン
グ期間を拡大して示している。図5は映像信号の垂直ブ
ランキング期間に重畳される信号をそれぞれ示し,(A)
はプリントを禁止するPI信号を,(B) は複数フィール
ドにわたって連続的に挿入されるPI信号のうち最後の
フィールドに重畳されるPIL信号(次のフィールドの
映像信号がプリント可能であることを示す)およびPI
信号を,(C) は撮影およびプリントに関する各種情報を
表わす情報信号を,(D) はITS(後述する)の一例を
それぞれ示している。
【0040】ビデオ・カメラはモード設定ボタン16を含
み,このモード設定ボタン16によってムービ撮影モー
ド,インターバル撮影モードおよびスポーツ撮影モード
の撮影モードの設定が可能である。ムービ撮影モードは
一般的な撮影方式であって,シャッタ・スピードを常に
1/60秒として被写体を連続的に撮影するモードであ
る。インターバル撮影モードはシャッタ・スピードを1
/60秒として被写体を連続的に所定複数フィールドにわ
たって撮影し,それらの間で1フィールド(または1フ
レーム)だけ定期的に高速シャッタ・スピード(例えば
1/250 秒)で撮影し,このシーケンスを繰返すモード
である。スポーツ撮影モードは常に高速シャッタ・スピ
ードで被写体を連続的に撮影するモードである。
【0041】モード設定ボタン16によって設定されたモ
ードを表わす信号はシステム・コントローラ15に与えら
れる。入力したモード設定信号にもとづいてシステム・
コントローラ15はシャッタ制御信号を出力しシャッタ制
御回路12を制御することにより,それぞれのモードに応
じた撮影が行なわれるようになる。以下の説明ではモー
ド設定ボタン16によってインターバル撮影モードが設定
された場合について述べる。
【0042】撮像レンズ2によって形成された被写体像
を表わす光像が絞り制御回路11によって制御される絞り
3を通して,CCD4上に結像される。
【0043】インターバル撮影モードにおいては,上述
のようにシャッタ制御回路12の制御のもとに,1/60秒
の通常シャッタ・スピードで所定複数回にわたる連続的
な露光と,1/250 秒の高速シャッタ・スピードで1回
の露光とからなる一連のシーケンスが繰返されるように
CCD4における電子シャッタ動作が行なわれる。この
様子が図3(A) および(B) に示されている。図3(A) お
よび(B) においてハッチングで示されている部分が高速
シャッタ・スピードで撮影されたフィールドを示し,そ
れ以外の部分が通常のシャッタ・スピードで撮影された
フィールドを示している。(A) はフィールド記録の場合
を,(B) はフレーム記録の場合をそれぞれ示している。
フレーム記録の場合は,複数回の撮影のうち連続する2
フィールドについて高速シャッタ・スピードで撮影が行
なわれる。16フィールドに1回または連続する2回の高
速シャッタ・スピード撮影が行なわれている。CCD4
からの映像信号の読出しは,シャッタ・スピードの値に
関係なく,通常のビデオ・カメラと同じように1/60秒
ごとに行なわれるのはいうまでもない。
【0044】後述するようにCCD4から出力される映
像信号のうち通常のシャッタ・スピードの撮影によって
得られる映像信号にはPI信号が重畳される。図3には
PI信号が挿入される様子も示されている。
【0045】CCD4から出力される映像信号はCDS
(相関二重サンプリング回路)5を介して自動利得調整
回路6および自動露出検出回路14にそれぞれ与えられ
る。
【0046】自動露出検出回路14は入力する映像信号か
ら輝度信号を抽出し,抽出した輝度信号を一定の区間に
わたって積分して,この積分値をシステム・コントロー
ラ15に与える回路である。自動露出検出回路14から与え
られる積分輝度信号にもとづいて,システム・コントロ
ーラ15から絞り制御信号が出力され,露光量が常に適切
になるように絞り3が制御されることになる。
【0047】自動利得調整回路6はシステム・コントロ
ーラ15から与えられるゲイン制御信号にもとづいて増幅
率を切換え,入力する映像信号を2種類の増幅率のうち
のいずれか選択された一方で増幅することができる回路
である。自動利得調整回路6は,通常のシャッタ・スピ
ードの撮影によって得られた映像信号の増幅率よりも高
速のシャッタ・スピードの撮影によって得られた映像信
号の増幅率の方を高くして,両者の映像信号(回路6の
出力映像信号)の平均的レベルがほぼ等しくなるように
調整する。
【0048】自動利得調整回路6によってレベルが調整
された映像信号は撮像系信号処理回路7に与えられる。
撮像系信号処理回路7によって,R,G,B信号の生
成,それらの信号に対する色バランス調整およびガンマ
補正,輝度信号および色差信号の生成等の信号処理が行
なわれ,信号処理後の映像信号合成回路8に与えられ
る。
【0049】ビデオ・カメラにはPI信号発生回路20が
含まれている。PI信号発生回路20には,水平同期信号
HD,垂直同期信号VDおよびクロック信号CKがSS
G(同期信号発生回路)13から,撮影に関する情報,プ
リントに関する情報等を表わすデータがシステム・コン
トローラ15からそれぞれ与えられている。これらの入力
信号およびデータにもとづいてPI信号発生回路20にお
いて,PI信号,複数フィールドにわたって連続するP
I信号のうち最後のPI信号であることを示すPIL信
号,撮影情報やプリント情報を表わす情報信号,および
高速シャッタ・スピードでの撮影の周期を定めるインタ
ーバル・タイミング・パルスが生成される。インターバ
ル・タイミング・パルスはシステム・コントローラ15
に,PI信号,PI信号および情報信号はそれぞれ合成
回路8に与えられる。
【0050】合成回路8によって,撮像系信号処理回路
7から出力される映像信号(少なくとも輝度信号)に,
PI信号発生回路20から出力されるPI信号,PIL信
号および情報信号がそれぞれ重畳される。
【0051】PI信号の一例が図5(A) および(B) に,
PIL信号の一例が図5(B) に,情報信号の一例が図5
(C) にそれぞれ示されている。また放送波に挿入される
ITS(“Insertion of special signal in the field
blanking interval of a television signal”または
“Interface Test Signal”)の一例が図5(D) に示さ
れている。
【0052】図5(A) に示すPI信号は通常の1/60秒
のシャッタ・スピードで撮影されることにより得られた
映像信号に関連する垂直ブランキング期間の初期期間I
T1に挿入される。高速のシャッタ・スピードで撮影す
ることにより得られた映像信号に関連する垂直ブランキ
ング期間にはPI信号は挿入されない。
【0053】図5(B) に示すPI信号およびPIL信号
は,高速シャッタ・スピードで撮影されることにより得
られる映像信号の一つ前の1/60秒のシャッタ・スピー
ドで撮影されることにより得られた映像信号に関連する
垂直ブランキング期間の初期期間IT1 に挿入される。
このPI信号とPIL信号の組合せは,1/60秒のシャ
ッタ・スピードで撮影されることにより得られた映像信
号であるからプリントは禁止されるということと,次に
プリント可能な高速シャッタ・スピードで撮影されるこ
とにより得られた映像信号がくることを予告することと
を表わすものである。PIL信号は単に予告するだけの
ものであるから必ずしも付加する必要はない。
【0054】図5(C) の情報信号は,高速シャッタ・ス
ピードで撮影することにより得られた映像信号に関連す
る垂直ブランキング期間の初期期間IT1 以外の期間に
挿入される。情報信号には,情報信号であることを表わ
すIDデータ(情報ID)が含まれ,これは情報信号の
識別用の期間IT2 に挿入されている。情報信号によっ
て表わされる情報には,1/60秒以外のシャッタ・スピ
ードのシャッタが用いられたこと,撮影時のシャッタ・
スピード,絞り値,色温度および年月日,タイトル,フ
ィールド/フレーム・モードの別,磁気記録フォーマッ
ト(8ミリ・ノーマル,8ミリ・ハイ,VHS,S−V
HS等),駒番号等がある。これらの情報のうち,ID
データはいずれかの情報項目が挿入されたときには必ず
挿入され,そのほかの情報については必要ないずれか一
つまたは複数の項目が挿入されればよい。もっとも,こ
のような情報がプリンタ装置において必要ない場合には
情報信号は挿入するに及ばない。高速シャッタ・スピー
ドで撮影されることにより得られた映像信号に関連する
垂直ブランキング期間ではなく,その前後の通常のシャ
ッタ・スピードで撮影することにより得られた映像信号
に関連する垂直ブランキング期間に情報信号を挿入して
もよい。
【0055】図5(D) のITSは垂直ブランキング期間
の全体にわたって挿入されている。
【0056】映像信号に関連する垂直ブランキング期間
とは,好ましくはその映像信号の直前に現われる垂直ブ
ランキング期間である。
【0057】このようにPI信号,PIL信号および情
報信号は時間的にずれて映像信号に重畳される。これに
対し,ITSの一部はPI信号,PIL信号および情報
信号と一部時間的に重複する。
【0058】PI信号,PIL信号およびプリント条件
信号(情報信号)はそれぞれ図4(B) に示すように垂直
ブランキング期間内における第17番めの水平同期信号と
第18番めの水平同期信号の間において映像信号に重畳さ
れるタイミングで,PI信号発生回路20から出力され
る。
【0059】合成回路8から出力される映像信号は記録
系処理回路9に与えられる。記録系処理回路9によって
映像信号にプリエンファシス(高域強調),FM変調等
の記録処理が施され,処理後の映像信号は記録再生ヘッ
ド10によってビデオ・テープ18に記録される。
【0060】図1に示すビデオ・カメラは再生処理を行
なうこともでき,再生処理のために再生系信号処理回路
17が含まれている。
【0061】再生モードにおいては,ビデオ・テープ18
に記録されている映像信号が記録再生ヘッド10によって
読取られ,再生系信号処理回路17に与えられる。再生系
信号処理回路17において,入力する映像信号の復調,デ
エンファシス処理等が行なわれ再生信号として外部に出
力される,たとえば後述するプリンタ装置に与えられ
る。
【0062】PI信号発生回路20の一部の構成を示すブ
ロック図が図2に示されている。
【0063】PI信号発生回路20にはカウンタ21,エン
コーダ22およびレジスタ23が含まれている。SSG13か
ら出力されるクロック信号CKがカウンタ21およびエン
コーダ22に与えられ,水平同期信号HDおよび垂直同期
信号VDはカウンタ21に与えられる。またシステム・コ
ントローラ15から出力される撮影,プリントに関するデ
ータはレジスタ23を介してエンコーダ22に与えられる。
【0064】カウンタ21には水平同期信号HDを計数す
る第1のカウンタと垂直同期信号VDを計数する第2の
カウンタとが含まれている。第1のカウンタには値17が
プリセットされている。また,第2のカウンタは高速シ
ャッタ・スピードで撮影を行うべき周期(たとえば16フ
ィールド)を示す値とその周期よりも1つ小さい値を計
数するとともに,この計数動作を上記周期ごとに繰返す
ものである。第2のカウンタは,上記周期を計数したと
きに第1の信号を,上記周期よりも1つ小さい値を計数
したときに第2の信号を発生してエンコーダ22に与え
る。
【0065】カウンタ21の第1のカウンタは垂直同期信
号VDの入力にもとづいて,垂直ブランキング期間の開
始から入力する水平同期信号HDを計数し,垂直ブラン
キング期間の第17番めの水平同期信号HDを検出し,こ
の検出信号をエンコーダ22に与える。エンコーダ22は,
この水平同期信号検出信号が入力したときに,第2のカ
ウンタから第1の信号も第2の信号も入力していなけれ
ば,PI信号(図5(A) )を発生する。エンコーダ22は
また,水平同期信号検出信号が入力したときに第2のカ
ウンタから第2の信号が入力していれば,PI信号およ
びPIL信号(図5(B) )を発生する。エンコーダ22は
さらに,水平同期信号検出信号が入力したときに第2の
カウンタから第1の信号が入力していれば,レジスタ23
から与えられるデータを所定の方式により符号化して情
報信号を発生する(図5(C) )。これらのPI信号,P
IL信号および情報信号は合成回路8に与えられる。
【0066】エンコーダ22はさらに,第2のカウンタか
ら与えられる第1の信号に応答してインターバル・タイ
ミング・パルスを出力する。このインターバル・タイミ
ング・パルスはシステム・コントローラ15に与えられ
る。システム・コントローラ15はインターバル・タイミ
ング・パルスの入力に応答してシャッタ制御回路12に次
のフィールドで高速シャッタ・スピード動作を行うよう
指令する。
【0067】高速シャッタ・スピードによる撮影周期は
16フィールドから60フィールドの範囲が好ましい。16フ
ィールドに1回の高速シャッタ・スピードの撮影なら
ば,ムービ再生時に違和感が生じることがなく,60フィ
ールドに1回,すなわち1秒に1回高速シャッタ・スピ
ード撮影があればシャッタ・チャンスを逃すこともない
からである。
【0068】図6から図9はこの発明のプリンタ装置お
よびPI信号分離(検出)回路の実施例を示すものであ
る。
【0069】図6はプリンタ装置の電気的構成を示すブ
ロック図,図7はプリンタ装置における各回路の入,出
力信号を表わすタイム・チャート,図8は図6に示すプ
リンタ装置に含まれるPI信号分離回路の電気的構成を
示すブロック図,図9はPI信号分離回路における回路
ブロックの入,出力信号を表わすタイム・チャートであ
る。
【0070】図6を参照してビデオ・テープからの読出
しにより得られる再生映像信号はプリンタ装置において
同期分離回路31,PI信号分離回路40およびフレーム・
メモリ32にそれぞれ与えられる。
【0071】図1に示すビデオ・カメラから出力される
再生信号を直接にプリンタ装置に入力してもよいし,プ
リンタ装置内に再生装置を設け,この再生装置に装填さ
れたビデオ・テープから読出された再生映像信号を用い
てもよいし,別途設けられた再生装置から出力される再
生映像信号を用いることもできる。
【0072】同期分離回路31によって,再生映像信号か
ら水平同期信号HD,垂直同期信号VDおよびクロック
信号CKがそれぞれ分離され,分離された同期信号HD
およびVDならびにクロック信号CKはPI信号分離回
路40,システム・コントローラ35等にそれぞれ与えられ
る。
【0073】PI信号分離回路40は入力する再生映像信
号から,その垂直ブランキング期間に重畳されているP
I信号,PIL信号および情報信号をそれぞれ抽出し,
これらの抽出した信号をシステム・コントローラ35に与
えるとともに,PI信号が抽出されなかったときにその
旨を示すPIN信号を生成してシステム・コントローラ
35に与える。
【0074】プリントするときには再生映像信号(すべ
ての駒の再生映像信号でもよいし,高速シャッタ・スピ
ード撮影により得られた映像信号のみでもよい)がモニ
タ表示装置(図示略)に与えられ,その映像信号によっ
て表わされる画像がモニタ表示装置に映し出される。ユ
ーザはこの表示画像を見ながらプリントしたい画像を見
つける。プリントしたい画像が見つかるとプリント・ボ
タン37が押され,フリーズ・パルスFPがシステム・コ
ントローラ35に与えられる。
【0075】システム・コントローラ35には,垂直同期
信号の立上りでセットされ,PI信号の検出によってリ
セットされるフリップ・フロップ(図示略)が含まれて
いる。PI信号が検出されなければフリップ・フロップ
の出力FFはHレベルに保持される。またシステム・コ
ントローラ35において垂直同期信号VDの立上りから一
定時間後(上記フリップ・フロップがPI信号によって
リセットされるタイミングよりも後)に立上るフリーズ
・タイミング・パルスFTが生成される。
【0076】システム・コントローラ35においてフリッ
プ・フロップの出力FFとフリーズ・タイミング・パル
スFTとフリーズ・パルスFP論理積が演算され,その
演算結果がコントローラ制御信号としてメモリ・コント
ローラ36に与えられる(図7参照)。
【0077】コントローラ制御信号がメモリ・コントロ
ーラ36に与えられると,メモリ・コントローラ36からフ
レーム・メモリ32にメモリ書込信号が与えられ,その直
後に入力する再生映像信号がフレーム・メモリ32に書込
まれる。このようにしてプリント・ボタン37が押された
後,最初に現われる高速シャッタ・スピードで撮影され
た映像信号がフレーム・メモリ32に記憶される。
【0078】メモリ・コントローラ36は最初のコントロ
ーラ制御信号が与えられたときのみメモリ書込信号を出
力し,その後コントローラ制御信号が与えられても,プ
リント動作が終了するまでは,または再びプリント・ボ
タン37からフリーズ・パルスFPが再び与えられるまで
はメモリ書込信号を出力しない。
【0079】図6においてはA/D変換回路は図示され
ていないが,再生映像信号がアナログ信号の場合にはデ
ィジタル・データに変換されたのちフレーム・メモリ32
に記憶されるのはいうまでもない。高速シャッタ・スピ
ードで撮影された映像信号がフィールド・モードのとき
には1フィールド分の画像データが,フレーム・モード
のときには連続する2フィールド分の画像データがメモ
リ32にそれぞれ書込まれる。
【0080】フレーム・メモリ32に一旦記憶された画像
データはプリンタ信号処理回路33に与えられ,プリント
条件制御信号に基づく制御のもとに信号処理が施されプ
リント・エンジン34に与えられる。プリント・エンジン
34から出力される信号がサーマル・ヘッド(図示略)な
どに与えられフレーム・メモリ32に記憶された映像信号
によって表わされる画像がプリントされ,プリント画が
得られる。
【0081】システム・コントローラ35はPI信号分離
回路40から出力されるPIN信号に基づいてコントロー
ラ制御信号を出力するようにしてもよい。この場合には
システム・コントローラ35には上記フリップ・フロップ
を設ける必要はない。
【0082】システム・コントローラ35はまた,PI信
号分離回路40から与えられるPIL信号に応答して,メ
モリ・コントローラ36,プリンタ信号処理回路33,プリ
ント・エンジン34等にプリント準備指令を与えることが
できる。PIL信号は,高速シャッタ・スピード撮影に
より得られた映像信号の1フィールド前に現われる。こ
のためメモリ・コントローラ36,プリンタ信号処理回路
33,プリント・エンジン34等は,PIL信号が与えられ
たのち,高速シャッタ・スピード撮影により得られた映
像信号のメモリへの記憶,信号処理,プリント動作等に
ついて少くとも1フィールド期間の準備期間をもつこと
ができる。したがって,応答速度が遅い回路等の利用が
可能となる。システム・コントローラ35についてもPI
L信号が入力したのち1フィールド期間が経過したとき
にPIN信号が入力する(またはPI信号が入力しな
い)ことになるので,PIN信号(またはPI信号の停
止)に基づいてメモリ書込信号,プリント指令等を出す
までの準備期間を確保することができるようになる。
【0083】PI信号分離回路40からシステム・コント
ローラ35に与えられるデータ信号は種々の用途に用いら
れる。データ信号は上述のように撮影およびプリントに
関する情報を表わしている。これらの情報のうちで,た
とえば駒番号は表示装置に与えられ,画像とともにこの
駒番号が表示される。この表示をみてユーザは指定され
た駒番号の画像が表示されたときにプリント・ボタン37
を押すことができる。または,キーボード(図示略)か
ら駒番号をあらかじめ入力しておけば,その駒番号の映
像信号のみをフレーム・メモリ32に記憶させるように制
御することができる。このような種々の方法により,駒
番号を用いてプリントすべき映像信号を特定することが
できる。
【0084】フィールド/フレーム・データは,フィー
ルド・モードの映像信号かフレーム・モードの映像信号
かを表わすものであるから,このデータに基づいて,フ
レーム・メモリ32への画像データの書込みを制御するこ
とができる。
【0085】シャッタ・スピード,絞り値,色温度,年
月日,タイトル等はプリント画作成に役立てることがで
きる。これらのデータからプリント条件制御信号が作成
され,プリンタ信号処理回路33およびプリント・エンジ
ン34に与えられる。これにより,常に良好なプリント画
の作成が可能となるとともに,必要に応じてプリント画
に年月日,タイトル等を加入することができる。
【0086】上記実施例では,プリントすべきことを指
定された特定の映像信号のみをフレーム・メモリ32に書
込むようにしているが,高速シャッタ・スピード撮影に
より得られた映像信号のすべてをフレーム・メモリ32に
順次書込んでいき(新たな映像信号が書込まれることに
よって先に書込まれていた映像信号は消去される),プ
リントすべきことを示すフリーズ・パルスが入力したと
きにメモリ32への書込みを停止させるようにしてもよ
い。このようにして,最後にメモリ32に書込まれた1駒
分の画像データがフレーム・メモリ32に残ることにな
る。この場合には,フレーム・メモリ32に記憶されてい
るデータに基づいて画像表示を行うことができる。
【0087】図8および図9を参照して,PI信号,P
IL信号およびプリント条件データの検出処理ならびに
PIN信号の生成処理について説明する。図9において
(A)はインターバル撮影モードにおいて得られた映像信
号の再生信号がPI信号分離回路40に入力した場合のタ
イム・チャート,(B) は一般の放送波の映像信号がPI
信号分離回路40に入力した場合のタイム・チャートをそ
れぞれ示している。
【0088】一般の放送波にはその垂直ブランキング期
間にITSが挿入されている。このITSはすべてのフ
ィールドの垂直ブランキング期間挿入されており,PI
信号のように周期的に欠如していることはない。PI信
号分離回路40はITS信号が垂直ブランキング期間に挿
入されている放送波が入力したとしても,ITS信号と
区別してPI信号等を正しく検出することができる。
【0089】PI信号分離回路40には再生映像信号なら
びに同期分離回路31によって抽出された水平同期信号H
D,垂直同期信号VDおよびクロック信号CKがそれぞ
れ与えられる。
【0090】PI信号分離回路40に入力する再生映像信
号は2値化回路41に与えられ,2値データに変換され
る。2値データはデコーダ43に与えられる。2値化回路
41のしきい値レベルは,PI信号,PIL信号,情報信
号を2値化できる程度のレベルに設定されている。
【0091】PI信号分離回路40に入力する信号のうち
垂直同期信号VD,水平同期信号HDはそれぞれカウン
タ42に与えられ,クロック信号CKはデコーダ43に与え
られる。
【0092】カウンタ42は,垂直ブランキング期間の開
始後の水平同期信号HDを計数するもので,第17番めの
水平同期信号を検出することにより検出信号をデコーダ
43に出力する。
【0093】デコーダ43は,この検出信号が入力したの
ちに2値化回路41から与えられる2値信号を取込み,P
I信号(およびPIL信号)と情報信号とを区別する。
デコーダ43はPI信号およびPIL信号を重畳した1水
平走査期間の初期期間IT1において2値化回路41から
入力するデータ(これはPI信号,PIL信号またはI
TSのいずれかである)を第1の単安定マルチバイブレ
ータ44およびアンド・ゲート46に与える。またデコーダ
43は初期期間IT1 にデータがないかどうかを判定する
とともに,情報信号の識別用の期間IT2 のデータをあ
らかじめ定めたIDデータと比較する。この比較の結
果,情報信号の識別用の期間IT2 のデータがIDデー
タと一致すると情報信号と判定する。情報信号のときに
は読取ったデータをレジスタ48に与える。データがIT
Sなどであって,情報信号でないときはそのデータはレ
ジスタ48には与えない。
【0094】レジスタ48に入力するデータ信号はPI信
号分離回路40からシステム・コントローラ35に入力し,
上述のように種々の用途に用いられる。
【0095】第1の単安定マルチバイブレータ44は1.1
V程度(Vは1垂直走査期間)の時定数をもつ。
【0096】第1の単安定マルチバイブレータ44は入力
パルス信号によって不安定状態に移行し(出力はHレベ
ル),1.1 V程度の時間が経過したときに安定状態(出
力はLレベル)に戻る。PI信号分離回路40に入力する
信号がインターバル撮影モードによって得られた映像信
号の場合には,デコーダ43から出力されるPI信号(お
よびPIL信号)は一定周期ごとに1個または2個欠け
る。単安定マルチバイブレータ44はPI信号(およびP
IL信号)によって不安定状態に移行し,1.1Vの時間
が経過する前に再びPI信号が入力されればその出力は
Hレベルに保持され続けるが,PI信号が1.1 V以上の
期間にわたって入力しないとLレベルになる。インター
バル撮影モードによって得られた映像信号が入力したと
きには単安定マルチバイブレータ44の出力は一定周期で
Lレベルになる。
【0097】これに対して放送波が入力したときには1.
1 Vの時間が経過する前に常にITSの信号成分が第1
の単安定マルチバイブレータ44に入力する。したがって
第1の単安定マルチバイブレータ44は常に不安定状態と
なりHレベルを保持する。
【0098】第1の単安定マルチバイブレータ44の出力
は第2の単安定マルチバイブレータ45に入力する。第2
の単安定マルチバイブレータ45は入力パルス信号の立下
りによって不安定状態に移行し(出力はHレベル),65
V程度の時間が経過したときに安定状態(出力はLレベ
ル)に戻る。
【0099】インターバル撮影モードによって得られた
映像信号の場合には第1の単安定マルチバイブレータ44
の出力は一定周期でLレベルになる。したがって第2の
単安定マルチバイブレータ45は不安定状態となり,その
出力はHレベルを保持する。
【0100】放送波がPI信号分離回路40に入力したと
きには第1の単安定マルチバイブレータ44の出力は常に
Hレベルである。したがって65Vの時間内に入力パルス
信号が立下らないので,常に安定状態となりLレベルを
保持する。
【0101】第2の単安定マルチバイブレータ45の出力
はアンド・ゲート46に入力する。
【0102】インターバル撮影モードによって得られた
映像信号がPI信号分離回路40に入力したときには,第
2の単安定マルチバイブレータ45の出力は常にHレベル
なのでデコーダ43から出力するPI信号(およびPIL
信号)はアンド・ゲート46を通過する。これによりイン
ターバル撮影によって得られたPI信号(およびPIL
信号)をPI信号分離回路40によって分離することがで
きる。
【0103】放送波がPI信号分離回路40に入力したと
きには,第2の単安定マルチバイブレータ45の出力は常
にLレベルなのでデコーダ43から出力するITSの信号
成分はアンド・ゲート46を通過しない。したがってイン
ターバル撮影モードによって得られるPI信号(および
PIL信号)と放送波のITSとをPI信号分離回路40
によって区別でき,PI信号(およびPIL信号)のみ
を出力することができる。
【0104】またアンド・ゲート46から出力されるPI
信号はカウンタ47にも与えられる。カウンタ47には,高
速シャッタ・スピードで撮影された映像信号が出現する
周期を表わす値(周期を垂直走査期間の数で表わした
値)がプリセットされ,PI信号が入力するたびに計数
値をデクレメントする。計数値が0になったときにカウ
ンタ47はPIN信号を出力する。カウンタ47には再び上
記周期を表わす値がプリセットされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオ・カメラの電気的構成を示すブロック図
である。
【図2】PI信号発生回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】インターバル撮影モードの記録フォーマットを
示しており,(A) はフィールド記録の場合を,(B) はフ
レーム記録の場合をそれぞれ示している。
【図4】(A) はインターバル撮影モードによって記録さ
れる映像信号を示し,(B) は(A) に示す映像信号の垂直
ブランキング期間を拡大して示している。
【図5】(A) はPI信号の例を,(B) はPI信号および
PIL信号の例を,(C) は情報信号の例を,(D) はIT
Sの例をそれぞれ示している。
【図6】プリンタ装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図7】プリンタ装置の各ブロックの入,出力信号を示
すタイム・チャートである。
【図8】PI信号分離回路の電気的構成を示すブロック
図である。
【図9】PI信号分離回路の各ブロックの入,出力信号
を示すタイム・チャートであり,(A) はPI信号を含む
映像信号がPI信号分離回路に入力した場合を,(B)は
放送波がPI信号分離回路に入力した場合をそれぞれ示
している。
【符号の説明】
4 CCD 7 撮像系信号処理回路 8 合成回路 9 記録系信号処理回路 10 記録再生ヘッド 15 システム・コントローラ 20 PI信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三沢 岳志 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士 写真フイルム株式会社内 (72)発明者 園田 泰子 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−328276(JP,A) 特開 平4−318769(JP,A) 特開 平3−108970(JP,A) 特開 昭63−142982(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/253 H04N 5/76 - 5/956

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速シャッタ・スピードのシャッタと通
    常のシャッタ・スピードのシャッタとが実現可能なシャ
    ッタ実現手段, 連続する複数回の撮影のうちに1回定期的に上記高速シ
    ャッタ・スピードでの露光を行ない,そのほかは上記通
    常のシャッタ・スピードでの露光を行なうように上記シ
    ャッタ実現手段を制御するシャッタ制御手段, 上記通常のシャッタ・スピードで露光されたときには被
    写体像を表わす第1の映像信号を,上記高速シャッタ・
    スピードで露光されたときには被写体像を表わす第2の
    映像信号をそれぞれ出力する撮影手段 上記撮影手段から出力される映像信号のうち,通常のシ
    ャッタ・スピードの露光により得られる第1の映像信号
    に関連する垂直帰線消去期間内に,上記第1の映像信号
    によって表わされる画像のプリント禁止を表わすプリン
    ト禁止信号を重畳するプリント禁止信号重畳手段,なら
    びに 上記プリント禁止信号重畳手段によってプリント禁
    止信号が重畳された上記第1の映像信号 および上記撮影
    手段から出力された上記第2の映像信号を記録媒体に記
    録する記録手段,を備えたビデオ・カメラ。
  2. 【請求項2】 上記プリント禁止信号重畳手段は, 上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内の第17番めの
    水平同期信号と第18番めの水平同期信号との間に,上記
    プリント禁止信号を重畳するものである,請求項1に記
    載のビデオ・カメラ。
  3. 【請求項3】 高速シャッタ・スピードでの撮影が行な
    われる直前の通常のシャッタ・スピードでの撮影によっ
    て上記撮影手段から出力される上記第1の映像信号の垂
    直帰線消去期間内に,高速シャッタ・スピードでの撮影
    により得られる上記第2の映像信号が次に現われる旨を
    表わす予告信号を重畳する予告信号重畳手段をさらに備
    えた請求項に記載のビデオ・カメラ。
  4. 【請求項4】 上記撮影手段から出力される映像信号の
    うち, 高速シャッタ・スピードの下での撮影により得られる第
    2の映像信号に関連する垂直帰線消去期間内に,上記第
    2の映像信号を得たときの撮影情報または上記第2の映
    像信号によって表わされる画像をプリントするときに有
    用なプリント情報を表わす情報信号を重畳する条件信号
    重畳手段をさらに備えた請求項に記載のビデオ・カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 上記撮影手段から出力される映像信号の
    垂直帰線消去期間内に,その映像信号が第1の映像信号
    か第2の映像信号かを示す識別信号を重畳する識別信号
    重畳手段をさらに備えた請求項1に記載のビデオ・カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 上記撮影手段から出力される映像信号を
    増幅する増幅回路,および高速シャッタ・スピードの露
    光により得られる上記第2の映像信号のレベルが,通常
    のシャッタ・スピードの露光により得られる第1の映像
    信号のレベルとほぼ等しくなるように上記増幅回路のゲ
    インを制御するゲイン制御手段, をさらに備えた請求項1に記載のビデオ・カメラ。
  7. 【請求項7】 上記シャッタ制御手段は, 連続する16回以上の撮影のうちに1回定期的に上記高速
    シャッタ・スピードでの撮影を行ない,そのほかは上記
    通常のシャッタ・スピードでの撮影を行なうように上記
    シャッタ実現手段を制御するものである, 請求項1に記載のビデオ・カメラ。
  8. 【請求項8】 上記シャッタ制御手段は, 連続する16回以上60回以下の撮影のうちに1回定期的に
    上記高速シャッタ・スピードでの撮影を行ない,そのほ
    かは上記通常のシャッタ・スピードでの撮影を行なうよ
    うに上記シャッタ実現手段を制御するものである,請求
    1に記載のビデオ・カメラ。
  9. 【請求項9】 通常のシャッタ・スピードによって撮影
    された被写体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に映
    像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表わす
    プリント禁止信号が重畳されている第1の映像信号と高
    速シャッタ・スピードによって撮影された被写体像を表
    わす第2の映像信号とが,所定複数駒分の第1の映像信
    号の間に1回1駒分の第2の映像信号が現われるように
    記録された記録媒体から映像信号を読取る読取手段, 上記読取手段によって読取られた映像信号から,垂直帰
    線消去期間内に重畳されている重畳信号を検出して出力
    する重畳信号検出手段, 上記重畳信号検出手段によって検出されかつ出力される
    重畳信号が,定期的に停止するかどうかを確認する重畳
    信号出力確認手段,および上記重畳信号出力確認手段に
    よって,上記重畳信号の出力が定期的に停止しているこ
    とが確認されているときに上記重畳信号検出手段によっ
    て検出された重畳信号をプリント禁止信号として出力す
    るプリント禁止信号出力回路,を備えたプリント禁止信
    号検出回路。
  10. 【請求項10】 通常のシャッタ・スピードによって撮
    影され,かつ垂直帰線消去期間内に映像信号によって表
    わされる画像のプリント禁止を表わすプリント禁止信号
    が重畳されている第1の映像信号と高速シャッタ・スピ
    ードによって撮影された被写体像を表わす第2の映像信
    号とが,所定複数駒分の第1の映像信号の間に1回1駒
    分の第2の映像信号が現われるように記録された記録媒
    体から映像信号を読取る読取手段,および上記読取手段
    によって読取られた映像信号から,垂直帰線消去期間内
    に重畳されているプリント禁止信号を検出して出力する
    重畳信号検出手段, を備えたプリント禁止信号検出回路。
  11. 【請求項11】 通常のシャッタ・スピードによって撮
    影された被写体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に
    映像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表わ
    すプリント禁止信号が重畳されている所定複数駒分の第
    1の映像信号の間に,高速シャッタ・スピードによって
    撮影された被写体像を表わす第2の映像信号が挿入され
    てなる映像信号から,垂直帰線消去期間内に重畳されて
    いるプリント禁止信号を検出するプリント禁止信号検出
    手段, 上記プリント禁止信号検出手段から出力される上記プリ
    ント禁止信号に基づいて,垂直帰線消去期間内に上記プ
    リント禁止信号が含まれていない映像信号を記憶手段に
    記憶するように制御する記憶制御手段,および上記記憶
    制御手段の制御のもとに上記記憶手段に記憶された映像
    信号を上記記憶手段から読出し,読出された映像信号に
    よって表わされる画像をプリントするプリント手段, を備えたプリンタ装置。
  12. 【請求項12】 上記第2の映像信号が現われる直前の
    上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内に,上記第2
    の映像信号が現われる旨を表わす予告信号が重畳されて
    いるかどうかを検出する予告信号検出手段,および上記
    予告信号検出手段による上記予告信号の検出に応答し
    て,上記記憶制御手段による上記記憶手段への記憶の制
    御を準備するように上記記憶制御手段に準備信号を出力
    する準備信号出力手段, を備えた請求項11に記載のプリンタ装置。
  13. 【請求項13】 上記第2の映像信号の垂直帰線消去期
    間内に重畳されている,上記第2の映像信号を得たとき
    の撮影情報または上記第2の映像信号によって表わされ
    る画像をプリントするときに有用なプリント情報を表わ
    す情報信号を検出するプリント条件信号検出手段を備え
    た請求項11に記載のプリンタ装置。
  14. 【請求項14】 連続する複数回の撮影のうちに1回定
    期的に高速シャッタ・スピードでの露光を行ない,その
    ほかは通常のシャッタ・スピードでの露光を行ない, 上記通常のシャッタ・スピードで露光されたときには被
    写体像を表わす第1の映像信号を,上記高速シャッタ・
    スピードで露光された被写体像を表わす第2の映像信号
    をそれぞれ得,上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内に,上記第1
    の映像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表
    わすプリント禁止信号を重畳し, プリント禁止信号が重畳された 上記第1の映像信号およ
    上記第2の映像信号を記録媒体に記録する, ビデオ・カメラの制御方法。
  15. 【請求項15】 上記プリント禁止信号の重畳処理は, 上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内の第17番めの
    水平同期信号と第18番めの水平同期信号との間に,上記
    プリント禁止信号を重畳するものである, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  16. 【請求項16】 高速シャッタ・スピードでの撮影が行
    なわれる直前の通常のシャッタ・スピードでの撮影によ
    って得られる上記第1の映像信号の垂直帰線消去期間内
    に,上記高速シャッタ・スピードでの撮影により得られ
    る上記第2の映像信号が次に現われる旨を表わす予告信
    号を重畳する, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  17. 【請求項17】 撮影によって得られる映像信号のう
    ち,高速シャッタ・スピードの下での撮影により得られ
    る第2の映像信号に関連する垂直帰線消去期間内に,上
    記第2の映像信号を得たときの撮影情報または上記第2
    の映像信号によって表わされる画像をプリントするとき
    に有用なプリント情報を表わす情報信号を重畳する, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  18. 【請求項18】 撮影によって得られる映像信号の垂直
    帰線消去期間内に,その映像信号が第1の映像信号か第
    2の映像信号かを示す識別信号を重畳する, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  19. 【請求項19】 高速シャッタ・スピードの露光により
    得られる上記第2の映像信号のレベルが,通常のシャッ
    タ・スピードの露光により得られる第1の映像信号のレ
    ベルとほぼ等しくなるように上記第2の映像信号を増幅
    する, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  20. 【請求項20】 上記撮影は, 連続する16回以上の撮影のうちに1回定期的に上記高速
    シャッタ・スピードでの撮影を行ない,そのほかは上記
    通常のシャッタ・スピードでの撮影を行なうものであ
    る, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  21. 【請求項21】 上記撮影は, 連続する16回以上60回以下の撮影のうちに1回定期的に
    上記高速シャッタ・スピードでの撮影を行ない,そのほ
    かは上記通常のシャッタ・スピードでの撮影を行なうも
    のである, 請求項14に記載のビデオ・カメラの制御方法。
  22. 【請求項22】 通常のシャッタ・スピードによって撮
    影された被写体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に
    映像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表わ
    すプリント禁止信号が重畳されている第1の映像信号と
    高速シャッタ・スピードによって撮影された被写体像を
    表わす第2の映像信号とが所定複数駒分の第1の映像信
    号の間に1回1駒分の第2の映像信号が現われるように
    記録された記録媒体から映像を読取り, 読取られた映像信号から,垂直帰線消去期間内に重畳さ
    れている重畳信号を検出し, 検出された重畳信号が,定期的に停止するかどうかを確
    認し, 上記重畳信号が定期的に停止していることが確認されて
    いるときに検出された重畳信号をプリント禁止信号とし
    て出力する, プリント禁止信号検出方法。
  23. 【請求項23】 通常のシャッタ・スピードによって撮
    影された被写体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に
    映像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表わ
    すプリント禁止信号が重畳されている第1の映像信号と
    高速シャッタ・スピードによって撮影された被写体像を
    表わす第2の映像信号とが所定複数駒分の第1の映像信
    号の間に1回1駒分の第2の映像信号が現われるように
    記録された記録媒体から映像信号を読取り, 読取られた映像信号から,垂直帰線消去期間内に重畳さ
    れているプリント禁止信号を検出する, プリント禁止信号検出方法。
  24. 【請求項24】 通常のシャッタ・スピードによって撮
    影された被写体像を表わし,かつ垂直帰線消去期間内に
    映像信号によって表わされる画像のプリント禁止を表わ
    すプリント禁止信号が重畳されている所定複数駒分の第
    1の映像信号の間に挿入されてなる映像信号から垂直帰
    線消去期間内に重畳されているプリント禁止信号を検出
    し, 上記プリント禁止信号を入力し,垂直帰線消去期間内に
    上記プリント禁止信号が含まれていない映像信号を記憶
    し, 記憶された映像信号によって表わされる画像をプリント
    する, プリンタ装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 上記第2の映像信号が現われる直前の
    第1の映像信号の垂直帰線消去期間内に,上記第2の映
    像信号が現われる旨を表わす予告信号が重畳されている
    かどうかを検出し, 上記予告信号の検出に応答して,映像信号の記憶の準備
    を行なう, 請求項24に記載のプリンタ装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 上記第2の映像信号の垂直帰線消去期
    間内に重畳されている,上記第2の映像信号を得たとき
    の撮影情報または上記第2の映像信号によって表わされ
    る画像をプリントするときに有用なプリント情報を表わ
    す情報信号が重畳されているかどうかを検出する, 請求項24に記載のプリンタ装置の制御方法。
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