JP3228533B2 - アゾキシ基含有化合物 - Google Patents

アゾキシ基含有化合物

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JP3228533B2
JP3228533B2 JP24029491A JP24029491A JP3228533B2 JP 3228533 B2 JP3228533 B2 JP 3228533B2 JP 24029491 A JP24029491 A JP 24029491A JP 24029491 A JP24029491 A JP 24029491A JP 3228533 B2 JP3228533 B2 JP 3228533B2
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之宏 奥野
久克 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なアゾキシ基含
有化合物に関し、さらに詳細には、抗真菌性物質KA−
7367の類縁物質であるアゾキシ基含有化合物、この
ものを有効成分とする抗真菌剤並びにこのもの及びKA
−7367の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】本発明者らは先に、岡山
県真庭郡の土壌から分離したストレプトミセスs.p.KC
−7367 (FERM BP−1277)が、真菌に
対して強力な抗菌力を示す物質を生産することを見い出
し、更にその培養液から2種の抗真菌性物質KA−73
67A(マニワマイシンA)及びKA−7367B(マ
ニワマイシンB)を単離、同定した(特開平1−624
8号参照)。前記の抗真菌性物質KA−7367A及び
KA−7367Bは、下記の式で表される。
【化7】 X=−CO− : KA−7367A X=−CHOH−: KA−7367B
【0003】さらに、本発明者らはKA−7367Aを
原料として、このものの2位のカルボニル基をイミノ化
して得られる2−イミノ誘導体が優れた抗真菌活性及び
安定性を示すことを確認し、特許出願した(PCT/J
P89/01082)。しかしながら、これらの化合物
は優れた抗菌活性及び安定性を示すが、これを皮膚真菌
症例えば、汗疱状白癬の治療に適用するためには、より
優れた抗白癬菌活性を有する化合物が必要である。ま
た、より優れた抗真菌剤を得るためには各種誘導体を合
成する必要があるが、発酵法によって製造されるKA−
7367を原料として合成することは、原料の生産性及
び誘導体の種類に制限があるという欠点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、前記の
問題点を解決すべく、有機合成法によるKA−7367
Aの製造を目的として鋭意研究を行った結果、KA−7
367Aの有機合成法を完成し、更にその類縁体を合成
し、これらが抗真菌剤として有用であることを見い出
し、本発明を完成した。本発明は、一般式
【化8】 (式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2及びR3は同
一もしくは異なって、水素原子、ハロゲン原子又は基
-A-CH2-B-X を示し、ここにAは酸素原子又は単結
合、Bは炭素原子の三重結合、Xはハロゲン原子を意味
する)で表わされるアゾキシ基含有化合物である。
【0005】式Iの化合物の置換基R1のための低級アル
キル基としては直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1〜6
のものが好ましい。R2,R3及びX のためのハロゲン原子
としては弗素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子など
が好ましい。式Iの化合物には、オキシム水酸基に関す
るアンチ−異性体とシン−異性体が存在する。
【0006】本発明の化合物(I)は一般式
【化9】 (式中R1、R2及びR3は前記の意味を有し、nは2又は3
を示す)で表わされる化合物に酸を作用させて、一般式
【化10】 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
合物を得、次いでこの化合物にヒドロキシルアミンを作
用させることによって製造できる。式III の化合物は、
一般式
【化11】 (式中の記号は前記の意味を有する)で表わされる化合
物を脱水して炭素−炭素二重結合を導入することによっ
て製造できる。
【0007】式IVの化合物は、一般式
【化12】 (式中の記号は前記の意味を有する)で表わされる化合
物を、一般式
【化13】 (式中の記号は前記の意味を有する)で表わされるケト
ン又はアルデヒドと反応させることによって製造でき
る。
【0008】この反応を反応式で示すと次のとおりであ
る。
【化14】
【0009】化合物(V)を化合物(VI)と反応させる
と化合物(IV)が得られる。本反応は、強塩基を用いて
化合物(V)のアゾキシ基に結合するメチル基の炭素原
子を活性化したのちに行うことが好ましい。塩基として
は、例えばリチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘ
キサメチルジシラジド、ナトリウムヒドリドなどが挙げ
られる。例えば塩基としてリチウムジイソプロピルアミ
ドを用いる場合には、化合物(V)と、好ましくは新た
に調製した塩基を溶媒中で−20℃〜+50℃で数分間
ないし数時間反応させて化合物(V)のメチル基の炭素
原子を活性化させ、この反応液に化合物(VI)を化合物
(V)に対して1〜5モル加え、好ましくは同温度で数
分間ないし数時間反応させる。溶媒としては、例えば塩
化メチレン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘ
キサン等の炭化水素;エーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテルなどが挙げられる。
【0010】こうして得られた化合物(IV)を脱水する
と、炭素−炭素二重結合が導入されて化合物(III )が
得られる。脱水方法としては、例えば(a)化合物(I
V)の水酸基をスルホニル化したのち脱スルホン酸する
方法、(b)化合物(IV)の水酸基をハロゲン原子で置
き換えたのち脱ハロゲン化水素する方法などが挙げられ
る。方法aにおけるスルホニル化としては、メタンスル
ホニル化、p−トルエンスルホニル化等が好ましい。例
えばメタンスルホニル化を行うには、メタンスルホン酸
の反応性誘導体、例えば塩化メタンスルホン酸と化合物
(IV)を溶媒中、好ましくは塩基の存在下で、−20℃
〜+100℃で1〜50時間反応させることが好まし
い。
【0011】塩基としては、例えば、ピリジン、トリエ
チルアミン、ナトリウムヒドリドなどが好ましい。溶媒
としては前記のものを使用することができるが、前記の
塩基を過剰に用いて溶媒とすることもできる。得られた
スルホニル化合物は常法によって処理したのち、精製す
ることなく次の脱スルホン酸反応を行うことが工業的に
有利である。脱スルホン酸反応は、スルホニル化合物と
塩基とを溶媒中で−20℃〜+100℃で1〜50時間
反応させることによって行うことが好ましい。塩基とし
ては、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウ
ンデセン、トリエチルアミン、ピリジンなどが挙げられ
る。溶媒としては前記のものを使用できる。
【0012】方法(b) におけるハロゲン原子としては、
塩素、臭素、沃素などが用いられ、塩素が特に好まし
い。ハロゲン化剤としては、ハロゲン化チオニル、オキ
シハロゲン化リンなどが挙げられる。反応は化合物(I
V)とハロゲン化剤とを好ましくは塩基の存在下に、溶
媒中で−20℃〜+50℃で数分間ないし数時間行うこ
とが好ましい。得られるハロゲン化合物は、常法によっ
て処理したのち、精製することなく次の脱ハロゲン化水
素反応を行うことが工業的に有利である。脱ハロゲン化
水素反応は、得られるハロゲン化合物と塩基とを溶媒中
で−20℃〜+100℃で1〜50時間反応させること
によって行うことが好ましい。塩基及び溶媒としては前
記のものを使用できる。
【0013】こうして得られた化合物(III )に酸を作
用させることによって目的化合物(II)が得られる。酸
としては、例えば塩酸、硫酸等の無機酸;酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸等の有機酸;塩化第二鉄−シリカゲル
等のルイス酸;アンバーリスト15等の陽イオン交換樹
脂などが挙げられる。反応は化合物(III )と酸とを溶
媒中で−20℃〜+100℃で数分間ないし数時間反応
させることによって行うことが好ましい。溶媒としては
前記のものの他、アセトン、テトラヒドロフラン、アセ
トニトリルなども使用できる。
【0014】こうして得られた化合物(II)にヒドロキ
シルアミン又はその塩を作用させると目的化合物(I)
が得られる。この反応は、通常、適当な溶媒中で且つ適
宜塩基の存在下に、約−10℃ないし溶媒の還流温度、
好ましくは約5℃ないし約100℃の温度において行な
うことができる。ここで使用しうる溶媒としては、例え
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール;クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化
炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキ
サン等の炭化水素;エーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン等のエーテルなどが挙げられる。
【0015】また、必要に応じて使用しうる塩基として
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基;トリエチルア
ミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジン
等の有機塩基などが挙げられる。これらの塩基は一般
に、化合物(II)1モル当り0.1〜100当量、特に
1〜10当量の範囲内で使用することができる。この反
応の原料である化合物(II)は、前工程終了後に精製す
ることなく本反応に用いることができる。式中のR2もし
くはR3が基-A-CH2-B-X である化合物を製造する場合
には、前記の何れの工程でもハロゲン化を行うことがで
きるが、脱水工程〔IV→III 〕を終了した段階で沃素化
することが特に好ましい。
【0016】目的化合物の精製は通常の方法で行うこと
ができるが、カラムクロマトグラフィー法、再結晶法、
凍結乾燥法などが好ましい。原料化合物(IV)は、例え
ば、アラニンをクロル蟻酸エチルを用いてエチルカルバ
メートとしたのち、メチルリチウムを用いてメチル化を
行ってケトンとし、このケトンをケタールで保護したの
ち、Mossらの方法〔J.Org.Chem. 31 (1966)1082〕に従
ってニトロソ化及びカリウムt−ブチラートを反応させ
て次式
【化15】 (式中nは前記の意味を有する)で表されるジアゾテー
トを製造し、このものに一般式
【化16】CH3−Y (式中Y はハロゲン原子を示す)で表わされる化合物を
反応させることによって製造できる。
【0017】本発明の化合物(I)は優れた抗真菌活性
を有しており、例えば、カンジダ、クリプトコッカス、
アスペルギルス、トリコフィトンなどのヒトを含む温血
動物に感染性の真菌類;ピリキュリア、ポッリティス、
サッカロミセス、セプトリアなどの農園芸作物や果樹な
どに感染性の真菌類に対して優れた抗菌活性を発揮す
る。
【0018】後記の実施例で製造される本発明化合物
(I)の代表的真菌に対する最少阻止濃度(μg /ml)
の測定結果を第1表に示す。最少阻止濃度はサブローデ
キストロース培地を用い、寒天平板希釈法によって求め
た。
【0019】
【表1】
【0020】前記のように本発明の化合物は、ヒトを含
む温血動物に感染性の真菌類、農園芸作物や果樹に感染
性の真菌類に対して優れた抗菌活性を有しており、医
薬、獣医薬用及び農園芸用の抗真菌剤として有用であ
る。
【0021】本発明の化合物を抗真菌剤として用いる場
合には、それぞれの用途に適した形態に製剤化して用い
ることができる。例えば、本発明の化合物を医薬又は獣
医薬(動物薬)として用いる場合には、本発明の化合物
又はその塩に賦形剤、結合剤、崩壊剤、被覆剤、乳化
剤、懸濁化剤、溶剤、安定化剤、吸収助剤、軟膏基剤等
の補助剤を適宜添加し、常法により経口投与用、注射投
与用、直腸内投与用、外用などの剤形に製剤化すること
ができる。
【0022】経口投与用の製剤としては、顆粒、錠剤、
糖衣錠、カプセル剤、丸剤、液剤、乳剤、懸濁剤等、注
射投与用の製剤としては静脈内注射、筋肉内注射、皮下
注射、点滴注射用の製剤等、直腸内投与用の製剤として
は坐薬、軟カプセル等が挙げられる。外用剤としては、
軟膏剤、ローション剤、リニメント剤、クリーム等が好
ましい。その他、点眼液、点耳液等の剤形にすることも
できる。
【0023】農園芸用の抗真菌剤として用いる場合は、
常法に従い液剤、乳濁剤、顆粒剤、粉剤、ダスト剤、ペ
ースト剤等の剤形にすることができる。本発明の化合物
をヒトを含む温血動物に投与する場合の投与量は、投与
すべき動物の種類、症状の軽重、体重、性別、措置する
医師の判断等に応じて広い範囲に亘って変えることがで
きるが、通常は1日当り約0.1〜約500mg/kg体重
であり、1日1回又は数回に分けて投与することができ
る。また、農園芸用に使用する場合、本発明の化合物は
土壌処理用、茎葉処理用などとして、真菌類の生息区域
に施用することができ、その施用量は通常約0005〜
約5kg/haである。
【0024】
【実施例】参考例 3−(メチル−ONN−アゾキシ)−2,2−プロピレ
ンジオキシブタン〔化合物(V)〕の製造: (a) L−アラニン45g及び炭酸ナトリウム127gを
水400mlに溶解し、氷冷下にクロル蟻酸エチル64ml
を滴下したのち、室温で30分間攪拌した。反応液に3
5%塩酸を加えて酸性にし、ダイヤイオンHP−20の
カラム(6.5×60cm)に吸着させ、水洗後70%
メタノールで溶出した。溶出液を減圧下に濃縮し、油状
物として、N−エトキシカルボニルアラニン69g(収
率96%)を得た。
【0025】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.26(3H,t,J=7Hz) 1.46(3H,d,J=7Hz) 4.15(2H,q,J=7Hz) 4.40(1H,m) 5.28(1H,br.d ,J=7Hz) 7.35(1H,br.s) IR値:νmax ,cm-1 1719,1697
【0026】(b) 前記(a) で得られたN−エトキシカル
ボニルアラニン3gを窒素雰囲気下にテトラヒドロフラ
ン60mlに溶解し、−78℃で激しく攪拌しながら1.
19Nメチルリチウムエーテル溶液48mlを30分間で
加えた。更に同温度で40分間攪拌したのち、室温で1
時間攪拌した。反応液を冷10%リン酸水に注加し、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、次いで水で洗浄したのち乾燥し、減圧下で濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶
媒:クロロホルム−n−ヘキサン(5:1)で精製し
て、3−エトキシカルボニルアミノ−2−オクソブタン
1.8g(収率60%)を得た。
【0027】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.24(3H,t,J=7Hz) 1.38(3H,d,J=7Hz) 2.20(3H,s) 4.12(2H,q,J=7Hz) 4.37(1H,br.t ,J=7Hz) 4.44(1H,br.s) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1706,1500
【0028】(c) 前記(b) で得られたケトン体6.34
g及びp−トルエンスルホン酸のピリジン塩500mgを
ベンゼン280mlに溶解し、1,3−プロパンジオール
22mlを加え、4時間加熱還流した。反応液を放冷した
のち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて有機層を
分取し、水層をベンゼンで抽出した。有機層を合わせて
減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔溶媒:エーテル−n−ヘキサン(1:3)で精
製して、3−エトキシカルボニルアミノ−2,2−プロ
ピレンジオキシブタン8.25g(収率95%)を得
た。
【0029】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.17(3H,d,J=7Hz) 1.24(3H,t,J=7Hz) 1.37〜1.50(1H,m) 1.42(3H,s) 1.80〜2.02(1H,m) 3.76〜4.06(5H,m) 4.11(2H,q,J=7Hz) 4.90(1H,br.s) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1701,1507
【0030】(d) 前記(c) で得られた化合物4.49g
を窒素雰囲気下に無水エーテル30mlに溶解し、炭酸水
素ナトリウム8.7gを加え、この溶液を−25℃に冷
却し、四酸化二窒素3.3mlの無水エーテル溶液9.6
mlを滴下し、同温度で3.5時間攪拌した。反応液を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液に冷エーテルで抽出した。
エーテル層を乾燥し、減圧下30℃以下で濃縮したの
ち、共沸で水を除去した。カリウムt−ブトキシド4.
64gをジメチルホルムアミド20mlに懸濁させ、窒素
雰囲気下−30℃に冷却した。これに、先に調製したN
−ニトロソ化合物のジメチルホルムアミド溶液6mlを滴
下し、−30℃で2.5時間攪拌した。
【0031】この反応液に沃化メチル6.44mlを滴下
し、室温で一夜攪拌した。反応液を氷水に注加して酢酸
エチルで抽出し、有機層を乾燥後、減圧下に濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔溶媒:酢
酸エチル−n−ヘキサン(1:3)〕で精製した。得ら
れた残渣をピリジン3mlに溶解し、無水酢酸1.5mlを
加えて室温で1時間攪拌した。反応液を水に注加して酢
酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウムで
乾燥したのち減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー〔溶出液:酢酸エチル−n−ヘキ
サン(1:3)〕で精製して目的物1.49g(収率3
8%)を得た。
【0032】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.13(3H,d,J=7Hz) 1.45(3H,s) 1.59〜1.92(2H,m) 3.85(4H,m) 4.10(3H,s) 4.49(1H,q,J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1503,1424,1370,1330
【0033】実施例1 2−ヒドロキシイミノ−3−〔2−(4−(3−ヨード
プロパルギル)オキシフェニル)−1−プロペニル−O
NN−アゾキシ〕ブタン〔化合物(I):R1=メチル
基、R2=4−(3−ヨードプロパルギル)オキシ基、R3
=水素原子〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)249
mgを窒素雰囲気下にテトラヒドロフラン3mlに溶解し
た。この溶液に氷冷下、リチウムジイソプロピルアミド
1.7mmolのシクロヘキサン1.15mlを加えて30分
間攪拌した。この溶液に4−プロパルギルオキシアセト
フェノン358mgのテトラヒドロフラン4ml溶液を加
え、更に氷冷下で30分間攪拌した。
【0034】氷冷下、反応混合物に10%塩化アンモニ
ウム水溶液5mlを加えて5分間攪拌したのち、エーテル
50mlで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥
して減圧下で濃縮した。得られた油状物650mgをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:50%エー
テルヘキサン溶液)で精製して、3−〔2−ヒドロキシ
−2−(4−プロパルギルオキシフェニル)プロピル−
ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタ
ン(IV)のジアステレオマー混合物(1:1)を無色油
状物として242mg(収率:51%)を得た。
【0035】ジアステレオマー(a)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.42(2H、d、J=9Hz) 6.95(2H、d、J=9Hz) 5.24(1H、br、s) 4.67(2H、d、J=2Hz) 4.51(1H、d、J=12Hz) 4.39(1H、d、J=12Hz) 4.35(1H、q、J=7Hz) 3.70〜3.97(4H、m) 2.51(1H、t、J=2Hz) 1.71〜187(1H、m) 1.54(3H、s) 1.46〜159(1H、m) 1.26(3H、s) 1.07(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3430(br) 、3290、1505、1225(br)
【0036】ジアステレオマー(b)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.40(2H、d、J=9Hz) 6.93(2H、d、J=9Hz) 5.24(1H、br、s) 4.67(2H、d、J=2Hz) 4.57(1H、d、J=12Hz) 4.43(1H、q、J=7Hz) 4.40(1H、d、J=12Hz) 3.77〜3.98(4H、m) 2.50(1H、t、J=2Hz) 1.66〜1.84(1H、m) 1.55〜1.66(1H、m) 1.54(3H、s) 1.36(3H、s) 0.74(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3420(br) 、3290、1505、1225(br)
【0037】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV)155mgをピリジン0.4mlに溶解し、氷冷下に
塩化チオニル0.05mlを加え15分間攪拌した。次い
で1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデ
セン0.6mlを加え、更に氷冷下に15時間攪拌した。
反応液にエーテル50ml及び1N塩酸5mlを加え、エー
テル層を分取し、これを飽和食塩水5ml、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液5ml、次いで飽和食塩水5mlで順次洗
浄したのち、乾燥して減圧下に濃縮した。得られた油状
物170mgをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒:ベンゼン)で精製して3−〔2−(4−プロパルギ
ルオキシフェニル)−1−プロペニル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(III ′)を
無色油状物として150mg(収率71%)得た。
【0038】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.33(2H、d、J=9Hz) 7.19(2H、q、J=1Hz) 6.91(2H、d、J=9Hz) 4.66(1H、q、J=7Hz) 4.65(2H、d、J=2Hz) 3.86〜3.93(4H、m) 2.47(1H、t、J=2Hz) 2.38(3H、d、J=1Hz) 1.67〜1.81(1H、m) 1.52〜1.64(1H、m) 1.43(3H、s) 1.15(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3290、1505、1225(br)
【0039】(3) 前記(2) で得られたプロパルギ化合物
(III ′)63mgをメタノール1.5mlに溶解し、氷冷
下10M水酸化ナトリウム水溶液0.07ml及び沃素1
00mgを加え、反応化合物が均一になったのち、室温で
15分間攪拌した。反応混合物にエーテル50ml及び1
Mチオ硫酸ナトリウム水溶液5mlを加え、エーテル層を
分取し、これを飽和食塩水5mlで洗浄して乾燥したのち
減圧下で濃縮した。得られた油状物183mgをシリカ
ゲル分取薄膜クロマトグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−
ベンゼン(1:5)〕で精製して、3−〔2−(4−
(3−ヨードプロパルギル)オキシフェニル)−1−プ
ロペニル−ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジ
オキシブタン(III )を無色油状物として85mg(収率
99%)を得た。
【0040】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.39(2H、d、J=9Hz) 7.12(1H、q、J=1Hz) 6.96(2H、d、J=9Hz) 4.85(2H、s) 4.73(1H、q、J=7Hz) 3.93〜3.99(4H、m) 2.45(3H、d、J=1Hz) 1.50(3H、s) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1505、1225(br)
【0041】(4) 前記(3) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )61mgをアセトン0.5mlに溶解し、
塩化鉄−シリカゲル(11重量%)115mgを加えて室
温で2時間攪拌した。反応混合物に四塩化炭素10mlを
加えたのち、セライトを用いて吸引濾過し、濾液を減圧
下に濃縮した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔溶媒:エーテル−ヘキサン(1:
1)〕で精製して、3−〔2−(4−(3−ヨードプロ
パルギル)オキシフェニル)−1−プロペニル−ONN
−アゾキシ〕−2−オクソブタン(II)を無色油状物と
して43mg(収率79%)を得た。
【0042】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.41(2H、d、J=9Hz) 7.19(1H、q、J=1Hz) 6.98(2H、d、J=9Hz) 4.86(2H、s) 4.62(1H、q、J=7Hz) 2.50(3H、d、J=1Hz) 2.23(3H、s) 1.51(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1715、1505、1220 〔α〕D 23−21°( 2.9、クロロホルム)
【0043】(5) 前記(4)で得られたオクソ化合物(I
I)33.2mgをメタノール0.3mlに溶解し、ヒドロ
キシルアミン塩酸塩11.1mg及びピリジン0.02ml
を加えて室温で10分間攪拌した。反応混合物にエーテ
ル25ml及び水5mlを加え、エーテル層を分取し、これ
を飽和食塩水で洗浄したのち乾燥して減圧下に濃縮し
た。得られた油状物37mgをシリカゲル分取薄層クロマ
トグラフィー〔溶媒:酢酸エチル−ベンゼン(1:
3)〕で精製して、目的物(I)のオキシム水酸基に関
するアンチ−及びシン−異性体をそれぞれ無色油状物と
して11.7mg(収率51%)及び9.2mg(収率27
%)得た。
【0044】(a) アンチ−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.40(2H、d、J=9Hz) 7.12(1H、s) 6.97(2H、d、J=9Hz) 4.85(2H、s) 4.82(1H、q、J=7Hz) 2.48(3H、s) 1.97(3H、s) 1.42(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3550、3270(br) 、1605、1505、12
20(br) 〔α〕D 23+17°( 2.5、クロロホルム)
【0045】(b) シン−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.41(2H、d、J=9Hz) 7.16(1H、q、J=1Hz) 6.97(2H、d、J=9Hz) 5.40(1H、q、J=7Hz) 4.86(2H、s) 2.51(3H、d、J=1Hz) 1.81(3H、s) 1.45(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3560、3240(br) 、1605、1505、12
25(br) 〔α〕D 23+84°( 1.0、クロロホルム)
【0046】実施例2 2−ヒドロキシイミノ−3−〔2−(2−(3−ヨード
プロパルギル)オキシフェニル)−1−プロペニル−O
NN−アゾキシ〕ブタン〔化合物(I):R1=メチル
基、R2=2−(3−ヨードプロパルギル)オキシ基、R3
=水素原子〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)及び2
−プロパルギルオキシアセトフェノンを用い、実施例1
(イ)と同様に反応処理して、3−〔2−ヒドロキシ−
2−(2−プロパルギルオキシフェニル)−プロピル−
ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタ
ン(IV)のジアステオマーの混合物(1:1)を得た。
【0047】ジアステレオマー(a) (無色油状物)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.70(1H、dd、J=8、2Hz) 7.23(1H、td、J=8、2Hz) 6.99(1H、t、J=8Hz) 6.94(1H、d、J=8Hz) 5.39(1H、s) 5.15(1H、d、J=12Hz) 4.75(2H、d、J=2Hz) 4.45(1H、d、J=12Hz) 4.41(1H、q、J=7Hz) 3.77〜3.88(2H、m) 3.48〜3.57(1H、m) 3.32〜3.42(1H、m) 2.54(1H、t、J=2Hz) 1.59〜1.70(2H、m) 1.61(3H、s) 1.23(3H、s) 0.96(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3430(br) 、3290、1485、1225(br)
【0048】ジアステレオマー(b) 無色プリズム状晶(m.p. 127.0〜130.5℃)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.66(1H、dd、J=8、2Hz) 7.24(1H、td、J=8、2Hz) 6.98(1H、t、J=8Hz) 6.94(1H、d、J=8Hz) 5.28(1H、s) 5.23(1H、d、J=11Hz) 4.73(2H、d、J=2Hz) 4.35(1H、d、J=11Hz) 4.36(1H、q、J=7Hz) 3.74〜3.91(4H、m) 1.63(3H、s) 1.33(3H、s) 0.44(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3440(br) 、3270、1485、1385、12
40、1090
【0049】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV′)を用い、実施例1(2) と同様に反応、処理し
て、3−〔2−(2−プロパルギルオキシフェニル)−
1−プロペニル−ONN−アゾキシ)−2,2−プロピ
レンジオキシブタン(III ′)を無色油状物として得
た。1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm
【0050】 7.32(1H、ddd、J=8、7、2Hz) 7.21(1H、dd、J=7、2Hz) 7.04(1H、d、J=8Hz) 6.99(1H、t、J=7Hz) 6.94(1H、q、J=1Hz) 4.74(1H、q、J=7Hz) 4.73(2H、d、J=2Hz) 3.93〜3.99(4H、m) 2.25(1H、t、J=2Hz) 2.43(3H、d、J=1Hz) 1.60〜187(2H、m) 1.50(3H、s) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3290、1485、1450
【0051】(3) 前記(2) で得られたプロパルギル化合
物(III ′)を用い、実施例1(3) と同様に反応処理し
て、3−〔2−(2−(3−ヨードプロパルギル)オキ
シフェニル)−1−プロペニル−ONN−アゾキシ〕−
2,2−プロピレンジオキシブタン(III )を無色油状
物として得た。
【0052】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.33(1H、t、J=7Hz) 7.21(1H、d、J=7Hz) 7.03(1H、d、J=7Hz) 6.99(1H、t、J=7Hz) 6.94(1H、s) 4.86(2H、s) 4.74(1H、q、J=7Hz) 3.93〜3.99(4H、m) 2.42(3H、s) 1.60〜1.88(2H、m) 1.50(3H、s) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1485、1450
【0053】(4) 前記(3) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )を用い、実施例1(4) と同様に反応、
処理して、3−〔2−(2−(3−ヨードプロパルギ
ル)オキシフェニル)−1−プロペニル−ONN−アゾ
キシ〕−2−オクソブタンを無色油状物として得た。
【0054】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.35(1H、ddd、J=8、7、2Hz) 7.21(1H、dd、J=7、2Hz) 7.04(1H、d、J=8Hz) 7.01(1H、t、J=7Hz) 7.01(1H、q、J=1Hz) 4.87(2H、s) 4.61(1H、q、J=7Hz) 2.45(3H、d、J=1Hz) 2.23(3H、s) 1.50(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1715、1485、1450 〔α〕D 23−37°( 3.5、クロロホルム)
【0055】(5) 前記(4)で得られたオクソ化合物
(II)を用い、実施例1(5) と同様に反応、処理して、
目的物(I)のオキシム水酸基に関するアンチ−及びシ
ン−異性体をそれぞれ無色油状物として得た。
【0056】アンチ−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.33(1H、ddd、J=8、7、2Hz) 7.20(1H、dd、J=7、2Hz) 7.03(1H、d、J=8Hz) 7.00(1H、t、J=7Hz) 6.94(1H、q、J=1Hz) 4.86(2H、s) 4.83(1H、q、J=7Hz) 2.43(3H、d、J=1Hz) 1.98(3H、s) 1.41(3H、d、J=7Hz)
【0057】IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3550、3260(br) 、1485、1445 〔α〕D 23+8.0°( 0.56、クロロホルム) シン−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.34(1H、ddd、J=8、7、2Hz) 7.21(1H、dd、J=7、2Hz) 7.04(1H、d、J=8Hz) 7.01(1H、t、J=7Hz) 6.97(1H、q、J=1Hz) 5.42(1H、q、J=7Hz) 4.87(2H、s) 2.46(3H、d、J=1Hz) 1.83(3H、s) 1.48(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3560、3240(br) 、1485、1450 〔α〕D 23+36°( 0.25、クロロホルム)
【0058】実施例3 2−ヒドロキシイミノ−3−〔2−(3−(3−ヨード
プロパルギル)オキシフェニル)−1−プロペニル−O
NN−アゾキシ〕ブタン〔化合物(I):R1=メチル
基、R2=3−(3−ヨードプロパルギル)オキシ基、R3
=水素原子〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)及び3
−プロパルギルオキシアセトフェノンを用い、実施例1
(1) と同様に反応、処理して、3−〔2−ヒドロキシ−
2−(3−プロパルギルオキシフェニル)−プロピル−
ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタ
ン(IV)のジアステオマーの混合物(1:1)を油状物
として得た。
【0059】ジアステレオマー(a)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.26(1H、t、J=8Hz) 7.16(1H、br、s) 7.08(1H、d、J=8Hz) 6.87(1H、dd、J=8、3Hz) 5.28(1H、br、s) 4.69(2H、d、J=2Hz) 4.54(1H、d、J=13Hz) 4.41(1H、d、J=13Hz) 4.36(1H、q、J=7Hz) 3.69〜3.97(4H、m) 2.52(1H、t、J=2Hz) 1.71〜1.86(1H、m) 1.55(3H、s) 1.48〜159(1H、m) 1.26(3H、s) 1.06(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3430(br) 、3290、1600、1500、12
30(br)
【0060】ジアステレオマー(b)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.25(1H、t、J=8Hz) 7.14(1H、t、J=2Hz) 7.06(1H、br、d、J=8Hz) 6.87(1H、dd、J=8、2Hz) 5.29(1H、br、s) 4.69(2H、d、J=2Hz) 4.59(1H、d、J=12Hz) 4.42(1H、d、J=12Hz) 4.42(1H、q、J=7Hz) 3.77〜3.96(4H、m) 2.52(1H、t、J=2Hz) 1.68〜1.82(1H、m) 1.58〜1.66(1H、m) 1.55(3H、s) 1.36(3H、s) 0.74(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3420(br) 、3290、1600、1500、12
25(br)
【0061】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV′)を用い、実施例1(2) と同様に反応、処理し
て、3−〔2−(3−プロパルギルオキシフェニル)−
1−プロペニル−ONN−アゾキシ)−2,2−プロピ
レンジオキシブタン(III ′)を無色油状物として得
た。
【0062】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.31(1H、t、J=8Hz) 7.12(1H、q、J=1Hz) 7.06(1H、Br. d、J=8Hz) 7.03(1H、t、J=2Hz) 6.98(1H、dd、J=8、2Hz) 4.72(1H、d、J=2Hz) 4.72(1H、q、J=7Hz) 3.93〜4.00(4H、m) 2.52(1H、t、J=2Hz) 2.45(3H、d、J=1Hz) 1.74〜1.89(1H、m) 1.60〜1.71(1H、m) 1.51(3H、s) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3290、1570、1480、1220(br)
【0063】(3) 前記(2) で得られたプロパルギル化合
物(III ′)を用い、実施例1(3) と同様に反応、処理
して、3−〔2−(3−(3−ヨードプロパルギル)オ
キシフェニル)−1−プロペニル−ONN−アゾキシ〕
−2,2−プロピレンジオキシブタン(III )を無色油
状物として得た。
【0064】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.31(1H、t、J=8Hz) 7.12(1H、q、J=1Hz) 7.07(1H、br. d、J=8Hz) 7.01(1H、t、J=2Hz) 6.96(1H、dd、J=8、2Hz) 4.85(2H、s) 4.73(1H、q、J=7Hz) 3.93〜3.99(4H、m) 2.45(3H、d、J=1Hz) 1.74〜1.89(1H、m) 1.61〜1.71(1H、m) 1.51(3H、s) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1575、1480、1215(br)
【0065】(4) 前記(3) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )を用い、実施例1(3) と同様に反応、
処理して、3−〔2−(3−(3−ヨードプロパルギ
ル)オキシフェニル)−1−プロペニル−ONN−アゾ
キシ〕−2−オクソブタンを油状物として得た。
【0066】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.33(1H、t、J=8Hz) 7.18(1H、q、J=1Hz) 7.08(1H、br. d、J=8Hz) 7.02(1H、t、J=2Hz) 6.99(1H、dd、J=8、2Hz) 4.85(2H、s) 4.62(1H、q、J=7Hz) 2.50(3H、d、J=1Hz) 2.24(3H、s) 1.52(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1715、1595、1440(br) 、1285 〔α〕D 23−30°( 1.7、クロロホルム)
【0067】(5) 前記(4) で得られたオクソ化合物(I
I)を用い、実施例1(5) と同様に反応、処理して、目
的物(I)のオキシム水酸基に関するアンチ−及びシン
−異性体をそれぞれ無色油状物として得た。
【0068】アンチ−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.32(1H、t、J=8Hz) 7.12(1H、br. s) 7.06(1H、d、J=8Hz) 7.01(1H、br. s) 6.97(1H、d、J=8Hz) 4.85(2H、s) 4.83(1H、q、J=7Hz) 2.47(3H、s) 1.98(3H、s) 1.42(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3550、3270(br) 、1695、1465、12
85 〔α〕D 23+7.1°( 0.68、クロロホルム)
【0069】シン−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.33(1H、t、J=8Hz) 7.16(1H、q、J=1Hz) 7.08(1H、br. d、J=8Hz) 7.02(1H、t、J=2Hz) 6.98(1H、dd、J=8、2Hz) 5.41(1H、q、J=7Hz) 4.86(2H、s) 2.51(3H、d、J=1Hz) 1.83(3H、s) 1.46(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3560、3240(br) 、1600、1460、12
85 〔α〕D 23+67°( 0.19、クロロホルム)
【0070】実施例4 2−ヒドロキシイミノ−3−〔2−(4−(3−ヨード
プロパルギル)オキシフェニル)−ビニル−ONN−ア
ゾキシ〕ブタン〔化合物(I):R1=水素原子、R2=4
−(3−ヨードプロパルギル)オキシ基、R3=水素原
子〕の製造:(1) 参考例で得られた3−(メチル−ON
N−アゾキシ)−2,2−プロピレンジオキシブタン
(V)743mg及び4−プロパルギルオキシベンズアル
デヒド(VI)1.08gを用い、実施例1(イ)と同様
に反応、処理して、3−〔2−ヒドロキシ−2−(4−
プロパルギルオキシフェニル)−エチル−ONN−アゾ
キシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタン(IV′)の
ジアステオマーの混合物(4:5)を無色油状物として
1.00g(収率73%)得た。
【0071】ジアステレオマー(a)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.35(2H、d、J=9Hz) 6.99(2H、d、J=9Hz) 5.32(1H、br. d、J=8Hz) 4.70(2H、d、J=2Hz) 4.54(1H、dd、J=13、2Hz) 4.36(1H、dd、J=13、8Hz) 4.32(1H、br. s) 3.91〜4.06(2H、m) 3.86(1H、q、J=7Hz) 3.74〜3.86(2H、m) 2.52(1H、t、J=2Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3410(br) 、3240、1495、1220(br)
、1155
【0072】ジアステレオマー(b)1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.36(2H、d、J=9Hz) 6.98(2H、d、J=9Hz) 5.32(1H、br. d、J=9Hz) 4.69(2H、d、J=2Hz) 4.51(1H、dd、J=13、9Hz) 4.48(1H、br. s) 4.27(1H、dd、J=13、2Hz) 3.92〜4.06(2H、m) 3.96(1H、q、J=6Hz) 3.77〜3.87(2H、m) 2.51(1H、t、J=2Hz) 1.89〜2.07(1H、m) 1.50(3H、s) 1.33〜1.45(1H、s) 1.20(3H、d、J=6Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3390(br) 、3300、1495、1220(br)
、1155
【0073】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV′)449mgを用い、実施例1(2) と同様に反応、
処理して、3−〔2−(4−プロパルギルオキシフェニ
ル)−ビニル−ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレ
ンジオキシブタン(III ′)を無色油状物として239
mg(収率56%)得た。
【0074】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.76(1H、d、J=14Hz) 7.57(1H、d、J=14Hz) 7.45(2H、d、J=9Hz) 6.99(2H、d、J=9Hz) 4.73(2H、d、J=2Hz) 4.71(1H、q、J=7Hz) 3.92〜4.02(4H、m) 2.55(1H、t、J=2Hz) 1.77〜1.92(1H、m) 1.61〜1.69(1H、m) 1.51(3H、m) 1.22(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3290、1605、1510、1450、1230
(br)
【0075】(3) 前記(2)で得られたプロパルギル
化合物(III ′)229mgを用い、実施例1(3) と同様
に反応、処理して、3−〔2−(4−(3−ヨードプロ
パルギル)オキシフェニル)−ビニル−ONN−アゾキ
シ〕−2,2−プロピレンジオキシブタン(III )を無
色油状物として277mg(収率88%)得た。
【0076】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.76(1H、d、J=14Hz) 7.57(1H、d、J=14Hz) 7.45(2H、d、J=9Hz) 6.97(2H、d、J=9Hz) 4.86(2H、s) 4.71(1H、q、J=6Hz) 3.90〜4.01(4H、m) 1.77〜1.92(1H、m) 1.57〜1.68(1H、m) 1.51(3H、s) 1.22(3H、d、J=6Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1605、1505、1450、1225(br)
【0077】(4) 前記(3) で得られたプロピレンジオ
キシ化合物(III )249mgを用い、実施例1(4) と同
様に反応、処理して、3−〔2−(4−(3−ヨードプ
ロパルギル)オキシフェニル)−ビニル−ONN−アゾ
キシ〕−2−オクソブタン(II)の粗油状物225mgを
得た。この粗油状物をメタノールより再結晶すると融点
86℃(分解)の淡黄色針状晶が得られた。
【0078】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.79(1H、d、J=14Hz) 7.58(1H、d、J=14Hz) 7.47(2H、d、J=9Hz) 6.99(2H、d、J=9Hz) 4.87(2H、s) 4.68(1H、q、J=7Hz) 2.21(3H、s) 1.51(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1715、1600、1510、1375、1300、
1250、1170
【0079】(5) 前記(4) で得られたオクソ化合物(I
I) の粗油状物225mgを用い、実施例1(5) と同様に
反応、処理して、目的物(I)のオキシム水酸基に関す
るアンチ−及びシン−異性体をそれぞれ無色油状物とし
て136mg及び52mg得た。
【0080】アンチ−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.77(1H、d、J=14Hz) 7.52(1H、d、J=14Hz) 7.46(2H、d、J=9Hz) 6.98(2H、d、J=9Hz) 4.87(1H、q、J=7Hz) 4.86(2H、s) 1.98(3H、s) 1.42(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3550、3260(br) 、1605、1505、14
55、1220(br) 、1170 〔α〕D 23+21°( 1.2、クロロホルム)
【0081】シン−異性体1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 7.79(1H、d、J=14Hz) 7.53(1H、d、J=14Hz) 7.47(2H、d、J=9Hz) 6.98(2H、d、J=9Hz) 5.43(1H、q、J=7Hz) 4.87(2H、s) 1.79(3H、s) 1.46(3H、d、J=7Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 3550、3260(br) 、1605、1505、14
55、1220(br) 、1170 〔α〕D 23+44°( 0.63、クロロホルム)
【0082】実施例5 3−〔2−(2−クロロフェニル)−ビニル−ONN−
アゾキシ〕−2−ヒドロキシイミノブタン〔化合物
(I):R1=水素原子、R2=2−クロロ、R3=水素原
子〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)297
mg及びO−クロロベンズアルデヒド(VI)0.36mlを
用い、実施例1(1) と同様に反応、処理して、3−〔2
−(2−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル−O
NN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタン
(IV)を463mg(収率84%)得た。
【0083】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.06(3H、d、J=6.3Hz) 1.28(3H、d、J=6.5Hz) 1.46(3H、s) 1.48(1H、s) 1.92〜2.05(4H) 3.76〜4.90(16H) 5.62〜5.68(2H) 7.24〜7.77(8H)
【0084】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV)285mgを用い、実施例1(2)と同様に反応、処
理して、3−〔2−(2−クロロフェニル)−ビニル−
ONN−アゾキシ)−2,2−プロピレンジオキシブタ
ン(III )を222mg(収率82.3%)得た。
【0085】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.23(3H、d、J=6.3Hz) 1.51(3H、s) 1.62〜1.87(2H) 3.94〜4.01(4H) 4.71(1H、q、J=6Hz) 7.25〜7.56(4H) 7.94(2H、q、J=13Hz) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1460 UV(EtOH , λmax)〔nm〕 276 〔α〕D 23+34.4 °(C 1.0,CHCl3)
【0086】(3) 前記(2) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )32mgを用い、実施例1(4) と同様に
反応、処理して粗製の油状物を得た。この粗製油状物を
精製することなく、実施例1(5) と同様に反応、処理し
て目的物(I)をアンチ−及びシン−異性体の混合物
(3:1)として18.3mg(収率66.2%)得た。
【0087】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.43(3H、d、J=6.8Hz) 1.47(3H、d、J=7.3Hz) 1.82(3H、s) 1.99(3H、s) 4.88(1H、q、J=6.8Hz) 7.29〜7.63(10H、s) 8.18〜8.23(2H、s) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1458
【0088】実施例6 3−〔2−(2−クロロフェニル)−1−プロペニル−
ONN−アゾキシ〕−2−ヒドロキシイミノブタン〔化
合物(I):R1=メチル基、R2=2−クロロ、R3=水素
原子〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)320
mg及びO−クロロアセトフェノン045mlを用い、実施
例1(1) と同様に反応、処理して、3−〔2−(2−ク
ロロフェニル)−2−ヒドロキシプロピル−ONN−ア
ゾキシ〕−2,2−プロピレンジオキシブタン(IV)を
194mg(収率33%)得た。
【0089】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 0.46(3H、d、J=6.3Hz) 1.01(3H、d、J=6.3Hz) 1.17(3H、s) 1.36(3H、s) 1.71(3H、s) 1.72(3H、s) 1.45〜180(4H) 3.65〜385(8H) 4.25(1H、q、J=6.3Hz) 4.34(1H、q、J=6.3Hz) 4.42(1H、d、J=12.2Hz) 4.53(1H、d、J=12.7Hz) 5.31(1H、d、J=12.7Hz) 5.43(1H、d、J=12.2Hz) 5.52(1H、s) 5.66(1H、s) 7.19〜7.22(6H) 7.84〜7.90(2H)
【0090】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV)184mgを用い、実施例1(2)と同様に反応、処
理して、3−〔2−(2−クロロフェニル)−1−プロ
ペニル−ONN−アゾキシ)−2,2−プロピレンジオ
キシブタン(III )を34.9mg(収率20%)得た。
【0091】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.22(3H、d、J=6.3Hz) 1.50(3H、s) 2.45(3H、d、J=1.9Hz) 3.93〜3.99(4H) 4.71(1H、q、J=6.3Hz) 6.88(1H、d、J=1.9Hz) 7.24〜7.42(4H) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1470 UV(EtOH , λmax)〔nm〕 233 〔α〕D 23+26.4 °(C 1.0,CHCl3)
【0092】(3) 前記(2) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )27.4mgを用い、実例1(4) と同様
に反応、処理して、粗製の油状物(II)を得た。この粗
製油状物を精製することなく、実施例1(5) と同様に反
応、処理して、目的物(I)をアンチ−及びシン−異性
体の混合物(4:1)として18.5mg( 収率77.8
%)得た。
【0093】1H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.42(3H、d、J=6.3Hz) 1.44(3H、d、J=6.7Hz) 1.83(3H、s) 1.98(3H、s) 2.45(3H、d、J=1.9Hz) 2.48(3H、d、J=1.9Hz) 4.83(1H、q、J=6.3Hz) 5.43(1H、q、J=6.7Hz) 6.88(1H、d、J=1.9Hz) 6.90(1H、d、J=1.9Hz) 7.25〜7.43(8H) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1463
【0094】実施例7 3−〔2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−プロ
ペニル−ONN−アゾキシ〕−2−ヒドロキシイミノブ
タン〔化合物(I):R1=メチル基、R2=2−フルオ
ロ、R3=4−フルオロ〕の製造: (1) 参考例で得られた3−(メチル−ONN−アゾキ
シ)−2,2−プロピレンジオキシブタン(V)309
mg及び2,4−ジフルオロアセトフェノン0.5mlを用
い、実施例1(1)と同様に反応、処理して、3−〔2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシプ
ロピル−ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピレンジオ
キシブタン(IV) を419mg(収率74.2%)得た。
【0095】(2) 前記(1) で得られたヒドロキシ化合物
(IV)419mgを用い、実施例1(2)と同様に反応、処
理して、3−〔2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
1−プロペニル−ONN−アゾキシ〕−2,2−プロピ
レンジオキシブタン(III )を65.4mg(収率16.
5%)得た。
【0096】(3) 前記(2) で得られたプロピレンジオキ
シ化合物(III )65mgを用い、実施例1(4) と同様に
反応、処理して目的物(I)をアンチ−及びシン−異性
体の混合物(2:1)として38.8mg(収率68.8
%)得た。1 H−NMR値:δ CDCl3 , ppm 1.42(3H、d、J=6.8Hz) 1.45(3H、d、J=6.8Hz) 1.83(3H、s) 1.98(3H、s) 2.44(3H、d、J=1.9Hz) 2.47(3H、d、J=1.9Hz) 4.83(1H、q、J=6.8Hz) 5.41(1H、q、J=6.8Hz) 6.87(1H、d、J=1.9Hz) 6.84〜7.30(6H、s) IR値:νmax ,CHCl3 , cm-1 1464
フロントページの続き (72)発明者 奥野 之宏 東京都東村山市野口町2−17−43 (72)発明者 伊藤 久克 埼玉県川越市今福461 田園ハイツ川越 2−205 (72)発明者 白土 正三 東京都武蔵村山市残堀4−43−2 (56)参考文献 国際公開90/4585(WO,A1) カナダ国特許出願公開第2036514号明 細書(CA,2036514,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2及びR3は同
    一もしくは異なって、水素原子、ハロゲン原子又は基
    -A-CH2-B-X を示し、ここにAは酸素原子又は単結合、
    Bは炭素原子と炭素原子の三重結合、Xはハロゲン原子
    を意味する)で表わされる化合物。
  2. 【請求項2】 一般式Iの化合物のオキシム水酸基に関
    してアンチ−異性体である請求項1記載の合物。
  3. 【請求項3】 一般式Iの化合物のオキシム水酸基に関
    してシン−異性体である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化2】 (式中R1、R2及びR3は前記の意味を有し、nは2又は3
    を示す)で表わされる化合物に酸を作用させて、一般式 【化3】 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
    合物を得、次いでこの化合物にヒドロキシルアミンを作
    用させることを特徴とする請求項1記載の化合物の製
    法。
  5. 【請求項5】 一般式 【化4】 (式中nは前記の意味を有する)で表わされる化合物
    に、一般式 【化5】 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
    合物を作用させて、一般式 【化6】 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
    合物を得、次いでこの化合物を脱水することにより得ら
    れる化合物(III )を用いることを特徴とする、請求項
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の化合物を有効成分とする
    抗真菌剤。
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