JP3228313U - 上下方向の中心線に沿った形状保持材を備えたマスク - Google Patents

上下方向の中心線に沿った形状保持材を備えたマスク Download PDF

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Abstract

【課題】着用時の苦しい感覚を低減可能なマスクを提供する。【解決手段】マスクは、着用者の少なくとも鼻孔及び口を覆う覆い部位と、覆い部位を着用者の頭部に固定させるための装着用部位と、覆い部位における上下方向の中心線に沿って取り付けられる形状保持材であって、覆い部位の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材とを備え、覆い部位は、中心線に沿って設けられた、形状保持材を取り付けるための取り付け部を備える。取り付け部は、形状保持材を取り外し可能な形で取り付けることが好ましい。さらに、覆い部位は少なくとも2つの布製のパーツを含み、取り付け部は、少なくとも2つの布製のパーツを縫合、接着又は熱圧着して形成された、中心線に沿って伸長する袋状の部分であって、その中に形状保持材を収納する袋状の部分であることが好ましい。【選択図】図3

Description

本考案は、着用者の鼻孔や口を覆うマスクに関する。
今日、マスクの着用は、風邪症候群の症状を呈した人にとって、また花粉飛来時に花粉症を患う人にとって、さらにはウイルス感染症拡大への対策として、非常に重要であることが広く認識されている。
ここで、例えば全国規模に拡大しつつあるウイルス感染症に対応して、外出時等にマスクの着用が強く推奨される状況では、相当の時間マスクを着用することになるので、マスクの装着感や付け心地を向上させることが大きな課題となる。
このような装着感向上のための対策として、例えば特許文献1には、マスク本体が肌対向面と非肌対向面とを備えていてプリーツ構造を有し、また、このマスク本体が、肌対向面の一部を構成し吸湿性を有するセルロース布帛と非肌対向面を構成する合成繊維布帛とを含み、セルロース布帛が合成繊維布帛よりも単位面積当たりの繊維端の数が多くなっており、さらに、このマスク本体が、着用者の鼻を覆う、合成繊維布帛からなる鼻カバー部であって、マスク本体における横方向に沿って延在する上端縁部からマスク本体の縦方向の少なくとも30%の長さまで延在している鼻カバー部を有する、といったマスクが開示されている。ここで、このようなマスクによれば、使用時においてマスクの吸湿性を高めつつ、着用者の顔面における違和感を抑制し易く、優れた装着感が得られるとしている。
また、特許文献2には、着用者の顔面の対象部位を覆うマスク本体部と、マスク本体部を着用者の耳に係止するための左右一対の耳掛け部と、着用者の鼻腔を拡張する鼻腔拡張部とを備えるマスクであって、この鼻腔拡張部は、平板状の弾性部材と、マスク本体部を形成するシート材を介して弾性部材を着用者の鼻の鼻梁を挟んだ両側部分へ貼着する貼着部とを有することを特徴とするマスクが開示されている。ここで、このような鼻腔拡張部を有するマスクによれば、鼻呼吸を良好に行うことができ、さらに装着感も良好なものになるとしている。
実用新案登録第3212967号公報 特開2016−176165号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されたような従来のマスクにおいては、その着用中に依然、息苦しさや暑苦しさといったような苦しい感覚の生じてしまうことが問題となっていた。
すなわち、例え特許文献1のプリーツ構造や、特許文献2の鼻腔拡張部・プリーツを採用したとしても、長時間又は繰り返しマスクを使用している場合に、又はマスクの構造によっては着用当初から、吸う動作を行うたびに、マスク本体の布部分が鼻孔や口に間近まで接近し又は張り付いてしまい、鼻呼吸や口呼吸の際に息苦しさを感じてしまう事態が発生しがちであった。
また、このようにマスク本体の布部分が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりすると、着用者は暑苦しさを感じてしまいがちとなる。特に、ウイルス感染症の拡大阻止のため、外出の際には夏場であってもマスクを長時間着用することが大いにあり得るが、その場合、着用者の暑苦しさは、熱中症の原因になる可能性もあり大きな問題となる。
そこで、本考案は、着用時の苦しい感覚を低減可能なマスクを提供することを目的とする。
本考案によれば、着用者の少なくとも鼻孔及び口を覆う覆い部位と、
覆い部位を当該着用者の頭部に固定させるための装着用部位と、
覆い部位における上下方向の中心線に沿って取り付けられる形状保持材であって、覆い部位の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材と
を備えており、
覆い部位は、当該中心線に沿って又は当該中心線上に設けられた、形状保持材を取り付けるための取り付け部を備えている
ことを特徴とするマスクが提供される。
この本発明によるマスクにおいて、取り付け部は、形状保持材を取り外し可能な形で取り付けることも好ましい。
また、本発明によるマスクの一実施形態として、覆い部位は少なくとも2つの布製のパーツを含み、
取り付け部は、上記の少なくとも2つの布製のパーツを縫合、接着又は熱圧着して形成された、当該中心線に沿って伸長する袋状の部分であって、その中に形状保持材を収納する袋状の部分であることも好ましい。
さらに、上記の少なくとも2つの布製のパーツは、
当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側を被覆する第1の布パーツ及び第2の布パーツと、
当該中心線に沿って伸長する左右の両端部を重畳させることによって自ら当該袋状の部分を構成する第3の布パーツであって、当該左右の両端部が重畳した部分は、第1の布パーツの端部と第2の布パーツの端部と共にまとめて縫合、接着又は熱圧着されている第3の布パーツと
を含むことも好ましい。
またさらに、上記の少なくとも2つの布製のパーツは、
当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側を被覆する第1の布パーツ及び第2の布パーツと、
当該中心線に沿って伸長するように設けられ、両者をもって当該袋状の部分を構成する第3の布パーツ及び第4の布パーツであって、右耳側の端部は共に第1の布パーツの端部に縫合、接着又は熱圧着されており、左耳側の端部は共に第2の布パーツの端部に縫合、接着又は熱圧着されている第3の布パーツ及び第4の布パーツと
を含むことも好ましい。
また、第1の布パーツの上記端部、及び第2の布パーツの上記端部は共に、外側に向けて凸となる曲線状の端辺側の端部であることも好ましい。また、本発明によるマスクにおいて、取り付け部は、本マスクの内側が凹むように曲がった形状を有していることも好ましい。
さらに、本発明によるマスクの他の実施形態として、覆い部位は、伸縮性を有しており所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布を含むことも好ましい。また、この実施形態において、本マスクが当該着用者に着用された際、覆い部位における形状保持材の近傍部分と当該鼻孔及び口との離隔した位置関係が保たれた状態で、当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている覆い部位の2つの部分が、当該着用者の呼吸に合わせて当該皮膚位置範囲に対し離隔したり接触したりするように、少なくとも当該2つの部分は、プリーツを有さず、当該接触冷感布を含む単一面状の布のみで構成されていることも好ましい。
また、本発明によるマスクにおいて、覆い部位は、少なくとも当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分が、所定以上の最大熱吸収速度を示すおもて面と、このおもて面よりも低い最大熱吸収速度を示す裏面とを有する接触冷感布の単層で構成されており、
本マスクは、接触冷感布のおもて面を当該着用者の顔側とすることもでき、または、接触冷感布の裏面を当該着用者の顔側とすることもできることも好ましい。
さらに、本発明によるマスクにおいて、覆い部位は、少なくとも当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分が、所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布を最下層とし、該接触冷感布よりも低い最大熱吸収速度を示す布を最上層とした少なくとも2層の構造となっており、
本マスクは、最下層の接触冷感布を当該着用者の顔側とすることもでき、または、最上層の布を当該着用者の顔側とすることもできることも好ましい。
さらに、本発明によるマスクにおける形状保持材は、縦方向に伸長した稜線をもって折れ曲がっていることも好ましく、また、少なくとも1つの貫通した通気孔を有することも好ましい。さらに、この形状保持材は、網目状の部分を有することも好ましい。
本考案のマスクによれば、着用時の苦しい感覚を低減することができる。
本考案によるマスクの一実施形態を示す模式図である。 本考案によるマスクの他の実施形態を示す模式図である。 本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。 本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。 本考案によるマスクの奏する効果を説明するための模式図である。 本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。
以下に、本考案を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一の要素は、同一の参照番号を用いて示されている。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
図1は、本考案によるマスクの一実施形態を示す模式図である。
図1に示した本実施形態のマスク1は、着用されることによって例えば、風邪症候群の症状を呈した人がウイルスや細菌を含んだ飛沫を外部にできるだけ飛散させないようにしたり、花粉飛来時に花粉症を患う人が花粉を体内へできるだけ取り込まないようにしたりすることが可能なものとなっている。また、ウイルス感染症拡大への対策として、特に外出時に着用されることによってその拡大抑制にも貢献するものとなっている。
具体的に、マスク1は、
(A)着用者の少なくとも鼻孔及び口を覆う覆い部位(図1では、右覆い部位111及び左覆い部位112)と、
(B)覆い部位(右覆い部位111及び左覆い部位112)を着用者の頭部に固定させるための装着用部位(図1では、右装着用部位121及び左装着用部位122)と、
(C)覆い部位(右覆い部位111及び左覆い部位112)における「上下方向の中心線」(図1)に沿って取り付けられる形状保持材(13,13’,13'')であって、覆い部位(右覆い部位111及び左覆い部位112)の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材(13,13’,13'')と
を備えており、
(D)覆い部位(右覆い部位111及び左覆い部位112)は、中心線(図1)上に又はその近傍に設けられた、形状保持材((13,13’,13'')を取り付けるための取り付け部(図1では、袋状取り付け部11A)を備えている
ことを特徴としている。ここで以下、上記(C)の「上下方向の中心線」には、概ね上下に伸長した曲線状の中心線も含まれるものとする。
このように、マスク1においては、上記(C)の形状保持材(13,13’,13'')が、取り付け部(袋状取り付け部11A)によって中心線(図1)に沿って取り付けられている。これにより、マスク1の着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位(右覆い部位111及び左覆い部位112)における形状保持材(13,13’,13'')の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との離隔した位置関係が、ほとんど変動することなく保持されるのである。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位(111,112)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、マスク1によれば、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
また特に、ウイルス感染症の拡大が懸念される状況においては、外出の際には夏場であってもマスクを長時間着用することが大いにあり得るが、そのような場合でも、マスク1を着用することによって、例えば熱中症の予防に資することも可能となる。
また、形状保持材(13,13’,13'')は、着用時にマスク1が通常受ける力によってもその形状を保持することが可能であるように、覆い部位(111,112)の形成材よりも高い剛性を有する材料で形成されている。具体的に、形状保持材(13,13’,13'')は、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂、又はポリエチレン(PE)樹脂で形成されており、一方、覆い部位(111,112)は、この後説明するような合成・天然繊維布や不織布で形成されていることも好ましい。なお、形状保持材(13,13’,13'')は、以上に述べたような合成樹脂のシートから切り出されたものであってもよく、または、当該合成樹脂の成型品とすることもできる。
ここで、形状保持材(13,13’,13'')の形成材料となり得るPP樹脂やPET樹脂は、必要となる剛性を有し、また食品容器の材料にも採用されるような安全性を備えており、顔近傍に位置することとなるマスク1の構成材料として、より好適となっている。ちなみに一般的に、PET樹脂は、PP樹脂と比較してより高い剛性(例えばヤング率や剛性率等の弾性率)を有しており、したがってPET樹脂製の形状保持材は、袋状取り付け部11A(及び後に説明する袋状取り付け部21A、21A’、31A及び51A)に対しより挿入・収納し易いものとなることが確認されている。
ただし勿論、形状保持材(13,13’,13'')は、他の形成材料、例えば鉛、鉛合金、アルミニウム、ステンレス等の金属で形成されていてもよく、また例えば、金属体を芯とした(被覆した)シリコン樹脂等の合成樹脂体であってもよい。いずれにしても、着用時にマスク1が通常受ける力によっても形状保持材の形状を保持することができるならば、種々の材料が形成材料として採用可能である。
また、本実施形態における形状保持材13及び形状保持材13’はいずれも、図1に示すように、縦方向(形状保持材の伸長方向)に伸長した稜線をもって折れ曲がっている。これにより、例えば横方向(形状保持材の伸長方向に直交する方向)の外力を受けても、その形状をより安定して保持することが可能となり、覆い部位(111,112)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態をより確実に回避することができるのである。ここで、形状保持材13及び形状保持材13’の横方向(幅方向)の断面はV字状となっているが、勿論これに限定されず、例えばW字状やU字状であってもよい。
さらに、袋状取り付け部11Aに取り付ける(挿入する)形状保持材として、折れ曲がりを有さない平板状の形状保持材13''を採用することも可能である。形状保持材13''は、折れ曲がりが存在しない分、袋状取り付け部11Aに挿入したり、袋状取り付け部11Aから取り出したりすることがより容易なものとなっている。ここで、形状保持材13''を、曲面板状又は棒状のものとすることも可能である。なお、この形状保持材13''や、形状保持材13及び13’においては、挿入・取り外しの容易さのため、さらには安全のため(図1に示すように)角が丸まっていることも好ましい。
また、本実施形態における形状保持材13は、形状保持材13’とは異なり、縦方向(伸長方向)に進むにつれて曲がった形状を有している。したがって、このような形状保持材13を、(この後説明するように)直線的に伸長した筒状である袋状取り付け部11Aに取り付ける(挿入・収納する)ことによって、マスク1の形状をその内側が凹むような形にし、当該形を維持することも可能となるのである。ちなみにこの場合、中心線(図1)も、形状保持材13の形状に合わせて曲がることになる。
なお、図1に示した形状保持材13は、稜線の裏側を内側に含むように(稜線が凸状となるように)湾曲しているが、逆に、稜線を内側に含むように(稜線が凹状となるように)湾曲していてもよい。いずれにしても、形状保持材13は、自身の湾曲した形状によりマスク1の内側が凹むような向きをもって取り付けられることが好ましいのである。
一方、形状保持材13’は、直線的に伸長した形状を有しているが、これを直線的に伸長した筒状である袋状取り付け部11Aに取り付けることも可能である。ここで、このような態様であっても、覆い部位(111,112)の形成材が後述するような伸縮性を有する布材であれば、マスク1が着用者に着用されることによって、形状保持材13’が、着用者の鼻先及び顎先を含む曲がったラインに沿って変形し、その形を維持するようにすることが可能となる。すなわちこのような態様でも、覆い部位(111,112)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することができるのである。ちなみにこの場合も、中心線(図1)は、変形した形状保持材13’の形状に合わせて曲がることになる。なお、形状保持材13’は、稜線側(尖った側)を、マスク1の外側に向くように、取り付け部(袋状取り付け部11A)に取り付けることも好ましいが、逆に、マスク1の内側に向くように取り付けることも可能である。
次に、上記(D)の取り付け部は、覆い部位の一部分ではあるが、本実施形態において袋状取り付け部11Aとなっている。この袋状取り付け部11Aは、(覆い部位を構成する)2つの布製のパーツである第1布パーツ及び第2布パーツ(図1)を縫合、接着又は熱圧着して形成された、中心線(図1)に沿って伸長する袋状の部分となっている。具体的には図1に示したように、本実施形態の袋状取り付け部11Aは、第1布パーツの端部と第2布パーツとの端部を重畳させた上で、2列の縫い目が中心線(図1)を間に挟むこととなり、且つ当該2列の縫い目の間が直線的に伸長した筒状の袋となるように縫合することによって形成されている。
また、袋状取り付け部11Aは、下端から形状保持材(13,13’,13'')が出てこないように、袋の下端部を縫合、接着又は熱圧着等によって閉じていることも好ましい。ここで、形状保持材(13,13’,13'')を収納した上で袋の下端部も閉じてもよいが、本実施形態においては、袋状取り付け部11Aは、形状保持材(13,13’,13'')を取り外し可能な形で取り付ける(収納する)のであり、具体的には、袋の上端をそのまま開放しておくか、または、形状保持材(13,13’,13'')が容易に飛び出さないように当該上端に折り目や引っ掛かり等を入れた上で、形状保持材(13,13’,13'')を指でつまんで袋から取り出せるようにしておくことも好ましい。
いずれにしても、非着用時には形状保持材(13,13’,13'')を取り出しておくことによって、例えばマスク1を小さく折りたたんだり、マスク1の手洗いや専用装置による洗浄を行ったりすることも容易になるのである。
なお、形状保持材(13,13’,13'')における(平らに伸ばした際の)左右方向の幅は、例えば3〜15ミリメートル(mm)とすることができる。また、その厚みは、例えば0.2〜1mmとしてもよい。一方、袋状取り付け部11Aにおける袋のサイズも、このような幅及び厚みを有する形状保持材(13,13’,13'')が丁度収納されるように設定することができる。ちなみに、これらよりも大きな幅に係る1つの実施形態について、後に図6を用いて説明を行う。
次に、上記(A)の覆い部位は、中央の取り付け部(袋状取り付け部11A)をその一部としているが、本実施形態においては中心線(図1)を境にして右覆い部位111及び左覆い部位112に分けられる。この覆い部位(111,112)は、通常のマスクに用いられる不織布や、帯電加工済みの不織布、さらには、綿織物(ガーゼ)や、フィルタ縫い込み型のガーゼ等から形成することができ、または、これらのうちの複数を重ね合わせた積層体とすることも好ましい。
ただし本実施形態においては、覆い部位(111,112)は、伸縮性を有しており所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布から形成されている。ここで、「所定以上の最大熱吸収速度」は、商品としてのマスクの性能設定にもよるが、例えばq−max値が0.2以上とすることも好ましい。また、このような接触冷感布は、例えばナイロン、ポリエステル、麻(リネン)、若しくはレーヨン等の合成繊維布、又は加工綿若しくは絹(シルク)等の天然繊維布とすることができ、さらに冷感を向上させるため、高密度編み構造となっていることも好ましい。また、直交する2方向について伸縮性を示す、すなわち2WAYストレッチの編み構造となっていることも好ましい。いずれにしても、このような接触冷感布は、マスク1の装着感を向上させ、さらに着用時の暑苦しさを低減することにも貢献するのである。
また変更態様として、覆い部位(111,112)は、少なくとも装着者の鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分(図5に示す覆い部位離隔・接触部分)、本実施形態では覆い部位全体が、
(a)所定以上の最大熱吸収速度を示すおもて面と、
(b)このおもて面よりも低い最大熱吸収速度を示す裏面と
を有する接触冷感布の単層で構成されていてもよい。ここで一般に、接触冷感布は、上記(a)のおもて面と上記(b)の裏面とを備えた布材であることも少なくない。
この場合マスク1は、上記(a)のおもて面を着用者の顔側(内側)とすることもでき、または、上記(b)の裏面を着用者の顔側(内側)とすることもできるリバーシブルタイプのマスクとすることができる。またこれにより、着用者は、例えば季節や環境に合わせて、苦しさの感覚のより少ない、より好適な装着態様を選択することも可能となるのである。
また更なる変更態様として、覆い部位(111,112)は、少なくとも装着者の鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分(図5に示す覆い部位離隔・接触部分)、本実施形態では覆い部位全体が、
(a)所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布を最下層とし、
(b)この接触冷感布よりも低い最大熱吸収速度を示す布を最上層とした
少なくとも2層の積層構造となっていてもよい。
この場合においてもマスク1は、上記(a)の最下層の接触冷感布を着用者の顔側(内側)とすることもでき、または、上記(b)の最上層の布を着用者の顔側(内側)とすることもできるリバーシブルタイプのマスクとすることが可能である。またこれにより、着用者は、例えば季節や環境に合わせて、苦しさの感覚のより少ない、より好適な装着態様を選択することもできるのである。
最後に、上記(B)の装着用部位である右装着用部位121及び左装着用部位122は本実施形態において、それぞれ右覆い部位111及び左覆い部位112と同一のパーツからなる部位であり(具体的にはそれぞれ第1布パーツ及び第2布パーツで構成されており)、開口121a及び122aを有している。着用者は、開口121a及び122aの周囲をそれぞれ、自身の右耳介及び左耳介にかけることによってマスク1を着用することができる。ここで、右装着用部位121及び左装着用部位122が(右覆い部位111及び左覆い部位112と同様に)伸縮性を有する布で形成されている場合、この着用動作はより容易になり、また、より安定した装着感を得ることも可能となる。なお勿論、右装着用部位121及び左装着用部位122は、他の装着態様をとる部位であってもよく、例えば耳かけ用の紐であってもよい。
以上、本発明によるマスクの一実施形態としてのマスク1を詳細に説明したが、そのマスク構成要素である、取り付け部を含む覆い部位、装着用部位、及び形状保持材については、種々様々な変更態様が可能となっている。特に、取り付け部は、袋状取り付け部11Aのような袋状に限定されるものではなく、例えば、形状保持材を縛って固定する紐であってもよく、形状保持材を絞めて固定するバンドであってもよい。また、形状保持材の先を挿入可能なポケットを有するものであってもよく、また、面ファスナを用いて形状保持材を固定する取り付け部とすることもできる。さらに、覆い部位における中心線(図1)上の箇所又はこの中心線に沿った箇所と形状保持材との間に配した面ファスナ、両面シールや、その他形状保持材を覆い部位に直接取り付け可能とする手段を、取り付け部として採用することも可能である。
しかしながら、取り付け部として、以上に説明した袋状取り付け部11Aや、後に詳細に説明する袋状取り付け部21A(図2)、袋状取り付け部21A’(図3)、袋状取り付け部31A(図4)や、袋状取り付け部51A(図6)を採用することによって、パーツとして布材だけで構成することもできるので製造が比較的容易となり、さらに形状保持材の取り外しも簡便に行うことが可能となるのである。
図2は、本考案によるマスクの他の実施形態を示す模式図である。
図2に示した本実施形態のマスク2は、
(a)覆い部位である右覆い部位211及び左覆い部位212と、
(b)右覆い部位211及び左覆い部位212を着用者の頭部に固定させるための装着用部位である、開口221aを有する右装着用部位221、及び開口222aを有する左装着用部位222と、
(c)覆い部位(右覆い部位211及び左覆い部位212)における上下方向の中心線(図2)に沿って取り付けられる形状保持材(23,23’,23'')であって、覆い部位(右覆い部位211及び左覆い部位212)の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材(23,23’,23'')と
を備えており、
(d)覆い部位(右覆い部位211及び左覆い部位212)は、中心線(図2)に沿って設けられた、形状保持材(23,23’,23'')を取り付けるための取り付け部である袋状取り付け部21Aを備えている
ことを特徴としている。
ここで、これらの部位・部分はそれぞれ、マスク1(図1)における対応する同じ名称の部位・部分と同様又は類似の材料・製造方法で形成されており、同様又は類似の構造・形状を有していて同様又は類似の変更態様をとることができ、さらに同様又は類似の機能・役割を果たし、同様又は類似の効果を奏功する部位・部分となっている。また特に、形状保持材23、23’及び23''はそれぞれ、形状保持材13、13’及び13''(図1)と同一物とすることができるのである。
しかしながら、本実施形態のマスク2においては、マスク1(図1)とは異なり、覆い部位の一部分である袋状取り付け部21Aは、
(a)開口(221a,222a)とは反対側の端辺が外側に向けて凸となる曲線状となっている(マスク2の内側が凹むように曲がっている)第1布パーツ及び第2布パーツ(図2)と、
(b)袋の一部となる縦長の第3布パーツ(図2)と
を縫合、接着又は熱圧着して形成された、中心線(図2)に沿って伸長する袋状の部分となっている。
より具体的には図2に示したように、本実施形態の袋状取り付け部21Aは、第1布パーツ及び第2布パーツの曲線状の端辺を合わせ、それらの端部を縫合(又は接着若しくは熱圧着)した上で、当該縫合による縫い目(又は接着又は熱圧着されたライン)を内側から覆うように上記(b)の第3布パーツを押し当て、さらに、第3布パーツの上下方向に伸長した右耳側の端部と第1布パーツとを縫合(又は接着若しくは熱圧着)し、一方、第3布パーツの上下方向に伸長した左耳側の端部と第2布パーツとを縫合(又は接着若しくは熱圧着)することによって形成されている。ここでこの場合、縫合(又は接着若しくは熱圧着)された第1布パーツ及び第2布パーツと第3布パーツとの間に、形状保持材を挿入・収納可能な袋が形成されるのである。
これにより、袋状取り付け部21Aは、マスク2の内側が凹むように曲がった形状を有するものとすることができ、また、マスク2も、装着感の向上したいわゆる立体マスクとすることが可能となるのである。
ここで、このような袋状取り付け部21Aに対し、曲がった形状を有する形状保持材23を、曲がった向きを合わせて取り付ける(挿入・収納する)ことも好ましい。または、直線的に伸長した形状保持材23’や平板状の形状保持材23''を袋状取り付け部21Aへ取り付け(挿入・収納し)、形状保持材23’や平板状の形状保持材23''を、袋状取り付け部21Aの曲がった形状に合わせて曲げた状態にして用いてもよいのである。さらに、形状保持材として、例えば折れ曲がりを有さない曲面板状又は棒状のものを採用することも可能である。
また勿論、袋状取り付け部21Aについても、袋状取り付け部11A(図1)と同様に、袋の下端部を縫合、接着又は熱圧着等によって閉じる一方、袋の上端をそのまま開放しておくか、または、形状保持材が容易に飛び出さないように当該上端に折り目や引っ掛かり等を入れた上で、形状保持材を指でつまんで袋から取り出せるようにしておくことも好ましい。この場合、非着用時には形状保持材を取り出しておくことによって、例えばマスク2を小さく折りたたんだり、マスク2の手洗いや専用装置による洗浄を行ったりすることも容易になるのである。
以上、本実施形態のマスク2においても、マスク1(図1)と同様、着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位(右覆い部位211及び左覆い部位212)における形状保持材(23,23’,23'')の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との位置関係が、ほとんど変動することなく保持される。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位(211,212)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、マスク2によっても、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
図3は、本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。
図3に示した本実施形態のマスク2’は、以上に説明したマスク2(図2)において、覆い部位(211,212)に設けられた「袋状取り付け部21A」(図2)を、図3に示したような覆い部位(211’,212’)に設けられた「袋状取り付け部21A’」に置き換えたものである。
ここで袋状取り付け部21A’は、
(a)開口(221a,222a)とは反対側の端辺が外側に向けて凸となる曲線状となっている(マスク2’の内側が凹むように曲がっている)第1布パーツ及び第2布パーツ(図3)と、
(b)袋を構成することになる縦長の第3布パーツ(図3)と
を縫合、接着又は熱圧着して形成された、中心線(図3)に沿って伸長する袋状の部分となっている。
より具体的には図3に示したように、本実施形態の袋状取り付け部21A’は、第3の布パーツにおける中心線(図3)に沿って伸長する左右の両端部を重畳させて袋状の部分を構成し、さらに、当該左右の両端部が重畳した部分を、第1の布パーツの(曲がった端辺側の)端部と第2の布パーツの(曲がった端辺側の)端部と共にまとめて縫合、接着又は熱圧着することによって形成されている。ここでこの場合、左右の両端部が重畳してまま縫合された第3布パーツの内側に、形状保持材を挿入・収納可能な袋が形成されるのである。
これにより、袋状取り付け部21A’は、マスク2’の内側が凹むように曲がった形状を有するものとすることができ、また、マスク2’も、装着感の向上したいわゆる立体マスクとすることが可能となるのである。
ここで、このような袋状取り付け部21A’に対し、曲がった形状を有する形状保持材23を、曲がった向きを合わせて取り付ける(挿入・収納する)ことも好ましい。または、直線的に伸長した形状保持材23’ や平板状の形状保持材23''を袋状取り付け部21A’へ取り付け(挿入・収納し)、形状保持材23’ や平板状の形状保持材23''を、袋状取り付け部21A’の曲がった形状に合わせて曲げた状態にして用いてもよいのである。さらに、形状保持材として、例えば折れ曲がりを有さない曲面板状又は棒状のものを採用することも可能である。
また勿論、袋状取り付け部21A’についても、袋状取り付け部21A(図2)と同様に、袋の下端部を縫合、接着又は熱圧着等によって閉じる一方、袋の上端をそのまま開放しておくか、または、形状保持材が容易に飛び出さないように当該上端に折り目や引っ掛かり等を入れた上で、形状保持材を指でつまんで袋から取り出せるようにしておくことも好ましい。この場合、非着用時には形状保持材を取り出しておくことによって、例えばマスク2’を小さく折りたたんだり、マスク2’の手洗いや専用装置による洗浄を行ったりすることも容易になるのである。
以上、本実施形態のマスク2’においても、マスク2(図2)と同様、着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位(右覆い部位211’及び左覆い部位212’)における形状保持材(23,23’,23'')の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との位置関係が、ほとんど変動することなく保持される。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位(211’,212’)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、マスク2’によっても、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
図4は、本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。
図4に示した本実施形態のマスク3は、
(a)覆い部位である右覆い部位311及び左覆い部位312と、
(b)右覆い部位311及び左覆い部位312を着用者の頭部に固定させるための装着用部位である、開口321aを有する右装着用部位321、及び開口322aを有する左装着用部位322と、
(c)覆い部位(右覆い部位311及び左覆い部位312)における上下方向の中心線(図4)に沿って取り付けられる形状保持材(33、33’,33'')であって、覆い部位(右覆い部位311及び左覆い部位312)の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材(33、33’,33'')と
を備えており、
(d)覆い部位(右覆い部位311及び左覆い部位312)は、中心線(図4)に沿って設けられた、形状保持材(33、33’,33'')を取り付けるための取り付け部である袋状取り付け部31Aを備えている
ことを特徴としている。
ここで、これらの部位・部分はそれぞれ、マスク1(図1)における対応する同じ名称の部位・部分と同様又は類似の材料・製造方法で形成されており、同様又は類似の構造・形状を有していて同様又は類似の変更態様をとることができ、さらに同様又は類似の機能・役割を果たし、同様又は類似の効果を奏功する部位・部分となっている。また特に、形状保持材33、33’及び33''はそれぞれ、形状保持材13''、13及び13’(図1)と同一物とすることができるのである。
しかしながら、本実施形態のマスク3においては、マスク1(図1)とは異なり、覆い部位の一部分である袋状取り付け部31Aは、
(a)開口321aとは反対側の端辺が外側に向けて凸となる曲線状となっている(マスク3の内側が凹むように曲がっている)右耳側を被覆する第1布パーツ(図4)と、
(a)開口322aとは反対側の端辺が外側に向けて凸となる曲線状となっている(マスク3の内側が凹むように曲がっている)左耳側を被覆する第2布パーツ(図4)と、
(b)両者をもって袋状の部分が構成され、互いの間に形状保持材を収納することになる縦長の第3布パーツ及び第4布パーツ(図4)と
を縫合、接着又は熱圧着して形成された、中心線(図4)に沿って伸長する袋状の部分となっている。
より具体的には図4に示したように、本実施形態の袋状取り付け部31Aは、上記(b)の第3布パーツと第4布パーツとを重ね合わせ、両者の上下方向に伸長した両端部を揃えた上で、重ね合わせた両者の右耳側の端部を第1布パーツの(曲がった端辺側の)端部と縫合(又は接着若しくは熱圧着)し、一方、重ね合わせた両者の左耳側の端部を第2布パーツの(曲がった端辺側の)端部と縫合(又は接着若しくは熱圧着)することによって形成されている。ここでこの場合、第3布パーツと第4布パーツとの間に、形状保持材を挿入・収納可能な袋が形成されるのである。
これにより、袋状取り付け部31Aは、マスク3の内側が凹むように曲がった形状を有するものとすることができ、またその結果、マスク3も、装着感の向上したいわゆる立体マスクとすることが可能となるのである。
ここで、このような袋状取り付け部31Aに対し、曲がった形状を有する形状保持材33’を、曲がった向きを合わせて取り付ける(挿入・収納する)ことも好ましい。または、直線的に伸長した形状保持材33''を袋状取り付け部31Aへ取り付け(挿入・収納し)、形状保持材33''を、袋状取り付け部31Aの曲がった形状に合わせて曲げた状態にして用いてもよい。さらに、形状保持材として、棒状のものを採用することも可能である。
しかしながら本実施形態においては、袋状取り付け部31Aに挿入・収納する形状保持材として、折れ曲がりを有さない平板状(又は曲面状)の形状保持材33を採用している。このように形状保持材33は、稜線を有する折り曲げ構造を備えていないので、布パーツの重なりが比較的に多い袋状取り付け部31Aへも、容易に挿入・収納することが可能となる。
また勿論、袋状取り付け部31Aについても、袋状取り付け部11A(図1)と同様に、袋の下端部を縫合、接着又は熱圧着等によって閉じる一方、袋の上端をそのまま開放しておくか、または、形状保持材が容易に飛び出さないように当該上端に折り目や引っ掛かり等を入れた上で、形状保持材を指でつまんで袋から取り出せるようにしておくことも好ましい。この場合、非着用時には形状保持材を取り出しておくことによって、例えばマスク3を小さく折りたたんだり、マスク3の手洗いや専用装置による洗浄を行ったりすることも容易になるのである。
以上、本実施形態のマスク3においても、マスク1(図1)と同様、着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位(右覆い部位311及び左覆い部位312)における形状保持材(33,33’,33'')の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との位置関係が、ほとんど変動することなく保持される。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位(311,312)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、マスク3によっても、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
図5は、本考案によるマスクの奏する効果を説明するための模式図である。
図5に示した、着用者に着用されているマスクは、以上詳細に説明したマスク1(図1)、マスク2(図2)、マスク2’(図3)及びマスク3(図4)のうちのいずれか1つであり、以下、本マスク(1,2,2’,3)として説明を行う。なお、本マスクとして、後に図6を用いて説明する(マスク1と同様若しくは類似の構造を有する)マスク5を採用することも可能となっている。
本実施形態においては、本マスク(1,2,2’,3)の覆い部位及び装着用部位は、伸縮性を有しており所定以上の(本実施形態ではq−max値が0.2以上の)最大熱吸収速度を示す接触冷感布(積層構造の場合は、さらにその外側に積層された布)によって構成されている。また、袋状取り付け部(11A,21A,21A’,31A)には、形状保持材(13,13’,13'',23,23’,23'',33,33’,33'')が挿入・収納されており、覆い部位における形状保持材の近傍部分と、装着者の鼻孔及び口とは、概ね一定の間隔をもって離隔している。さらに、覆い部位における形状保持材の近傍以外の部分は、接触冷感布を含む単一面状の布(積層構造の場合、接触冷感布とその外側に積層された布)のみで構成されている。すなわち、プリーツ等の構造を有していない。
ここで、図5に示すように本マスク(1,2,2’,3)が着用者に着用されている状況において、着用者が呼吸(鼻呼吸及び/又は口呼吸)を行った場合、
(ア)覆い部位における「形状保持材の近傍部分」と、装着者の鼻孔及び口との離隔した位置関係は保たれた状態で(当該近傍部分と鼻孔及び口とが概ね一定の間隔をもって離隔したまま)、
(イ)装着者の鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている覆い部位の2つの部分(図5の「覆い部位離隔・接触部分」)が、着用者の呼吸に合わせて当該皮膚位置範囲に対し離隔したり接触したりする
のである。
すなわち、上記(ア)の「形状保持材の近傍部分」と、装着者の両耳介にかけられた装着用部位とが顔上での位置をほとんど変えない状態において、その間に挟まれている「覆い部位離隔・接触部分」は、(単一面状の布のみで構成されていることによって)着用者の呼吸に合わせて当該皮膚位置範囲に対し離隔したり接触したりするのである。これにより、装着者の息を吸う動作のたびに、
(a)覆い部位の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりすることなしに、
(b)接触冷感布が当該皮膚位置範囲に改めて(繰り返し)接触することとなり、
結果として、装着時の暑苦しさをより低減することも可能となるのである。
なお、以上に述べた「覆い部位離隔・接触部分」の具体的な位置範囲やその面積は、マスクの設計内容や着用者の顔の形状によって、さらには装着者の呼吸の態様によって変化し得るが、本実施形態の本マスクは、少なくともこのような「覆い部位離隔・接触部分」が見た目で分かる程度にまで発現することをその特徴としているのである。
図6は、本考案によるマスクの更なる他の実施形態を示す模式図である。
図6に示した本実施形態のマスク5は、
(a)覆い部位である右覆い部位511及び左覆い部位512と、
(b)右覆い部位511及び左覆い部位512を着用者の頭部に固定させるための装着用部位である、開口521aを有する右装着用部位521、及び開口522aを有する左装着用部位522と、
(c)覆い部位(右覆い部位511及び左覆い部位512)における上下方向の中心線(図6)に沿って取り付けられる形状保持材(53,53’)であって、覆い部位(右覆い部位511及び左覆い部位512)の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材(53,53’)と
を備えており、
(d)覆い部位(右覆い部位511及び左覆い部位512)は、中心線(図6)に沿って設けられた、形状保持材(53,53’)を取り付けるための取り付け部である袋状取り付け部51Aを備えている
ことを特徴としている。
ここで、これらの部位・部分はそれぞれ、マスク1(図1)における対応する同じ名称の部位・部分と同様又は類似の材料・製造方法で形成されており、同様又は類似の構造・形状を有していて同様又は類似の変更態様をとることができ、さらに同様又は類似の機能・役割を果たし、同様又は類似の効果を奏功する部位・部分となっている。また特に、袋状取り付け部51Aは、第1布パーツ及び第2布パーツを用いた、袋状取り付け部11Aと同様の形成方法によって形成されている。
しかしながら、本実施形態のマスク5においては、形状保持材(53,53’)における(平らに伸ばした際の)左右方向の幅は、形状保持材(13,13’,13'')(図1)よりも大きく設定されており、例えば30〜70ミリメートル(mm)となっている。一方、その厚みは、形状保持材(13,13’,13'')(図1)と同様、例えば0.2〜1mmとなっている。また、袋状取り付け部51Aにおける袋のサイズも、このような幅及び厚みを有する形状保持材(53,53’)が丁度収納されるように設定されている。
このように、より幅広の形状保持材(53,53’)を用いることによって、覆い部位(511,512)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態をより確実に回避することが可能となるのである。
さらに本実施形態において、形状保持材53は、幅広であることを生かし、マスク5の着用時における息苦しさや暑苦しさをより低減するため、少なくとも1つの(図6では6つの)貫通した通気孔を有している。また、一方の形状保持材53’は、同じく幅広であることを生かし、花粉やウイルス等を含んだ飛沫が着用されたマスク5を通過する事態をより確実に阻止するため、フィルタとしての機能を果たす網目状部分53a’を有している。
また勿論、袋状取り付け部51Aについても、袋状取り付け部11A(図1)と同様に、袋の下端部を縫合、接着又は熱圧着等によって閉じる一方、袋の上端をそのまま開放しておくか、または、形状保持材が容易に飛び出さないように当該上端に折り目や引っ掛かり等を入れた上で、形状保持材を指でつまんで袋から取り出せるようにしておくことも好ましい。この場合、非着用時には形状保持材を取り出しておくことによって、例えばマスク5を小さく折りたたんだり、マスク5の手洗いや専用装置による洗浄を行ったりすることも容易になるのである。
以上、本実施形態のマスク5においても、マスク1(図1)と同様、着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位(右覆い部位511及び左覆い部位512)における形状保持材(53,53’)の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との位置関係が、ほとんど変動することなく保持される。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位(511,512)の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、マスク5によっても、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
以上詳細に説明したように、本考案のマスクは、形状保持材が、取り付け部によって上下方向の中心線に沿って取り付けられている。これにより、本マスクの着用者が息を吸ったり吐いたりしても、覆い部位における形状保持材の近傍部分と、着用者の鼻孔及び口との離隔した位置関係が、ほとんど変動することなく保持されるのである。またその結果、吸う動作を行うたびに、覆い部位の一部が鼻孔や口に間近まで接近したり張り付いたりする事態を回避することが可能となる。すなわち、本マスクによれば、着用時の息苦しさや暑苦しさといった苦しい感覚を低減することができるのである。
また特に、ウイルス感染症の拡大が懸念される状況においては、外出の際には夏場であってもマスクを長時間着用することが大いにあり得るが、そのような場合でも、本マスクを着用することによって、例えば熱中症の予防に資することも可能となる。
なお、以上に述べた実施形態は全て、本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は、他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って、本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1、2、2’、3,5 マスク
111、211、211’、311、511 右覆い部位(覆い部位)
112、212、212’、312、512 左覆い部位(覆い部位)
11A、21A、21A’、31A、51A 袋状取り付け部(取り付け部)
121、221、321、521 右装着用部位(装着用部位)
122、222、322、522 左装着用部位(装着用部位)
121a、122a、221a、222a、321a、322a、521a、522a 開口
13、13’、13''、23、23’、23''、33、33’、33''、53、53’ 形状保持材
53a 通気孔
53a’ 網目状部分

Claims (14)

  1. 着用者の少なくとも鼻孔及び口を覆う覆い部位と、
    前記覆い部位を当該着用者の頭部に固定させるための装着用部位と、
    前記覆い部位における上下方向の中心線に沿って取り付けられる形状保持材であって、前記覆い部位の形成材よりも高い剛性を有する形状保持材と
    を備えており、
    前記覆い部位は、当該中心線に沿って又は当該中心線上に設けられた、前記形状保持材を取り付けるための取り付け部を備えている
    ことを特徴とするマスク。
  2. 前記取り付け部は、前記形状保持材を取り外し可能な形で取り付けることを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記覆い部位は少なくとも2つの布製のパーツを含み、
    前記取り付け部は、前記少なくとも2つの布製のパーツを縫合、接着又は熱圧着して形成された、当該中心線に沿って伸長する袋状の部分であって、その中に前記形状保持材を収納する袋状の部分である
    ことを特徴とする請求項2に記載のマスク。
  4. 前記少なくとも2つの布製のパーツは、
    当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側を被覆する第1の布パーツ及び第2の布パーツと、
    当該中心線に沿って伸長する左右の両端部を重畳させることによって自ら当該袋状の部分を構成する第3の布パーツであって、当該左右の両端部が重畳した部分は、第1の布パーツの端部と第2の布パーツの端部と共にまとめて縫合、接着又は熱圧着されている第3の布パーツと
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  5. 前記少なくとも2つの布製のパーツは、
    当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側を被覆する第1の布パーツ及び第2の布パーツと、
    当該中心線に沿って伸長するように設けられ、両者をもって当該袋状の部分を構成する第3の布パーツ及び第4の布パーツであって、右耳側の端部は共に第1の布パーツの端部に縫合、接着又は熱圧着されており、左耳側の端部は共に第2の布パーツの端部に縫合、接着又は熱圧着されている第3の布パーツ及び第4の布パーツと
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  6. 第1の布パーツの前記端部、及び第2の布パーツの前記端部は共に、外側に向けて凸となる曲線状の端辺側の端部であることを特徴とする請求項4又は5に記載のマスク。
  7. 前記取り付け部は、前記マスクの内側が凹むように曲がった形状を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記覆い部位は、伸縮性を有しており所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のマスク。
  9. 前記マスクが当該着用者に着用された際、前記覆い部位における前記形状保持材の近傍部分と当該鼻孔及び口との離隔した位置関係が保たれた状態で、当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている前記覆い部位の2つの部分が、当該着用者の呼吸に合わせて当該皮膚位置範囲に対し離隔したり接触したりするように、少なくとも当該2つの部分は、プリーツを有さず、当該接触冷感布を含む単一面状の布のみで構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のマスク。
  10. 前記覆い部位は、少なくとも当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分が、所定以上の最大熱吸収速度を示すおもて面と、該おもて面よりも低い最大熱吸収速度を示す裏面とを有する接触冷感布の単層で構成されており、
    前記マスクは、前記接触冷感布のおもて面を当該着用者の顔側とすることもでき、または、前記接触冷感布の裏面を当該着用者の顔側とすることもできる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のマスク。
  11. 前記覆い部位は、少なくとも当該鼻孔及び口から見てそれぞれ右耳側及び左耳側となる2つの皮膚位置範囲を覆っている部分が、所定以上の最大熱吸収速度を示す接触冷感布を最下層とし、該接触冷感布よりも低い最大熱吸収速度を示す布を最上層とした少なくとも2層の構造となっており、
    前記マスクは、最下層の前記接触冷感布を当該着用者の顔側とすることもでき、または、最上層の前記布を当該着用者の顔側とすることもできる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のマスク。
  12. 前記形状保持材は、縦方向に伸長した稜線をもって折れ曲がっていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のマスク。
  13. 前記形状保持材は、少なくとも1つの貫通した通気孔を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のマスク。
  14. 前記形状保持材は、網目状の部分を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のマスク。
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