JP3228205U - 入退場管理支援装置、及び入退場管理支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティゲートを通過する者の体温に異常がある場合における入場の規制を安全かつ確実に行える入退場管理支援装置を提供する。【解決手段】入退場管理支援装置2は、制御手段6と、情報の出力手段であるタッチパネルディスプレイ30、スピーカ、USB3.0インターフェース、USB調整口インターフェース、ネットワークポート、及び10PIN機能接続口と、第1カメラ21及び第2カメラ22と、赤外線温度測定モジュール31と、を具備する。制御手段は、入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、入場者の入場の許可に関わる信号を、タッチパネルディスプレイ、スピーカ、及び10PIN機能接続口を介して出力し、それ以外の場合に、入場者の入場の規制に関わる信号を出力する。【選択図】図2
Description
本考案は、施設や店舗の入退場者を管理する技術に関する。
入退出管理システムに関わる技術が各種提案されている。特許文献1に開示された顔認識セキュリティゲートシステムは、セキュリティゲートと、セキュリティゲートを人が通過したか否かを検知するセンサと、セキュリティゲートを通過する人を撮影する撮影部と、センサの通過検知のタイミングに合わせて、撮影部が撮影したフレーム内の所定時間分のフレームを抽出する抽出部と、抽出部が抽出したフレームから顔認識を行う顔認識部とを有する。この顔認識セキュリティゲートシステムによると、セキュリティゲートを通過する人の顔画像を精度よく抽出することができる。
ところで、2020年の新型コロナウィルスの発生以降、施設や店舗の管理者は、セキュリティゲートの前に、温度測定を行う人員を配置し、体温が正常である者だけをセキュリティゲートに進ませる、といった対応を余儀なくされている。
しかしながら、このような人手による入退場管理は、セキュリティゲートの通過に要する時間が長くなるだけでなく、セキュリティゲートを通過する者とその体温を測る者との距離が近くなり、感染のリスクが高くなる、という問題があった。
本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであり、セキュリティゲートを通過する者の体温に異常がある場合における入場の規制を安全かつ確実に行える技術的手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の好適な態様である入退場管理支援装置は、制御手段と、情報の出力手段と、入場者を撮影する撮影手段と、入場者の温度を測定する赤外線温度測定モジュールと、を具備し、前記制御手段は、前記撮影手段の出力信号を基に、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する第1の判定と、前記赤外線温度測定モジュールの出力信号を基に、入場者の温度が所定値未満であるか否かを判定する第2の判定と、を実行し、前記入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、前記入場者の入場の許可に関わる信号を前記出力手段を介して出力し、それ以外の場合に、前記入場者の入場の規制に関わる信号を前記出力手段を介して出力することを特徴とする。
この態様において、筐体を有し、前記筐体に、前記制御手段、前記出力手段、前記撮影手段、及び前記赤外線温度測定モジュールが搭載されていてもよい。
この態様において、登録済みの者のマスクを装着した顔の撮影情報を記憶するメモリを具備し、前記制御手段は、前記撮影手段の出力信号が示す入場者の顔の撮影情報を前記メモリ内の撮影情報と照合することにより、入場者が登録済みの者であるか否かを判定してもよい。
また、前記出力手段は、ディスプレイを含み、前記筐体の正面には、開口が設けられており、前記開口から前記ディスプレイが露出しており、前記制御手段は、前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、入場を規制することを示す情報を前記ディスプレイに表示させるようにしてもよい。
また、前記出力手段は、スピーカを含み、前記筐体には、前記スピーカが設けられており、前記制御手段は、前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、入場を規制することを示す音声を前記スピーカから出力させるようにしてもよい。
また、前記制御手段は、前記撮影手段の出力信号を基に、入場者がマスクを装着しているか否かを判定し、入場者がマスクを装着していない場合、登録済みの者であるか否かに関わらず、マスクの装着を促す情報を前記ディスプレイに表示させるようにしてもよい。
また、前記撮影手段の正面に生物が居るか否かを検知する赤外センサモジュールを備え、前記制御手段は、前記撮影手段の正面に生物が居ることが検知された場合に、前記第1の判定及び前記第2の判定を実行するようにしてもよい。
また、前記筐体の正面には、赤外線を照射する赤外フィルライトが設けられており、前記撮影手段は、第1カメラ、及び第2カメラを含み、前記第1カメラは、当該第1カメラの受光素子に入射した光の、R成分、G成分、及びB成分の光量に応じた信号を出力するRGBカメラであり、前記第2カメラは、前記赤外フィルライトから照射され、入場者を経由して、当該第2カメラの受光素子に入射した光の光量に応じた信号を出力する赤外線カメラであり、前記制御手段は、前記第1カメラの出力信号に基づいて、前記1の判定を行い、前記赤外線温度測定モジュールは、前記第2カメラの出力信号に基づいて、前記入場者の温度を測定してもよい。
また、前記筐体の前面には、複数の色の発光が可能なLEDフィルライトが設けられており、前記制御手段は、前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、前記LEDフィルライトを第1の色で発光させ、前記入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、前記LEDフィルライトを第2の色で発光させ、それら以外の場合に、前記LEDフィルライトを前記第1の色及び前記第2の色と異なる光で発光させてもよい。
また、前記第1カメラ及び前記第2カメラは、筐体の正面における前記開口の上側であって、中央から左右に同じ距離だけ離れた位置にそれぞれ配置されており、前記赤外フィルライトは、2つあり、当該2つの赤外フィルライトは、前記第1カメラ及び前記第2カメラの左右両側に配置されており、前記2つの赤外フィルタの左右両側に、マイクと前記赤外センサモジュールがそれぞれ配置されていてもよい。
また、前記赤外線温度測定モジュールは、一方向に延在する直方体を角取りした形状をなしており、前記赤外線温度測定モジュールは、前記筐体の上端面に固定されていてもよい。
また、前記第1カメラは、撮影画像の画素毎の距離を検出するToFカメラを有し、前記制御手段は、前記ToFカメラの出力信号に基づいて、入場者が所定の距離の範囲内に居るか否かを判定し、入場者が所定の距離の範囲外にいる場合に、所定の案内音声を前記スピーカから出力させてもよい。
本考案の別の好適な態様である入退場管理支援システムは、上記の入退場管理支援装置と、施設のエントランスに設置されるセキュリティゲートであって、本体と、与えられた信号に従ってスピーカからアラート音を出力するコントローラとを有するセキュリティゲートとを具備し、前記制御手段は、前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合、アラート音の出力を指示する信号を前記セキュリティゲートに送信し、前記セキュリティゲートのコントローラは、アラート音の出力を指示する信号を受信すると、スピーカからアラート音を出力させることを特徴とする。
この態様において、一方向に延在する筒状部と、前記筒状部の基端よりも僅かに上側に設けられたフランジと、前記筒状部の先端部から、当該筒状部の延伸方向と直交する方向に突出した支持板とを、有する取付部材を具備し、前記取付部材は、前記筒状部における前記フランジの下側の部分を前記本体の上面の孔に嵌め込むようにして、前記上面に固定されており、前記入退場管理支援装置の筐体の背面の中央に、突出片が設けられており、前記突出片に、ゲーブルを接続するための接続端子が設けられており、前記接続端子に接続されたケーブルが、前記筒状部の中を通って、前記本体の中の前記コントローラと接続されており、前記突出片が、前記支持板に枢支され、前記入退場管理支援装置が、前記支持板の枢支点を揺動軸として、揺動し得るようになっていてもよい。
本考案による入退場管理支援装置は、制御手段と、情報の出力手段と、入場者を撮影する撮影手段と、入場者の温度を測定する赤外線温度測定モジュールと、を具備し、前記制御手段は、前記撮影手段の出力信号を基に、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する第1の判定と、前記赤外線温度測定モジュールの出力信号を基に、入場者の温度が所定値未満であるか否かを判定する第2の判定と、を実行し、前記入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、前記入場者の入場の許可に関わる信号を前記出力手段を介して出力し、それ以外の場合に、前記入場者の入場の規制に関わる信号を前記出力手段を介して出力する。よって、本考案によると、入場者が登録済みの者でない場合に加えて、入場者の温度が所定値未満である場合にも、入場が規制される。従って、セキュリティゲートを通過する者の体温に異常がある場合における入場の規制を安全かつ確実に行うことができる。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しつつ本考案の第1実施形態を説明する。図1に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1は、セキュリティゲート7と、入退場管理支援装置2とを有する。セキュリティゲート7及び入退場管理支援装置2は、施設のエントランスに設置される。施設のサーバ装置(不図示)へのマスクを着用した顔写真の登録を済ませている者は、セキュリティゲート7において顔認証を行い、顔認証をパスした場合に、セキュリティゲート7を通って施設内に入ることができる。
以下、図面を参照しつつ本考案の第1実施形態を説明する。図1に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1は、セキュリティゲート7と、入退場管理支援装置2とを有する。セキュリティゲート7及び入退場管理支援装置2は、施設のエントランスに設置される。施設のサーバ装置(不図示)へのマスクを着用した顔写真の登録を済ませている者は、セキュリティゲート7において顔認証を行い、顔認証をパスした場合に、セキュリティゲート7を通って施設内に入ることができる。
セキュリティゲート7は、間隔をあけて平行に置かれている。入場者は、隣り合う2つのセキュリティゲート7の間を通って、施設内に入る。セキュリティゲート7は、本体70と、扉71と、コントローラ(不図示)とを有する。本体70は、直方体状をなしている。扉71は、扇状をなしている。扉71は、本体70の左右の一方又は両方の側方に、進出自在に支持されている。コントローラは、与えられた信号に従って、扉71の動作を制御する。
図2及び図3に示すように、入退場管理支援装置2の筐体3は、矩形板状をなしている。筐体3内には、制御手段6が収められている。制御手段6は、CPU61及びメモリ62を有する。CPU61は、入退場管理支援装置2の制御中枢としての役割を果たすものである。メモリ62には、OS(Operating System)などの各種プログラムやデータが記憶されている。また、メモリ62には、登録済みの者のマスクを装着した顔の撮影情報が記憶されている。この登録済みの者の撮影情報は、サーバ装置からネットワーク経由で入退場管理支援装置2のメモリ62にダウンロードされてもよいし、USB記憶デバイスなどの外部記憶装置から読みだしてメモリ62に格納してもよい。
筐体3の正面の中央には、開口がある。この開口からは、タッチパネルディスプレイ30の表示面が露出している。筐体の正面の上縁には、LEDフィルライト20が設けられている。筐体3の正面における開口の上側には、撮影手段である第1カメラ21及び第2カメラ22が設けられている。第1カメラ21及び第2カメラ22から左右に同じ距離だけ離れた位置には、2つの赤外線フィルライト24が設けられている。2つの赤外線フィルライト24の左右両側には、マイク25及び赤外センサモジュール26が設けられている。赤外センサモジュール26は、第1カメラ21及び第2カメラ22の正面に居る者が人(生物)であるか否かを検知するものである。
第1カメラ21は、RGBカメラとしての役割と、ToF(Time-of-Flight)カメラとしての役割とを併有するものである。第1カメラ21は、当該第1カメラ21の受光素子に入射した光のR成分、G成分、及びB成分の光量に応じた撮影画像信号SRGBを出力する。また、第1カメラ21は、当該第1カメラ21の受光素子が受光した光の位相から、撮影画像の画素毎の距離を特定し、画素毎の距離を示す3次元画像信号S3Dを出力する。
第2カメラ22は、IR(Infrared Rays)カメラである。第2カメラ22は、赤外線フィルライト24から照射され、入場者の反射を経て、当該第2カメラ22の受光素子に入射した光の光量に応じた赤外線信号SIRを出力する。
筐体3の上端面には、赤外線温度測定モジュール31がある。赤外線温度測定モジュール31は、矩形状の取付板32により、筐体3の背面の上側の部分に固定されている。赤外線温度測定モジュール31は、一方向に延在する直方体を角取りした形状を有している。赤外線温度測定モジュール31は、第2カメラ22の出力信号SIRに基づいて、利用者の温度を測定し、この温度を示す信号STEMを出力する。
筐体3の背面の中央には、突出片40が設けられている。図4に示すように、筐体3の背面における突出片40の上側には、リカバリーボタン42及びリセットボタン43が設けられている。突出片40には、USB3.0インターフェース44、USB調整口インターフェース45、ネットワークポート46、及び10PIN機能接続口47が設けられている。突出片40の左右の両端面には、支持孔48が設けられている。筐体3の背面における突出片40の下には、スピーカ49が設けられている。
入退場管理支援装置2は、取付部材5を介してセキュリティゲート7の上面に固定されている。取付部材5は、一方向に延在する筒状部51と、筒状部51の基端よりも僅かに上側に設けられたフランジ52と、筒状部51の先端から、当該筒状部51の延伸方向と直交する方向に突出した支持板53とを有する。
取付部材5の筒状部51のフランジ52の下側の部分は、セキュリティゲート7の本体70の上面の取付孔に挿入されている。取付部材5の支持板53には、貫通孔が設けられている。取付部材5の支持板53の貫通孔と入退場管理支援装置2の突出片40の支持孔48には、軸4が通されている。入退場管理支援装置2は、支持板53の枢支点である軸4を揺動軸として、取付部材5に対して揺動し得るようになっている。
入退場管理支援装置2の制御手段6は、赤外センサモジュール26によって、第1カメラ21及び第2カメラ22の正面に人が居ることが検知された場合に、第1カメラ21、及び第2カメラ22の出力信号SRGB、S3D、SIRを基に、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する第1の判定と、赤外線温度測定モジュール31の出力信号STEMを基に、入場者の温度が所定値未満であるか否かを判定する第2の判定と、を実行し、入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、入場者の入場の許可に関わる信号を出力し、それ以外の場合に、入場者の入場の規制に関わる信号を出力する。
より具体的に説明すると、制御手段6は、赤外センサモジュール26によって、第1カメラ21及び第2カメラ22の正面に人が居ることが検知されると、第1カメラ21及び第2カメラ22の正面に居る者を利用者とし、LEDフィルライト20を、白色で発光させる。この白色光によって、利用者の顔が照らされ、利用者の顔の認証がし易くなる。
制御手段6は、第1カメラ21の出力信号S3Dを基に、利用者と第1カメラ21の間の距離が所定の範囲内であるか判定する。制御手段6は、利用者と第1カメラ21の間の距離が所定の範囲外であり、利用者が第1カメラ21から遠すぎる場合に、第1カメラ21に近づくことを促す案内音声をスピーカ49から出力させる。
制御手段6は、利用者と第1カメラ21の間の距離が所定の範囲内にある場合、赤外線温度測定モジュール31の出力信号STEMが示す温度を、入場者の体温とし、この体温が平熱の基準値よりも高い場合、セキュリティゲート7の扉71の閉鎖を指示する信号を、10PIN機能接続口47を介してセキュリティゲート7に送信する。セキュリティゲート7のコントローラは、セキュリティゲート7の扉71を閉めることを指示する信号を受信すると、セキュリティゲート7の扉71を側方に進出させ、利用者の通過を規制する。制御手段6は、LEDフィルライト20の発光色を赤にし、入場が認められないことを示すメッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させ、そのことを知らせる入場規制通知音声をスピーカ49から出力させる。
制御手段6は、入場者の体温が平熱の基準値よりも低い場合、第1カメラ21の出力信号SRGBを基に、入場者がマスクを装着しているか否かを判定し、入場者がマスクを装着していない場合、その者が登録済みの者であるか否かに関わらず、マスクの装着を促すメッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させ、マスクの装着を促す案内音をスピーカ49から出力させる。
制御手段6は、入場者がマスクを装着している場合、第1カメラ21の出力信号SRGBが示す入場者の顔の撮影情報を、メモリ62内の撮影情報と照合し、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する。制御手段6は、入場者が登録済みの者でない場合、LEDフィルライト20の発光色を赤にし、入場が認められないことを示すメッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させ、そのことを知らせる入場規制通知音声をスピーカ49から出力させる。
制御手段6は、入場者が登録済みの者である場合、セキュリティゲート7を開けることを指示する信号を、10PIN機能接続口47を介してセキュリティゲート7に送信する。セキュリティゲート7は、セキュリティゲート7の扉71を開けることを指示する信号を受信すると、セキュリティゲート7の扉71を本体70内に退避させて、利用者を通過させる。また、制御手段6は、入場者が登録済みの者である場合、LEDフィルライト20の発光色を緑にし、入場が認められることを示すメッセージをタッチパネルディスプレイ30に表示させ、そのことを知らせる入場許可通知音声をスピーカ49から出力させる。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態である入退場管理支援装置2は、制御手段6と、情報の出力手段であるタッチパネルディスプレイ30、スピーカ49、USB3.0インターフェース44、USB調整口インターフェース45、ネットワークポート46、及び10PIN機能接続口47と、入場者を撮影する撮影手段である第1カメラ21及び第2カメラ22と、入場者の温度を測定する赤外線温度測定モジュール31と、を具備する。そして、制御手段6は、第1カメラ21及び第2カメラ22の出力信号SRGB、S3D、SIRを基に、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する第1の判定と、赤外線温度測定モジュール31の出力信号STEMを基に、入場者の温度が所定値未満であるか否かを判定する第2の判定と、を実行し、入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、入場者の入場の許可に関わる信号を、タッチパネルディスプレイ30、スピーカ49、及び10PIN機能接続口47を介して出力し、それ以外の場合に、入場者の入場の規制に関わる信号を、タッチパネルディスプレイ30、スピーカ49、及び10PIN機能接続口47を介して出力する。よって、本実施形態によると、入場者が登録済みの者でない場合に加えて、入場者の温度が所定値未満である場合にも、入場が規制される。従って、セキュリティゲート7を通過する者の体温に異常がある場合における入場の規制を安全かつ確実に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本考案の第2実施形態を説明する。図6に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1Aは、入退場管理支援装置2と、フラップタイプのセキュリティゲート7Aとを含む。セキュリティゲート7Aは、入場路の左右に設置される。セキュリティゲート7Aの本体70Aには、扉71Aが設けられている。扉71Aは、軸72により本体70Aに支持されている。扉71Aは、セキュリティゲート7Aのコントローラによる制御の下、軸72を支点とし揺動し得るようになっている。セキュリティゲート7Aのコントローラは、入退場管理支援装置2から与えられた信号に従って扉71Aの動作を制御する。入場者が、入退場管理支援装置2の正面に立って、顔を撮影させ、制御手段6が、入場者が登録済みの者でないと判定するか、又は、温度が所定値以上であると判定すると、扉71Aが閉まり、入場者の通過が規制される。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本考案の第2実施形態を説明する。図6に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1Aは、入退場管理支援装置2と、フラップタイプのセキュリティゲート7Aとを含む。セキュリティゲート7Aは、入場路の左右に設置される。セキュリティゲート7Aの本体70Aには、扉71Aが設けられている。扉71Aは、軸72により本体70Aに支持されている。扉71Aは、セキュリティゲート7Aのコントローラによる制御の下、軸72を支点とし揺動し得るようになっている。セキュリティゲート7Aのコントローラは、入退場管理支援装置2から与えられた信号に従って扉71Aの動作を制御する。入場者が、入退場管理支援装置2の正面に立って、顔を撮影させ、制御手段6が、入場者が登録済みの者でないと判定するか、又は、温度が所定値以上であると判定すると、扉71Aが閉まり、入場者の通過が規制される。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、本考案の第3実施形態を説明する。図7に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1Aは、入退場管理支援装置2と、スタンド81とを含む。スタンド81の上部には、入退場管理支援装置2を支持する台座部が設けられている。入場者が、入退場管理支援装置2の正面に立って、顔を撮影させ、制御手段6が、入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満であると判定すると、入場が認められたことを示すメッセージ及び入場許可通知音声が出力される。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本考案の第3実施形態を説明する。図7に示すように、本実施形態の入退場管理支援システム1Aは、入退場管理支援装置2と、スタンド81とを含む。スタンド81の上部には、入退場管理支援装置2を支持する台座部が設けられている。入場者が、入退場管理支援装置2の正面に立って、顔を撮影させ、制御手段6が、入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満であると判定すると、入場が認められたことを示すメッセージ及び入場許可通知音声が出力される。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明の第1〜第3実施形態について説明したが、この実施形態に次のような変形を加えてもよい。上記第2実施形態は、本願発明をフラップタイプのセキュリティゲート7Aに適用したものであったが、セキュリティゲート7Aはフラップタイプである必要はない。例えば、いわゆる万引き防止用の電磁式のセキュリティゲートに本願発明を適用してもよい。この場合、セキュリティゲートは、本体と、与えられた信号に従ってスピーカからアラート音を出力するコントローラとを有する構成とし、入退場管理支援装置2の制御手段6は、入場者が、登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合、アラート音の出力を指示する信号をセキュリティゲートに送信し、セキュリティゲートのコントローラは、アラート音の出力を指示する信号を受信すると、スピーカからアラート音を出力させるようにするとよい。
1 1A 1B 入退場管理支援システム、2 入退場管理支援装置、3 筐体、4 72 軸、5 取付部材、6 制御手段、7 7A セキュリティゲート、20 LEDフィルライト、21 第1カメラ、22 第2カメラ、24 赤外線フィルライト、25 マイク、26 赤外センサモジュール、30 タッチパネルディスプレイ、31 赤外線温度測定モジュール、32 取付板、40 突出片、42 リカバリーボタン、43 リセットボタン、44 インターフェース、45 調整口インターフェース、46 ネットワークポート、47 10PIN機能接続口、49 スピーカ、51 筒状部、52 フランジ、53 支持板、62 メモリ、70 70A 本体、71 71A 扉、81 スタンド
Claims (14)
- 制御手段と、
情報の出力手段と、
入場者を撮影する撮影手段と、
入場者の温度を測定する赤外線温度測定モジュールと
を具備し、
前記制御手段は、
前記撮影手段の出力信号を基に、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する第1の判定と、前記赤外線温度測定モジュールの出力信号を基に、入場者の温度が所定値未満であるか否かを判定する第2の判定と、を実行し、前記入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、前記入場者の入場の許可に関わる信号を前記出力手段を介して出力し、それ以外の場合に、前記入場者の入場の規制に関わる信号を前記出力手段を介して出力する
ことを特徴とする入退場管理支援装置。 - 筐体を有し、
前記筐体に、前記制御手段、前記出力手段、前記撮影手段、及び前記赤外線温度測定モジュールが搭載されている
ことを特徴とする請求項1に記載の入退場管理支援装置。 - 登録済みの者のマスクを装着した顔の撮影情報を記憶するメモリを具備し、
前記制御手段は、
前記撮影手段の出力信号が示す入場者の顔の撮影情報を前記メモリ内の撮影情報と照合することにより、入場者が登録済みの者であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の入退場管理支援装置。 - 前記出力手段は、ディスプレイを含み、
前記筐体の正面には、開口が設けられており、前記開口から前記ディスプレイが露出しており、
前記制御手段は、
前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、入場を規制することを示す情報を前記ディスプレイに表示させる
ことを特徴とする請求項3に記載の入退場管理支援装置。 - 前記出力手段は、スピーカを含み、
前記筐体には、前記スピーカが設けられており、
前記制御手段は、
前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、入場を規制することを示す音声を前記スピーカから出力させる
ことを特徴とする請求項4に記載の入退場管理支援装置。 - 前記制御手段は、
前記撮影手段の出力信号を基に、入場者がマスクを装着しているか否かを判定し、入場者がマスクを装着していない場合、登録済みの者であるか否かに関わらず、マスクの装着を促す情報を前記ディスプレイに表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の入退場管理支援装置。 - 前記撮影手段の正面に生物が居るか否かを検知する赤外センサモジュールを備え、
前記制御手段は、前記撮影手段の正面に生物が居ることが検知された場合に、前記第1の判定及び前記第2の判定を実行する
ことを特徴とする請求項6に記載の入退場管理支援装置。 - 前記筐体の正面には、赤外線を照射する赤外フィルライトが設けられており、
前記撮影手段は、
第1カメラ、及び第2カメラを含み、
前記第1カメラは、当該第1カメラの受光素子に入射した光の、R成分、G成分、及びB成分の光量に応じた信号を出力するRGBカメラであり、
前記第2カメラは、前記赤外フィルライトから照射され、入場者を経由して、当該第2カメラの受光素子に入射した光の光量に応じた信号を出力する赤外線カメラであり、
前記制御手段は、前記第1カメラの出力信号に基づいて、前記1の判定を行い、
前記赤外線温度測定モジュールは、前記第2カメラの出力信号に基づいて、前記入場者の温度を測定する
ことを特徴とする請求項7に記載の入退場管理支援装置。 - 前記筐体の前面には、
複数の色の発光が可能なLEDフィルライトが設けられており、
前記制御手段は、
前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合に、前記LEDフィルライトを第1の色で発光させ、前記入場者が登録済みの者であり且つ温度が所定値未満である場合に、前記LEDフィルライトを第2の色で発光させ、それら以外の場合に、前記LEDフィルライトを前記第1の色及び前記第2の色と異なる光で発光させる
ことを特徴とする請求項8に記載の入退場管理支援装置。 - 前記第1カメラ及び前記第2カメラは、筐体の正面における前記開口の上側であって、中央から左右に同じ距離だけ離れた位置にそれぞれ配置されており、
前記赤外フィルライトは、2つあり、当該2つの赤外フィルライトは、前記第1カメラ及び前記第2カメラの左右両側に配置されており、
前記2つの赤外フィルタの左右両側に、マイクと前記赤外センサモジュールがそれぞれ配置されている
ことを特徴とする請求項9に記載の入退場管理支援装置。 - 前記赤外線温度測定モジュールは、一方向に延在する直方体を角取りした形状をなしており、
前記赤外線温度測定モジュールは、前記筐体の上端面に固定されている
ことを特徴とする請求項10に記載の入退場管理支援装置。 - 前記第1カメラは、撮影画像の画素毎の距離を検出するToFカメラを有し、
前記制御手段は、前記ToFカメラの出力信号に基づいて、入場者が所定の距離の範囲内に居るか否かを判定し、入場者が所定の距離の範囲外にいる場合に、所定の案内音声を前記スピーカから出力させる
ことを特徴とする請求項11に記載の入退場管理支援装置。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の入退場管理支援装置と、
施設のエントランスに設置されるセキュリティゲートであって、本体と、与えられた信号に従ってスピーカからアラート音を出力するコントローラとを有するセキュリティゲートと
を具備し、
前記制御手段は、
前記入場者が登録済みの者でないか、又は、温度が所定値以上である場合、アラート音の出力を指示する信号を前記セキュリティゲートに送信し、前記セキュリティゲートのコントローラは、アラート音の出力を指示する信号を受信すると、スピーカからアラート音を出力させる
ことを特徴とする入退場管理支援システム。 - 一方向に延在する筒状部と、前記筒状部の基端よりも僅かに上側に設けられたフランジと、前記筒状部の先端部から、当該筒状部の延伸方向と直交する方向に突出した支持板とを、有する取付部材
を具備し、
前記取付部材は、前記筒状部における前記フランジの下側の部分を前記本体の上面の孔に嵌め込むようにして、前記上面に固定されており、
前記入退場管理支援装置の筐体の背面の中央に、突出片が設けられており、前記突出片に、ゲーブルを接続するための接続端子が設けられており、
前記接続端子に接続されたケーブルが、前記筒状部の中を通って、前記本体の中の前記コントローラと接続されており、
前記突出片が、前記支持板に枢支され、
前記入退場管理支援装置が、前記支持板の枢支点を揺動軸として、揺動し得るようになっている
ことを特徴とする請求項13に記載の入退場管理支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002167U JP3228205U (ja) | 2020-06-05 | 2020-06-05 | 入退場管理支援装置、及び入退場管理支援システム |
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JP2020002167U JP3228205U (ja) | 2020-06-05 | 2020-06-05 | 入退場管理支援装置、及び入退場管理支援システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102275729B1 (ko) * | 2020-11-12 | 2021-07-13 | 주식회사 벤텍 | 게이트형 얼굴인식 발열감지 장치 및 방법 |
KR20220050644A (ko) * | 2020-10-16 | 2022-04-25 | 탐투스 주식회사 | 감염 예방을 위한 출입 통제 시스템 |
-
2020
- 2020-06-05 JP JP2020002167U patent/JP3228205U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102275729B1 (ko) * | 2020-11-12 | 2021-07-13 | 주식회사 벤텍 | 게이트형 얼굴인식 발열감지 장치 및 방법 |
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