JP3228096B2 - 摩擦材の製造方法 - Google Patents

摩擦材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、産業機
械、鉄道車両などのクラッチフェーシングやブレーキパ
ッドなどに用いられる摩擦材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦材に要求される性能として、耐摩耗
性に優れていること、摩擦係数が高いこと、摩擦係数が
安定していること、などが挙げられる。これらの性能を
満足させるためには単一素材では困難であり、摩擦材は
多くの素材が混合された複合材料から構成されている。
【0003】このような摩擦材は、大別すれば次のよう
に分類できる。 (1)コルク、セルロース:単体もあるが、多くは樹脂
を含浸して熱成形したもの (2)ウーブン:ガラス繊維、黄銅線を芯にしてアスベ
スト、有機繊維などで作った紐に樹脂を含浸させ、紐を
巻いた後熱成形したもの (3)セミモールド:紐に樹脂を含浸させ、ゴム材料を
充填し熱成形したもの (4)レジンモールド:アスベスト、ガラス繊維などを
基材とし、フェノール樹脂と各種充填材を混合した後熱
成形したもの (5)ゴムモールド:レジンモールドの樹脂の代わりに
ゴムを用いたもの (6)セミメタリック:レジンモールドのうち、基材が
金属繊維のもの (7)シンタードメタリック:金属粉末を焼結したもの (8)サーメット:セラミック粉末と金属粉末を焼結し
たもの 自動車用としては、このうちセミモールド、レジンモー
ルド系の摩擦材が多用されている。例えば自動車のクラ
ッチフェーシングは、ガラス繊維などの繊維基材から紐
を形成し、それに摩擦調整剤や充填材及びフェノール樹
脂、配合ゴムなどを付着させて円盤状に巻き取って予備
成形体を形成する。それを型内で熱成形し、さらに熱処
理、研磨、防錆処理、穿孔などという工程を経るセミモ
ールド法で製造されている。
【0004】またブレーキパッドなどは、短繊維の繊維
基材と摩擦調整剤、充填材、フェノール樹脂、ゴムなど
を混合し、型内で成形後、熱処理するレジンモールド法
で製造されている。ところが従来の摩擦材では、摺動面
が350〜500℃の高温となるような過酷な条件下で
は、結合剤などの熱分解により液状物やガス状物が生成
し、それが流動層として摺動面に存在することで摩擦係
数が低下するフェード現象が生じることがある。また、
摩擦係数の速度依存性の変化により摩擦振動が発生し、
ジャダーや鳴きが発生する場合もあった。
【0005】そこで特開昭59-113038 号公報、特開昭62
-21528号公報、特公平7-23465 号公報には、非酸化性雰
囲気下で高温で熱処理することで結合剤などの一部を炭
化し、熱的に安定な炭素質を形成する摩擦材の製造方法
が開示されている。このようにして製造された摩擦材に
よれば、高温摺動時に分解生成物の発生が少ないのでフ
ェード現象が起こりにくくなり、安定した特性を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが非酸化性雰囲
気下で熱処理された摩擦材では、耐摩耗性が著しく低下
するという不具合がある。この理由としては、結合剤や
有機繊維などの炭化による体積収縮に起因して気孔率が
増大することが挙げられる。例えば摩擦材の結合剤とし
て広く用いられているフェノール樹脂は、種々の樹脂の
中では炭化による収縮の少ない樹脂であるが、例えば9
50℃の焼成では約52%の残存率であることが文献に
示されており、この場合の収縮率は約48%である。こ
のように気孔率が増大すると、摩擦材の強度が低下し耐
摩耗性が低下する。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、非酸化性雰囲気下での熱処理による体積収
縮を抑制することにより、フェード現象の防止と耐摩耗
性の向上を両立させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明の摩擦材の製造方法の特徴は、繊維基材と摩擦調
整剤と無機系充填材とフェノール樹脂系結合剤とを含む
成形体を形成し、成形体を非酸化性雰囲気中2〜50k
g/cm 2 の圧力下で350〜700℃に加熱して焼成
することで気孔率を25%以下とすることにある。
【0009】また第2の発明の摩擦材の製造方法の特徴
は、繊維基材と摩擦調整剤と無機系充填材とフェノール
樹脂系結合剤とを含む成形体を形成し、成形体を非酸化
性雰囲気下350〜700℃に加熱して焼成し、次いで
気孔内に液状結合剤を含浸しその後焼成して気孔率を2
5%以下とすることにある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、繊維基材中の
有機繊維を0〜10体積%に規制し、摩擦調整剤中の有
機物を0〜5体積%に規制することが望ましい。これに
より非酸化性雰囲気下で熱処理した場合の体積収縮が抑
制され、気孔率を容易に25%以下とすることができ
る。
【0011】有機繊維としては、木綿、スフ、レーヨ
ン、ポリエステル繊維、アクリル繊維、アラミド繊維、
フェノール繊維などが例示され、有機質の摩擦調整剤と
してはカシューダスト、ゴムダスト、コルク粉などが例
示される。これらの有機物は、非酸化性雰囲気下での3
50〜700℃の熱処理により分解炭化して体積が収縮
するので、その含有量を上記のように規制することで体
積収縮を抑制でき、気孔率を25%以下とすることがで
きる。上記したように気孔率は耐摩耗性に大きく影響
し、気孔率が25%を超えると耐摩耗性が急激に低下す
るので25%以下とする。
【0012】繊維基材に用いられる有機繊維以外の繊維
としては、スチール繊維、銅繊維、黄銅繊維などの金属
繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、窒化珪素繊維、スラ
グウールなどの無機繊維、あるいは炭素繊維などが例示
される。金属繊維は強度向上、耐フェード性及び耐摩耗
性の向上に効果があるので、摩擦材中に5〜35体積%
含有するように構成することが好ましい。また無機繊維
は強度向上、摩擦係数の安定性に効果があるので、摩擦
材中に5〜20体積%含有することが望ましい。そして
繊維基材は、摩擦材全体に一般に10〜50体積%とな
るように含有される。
【0013】また有機物以外の摩擦調整剤としては、グ
ラファイト、二硫化モリブデン粉末等の固体潤滑剤、ア
ルミナ、酸化マグネシウム等の研磨材などが例示され、
無機系充填材としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、クレー、タルク、硫酸鉛、トリポリ石(珪質石灰
石)などが例示される。一般的に、摩擦調整剤は摩擦材
全体に10〜50体積%含有され、無機系充填材は摩擦
材全体に0〜40体積%含有される。
【0014】結合剤に用いられるフェノール系樹脂とし
ては、ノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノ
ール樹脂、メラミン変性フェノール樹脂、尿素変性フェ
ノール樹脂などが例示され、一般には摩擦材全体に15
〜30体積%となるように含有される。非酸化性雰囲気
としては、真空雰囲気あるいは窒素ガス雰囲気や不活性
ガス雰囲気とすることができる。そして熱処理温度は3
50〜700℃とされ、350℃未満では結合剤などの
炭化が不十分でフェード現象が発生し易くなり、700
℃より高い温度で熱処理すると炭化が進み過ぎて耐摩耗
性が低下する。
【0015】成形体の成形方法としては、前記したセミ
モールド法やレジンモールド法を用いることができる。
請求項に記載の第の発明では、非酸化性雰囲気下で
の熱処理時に成形体を加圧している。こうすることによ
り炭化が進行して生成した気孔が押し潰され、その結果
気孔率を25%以下とすることができる。
【0016】第の発明の場合には、有機繊維や有機摩
擦調整剤の量を前述したように規制する必要はないが、
前述したと同様に規制すればさらに容易に気孔率を25
%以下とすることができる。熱処理時の加圧の圧力は2
〜50kg/cm2 である。圧力が2kg/cm2より
低いと加圧の効果が小さくて気孔率を25%以下とする
ことが困難となり、50kg/cm2 を超えると摩擦材
にクラックが生じて耐摩耗性が逆に悪化する場合があ
る。
【0017】用いられる各材料や他の製造条件は、前述
したと同様である。請求項に記載の第の発明では、
成形体を非酸化性雰囲気下350〜700℃に加熱して
焼成した後、液状結合剤を含浸して焼成している。こう
することにより、非酸化性雰囲気下での焼成時に生成し
た気孔内に結合剤が充填されるので、気孔率を25%以
下にすることができる。なお、気孔中に結合剤を効率良
く含浸するには、負圧雰囲気中あるいは加圧雰囲気中で
行うことが好ましい。
【0018】なお、用いられる各材料や他の製造条件
は、前述したと同様である。上記第1〜第の発明の製
造方法は、それぞれ単独でも効果があるが、それぞれを
組み合わせて行うことによりさらに容易に気孔率を25
%以下とすることができる。
【0019】
【実施例】以下、参考例、実施例及び比較例により本発
明をさらに具体的に説明する。なお以下にいう含有量の
「%」は全て体積%を意味する。
【0020】
【表1】 参考例1) 表1にも示すように、スチール繊維8%、アラミド繊維
5%、カシューダスト5%、無機繊維としてのチタン酸
カリウム繊維10%、グラファイト16%、研磨材を兼
ねる調整剤としての酸化マグネシウム8%、他の充填材
としての硫酸バリウム28%、フェノール樹脂20%を
混合し、金型内に充填して加圧加熱することにより成形
体を形成した
【0021】次に、成形体を窒素ガス雰囲気中にて60
0℃で2時間焼成し、表面を研磨してブレーキパッドを
得た。本参考例で得られたブレーキパッドでは、アラミ
ド繊維及びカシューダストがそれぞれ5%と少ないため
に、焼成時の体積収縮が少なく、気孔率は20%であっ
た。このブレーキパッドについて、台上試験機を用いて
第1フェード時の最小摩擦係数と摩耗量を測定し、結果
を図1及び図2に示す。なお試験はJASO−C406
−82相当である。 (参考例2) 表1にも示すように、カシューダストを用いずグラファ
イトを18%、硫酸バリウムを31%用いたこと以外は
参考例1と同様にして成形体を形成し、同様に熱処理し
てブレーキパッドを製造した。このブレーキパッドの気
孔率は17%であり、参考例1よりもさらに小さくなっ
ていた。
【0022】そして参考例1と同様に最小摩擦係数と摩
耗量を測定し、結果を図1及び図2に示す。 (比較例1) 表1にも示すように、アラミド繊維を12%、カシュー
ダストを10%用い、硫酸バリウムを16%としたこと
以外は参考例1と同様にして成形体を形成し、同様に熱
処理してブレーキパッドを製造した。このブレーキパッ
ドの気孔率は28%であり、25%以上となっている。
【0023】そして参考例1と同様に最小摩擦係数と摩
耗量を測定し、結果を図1及び図2に示す。 (評価) 図1及び図2より、第1フェード時の最小摩擦係数はい
ずれもほとんど差がなく0.3近傍であり、耐フェード
性に優れていることがわかる。また比較例1で得られた
ブレーキパッドは、耐フェード性は参考例と同等である
ものの、摩耗量が著しく増大していることがわかる。そ
れに比べて参考例1及び参考例2はこの順に摩耗量が少
なくなっており、気孔率の小さなものほど耐摩耗性に優
れていることが明らかである。 (実施例) 表1の比較例1の配合で参考例1と同様に成形体を形成
した。次に、窒素ガス雰囲気中にて、摩擦面に5kg/
cm2 の面圧を付与しながら600℃で2時間焼成し、
表面を研磨してブレーキパッドを得た。このブレーキパ
ッドの気孔率は23%であった。
【0024】そして参考例1と同様に最小摩擦係数と摩
耗量を測定し、結果を比較例1とともに図3及び図4に
示す。 (実施例) 表1の比較例1の配合で参考例1と同様に成形体を形成
し、参考例1と同様に熱処理した。次にこの摩擦材をそ
れ自体が液状のフェノール樹脂中に浸漬し、雰囲気を大
気圧の1/10の真空雰囲気として摩擦材にフェノール
樹脂を含浸した。含浸量は8%である。
【0025】そして窒素ガス雰囲気下600℃で1時間
焼成して含浸したフェノール樹脂を硬化させ、研磨して
ブレーキパッドを製造した。このブレーキパッドの気孔
率は22%であった。そして参考例1と同様に最小摩擦
係数と摩耗量を測定し、結果を比較例1とともに図3及
び図4に示す。 (評価) 図3及び図4より、第1フェード時の最小摩擦係数はい
ずれもほとんど差がなく0.3近傍であり、耐フェード
性に優れていることがわかる。また実施例及び実施例
で得られたブレーキパッドは比較例1と同一の配合で
製造されたにも係わらず比較例1で得られたブレーキパ
ッドに比べて耐摩耗性に優れている。これは気孔率が小
さくなったことに起因していることが明らかであり、加
圧下での焼成又は焼成後のフェノール樹脂の含浸により
比較例1の配合であっても気孔率を小さくすることがで
きることがわかる。 (実施例) 表1の参考例1の配合で参考例1と同様に成形体を形成
した。次に、窒素ガス雰囲気中にて、摩擦面に10kg
/cm2 の面圧を付与しながら600℃で1時間焼成
し、表面を研磨してブレーキパッドを得た。このブレー
キパッドの気孔率は19%であった。
【0026】そして参考例1と同様に最小摩擦係数と摩
耗量を測定し、結果を参考例1とともに図5及び図6に
示す。 (実施例) 表1の参考例1の配合で参考例1と同様に成形体を形成
し、温度を550℃としたこと以外は参考例1と同様に
熱処理した。次にこの摩擦材をそれ自体が液状のフェノ
ール樹脂中に浸漬し、雰囲気を大気圧の1/10の真空
雰囲気として気孔内にフェノール樹脂を含浸した。含浸
量は5%である。
【0027】そして窒素ガス雰囲気下550℃で1時間
焼成して含浸したフェノール樹脂を硬化させ、研磨して
ブレーキパッドを製造した。このブレーキパッドの気孔
率は18%であった。そして参考例1と同様に最小摩擦
係数と摩耗量を測定し、結果を参考例1とともに図5及
び図6に示す。 (評価) 図5及び図6より、第1フェード時の最小摩擦係数はい
ずれもほとんど差がなく0.3近傍であり、耐フェード
性に優れていることがわかる。また実施例及び実施例
で得られたブレーキパッドは、参考例1と同一の配合
で製造されたにも係わらず参考例1より耐摩耗性に優れ
ている。これは気孔率が小さくなったことに起因してい
ることが明らかである。
【0028】すなわち、第1の発明又は第2の発明に
繊維基材には有機繊維を摩擦材全体の0〜10体積%含
み、摩擦調整剤には有機物を摩擦材全体の0〜5体積%
含むことを組み合わせて行うことにより、それぞれを独
立して行う場合に比べてさらに気孔率を小さくでき、耐
摩耗性を向上させることができることがわかる。
【0029】
【発明の効果】すなわち本発明の摩擦材の製造方法によ
れば、フェード現象が起こりにくく、かつ耐摩耗性に優
れた摩擦材を、容易にしかも安定して確実に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1、参考例2及び比較例1で製造された
ブレーキパッドの第1フェード時の最小摩擦係数を示す
棒グラフである。
【図2】参考例1、参考例2及び比較例1で製造された
ブレーキパッドの摩耗量を示す棒グラフである。
【図3】実施例、実施例及び比較例1で製造された
ブレーキパッドの第1フェード時の最小摩擦係数を示す
棒グラフである。
【図4】実施例、実施例及び比較例1で製造された
ブレーキパッドの摩耗量を示す棒グラフである。
【図5】実施例、実施例及び参考例1で製造された
ブレーキパッドの第1フェード時の最小摩擦係数を示す
棒グラフである。
【図6】実施例、実施例及び参考例1で製造された
ブレーキパッドの摩耗量を示す棒グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C08L 61:00 C08L 61:00 (72)発明者 斉藤 淳一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−113038(JP,A) 特開 平5−70610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/14 C09K 3/14 F16D 69/02 C08L 61/00 - 61/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材と摩擦調整剤と無機系充填材と
    フェノール樹脂系結合剤とを含む成形体を形成し、該成
    形体を非酸化性雰囲気中2〜50kg/cm 2 の圧力下
    で350〜700℃に加熱して焼成することで気孔率を
    25%以下とすることを特徴とする摩擦材の製造方法。
  2. 【請求項2】 繊維基材と摩擦調整剤と無機系充填材と
    フェノール樹脂系結合剤とを含む成形体を形成し、該成
    形体を非酸化性雰囲気下350〜700℃に加熱して焼
    成し、次いで気孔内に液状結合剤を含浸しその後焼成し
    て気孔率を25%以下とすることを特徴とする摩擦材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記繊維基材には有機繊維を摩擦材全体の
    0〜10体積%含み、前記摩擦調整剤には有機物を摩擦
    材全体の0〜5体積%含むことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の摩擦材の製造方法。
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