JP3227479U - クラウド生体識別決済及び小売管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】クラウド生体識別決済及び小売管理システムを提供する。【解決手段】金銭受取サービスを行うことができるように構成されたＰＯＳ端末装置と、クラウドＥＲＰサーバーと、クラウド決済ゲートウェイサーバーとを備えるクラウド生体識別決済及び小売管理システムであって、クラウドＥＲＰサーバーは、クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続されており、ＰＯＳ端末装置は、アンドロイド（Ａｎｄｒｏｉｄ）（登録商標）オペレーティングシステムが搭載されたフロントエンドと、リナックス(Ｌｉｎｕｘ)（登録商標）オペレーティングシステムが搭載されたバックエンドとを備えており、フロントエンドがクラウドＥＲＰサーバーに接続され、バックエンドがクラウド決済ゲートウェイサーバーに接続され、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とが設置されている。【選択図】図１

Description

本考案は、２０１７年１２月１４日で中華人民共和国香港特別行政区特許登録処に提出した出願番号が１７１１３３６２．４であり、名称が「クラウド生体識別決済及び小売管理システム」である香港短期特許出願の優先権、及び２０１８年３月１２日で中国国家知識産権局に提出した出願番号が２０１８２０３２９８２９．Ｘであり、名称が「クラウド生体識別決済及び小売管理システム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が、引用によって本考案に結合される。

本考案は、電子決済分野に関し、特にクラウド生体識別決済及び小売管理システム、決済方法に関する。

ゲーム、娯楽に続き、モバイルｅコマースが、モバイルインターネットによる未来の一番重要な爆発的に注目される点の一つと認められる。今、多くの企業は、集中してモバイル決済市場に入り、モバイルインターネットの市場において市場占有率を高めるようにする。モバイル決済のセキュリティは、ずっとモバイルｅコマースにおいて直面しているきわめて厳しい問題である。現在のＰＯＳデバイスは、その７０％以上に、Ｗｉｎｄｏｗｓオペレーティングシステムが使用されており、その２０％以上に、Ａｎｄｒｏｉｄオペレーティングシステムが使用されており、その１０％未満にＬｉｎｕｘ（登録商標）オペレーティングシステムが使用されており、Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステムの使用が少なかった主な原因は、開発のコストが高く、大手企業しか使用できないためである。

インテリジェント化時代及びモバイルｅコマースの快速な発展に従って、移動端末例えばスマートフォンやタブレットＰＣは、既に、ｅコマース中の決済操作を完成するために広く用いられている。外出時に財布を持たない人たちが、ますます増え、直接、携帯電話を用いて決済を行うが、まず、既存の決済手段に潜む安全上の問題が大きく、公共の場に携帯電話を用いて決済を行うと、通行人などによってパスワードが盗まれ易く、且つ、簡単な６桁の数字の支払用パスコードなどが盗まれる恐れがある。お支払い用具（携帯電話、パソコン）が紛失すると、支払い人に大きな損失をもたらす。また、既存の支払手段は、単一で、顧客のお支払い感覚がよくない。

セキュリティを向上させるために、ユーザがインターネット決済を行う中に、現在、普通、検証コードを受信したショートメール提示に基づき、お支払いの検証が行われ、検証コードについても、その変動性によって、お支払い過程全体のセキュリティが確保されるようになる。しかし、ショートメール提示の採用には、大きい欠陥があり、ユーザ本人が見ているかどうかを判断できなく、即ち、銀行は、情報を発出した後、ユーザ本人が情報を受け取ったかどうかを確保することができなく、ユーザ本人が情報を受け取った場合でも、不法者によって、各種の手段を用いてユーザ側にある検証コードを取得されることがあり、又は、ユーザが間違ってフィッシングサイトにアクセスすることで、携帯電話がトロイの木馬ウイルスに感染され、検証コードの情報が、遠隔から窃取されるなどの問題がある。これは、きっと、ユーザの使用感覚を影響する。従って、どのようにして、端末中の検証情報が悪意で窃取されることを防止し、さらに、インターネット決済のセキュリティを向上させることができるかは、早急に解決しなければならない技術的課題となる。

生体的特徴（例えば、指紋や顔の特徴、目の虹彩等）識別技術は、スマート端末の標準的な配置の技術として、スマート端末のアンロック、起動及びモバイル決済に広く適用されている。特に、生体的特徴による決済機能は、数字のパスワードが窃取されやすい欠陥を克服することができるだけではなく、また、迅速に入力することができるメリットを有する。しかし、多額や超多額の取引については、一種の支払検証の方式によるセキュリティが足りない。

２段階認証により電子決済のセキュリティを向上させることは、メガトレンドであり、現在、電子決済は、携帯電話に依頼し過ぎ、単一の検証方式では、セキュリティに問題があるようになり、人口の老齢化によって、携帯電話を電子決済に用いるように推し進めることが困難となる。従って、子供及び老人の消費には、携帯電話は、役に立たなく、携帯電話を媒介とするかわりに、完全に生体的特徴を使用して支払いを行うことができる。携帯電話の指紋技術や顔識別技術がどのように進んでも、金融サービス会社から見れば、いずれも役に立たないものであり、携帯電話の識別機能は、金融機関の認可を得ることができないからである。携帯電話は、異なるブランドや異なるグレードのものを有し、これによって、認証を行う一つの統一の標準が形成できなく、ハードウェアを統一することができないことは、法律効果がないことと同等である。そして、どのようにお客さまの生体的特徴を収集することは問題となり、同じように、異なるタイプの携帯電話を収集媒介とすることができない。解決方法として、金融機関は、自己の、生体的特徴を収集するルート及び検査ツールを有することしかできない。

上記のように、セキュリティが高く、操作が簡単で、高度にインテリジェント化されたクラウド生体識別決済及び小売管理システムを提供することは、本考案の研究動機となる。

本考案は、従来技術の不足に対して、生体識別決済及び小売管理システム、決済方法を提供することを目的とする。

本考案は、上記の生体識別決済及び小売管理システムに適用されることができる決済方法を提供することを目的とする。

本考案の実施例は、以下の技術案により実現される。即ち、
クラウド生体識別決済及び小売管理システムであって、金銭受取サービスを行うことができるように構成されたＰＯＳ端末装置と、クラウドＥＲＰサーバーと、クラウド決済ゲートウェイサーバーとを備え、クラウドＥＲＰサーバーは、クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続されており、ＰＯＳ端末装置は、アンドロイド（Ａｎｄｒｏｉｄ）オペレーティングシステムが搭載されたフロントエンドと、リナックス(Ｌｉｎｕｘ)（登録商標）オペレーティングシステムが搭載されたバックエンドとを備えており、フロントエンドは、クラウドＥＲＰサーバーに接続され、バックエンドは、クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続され、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とが設置されている。

さらに、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、金融機関の対応するサーバーおよび生体データベースに関連付けられており、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、前記ＰＯＳ端末装置によって送信された取引情報、前記パスワード入力装置によって入力されたパスワード情報及び生体的特徴採集検証装置によって取得された生体的特徴情報を受信した場合、前記生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合一致となった場合に、検査が行われるように、金融機関の対応するサーバーに前記取引情報とパスワード情報を送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に取引の決済を行って取引データを生成するようにし、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、当該金融機関の検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置のフロントエンドにフィードバックする。

さらに、前記ＰＯＳ端末装置は、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーによってフィードバックされた検査結果と取引データを受信した場合に、前記取引データを前記クラウドＥＲＰサーバーに送信し、前記クラウドＥＲＰサーバーは、前記取引データに基づき前記製品／サービス資料を更新する。

さらに、前記管理システムは、電気キャッシュボックスと、フロントエンド及びバックエンドに給電する電源供給モジュールとをさらに備え、前記電気キャッシュボックスと前記電源供給モジュールとは、それぞれ、前記ＰＯＳ端末装置に電気的に接続される。

さらに、前記ＰＯＳ端末は、ネットワークインターフェースと、メモリと、記憶スペースと、制御インターフェースと、マイクロプロセッサとを備える。

さらに、前記フロントエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）（登録商標）及び／又はイーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）（登録商標）を介して前記クラウドＥＲＰサーバーに接続され、前記クラウドＥＲＰサーバーは、商工業者側に接続されている。

さらに、前記ＰＯＳ端末装置は、ＵＳＢコントローラーを介して２次元コード／３次元コードスキャナー、受付発券機、受付プリンタ、ラベルプリンター、手書きボード及び／又は外部メモリに接続され、前記ＰＯＳ端末装置は、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）を介して料理注文機、無線２次元コード／３次元コードスキャナー及び／又は無線メニューに接続される。

さらに、前記バックエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）及び／又はイーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）を介して前記クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続される。

さらに、前記ＰＯＳ端末装置は、本体とカウンター係向きの金銭受取側タッチ式ディスプレイとを備え、前記金銭受取側タッチ式ディスプレイは、ヒンジを介して本体に固定される。

さらに、前記ＰＯＳ端末は、高精細度監視レンズをさらに備え、前記ヒンジには、回転部材が設置されており、前記高精細度監視レンズは、前記回転部材に取り付けられている。

さらに、前記生体的特徴採集検証装置は、顧客向きの顔識別ディスプレイと、顔識別高解像度撮像レンズと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、第一の声紋識別音声収集器と、第二の声紋識別音声収集器と、遠赤外線照射器と、遠赤外線撮像レンズと、指紋識別スキャナー及び／又は指静脈スキャナーとを備え、前記ＰＯＳ端末装置は、顧客向きの顧客側タッチ式ディスプレイをさらに備え、前記顧客側タッチ式ディスプレイは、可動ヒンジを介して本体に固定され、前記顔識別ディスプレイ、前記顔識別高解像度撮像レンズ、前記顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ、前記遠赤外線照射器、前記遠赤外線撮像レンズ、前記第一の声紋識別音声収集器、及び前記第二の声紋識別音声収集器は、それぞれ、回転部材を介して本体に設置されており、前記指紋識別スキャナー及び／又は指静脈スキャナーは、ＰＯＳ端末装置の頂部に設置されている。

さらに、前記パスワード入力装置は、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサと、２次元コード／３次元コードスキャナーと、ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサとを備えており、前記ＮＦＣ及びブルートゥースセンサ、前記２次元コード／３次元コードスキャナー及び前記ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサは、前記ＰＯＳ端末装置の頂部に設置されている。

さらに、前記ＰＯＳ端末装置は、電源スイッチと、電源線挿入口と、イーサネット線挿入口と、内蔵スピーカと、外部ＵＳＢプラグとをさらに備え、前記内蔵スピーカは、ＰＯＳ端末装置の側面に設置されており、前記電源線挿入口、前記イーサネット線挿入口、前記電源スイッチ及び前記外部ＵＳＢプラグは、ＰＯＳ端末装置の底部に設置されている。

さらに、前記顧客側タッチ式ディスプレイ、顔識別高解像度撮像レンズ及び内蔵スピーカの作動状態が制御されるように、前記フロントエンドの制御インターフェースは、顧客側タッチ式ディスプレイ、顔識別高解像度撮像レンズ及び内蔵スピーカにそれぞれ接続される。

さらに、前記バックエンドの制御インターフェースは、前記ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサと、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサと、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナーと、２次元コード／３次元コードスキャナーと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、金銭受取側タッチ式ディスプレイと、可動高精細度監視レンズと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、顔識別ディスプレイと、第一の声紋識別音声収集器と、第二の声紋識別音声収集器と、遠赤外線照射器と、遠赤外線撮像レンズと、内蔵スピーカとにそれぞれ電気的に接続されている。

さらに、上記のクラウド生体識別及び小売管理システムに適用される決済方法であって、前記方法は、
ＰＯＳ端末装置は、顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料および対応する数量を受信し、且つ、クラウドＥＲＰサーバーから製品／サービス資料の対応する値段情報を取得することで、当該値段情報と、前記製品／サービス資料及び対応する数量とに基づき、取引金額を含む取引情報を生成して、当該取引情報をクラウド決済ゲートウェイサーバーに送信するステップと、
前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、前記取引情報に基づき前記ＰＯＳ端末装置に電子財布入力指令及び生体的特徴入力指令を送信するステップと、
前記ＰＯＳ端末装置は、顧客によって電子財布入力指令に基づいてパスワード入力装置を介して入力されたパスワード情報、及び顧客によって前記生体的特徴入力指令に基づいて生体的特徴採集検証装置を介して入力された生体的特徴情報を受信して、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーにフィードバックするステップと、
前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、関連つけられた生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合が通過となった場合に、検査が行われるように前記取引情報及びパスワード情報を金融機関の対応するサーバーに送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に取引の決済を行うとともに、取引データを生成するようにするステップと、
前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、当該金融機関の対応するサーバーの検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置のフロントエンドにフィードバックするステップと、
を含む。

さらに、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーが当該金融機関の対応するサーバーの検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置にフィードバックするステップが実行された後に、前記方法は、
前記ＰＯＳ端末装置は、前記取引データを前記クラウドＥＲＰサーバーに送信するステップと、
前記クラウドＥＲＰサーバーは、前記取引データに基づき前記製品／サービス資料を更新するステップと、
をさらに含む。

さらに、ＰＯＳ端末装置が顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料及び対応する数量を受信するステップが実行される前に、前記方法は、
前記ＰＯＳ端末装置が前記クラウドＥＲＰサーバーから製品／サービス資料を取得するステップをさらに含む。

本考案によるクラウド生体識別及び小売管理システム、決済方法は、ＰＯＳ端末装置と、クラウドＥＲＰサーバーとクラウド決済ゲートウェイサーバーとを備え、ＰＯＳ端末装置は、Ａｎｄｒｏｉｄオペレーティングシステムが搭載されたフロントエンドと、Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステムが搭載されたバックエンドとを備えており、フロントエンドは、クラウドＥＲＰサーバーに接続され、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とが設置されている。その有益な効果は、生体的特徴識別技術を使用して、モバイル電子決済ために、２段階認証を行い、ひいては、携帯電話を媒介として使用しなく、直接に、生体的特徴を決済方案に使用することで、支払検証過程中に生体的特徴を含む決済方案により犯罪事件が防止され及び事件解決の効率が高められることができる。

＜用語の解釈＞
ＥＲＰは、企業資源計画（Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｐｌａｎｎｉｎｇ）の略称であり、情報技術を基礎として創立され、情報技術と先進管理思想とを兼ね備え、統合的な管理思想を持って、社員及び政策決定層に政策決定手段を提供する管理プラットフォームを指す。
ＮＦＣは、近距離無線通信技術である。ＲＦＩＤは、無線周波数識別技術である。ＣＣＴＶ及び安全システムは、閉回路テレビ安全監視システムである。

本考案の実施は、さらに、以下の技術効果を有し、即ち、
本実用新案によるクラウド生体識別決済及び小売管理システムでは、フロントエンドは、Ａｎｄｒｏｉｄオペレーティングシステムであり、バックエンドは、Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステムであり、デュアルシステムの作用について、その１は、セキュリティーの強化であり、クラウド化による作動は、権限保有者がその場にいない場合にＰＯＳ機内部に顧客データが保存されていないことを確保できる。デュアルシステムの使用によって、データは絶対的な隔離性を有するようになり、生体データベースは、将来、自己開発の又は最も新たなコンピュータ言語により、ハッカーを防止することができ、ＰＯＳ端末装置の作動に影響しない。その２は、ＰＯＳ端末装置のサービスと生体データベースとは、二つの会社に分けられ、それぞれの発展及び管理を図ることができ、デュアルシステムの設置によって、アクセスの互換性が強化される。その３は、異なる機構、ひいては政府の信頼及び確認を得られることができ、金融会社によって使用され、２４時間作動する広告放送機能をさらに含み、商工業者はＰＯＳ端末装置の電源を切っても、広告表示画面が依然として作動し、広告効果が増えるようになる。本考案は、新世代身分証の使用と結合して、未来のＳＭＡＲＴ ＣＩＴＹのために、礎石とされることができる。本考案によるクラウド生体識別決済及び小売管理システムは、金融機関自身の、生体的特徴を収集するルート及び検査ツールとされることができる。

本実用新案によるクラウド生体識別決済及び小売管理システムでは、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とがともに設置されており、その旨は、生体的特徴識別技術を用いてモバイル電子決済ために２段階認証を行うことである。ひいては、携帯電話などの移動機器を媒介として使用する必要がなく、直接に、モバイル決済の一種である生体認証決済となる。そのメリットは、ハッカーが、多方面からデータを窃取して合併することが難しくなることである。特別場合に、顧客は、携帯電話、銀行カード及びクレジットカードがない場合でも、電子決済を行うことができる。２段階認証によって、多額や超多額の取引に対して確実なセキュリティを提供するようになる。生体的特徴を含む決済方案は、犯罪事件が防止され及び事件解決の効率が高められることができる。

本考案の実施例における技術案をより明瞭に説明するために、以下、実施例の記述に必要な図面について簡単に解説する。以下の記述における図面は、本考案の幾つかの実施形態を示しただけであり、本考案の範囲に対する制限と見なすべきではないことが理解できる。当業者にとって、創造的な労働をしなくても、これらの図面に基づいてその他の図面を得ることができる。
本考案の実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの流れの簡略模式図である。 本考案の実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの設計の簡略模式図である。 本考案の実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの詳細なモジュール設計の模式図である。 本考案の実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの操作流れの模式図である。 本考案の実施例のＰＯＳ端末装置の立体構造の模式図である。 本考案の実施例のＰＯＳ端末装置の他の立体構造の模式図である。 本考案の実施例のＰＯＳ端末装置の側面から見た立体構造の模式図である。 本考案の実施例のＰＯＳ端末装置の他の角度から見た立体構造の模式図である。 本考案の実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの接続ブロック図である。 本考案の実施例の決済方法の流れの模式図である。

本考案の実施例の目的、技術案及びメリットがより明瞭になるために、以下、本考案の実施例の図面を参照して、本考案の実施例の技術案を明瞭、完全に説明し、もちろん、記述される実施例は、全ての実施例ではなく、本考案の一部の実施例のみである。普通、ここで、図面に記述され、又は示された本考案の実施例の組合せは、各種の異なる構成で、配置し及び設計することができる。

従って、以下、図面に提供される本考案の実施例に対する詳細な説明は、保護請求している本考案の範囲を制限する旨ではなく、本考案の選定された実施例を示すだけである。本考案の実施例に基づいて、当業者によって、創造的な労働をせずに取得された他の実施例の全てが、いずれも本考案の保護範囲に属する。

注意すべきのは、似ている記号及び字母は、以下の図面において類似項目を示し、従って、ある項目が一つの図面において定義されると、その後の図面にそれをさらに定義し及び解釈する必要がないことである。

説明する必要があるのは、本考案の実施例の記述には、用語の「第１」、「第２」などは、記述を区分するために用いられるだけであり、相対的な重要性を明示し又は暗示するものと理解すべきではない。

図１及び図９に示すように、本実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムの簡単な操作の流れでは、ＰＯＳ端末装置１００は、クラウドＥＲＰサーバー２００から製品／サービス資料を取得し、顧客は、ＰＯＳ端末装置１００から取引データを取得し、取引を確認した後、ＮＦＣ／ＲＦＩＤ／ＱＲ ｃｏｄｅ／ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）／生体識別技術（指紋／掌紋／声紋／顔）を利用して身元確認し、ＰＯＳ端末装置１００は、暗号化ネットワーク接続を利用して顧客の資料をクラウド決済ゲートウェイサーバー３００に伝送し、且つ、電子取引申請を提出し、取引が成功となったことを確認した後に、ＰＯＳ端末装置１００にフィードバックし、ＰＯＳ端末装置１００は、ネットワークを介して取引データをクラウドＥＲＰサーバー２００に伝送し、伝票を印刷し、取引が完了される。

本実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムは、金銭受取サービスを行うことができるように構成されたＰＯＳ端末装置１００と、クラウドＥＲＰサーバー２００と、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００とを備え、クラウドＥＲＰサーバー２００は、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００に接続されており、ＰＯＳ端末装置は、アンドロイド（Ａｎｄｒｏｉｄ）オペレーティングシステムが搭載されたフロントエンドとリナックス(Ｌｉｎｕｘ)オペレーティングシステムが搭載されたバックエンドとを備えており、フロントエンドは、クラウドＥＲＰサーバー２００に接続され、バックエンドは、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００に接続され、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とが設置されている。

具体的に、図２に示すように、本実施例では、前記ＰＯＳ端末装置１００のフロントエンドは、顧客側／消費者向けの一側を指し、前置タッチディスプレイが配置されている。バックエンドは、金融機関のサーバー／生体データ記憶データベース向けの、金銭受取操作を行うことができるように構成された一側を指し、後置タッチディスプレイも配置されている。バックエンドのＬｉｎｕｘシステムは、ハードウェアでは、クライアント側向きのタッチスクリーン及び全ての識別入力デバイス（ＮＦＣ、ＲＦＩＤ、ＱＲｃｏｄｅ、指紋、声紋、顔識別を含む）の管理及び接続を担当し、支払検査が行われるために、得られたデータをクラウドサーバにアップロードする。ソフトウエアでは、主に、クライアント側のタッチスクリーンのパスワードログオンプログラムと広告放送システムとを担当する。フロントエンドのＡｎｄｒｏｉｄシステムは、ハードウェアでは、全ての運営デバイス（例えば、金銭受取側向きのタッチスクリーン、チケット印刷機、ラベルプリンター、料理注文機など）の管理及び接続を担当し、ソフトウエアでは、主に、全てのアプリケーションＡｐｐｓ（例えば、外売ａｐｐ、座席予約ａｐｐ、会員ａｐｐ、販売業者ａｐｐ）及びクラウドサービス（例えば、会計サービス及び金融サービス）のドッキングを担当する。クライアント側／消費者は、ＮＦＣ及び支払コードの機能のデバイスさえ有すれば、料金の支払を完成できる。本実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムでは、フロントエンドは、Ａｎｄｒｏｉｄオペレーティングシステムであり、バックエンドは、Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステムであり、デュアルシステムの作用について、その１は、セキュリティーの強化であり、クラウド化による作動は、権限保有者がその場にいない場合にＰＯＳ機内部に顧客データが保存されていないことを確保できる。デュアルシステムの使用によって、データは絶対な隔離性を有するようになり、生体データベースは、将来、自己開発の又は最も新たなコンピュータ言語により、ハッカーを防止することができ、ＰＯＳ端末装置１００の作動に影響しない。その２は、ＰＯＳ端末装置１００のサービスと生体データベースとは、二つの会社に分けられ、それぞれの発展及び管理を図ることができ、デュアルシステムの設置によって、互換性が強化される。その３は、異なる機構、ひいては政府の信頼及び確認を得られることができ、金融会社によって使用され、２４時間作動する広告放送機能をさらに含み、商工業者はＰＯＳ端末装置１００の電源を切っても、広告表示画面が依然として作動し、広告効果が増えるようになる。本実施例の管理システムは、新世代身分証の使用と結合して、未来のＳＭＡＲＴ ＣＩＴＹのために、礎石とされることができる。本考案のクラウド生体識別決済及び小売管理システムは、金融機関自身の、生体的特徴を収集するルート及び検査ツールとされることができる。

具体的に、上記のクラウド生体識別及び小売管理システムを採用して製品／サービス資料の取引を行う場合に、前記ＰＯＳ端末装置１００は、クラウドＥＲＰサーバー２００から前記製品／サービス資料を取得し、前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、前記ＰＯＳ端末装置１００によって送信された取引情報、前記パスワード入力装置によって入力されたパスワード情報及び生体的特徴採集検証装置によって取得された生体的特徴情報を受信した場合、前記生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合一致となった場合に、検査が行われるように金融機関の対応するサーバーに、前記取引情報とパスワード情報を送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に取引の決済を行うとともに取引データを生成するようにし、前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、当該金融機関の検査結果と取引データとを取得し、ＰＯＳ端末装置１００のフロントエンドにフィードバックする。

ここで、前記取引情報は、ユーザが前記製品／サービス資料から選択したオブジエクト製品／オブジエクトサービス資料の情報を含む。

説明する必要があるのは、ＥＲＰは、企業資源計画（Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｐｌａｎｎｉｎｇ）の略称であり、情報技術を基礎として創立され、情報技術と先進管理思想とを兼ね備え、統合的な管理思想を持って、社員及び政策決定層に政策決定手段を提供する管理プラットフォームを指す。

上記のクラウド生体識別及び小売管理システムを便利に採用するために、本実施例では、前記ＰＯＳＳ端末装置は、電気キャッシュボックスと、フロントエンド及びバックエンドに給電する電源供給モジュールとをさらに備え、Ａｎｄｒｏｉｄオペレーティングシステムは、ネットワークインターフェースと、メモリと、記憶スペースと、制御インターフェースとマイクロプロセッサとを備え、他の外付けデバイスは、下記に記述される。Ｌｉｎｕｘオペレーティングシステムも、ネットワークインターフェースと、メモリと、記憶スペースと、制御インターフェースとマイクロプロセッサとを備え、他の外付けデバイスは、下記に記述される。フロントエンドは、顧客側及び商工業者側を含み、バックエンドは、ＳＶＦ（香港ストアドバリュー決済工具許可）許可済み機構、金融機関及び生体的特徴データベースに接続されている。

図３を参照すると、フロントエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）及びイーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）のうちの一種又は任意の幾つかを介してクラウドＥＲＰサーバー２００に接続され、例えば、ＷＩ−ＦＩにより、クラウドＥＲＰサーバー２００に接続されることができる。ＰＯＳ端末装置１００の顧客側は、ＵＳＢコントローラーを介して２次元コード／３次元コードスキャナー（コード走査ガン）、受付発券機、受付プリンタ、ラベルプリンター、手書きボード及び外部メモリのうちの一種又は任意の幾つかに接続され、理解できるように、ＰＯＳ端末装置１００の顧客側は、また、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）を介して、料理注文機、無線２次元コード／３次元コードスキャナー（無線コード走査ガン）及び無線メニューに接続されることができる。

理解できるように、クラウドＥＲＰサーバー２００がＰＯＳ端末装置１００に接続された場合に、台所及びドリンクバーの注文システム、料理注文及び予定システム、順番待ち及び予約システム、会員及びカスタマーサービスシステム、外売システム、会計及びストックシステム、多種のＰＯＳ機ためのダウンロード使用システム、多種のＰＯＳ機ためのオンライン使用システム、広告及び告示管理システム、イントラネット及び社員管理システム、ユビキタスネットワーク及びエネルギー資源管理システム、物流管理システム、サプライチェーン管理トシステム、ＣＣＴＶ及び安全システム、支店管理システムのうちの一種又は任意の幾つかが構成されることができる。ここで、ＣＣＴＶは、安全システムであり、閉回路テレビ安全監視システムである。

図４を参照すると、上記の任意の一種のシステムを採用して取引を行う際、具体的に、以下の実行過程を採用して実現することができ、即ち、
１）、顧客は、ＰＯＳ端末装置１００に製品／サービス資料を入力し、及び数量を入力し、ＰＯＳ端末装置１００は、クラウドＥＲＰサーバー２００から製品資料を取得し、そして、取引項目の計算合計を発生し、ＰＯＳ端末装置１００において取引データが表示されること、
２）、商工業者は、ＰＯＳ端末装置１００で、領収書を出し、及び、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００に対して支払／振替請求を行うこと、
３）、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、請求を受け取った後に、顧客に、電子財布データ及び生体的特徴データ（指紋／掌紋／声紋／顔）を入力するように請求する指令を出すこと、
４）、顧客は、ＰＯＳ端末装置１００において、電子財布データ及び生体的特徴データを入力し、電子決済サービスに提出すること、
５）、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、電子財布データ及び生体的特徴データを受け取った後に、照合ために、生体的特徴データベースに渡し、そして、検査のために金融機関のサーバーに渡すこと、
６）、検査が成功となった場合に、クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、商工業者及び顧客へ通知を出し、クラウドＥＲＰサーバー２００は、伝票を印刷すること、
７）、金融機関のサーバーは、商工業者へ振替を行い、取引が成功となることである。

図５、図６、図７及び図８を参照すると、ＰＯＳ端末装置１００は、本体とカウンター係向きの金銭受取側タッチ式ディスプレイ１５と、可動高精細度監視レンズ１６とを備え、金銭受取側タッチ式ディスプレイ１５は、可動ヒンジ１２を介して本体に固定され、バックエンド側の可動ヒンジ１２には、回転可能な部材が設置されており、可動高精細度監視レンズ１６は、回転可能な部材に取り付けられており、ＰＯＳ端末装置１００は、顧客側向きの顔識別ディスプレイ１と、顔識別高解像度撮像レンズ２と、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ３と、第一の声紋識別音声収集器４と、第二の声紋識別音声収集器５と、遠赤外線照射器１７と、遠赤外線撮像レンズ１８と、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナー６と、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサ７と、２次元コード／３次元コードスキャナー８と、ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサ９と、顧客側タッチ式ディスプレイ１０とをさらに備え、顧客側タッチ式ディスプレイ１０は、可動ヒンジ１２を介して本体に固定され、顔識別ディスプレイ１と、顔識別高解像度撮像レンズ２と、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ３と、第一の声紋識別音声収集器４及び第二の声紋識別音声収集器５と、遠赤外線照射器１７及び遠赤外線撮像レンズ１８とは、回転可能な部材に設置されており、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナー６と、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサ７と、２次元コード／３次元コードスキャナー８と、ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサ９とは、ＰＯＳ端末装置１００の頂部に設置されており、ＰＯＳ端末装置１００は、電源スイッチ１１と、内蔵スピーカ１３及び外部ＵＳＢプラグ１４と、電源線挿入口１９及びイーサネット線挿入口２０とをさらに備え、電源スイッチ１１、電源線挿入口１９、イーサネット線挿入口２０及び外部ＵＳＢプラグ１４は、ＰＯＳ端末装置１００の底部又は金銭受取側タッチ式ディスプレイに接近している側に設置されており、使用のより便利のために、内蔵スピーカ１３は、ＰＯＳ端末装置１００の側面に設置されている。

具体的に、本実施例では、フロントエンドの制御インターフェースは、前記顧客側タッチ式ディスプレイ１０、顔識別高解像度撮像レンズ２及び内蔵スピーカ１３に接続されている。バックエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）及びイーサネット（Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）のうちの一種又は任意の幾つかを介してクラウド決済ゲートウェイサーバー３００に接続される。これによって、前記顧客側タッチ式ディスプレイ１０、顔識別高解像度撮像レンズ２及び内蔵スピーカ１３の作動状態が制御されるようになる。

クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、金融機関のサーバーと生体データベースとに接続されている。バックエンドの制御インターフェースは、ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサ９と、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサ７と、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナー６と、２次元コード／３次元コードスキャナー８と、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ３と、金銭受取側タッチ式ディスプレイ１５と、可動高精細度監視レンズ１６と、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ３と、顔識別ディスプレイ１と、第一の声紋識別音声収集器４と、第二の声紋識別音声収集器５と、内蔵スピーカ１３とのそれそれに、その作動状態を制御するように電気的に接続される。

図１０を参照すると、本実施例の、上記のクラウド生体識別決済及び小売管理システムに適用される決済方法であって、前記決済方法は、上記のクラウド生体識別決済及び小売管理システムに適用されるとき、以下のステップを実現する。

ステップＳ１１０：ＰＯＳ端末装置１００は、顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料および対応する数量を受信し、且つ、クラウドＥＲＰサーバー２００から製品／サービス資料の対応する値段情報を取得することで、当該値段情報と、前記製品／サービス資料及び対応する数量とに基づき、取引金額を含む取引情報を生成して、当該取引情報をクラウド決済ゲートウェイサーバー３００に送信する。

ステップＳ１２０：前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、前記取引情報に基づき前記ＰＯＳ端末装置１００に電子財布入力指令及び生体的特徴入力指令を送信する。

ステップＳ１３０：前記ＰＯＳ端末装置１００は、顧客によって電子財布入力指令に基づいてパスワード入力装置を介して入力されたパスワード情報、及び顧客によって前記生体的特徴入力指令に基づいて生体的特徴採集検証装置を介して入力された生体的特徴情報を受信して、前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００にフィードバックする。

ステップＳ１４０：前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、関連つけられた生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合が通過となった場合に、検査が行われるように前記取引情報及びパスワード情報を金融機関の対応するサーバーに送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に、取引の決済を行うとともに、取引データを生成する。

ステップＳ１５０：前記クラウド決済ゲートウェイサーバー３００は、当該金融機関の対応するサーバーの検査結果と取引データとを取得し、ＰＯＳ端末装置１００のフロントエンドにフィードバックする。

本実施例では、ステップＳ１１０を実行する前に、前記方法は、前記ＰＯＳ端末装置１００が前記クラウドＥＲＰサーバー２００から製品／サービス資料を取得するステップをさらに含む。

ここで、前記クラウドＥＲＰサーバー２００から取得された製品／サービス資料の種類及び数量は、いずれも顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料の種類及び対応する数量以上である。

ステップ１５０を実行した後に、前記方法は、さらに、
前記ＰＯＳ端末装置１００は、前記取引データを前記クラウドＥＲＰサーバー２００に送信するステップと、前記クラウドＥＲＰサーバー２００は、前記取引データに基づき前記製品／サービス資料を更新するステップとをさらに、含む。これによって、前記クラウドＥＲＰサーバー２００における情報がリアルタイムに更新され、そして、その後の取引過程においてクラウドＥＲＰサーバー２００から取得された製品／サービス資料の種類及び数量の正確性が保証されるようになり、取引の確実性が保証されるようになる。

本実施例のクラウド生体識別決済及び小売管理システムでは、バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とがともに設置されており、生体的特徴採集検証装置は、上記の顔識別ディスプレイ１、顔識別高解像度撮像レンズ２、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ３、第一の声紋識別音声収集器４、第二の声紋識別音声収集器５、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナー６、遠赤外線照射器１７、遠赤外線撮像レンズ１８のうちの一種又は任意の幾つかであり、その旨は、生体的特徴識別技術を用いて、モバイル電子決済ために、２段階認証を行うことである。ひいては、携帯電話などの移動機器を媒介として使用する必要がなく、直接に、モバイル決済の一種である生体認証決済となる。そのメリットは、ハッカーが、多方面からデータを窃取して合併することが難しくなることである。特別場合に、顧客は、携帯電話、銀行カード及びクレジットカードがない場合でも、電子決済を行うことができる。２段階認証によって、多額や超多額の取引に対して確実なセキュリティを提供するようになる。生体的特徴を含む決済方案は、犯罪事件が防止され及び事件解決の効率が高められることができる。

最後に説明すべきなのは、上記の実施例は、本考案の技術案を説明するためのもののみであり、本考案の保護範囲に対する制限ではなく、最適な実施例を参照して本考案を詳細に説明したが、当業者は、本考案の技術案を修正し又は同等交換してもよく、本考案の技術案の実質及び範囲から離脱しないことが理解できることである。

１ 顔識別ディスプレイ、
２ 顔識別高解像度撮像レンズ、
３ 顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ、
４ 第一の声紋識別音声収集器、
５ 第二の声紋識別音声収集器、
６ 指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナー、
７ ＮＦＣ及びブルートゥースセンサ、
８ ２次元コード／３次元コードスキャナー、
９ ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサ、
１０ 顧客側タッチ式ディスプレイ、
１１ 電源スイッチ、
１２ 可動ヒンジ、
１３ 内蔵スピーカ、
１４ 外部ＵＳＢプラグ、
１５ 金銭受取側タッチ式ディスプレイ、
１６ 可動高精細度監視レンズ、
１７ 遠赤外線照射器、
１８ 遠赤外線撮像レンズ、
１９ 電源線挿入口、
２０ イーサネット線挿入口、
１００ ＰＯＳ端末装置、
２００ クラウドＥＲＰサーバー２００、
３００ クラウド決済ゲートウェイサーバー。

Claims (18)

1. 金銭受取サービスを行うことができるように構成されたＰＯＳ端末装置と、クラウドＥＲＰサーバーと、クラウド決済ゲートウェイサーバーとを備えるクラウド生体識別決済及び小売管理システムであって、
   前記クラウドＥＲＰサーバーは、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続されており、前記ＰＯＳ端末装置は、アンドロイド（Ａｎｄｒｏｉｄ）オペレーティングシステムが搭載されたフロントエンドと、リナックス(Ｌｉｎｕｘ)（登録商標）オペレーティングシステムが搭載されたバックエンドとを備えており、前記フロントエンドが前記クラウドＥＲＰサーバーに接続され、前記バックエンドが前記クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続され、前記バックエンドには、パスワード入力装置と生体的特徴採集検証装置とが設置されている、ことを特徴とするクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
2. 前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、金融機関の対応するサーバーおよび生体データベースに関連付けられており、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、前記ＰＯＳ端末装置によって送信された取引情報、前記パスワード入力装置によって入力されたパスワード情報及び生体的特徴採集検証装置によって取得された生体的特徴情報を受信した場合、前記生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合一致となった場合に、検査が行われるように、金融機関の対応するサーバーに前記取引情報とパスワード情報を送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に取引の決済を行うとともに取引データを生成するようにし、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、当該金融機関の検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置のフロントエンドにフィードバックする、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
3. 前記ＰＯＳ端末装置は、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーによってフィードバックされた検査結果と取引データを受信した場合に、前記取引データを前記クラウドＥＲＰサーバーに送信し、前記クラウドＥＲＰサーバーは、前記取引データに基づき前記製品／サービス資料を更新する、ことを特徴とする請求項２に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
4. 前記管理システムは、電気キャッシュボックスと、フロントエンド及びバックエンドに給電する電源供給モジュールとをさらに備え、前記電気キャッシュボックスと前記電源供給モジュールとは、それぞれ、前記ＰＯＳ端末装置に電気的に接続される、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
5. 前記ＰＯＳ端末は、ネットワークインターフェースと、メモリと、記憶スペースと、制御インターフェースと、マイクロプロセッサとを備える、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
6. 前記フロントエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース（登録商標）及び／又はイーサネット（登録商標）を介して前記クラウドＥＲＰサーバーに接続され、前記クラウドＥＲＰサーバーは、商工業者側に接続されている、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
7. 前記ＰＯＳ端末装置は、ＵＳＢコントローラーを介して２次元コード／３次元コードスキャナー、受付発券機、受付プリンタ、ラベルプリンター、手書きボード及び／又は外部メモリに接続され、前記ＰＯＳ端末装置は、ブルートゥースを介して料理注文機、無線２次元コード／３次元コードスキャナー及び／又は無線メニューに接続される、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
8. 前記バックエンドは、４Ｇ／ＬＴＥモデム、ＷＩ−ＦＩ、ブルートゥース及び／又はイーサネットを介して前記クラウド決済ゲートウェイサーバーに接続される、ことを特徴とする請求項１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
9. 前記ＰＯＳ端末装置は、本体とカウンター係向きの金銭受取側タッチ式ディスプレイとを備え、前記金銭受取側タッチ式ディスプレイは、ヒンジを介して本体に固定される、ことを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
10. 前記ＰＯＳ端末は、高精細度監視レンズをさらに備え、前記ヒンジには、回転部材が設置されており、前記高精細度監視レンズは、前記回転部材に取り付けられている、ことを特徴とする請求項９に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
11. 前記生体的特徴採集検証装置は、顧客向きの顔識別ディスプレイと、顔識別高解像度撮像レンズと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、第一の声紋識別音声収集器と、第二の声紋識別音声収集器と、遠赤外線照射器と、遠赤外線撮像レンズと、指紋識別スキャナー及び／又は指静脈スキャナーとを備え、前記ＰＯＳ端末装置は、顧客向きの顧客側タッチ式ディスプレイをさらに備え、前記顧客側タッチ式ディスプレイは、ヒンジを介して前記本体に固定され、前記顔識別ディスプレイ、前記顔識別高解像度撮像レンズ、前記顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズ、前記遠赤外線照射器、前記遠赤外線撮像レンズ、前記第一の声紋識別音声収集器、及び前記第二の声紋識別音声収集器は、それぞれ、回転部材を介して本体に設置されており、前記指紋識別スキャナー及び／又は指静脈スキャナーは、ＰＯＳ端末装置の頂部に設置されている、ことを特徴とする請求項１０に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
12. 請求項１１に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
13. 前記ＰＯＳ端末装置は、電源スイッチと、電源線挿入口と、イーサネット線挿入口と、内蔵スピーカと、外部ＵＳＢプラグとをさらに備え、前記内蔵スピーカは、ＰＯＳ端末装置の側面に設置されており、前記電源線挿入口、前記イーサネット線挿入口、前記電源スイッチ及び前記外部ＵＳＢプラグは、ＰＯＳ端末装置の底部に設置されている、ことを特徴とする請求項１２に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
14. 前記顧客側タッチ式ディスプレイ、顔識別高解像度撮像レンズ及び内蔵スピーカの作動状態が制御されるように、前記フロントエンドの制御インターフェースは、前記顧客側タッチ式ディスプレイ、顔識別高解像度撮像レンズ及び内蔵スピーカにそれぞれ接続される、ことを特徴とする請求項１３に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
15. 前記バックエンドの制御インターフェースは、前記ＮＦＣ及びＲＦＩＤセンサと、ＮＦＣ及びブルートゥースセンサと、指紋識別スキャナー又は指静脈スキャナーと、２次元コード／３次元コードスキャナーと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、金銭受取側タッチ式ディスプレイと、可動高精細度監視レンズと、顔識別又は掌紋識別用高精細度撮像レンズと、顔識別ディスプレイと、第一の声紋識別音声収集器と、第二の声紋識別音声収集器と、内蔵スピーカとにそれぞれ電気的に接続されている、ことを特徴とする請求項１４に記載のクラウド生体識別決済及び小売管理システム。
16. 請求項１−１５のいずれか一項に記載のクラウド生体識別及び小売管理システムに適用される決済方法であって、
    ＰＯＳ端末装置は、顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料および対応する数量を受信し、且つ、クラウドＥＲＰサーバーから製品／サービス資料の対応する値段情報を取得することで、当該値段情報と、前記製品／サービス資料及び対応する数量とに基づき、取引金額を含む取引情報を生成して、当該取引情報をクラウド決済ゲートウェイサーバーに送信するステップと、
    前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、前記取引情報に基づき前記ＰＯＳ端末装置に電子財布入力指令及び生体的特徴入力指令を送信するステップと、
    前記ＰＯＳ端末装置は、顧客によって電子財布入力指令に基づいてパスワード入力装置を介して入力されたパスワード情報、及び顧客によって前記生体的特徴入力指令に基づいて生体的特徴採集検証装置を介して入力された生体的特徴情報を受信して、前記クラウド決済ゲートウェイサーバーにフィードバックするステップと、
    前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、関連つけられた生体データベースに基づき前記生体的特徴情報を照合し、照合が通過となった場合に、検査が行われるように前記取引情報及びパスワード情報を金融機関の対応するサーバーに送信することで、当該金融機関の対応するサーバーは、検査結果が通過となった場合に取引の決済を行うとともに、取引データを生成するようにするステップと、
    前記クラウド決済ゲートウェイサーバーは、当該金融機関の対応するサーバーの検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置のフロントエンドにフィードバックするステップと
    を含む、ことを特徴とする決済方法。
17. 前記クラウド決済ゲートウェイサーバーが当該金融機関の対応するサーバーの検査結果と取引データとを取得して、ＰＯＳ端末装置にフィードバックするステップが実行された後に、前記方法は、
    前記ＰＯＳ端末装置は、前記取引データを前記クラウドＥＲＰサーバースに送信するテップと、
    前記クラウドＥＲＰサーバーは、前記取引データに基づき前記製品／サービス資料を更新するステップと
    をさらに含む、ことを特徴とする請求項１６に記載の決済方法。
18. ＰＯＳ端末装置が顧客又はカウンター係によって入力された製品／サービス資料および対応する数量を受信するステップが実行される前に、前記方法は、
    前記ＰＯＳ端末装置が、前記クラウドＥＲＰサーバーから製品／サービス資料を取得するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項１６に記載の決済方法。