JP3227005U - 男性用頻尿・尿漏れの介護補助用具 - Google Patents

男性用頻尿・尿漏れの介護補助用具 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で手軽に装着し、簡単に尿処理ができる介護補助用具を提供する。【解決手段】男性用の頻尿と尿漏れに対応する介護補助用具であって、第一の紐と第二の紐と、使用者のペニスが挿入される円筒形の本体部1と、尿溜めの袋との組み合わせで構成され第一の紐は、本体部の一方の開口部寄りの外周面上に、形成された第一の2つの穴部A、Cに挿通され、第二の紐は、本体部の一方の開口部寄りの外周面上に、第一の2つの穴部に対向して形成された、第二の2つの穴部B、Dに挿通され、尿溜めの袋は、本体部の他方の開口部に、本体部を覆い被せるようにして取り付けられ、尿溜めの袋は、第一と第二の紐の一方によって本体部に結束固定され、第一と第二の紐の他方は、本体部を使用者の下腹部に装着するために使用され、尿溜めの袋のみを交換可能とした。【選択図】図3

Description

本考案は、ペニスサック形状の円筒本体を2本の紐を利用して身体に装着し、この円筒本体に尿溜めの袋を取り付けて、排出した尿を一時的に溜めて保管するものである。
病院では、前立腺肥大の手術はもとより、大きな手術の直後等には必ず施される尿処理の方法として、尿道に管を挿入して、***した尿を体外のタンクに貯留するという方法による排尿処理装置が取り付けられるが、これは避けられない必要不可欠な医療行為であるも、一定期間が経過すればその装置は取り外され、当該尿処理装置からは開放される。
そのため、尿意を感じて頻繁にトイレに駆け込むもトイレに間に合わず、直前にして大失禁の大漏れ、または途中の尿漏れ等の不安がある事は当然のことながら、排尿後の追っかけ漏れや、前立腺肥大の手術をしたがなお、頻尿が改善せず、トイレに頻繁に駆け込み、あるいは排尿後の追っかけ漏れに悩まされるという状況で、こうした頻尿や、尿漏れに悩み続けている人(特に高齢男性)が多い現状に鑑みて、何か良い方法はないものかと試行錯誤の結果で生まれた尿溜め、保管用の頻尿、尿漏れに対する介護補助用具として使用できるように考案したものである。
この改善策として、「前立腺肥大等で頻尿や尿漏れに悩む、主に高齢男性を対象として「トイレに駆け込む際の直前での尿漏れの不安を軽減解消し、なおかつ排尿後の追っかけ漏れの不安をも解消するため」に活用できないものかと改良、改善、試行錯誤を重ねて考案したペニスサック形状の、尿溜め、保管用の頻尿、尿漏れに対する介護補助用具として使用できる様に工夫したものである。
本考案にかかる尿溜め、保管用の介護補助用具を装着使用することによって頻尿や尿漏れによる悩み、不安を精神的にも軽減し、何時でも何処でも、何処に居ても、どんな場所ででも、急激な尿意に見舞われた場合にも、慌てずにその場所に於いて、周囲に気を遣う事無く、周囲の人に気付かれることもなく直ちに楽に、安心して排尿し、排出した尿を一時的に溜める事が出来るように考案した「簡易トイレ的」な要素をも有するペニスサック形状の「尿を一時的に溜めて保管する」為の頻尿、尿漏れに対する介護補助用具として使用できる考案品である。
実用新案登録第3191701号 実開平6−17717
考案が解消しようとする課題
従来品の尿取りパッドやオムツ等を装着していると排尿の都度、装着している尿取りのパッドやオムツを使用した状態のままで排尿することとなり、尿取りパッドやオムツを介せずして排尿するためにはトイレで、尿取りパッドやオムツを取り外さなければならず、手間がかかるばかりでなく、一旦装着した尿取りパッドやオムツ等は仮に排尿等がなくても再利用することに抵抗があり、衛生上も不可であることから再度装着するにも手間がかかるほか、予備の尿取りパッドやオムツ等を携行するにも嵩張る等の問題点があった。
課題を解決するための手段
本考案品は上記問題点を解決することを目的として、手のひらサイズでコンパクトな円筒形の本体にペニス部を挿入して使用するペニスサック形状であって、この同円筒本体を2本の紐を利用してペニス部に取り付けて安定させ、この円筒本体に尿溜めの袋を取り付け、排出した尿を円筒本体に取り付けた尿溜めの袋に溜めて一時的に保管するものであって、尿が溜まった袋は、円筒本体を身体に装着したままで、尿溜めの袋のみを簡単に取り外しての袋の交換が可能であり、また尿意を覚えてトイレに入った際に、身体に装着した円筒本体や尿溜めの袋を取り外す事なくして、円筒本体から単にペニスを抜くだけで普通にトイレで排尿が出来ることを特徴とする男性用頻尿、尿漏れの介護補助用具である。
考案の効果
本考案品は、手の平サイズのコンパクトな円筒形である円筒本体の内側2箇所に輪ゴム様の環状突起の境壁を設けたことで、尿の逆流を若干でも抑制できる効果があり、身体に装着した円筒本体に取り付けた尿溜めの袋は、簡単に取り付け取り外しの交換が可能で、袋に溜めた尿の事後処理が簡単に出来るうえ、尿溜めの袋のみを交換することにより、引き続き使用出来る便利な効果がある。
また、身体に装着したペニスサック形状の円筒本体からペニスを抜くだけで即、簡単に普通にトイレで排尿できるという便利な効果が大きな特徴である。
価格も、尿取りパット等に比べると、尿溜めの袋を交換することのみで足りるため、非常に安価で、手軽で、また予備の尿溜めの袋は携行する際にかさばらないのも特長である。
円筒本体の内径のサイズについては、個々のペニスの太さやサイズに合ったものを選択する必要があり、尿溜め用の袋のについては、傘袋のような細長の長方形であることによって、袋に溜まった尿の逆流を抑制できる効果は大である。
考案品の円筒本体1の図である。(ア)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を左側面から見た状態を示した図である。(イ)は円筒本体1を寝せた状態を上から見た図である。(ウ)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を右側面から見た状態を示した図である。 考案品の円筒本体1を円の仮想中心線Lから水平に切り取って上から見た図である。(ア)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を左側面から見た状態を示した図である。(イ)は円筒本体1を寝せた状態を上から見た図である。(ウ)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を右側面から見た状態を示した図である。 考案品の円筒本体1を立体的に描いた図である。 考案品の円筒本体1の(図3)に紐1本を取り付けた状態を示した図である。 考案品の円筒本体1に紐を取り付けた状態を示した図である。(ア)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を左側面から見た状態を示した図である。(イ)は円筒本体1を寝せた状態を上から見た図である。(ウ)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を右側面から見た状態を示した図である。 考案品の円筒本体1に紐を取り付けた状態で、円筒本体1を寝せて円の仮想中心線Lから水平に切り取った状態を上から見た図である。(ア)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を左側面から見た状態を示した図である。(イ)は円筒本体1を寝せた状態を上から見た図である。(ウ)は円筒本体1を寝せた状態の(イ)を右側面から見た状態を示した図である。 考案品の円筒本体1に紐を取り付けた状態を、円筒本体1を立てて上から見た状態を示した図である。 考案品の円筒本体1に尿溜めの袋4を取り付けて紐2お呼び紐3で結束した状態を上から見た図である。
参考写真1
本考案品を装着して、ポリ袋を取り付けた状態を正面から撮影した写真である。
参考写真2
本考案品を装着して、ポリ袋を取り付けた状態を右側面から撮影した写真である。
参考写真3
本考案品を装着した状態で、普通にズボンを履いた状況を撮影した写真である。
円筒本体1に4箇所の穴を空けるが円筒の環状突起Eがある側の入り口から、環状突起Fとの狭間に、穴Aを最初に空けて、この位置を0:00として、円筒部の対象の位置に相似の穴Bを空けて、この位置を6:00の位置とする。
円筒本体1の環状突起EとFの間に空けた2個の穴のうち、Aの隣11:00の位置で、環状突起EとFの間に穴Cを空け、更にBの隣7:00の位置で、環状突起EとFの間に穴Dを空ける。
円筒本体1に空けた穴Aから紐2を内側に向けて通し、次いで隣の穴Cに同紐2を外側に通して引き出すと、あらかじめ単独で結んでコブを作った位置で同紐2は引き抜けずに穴Aの外側で止まる。
紐3を円筒本体1に空けた穴Bから紐3を内側に向けて通し、次いで隣の穴Dに同紐3を外側に向けて通して引き出すと、あらかじめ単独で結んでコブを作った位置で同紐は引き抜けずに穴Bの外側で止まる。
紐が通った方に近い側から、図の穴C・D側を上にしてペニスを挿入する。
図の穴C及び穴Dから引き出した長い2本の紐2及び紐3を交互に背部に回して腰骨の上で腰に巻きつけ、腰の右又は左側で紐2及び紐3を結んで、ペニスを挿入した円筒本体1を安定させる。
ペニスを挿入した円筒本体1に尿溜めの袋4を、梨や葡萄に袋を被せる要領で被せ、円筒本体1に空けた穴A及び穴Bから結びコブで引き出背図に残った2本の紐2及び紐3で円筒本体1に尿溜めの袋4を被せて結束、固定して、尿溜めの袋4を被せた円筒本体1をパンツの前たて部から外に出す。
この状態で普通にズボンを履き、円筒本体1と一緒にペニスを左又は右側に振ってペニスの状態を落ち着かせれば完了である。
本考案品を使用する際には、立った姿勢もしくは中腰、立膝の状態で使用し、座ったり寝たりした状態での使用は絶対にしない。
円筒本体1の先端部及びペニスが上を向いていると、排出した尿が低い方つまりペニスの付け根の方向に流れて体や着衣を濡らすことになるほか、尿溜めの袋4に溜まった尿が逆流する可能性がある。
基本的には1回の排尿毎に尿溜めの袋4を新品と交換するのが衛生上の原則であることから、予備として尿溜めの袋4〜5枚を常に携行していると、行き先のトイレで随時交換できるので安心である。
肌着のパンツはブリーフが最良であるが、トランクス型であれば前たてがあるものを使用する。
夏場は汗で尿溜めの袋4が肌にまとわり付くことから、ステテコを履き、ステテコの前たてから円筒本体1と尿溜めの袋4を外側に出し、肌に直接触れないようにする事をお勧めします。
尿溜めの袋4は傘袋のような細い縦長の形状で、薄手のポリ袋が最適であり、行動形態によって、破れる等の不安がある場合には袋を二枚重ねて使用する事もやぶさかではない。
公共機関のバスや電車等に乗った際に途中で尿意を催した時に、直ぐにはトイレに行けないため、本考案品を装着していたので、座席に座っていたが中腰姿勢になって排尿し、バスから降りた後にトイレで事後の尿処理をゆっくり出来た。
尿意を覚えてトイレに行ったが「ギョー、列が」出来ていて、とても間に合わない「どうしょう」っていう時でも、本考案品を装着していたので、列に並んだ状態のその場で、密かに排尿して、事後に順番が回ってきた時に落ち着いて安心して尿処理が出来た。
または列が無くなってからでもゆっくりトイレに入り、落ち着いて、安心して尿処理が出来るメリットは大である。
イベント等の列に並んでいて尿意を覚えたが、列から抜けてトイレに行くこともままならず、困惑したことがあったが、本考案品を装着していたので、そのまま立った姿勢で排尿し、用件が終わった後にトイレで事後の尿処理がゆっくり出来た。
パチンコ遊戯中にフィーバーした時に、急に尿意を催したが、本考案品を装着していたので、そのままゆっくり立ち上がり、中腰姿勢になった状態で排尿し、フィーバーが終了した後にトイレで事後の尿処理をゆっくり出来た。
探偵業務の中で張り込みなど、その場から動けず、したがってトイレに行く事もままならない状況の時でも、本考案品を装着していたので、その場から移動してトイレに行く事が無くしてその場で排尿し、事後に安心して尿処理がゆっくり出来た。
本考案品を装着する事で、高齢者等に限らず男性であれば、誰でも立った状態若しくは立膝、中腰の状態で、その場で排尿し、排出した尿を取り付けた袋に一時的に溜めておくことが出来るのである。よって、
病院の男性医師等が、長時間に亘る手術中に、手術を中断してトイレに行く等というような事が抑制できる。
活発な運動や動作を伴わない立った姿勢での仕事、作業をする人、選挙演説や公演などであれば、本考案品を装着していることで、途中中断する事なく行える。
イベントやスポーツ観戦等の場合、本考案品を装着していれば、中腰になった状況でコソッと排尿し、観戦を中座することなく最後まで、ゆっくり落ち着いて参加、観戦できる。
トイレに行ったところ、トイレの数が少ないために行列が出来ており、困って間に合わずに大漏れ等々の状況下においても、本考案品を装着していれば、その場で密かに排尿して、順番が回ってきたところで事後にゆっくり落ち着いて処理できる。
本考案品を使用する場合は「立った状態若しくは立膝、中腰の状態での排尿」が基本であり、車の運転等の際には使用不可であるが、本考案品を装着していれば、路肩に車を止め、又は駐車場に着いた直後に腰部を高くして、その場で排尿できる。
車椅子の場合にはペニスの付け根よりもペニスの先端部が下に向く状態であれば、細心の注意を払い、排尿使用することも可能であるが、逆流のリスクは自己責任において使用すること。
上記実施例のような医師、探偵等の業種その他、老いも若きも、世の中の男性諸君が状況に応じて幅広く活用、応用できる事を願っています。
トイレに間に合う状況であれば、本製品を装着していても、単に円筒本体からペニスを抜けば普通にトイレで排尿することも可能である。
なお、本考案が採用されて流通すれば、立小便という社会現象がなくなる可能性もおおいに期待できる。
なお、尿意を催してすぐにトイレに行ける状況であればトイレで普通に、身体に装着した円筒本体からペニスを抜くだけで通常通りに排尿して、尿溜めの袋を交換せず、そのまま円筒本体にペニスを挿入して引続き使用が可能であることから、尿に関する悩みのない人でも、有事の際の万が一に備えて幅広く使用できる。
1 ペニスサック形状の円筒本体。
2,3 紐
4 排出した尿を溜める袋
A,B,C,D 円筒本体1に空けた穴。
E 円筒本体1の内径にぴったり入るような、輪ゴム様の突起境壁となるリング状の突 起。
F 円筒本体1の入口に取り付けたEと相似の輪ゴム様の突起境壁となるリング状の突 起で、内径の奥に、Eと平行に取り付けた突起。
G 紐2及び紐3によって尿溜めの袋4を円筒本体1に取り付けて固定した時の状態を 示した紐2及び紐3の結び目。
L 仮想中心線
(ア) 円筒本体1を寝せた状態のイを左側面から見た状態。
(イ) 円筒本体1を寝せた状態を上から見た図。
(ウ) 円筒本体1を寝せた状態のイを右側面から見た状態。

Claims (1)

  1. 本考案品は、手のひらサイズでコンパクトな円筒形の本体にペニス部を挿入して使用するペニスサック形状であって、この円筒本体の内側に、輪ゴム様のリング状で突起した境壁を2箇所に設けて、尿の逆流を抑制する構造で、同円筒本体を2本の紐を利用してペニス部に装着して安定させ、この円筒本体に尿溜めの袋を取り付け、排出した尿をこの袋に溜めて一時的に保管するものであって、尿が溜まった同袋は、円筒本体を身体に装着したままの状態で、尿溜めの袋のみを簡単に取り外しての交換が可能であり、また尿意を覚えてトイレに入った際に、身体に装着した円筒本体や袋を取り外す事なくして、円筒本体から単にペニスを抜くだけで普通にトイレで排尿が出来ることを特徴とする男性用の頻尿、尿漏れの介護補助用具。
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