JP3226482U - 水殺菌管 - Google Patents
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Abstract
【課題】殺菌・消毒能力を高める水殺菌管を提供する。【解決手段】水殺菌管10は、筐体1と、透光性石英外管2と、透光性石英内管3と、UVランプセット4と、を含み、筐体が第1端部11と、第2端部12と、環状周壁13と、を備え、第1端部には吐水口111及び流入口112が設けられ、透光性石英外管は、筐体に貫設しており、透光性石英外管の一端が吐水口に連通され、透光性石英外管と環状周壁との間にエアギャップが形成され、透光性石英内管は、透光性石英外管に貫設しており、透光性石英内管の一端が流入口に連通され、透光性石英内管と透光性石英外管との間に伸長流路が形成され、UVランプセットは、透光性石英外管に対応して照射するUVランプ41を備え、透光性石英外管の軸心線と透光性石英内管の軸心線とUVランプの出射方向とが重なる。【選択図】図2
Description
本考案は、水質浄化構造に関し、特に、水殺菌管に関する。
飲料水の微生物学的安全性確保のため、水道水に一定量の残留塩素を保持しなければならないが、塩素と有機酸が反応してクロロホルムなどの発がん物質が生成されるため、飲料水は、フィルターでろ過されて残留塩素が除去されるが、残留塩素を除去した後の送水パイプラインに容易に細菌、真菌及びカビなどの微生物が繁殖することで、フィルターのみでろ過された飲料水中の細菌が基準を超えてしまう。
紫外線は、微生物の核酸、デオキシリボ核酸、リボ核酸などを破壊するために用いることができるため、殺菌、消毒機能を果たし、かつ有毒な副産物を形成しない。したがって、どのようにして紫外線を送水パイプラインに活用するか及び紫外線の放射利用効率を向上するかが業者の研究開発の重点である。
これに鑑み、本考案者は、上記の従来技術に対し、鋭意研究を重ねると共に学理の運用を組み合わせ、上記問題点を解決することに努めた結果、本考案者の改良の目標となった。
本考案は、透光性石英内管と透光性石英外管との間に伸長流路が形成され、透光性石英外管と環状周壁の間にエアギャップが形成されることで、水殺菌管の殺菌、消毒能力を高める水殺菌管を提供することを目的とする。
本考案の実施例では、本考案により提案される水殺菌管は、対向する第1端部と、第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に設けられた環状周壁と、を含み、前記第1端部には吐水口及び流入口が設けられる筐体と、前記筐体の内部に貫設しており、透光性石英外管の一端が前記吐水口に連通され、他端が前記第2端部に対応して配置され、閉鎖部を形成し、前記環状周壁との間にエアギャップを形成する透光性石英外管と、前記透光性石英外管の内部に貫設しており、透光性石英内管の一端が前記流入口に連通され、他端には前記閉鎖部に対応して配置された開口部を有し、前記透光性石英外管との間に伸長流路を形成する透光性石英内管と、前記第2端部と前記閉鎖部との間に取り付けられ、前記透光性石英外管に対応して照射するUVランプを備え、前記透光性石英外管の軸心線と前記透光性石英内管の軸心線と前記UVランプの出射方向とが重なるUVランプセットと、を含む。
上記によれば、透光性石英外管と環状周壁との間にエアギャップが形成され、透光性石英外管の内部に紫外線の高照度状態を形成させることで水殺菌管の殺菌、消毒効率を大幅に向上させる。
上記によれば、飲料水がパイプライン内の滞留時間を延長することで、水殺菌管の放射効率を向上するため、透光性石英内管と透光性石英外管との間に伸長流路が形成される。
以下、本考案の詳細な説明及び技術内容は、図面を参照しつつ説明するが、添付図面はしかし、図面は例示のみを目的としており、本考案を限定することを意図するものではない。
図1乃至図4を参照すると、本考案は、水殺菌管を提供するものであり、前記水殺菌管10は主に筐体1と、透光性石英外管2と、透光性石英内管3と、UVランプセット4と、を含む。
図1乃至図4に示すように、筐体1は、対向する第1端部11と、第2端部12と、第1端部11と第2端部12との間に設けられた環状周壁13と、を備え、第1端部11には吐水口111及び流入口112が設けられる。ここで、筐体1は、不透光性材料で製造されてもよいが、これに限定されない。
以下に詳細に説明する。本実施例の筐体1は、第1固定ベース14と、第2固定ベース15と、第1固定ベース14と第2固定ベース15との間に固着された中空スリーブ16と、を含み、吐水口111及び流入口112が第1固定ベース14に穿設され、環状周壁13が中空スリーブ16に形成される。
さらに、第1固定ベース14及び第2固定ベース15から各々螺合リング141、151が延びており、中空スリーブ16の両端に2つの螺合ネジ部161が設けられ、各螺合ネジ部161を各螺合リング141、151に締め付けられ、中空スリーブ16を第1固定ベース14と第2固定ベース15との間に安定的に固着させる。中空スリーブ16、第1固定ベース14及び第2固定ベース15は、各々金属、テフロン(登録商標)又はプラスチックなどの不透光材料で製造されるが、これらに限定されない。
図1乃至図4に示すように、透光性石英外管2は、筐体1の内部に貫設され、透光性石英外管2の一端が第1固定ベース14に挿入され、かつ吐水口111に連通し、他端が第2端部12に対応して配置され、閉鎖部21を形成し、透光性石英外管2と環状周壁13との間にはエアギャップaが形成され、このエアギャップaが透光性石英外管2と環状周壁13との間の隙間内に空気があってから成り、透光性石英外管2と第1固定ベース14との間に防水ガスケットが介設される。本実施例の閉鎖部21は、第2端部12に近い透光性石英外管2の末端が閉鎖端部211から構成される。
図1乃至図4に示すように、透光性石英内管3は、透光性石英外管2の内部に貫設され、透光性石英内管3の一端が第1固定ベース14に挿入され、かつ流入口112に連通し、他端には閉鎖部21に対応して配置される開口部31を有し、透光性石英内管3と透光性石英外管2との間に伸長流路bが形成される。これにより、飲料水が流入口112から透光性石英内管3の内部に流れ込み、透光性石英外管2の閉鎖部21が飲料水を遮断しめ、飲料水が開口部31を経由して伸長流路bに流れるように導かれることができるため、最後に飲料水が伸長流路bから吐水口111に流れてきて排出される。
図1乃至図4に示すように、UVランプセット4は、第2端部12と前記閉鎖部21との間に取り付けられ、UVランプ41と、プリント回路基板42と、を含み、UVランプ41が殺菌、消毒機能を果たすため、透光性石英外管2に対応して照射し、プリント回路基板42が第2固定ベース15に固定され、UVランプ41が固定され、プリント回路基板42に電気的に接続される。UVランプ41は、低圧水銀灯或いは発光ダイオード(Light−emitting diode、LED)で構成され、UVランプ41で発生した紫外線(Ultraviolet、UV)は、微生物の核酸、デオキシリボ核酸、リボ核酸等を破壊するために用いることができる。
また、透光性石英外管2の軸心線L1と透光性石英内管3の軸心線L2とUVランプ41の出射方向dとは重なり、透光性石英外管2と透光性石英内管3が同心円状に配置され、UVランプ41が透光性石英外管2及び透光性石英内管3の軸心部位に対応して照射される。
更に、筐体1は、接続部材17をさらに含み、接続部材17が第2固定ベース15と透光性石英外管2との間に介設され、かつUVランプセット4に周設され、閉鎖端部211が接続部材17に挿入されて固定される。接続部材17は、テフロンなどの紫外線(UV)照射に耐えられる材料又は金属、プラスチック表面に紫外線(UV)照射に耐えられる材料をメッキして製造され、第1固定ベース14も紫外線照射を受けるため、第1固定ベース14の最良実施もテフロンなどの紫外線(UV)照射に耐えられる材料又は金属、プラスチック表面に紫外線(UV)照射に耐えられる材料をメッキして製造され、第2固定ベース15はプリント回路基板42が取り付けられているため、第2固定ベース15の最良実施が放熱金属材質で製造される。
図4は、本考案に係る水殺菌管10の使用状態を示す図である。まず、飲料水は流入口112から透光性石英内管3の内部に流れ、さらに開口部31を経由して伸長流路bに流れて吐水口111から排出され、かつ透光性石英外管2の軸心線L1と透光性石英内管3の軸心線L2とUVランプ41の出射方向dとが重なることで、UVランプ41で発生した紫外線を閉鎖部21で大量屈折させて透光性石英外管2の内部に入射して飲料水を照射して飲料水を殺菌、消毒することができる。
また、透光性石英外管2と環状周壁13との間にはエアギャップaが形成され、透光石英管の光屈折率が空気の光屈折率よりも大きいため、光が光屈折率の高い材料から光屈折率の低い材料へ進行する時、屈折角は入射角より大きいため、光が光屈折率の低い材料内に入射できないことにより全反射現象を起こすことで、より良い反射効果を奏し、したがって紫外線が透光性石英外管2の内部において全反射を通じてほぼロスなく伝播し、透光性石英外管2の内部に紫外線の高照度状態を形成させることで、水殺菌管10の殺菌、消毒効率を大幅に向上させる。
次に、透光性石英内管3と透光性石英外管2との間に伸長流路bが形成され、飲料水のパイプライン内の滞留時間を延長することで、水殺菌管10の放射効率を向上する。
図5を参照すると、本考案に係る水殺菌管10の別の実施例であり、図5の実施例は、図1乃至図4の実施例とほぼ同じであり、図5の実施例と図1乃至図4の実施例の相違点は、第2端部12に近い透光性石英外管2の末端が貫通孔縁部212であり、閉鎖部21が貫通孔縁部212と第2端部12で画成した閉空間sによって構成されることである。
さらに説明すると、貫通孔縁部212は、第2固定ベース15に挿入され、貫通孔縁部212と第2固定ベース15との間に防水ガスケットが介設され、第2固定ベース15に開口部31とUVランプ41との間に設けられた石英閉止板18が挟まれ、閉空間sが第2固定ベース15と石英閉止板18と開口部31と貫通孔縁部212との間に形成される。したがって、UVランプ41で発生した紫外線は、石英閉止板18で大量屈折して透光性石英外管2の内部に入射して飲料水を照射することで、飲料水を殺菌、消毒することができ、かつ飲料水が流入口112から透光性石英内管3の内部に流れ、第2固定ベース15と石英閉止板18が飲料水を遮断し、飲料水が開口部31を経由して伸長流路bに流れるように導かれることができるため、最後に飲料水が伸長流路bから吐水口111に流れて排出される。
また、UVランプセット4は、反射カップ43をさらに含み、反射カップ43がUVランプ41の外周縁に周設され、閉鎖部21とプリント回路基板42との間に介設されることで、紫外線を大量かつ安定して屈折して透光性石英内管3の内に入射する。
さらに、本実施例の第1固定ベース14は、吐水口111と流入口112の製造を容易にするために、複数の環状管を組み付けてから成り;第2固定ベース15は、石英閉止板18の介設を容易にするために、複数の環状管を組み付けてから成るが、これに限定されない。
反射カップ43は、テフロンなどの紫外線(UV)照射に耐えられる材料又は金属、プラスチック表面に紫外線(UV)照射に耐えられる材料をメッキして製造され、第1固定ベース14も紫外線照射を受けるため、第1固定ベース14の最良実施もテフロンなどの紫外線(UV)照射に耐えられる材料又は金属、プラスチック表面に紫外線(UV)照射に耐えられる材料をメッキして製造される。プリント回路基板42が取り付けられる第2固定ベース15の部分は、放熱金属材質で製造され、紫外線照射を受ける第2固定ベース15の部分がテフロンなどの紫外線(UV)照射に耐えられる材料又は金属、プラスチック表面に紫外線(UV)照射に耐えられる材料をメッキして製造される。
上記をまとめると、本考案の水殺菌管は、意図した用途を達成し、従来の欠陥を解決することができ、産業上の利用可能性、新規性及び進歩性を有し、特許出願要件に完全に適合するので、特許法に基づいて出願し、考案者の権利を保障するため、何卒ご審理の上、速やかに特許査定賜りますようお願いする次第である。
10 水殺菌管
1 筐体
11 第1端部
12 第2端部
111 吐水口
112 流入口
13 環状周壁
14 第1固定ベース
15 第2固定ベース
141、151 螺合リング
16 中空スリーブ
161 螺合ネジ部
17 接続部材
18 石英閉止板
2 透光性石英外管
21 閉鎖部
211 閉鎖端部
212 貫通孔縁部
3 透光性石英内管
31 開口部
4 UVランプセット
41 UVランプ
42 プリント回路基板
43 反射カップ
a エアギャップ
b 伸長流路
d 出射方向
L1、L2 軸心線
s 閉空間
1 筐体
11 第1端部
12 第2端部
111 吐水口
112 流入口
13 環状周壁
14 第1固定ベース
15 第2固定ベース
141、151 螺合リング
16 中空スリーブ
161 螺合ネジ部
17 接続部材
18 石英閉止板
2 透光性石英外管
21 閉鎖部
211 閉鎖端部
212 貫通孔縁部
3 透光性石英内管
31 開口部
4 UVランプセット
41 UVランプ
42 プリント回路基板
43 反射カップ
a エアギャップ
b 伸長流路
d 出射方向
L1、L2 軸心線
s 閉空間
Claims (10)
- 対向する第1端部と、第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に設けられた環状周壁と、を含み、前記第1端部には吐水口及び流入口が設けられる筐体と、
前記筐体の内部に貫設しており、透光性石英外管の一端が前記吐水口に連通され、他端が前記第2端部に対応して配置され、閉鎖部を形成し、前記環状周壁との間にエアギャップを形成する透光性石英外管と、
前記透光性石英外管の内部に貫設しており、透光性石英内管の一端が前記流入口に連通され、他端には前記閉鎖部に対応して配置された開口部を有し、前記透光性石英外管との間に伸長流路を形成する透光性石英内管と、
前記第2端部と前記閉鎖部との間に取り付けられ、前記透光性石英外管に対応して照射するUVランプを備え、前記透光性石英外管の軸心線と前記透光性石英内管の軸心線と前記UVランプの出射方向とが重なるUVランプセットと、
を含む、水殺菌管。 - 前記筐体は、第1固定ベースと、第2固定ベースと、第1固定ベースと第2固定ベースとの間に固着された中空スリーブと、を含み、前記吐水口及び前記流入口が前記第1固定ベースに穿設され、前記環状周壁が前記中空スリーブに形成される、請求項1に記載の水殺菌管。
- 前記透光性石英外管及び前記透光性石英内管の一端は、各々前記第1固定ベースに挿入される、請求項2に記載の水殺菌管。
- 前記第1固定ベース及び前記第2固定ベースから各々螺合リングが延びており、前記中空スリーブの両端に2つの螺合ネジ部が設けられ、各前記螺合ネジ部を各前記螺合リングに締め付けられる、請求項2に記載の水殺菌管。
- 前記UVランプセットは、前記第2固定ベースに固定されたプリント回路基板を含み、前記UVランプが前記プリント回路基板に電気的に接続される、請求項2に記載の水殺菌管。
- 前記閉鎖部は、前記第2端部に近い前記透光性石英外管の末端が閉鎖端部から構成される、請求項5に記載の水殺菌管。
- 前記筐体は、接続部材をさらに含み、前記接続部材が前記第2固定ベースと前記透光性石英外管との間に介設され、かつ前記UVランプセットに周設され、前記閉鎖端部が前記接続部材に挿入され、前記接続部材は紫外線照射に耐えられる材料で製造される、請求項6に記載の水殺菌管。
- 前記第2端部に近い前記透光性石英外管の末端は、貫通孔縁部であり、前記閉鎖部が前記貫通孔縁部と前記第2端部で画成した閉空間によって構成される、請求項5に記載の水殺菌管。
- 前記貫通孔縁部は、前記第2固定ベースに挿入され、前記第2固定ベースに前記開口部と前記UVランプとの間に設けられた石英閉止板が挟まれ、前記閉空間が前記第2固定ベースと前記石英閉止板と前記開口部と前記貫通孔縁部との間に形成される、請求項8に記載の水殺菌管。
- 前記UVランプセットは、反射カップをさらに含み、前記反射カップが前記UVランプの外周縁に周設され、前記閉鎖部と前記プリント回路基板との間に介設される、請求項5に記載の水殺菌管。
Applications Claiming Priority (2)
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TW109200115U TWM595125U (zh) | 2020-01-03 | 2020-01-03 | 水質殺菌管 |
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TW (1) | TWM595125U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112158911A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-01-01 | 武汉慧达电子科技有限公司 | 一种过流式杀菌模组及上水器 |
CN114368800A (zh) * | 2020-10-15 | 2022-04-19 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 杀菌装置、热水器及用水设备 |
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