JP3225079U - 扇子 - Google Patents

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晃司 西川
晃司 西川
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Abstract

【課題】シンプルな構成で全体として一個の絵柄を構成することが容易な扇子を提供する。【解決手段】扇子1は、貫通孔部と、他の扇片部材に形成された貫通孔部に挿通されるガイド帯板部と、ガイド帯板部の一端に形成され、前記貫通孔部の孔幅よりも幅広な係止幅広部と、を備えた複数の扇片部材10、20、30、40が重ね合わされており、複数の扇片部材をずらして扇形状に開いた状態では、貫通孔部の孔縁と係止幅広部の外縁とが当接する。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の扇片部材が重ね合わされて構成される扇子に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているような、一方の側縁を山折れ、他方の側縁を谷折れにした係止代を備えた扇形片(扇片部材)を重ね合わせ、谷折れの係止代と隣接する扇片の山折れの係止代とが係合する紙製扇子が知られている。
特許第6062206号公報
しかしながら、特許文献1のような扇子にあっては、扇子に折り返された係止代分の厚みが余計に出てしまい外観が悪く、また折り返しの段差により扇子を開いた際に隣接する扇形片との絵柄合わせが困難で、例えば扇子全体でひとつの絵柄を表現することが困難であった。
本考案は、簡素な構造で薄型であり、隣接する扇片部材との間で絵柄合わせが容易であって外観の見栄えに優れた扇子を提供することを目的とする。
本考案は、扇片部材が複数重ね合わされ、重ね合わされた各扇片部材を貫く回動軸部によって各扇片部材が互いに回動自在に組み合わされて構成されている扇子であって、前記扇片部材には、貫通孔部を備える本体部と、帯板形状で前記貫通孔部に挿通可能な寸法のガイド帯板部と前記ガイド帯板部の一端に形成され、前記貫通孔部の孔幅よりも幅広な係止幅広部とを備えた、前記本体部と連続している連結部と、が含まれた扇片部材が含まれており、前記連結部が前記本体部側に折り返された状態で、前記ガイド帯板部は、重ね合わせ方向において奥側に隣接した他の扇片部材の本体部に形成された前記貫通孔部に挿通されており、前記複数の扇片部材を前記回動軸部を中心にずらして扇形状に開いた状態で、前記貫通孔部の孔縁と、当該貫通孔部に挿通されたガイド帯板部の一端に形成された前記係止幅広部の外縁と、が当接した状態となっていることを特徴とする扇子である。
かかる構成にあっては、扇片部材の意匠部分において連結部分がなく、扇片部材に余分な厚みが生じないため、極めて簡素な構造で構成される利点があると共に、隣接する扇片部材同士の絵柄合わせが容易となり、美観に優れるという利点がある。
また、重ね合わされた最奥の扇片部材の裏面には、当該裏面に露出する前記ガイド帯板部及び前記係止幅広部を被覆する被覆片部が設けられている構成が提案される。
かかる構成とすることにより、前記ガイド帯板部及び前記係止幅広部は、本体部に対して連結部を折り返して重ねた状態となること、かつ、上述のような被覆片部によって露出しない構成となることから、扇子を開いた状態において外観を美しく見せることができる。なお、かかる構成はあくまでも望ましい構成であり、ガイド帯板部や係止幅広部が、扇子を開いた際に視認可能に露出する構成を積極的に排除するものではない。
さらに、前記ガイド帯板部の他端には、前記複数の扇片部材を閉じて重ね合わせた状態で当該ガイド帯板部が挿通された貫通孔部の孔縁に当接する、開き方向規制部が形成されている構成が提案される。
かかる構成とすることにより、前記扇片部材が扇子を開く方向とは逆の方向に回動してしまうことを防止することができ、絵柄等の見せたい部位のみが確実に視認可能となる。
本考案にかかる扇子は、簡素な構造で薄型であり、隣接する扇片部材との間で絵柄合わせが容易であって外観の見栄えに優れた効果がある。
実施例にかかる、開いた状態の扇子を示す正面図である。 実施例にかかる各扇片部材のブランクを示す平面図である。 実施例にかかる扇子を閉じた状態を示し、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。 実施例にかかる扇子の貫通孔近傍の部分拡大説明図であり、(a)は扇子を閉じた状態を示し、(b)は扇子を開いた状態を示すものである。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜、設計変更が可能である。
扇子1は、図1に示すように、4枚の扇片部材10,20,30,40が重ね合わされ、重ね合わされた方向に沿って貫かれた回動軸部50によって各扇片部材10,20,30,40が互いに回動自在に組み合わされて構成されている。なお、回動軸部50は、例えば公知のハトメ部材を採用することができる。
扇片部材10,20,30,40は、図2に示すように、例えば一枚の紙製ブランクを所定形状とされたものであり、重ね合わせ方向に沿って最奥の第一の扇片部材10と、最も手前の第四の扇片部材40と、中間に配された第二の扇片部材20、第三の扇片部材30とで各々が異なる形状や絵柄とされている。以下、個別に説明する。なお、適宜、扇子1の回動軸部50側を基端側(下側)とし、反対側を先端側(上側)として説明する。なお、扇片部材10,20,30,40に使用する素材は、紙材に限定されず、他の素材でもよく、例えば透明性プラスチック材が用いられてもよい。
第一の扇片部材10は、細長扇形状の本体部11と、回動軸部50が配設される軸孔部12と、軸孔部12の先端側の位置に離間して配された長円形状の貫通孔部15と、軸孔部12寄りの端縁部に設けられた板形状の被覆片部13とを備えている。そして、本体部11の表面に、意匠面11aが形成されている。
第二の扇片部材20と第三の扇片部材30はそれぞれ、細長扇形状の本体部21,31と、回動軸部50が設けられる軸孔部22,32と、軸孔部22,32寄りの端縁部に配設される連結部23,33と、軸孔部22,32の先端側の位置に離間して配された長円形状の貫通孔部25,35とを備えている。なお、本体部21,31の表面には、意匠面21a,31aが形成されている。
さらに、上述の連結部23,33にはそれぞれ、湾曲帯形状のガイド帯板部27,37が設けられている。そして、ガイド帯板部27,37の一端(図2中左端部)には、貫通孔部15,25の孔幅よりも幅広な係止幅広部28,38が形成されている。これに対し、ガイド帯板部27,37の他端(図2中右端部)には、貫通孔部15,25の孔幅よりも幅広な開き方向規制部29,39が突出状に形成されている。なお、こうした連結部22,23は、後述するように、本体部21,31との境界を折り返し縁として、本体部21,31側に折り返した状態で組付けられる。
第四の扇片部材40は、細長扇形状の本体部41と、回動軸部50が設けられる軸孔部42と、軸孔部42寄りの端縁部に設けられた連結部43とを備えている。なお、扇片部材40は扇子1にあって最も手前に位置する扇片部材であり、本体部41の表面全体が意匠面41aとされている。
また、上述の連結部43には、扇片部材20,30の連結部23,33と同様に、湾曲帯形状のガイド帯板部47が設けられている。そして、ガイド帯板部47の一端(図2中左端部)には、貫通孔部35の孔幅よりも幅広な係止幅広部48が形成されている。これに対し、ガイド帯板部47の他端(図2中右端部)には、貫通孔部35の孔幅よりも幅広な開き方向規制部49が突出状に形成されている。なお、こうした連結部41は、後述するように、本体部41との境界を折り返し縁として、本体部41側に折り返した状態で組付けられる。
次に、扇子1の組み立て構造について説明する。
扇子1は、奥側から順に扇片部材10,20,30,40と重ね合わされ、扇片部材10の貫通孔部15に扇片部材20のガイド帯板部27が挿通され、扇片部材20の貫通孔部25に扇片部材30のガイド帯板部37が挿通され、扇片部材30の貫通孔部35に扇片部材40のガイド帯板部47が挿通されてなる。なお、各ガイド帯板部27,37,47を各貫通孔部15,25,35に挿通するときは、係止幅広部28,38,48を一度折り曲げた上で各貫通孔部15,25,35に挿通し、通過させた後、折り曲げた係止幅広部28,38,48を拡開させる。
このように構成された扇子1は、図3に示すように、扇子1を閉じた状態では、表側において扇片部材40の意匠面41aが視認でき、裏側において扇片部材10の本体部11の裏面側が視認可能となる。そしてこのとき、扇片部材10の裏面に露出する扇片部材20のガイド帯板部27等は、本体部11との境界縁で折り返された被覆片部13によって被覆される。具体的には、被覆片部13によって被覆される部位は、貫通孔部15と、扇片部材20のガイド帯板部27と、開き方向規制部29となる。かかる構成とすることにより、美観が損なわれないと共に、他の物が引っ掛ってガイド帯板部27等が破損したりすることもない。
そして、扇子1が閉じた状態にあっては、図4(a)に示すように、貫通孔部15,25,35の孔縁に開き方向規制部29,39,49が当接する。これにより、各扇片部材10,20,30,40が逆方向に開いてしまうことが防止される。また、各扇片部材10,20,30,40の意匠部位には、従来構成のように連結用の折り返し部がないため、スマートでシンプルなものとなり、収納も容易である。
これに対し、扇子1が完全に開いた状態にあっては、図4(b)に示すように、貫通孔部15,25,35の孔縁に係止幅広部28,38,48の外縁が当接する。これにより、適正位置まで各扇片部材10,20,30,40が回動し、各意匠面11a,21a,31a,41aが精緻に連続して視認可能となる。また、各扇片部材10,20,30,40を連結するにあたり、のり付けも不要である。また、係止幅広部28,38,48を貫通孔部15,25,35に係止させて回動角度を規制する構造であるため、強度も十分に確保できる。なお、意匠面11a,21a,31a,41aにおいては、互いに隣接する領域で折り返し部位がないため、絵柄合わせが極めて容易となる。また、連結部23,33,43を下側から折り返して各扇片部材10,20,30,40を連結する構成であるため、連結部扇子1が開いた状態で、係止幅広部28,38,48は表側からも裏側からも視認することができず、外観の見栄えに優れている。
ところで、第二の扇片部材20と第三の扇片部材30とにおいては、図2に示すように本体部21,31の基端部においてテーパー形状に幅狭となっているため、図1に示すように開いた状態としたときでも、回動軸部50周りにおいてはみ出さない構造となっている。
上記した実施例において、各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。また、例えば被覆片部13や連結部23,33,43の形状は特に限定されない。また、貫通孔部15,25,35の形状も、例えば三日月形状等であっても構わない。また、扇片部材の枚数は、3枚であったり5枚以上であったりしても構わない。また、意匠面11a,21a,31a,41aのみならず、本体部11,21,31,41の裏面側に別の意匠が施されていてもよい。また、回動軸部50が扇片部材10,20,30,40と一体的に形成されたものであってもよい。ところで、扇片部材10,20,30,40の枚数が増えた扇子1になると、各扇片部材10,20,30,40の幅寸法がそれぞれ小さくなり、扇子1を開いた際にガイド帯板部27,37,47や係止幅広部28,38,48が部分的に露出して視認可能となる場合がある。ただし、本考案は、ガイド帯板部27,37,47や係止幅広部28,38,48が視認可能に露出している構成を積極的に排除するものではない。
1 扇子
10,20,30,40 扇片部材
11,21,31,41 本体部
13 被覆片部
15,25,35 貫通孔部
23,33,43 連結部
27,37,47 ガイド帯板部
28,38,48 係止幅広部
29,39,49 開き方向規制部
50 回動軸部

Claims (3)

  1. 扇片部材が複数重ね合わされ、重ね合わされた各扇片部材を貫く回動軸部によって各扇片部材が互いに回動自在に組み合わされて構成されている扇子であって、
    前記扇片部材には、
    貫通孔部を備える本体部と、
    帯板形状で前記貫通孔部に挿通可能な寸法のガイド帯板部と前記ガイド帯板部の一端に形成され、前記貫通孔部の孔幅よりも幅広な係止幅広部とを備えた、前記本体部と連続している連結部と、
    が含まれた扇片部材が含まれており、
    前記連結部が前記本体部側に折り返された状態で、前記ガイド帯板部は、重ね合わせ方向において奥側に隣接した他の扇片部材の本体部に形成された前記貫通孔部に挿通されており、
    前記複数の扇片部材を前記回動軸部を中心にずらして扇形状に開いた状態で、前記貫通孔部の孔縁と、当該貫通孔部に挿通されたガイド帯板部の一端に形成された前記係止幅広部の外縁と、が当接した状態となっている
    ことを特徴とする扇子。
  2. 重ね合わされた最奥の扇片部材の裏面には、当該裏面に露出する前記ガイド帯板部及び前記係止幅広部を被覆する被覆片部が設けられている
    請求項1に記載の扇子。
  3. 前記ガイド帯板部の他端には、前記複数の扇片部材を閉じて重ね合わせた状態で当該ガイド帯板部が挿通された貫通孔部の孔縁に当接する、開き方向規制部が形成されている
    請求項1又は請求項2に記載の扇子。

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