JP3224502B2 - 積層金属板のプレス用金型 - Google Patents

積層金属板のプレス用金型

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JP3224502B2 JP30130495A JP30130495A JP3224502B2 JP 3224502 B2 JP3224502 B2 JP 3224502B2 JP 30130495 A JP30130495 A JP 30130495A JP 30130495 A JP30130495 A JP 30130495A JP 3224502 B2 JP3224502 B2 JP 3224502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板と副板を複数
枚積層して形成されるメタルガスケット等のような積層
金属板を結合する方法およびそのために使用されるプレ
ス用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数枚の金属板を重ね合わせ
て形成されるメタルガスケットは、図19に示すよう
に、シリンダブロックおよびシリンダヘッドの接合面か
ら外れた外周縁に舌片状の結合部41を形成し、この結
合部41に貫通穴を開けてはとめ5を形成したり、この
部分を溶接したりすることにより、複数枚の金属板を積
層方向で結合している。
【0003】しかしながら、はとめによる方法では結合
作業に手間がかかり、溶接による方法では作業の手間は
軽減されるが設備費がかかるため、結合作業を容易にす
る方法が要求されている。これに対して、特開平6−2
81011号公報には、メタルガスケットの結合をプレ
ス加工で行う方法が開示されている。この方法では、図
20〜22に示すように、積層された金属板に複数本の
互いに独立した切断線30aを形成すると同時に、切断
線30a間の金属板部分を積層板厚より大きな段差で積
層方向に突出させて突出部30bを形成し、さらに、前
記切断線30aの一部30cは引き伸ばしによる破断線
としてその切断端部にバリを形成している。
【0004】そして、この方法では、積層金属板同士の
切断線両端での被切断側端面と突出部端面との当たりに
よって、板面内でのずれのうち切断線の伸びる方向と交
差する方向のずれを防止し、バリのスプリングバックに
よって積層方向への金属板の抜けを防止するとしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平6−281011号公報に記載の結合構造では、バ
リのスプリングバックによって積層方向から見た場合に
バリの先端同士が重なり、この重なり部分が抜け止めと
なるとしているが、実際にはスプリングバックによる重
なりだけでは抜け止め効果が不十分であった。また、積
層金属板の板面内でのずれを全ての方向において防止す
るためには、図20や21のように、切断線を三本以上
形成する必要があり、このような結合構造を形成するた
めに使用する金型はかなり複雑な構造となり、壊れ易い
とともにコストも高いという問題点がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、積層方向における金属板
の抜けが十分に防止され、且つ金型形状を複雑にしなく
ても積層金属板の板面内でのずれを全ての方向において
防止することができ、しかも一回のプレス成形で行うこ
とのできる方法、およびその方法に使用されるプレス用
金型を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、積層された金属板に二本の
互いに独立した切断線を形成すると同時に、当該切断線
間の金属板部分を積層板厚より大きな段差で積層方向に
突出させて突出部を形成することにより、積層された金
属板同士を結合するために使用されるプレス用金型にお
いて、雄型の雌型との係合面に形成された係合凸部は、
金属板の積層厚より大きな寸法で突出した中央の突出面
と、この突出面から前記係合面に向けて傾斜した一対の
斜面とを有し、前記斜面の幅方向外形線とこれらを連結
する前記突出面の外形線とを刃状に形成してなる二本の
カットラインを有するとともに、雄型の前記突出面部で
のカットライン間隔を、これに対応する雌型のカットラ
イン間隔より所定寸法だけ小さく形成し、雌型および雄
型の少なくともいずれか一方の係合面の、両者の係合時
に前記突出面を受ける雌型の係合凹部にある両カットラ
インに沿うかこれより外側となる位置に、押圧凸部を形
成したことを特徴とするプレス用金型を提供する。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】このプレス用金型によれば、積層金属板を
挟んで雄型の係合凸部と雌型の係合凹部とを係合させる
際に、当該積層金属板は、前記斜面のカットラインでは
剪断されるが、前記突出面部のカットラインでは前記隙
間において積層方向に伸ばされて引張切断される。これ
により、二本の切断線間の金属板部分が積層板厚より大
きな段差で積層方向に突出し、この突出部は、中央部分
で被切断側の金属板表面から最も高く突出し、この中央
部分から前記金属板表面に向けて傾斜した斜面部分を有
する。
【0016】雄型と雌型との係合をさらに進めると、こ
のような切断の後に、押圧凸部と対向する係合面(また
は対向する押圧凸部同士)との間で積層金属板が加圧さ
れ、中央部分を切り離した積層金属板の被切断端部が押
しつぶされて前記隙間内に広がるため、突出部の切断端
部と金属板の被切断端部との重なり部分が十分に得られ
る。これによって、積層方向への抜けが確実に防止され
る。
【0017】そのため、この金型を用いれば、一度のプ
レス成形によって、二本の互いに独立した切断線と、当
該切断線間の金属板部分が積層板厚より大きな段差で積
層方向に突出した突出部と、で構成される結合構造を、
金属板の被切断端部が押しつぶされて広がった状態に形
成することができる。したがって、積層方向で金属板が
抜け難い結合構造を一度のプレス作業で簡単に形成する
ことができる。
【0018】請求項に係る発明は、請求項のプレス
用金型において、前記斜面は前記突出面から係合面に向
けて裾を広げて傾斜するように設けてあることを特徴と
するものである。このプレス用金型によれば、前記斜面
の幅方向外形線の係合面への投影線が、前記突出面から
放射状に広がる線となっているため、一度のプレス成形
によって以下に示す積層金属板の結合方法が容易に行わ
れる。この方法は、積層された金属板に二本の互いに独
立した切断線を形成するとともに、当該切断線間の金属
板部分を積層板厚より大きな段差で積層方向に突出させ
て突出部を形成することにより、積層された金属板同士
を結合する方法において、下記の〜を特徴とする方
法である。前記突出部を形成した後に金属板の被切断
端部を押しつぶして広げる。前記突出部は、被切断側
の金属板表面から最も高く突出した中央部分と、この中
央部分から前記金属板表面に向けて傾斜した一対の斜面
部分とで構成され、前記各切断線の前記斜面部分を形成
する計4つの斜面形成部分を、周方向で隣合うもの同士
が積層板面内で異なる二方向を向くように形成する。
前記斜面形成部分は、前記中央部分から放射状に広がる
線に沿うものである。 この方法によれば、切断線を長く
とりながら、突出部の立ち上がり幅も広くとれるため、
突出部の立ち上がり部分での強度を保持しながら、積層
板面内での金属板間のずれを確実に防止することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。先ず、図1〜図6によって、本発
明のプレス用金型の一実施形態について説明する。図1
〜3は雄型を示し、図1は雌型との係合面側を示す平面
図であり、図2はそのA−A線断面図、図3はB−B線
断面図である。
【0020】これらの図に示すように、この雄型1は、
縦断面が略台形である係合凸部10を円柱の端面である
係合面11の中央部に形成したものであり、この係合凸
部10は、係合面11の中央から寸法Tで突出した小円
形の突出面12と、この突出面12から係合面11に向
けて傾斜した一対の斜面13aとを有している。なお、
寸法Tは結合される積層板の厚さより大きな寸法であ
る。また、この斜面13aは、突出面12の小円弧12
aから係合面11上の大円弧11bに向けて、裾を広げ
つつ180°離れた側に傾斜している。
【0021】また、斜面13aの幅方向外形線は、平面
視において、係合面11をなす円の中心11aを中心と
して90°間隔で放射状に伸びる放射状部分14aと、
この放射状部分14aと突出面12の小円弧12aの各
端点とを結ぶ円弧部分14bとで構成されている。この
放射状部分14aおよび円弧部分14bと、突出面12
の斜面13aが連続しない円弧12bとからなる突出線
K(放射状部分14a、円弧部分14b、円弧12b、
円弧部分14b、および放射状部分14aの順に連続す
る線)に沿って、カットラインが形成されている。
【0022】図4〜6は雌型を示し、図4は雄型との係
合面側を示す平面図であり、図5はそのC−C線断面
図、図6はD−D線断面図である。これらの図に示すよ
うに、この雌型2は、円柱の端面を係合面21とし、こ
の係合面21に、前述の雄型1の係合凸部10を受ける
係合凹部20を有するものである。この係合凹部20
は、円柱の軸方向に垂直な断面形状が係合凸部10の平
面形状に等しく、軸方向に貫通する穴として形成され、
底面を有していない。そして、雄型1の突出線Kに対応
する係合面21上の線H(放射状部分24a、円弧部分
24b、円弧22b、円弧部分24b、および放射状部
分24aの順に連続)に沿ってカットラインが形成され
ている。
【0023】この線Hの放射状部分24aは、雄型1と
の係合時に、突出線Kの放射状部分14aとの間に隙間
が生じない(剪断に必要な通常の隙間は有する)ように
形成されているが、円弧部分24bおよび円弧22b
は、雄型1との係合時に、突出線Kの円弧部分14bお
よび円弧12bとの間に所定の隙間(剪断ではなく引張
切断されるための隙間)が生じるように、円弧22bを
含む円の直径A(図5に表示)を雄型1の円弧12bを
含む円の直径a(図2に表示)より所定寸法だけ大きく
してある。
【0024】また、この雌型2は、平面視で係合凹部2
0の円弧部分24bおよび円弧22bを内周線25aと
し、係合面21と中心21aが同じで円弧22bより少
し外側の円弧を外周線25bとし、突出面を係合面21
と平行にした押圧凸部25を有している。すなわち、こ
の押圧凸部25は、雌型2の係合凹部20の両カットラ
インに沿って形成されている。また、この凸部25の係
合面21からの突出高さtは前記雄型1の係合凸部10
の高さTより十分に小さく設定し、これらの高さt,T
と、結合される積層金属板の厚さLとは、下記の(1)
式の関係に設定してある。
【0025】(T−t)>L ……(1) このような雄型1の係合面11と雌型2の係合面21と
の間に積層金属板Sを挟んで、図7および8に示すよう
に雄型1を雌型2に挿入することにより、図9〜11に
示すような、二本の互いに独立した切断線3aと、これ
らの切断線3a間の金属板部分が積層板厚より大きな段
差で積層方向に突出された突出部3bとで構成される結
合構造3が形成される。また、突出部3bは、被切断側
の金属板表面Vから最も高く突出した中央部分32と、
この中央部分32から前記表面Vに向けて裾を広げつつ
傾斜した一対の斜面部分33とで構成されている。な
お、図9は結合構造3の平面図、図10は図9のE−E
線断面図、図11はF−F線断面図に相当する。
【0026】図7は、図1のB−B線断面に沿った面で
の雄型1の雌型2への挿入状態を示す断面図であり、雄
型1の突出面12によって突出部3bの中央部分32が
形成され、雄型1の斜面13aによって斜面部分33が
形成される。また、図9に示すように、各切断線3aの
斜面部分33をなす斜面形成部分34aは、平面視で中
央部分32の中心点32Aから90°間隔で放射状に伸
びるため、積層金属板同士の切断線3a両端での被切断
側端面37(図10に表示)と斜面部分33の端面との
当たりによって、積層金属板Sの板面の全ての方向にお
ける金属板間のずれが防止される。すなわち、図9
(b)に示すように、各斜面形成部分34aは矢印で示
す方向のズレに対して抵抗となるため、90°ずつ離れ
た四方向全てのズレを防止できる。
【0027】図8は、図1のA−A線断面に沿った面で
の雄型1の雌型2への挿入直前状態と挿入状態を示す断
面図であり、図8(a)は挿入直前状態を、(b)は挿
入状態を示す。これらの図が示すように、雄型1の係合
凸部10の突出面12部でのカットラインP1 間隔(寸
法a)が、これに対応する雌型2の係合凹部20のカッ
トラインP2 間隔(寸法A)より小さいため、突出部の
中央部分32の両端は、係合凸部10の進入によって、
雄型1と雌型2とのカットラインP1 ,P2 の寸法差
(A−a)のために生じる隙間M内で積層方向に伸ばさ
れて引張切断される。これにより、中央部分32の切断
端部32aは抜け方向に大きな抵抗となるギザギザの断
面になる。これに加えて、雄型1の係合面11が積層金
属板Sの上面S1 に達した後は、雌型2の凸部25の上
面と雄型1の係合面11との間で積層金属板Sが加圧さ
れることによって、中央部分32を切り離した積層金属
板Sの被切断端部36が押しつぶされて隙間M内に広が
るため、切断端部32aと被切断端部36との重なり部
分が十分に得られる。これによって、積層方向への抜け
が確実に防止される。
【0028】なお、本実施形態の方法では、円形の中央
部分32から一対の斜面部分33が裾を広げて傾斜する
結合構造3を形成しているが、形成する結合構造3の平
面形状は、図12〜14に示すようなものでもよい。図
12に示す結合構造では、中央部分32の形状を正方形
とし、その対向する二辺から斜面部分33が裾を広げて
傾斜するようにし、切断線3aの斜面形成部分34aは
中央部分32の中心点32Aから放射状に広がってい
る。
【0029】図13に示す結合構造では、切断線3aを
中央部分32と斜面部分33とで連続する円弧状にして
いる。この円弧は、中央部分32の中心点32Aから放
射状に伸びる直線O1 ,O2 を接線とするものである。
図14に示す結合構造では、突出部3bの一対の斜面部
分33は、楕円状の中央部分32から積層板表面に向け
て裾を窄めつつ傾斜した形状となっており、切断線3a
の斜面形成部分34aは積層板面内で放射状になってい
る。この構造では、図9の実施形態や図12および13
の場合と同様に、積層板面内のすべての方向における金
属板のずれが防止されるが、斜面形成部分34aが中央
部分32から外側に窄まるように形成されているため、
切断線3aを同じ長さにした場合の斜面部分33の立ち
上がり部分38の幅が狭くなって、突出部3bの立ち上
がり部分38での強度が小さくなる。これに対して、図
9、12、および13に示したように、切断線3aの斜
面形成部分34aが中央部分32から外側に広がる形状
であると、突出部3bの立ち上がり部分38での強度が
高くなるため好ましい。
【0030】また、切断線3aの斜面形成部分34a
は、前述の図9、12、および13のように、必ずしも
中央部分32の中心点32Aから放射状に広がる線に沿
っている必要はなく、周方向で隣合うもの同士が積層板
面内で異なる二方向を向くように形成されていれば、積
層金属板Sの板面の全ての方向における金属板間のずれ
が防止される効果を有する。
【0031】また、前述のプレス用金型においては、雌
型2の係合面21に押圧凸部25を設けているが、この
押圧凸部25は雄型1の係合面11の対応する位置に設
けてもよく、雄型1および雌型2の両方に設けてあって
もよい。また、この押圧凸部25は、係合時に雄型1の
突出面12を受ける雌型2の係合凹部20にある両カッ
トラインP2 に必ずしも一致する位置に形成する必要は
なく、図15に示すように、両カットラインP2 に一致
する部分に凹部26を設けることによって、両カットラ
インP2 の外側に押圧凸部25を設けてもよい。これに
より、積層金属板Sは前述の隙間Mによって積層方向に
引張切断された後に、この凹部26内で図8の場合より
も多く横方向に伸ばされるため、金属板を積層方向によ
り抜け難くすることができる。
【0032】また、図16に示すように、雄型1の突出
面部のカットラインP1 間の断面を、両カットラインP
1 側より中心側が突出する形状にして、図17に示すよ
うに、突出部3bの図9のF−F線断面図で両切断線3
a側が中心側より被切断側の金属板S面に近づくよう
に、突出部3bを押圧変形させると、金属板の積層方向
への抜けに対して、突出部3bが幅(前記二本の切断線
3a間の寸法)を広げて変形するようになる。すなわ
ち、金属板が抜け方向に離れようとすると、突出部3b
の切断線3a側の端部が金属板側の端部に引っ掛かり、
その抜け方向の力が大きくなる程、突出部3bがその幅
を広げる方向に変形する。これにより、突出部3bの切
断端と金属板の被切断端部とが積層方向において重なる
ため、積層方向における金属板の抜けが確実に防止され
る。
【0033】図18は、前記実施形態の方法で積層構造
のメタルガスケットを結合した例を示す平面図であり、
この例では従来のはとめによる結合と同様に外周縁に形
成した舌状の結合部41に前記実施形態の結合構造3を
形成しているが、この結合構造3は従来のはとめと異な
り一方の面側にのみ突出するため、このような結合部4
1を外周縁に必ずしも設ける必要はなく、これによって
メタルガスケットの外周縁の形状を簡単にすることがで
きる。
【0034】すなわち、シリンダヘッドとシリンダブロ
ックの水孔同士をメタルガスケットで連通させる必要が
ない場合には、シリンダヘッドに水孔を開口しないた
め、その位置に前述のような結合構造3を形成すること
ができる。また、シリンダヘッドまたはシリンダブロッ
クのメタルガスケットとの接合面に、軽量化等を目的に
して鋳抜き穴が設けてある場合も、メタルガスケットに
はこれに対応する穴を設ける必要がないので、その位置
に前述のような結合構造3を配置して、当該鋳抜き穴に
向けて突出部3bを突出させればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
のプレス用金型によれば、積層方向での金属板が抜け難
い結合構造を一度のプレス作業で簡単に形成することが
できるため、積層金属板の結合作業にかかる時間を短く
することができる。特に請求項2のプレス用金型によれ
ば、積層方向における金属板の抜けが確実に防止され、
且つ積層板面内の全ての方向における金属板間のずれが
二本の切断線によって確実に防止され、且つ突出部の立
ち上がり部分での強度も保持される理想的な結合構造
が、一度のプレス成形によって簡単に形成される。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】前記実施形態における雄型の雌型との係合面側
を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】前記実施形態における雌型の雄型との係合面側
を示す平面図である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図4のD−D線断面図である。
【図7】図1のB−B線断面に沿った雄型と雌型との係
合状態を示す断面図である。
【図8】図1のA−A線断面に沿った雄型と雌型との係
合状態を示す断面図であり、(a)は雄型の雌型への挿
入直前状態を、(b)は挿入状態を示す。
【図9】前記実施形態における結合構造を示す平面図で
あり、(a)はこの結合構造の各構成を、(b)は切断
線の斜面形成部分の作用をそれぞれ説明するためのもの
である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】図9のF−F線断面図である。
【図12】前記実施形態とは異なる結合構造を示す平面
図である。
【図13】前記実施形態とは異なる結合構造を示す平面
図である。
【図14】前記実施形態とは異なる結合構造を示す平面
図である。
【図15】積層金属板の結合方法の一実施形態を示す概
略断面図である。
【図16】層金属板の結合方法の一実施形態を示す概
略断面図である。
【図17】図16に示す方法で形成される突出部の切断
線間の断面形状を示す断面図である。
【図18】前記実施形態をメタルガスケットに適用した
例を示す平面図である。
【図19】メタルガスケットの結合方法の従来例を示す
平面図である。
【図20】メタルガスケットの結合方法の別の従来例を
示す平面図である。
【図21】メタルガスケットの結合方法の別の従来例を
示す平面図である。
【図22】メタルガスケットの結合方法の別の従来例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 雄型 2 雌型 3a 切断線 3b 突出部 10 係合凸部 11 雌型との係合面 12 突出面 13a 斜面 20 係合凹部 21 雄型との係合面 25 押圧凸部 32 中央部分 32a 突出部の切断端部 33 斜面部分 34a 斜面形成部分 36 被切断端部 S 積層金属板 P1 雄型のカットライン P2 雌型のカットライン a 雄型の突出面部でのカットライン間隔 A 雌型の突出面部でのカットライン間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 39/03 B21D 37/00 F16B 4/00 F16J 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された金属板に二本の互いに独立し
    た切断線を形成すると同時に、当該切断線間の金属板部
    分を積層板厚より大きな段差で積層方向に突出させて突
    出部を形成することにより、積層された金属板同士を結
    合するために使用されるプレス用金型において、雄型の雌型との係合面に形成された係合凸部は、金属板
    の積層厚より大きな寸法で突出した中央の突出面と、こ
    の突出面から前記係合面に向けて傾斜した一対の斜面と
    を有し、前記斜面の幅方向外形線とこれらを連結する前
    記突出面の外形線とを刃状に形成してなる二本のカット
    ラインを有するとともに、 雄型の前記突出面部でのカットライン間隔を、これに対
    応する雌型のカットライン間隔より所定寸法だけ小さく
    形成し、 雌型および雄型の少なくともいずれか一方の係合面の、
    両者の係合時に前記突出面を受ける雌型の係合凹部にあ
    る両カットラインに沿うかこれより外側となる位置に、
    押圧凸部を形成したことを特徴とするプレス用金型
  2. 【請求項2】 前記斜面は前記突出面から係合面に向け
    て裾を広げて傾斜するように設けてあることを特徴とす
    る請求項1記載のプレス用金型
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