JP3223368U - 昇降式作業台船 - Google Patents

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Abstract

【課題】台船本体の昇降時における荷重移し替え工程の目視確認の待機時間を削減することで、台船本体の昇降作業の効率を向上させる昇降式作業台船を提供する。【解決手段】昇降式作業台船は、上下に配列されたパッド12を有するレグ10と、台船本体Sと、昇降装置1とを備え、昇降装置は、台船本体に固定されたハウジング20と、ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されてパッドに係脱可能な第1の係合手段33を備える第1フレーム30と、ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されパッドに係脱可能な第2の係合手段43を備える第2フレーム40と、第1及び第2フレームをハウジングに対して軸方向に相対移動させる第1及び第2のシリンダ50、60とを備え、第1のシリンダのストローク量がパッドの1ピッチに一致し、第2のシリンダのストローク量が荷重の移し替え可能なストローク量で第1のシリンダのストローク量より短い。【選択図】図1

Description

本考案は、昇降式作業台船に関する。
一般に、海面上での海洋土木作業時には、作業の内容に応じて必要な機器類を搭載して作業を行うための作業場所を確保する必要がある。このような海面上の作業場所として作業台船が用いられている。
この種の作業台船として、例えば、図10に示すように、台船本体Sと、海底に着底することで固定された複数のレグ110…110と、各レグ110に対して台船本体Sを昇降させる昇降装置100とを備えた昇降式作業台船が知られている。
昇降装置100は、通例、台船本体Sの四隅にそれぞれ設けられて、台船本体Sをレグ110に沿って昇降させるように構成されている。これにより、例えば、台船本体Sを波浪の届かない高さまで上昇させた状態を維持することができる。その結果、波浪等による台船本体Sの動揺を防止することができ、海上における作業効率および精度が高められ得る。
昇降装置100は、図11〜図12に示すように、複数のパッド112…112を備えたレグ110が挿通されるとともに台船本体Sに固定されたハウジング120と、ハウジング120に対して上下方向(レグ110の軸方向)に相対移動可能に収容されるとともに、複数のパッド112…112に係脱可能な第1の係合手段133を備えた上側フレーム130と、ハウジング120に対して相対移動不可に(固定された状態で)収容されるとともに複数のパッド112…112に係脱可能な第2の係合手段143を備えた下側フレーム140と、上側フレーム130をハウジング120に対して相対移動させる昇降シリンダ150とが備えられている。
具体的には、レグ110は、上下に延びる円筒部111と、該円筒部111の外周壁から外側に向けて凸設された複数のパッド112…112とを有している。複数のパッド112…112は、周方向に等間隔で配置されているとともに、上下方向に等ピッチで配列されている。ハウジング120は、円筒状に形成されるとともに、ハウジング120の天井部122には、レグ110を挿通するための開口123が設けられている。
上側フレーム130は、全体として円筒状に形成される本体部131を有するとともに、該本体部131には、レグ110が挿通されている。上側フレーム130は、後述の昇降シリンダ150を介してハウジング120と連結されている。
第1の係合手段133は、上側フレーム130に内包されている。第1の係合手段133は、上側フレーム130よりも小径の円筒部134と、円筒部134の上部の内周壁から内側に向けて凸設された複数の係合部135…135とを有している。
図12Aに示す非係合状態において、複数の係合部135…135は、レグ110の複数のパッド112…112とは、平面視(軸方向に見て)でオーバラップしない位置に設けられている。第1の係合手段133は、レグ110と、ハウジング120に対して、上下方向(軸方向)および周方向に相対移動可能に取り付けられている。
第1の係合手段133の円筒部134の外周壁には、腕部136が接合されている。腕部136は、上側フレーム130の本体部131に設けられた開口部131aを通って、ハウジング120の内周壁と上側フレーム130の外周壁との間の径方向位置まで延びている。
腕部136の径方向外側の端部には、ロック用シリンダ137の一端部が連結されている。ロック用シリンダ137の他端部は、連結部材131bを介して上側フレーム130に接続されている。腕部136は、ロック用シリンダ137の伸縮によって、上側フレーム130の開口部131aに沿って移動する。これにより、腕部136に連結されている第1の係合手段133がレグ110に対して、周方向移動可能とされている。
ロック用シリンダ137の伸縮によって、第1の係合手段133の係合部135…135と、レグ110の複数のパッド112…112とが、図12Aに示すオーバラップしない状態(非係合状態)と、図12Bに示す平面視(軸方向にみて)でオーバラップする状態(係合状態)とを選択できるようになっている。
図11に示すように、第1の係合手段133の各係合部135は、レグ110の径方向(側面視)から見て、レグ110の各パッド112に対して上側から係合可能とされている。
図12Aに示すように、昇降シリンダ150は、上側フレーム130の外周壁に沿って等間隔に4本設けられている。各昇降シリンダ150の下端部は、接続部材151を介して上側フレーム130に接続され、上端部は、ハウジング120の天井部122に接続部材152を介して接続されている。昇降シリンダ150の伸縮により、上側フレーム130とハウジング120とが、軸方向(上下方向)において相対移動可能となっている。
昇降シリンダ150のストローク量は、レグ110の複数のパッドの上下方向のピッチと同じ長さに設定されている。これにより、昇降シリンダ150が1ストロークするときに、台船本体Sは、軸方向(上下方向)に1ピッチ昇降される。
図12Aに示すように、下側フレーム140は、上側フレーム130と同様に、円筒部材141で形成され、下側フレーム140は、図示しない連結部材を介してハウジング120の内壁面に固定されている。これにより、下側フレーム140は、ハウジング120に対して相対移動不可能となっている。
第2の係合手段143は、第1の係合手段133と同様に、下側フレーム140に内包されている。第2の係合手段143は、下側フレーム140よりも小径の円筒部144と、円筒部144の上部の内周壁から内側に向けて凸設された複数の係合部145…145とを有している。第2の係合手段143は、レグ110に対して、周方向に相対移動可能に取り付けられている。
図12Aに示す非係合状態において、複数の係合部145…145は、レグ110の複数のパッド112…112とは、平面視(軸方向に見て)でオーバラップしない位置に設けられている。第2の係合手段143は、レグ110に対して、上下方向(軸方向)および周方向に相対移動可能に取り付けられている。
第2の係合手段143の円筒部144の外周壁には、第1の係合手段133と同様に、腕部146が接合されている。腕部146は、下側フレーム140の円筒部材141に設けられた開口部141aを通って、ハウジング120の内周壁と下側フレーム140の外周壁との間の径方向位置まで延びている。
腕部146の径方向外側の端部には、ロック用シリンダ147の一端部が連結されており、ロック用シリンダ147の他端部は、接続部材141bを介して下側フレーム140に連結されている。腕部146は、ロック用シリンダ147の伸縮によって、下側フレーム140の開口部141aに沿って移動する。これにより、腕部146に連結されている第2の係合手段143がレグ110に対して、周方向移動可能とされている。
ロック用シリンダ147の伸縮によって、第2の係合手段143の係合部145…145と、レグ110の複数のパッド112…112とが、第1の係合手段133と同様に、図12Aに示すオーバラップしない状態(非係合状態)と、図12Bに示す平面視(軸方向)でオーバラップする状態(係合状態)とを選択できるようになっている。
図11に示すように、第2の係合手段143の各係合部145は、レグ110の径方向(側面視)から見て、レグ110の各被係合部(パッド)112に対して上側から係合可能とされている。
ここで、以上のように構成された昇降式作業台船の昇降動作について図11〜図14を用いて説明する。
図11は、ステップ1として、昇降装置100の昇降開始時点の状態を示している。ステップ1では、昇降シリンダ150がストロークエンドまで伸びた状態とすることで、上側フレーム130がハウジング120に対して最下端となる位置(下側フレーム140の僅かに上方)に配置されている。
このとき、上側フレーム130および下側フレーム140の第1および第2の係合手段133、143の各係合部135、145は、レグ110の各パッド112に対して、平面視において上下方向でオーバラップした状態となっている(図12B参照)。
第1の係合手段133の各係合部135は、図11の矢印aで示すように、レグ110の各パッド112に着地し、第2の係合手段143の各係合部145は、図11の矢印bで示すように、レグ110の各パッド112から僅かに浮いた状態となっている。したがって、台船本体S(ハウジング)は、第1の係合手段133を介してレグ110に支持されているので、台船本体Sの荷重が第1の係合手段133に作用した状態となる。
図13(a)は、ステップ2として、第1の係合手段133に作用している荷重を第2の係合手段143へ移し替える荷重移し替え工程を示している。ステップ2では、図13(a)の白抜き矢印で示すように昇降シリンダ150が僅かに短縮されることで、ハウジング120がレグ110に対して相対的に下降する(台船本体Sの荷重が第1の係合手段133に作用した状態なので、相対的にハウジング120が下降する)。
このとき、下側フレーム140は、ハウジング120に固定されているので、下側フレーム140もレグ110に対して下降されて、図13(a)の矢印aに示すように第2の係合手段143がレグ110のパッド112に着地した状態になる。これにより、台船本体Sの荷重が第1の係合手段133から第2の係合手段143に移し替えされる。
その後、さらに昇降シリンダ150が縮められると、下側フレーム140の動作は、第2の係合手段143とレグ110のパッド112とによって規制されているので、上側フレーム130が上昇する。上側フレーム130の上昇によって、図13(a)の矢印bに示すように、第1の係合手段133がレグ110の被係合部112から浮いた状態になる。ステップ2の動作で、台船本体Sの荷重が上側フレーム130側から下側フレーム140側に移し替えされて、台船本体Sの荷重が第2の係合手段143に作用した状態となる。
ステップ2の荷重の移し替え工程は、第1の係合手段133の各係合部135がレグ110の各パッド112から浮いたことと、第2の係合手段143の各係合部145がレグ110の各パッド112に着地していることが、作業者によって目視確認される。
図13(b)は、ステップ3として上側フレーム130をレグ110に対して軸方向(上下方向)に相対移動可能とするための工程と、ステップ4として上側フレーム130を上昇させる行程とを示している。
ステップ3は、上側フレーム130をレグ110に対して軸方向(上下方向)に相対移動可能とするための工程である。図13(b)の矢印で示すように、第1の係合手段133を周方向に回転させることによって、第1の係合手段133とレグ110の複数のパッド112…112とが、平面視で重複しない状態となる(図12A参照)。
ステップ4では、昇降シリンダ150が縮小端まで短縮されることで、上側フレーム130がレグ110に対して相対的に上昇する。このとき、台船本体Sは、第2の係合手段143によってレグ110に支持された状態を維持する。
図14(a)は、ステップ5として、上側フレーム130が上昇した状態を維持するために、第1の係合手段133の各係合部135をレグ110の各パッド112に対して係合可能な状態とする工程と、ステップ6として、第2の係合手段143に作用している荷重を第1の係合手段133に移し替える荷重移し替え工程とを示している。
ステップ5では、矢印で示すように、第1の係合手段133を周方向に回転させることによって、第1の係合手段133の各係合部135とレグ110の各パッド112とが平面視でオーバラップする状態となる(図12B参照)。
ステップ6では、図14(a)の白抜き矢印で示すように昇降シリンダ150が僅かに伸長されると、台船本体Sの荷重が第2の係合手段143に作用した状態なので、ハウジング120がレグ110に対して移動しないため、上側フレーム130および第1の係合手段133がレグ110に対して相対的に下降する。その結果、第1の係合手段133の各係合部135が、レグ110の各パッド112に着地する(図14(a)矢印a参照)。
その後、さらに昇降シリンダ150が伸長されると、上側フレーム130の下降動作は、第1の係合手段133の各係合部135とレグ110の各パッド112とによって規制されているので、下側フレーム140がレグ110に対して相対的に上昇する。下側フレーム140の上昇によって、第2の係合手段143の各係合部145がレグ110の各パッド112から僅かに浮いた状態となる(図14(a)矢印b参照)。これにより、台船本体Sの荷重が下側フレーム140から上側フレーム130に移動される。
このとき、台船本体Sの荷重移し替え工程は、第1の係合手段133の各係合部135がレグ110の各パッド112に着地していることと、第2の係合手段143の各係合部145がレグ110の各パッド112から浮いたことが、作業者によって目視確認されることで完了する。
図14(b)は、ステップ7として、下側フレーム140をレグ110に対して軸方向(上下方向)に相対移動可能とするための工程と、ステップ8として、台船本体Sを上昇させる行程とを示している。
ステップ7では、矢印で示すように、第2の係合手段143を周方向に回転させることによって、第2の係合手段143の各係合部145とレグ110の各パッド112とが、平面視で重複しない状態となる(図12B参照)。これにより、下側フレーム140および下側フレーム140に固定されたハウジング120と台船本体Sとがレグ110に対して軸方向に相対移動可能となる。
ステップ8では、昇降シリンダ150がストロークエンドまで伸長されることで、ハウジング120と台船本体Sとが、第1の係合手段133を基準にレグ110に対して相対的に上昇する。このとき、ハウジング120に相対移動不能に連結された下側フレーム140も同時にレグ110に対して相対的に上昇する。
以上のように、従来の昇降装置では、ステップ1〜ステップ8を1サイクルとすると、台船本体Sは、1サイクル毎に1ストローク昇降する。台船本体Sは、ステップ1〜ステップ8を繰り返すことで、所望の位置まで昇降させることができる。
このように動作される昇降式作業台船では、1サイクルのうち、ステップ1〜ステップ7の間は、台船本体Sが上昇することのない待機ステップとなる。
ところで、前述のように、昇降装置は、通例、台船の四隅にそれぞれ設けられて台船を昇降させるように構成される(図10参照)。このため、例えば、複数の昇降装置のうちの一つが上昇動作を実行中に、他の昇降装置が待機状態にある場合、台船本体S自体が傾斜する虞がある。これに対して、上昇動作中の一つの昇降装置の上昇動作を一旦停止し、待機状態とすることで、台船本体Sの傾斜が抑制される。しかしながら、上昇動作を一旦停止することは、台船本体の上昇を鈍らせてしまい、台船本体の上昇に相当の時間を要することになる。
特に、従来技術のように、油圧シリンダを用いた昇降装置は、油圧シリンダを僅かに伸縮させることで、一方の各係合部を各パッドに着地させるとともに、他方の各係合部を各パッドから浮かせた状態で維持することで荷重の移し替えを行う待機ステップ(ステップ2およびステップ6)が存在する。
このとき、油圧シリンダは中間ストロークで台船本体を保持することとなり、不安定な状態となる。そのため、この荷重の移し替えは、作業者の目視確認によって実行されるとともに、作業者は油圧シリンダの操作を習熟する必要がある。さらに、このような作業者による目視確認は、昇降装置に備えられた全ての油圧シリンダにおいて実施されるため、時間と人員を要する。すなわち、待機時間を短縮するためには、改善の余地がある。
そこで、本考案では、昇降式作業台船において、台船本体の昇降時における荷重移し替え工程の目視確認のための待機時間を削減することで、台船本体の昇降作業の効率を向上させる(作業工程を短縮する)ことを課題とする。
まず、請求項1に記載の考案は、海底に着底することで固定された複数のレグと、前記複数のレグに沿って昇降可能な台船本体と、該台船本体を昇降させる昇降装置と、を備えた昇降式作業台船であって、前記複数のレグは、上下方向に延びるとともに上下に間欠的に並べて配置された複数の被係合部を有し、前記昇降装置は、前記複数のレグそれぞれが挿通可能とされるとともに前記台船本体に固定されたハウジングと、該ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されるとともに、前記被係合部に係脱可能な第1の係合手段を備えた第1フレームと、前記ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されるとともに、前記被係合部に係脱可能な第2の係合手段を備えた第2フレームと、前記第1フレームを前記ハウジングに対して軸方向に相対移動させる第1のシリンダと、前記第2フレームを前記ハウジングに対して軸方向に相対移動させる第2のシリンダと、を備え、前記第1のシリンダの最大ストローク量は、前記複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致するように設定され、前記第2のシリンダのストローク量は、前記第1および第2の係合手段のうち、前記台船本体の荷重を受けている一方の係合手段から他方の係合手段に荷重の移し替え可能なストローク量を有するとともに、前記第1のシリンダのストローク量よりも短く設定されていることを特徴とする。
なお、荷重の移し替え可能なストローク量とは、第1の係合手段と第2の係合手段のうち、台船本体の荷重が作用していない一方の係合手段が被係合部に着地した状態となり、かつ、台船の荷重が作用している他方の係合手段が被係合部から浮いた状態となるストローク量のことを意味する。
また、請求項2に記載の考案は、前記請求項1に記載の考案において、前記第1および第2の係合手段は、係合時に荷重を受けるとともに、荷重を除去することで係合解除可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、前記請求項1または前記請求項2に記載の考案において、前記第2のシリンダには、荷重の移し替えの状態を検出する荷重の移し替えセンサが取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の考案は、前記請求項1から前記請求項3のいずれか1項に記載の考案において、前記第2フレームには、前記ハウジングと前記第2フレームとを軸方向に相対移動させる第3のシリンダがさらに備えられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、前記請求項4に記載の考案において、前記第3のシリンダの最大ストローク量は、前記複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致していることを特徴とする。
また、請求項6に記載の考案は、前記請求項4または前記請求項5に記載の考案において、前記第1のシリンダが短縮されるときに前記第2の係合手段が前記レグに係合されるとともに前記第3のシリンダが伸長され、前記第3のシリンダが短縮されるときに前記第1の係合手段が前記レグに係合されるとともに前記第1のシリンダが伸長されることで、前記台船本体が昇降されるように構成されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の考案は、前記請求項4から前記請求項6のいずれか1項に記載の考案において、前記第2のシリンダと前記第3のシリンダとは、シリンダ本体が一本化された両ロッド式であることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、第2のシリンダのストローク量が、荷重の移し替えのためのストローク量(第1の係合手段と第2の係合手段のうち、台船本体の荷重が作用していない一方の係合手段が被係合部に着地した状態となり、台船本体の荷重が作用している他方の係合手段が被係合部から浮いた状態となるストローク量)に設定されているので、従来技術のステップ2およびステップ6のうように、荷重の移し替えのために昇降用のシリンダを中間ストロークのような不安定な状態(僅かに伸縮させた状態)で保持することなく台船本体をレグに対して相対的に昇降させることができる。
したがって、荷重の移し替え工程(ステップ2およびステップ6)における作業者による目視確認を省略することができるので、油圧シリンダを操作するための作業員の習熟の必要もなく、ストロークの端点で荷重の移し替えを完了させることができる。
その結果、例えば、周方向に複数の係合手段および被係合部が設けられる場合においても、すべての係合状態を作業員が目視確認することなく、台船本体を昇降させることができるので、台船本体の昇降時における作業工程および作業工程内の待機時間を短縮することができる。
また、第1のシリンダのストローク量が、複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致しているので、第1のシリンダの1ストロークによって、台船本体をレグに対して1ピッチ昇降させることができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、第1および第2の係合手段は、係合時に荷重を受けるとともに、荷重を除去することで係合解除可能に構成されているので、一方の係合手段が荷重を受ける係合状態で他方は荷重を受けない係合解除可能状態であるときに、他方の係合手段に荷重を作用させることで、一方の係合手段を係合解除可能状態とされ得る。これにより、一方の係合手段から他方の係合手段に荷重の移し替えが行われる。
また、請求項3に記載の考案によれば、第2のシリンダには、荷重の移し替えの状態を検出する荷重の移し替えセンサが取り付けられているので、作業者による目視確認なしに、例えば、第2のシリンダの油圧が所定値に達したときに荷重の移し替えの完了を判定することができる。これにより、台船本体の昇降を自動運転によって実行することができる。
また、請求項4に記載の考案によれば、第1フレームおよび第2フレームは、ハウジングに対して軸方向移動可能とされるとともに、それぞれハウジングに連結された第1のシリンダおよび第3のシリンダを備えているので、第1フレームおよび第2フレームは、それぞれ独立した状態で台船本体をレグに対して相対的に昇降させ得る。
これにより、一方側のシリンダの伸長動作によって台船本体を昇降させる場合に、これと並行して、他方側のシリンダは、台船本体を昇降の準備のために短縮動作をすることができる。その後、一方側のシリンダの伸長動作時の後の短縮動作時には、他方側のシリンダを伸長させることによって、台船本体をレグに対して相対的に昇降させることができる。その結果、台船本体の昇降を準備するためのシリンダの短縮動作のみを行う待機ステップを削減することができる。
具体的には、従来技術のように、油圧シリンダを用いた昇降装置は、油圧シリンダの伸長によって台船本体をハウジングに対して相対的に昇降させるため、次に油圧シリンダを伸長させるために、伸長された油圧シリンダを短縮する待機ステップ(ステップ4)が必要となる。これに対して、本願考案では、第1のシリンダの短縮と並行して、第3のシリンダを伸長させることで、第2フレームを基準としてハウジングおよび台船本体をレグに対して相対的に昇降させることができる。したがって、従来の待機ステップにおいて、昇降ステップを並行して行うことができるので、昇降動作中の待機ステップのみを行うステップを削減することができる。
また、請求項5に記載の考案によれば、第3のシリンダのストローク量が、複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致しているので、第1のシリンダまたは第3のシリンダの1ストロークによって、台船本体をレグに対して1ピッチ昇降させることができる。
また、請求項6に記載の考案によれば、一方のシリンダが待機ステップであるときに、他方のシリンダによって台船本体を昇降させることができるので、待機ステップを削減することができる。
具体的には、第1の係合手段がフリーの状態で第1のシリンダを短縮して次の昇降の準備のための待機ステップのときに、第2の係合手段をレグに係合して台船本体を支持するとともに第3のシリンダを伸長して台船本体をレグに対して相対的に昇降させ、第2の係合手段がフリーの状態で第3のシリンダを短縮して、次の昇降の準備のための待機ステップのときに、第1の係合手段をレグに係合して台船本体を支持するとともに第1のシリンダを伸長して台船本体をレグに対して相対的に昇降させることができる。
また、請求項7に記載の考案によれば、第2のシリンダと、第3のシリンダとが、ハウジング内において周方向を異ならせてそれぞれ配置される場合に比べて、ハウジング内の限られたスペースにおけるレイアウト効率が高められ得る。例えば、第1のシリンダと、第3のシリンダとがそれぞれ4本ずつ設けられるとともに、互いに周方向に異なる位置に配置され、第1および第3のシリンダと干渉しない位置に第2のシリンダを配置する場合に比して、第2のシリンダを配置するためのスペースを確保しやすい。
本考案に係る昇降式作業台船の昇降装置全体を示す断面図。 非係合状態における第1フレームと第1の係合手段とレグとの関係を示す図1におけるY1−Y1断面図。 係合状態における第1フレームと第1の係合手段とレグとの関係を示す図1におけるY1−Y1断面拡大図。 非係合状態における第2フレームと第2の係合手段とレグとの関係を示す図1におけるY2−Y2断面図。 ステップ1で台船本体の荷重が第1の係合手段に作用している場合の第1および第2の係合手段の各係合部とレグの各パッド、および、荷重移替用シリンダの状態を示す図1の部分拡大図。 ステップ2で第1の係合手段から第2の係合手段に台船本体の荷重が移し替えられるときの(a)昇降装置全体を示す断面図、および、(b)第1および第2の係合手段の各係合部とレグの各パッド、および、荷重移替用シリンダの状態を示す図5(a)における部分拡大図。 ステップ3で第1の係合手段が係合解除されるときの(a)昇降装置全体を示す断面図、および、(b)第1および第2の係合手段の各係合部とレグの各パッド、および、荷重移替用シリンダを示す図6(a)における部分拡大図。 ステップ4で下側昇降用シリンダの伸長によって台船が上昇するときの(a)昇降装置全体を示す断面図、および、(b)第1および第2の係合手段の各係合部とレグの各パッド、および、荷重移替用シリンダの状態を示す図7(a)における部分拡大図。 (a)ステップ5で第2の係合手段が係合されるときの昇降装置全体を示す断面図、および、(b)ステップ6で第2の係合手段から第1の係合手段に台船本体の荷重が移し替えられるときの昇降装置全体を示す断面図。 (a)ステップ7で第2の係合手段が係合解除されるときの昇降装置全体を示す断面図、および、(b)ステップ8で上側昇降用シリンダの伸長によって台船が上昇するときの昇降装置全体を示す断面図。 昇降式作業台船が海面に浮遊した状態を示した説明図。 従来の昇降式作業台船の昇降装置全体を示す断面図。 非係合状態における第1フレームと第1の係合手段とレグとの関係を示す図11におけるX1−X1断面図。 係合状態における第1フレームと第1の係合手段とレグとの関係を示す図11におけるX1−X1断面図。 (a)ステップ2で第1の係合手段から第2の係合手段に荷重が移し替えられ、ステップ3で第1の係合手段を係合解除するときの昇降装置の部分拡大図、および、(b)ステップ4で昇降用シリンダが短縮され、ステップ5で第1の係合手段が係合されるときの昇降装置の部分拡大図。 (a)ステップ6で、第2の係合手段から第1の係合手段に荷重が移し替えられ、ステップ7で第2の係合手段の係合が解除されるときの昇降装置の部分拡大図、および、(b)ステップ8で昇降用シリンダの伸長によって台船が上昇するときの昇降装置の部分拡大図。
以下、本考案に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
本実施形態における昇降式作業台船Pは、図10に示すように、海洋の作業位置に対応する位置となるように、複数のレグ10をその海底に着底させて立設固定させ、この立設固定したレグ10に沿って台船本体Sを昇降装置1によって昇降自在に構成されている。昇降装置1…1は、台船本体Sの四隅にそれぞれ設置される。
図1は、本考案の実施形態に係る昇降式作業台船Pの昇降装置1の構成を示す断面図である。図1に示すように、昇降装置1は、被係合部としての複数のパッド12…12を有するレグ10が挿通されるとともに台船本体Sに固定されたハウジング20と、ハウジング20に対して上下方向(レグ10の軸方向)に相対移動可能に収容されるとともに、複数のパッド12…12に係脱可能な第1の係合手段33を備えた第1フレーム30と、ハウジング20に対して上下方向(レグ10の軸方向)に相対移動可能に収容されるとともに、複数のパッド12…12に係脱可能な第2の係合手段43を備えた第2フレーム40と、第1フレーム30とハウジング20とを相対移動可能にする第1のシリンダとしての上側昇降用シリンダ50と、第2フレーム40とハウジング20とを相対移動可能にする第3のシリンダとしての下側昇降用シリンダおよび第2のシリンダとしての荷重移替用シリンダ60、70とが備えられている。
図1および図2に示すように、レグ10は、上下に延びる円筒部11と、該円筒部11の外周壁から外側に向けて凸設された複数のパッド12…12とを有している。複数のパッド12…12は、上下方向に等ピッチLで配列されている。複数のパッド12…12は、レグ10の円筒部11の周方向においても円筒部11の外周壁に沿って等間隔に配置されている。
ハウジング20は、円筒状に形成される本体部21を有し、本体部21の上端部は円板状の天井部22によって閉じられている。天井部22には、レグ10を挿通するための開口23が設けられる。開口23には、レグ10の挿通をガイドするための円筒状のガイド部材24が嵌め込まれるとともに、例えば溶接によって接合されている。
ハウジング20の本体部21の下端部には、中央部にレグ10挿通用の開口部を有する円板状のフランジ部材25が接合されている。ハウジング20は、フランジ部材25を介して台船本体Sの上面に固定されている。
本体部21の内周面21aには、該内周面21aと、天井部22の下面22aと、ガイド部材24の外周面24aと、フランジ部材25の上面25aとを繋ぐとともに、上下方向に延びる複数のリブ26…26が設けられている。
複数のリブ26…26は、周方向に並ぶ一対のリブ26、26によって、後述する上側昇降用シリンダ50および下側昇降用シリンダ60をそれぞれ挟むように配置されている。
第1フレーム30は、レグ10が貫通する円筒部31と、円筒部31の上端部および下端部の内周壁から内側に向けて凸設された複数の凸設部32…32とを有している。複数の凸設部32…32と、レグ10の複数のパッド12…12とは、第1フレーム30にレグ10が挿通された状態において、平面視で(軸方向に見て)オーバラップしない位置に設けられている(図2参照)。
第1フレーム30の円筒部31の内周側には、第1の係合手段33が内包されている。 第1フレーム30の円筒部31には、第1の係合手段33に連結された腕部36を第1フレーム30の外周側に貫通させるための開口部31aが設けられている。
第1の係合手段33は、第1フレーム30の円筒部31よりも小径の円筒部34と、円筒部34の上部の内周壁から内側に向けて凸設された複数の係合部35…35とを有している。
複数の係合部35…35は、後述する非係合状態では、第1フレーム30の複数の凸設部32…32に対応した周方向位置に設けられている(図2A参照)。第1の係合手段33は、レグ10およびハウジング20に対して、上下方向(軸方向)および周方向に相対移動可能に取り付けられている。
第1の係合手段33の円筒部34の外周壁には、腕部36が接合されている。腕部36は、第1フレーム30の円筒部31に設けられた開口部31aを通って、ハウジング20の内周壁と第1フレーム30の外周壁との間の径方向位置まで延びている。
腕部36の径方向外側の端部には、ロック用シリンダ37の一端部が連結されている。ロック用シリンダ37の他端部は、上側昇降用シリンダ50の下端部を支持するフランジ部51に取り付けられた連結部材38を介して第1フレーム30に連結されている。腕部36は、ロック用シリンダ37の伸縮によって、第1フレーム30の開口部31aに沿って移動する。これにより、腕部36に連結されている第1の係合手段33がレグ10に対して、周方向の移動が可能とされている。
ロック用シリンダ37のロッドの伸縮によって、第1の係合手段33の係合部35…35と、レグ10の複数のパッド12…12とが、図2Aに示すオーバラップしない状態(非係合状態)と、図2Bに示す平面視(軸方向にみて)でオーバラップする状態(係合可能状態)とを選択できるようになっている。
図1に示すように、第1の係合手段33の各係合部35は、レグ10の径方向(側面視)から見て、レグ10の各被係合部(パッド)12に対して上側から係合可能とされている。これにより、第1の係合手段33は、係合可能状態にあるときに荷重を受けることで係合され、荷重を除去することで係合解除可能とされるように構成されている。
第1フレーム30は、複数の上側昇降用シリンダ50…50を介してハウジング20に連結されている。各上側昇降用シリンダ50は、油圧発生源としての油圧ポンプ(図示せず)から吐出される作動油により駆動され、第1フレーム30をハウジング20に対して上下方向(レグ10の軸方向)に相対移動させる(昇降させる)油圧シリンダである。上側昇降用シリンダ50の伸縮により、第1フレーム30とハウジング20とが、軸方向(上下方向)において相対移動可能となっている。
具体的に、上側昇降用シリンダ50は、第1フレーム30の外周壁に沿って等間隔に4本設けられている。各上側昇降用シリンダ50の上端部は、ハウジング20に連結され、下端部は、第1フレーム30に連結されている。各上側昇降用シリンダ50の上端部は、ハウジング20の天井部22に設けられた上側昇降用シリンダ50挿通用の開口部27に挿通されるとともに、該天井部22の上面側に設けられたフランジ部材52を介してハウジング20に連結されている。各上側昇降用シリンダ50の下端部は、例えば、第1フレーム30の外周壁に接合されたフランジ部51を介して第1フレーム30に連結されている。
なお、第1の係合手段33は、第1フレーム30に内包されるとともに、第1の係合手段33の円筒部34が、凸設部32…32と平面視でオーバラップしているので、第1フレーム30が軸方向に移動する場合には、第1フレーム30の動作に追従してハウジング20に対して軸方向移動することが可能となっている。
各上側昇降用シリンダ50の最大ストローク量は、レグ10の複数のパッド12…12の1ピッチLと一致するように設定されているので、各上側昇降用シリンダ50を1ストロークさせることで、第1フレーム30をレグ10に対して相対的に1ピッチずつ昇降させることができる。
図3に示すように、第2フレーム40は、第1フレーム30と同様に、レグ10が貫通する円筒部41と、円筒部41の上端部および下端部の内周壁から内側に向けて凸設された複数の凸設部42…42とを有している。複数の凸設部42…42と、レグ110の複数のパッド12…12とは、第2フレーム40にレグ10が挿通された状態において、平面視(軸方向)でオーバラップしない位置に設けられている。
第2フレーム40の円筒部41の内周側には、第2の係合手段43が内包されている。第2フレーム40の円筒部41には、第2の係合手段43に連結された腕部46を第2フレーム40の外周側に貫通させるための開口部41aが設けられている。
第2の係合手段43は、円筒部44と、第2フレーム40の複数の凸設部42…42に対応した周方向位置に設けられた複数の係合部45…45とを有している。第2の係合手段43は、レグ10と、ハウジング20に対して、上下方向(軸方向)および周方向に相対移動可能に取り付けられている。
第2の係合手段43の円筒部44の外周壁には、第1の係合手段33と同様に、腕部46が接合されている。腕部46は、第2フレーム40の円筒部41に設けられた開口部41aを通って、ハウジング20の内周壁と第2フレーム40の外周壁との間の径方向位置まで延びている。
腕部46の径方向外側の端部には、ロック用シリンダ47の一端部が連結されており、ロック用シリンダ47の他端部は、連結部材41bを介して第2フレーム40に連結されている。腕部46は、ロック用シリンダ47の伸縮によって、第2フレーム40の開口部41aに沿って移動する。これにより、腕部46に連結されている第2の係合手段43がレグ10に対して、周方向移動可能とされている。
ロック用シリンダ47の伸縮によって、第2の係合手段43の係合部45…45と、レグ10の複数のパッド12…12とが、第1の係合手段33と同様に、図3に示すオーバラップしない状態(非係合状態)と、図2Bに示す平面視(軸方向)でオーバラップする状態(係合状態)とを選択できるようになっている。
図1に示すように、第2の係合手段43の各係合部45は、レグ10の径方向(側面視)から見て、レグ10の各被係合部(パッド)12に対して上側から係合可能とされている。これにより、第2の係合手段43は、第1の係合手段33同様に、係合可能状態にあるときに荷重を受けることで係合され、荷重を除去することで係合解除可能とされるように構成されている。
以上の構成に加えて、本考案の昇降装置1には、さらに、第2フレーム40とハウジング20とを相対移動可能にする複数の下側昇降用シリンダ60…60および複数の荷重移替用シリンダ70…70が備えられている。
各下側昇降用シリンダ60および各荷重移替用シリンダ70は、上側昇降用シリンダ50と同様に、油圧源としての油圧ポンプ(図示せず)から吐出される作動油により駆動され、第2フレーム40をハウジング20に対して上下方向(レグ10の軸方向)に相対移動させる(昇降させる)油圧シリンダである。
複数の下側昇降用シリンダ60…60は、第2フレーム40の外周壁に沿って等間隔に4本設けられているとともに、上側昇降用シリンダ50と周方向に異なる位置(例えば、45度ずれた位置)に配置されている。各下側昇降用シリンダ60の上端部は、各荷重移替用シリンダ70を介してハウジング20に連結され、各下側昇降用シリンダ60の下端部は、第2フレーム40に接合されたフランジ部61を介して第2フレーム40の外周壁に連結されている。
各下側昇降用シリンダ60および各荷重移替用シリンダ70の伸縮により、第2フレーム40がハウジング20に対して上下方向(レグ10の軸方向)に相対移動(昇降)が可能に構成されている。
各下側昇降用シリンダ60のストローク量は、各上側昇降用シリンダ50のストローク量およびレグ10の複数のパッド12…12の1ピッチLと一致するように設定されているので、下側昇降用シリンダ60を1ストロークさせることで、第2フレーム40をレグ10に対して相対的に1ピッチずつ昇降させることができる。
複数の荷重移替用シリンダ70…70は、下側昇降用シリンダ60と同様に、第2フレーム40の外周壁に沿って等間隔に4本設けられているとともに、上側昇降用シリンダ50と周方向に異なる位置(例えば、45度ずれた位置)に配置されている。
各荷重移替用シリンダ70の上端部は、例えば、一対のリブ26、26を介してハウジング20に連結され、各荷重移替用シリンダ70の下端部は、各下側昇降用シリンダ60を介して第2フレーム40に連結されている。
各荷重移替用シリンダ70のストローク量は、上側昇降用シリンダ50および下側昇降用シリンダ60のストローク量よりも短く設定されている。具体的には、第1の係合手段33と第2の係合手段43との間で荷重を移し替えるためのストローク量(例えば、第1の係合手段33の各係合部35をレグ10の各パッド12から浮かせるとともに、第2の係合手段43の各係合部45をレグ10の各パッド12に着地させるためのストローク量)とされて、荷重移し替えのための機能を有している。
本実施形態においては、各下側昇降用シリンダ60と各荷重移替用シリンダ70とは、平面視でオーバラップした位置に配置されているとともに、各下側昇降用シリンダ60の上端部と各荷重移替用シリンダ70の下端部とが一体的に形成される両ロッド式の油圧シリンダが用いられる。
また、荷重移替用シリンダ70には、荷重の移し替えの状態を検出する荷重の移し替えセンサとして、荷重移替用シリンダ70の油圧を検出する油圧センサ80が取り付けられている。これにより、荷重移替用シリンダ70のストローク量を検出することができるので、荷重移替用シリンダ70のストローク端における油圧を検出することで、荷重の移し替えの完了を判定することができる。
ここで、このように構成された昇降式作業台船Pの昇降動作について図1〜図9を用いて説明する。
図1および図4は、ステップ1として、昇降装置1の昇降開始時点の状態を示しているステップ1では、上側昇降用シリンダ50がストロークエンドまで伸びた状態とされ、下側昇降用シリンダ60および荷重移替用シリンダ70が短縮された状態とされる。これにより、第1フレーム30および第2フレームは、ハウジング20の中央付近において、最も近接した状態で配置されている。
このとき、第1フレーム30および第2フレーム40の第1および第2の係合手段33、43の各係合部35、45は、レグ10の各パッド12に対して、平面視において上下方向でオーバラップした状態となっている(図2B参照)。
第1の係合手段33の各係合部35は、図4の矢印aで示すように、レグ10の各パッド12に着地し、第2の係合手段43の各係合部45は、図4の矢印bで示すように、レグ10の各パッド12から僅かに浮いた状態となっている。したがって、台船本体S(ハウジング20)は、第1の係合手段33を介してレグ10に支持されているので、台船本体Sの荷重が第1の係合手段33に作用した状態となる。
図5(a)および(b)は、ステップ2として、第1の係合手段33に作用している荷重を第2の係合手段43へ移動する荷重移し替え工程を示している。ステップ2では、荷重移替用シリンダ70がストロークエンドまで伸びた状態とされることで、ハウジング20がレグ10に対して相対的に下降する(台船本体Sの荷重が第1の係合手段33に作用した状態なので、相対的にハウジング20が下降する)。
このとき、第2フレーム40は、ハウジング20に固定されているので、第2フレーム40もレグ10に対して下降されて、図5(b)の矢印aに示すように第2の係合手段43の各係合部45がレグ10の各パッド12に着地した状態になる。これにより、台船本体Sの荷重が第1の係合手段33から第2の係合手段43に移し替えられる。
さらに、第2フレーム40の動作は、第2の係合手段43の各係合部45とレグ10の各パッド12とによって規制されているので、第1フレーム30が上昇する。第1フレーム30の上昇によって、図5(b)の矢印bに示すように、第1の係合手段33の各係合部35がレグ10の各パッド12から浮かせた状態になる。ステップ2の動作で、台船の荷重が第1フレーム30から第2フレーム40に移動されて、台船本体Sの荷重が第2の係合手段43に作用した状態となる。
台船本体Sの荷重の移し替えは、油圧センサ80等によって、荷重移替用シリンダ70の油圧が所定値に達したことが検出されることで、第1の係合手段33の各係合部35がレグ10の各パッド12から浮いたことと、第2の係合手段43の各係合部45がレグ10の各パッド12に着地していることが判定される。これにより、従来のような目視確認による荷重の移し替えの確認作業を削減することができる。また、例えば、制御装置によって、荷重の移し替えのステップ完了が判定されたときに、動作をステップ3に進めるように構成しておけば、台船本体の昇降を自動的に行うことができる。
図6(a)および(b)は、ステップ3として、第1フレーム30をレグ10に対して軸方向(上下方向)に相対移動可能とするための工程を示している。ステップ3では、矢印で示すように、第1の係合手段33を周方向に回転させることによって、第1の係合手段33の各係合部35とレグ10の各パッド12とが、平面視で重複しない状態となる(図2A参照)。
図7(a)および(b)は、ステップ4として、台船本体S(ハウジング20)を上昇させるとともに、第1フレーム30を上昇させる行程を示している。ステップ4では、下側昇降用シリンダ60をストロークエンドまで伸長することで、台船本体S(ハウジング20)が第2の係合手段43を基準にレグ10に対して相対的に上昇する。このとき、上側昇降用シリンダ50が縮小端まで短縮されることで、第1フレーム30がレグ10に対して相対的に上昇する。
したがって、ステップ1〜ステップ4の間に、台船本体Sを1ストローク上昇させることができ、待機ステップは、従来の7ステップからステップ1〜ステップ3の3ステップのみに削減される。
その後、さらに台船本体Sを上昇させる場合、上述のステップ1とは異なる初期状態のステップ5〜ステップ1の初期状態となるステップ8を実行する。図8および図10を用いて、ステップ5〜ステップ8を具体的に説明する。
図8(a)は、ステップ5として、上側昇降用シリンダ50による昇降の準備のために、第1の係合手段33の各係合部35をレグ10の各パッド12に対して係合可能な状態とする工程を示している。ステップ5では、矢印で示すように、第1の係合手段33を周方向に回転させることによって、第1の係合手段33の各係合部35とレグ10の各パッド12とが平面視でオーバラップする状態となる(図2B参照)。
図8(b)は、ステップ6として、第2の係合手段43に作用している荷重を第1の係合手段33に移動する荷重移し替えのための工程を示している。ステップ6では、荷重移替用シリンダ70が短縮される。このとき、台船本体Sの荷重が第2の係合手段43に作用した状態なので、ハウジング20がレグ10に対して移動しないため、第1フレーム30および第1の係合手段33がレグ10に対して相対的に下降する。その結果、第1の係合手段33の各係合部35が、レグ10の各パッド12に着地する(図4矢印a参照)。
さらに、第1フレーム30の下降動作は、第1の係合手段33の各係合部35とレグ10の各パッド12とによって規制されているので、第2フレーム40がレグ10に対して相対的に上昇する。第2フレーム40の上昇によって、第2の係合手段43の各係合部45がレグ10の各パッド12から僅かに浮いた状態となる(図4矢印b参照)。これにより、台船本体Sの荷重が第2の係合手段43から第1の係合手段33に移し替えられる。
このとき、台船本体Sの荷重の移し替えは、油圧センサ80等によって、荷重移替用シリンダ70の油圧が所定値に達したことが検出されることで、第1の係合手段33の各係合部35がレグ10の各パッド12に着地していることと、第2の係合手段143の各係合部145がレグ110の各パッド112から浮いたことが判定される。これにより、従来のような目視確認による荷重の移し替えの確認作業を削減することができる。
図9(a)には、ステップ7として、第2フレーム40をレグ10に対して軸方向(上下方向)に相対移動可能とするための工程が示されている。ステップ7では、矢印で示すように、第2の係合手段43を周方向に回転させることによって、第2の係合手段43の各係合部45とレグ10の各パッド12とが、平面視で重複しない状態となる(図2A参照)。これにより、第2フレーム40がレグ10に対して軸方向に相対移動可能となる。
図9(b)は、ステップ8として、台船本体Sを上昇させる行程を示している。ステップ8では、上側昇降用シリンダ50がストロークエンドまで伸長されることで、台船本体S(ハウジング20)が第1の係合手段33を基準にレグ10に対して相対的に上昇する。このとき、下側昇降用シリンダ60が縮小端まで短縮されることで、第2フレーム40がレグ10に対して相対的に上昇する。
したがって、ステップ5〜ステップ8の間に、台船本体Sを1ストローク上昇させることができ、待機ステップは、ステップ1〜ステップ4同様に、ステップ5〜ステップ7の3ステップのみに削減できる。
以上のように、ステップ1〜ステップ8を繰り返すことで、台船本体Sを所望の位置まで上昇させることができる。このように動作される昇降式作業台船では、ステップ1〜ステップ8の間に、2ストローク台船本体Sを上昇させることができるとともに、台船本体Sを1ストローク上昇させる場合の待機ステップを従来の7ステップから3ステップに削減することができる。
なお、台船本体Sの下降動作については、前述の上昇動作とは逆のステップにより下降することができる。
以上のように、本考案の昇降式作業台船Pによれば、荷重移替用シリンダ70の最大ストローク量が、荷重の移し替えのためのストローク量(第1の係合手段33と第2の係合手段43のうち、台船本体Sの荷重が作用していない一方の係合手段が被係合部に着地した状態となり、台船本体Sの荷重が作用している他方の係合手段が被係合部から浮いた状態となるストローク量)に設定されているので、従来技術のステップ2およびステップ6のうように、荷重の移し替えのために昇降用のシリンダを中間ストロークのような不安定な状態(僅かに伸縮させた状態)で保持することなく台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させることができる。
したがって、荷重の移し替え工程(ステップ2およびステップ6)における作業者による目視確認を省略することができるので、油圧シリンダを操作するための作業員の習熟の必要もなく、ストロークの端点で荷重の移し替えを完了させることができる。
その結果、例えば、周方向に複数の係合手段の各係合部35、45および各パッド12が設けられる場合においても、すべての係合状態を作業員が目視確認することなく、台船本体Sを昇降させることができるので、台船本体Sの昇降時における作業工程および作業工程内の待機時間を短縮することができる。
また、第1および第2の係合手段33、43は、係合時に荷重を受けるとともに、荷重を除去することで係合解除可能に構成されているので、一方の係合手段が荷重を受ける係合状態で他方は荷重を受けない係合解除可能状態であるときに、他方の係合手段に荷重を作用させることで、一方の係合手段を係合解除可能状態とされ得る。これにより、一方の係合手段から他方の係合手段に荷重の移し替えが行われる。
また、荷重の移し替えの状態を検出する油圧センサ80を有しているので、作業者による目視確認なしに、例えば、荷重移替用シリンダ70の油圧が所定値に達したときに荷重の移し替えの完了を判定することができるので、台船本体Sの昇降を自動運転によって実行することができる。
また、第1フレーム30および第2フレーム40は、ハウジング20に対して軸方向移動可能とされるとともに、それぞれハウジング20に連結された上側昇降用シリンダ50および下側昇降用シリンダ60を備えているので、第1フレーム30および第2フレーム40は、それぞれ独立した状態で台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させ得る。
これにより、一方側のシリンダの伸長動作によって台船本体を昇降させる場合に、これと並行して、他方側のシリンダは、台船本体を昇降の準備のために短縮動作をすることができる。その後、一方側のシリンダの伸長動作時の後の短縮動作時には、他方側のシリンダを伸長させることによって、台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させることができる。その結果、台船本体Sの昇降を準備するためのシリンダの短縮動作のみを行う待機ステップを削減することができる。
具体的には、従来技術のように、油圧シリンダを用いた昇降装置は、油圧シリンダの伸長によって台船本体Sをハウジング20に対して相対的に昇降させるため、次に油圧シリンダを伸長させるために、伸長された油圧シリンダを短縮する待機ステップ(ステップ4)が必要となる。これに対して、本願考案では、上側昇降用シリンダ50の短縮と並行して、下側昇降用シリンダ60を伸長させることで、第2フレーム40を基準としてハウジング20および台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させることができる。したがって、従来の待機ステップにおいて、昇降ステップを並行して行うことができるので、昇降動作中の待機ステップのみを行うステップを削減することができる。
また、上側昇降用シリンダ50および下側昇降用シリンダ60のストローク量が、複数のパッド12の上下方向の1ピッチに一致しているので、上側昇降用シリンダ50および下側昇降用シリンダ60の1ストロークによって、台船本体Sをレグ10に対して1ピッチ昇降させることができる。
また、一方のシリンダが待機ステップであるときに、他方のシリンダによって台船本体を昇降させることができるので、待機ステップを削減することができる。
具体的には、第1の係合手段33がフリーの状態で上側昇降用シリンダ50を短縮する次の昇降の準備のための待機ステップのときに、第2の係合手段43をレグ10に係合して台船本体Sを支持するとともに下側昇降用シリンダを伸長して台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させることができる。一方、第2の係合手段43がフリーの状態で下側昇降用シリンダ60を短縮する。次の昇降の準備のための待機ステップのときに、第1の係合手段33をレグ10に係合して台船本体Sを支持するとともに上側昇降用シリンダ50を伸長して台船本体Sをレグ10に対して相対的に昇降させることができる。
また、荷重移替用シリンダ70と、下側昇降用シリンダ60とが、ハウジング20内において周方向を異ならせてそれぞれ配置される場合に比べて、ハウジング20内の限られたスペースにおけるレイアウト効率が高められ得る。例えば、上側昇降用シリンダ50と、下側昇降用シリンダ60とがそれぞれ4本ずつ設けられるとともに、互いに周方向に異なる位置に配置され、上側および下側昇降用シリンダ50、60と干渉しない位置に荷重移替用シリンダ70を配置する場合に比して、荷重移替用シリンダ70を配置するためのスペースを確保しやすい。
なお、本考案は、上記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、昇降時のストローク用の上側昇降用シリンダ50と、下側昇降用シリンダ60と、荷重移替用シリンダ70を有する構成としたが、必ずしも下側昇降用シリンダ60を備える必要はない。この場合、台船本体Sの昇降は、従来のように上側昇降用シリンダ50の伸長によって行ってもよい。
また、例えば、本実施形態においては、荷重の移し替えの完了を荷重移替用シリンダ70に設けられた油圧センサ80によって判定する例を説明したが、油圧センサに代えてストロークセンサ等が用いられてもよい。
また、例えば、本実施形態においては、上側および下側昇降用50、60のストローク量は、レグ10の複数のパッド12…12の上下方向の1ピッチに一致する例を用いて説明したが、上側および下側昇降用50、60のストローク量は、レグ10の1ピッチ以上のストロークを有する油圧シリンダを用いてもよい。
また、本考案は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範囲から逸脱することなく、各種変形および変更を行うことも可能である。
以上のように、本発明によれば、昇降式作業台船において、台船本体の昇降時における荷重移し替え工程の目視確認のための待機時間を削減することで、台船本体の昇降作業の効率を向上させることが可能となるから、この種の昇降式作業台船を備えた台船の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 昇降装置
10…10 複数のレグ
12…12 複数のパッド(複数の被係合部)
20 ハウジング
30 第1フレーム
33 第1の係合手段
40 第2フレーム
43 第2の係合手段
50…50 上側昇降用シリンダ(第1のシリンダ)
60…60 下側昇降用シリンダ(第3のシリンダ)
70…70 荷重移替用シリンダ(第2のシリンダ)
80…80 荷重の移し替えセンサ
P 昇降式作業台船
S 台船本体

Claims (7)

  1. 海底に着底することで固定された複数のレグと、
    前記複数のレグに沿って昇降可能な台船本体と、
    該台船本体を昇降させる昇降装置と、を備えた昇降式作業台船であって、
    前記複数のレグは、上下方向に延びるとともに上下に間欠的に並べて配置された複数の被係合部を有し、
    前記昇降装置は、
    前記複数のレグそれぞれが挿通可能とされるとともに前記台船本体に固定されたハウジングと、
    該ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されるとともに、前記被係合部に係脱可能な第1の係合手段を備えた第1フレームと、
    前記ハウジングに対して軸方向に移動可能に収容されるとともに、前記被係合部に係脱可能な第2の係合手段を備えた第2フレームと、
    前記第1フレームを前記ハウジングに対して軸方向に相対移動させる第1のシリンダと、
    前記第2フレームを前記ハウジングに対して軸方向に相対移動させる第2のシリンダと、を備え、
    前記第1のシリンダの最大ストローク量は、前記複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致するように設定され、
    前記第2のシリンダのストローク量は、前記第1および第2の係合手段のうち、前記台船本体の荷重を受けている一方の係合手段から他方の係合手段に荷重の移し替え可能なストローク量を有するとともに、前記第1のシリンダのストローク量よりも短く設定されていることを特徴とする昇降式作業台船。
  2. 前記第1および第2の係合手段は、係合時に荷重を受けるとともに、荷重を除去することで係合解除可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の昇降式作業台船。
  3. 前記第2のシリンダには、荷重の移し替えの状態を検出する荷重の移し替えセンサが取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇降式作業台船。
  4. 前記第2フレームには、前記ハウジングと前記第2フレームとを軸方向に相対移動させる第3のシリンダがさらに備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の昇降式作業台船。
  5. 前記第3のシリンダの最大ストローク量は、前記複数の被係合部の上下方向の1ピッチに一致していることを特徴とする請求項4に記載の昇降式作業台船。
  6. 前記第1のシリンダが短縮されるときに前記第2の係合手段が前記レグに係合されるとともに前記第3のシリンダが伸長され、前記第3のシリンダが短縮されるときに前記第1の係合手段が前記レグに係合されるとともに前記第1のシリンダが伸長されることで、前記台船本体が昇降されるように構成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の昇降式作業台船。
  7. 前記第2のシリンダと前記第3のシリンダとは、シリンダ本体が一本化された両ロッド式であることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の昇降式作業台船。
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