JP3223049U - 容器及び物品排出装置 - Google Patents

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晃司 西川
晃司 西川
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Abstract

【課題】内部収容域に収容された物品の詰まりを解消および予防でき、該物品を安定して排出できる容器を提案する。【解決手段】内部収容域30と排出口部17とを連通する流下路29に、受皿部51を有する送出部材3が回動自在に軸支され、該送出部材3の回動操作によって該内部収容域30に収容されたカプセルを該排出口部17から排出するものであって、受皿部51を構成する外殻に物品動作凸部61,62が突成されており、前記回動操作により該物品動作凸部61,62がカプセルに接触することで該カプセルを動作させる。かかる構成によれば、物品動作凸部61,62と接触したカプセルが上下に比較的大きく動くことから、送出部材3の空回りを防止でき、カプセルを安定して排出できる。【選択図】図3

Description

本考案は、球状容器型の物品(例えばカプセル)が複数収容され、送出部材が回動操作されることによって該物品を排出口部から排出させる容器等に関する。
主に複数の平面紙により組み立てられる容器としては、例えば特許文献1に開示された構成が提案されている。この構成は、球状容器型の物品(いわゆるカプセル)を複数収容し、容器本体に軸支された送出部材が回動操作されることによって、物品(カプセル)を排出できるようにしたものである。ここで、送出部材は、物品(カプセル)を受け入れる受皿部と、回動操作されるハンドル部とを備えており、該ハンドル部の回動操作によって、物品(カプセル)が一旦受皿部で受け入れられ、その後、排出口部から外部に排出される。
実用新案登録第3220663号公報
ところで、従来の容器では、ハンドル部を回しても、いわば「空回り」して物品(カプセル)が排出できないという不具合が生じることがあった。すなわち、送出部材の回動に伴い、送出部材上で物品(カプセル)が滑ってしまい、物品(カプセル)がわずかに動くだけで物品(カプセル)同士の相対位置が変化せず、これにより排出が促されない場合があった。
本考案は、送出部材と物品(例えばカプセル)が滑ってしまって空回りすることで物品が排出されないという不具合の発生を抑制できる容器あるいは物品排出装置を提案するものである。
本考案は、球状容器型の物品を複数収容可能な内部収容域と、前記内部収容域の下部に連通され、該内部収容域に収容された前記物品を流下させる流下路と、前記流下路の下端に連通され、該流下路を流下した前記物品を外部に排出する排出口部と、前記流下路に回動自在に軸支され、回動操作によって、前記内部収容域に収容された前記物品を前記排出口部へ送り出す送出部材とを備え、主に複数の平面紙により組み立てられてなる容器であって、前記送出部材は、前記物品を入出可能な入出口部と該入出口部から受け入れた該物品を収める受入室部とを有する受皿部と、前記受皿部に連結され、回動操作可能に外部露出されるハンドル部とを備え、前記ハンドル部の回動操作によって、前記受皿部を、前記内部収容域に収容された物品を前記受入室部に受け入れる受入位置と、該物品を該受入室部から前記流下路の下流側へ排出する排出位置とに位置変換されるものであり、前記受皿部は、内側に前記受入室部を形成する外殻部に、該受皿部の直上に位置する前記物品と接触可能に突成され、前記回動操作により接触した該物品を動作させる物品動作凸部を備えてなるものであることを特徴とする容器である。
かかる構成にあっては、送出部材の回動操作により、該送出部材の直上に位置する物品と物品動作凸部とが接触すると、該物品(例えばカプセル)が物品動作凸部を乗り上げて、上下に比較的大きく動く。この動作が、送出部材の直上で接触する複数の物品に順次生じ、これに伴って両者の上下位置関係に変化が生ずる。これにより、物品の排出が促されて結果的に送出部材の空回りを抑制できる。したがって、本考案の構成によれば、内部収容域に収容された多数の物品を、円滑に途切れなく安定して排出することができる。
また、かかる構成は、主に複数の平面紙により組み立てられるものであるから、組立前の複数の平面紙を、手軽にノベルティとして配布または販売することが可能である。例えば、組み立てに必要な複数の平面紙をまとめることにより、子供用の工作物として配布または販売できる。さらに、平面紙の状態や組み立てた容器の状態でのいずれでも、自由に絵を描くことができるため、前記子供用のものとして好適と言える。
前述した本考案にあって、受皿部の物品動作凸部は、送出部材の回動によって該受皿部の外殻部が通る仮想最外回転円よりも外方に突出するように設けられたものである構成が提案される。
ここで、仮想最外回転円は、外殻部の、受皿部の回動軸線から最も離れた部位が、送出部材の回動により通る仮想円となる。
かかる構成にあっては、送出部材が回動した際に、物品が送出部材上を単に滑ってしまうのではなく、上下に比較的大きく動かす動作を与えることができる。そのため、本構成によれば、送出部材の空回りを一層確実に抑制でき、物品を安定して排出することができる。
前述した本考案の容器にあって、受皿部の物品動作凸部が、該受皿部の回動軸線方向に沿って設けられた板状紙片により構成されているものが提案される。
かかる構成にあっては、物品動作凸部が回動方向に比較的撓み易いことから、物品動作部が物品と接触して撓んだときに生ずる反発力によって、該物品を上下に一層大きく動作させ得る。これにより、より一層、送出部材の空回りを抑制することができる。
加えて、物品動作凸部を撓み易くすることにより、送出部材が回動自在に配設される領域を可及的に小さくできるという利点がある。すなわち、物品動作凸部が、容器の内面(すなわち内壁面)と接触しても好適に撓むことで送出部材は引っかかることなく継続して回動可能であることから、容器の内面を可及的に該物品動作凸部に近接させた設計が可能となる。そのため、前記のように、送出部材の配設領域に無駄がなくなり、容器全体を小型化することができる。
前述した本考案の容器にあって、受皿部は、外殻部が、矩形状の底壁部と該底壁部の各側縁にそれぞれ連成された側壁部とにより構成されると共に、一対の側壁部に直交する回動軸線を中心として受入位置と排出位置とに回動操作されるものであって、物品動作凸部を構成する板状紙片が、前記回動軸線と直交しない側壁部と底壁部との少なくとも一から外方に突出するように設けられたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、受皿部が受入位置で安定して物品を受け入れて収めることができ且つ排出位置で該物品を安定して排出できるため、物品を排出するまでの一連の作動が、一層安定して実行され得る。勿論、送出部材の空回りも安定して防止することができる。
なお、上述の容器の内部に、球状容器型の物品が複数収容されており、受皿部は、単一の物品のみが受容可能とされており、送出部材を回動することにより、前記受皿部に受容された物品が1個ずつ排出口部に向かって落下して前記排出口部から排出されることを特徴とする物品排出装置は、それ自体がおもちゃとして機能もする。
本考案にかかる容器は、送出部材の回動操作により該送出部材の直上に位置する物品を上下に比較的大きく動作させることができるから、送出部材の空回りを抑制して物品を安定して排出できる。また、物品排出装置は、物品が安定して排出されるおもちゃとして機能する利点がある。
実施例にかかる紙製容器1の正面図である。 図1中のM−M線断面図である。 筐体11の前面壁部15と内部構造体12の支持壁部22とを省略して示す説明図である。 内部構造体12の正面図である。 送出部材3の、(A)正面図と、(B)平面図である。 送出部材3の、(A)側面図と、(B)図5中のN−N線断面図である。 送出部材3の、(A)正面側からの斜視図と、(B)背面側からの斜視図である。 (A)送出部材3が受入位置にある状態と、(B)送出部材3が排出位置にある状態とを示す説明図である。 送出部材3の回動操作によりカプセルXを動作させる態様を示す説明図である。 図9から続く、送出部材3の回動操作によりカプセルXを動作させる態様を示す説明図である。 (A)本実施例の送出部材3の回動によるカプセルXの動作態様を拡大して示す説明図と、(B)従来の送出部材103の回動によるカプセルXの動作態様を拡大して示す説明図である。 (A)送出部材3を組み立てるための平面紙81と、(B)内部構造体12を組み立てるための平面紙82とを示す説明図である。
本考案の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。尚、本考案は、以下の実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能であり、物品排出装置型のおもちゃとしても用いることができる。
実施例の紙製容器(容器)1は、図1〜3に示すように、容器本体2と、該容器本体2の内部に回動自在に軸支された送出部材3とから構成される。そして、容器本体2は、直方体形状の筐体11と、該筐体11の内部に取り付けられる内部構造体12とを備えている。ここで、送出部材3は、図12(A)に示す一枚の平面紙81により組み立てられる。また、内部構造体12は、図12(B)に示す一枚の平面紙82により組み立てられる。そして、図示しない平面紙により組み立てられた筐体11の内部に、前記内部構造体12と送出部材3とを装着することによって、本実施例の紙製容器1が得られる。尚、図1〜11では、図12に表した綴じ代、ツメ部、差込口などを省略している。
次に、筐体11について詳述する。
筐体11は、直方体の箱からなり、図1に示すように、前面壁部15の上部に、透明なプラスチック製シートが部分的に装着された透窓部16を備える。また、前面壁部15の下部には、球状容器型のカプセルXを排出するための排出口部17が開口形成されている。さらに、前面壁部15には、ハンドル口部18が開口形成されており、このハンドル口部18によって、前記送出部材3のハンドル部52が前記透窓部16の下方かつ排出口部17の上方に配置される。
これに対し、筐体11の内部には、前述した内部構造体12が取り付けられる。内部構造体12は、図2〜4に示すように、筐体11の内部空域を前後に区画する仕切壁部21と、仕切壁部21の前方に所定間隔をおいて対向する支持壁部22とを備えている。ここで、内部構造体12が筐体11内に装着された状態では、支持壁部22は、ハンドル口部18の直上部位から下端縁まで設けられることになる。そして、支持壁部22は、筐体11の前面壁部15の内面に重なるように配置される。さらに、支持壁部22におけるハンドル口部18が臨む部位には、ハンドル口部18と略同形状の前支持口部24が開口形成されている。同様に、排出口部17が臨む部位には、排出口部17と略同形状の内側排出口部26が開口形成されている。加えて、仕切壁部21において前支持口部24と対向する部位には、送出部材3を軸支する円形の後支持口部25が開口形成されている。
また、内部構造体12の下端部には、内側排出口部26の下縁から後方へ昇り勾配で傾斜する第一排出板部31が設けられている。そして、この第一排出板部31の右側には、第一排出板部31の右縁直上から右方へ上り勾配で傾斜する第二排出板部32が設けられており、第二排出板部32が前支持口部24と後支持口部25との下方に位置している。
さらに、内部構造体12において、支持壁部22の上縁には、左端部から右方に向かって下り勾配で傾斜する収容下板部34が設けられている。そして、収容下板部34の上方には、複数のカプセルXを収容可能な内部収容域30が形成されている。ここで、収容下板部34は、前支持口部24および後支持口部25よりも左側に設けられており、前支持口部24および後支持口部25の直上に設けられていない。そして、収容下板部34の右縁と内部構造体12との右端との間(前支持口部24と後支持口部25との直上)には、内部収容域30内のカプセルXを流下させる流下口部35が形成される。なお、この流下口部35から下方に向かい、第二排出板部32と第一排出板部31とを介して排出口部17(内側排出口部26)に至る空域が、内部収容域30に収容したカプセルXを排出口部17から外部へ排出するための流下路29としている。また、内部収容域30は、内部構造体12の仕切壁部21および収容下板部34と、筐体11の前面壁部15とにより囲繞されて形成されており、筐体11の上面壁部(図示せず)により閉鎖される。
次に、送出部材3について、詳述する。
送出部材3は、図5〜7に示すように、全体として歯車状の外観が特徴であり、矩形状の底壁部55と、該底壁部55の各側縁から連成された側壁部56a〜56dとからなる箱状の受皿部51を備えている。そして、この受皿部51にあっては、側壁部56a〜56dと底壁部55とにより囲まれた内側に、前記カプセルXを一個収めるための受入室部58が形成されており、入出口部59を介して受入室部58にカプセルXが入出可能となっている。また、一の側壁部56aには、側壁部56aから外方へ突出する直方体状のハンドル部52が設けられており、側壁部56aと対向する側壁部56bには、回動支持突部53が設けられている。ここで、ハンドル部52は、内部構造体12の前支持口部24と筐体11のハンドル口部18とに挿通可能であり、回動支持突部53は、該内部構造体12の後支持口部25に挿通可能である。そして、ハンドル部52が前支持口部24(およびハンドル口部18)に挿通されかつ回動支持突部53が後支持口部25に挿通されることにより、受皿部51が、内部構造体12の仕切壁部21と支持壁部22との間に回動自在に軸支される。
また、送出部材3には、物品動作凸部61と物品動作凸部62とが設けられている。さらに詳述すると、物品動作凸部61は、ハンドル部52と回動支持突部53とを配設しない一の側壁部56cから延成されて、底壁部55よりも外方へ突出している。また、物品動作凸部62は、底壁部55から延成されて、側壁部56cと対向する側壁部56dよりも外方へ突出している。ここで、物品動作凸部61は、側壁部56cと同じ幅で延成された略長方形状の板状紙片により構成され、物品動作凸部62は、底壁部55と同じ幅で延成された板状紙片により構成されている。そして、これら物品動作凸部61,62は、後述する回動軸線L(図2参照)に沿って設けられ、かつ送出部材3の受皿部51の仮想最外回転円Rよりも外方へ突出している(図8参照)。こうした物品動作凸部61,62は、回動方向に撓むことができるから、送出部材3の回動中に、容器本体2の右壁部の内側面や収容下板部34に接触しても、引っかかることなく安定して回動させることが可能である。そのため、送出部材3を、容器本体2の右壁部の内側面や収容下板部34に可及的に近づけて配置でき、全体を小型化することができる。
尚、前記仮想最外回転円Rは、受皿部51の箱状を形成する外殻部の、回動軸線Lから最も離れた部位が、送出部材3の回動により通過する仮想円である。本実施例の受皿部51では、その外殻部(底壁部55と側壁部56a〜56d)にあって、底壁部55と側壁部56c,56dとが交わる角部と、該側壁部56c,56dの入出口部59の口縁とが、回動軸線Lから最も離れた部位であり、これら部位が該送出部材3の回動により前記仮想最外回転円Rを通る。
また、前記側壁部56cは、入出口部59の口縁を構成する一側縁が、底壁部55側へ湾曲に凹む凹状口縁部60となっている。
こうした送出部材3は、前支持口部24と後支持口部25とで回動自在に軸支され、一対の側壁部56a,56bの略中心を通る回動軸線Lを中心として回動できる。そして、送出部材3は、図8(A)に示すように、入出口部59を上向きとした状態で前記流下口部35と対向することにより、内部収容域30内のカプセルXを受け入れることができる受入位置となる。一方、図8(B)に示すように、入出口部59を下向きとした状態で第二排出板部32と対向することにより、カプセルXを第二排出板部32上へ流下できる排出位置となる。このように送出部材3は、受入位置と排出位置とに回動させることができる。
こうした紙製容器1の使用態様について説明する。
前記した内部収容域30には、複数のカプセルXが収容される(図9,10参照)。そして、これらのカプセルXは、収容下板部34によって、流下口部35へ順次案内される。かかる状態で、送出部材3のハンドル部52が回動操作されて受入位置となると、図8(A)に示すように、受入室部58に一個のカプセルXが収まる。ここで、側壁部56cが凹状口縁部60を有することから、カプセルXが受け入れ易くなっている。
受入位置でカプセルXを収めた状態で、送出部材3のハンドル部52が回動操作されて排出位置となると、図8(B)に示すように、受入室部58からカプセルXが流下する。このカプセルXは、第二排出板部32上を転動し、さらに第一排出板部31上を転動して、排出口部17から外部に排出される。
このようにハンドル部52を回動操作して、受入位置から排出位置へ位置変換させると、内部収容域30に収容したカプセルXが一個ずつ排出口部17から排出される。
ここで、図9,10に示すように、送出部材3の物品動作凸部61,62は、前述したように仮想最外回転円Rよりも突出する構成であるから(図8参照)、送出部材3の直上に位置するカプセルXに順次接触すると、該カプセルXが物品動作凸部61,62を乗り越えるように上下に比較的大きく動く。これにより、送出部材3の空回りを解消でき、カプセルXが滑って排出できないという問題を解消できる。
ここで、従来のように、物品動作凸部を備えない送出部材103が採用された従来構成では、図11(B)に示すように、カプセルXが送出部材103上で滑ってしまい、カプセルXの上下動が小さく(又は、ほとんど上下動させることができず)、カプセルXの上下位置関係がほとんど変化しない。そのため、送出部材103が空回りしてしまい、カプセルXを適正に排出できない不具合が生ずる。
さらに、空回りを適正に防止できることから、流下口部35へ案内するための部材を内部収容域30の内部に配設することを要しない。例えば、前述した従来構成では、内部収容域の左右両側にそれぞれ傾斜面部を配設することにより、送出部材(流下口部)へカプセルを一個ずつ誘導する必要があったため、全体が大型化する傾向があった。
さらにまた、送出部材3の物品動作凸部61,62は、前述したように回動方向に撓むことができるから、カプセルXとの接触により撓むことで生ずる反発力によって、該カプセルXの前記動作(比較的大きな上下動)を安定して生じさせ得る。
前述した紙製容器1は、図12に示す平面紙81,82等を適宜折り曲げ加工することによって組み立てることができる。再度述べると、図12(A)の平面紙81を折り曲げ加工することにより、前記した送出部材3を組み立てできる一方、図12(B)の平面紙82を折り曲げ加工することにより、前記した内部構造体12を組み立てできる。そして、内部構造体12と送出部材3とを、図示しない平面紙などにより組み立てた筐体11の内部に装着することによって、実施例の紙製容器1を得る。
紙製容器1は、内部収容域30に収容したカプセルXを一個ずつ順次取り出すことのできるものであり、子供用の遊び道具として提供することができる。また、興趣性の高い販促品、ノベルティ、または景品プレゼント用のツールとして用いることもできる。さらに、前述したように平面紙81〜84から比較的容易に組み立てることができるため、例えば、子供用の工作物として配布または販売することもできる。また、紙製であることから、安価に製造できると共に、カプセルXを傷つけることがなく、使用者にケガを負わせるような心配もない。尚、カプセルXには、内部に当りくじ、おみくじ、お菓子、又はおもちゃ等を収容可能である。
前述した実施例にあって、カプセルXが、本考案にかかる物品に相当する。また、送出部材3を構成する底壁部55と側壁部56a〜56dとが、本考案にかかる外殻に相当する。そして、一対の側壁部56c,56dが、本考案にかかる回動軸線と直交しない一対の側壁部である。
本考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、前述の実施例以外であっても本考案の趣旨の範囲内で適宜変更した構成を実施可能である。
例えば、実施例にあっては、筐体11が略直方形状であるが、これに限らず、例えば、横断面視六角形状などの多角形筒状の筐体であっても良い。
前述した実施例にあっては、物品動作凸部61,62が底壁部55と側壁部56cとからそれぞれ延成された構成としたが、これに限らず、例えば、底壁部55と側壁部56c,56dとの各中央部分から突成された構成としても良い。
また、実施例では、物品動作凸部が略長方形状の板状紙片により構成されたものであるが、様々な形状の板状紙片により構成されたものとすることができる。例えば、半円形状や三角形状の板状紙片により構成された物品動作凸部としても良い。
また、実施例では、二個の物品動作凸部を備えた構成であるが、一個や三個の物品動作凸部を備えた構成とする等のように物品動作凸部の配設個数は適宜設定変更可能である。
また、実施例では、板状紙片からなる物品動作凸部を備えた構成であるが、これに限らず、様々な形態の物品動作凸部を設けた構成としても良い。例えば、略直方体形状の物品動作凸部を設けることも可能である。
前述した実施例にあっては、送出部材3が矩形状の底壁部55を有する箱状の受皿部51から構成されたものであるが、受皿部の形態は適宜変更して設定可能である。例えば、円形状の底壁部を有する有底円筒状の受皿部を備えた構成、六角形状の底壁部を有する六角筒状の受皿部を備えた構成、半球状の受皿部を備えた構成などとしても良い。
また、実施例にあって、内部構造体12を構成する第一排出板部31、第二排出板部32、および収容下板部34は、実施例の形状に限定されず、適宜変更して設定できる。例えば、第一排出板部と第二排出板部とを一体的な構成としても良い。また、筐体11にあって、透窓部は必須なものではないが、内部収容域30を外部から視認可能とすることで、該内部収容域30に収容したカプセルXの入手欲求を高めて、紙製容器1の使用を促す効果が期待できる。また、筐体11の外表面には、オリジナルな図柄や所定のキャラクタ図柄などを印刷することもできる。
また、前述した実施例にあって、内部収容域の左右両側に、遊技球を流下口部に誘導する傾斜面部をそれぞれ配設した構成とすることも可能である。
1 紙製容器(容器)
2 容器本体
3 送出部材
17 排出口部
29 流下路
30 内部収容域
51 受皿部
55 底壁部(外殻)
56a〜56d 側壁部(外殻)
58 受入室部
59 入出口部
61,62 物品動作凸部
L 回動軸線
R 仮想最外回転円
X カプセル(物品)


Claims (5)

  1. 球状容器型の物品を複数収容可能な内部収容域と、
    前記内部収容域の下部に連通され、該内部収容域に収容された前記物品を流下させる流下路と、
    前記流下路の下端に連通され、該流下路を流下した前記物品を外部に排出する排出口部と、
    前記流下路に回動自在に軸支され、回動操作によって、前記内部収容域に収容された前記物品を前記排出口部へ送り出す送出部材と
    を備え、主に複数の平面紙により組み立てられてなる容器であって、
    前記送出部材は、
    前記物品を入出可能な入出口部と該入出口部から受け入れた該物品を収める受入室部とを有する受皿部と、
    前記受皿部に連結され、回動操作可能に外部露出されるハンドル部と
    を備え、前記ハンドル部の回動操作によって、前記受皿部を、前記内部収容域に収容された物品を前記受入室部に受け入れる受入位置と、該物品を該受入室部から前記流下路の下流側へ排出する排出位置とに位置変換されるものであり、
    前記受皿部は、
    内側に前記受入室部を形成する外殻部に、該受皿部の直上に位置する前記物品と接触可能に突成され、前記回動操作により接触した該物品を動作させる物品動作凸部を備えてなるものであることを特徴とする容器。
  2. 受皿部の物品動作凸部は、送出部材の回動によって該受皿部の外殻部が通る仮想最外回転円よりも外方に突出するように設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 受皿部の物品動作凸部が、該受皿部の回動軸線方向に沿って設けられた板状紙片により構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器。
  4. 受皿部は、
    外殻部が、矩形状の底壁部と該底壁部の各側縁にそれぞれ連成された側壁部とにより構成されると共に、一対の側壁部に直交する回動軸線を中心として受入位置と排出位置とに回動操作されるものであって、
    物品動作凸部を構成する板状紙片が、前記回動軸線と直交しない側壁部と底壁部との少なくとも一から外方に突出するように設けられたものであることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の容器の内部に、球状容器型の物品が複数収容されており、
    受皿部は、単一の物品のみが受容可能とされており、
    送出部材を回動することにより、前記受皿部に受容された物品が1個ずつ排出口部に向かって落下して前記排出口部から排出される
    ことを特徴とする物品排出装置。

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