JP3222785U - ボルトレス型座屈防止装置 - Google Patents

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亮之介 林
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Abstract

【課題】装置の設置、維持および管理の際に、ボルトおよびナットの使用および調整を必要とせず、それでいてまくらぎへの強力な固定が可能となる構成を備えたボルトレス型座屈防止装置を提供する。【解決手段】ボルトレス型座屈防止装置1は、まくらぎSの側方に左右1対に配置される左抵抗板2および右抵抗板3と、左抵抗板2および右抵抗板3の上部で連係する板バネ4と、左抵抗板2および右抵抗板3の下部で連係する下部板5と、まくらぎSおよび板バネ4との間に挿入されるテーパーブロック6を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、まくらぎの上面と下面を挟持する部材を装着してレールの座屈および移動を防止する装置に関するものである。
鉄道において鉄道車両の運行の安全性を確保するためには、レールの座屈を防止することが重要である。近年、バラスト道床に用いるための各種の座屈防止装置が開発されている。これらの装置のまくらぎへの固定方法は、まくらぎの端部の上部及び下部に押さえ部材を配置し、緊締具にて固定する手段が専ら採用されている(特許文献1および2参照)。これらの装置はまくらぎが有する道床抵抗力に更なる抵抗力を付加し、道床抵抗力を強化することよって、レールの座屈を防止する。
特許第4512661号公報 特許第5852762号公報
まくらぎに道床抵抗力を付加するためには、座屈防止装置や移動防止装置をまくらぎに強力に固定し、締め付けによる緊迫状態を一定に保つ必要がある。押さえ部材を固定する緊締具は、ボルトおよびナットを用いることが一般的である。ボルトおよびナットは、市場の流通性、形状のバリエーションの豊富さから、部品としての調達という面で優れた部材である。しかし、その一方で、振動および衝撃の多い箇所などでは、締め付けによる緊迫状態に若干の変化が生じやすい傾向がある。
そこで、本考案は、装置の設置、維持および管理の際に、ボルトおよびナットの使用および調整を必要とせず、それでいてまくらぎへの強力な固定が可能となる構成を備えたボルトレス型座屈防止装置を提供することを目的とする。
本考案のボルトレス型座屈防止装置は、まくらぎの長手方向側方に左右1対に配置される左抵抗板および右抵抗板と、前記左抵抗板および前記右抵抗板の上部で両抵抗板を連係する板バネと、前記左抵抗板および前記右抵抗板の下部で両抵抗板を連係する下部板と、前記まくらぎおよび前記板バネとの間に挿入されるテーパーブロックを備え、前記下部板の中間部は受け面を備え、前記まくらぎの規格に即して前記まくらぎを載せる面を定めることが可能であり、前記テーパーブロックが前記板バネと嵌合した状態で係止することによって、前記板バネの弾性力をもって全体が前記まくらぎに固定されることを特徴とする。
本考案のボルトレス型座屈防止装置は、請求項1の構成によって、板バネの弾性力をもって装置全体がまくらぎに固定される。本装置は、板バネの弾性力を発揮させる手段が、板バネとまくらぎの間にテーパーブロックを挿入することであるため、従来のボルトによる締め付けと比して取付が容易である。また、テーパーブロックを所定の位置まで挿入すれば適切な締め付けによる緊迫度を得られるので、作業者は、テーパーブロックの位置を目視によって確認すればよく、緊迫度を意識する必要がない。さらに、従来のボルトによる締め付けでは、軌道の振動、衝撃により締め付け力が変化するという事象が発生しやすいが、本装置では、板バネが振動、衝撃を吸収するため、締め付けによる緊迫度を一定に保つことができる。
本考案のボルトレス型座屈防止装置の斜視図である。 本考案のボルトレス型座屈防止装置の拡大斜視図である。 本考案のボルトレス型座屈防止装置の分解斜視図である。 本考案のボルトレス型座屈防止装置の正面図である。 本考案のボルトレス型座屈防止装置の正面図である。
以下、本考案を実施するための形態を図面とともに説明する。
図1は、本考案のボルトレス型座屈防止装置1の斜視図であり、まくらぎSとレールRとともに表示した例である。また、図2は、本考案のボルトレス型座屈防止装置1の斜視図であり、まくらぎSは仮想線で表示している。ボルトレス型座屈防止装置1は、まくらぎSの側方に左右1対に配置される左抵抗板2および右抵抗板3と、左抵抗板2および右抵抗板3の上部で連係する板バネ4と、左抵抗板2および右抵抗板3の下部で連係する下部板5と、まくらぎSおよび板バネ4との間に挿入されるテーパーブロック6を備える。
図3は本考案のボルトレス型座屈防止装置1の分解斜視図である。左抵抗板2は、ボルトレス型座屈防止装置1の全体がまくらぎSの長手方向に移動することを防止するために砕石に拘束される平板部2aと、板バネ4が挿通されて板バネ4の端部が係止するための板バネ挿通口2bと、下部板5が挿通されて下部板5の端部が係止するための下部板挿通口2cを備える。左抵抗板2と同様に、右抵抗板3は、ボルトレス型座屈防止装置1の全体がまくらぎSの長手方向に移動することを防止するために砕石に拘束される平板部3aと、板バネ4が挿通されて板バネ4の端部が係止するための板バネ挿通口3bと、下部板5が挿通されて下部板5の端部が係止するための下部板挿通口3cを備える。
本実施例の板バネ4は、左抵抗板2の板バネ挿通口2bに係止する板バネ端部4aと、右抵抗板3の板バネ挿通口3bに係止する板バネ端部4bによって構成されている。本実施例の板バネ4の形状は、板バネ端部4aを上向きに、板バネ端部4bを下向きに形成している。また、本実施例の左抵抗板2の板バネ挿通口2bおよび右抵抗板3の板バネ挿通口3bは、互いに同形とし、かつ、板バネ4の端部が上向きであっても下向きであっても板バネ4の端部の係止を可能としている。本考案の板バネ4の形状ならびに左抵抗板2の板バネ挿通口2bおよび右抵抗板3の板バネ挿通口3bをこのように形成することによって、板バネ端部4bを支点として板バネ4を挿通することが容易となり、また、板バネ4が挿通しやすい方向から挿通可能としている。ここで、本考案の板バネ4の端部の形状ならびに左抵抗板2の板バネ挿通口2bおよび右抵抗板3の板バネ挿通口3bの形状は、互いに係止することが可能であればよく、本実施例に示された形状に限定されるものではない。
本実施例の下部板5は、左抵抗板2の下部板挿通口2cに係止する下部板端部5aと、右抵抗板3の下部板挿通口3cに係止する下部板端部5bとの形状を同形としている。同様に、左抵抗板2の下部板挿通口2cおよび右抵抗板3の下部板挿通口3cも同形である。ここで、本考案の下部板5の端部の形状ならびに左抵抗板2の板バネ挿通口2bおよび右抵抗板3の板バネ挿通口3bの形状は、互いに係止することが可能であればよく、本実施例に示された形状に限定されるものではない。
本考案のテーパーブロック6は、基部6aと、先端部6bと、板バネ係止部6c備え、基部6aから先端部6bにかけて厚みが減少するように形成される。また、板バネ係止部6cは、板バネ4の幅に合わせて凹状に形成される。テーパーブロック6は、ハンマーなどで基部6aを叩打して、板バネ4とまくらぎSとの間に挿入され、板バネ係止部6cと板バネ4が嵌合した状態で係止する。板バネ4は、テーパーブロック6が挿入されることによって、まくらぎSの上面から垂直方向に、弾性力を発揮する。また、図示は省略するが、テーパーブロック6のまくらぎSとの接触面を鋸歯状に加工することで、テーパーブロック6とまくらぎSとの間の摩擦力が向上し、テーパーブロック6の不意の脱落を防止する効果が期待できる。また、テーパーブロック6の取り外しは、テーパーブロック6よりも厚みと角度のある部材を板バネ4とまくらぎSの間に挿入して、板バネ4を持ち上げることによって行われる。
図4および図5は、本考案のボルトレス型座屈防止装置1の正面図であり、まくらぎの形状と、下部板5の上下方向の向きが異なる。以下、図4に示すまくらぎをS、図5に示すまくらぎをSとする。
本考案の下部板5の中間部5cは、一方の面をまくらぎの載せ台として、他方の面をまくらぎの受け皿として用いることが可能であるように形成されている。どちらの面にまくらぎを載せるかは、まくらぎの規格に即して決めることができる。図4に示すまくらぎSのように、高さがない規格のまくらぎであれば、中間部5cの受け面を下にして、載せ台のように設置すればよく、また、図5に示すまくらぎSのように、高さがある規格のまくらぎであれば、中間部5cの受け面を上にして、受け皿のように設置すればよい。また、本考案のボルトレス型座屈防止装置1は、形状を変更した下部板を用意することによって、他の規格のまくらぎにも適用することができる。
本考案の板バネ4の材質は限定されないが、弾性を要する金属板としてステンレス鋼であることが好ましく、耐蝕性および防錆性にも優れたオーステナイト系ステンレス鋼板がより好ましい。また、左抵抗板2、右抵抗板3、下部板5およびテーパーブロック6の材質も限定されないが、まくらぎSに装着することから、衝撃や振動に対する耐久性を有するダクタイル鋳鉄が好ましい。ダクタイル鋳鉄は、防錆性および耐候性にも優れ、長期の使用に耐えることができる。
本考案のボルトレス型座屈防止装置1は、以上の構成によって、板バネ4の弾性力をもって装置全体がまくらぎSに固定される。ボルトレス型座屈防止装置1は、板バネ4の弾性力を発揮させる手段が、板バネ4とまくらぎSの間にテーパーブロック6を挿入することであるため、従来のボルトによる締め付けと比して取付が容易である。また、テーパーブロック6を所定の位置まで挿入すれば適切な締め付けによる緊迫度を得られるので、作業者は、テーパーブロック6の位置を目視によって確認すればよく、緊迫度を意識する必要がない。さらに、従来のボルトによる締め付けでは、軌道の振動、衝撃により締め付け力が変化するという事象が発生しやすいが、本装置では、板バネ4が振動、衝撃を吸収するため、締め付けによる緊迫度を一定に保つことができる。
1…ボルトレス型座屈防止装置。
2…左抵抗板。
3…右抵抗板。
4…板バネ。
5…下部板。
6…テーパーブロック。
R…レール。
S…まくらぎ。

Claims (1)

  1. まくらぎの長手方向側方に左右1対に配置される左抵抗板および右抵抗板と、
    前記左抵抗板および前記右抵抗板の上部で両抵抗板を連係する板バネと、
    前記左抵抗板および前記右抵抗板の下部で両抵抗板を連係する下部板と、
    前記まくらぎおよび前記板バネとの間に挿入されるテーパーブロックを備え、
    前記下部板の中間部は受け面を備え、前記まくらぎの規格に即して前記まくらぎを載せる面を定めることが可能であり、
    前記テーパーブロックが前記板バネと嵌合した状態で係止することによって、前記板バネの弾性力をもって全体が前記まくらぎに固定されることを特徴とするボルトレス型座屈防止装置。

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