JP3222438U - 加熱調理器 - Google Patents

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洋介 麥島
洋介 麥島
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Abstract

【課題】簡易な構成で屋外での調理に適しており、従来にない新しい調理を行うことができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器1は、有底筒状の容器11、及び容器の開口11eを閉鎖する蓋体12を有し、容器及び蓋体の少なくとも一方に通気孔15が貫設されている調理器本体10と、網体またはパンチングメタルで筒状に形成された多孔筒部21を有し、多孔筒部の軸方向を容器の軸方向と平行にし、容器の内周面と多孔筒部との間に空隙をあけた状態で、容器の内部に配置されている燃料保持具20と、を具備する。調理を行う場合は、食材を支持している串を多孔筒部の周囲に配置する。食材から出た水蒸気が調理器本体の内部に滞留した状態で食材が加熱されるため、屋外での調理では行われて来なかった“蒸し焼き”で、食材を調理することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、屋外での使用に適した加熱調理器に関するものである。
キャンプ場や川辺など屋外で調理をする場合、一般的には、薪や木炭などをくべた炉に網や鉄板などを載せ、その上で食材を加熱するグリル式の調理や、串に刺した食材を火で直接的に加熱する直火焼き式の調理が行われている。
このような昔ながらの調理法は、複雑な調理器具を要しない利点があるが、レジャーに多様性を求める需要者からは、従来なかった新しい調理で食事を楽しみたいとの要請があった。
そこで、本考案は、上記の実情を鑑み、簡易な構成で屋外での調理に適しており、従来にない新しい調理を行うことができる加熱調理器の提供を、課題とする。
上記課題を解決するため、本考案にかかる加熱調理器は、
「有底筒状の容器、該容器の開口を閉鎖する蓋体を有し、前記容器の周壁及び前記蓋体の少なくとも一方に通気孔が貫設されている調理器本体と、
網体またはパンチングメタルで筒状に形成された多孔筒部を有し、該多孔筒部の軸方向を前記容器の軸方向と平行にし、前記容器の内周面と前記多孔筒部との間に空隙をあけた状態で、前記容器の内部に配置されている燃料保持具と
を具備する」ものである。
調理器本体は、金属製、セラミックス製、金属の表面に釉を焼き付けたホウロウ製とすることができる。
通気孔は、容器の周壁にのみ形成されていても、蓋体のみに形成されていても、容器の周壁と蓋体の双方に形成されていても良い。
燃料保持具の多孔筒部は、その内部に木炭や薪などの燃料を保持させるための構成である。多孔筒部は、網体またはパンチングメタルで形成されているため、燃料の燃焼による熱が、網体の隙間やパンチングメタルの孔を介して多孔筒部の周囲に伝えられる。
本構成の加熱調理器を使用して調理を行う場合は、容器の内部に配置された燃料保持具の多孔筒部と、容器の内周面との間の空隙に砂を敷く。この砂の層に、食材を刺し通した串の下端を挿し込むことにより、食材を支持している串を多孔筒部の周囲に配置する。そして、多孔筒部に保持させた木炭、薪などの燃料に火を付け、容器の開口を蓋体で閉鎖する。
これにより、食材から出た水蒸気が調理器本体の内部に滞留した状態で食材が加熱されるため、従来では屋外での調理では行われて来なかった“蒸し焼き”で、食材を調理することができる。また、容器及び蓋体を有する調理器本と、その内部に配置された燃料保持具という非常に簡易な構成の加熱調理器であり、屋外での使用に適している。
本考案にかかる加熱調理器は、上記構成に加え、
「前記燃料保持具は、前記多孔筒部の下端から前記多孔筒部の軸方向に対して略直交する方向に延出している延出部を有している」ものとすることができる。
多孔筒部は、その軸方向を容器の軸方向と平行にして容器の内部に配置されるものであるため、換言すれば、筒部の一端を上方に開口させた状態で、容器の内部に立設されるものである。本構成では、多孔筒部の下端から延出部が延出しており、その方向は多孔筒部の軸方向に対して略直交する方向であるため、容器の内部に立設された多孔筒部の姿勢が安定したものとなる。
本考案にかかる加熱調理器は、上記構成に加え、
「前記延出部は、前記容器の内周面に当接している」ものとすることができる。
本構成では、延出部が容器の内周面に当接する構成であるため、燃料保持具を容器の内部に配置するだけで、自ずと容器の内周面と多孔筒部との間に、延出部の長さ分だけ空隙があいた状態となる。そのため、容器の内周面との間に空隙があくように、意図して多孔筒部の位置調整をする必要がなく、調理の準備が容易である。
以上のように、本考案によれば、簡易な構成で屋外での調理に適しており、従来にない新しい調理を行うことができる加熱調理器を、提供することができる。
本考案の一実施形態である加熱調理器の分解斜視図である。 図1の加熱調理器の使用状態における縦断面図である。 (a)変更例の燃料保持具の斜視図であり、(b)変更例の多孔筒部の斜視図である。 変更例の加熱調理器の分解斜視図である。
以下、本考案の具体的な実施形態である加熱調理器1について、図1乃至図3を用いて説明する。加熱調理器1は、調理器本体10と燃料保持具20とを備えている。
調理器本体10は、有底筒状の容器11と、その開口11eを閉鎖する蓋体12とを有しており、それぞれ金属製である。本実施形態の容器11は、周壁が円筒状であり、蓋体12は容器11の開口11eに合致する大きさの円盤状である。容器11はU字形のハンドル19を有しており、ハンドル19の両端は、開口11e近傍の周壁において、容器11の軸方向に直交する軸周りに回動可能に取り付けられている。
調理器本体は、容器の周壁及び蓋体の少なくとも一方に通気孔を有するが、本実施形態の調理器本体10は容器11の周壁と蓋体12の双方に通気孔15を有している。容器11の周壁には複数の通気孔15が等間隔で貫設されていると共に、蓋体12にはその中央に一つの通気孔15が貫設されている。ここで、通気孔15を介した空気の流通量が多いと、調理器本体10内部での燃焼が速く進行し過ぎて、食材の表面だけが加熱されてしまう。一方、通気孔15を介した空気の流通量が少ないと、燃焼に必要な酸素が不足し、火が消えてしまう。そのため、通気孔15の大きさ及び数は、容器11の容量や、使用する燃料の種類に応じて設定される。
なお、本実施形態の調理器本体10は、一般的にオイルや塗料などの液体を収容させるために使用される、18リットル〜20リットルの金属缶(ペール缶)に、通気孔15を貫設することにより形成されている。
燃料保持具20は、筒状の多孔筒部21と、多孔筒部21の下端から延出している延出部22を有している。本実施形態での多孔筒部21は、金属の網体で円筒状に形成されている。延出部22も金属の網体で形成されており、本実施形態では略四角形の延出部22を三つ有している。それぞれの延出部22は、多孔筒部21の軸方向に対して略直交する方向に延出していると共に、多孔筒部21の中心軸に対して等角度間隔に配置されている。
加えて、各延出部22は、その先端に上方に向かって屈曲した屈曲部22bを有しており、多孔筒部21の中心軸から屈曲部22bまでの距離は、円筒状の容器11の周壁の内径円の半径に略等しく設定されている。これにより、多孔筒部21の軸方向が容器11の軸方向と平行になる向きで、燃料保持具20を容器11の内部に挿入すると、各屈曲部22bが容器11の内周面と当接し、自ずと多孔筒部21の軸方向が容器11の中心軸と一致する。つまり、意図的に位置を調整しなくても、燃料保持具20が容器11の中央に配置される。
上記構成の加熱調理器1を使用して調理を行う場合は、上記のようにして容器11の中央に配置された多孔筒部21と容器11の内周面との間に、砂を敷く。砂の層51の厚さは、数センチメートル〜10センチメートルとすると良く、図2に示すように、多孔筒部21の下端及び延出部22を砂の層51に埋設しても良い。
この砂の層51に、食材を刺した串52の下端を刺し込めば、食材を支持している串52を、容器11の内部において多孔筒部21の周囲に配置することができる。
そして、多孔筒部21の内部に収容した木炭や薪などの燃料53に火を付け、容器11の開口11eを蓋体12で閉鎖する。このようにすると、食材から出た水蒸気が調理器本体10の内部に滞留した状態で食材が加熱されるため、従来は屋外での調理では行われて来なかった“蒸し焼き”で、食材を調理することができる。
蒸し焼きでは、グリル式や直火焼き式の調理とは異なり、食材の表面が焦げることがなく、食材の水分が抜けて食材の身が引き締まり、うま味を凝縮させることができる。
そして、容器11の開口11eを蓋体12で閉鎖することにより、燃焼のために必要な通気孔15を除けば、調理器本体10の内部はほぼ密閉状態となる。そのため、多孔筒部21に保持された燃料53による加熱を、食材の調理に効率良く使用して、短時間で調理を行うことができる。例えば、串に刺した鮎を囲炉裏で焼く場合、開放系での加熱であるため約一時間を要するのに対し、本実施形態の加熱調理器1では、30分足らずで鮎を蒸し焼きにすることができる。また、鮎を囲炉裏で焼く場合は、一方向からの加熱であるため、鮎を全体的に焼くためには串を頻繁に回転させる必要があった。これに対し、加熱調理器1では、容器11の開口11eが蓋体12で閉鎖されていることに加え、通気孔15を介して外気が流通することから、調理器本体10の内部で熱い空気の対流が生じるため、串52を一度回転させて鮎の表裏を反転させる程度で、全体を均一に加熱することができる。
以上のように、本実施形態の加熱調理器1によれば、従来は屋外での調理では行われて来なかった“蒸し焼き”で調理を行い、同じ食材であってもグリル式や直火焼き式で調理された場合とは異なる味を、楽しむことができる。
また、加熱調理器1による調理の手順は、多孔筒部21と容器11の内周面との間に砂を敷いて、食材を刺し通した串52の下端を砂に挿し込み、多孔筒部21に保持させた木炭などの燃料に火を付けて容器11を蓋体12で閉鎖するという、極めて容易なものである。そのため、加熱調理器1は、屋外での調理に適している。
更に、加熱調理器1は、容器11と蓋体12を有する調理器本体10と燃料保持具20とからなる非常にシンプルな構成である。そのため、加熱調理器1は、低コストで簡易に製造することができる。特に、本実施形態では、ペール缶に通気孔15を設けて調理器本体10を形成しており、入手しやすい市販品を利用して簡易に製造できる利点を有している。
また、本実施形態の加熱調理器1はハンドル19を有しているため、可搬性に優れている。
以上、本考案について好適な実施形態を挙げて説明したが、本考案はこの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記では、燃料保持具20が延出部22を有している場合を例示したが、図3(a)に示すように、延出部22を除き多孔筒部21のみからなる構成の燃料保持具20とすることができる。延出部22を有しない燃料保持具20であっても、多孔筒部21の下端を砂に埋設することにより、その姿勢を安定させることができる。
また、多孔筒部21は円筒状である場合に限定されず、図3(b)に示すように、円錐台形状の多孔筒部21とすることができる。このような形状とすることにより、必ずしも下端を砂に埋設しなくても、多孔筒部21の姿勢を安定させることができる。
また、上記では、容器11が有底円筒状である場合を例示したが、円筒以外の筒状とすることができる。例えば、図4に示すように、有底の四角筒状の容器11とすることができる。容器は、有底円筒状である方が内部の熱分布が均一となるようにも思われるが、上述したように、容器11の開口11eを蓋体12で閉鎖することにより、調理器本体10の内部空間は通気孔15を介した空気の流通を除いてほぼ密閉状態であるため、容器11の形状によらず、食材を均一に加熱して蒸し焼きをすることができる。
なお、図4では、多孔筒部21も四角筒状とし、多孔筒部21の下端では各辺から計四つの延出部22が延出している場合を例示している。このような形状とすることにより、延出部22の先端を四角筒状の容器11の内周面と当接させ易い。なお、図4に示すように、延出部22が屈曲部22bを備えなくても、その先端を容器11の内周面に当接させることができるが、屈曲部22bを設ければ容器11の内周面と当接する面積が増大し、燃料保持具20の姿勢が安定するためより好適である。
また、上記の実施形態では、食材が鮎である場合の調理に言及すると共に、食材が魚である場合を図2に例示したが、これに限定されず、肉や野菜など種々の食材を、串52に刺して燃料保持具20の周囲に配置し、蒸し焼きにすることができる。
1 加熱調理器
10 調理器本体
11 容器
11e 開口
12 蓋体
15 通気孔
20 燃料保持具
21 多孔筒部
22 延出部
22b 屈曲部

Claims (3)

  1. 有底筒状の容器、及び、該容器の開口を閉鎖する蓋体を有し、前記容器の周壁及び前記蓋体の少なくとも一方に通気孔が貫設されている調理器本体と、
    網体またはパンチングメタルで筒状に形成された多孔筒部を有し、該多孔筒部の軸方向を前記容器の軸方向と平行にし、前記容器の内周面と前記多孔筒部との間に空隙をあけた状態で、前記容器の内部に配置されている燃料保持具と
    を具備することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記燃料保持具は、前記多孔筒部の下端から前記多孔筒部の軸方向に対して略直交する方向に延出している延出部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記延出部は、前記容器の内周面に当接している
    ことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
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