JP3222423U

JP3222423U - タップ切り補助具

Info

Publication number: JP3222423U
Application number: JP2019001846U
Authority: JP
Inventors: 隆雄生出
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2019-05-07
Filing date: 2019-05-07
Publication date: 2019-08-01
Anticipated expiration: 2029-05-07

Abstract

【課題】手ブレを防止できるタップ用ネジ切り補助具を提供する。【解決手段】２枚の円形の金属板の円周に沿って、中心が円周上で等間隔に、タップ押さえ部となる１ｍｍ毎に３ｍｍから８ｍｍまでの半円状の切削部を形成し、一方は１ｍｍ毎に２．５ｍｍから８．５ｍｍまでの半円を同様に形成し、円中心にボルト用の穴あけをし、任意の厚さと寸法を有するフラットバーを２対１で、直角に折り曲げ、２枚の円盤用の長い方には幅９ｍｍ、短い方には幅４ｍｍの加工を施し、任意の厚さと寸法を有するＴ字形部材の脚部分を直角に折り曲げ、２対１で折り曲げた短い方と固定するための立ち上がり部分と任意の木材板に固定するために、幅４ｍｍの加工を施し、２枚の円盤の中心にそれぞれボルトを通して、任意の位置へスライドさせ、ナットで固定できるようにし、Ｔ字形部材の水平部分を任意の木材板に任意の位置にてネジで固定できるようにし、任意の木材板に丸穴を設け、その円形面にネジ切りが出来る。【選択図】図１

Description

本考案はネジ切り用のタップを回す際の手ブレを防止する器具に関する。

従来のタップを回す際の補助具は、ネジ切りをする被削体をバイスで固定してその上に置いて手で押さえる構造であり、タップを回す際の手ブレを防止するには限界があった。そのため補助具の幅より小さいものはネジ切りできない問題もあった。磁石式の補助具もあるが被削体は限定された。円盤にタップの丸軸部分を通すものもあるが、丸軸部分の径は整数値もあるが、７ｍｍタップは６．０３ｍｍ、８ｍｍタップは６．２ｍｍといった不規則なものもあり、またメーカーによりさらに異なる可能性もあった。タップの径ごとのタップ補助具もあるが、費用的な問題もあった。またタップの刃の先に下穴を利用する延長部を設けたものもあるが、この種類は抜き加工専用で途中までの留め加工には適さない。

タップホルダー加工用刃物の冶具特開平１１−１６５２１６
タップ案内具公開実用新案広報昭５７−９６７３６
モノタロウタップガイド
モノタロウガイド付きタップ

タップを回す際の補助具が直接的に被削体に触れない構造にして、被削体の材質、幅、形状、タップの丸棒部分の径に制限されずネジ切りが可能な軽量且つ簡便なタップ用ネジ切り補助具を提供する。

［図１］の２、３の任意の厚さと寸法を有する２枚の円形の金属板の円周に沿って、中心が円周上で等間隔となるように３ｍｍ、４ｍｍ、５ｍｍ、６ｍｍ、７ｍｍ、８ｍｍの半円状の切削部を円周上に形成する。

もう一方は２．５ｍｍ、３．５ｍｍ、４．５ｍｍ、５．５ｍｍ、６．５ｍｍ、７．５ｍｍ、８．５ｍｍの半円を同様に形成する。

［図１］の６ａ、６ｂの任意の厚さと寸法を有するフラットバーを２対１で折り曲げ、長い方には幅９ｍｍ、短い方には幅４ｍｍの横長抜き加工を施す。

［図１］任意の厚さと寸法を有するＴ字形部材を１０ａ、１０ｂの形態で折り曲げ、その平面分と立ち上がり部分に、それぞれ幅４ｍｍの抜き加工を施す。

２と３の中心にボルトを通して、任意の位置へスライドさせて、それぞれナットで固定できるようにする。

１０ａと６ｂを重ねて８のボルトまたを通し、任意の位置でナットで固定できるようにする。

１０ｂを任意の木材板に載せ、任意の位置で１３のビスで固定できるようにする。

任意の位置でベタバイスに被削体を挟んで、その下穴に該当するタップを当て、そのタップが［図１］の２と３の間を通る位置でベタバイスを前述の木材板と共に固定する。

木材板に口幅１０ｃｍのベタバイスの両脚部の間隔と同寸の円形抜き加工を施して長い丸棒の円形面のネジ切りにも対応できるようにする。

バイスに固定できない場合はバイスを外し、被削材を底上げしてクランプなどで固定して対応できるようにする。

幅広被削材のため、ネジ切り位置が合わない場合は、当考案品の木材板に固定するネジを外し遊動式として被削材のネジ切り位置で、クランプなどで固定して対応できるようにする。

［図１］の４，５のボルトは蝶ネジに代替できる。

これにより被削材の材質、形状、タップの丸棒部分の径の寸法にかかわりなくタップでネジ切りが可能となる。

当考案品とベタバイスの斜視図円形盤の上方図

以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。

［図１］の２の該当する半円状の切削部にタップをあて被削体との直角を確認して２を４のボルトで固定する。

［図１］の３での該当する半円状の切削部にタップをあて、３を５のボルトで固定する。

Ｔ型タップホルダーを装着してネジを切る。

本考案はＤＩＹ用品を製造する産業で利用される。

１タップの丸棒部分
２半円状の切削部を形成した一方の円盤
３半円状の切削部を形成したもう片方の円盤
４２を固定するボルト
５３を固定するボルト
６ａ折り曲げたフラットバーの長手
６ｂ折り曲げたフラットバーの短手
７幅９ｍｍの横長抜き加工
８１０ａと６ｂを固定するボルト
９幅４ｍｍの横長抜き加工
１０ａＴ字形部材の立ち上がり部分
１０ｂＴ字形部材の水平部分
１１幅４ｍｍの横長抜き加工
１２幅４ｍｍの横長抜き加工
１３ネジ
１４被削体
１５ベタバイス

Claims

任意の厚さと寸法を有する２枚の円形の金属板の円周に沿って、中心が円周上で等間隔に、タップ押さえ部となる３ｍｍ、４ｍｍ、５ｍｍ、６ｍｍ、７ｍｍ、８ｍｍの半円状の切削部を円周上に形成し、もう一方は２．５ｍｍ、３．５ｍｍ、４．５ｍｍ、５．５ｍｍ、６．５ｍｍ、７．５ｍｍ、８．５ｍｍの半円を同様に形成し、円の中心にボルト用の穴あけをし、任意の厚さと寸法を有するフラットバーを２対１で、直角に折り曲げ、２枚の円盤用の長い方には幅９ｍｍ、短い方には幅４ｍｍの横長抜き加工を施し、任意の厚さと寸法を有するＴ字形部材の脚部分を直角に折り曲げ、２対１で折り曲げた短い方と固定するための立ち上がり部分と任意の木材板に固定するために、それぞれ幅４ｍｍの横長抜き加工を施し、２枚の円盤の中心にそれぞれボルトを通して、任意の位置へスライドさせて、ナットで固定できるようにし、Ｔ字形部材の水平部分を任意の木材板に、任意の位置にてネジで固定できるようにし、任意の木材板に丸穴を設け、被削材の丸棒を通してその円形面にネジ切りが出来るタップ用ネジ切り補助具。