JP3222128U - 鉄道工事用作業空間制限警告装置 - Google Patents

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崇裕 大内
崇裕 大内
将太 松澤
将太 松澤
雅生 小泉
雅生 小泉
清水 聡
聡 清水
隆司 植田
隆司 植田
強 大堀
強 大堀
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ユニオン建設株式会社
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Abstract

【課題】利用されるレーザーセンサーの感度は高く、設定された面で反応し、例えば単管が転がって横切っても反応し、測位レーザーセンサーに警報・点滅灯等を連動させることにより、見逃すことなく瞬時に警告出来る、移動設置可能な鉄道工事用作業空間制限警告装置を提供する。【解決手段】下部に錘2が取り付けられた略円錐形状あるいはポール状をなす立設部材3と、該立設部材の上端部に設置された測位レーザーセンサー4と、前記測位レーザーセンサーを作動させる作動用電源5と、を有し、前記測位レーザーセンサーは、レーザービーム照射が回動して行え、立体的エリアのセンスを可能にした鉄道工事用作業空間制限警告装置1であり、前記鉄道工事用作業空間制限警告装置は、単体であるいは複数個で使用できて、かつ作業空間内を移動設置可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は、鉄道工事に代表される鉄道軌道或いは安全通路に隣接する作業及び当該作業に使用される機械機器・工具・作業対象資材が、作業実施時に許容される制限空間を超えた場合に、注意喚起することが出来、簡易に設置撤去ができる装置に関するものである。
鉄道関連工事等の作業者は、作業空間を制限されているエリアの境界付近で多くの作業に従事している。例えば夜間作業が多い鉄道工事等では、終電から始発までの短時間でのホーム上作業があり、又路線によっては、貨物列車の通過等あり、作業者及び資機材のホームからの落下や飛出しを防ぐため、ホーム上に任意設置のロードコーン(円錐型の保安器具)及びコーンバー(ロードコーン同士に渡しその間を通過できないようにする棒)や外側の柱等にロープを張って作業可能範囲を示し注意喚起をしていた。そして、これら作業には、監視員を配置しているが、これによっても100%の監視を担保することは出来ないものであった。
特開平11−136663号公報
作業指定範囲から、資材がころがり落ちたり、風で飛散したり、運搬中に長尺資器材が使用範囲を超えて飛び出したりすることがある。又、作業エリアが分断されて複数に及ぶこともあり、配置される監視員が個々の作業をすべて監視することは難しく、見落としする可能性もある。さらに、作業後の見回りや落下物の回収作業なども必要で、作業時間をさらに短くせざるを得ないという課題があった。
かくして、本考案は前記従来の課題を解消するために案出されたものであり、
下部に錘が取り付けられた略円錐形状あるいはポール状をなす立設部材と、該立設部材の上端部に設置された測位レーザーセンサーと、前記測位レーザーセンサーを作動させる作動用電源と、を有し、
前記測位レーザーセンサーは、レーザービーム照射が回動して行え、立体的エリアのセンスを可能にした鉄道工事用作業空間制限警告装置であり、
前記鉄道工事用作業空間制限警告装置は、単体であるいは複数個で使用できて、かつ作業空間内を移動設置可能としてなる、
ことを特徴とするものである。
一般に、レーザーセンサーは、指定エリアへの侵入防止や作業エリアからの機械器具の飛出し防止を目的として固定設置されている。本考案は、係る状況において、測位レーザーセンサーを一定高さに固定したもので、その底部にバッテリーを内蔵し、必要な場所に任意に移動設置撤去ができる。
また、当該レーザーセンサーは、設置環境にあわせ作動距離を選定することができ、予め設定することにより下部ついては床ぎりぎりに、高さについても任意に設定できる。本考案の使用形態としては、下部に錘を取り付けた略円錐形状をなすコーン形状や直線状のポール上端部に測位センサーを設置するもの等が考えられる。
利用されるレーザーセンサーの感度は高く、設定された面で反応し、例えば単管が転がって横切っても反応する。そして、測位レーザーセンサーに警報・点滅灯等を連動させることにより、見逃すことなく瞬時に警告出来る。
従って、長いホームでの連続的な作業エリアでも複数に分散された作業エリアでも複数個の本考案品を設置することで作業者に瞬時に的確な警告を音や光等で示すことが出来、作業を安全に遂行させることが出来る。又、作業者のみならず配置されている監視員にも、重ねての注意喚起が出来、安全作業の向上が期待できる。
本考案の最適な実施形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1に本考案による鉄道工事用作業空間制限警告装置1は、下部に錘2が取り付けられ、立設安定性が図られた略円錐形状あるいはポール状をなす立設部材3を有している。
ここで、前記略円錐形状をなす立設部材3としては、一般に工事現場で使用されている円錐状をなす赤色のロードコーンなどが考えられる。しかし、これに限定されるものではない。
次に、立設部材3としては、図に示すように直線ポール状をなすものが考えられる。この直線ポール状をなす部材も一般に市販されているものを使用して構わない。
次に、符号4は、測位レーザーセンサーを示す。該測位レーザーセンサー4は、レーザービーム9を投光する投光部と、投光したレーザービーム9を受光する受光部を有している。
また、この測位レーザーセンサー4は、レーザービーム9を例えば360°回動させて投光することが出来るものとなっており、立体的なエリアにおいても立体的にセンス出来るよう構成されている。
さらに、この測位レーザーセンサー4には制御部が設けられており、レーザービームを投光する距離、あるいはレーザービームを立体的エリアに投光できる範囲などを設定できるよう構成されている。
そして、通常、この測位レーザーセンサー4は、図に示すように、立設部材3の上端部に取り付けられる。尚、決して上端部での取り付けに限定されるものではなく、立設部材3の中間位置に取り付けても構わない。
また、符号5は、作動用の電源を示し、該電源5は、図に示すように、略円錐状をなす立設部材3であれば、下端部の内部に設けることが出来、ポール状の立設部材3であれば、下端部に添接して設けることが出来る。
尚、測位レーザーセンサー4の構成につき、若干説明を加えておく。
測位レーザーセンサーは、三次元の座標軸を用いて、ものの空間の中での位置を測ることができるセンサーで、レーザービームの反射などの仕組みにより測位することができるセンサーである。
該測位レーザーセンサー4は、レーザービームを使うことを大きな特色としており、レーザービームの反射を基準光線との対比で用いて測定するものである。測位レーザーセンサー4は、次のような分野でも使われている。
例えば、測量、地図作成、道路交通安全、港湾管理・施設保全、セキュリティ確保、ビル内などの安全管理、気象観測などにも使用されている。さらに、レーザーレンジセンサーの実装例をあげると、
(ファクトリーセーフティーやファクトリーオートメーションでの使用)
工場内の安全のため、フォークリフトの障害物を検知し、運転者に知らせ、操業ラインの立ち入り禁止区域に誤って立ち入った際の検知や産業用ロボットの誤操作検知を行うなど、工場内の安全や業務の効率化に役立てるための利用が行われている。
(道路の安全の管理)
道路や歩道橋の要補修箇所の探知や、道路の凸凹の検知など、道路の安全管理のために利用される。
(乗用車の衝突防止装置)
道路状況を人の目で見るのではなく、測位レーザーセンサーで確認する後進時の衝突防止装置が大型車・バス・乗用車にはすでに多用されている。自動運転が将来実現されるようになる際には、測位レーザーセンサーが駆動時全般の衝突防止装置として利用される。
(火山、地すべり地帯など危険地帯での気象観測および異常検知)
無人の施設にレーザーレンジセンサーを置き、火山の様子や、地盤のゆるみ、ガスなどの観測を安全に行うことが可能になった。
(交通量の計測)
人、車などの交通量を測位レーザーセンサーで測定し、より適切な迂回路その他経路の案内が行えるようになっている。測位レーザーセンサーが個体識別を得意としている点を利用したものである。
次に、本考案の使用態様を図に示す実施例に基づいて説明する。
図2は、駅の構内で本考案を使用したものである。従来は図3に示すように駅構内で工事を行う場合には、複数のロードコーン6とこのロードコーン6の間にコーンバー7(ロードコーン同士に渡しその間を通過できないようにする棒)を架設して作業範囲を決定していた。
しかしながら、図3に示すように、作業用部材8の一部が前記コーンバー7からはみ出すことがあり、列車の通過に支障をきたすことがある。よって、そのようなことがないように監視員を配置し、昼夜を問わず監視していたのである。
しかるに、本考案では監視員の監視が必要ないものとされた。すなわち、図2に示すように、本考案では、一つのロードコーン6などで構成された立設部材3の上端部に測位レーザーセンサー4を取り付ける。そして、立体的なセンス範囲を設定する。図2において網掛けされた部分が立体的なセンス範囲である。そして、作業用部材8の一部が前記設定された立体的センス範囲からはみ出した場合に、前記測位レーザーセンサー4はそれを検知し、速やかに警告信号を発信することになる。
上記のように本考案では、複数のロードコーン6やそれらを繋ぐコーンバー7を必要とせず、監視員も必要としない。
しかも、小型で軽量であるため作業空間内をスムーズに移動出来、スムーズに設置できる。さらに、単体でも使用できるし、複数個で使用することも出来る。
本考案による鉄道工事用作業空間制限警告装置の構成を説明する説明図である。 本考案の使用状態を説明する説明図である。 従来の使用状態を説明する説明図である。
1 鉄道工事用作業空間制限警告装置
2 錘
3 立設部材
4 測位レーザーセンサー
5 電源
6 ロードコーン
7 コーンバー
8 作業用部材
9 レーザービーム

Claims (1)

  1. 下部に錘が取り付けられた略円錐形状あるいはポール状をなす立設部材と、該立設部材の上端部に設置された測位レーザーセンサーと、前記測位レーザーセンサーを作動させる作動用電源と、を有し、
    前記測位レーザーセンサーは、レーザービーム照射が回動して行え、立体的エリアのセンスを可能にした鉄道工事用作業空間制限警告装置であり、
    前記鉄道工事用作業空間制限警告装置は、単体であるいは複数個で使用できて、かつ作業空間内を移動設置可能としてなる、
    ことを特徴とする移動設置可能な鉄道工事用作業空間制限警告装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111402544A (zh) * 2020-03-23 2020-07-10 朔黄铁路发展有限责任公司 安全警示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111402544A (zh) * 2020-03-23 2020-07-10 朔黄铁路发展有限责任公司 安全警示装置
CN111402544B (zh) * 2020-03-23 2021-08-31 朔黄铁路发展有限责任公司 安全警示装置

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