JP3221092B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP3221092B2
JP3221092B2 JP27765192A JP27765192A JP3221092B2 JP 3221092 B2 JP3221092 B2 JP 3221092B2 JP 27765192 A JP27765192 A JP 27765192A JP 27765192 A JP27765192 A JP 27765192A JP 3221092 B2 JP3221092 B2 JP 3221092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ある所定のネットワ
ークに接続されたプリンタ装置において、対応のパーソ
ナルコンピュータやワークステーションから伝送された
印刷要求を、そのデータの難易度を解析して、効率的な
ジョブ・スケジューリング操作をすることが可能にされ
たプリンタ制御装置に関するものである。また、この発
明は、ネットワークに接続された複数の異なる種類のプ
リンタ装置を適切に選択するべく制御して、対応するパ
ーソナルコンピュータやワークステーションのユーザに
とっては、あたかも単一のプリンタ装置を使用している
かのような状態にすることができるプリンタ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやその周辺機器の発達は近
年目を見張るようなものがあり、特に前記周辺機器の一
種であるプリンタについては、その動作の高速化や品質
の高級化というような顕著な改良がなされてきた。従
来、前記のコンピュータやその周辺機器について、いわ
ゆるネットワーク構成をとる分散型システムにおいて
は、プリンタに付属するプリント・サーバが高価であっ
たことから、このような高価な機器を多数導入すること
は経済面でのデメリットが大きかった。そこで、比較的
少数のプリント・サーバを導入して対応のプリンタに必
要な各種の処理に応ずるようにされてきたが、このよう
な状態の下では、ユーザから出される高度の要求に対し
て、該プリント・サーバの限られた能力では十分に対応
することができなかった。上記のように十分な対応がで
きない理由の一つとしては、システムにおけるプリンタ
に対するプリント要求が、当該システムの負担可能な負
荷に対して例えば時間的にアンバランスな状態で発生す
ることがある。例えば一般的な事務処理をこなすオフィ
スにおいては、ある所定の日になされた仕事の集計結果
をプリンタで出力するために、当日の夕刻にいたってプ
リント要求が集中することがあり得る。また、例えば技
術的な開発を担当する部署においては、該当する技術的
な事項の発表をする技術発表会の開催日の直前に、その
ためのプリント要求が集中することがあり得る。また、
従来のネットワーク構成をとる分散型システムにおいて
新型の改良されたプリンタを導入するようなときには、
そのためのプリント・サーバとして新たに前記のネット
ワークに追加して設置するか、または、以前に設置・使
用されていた旧式もしくは低機能のプリンタと置換する
措置が施されていた。ところで、既に運用されているネ
ットワーク構成のものに対して前記のような新型のプリ
ンタを追加して設置したようなときには、該ネットワー
クのユーザ(クライアント)に対して前述の追加設置に
関する所要の広報をして、各ユーザが新規の事態に誤り
なく対応できるようにすることが必要である。更に、新
式のプリンタを旧式のプリンタと置換をしたときには、
この置換に応じて(置換された新式プリンタの型式等
の)所要の設定事項を変更することが必要になる。そし
て、対応するネットワークのユーザは、伝送すべきデー
タの内容に応じて、所要の機能を果たす適切な種類のプ
リンタを選択せねばならない。
【0003】ところで、ある所要の描画のためにプリン
タを制御する命令の集合体としてのページ記述言語(
下、PDLと略称する)には、例えば、ポストスクリプ
ト(PostScript),インタプレス(Inte
rpress),HP−PCL等が知られている。前記
のようなPDLはそれぞれに表記方法を異にするもので
あるが、いわゆるトークン言語を用いることで共通して
いる。ここでのトークン言語の基本的な構成は、 [命令 引数 引数 ・・・ 引数]または [引数 引数 ・・・ 引数 命令] のいずれかであり、ある所定の命令と適当な個数の引数
との組み合せが集合して、目標とするページ表現を記述
するようにされている。ここで、使用される命令におけ
る表現難易度(ページ記述言語の命令の難易度)はそれ
ぞれの命令によって異なっており、ページ表現の該当す
る命令の処理のために相当な演算処理時間を必要とする
ものがある。そして、このように相当な演算処理時間を
必要とする命令を多く用いて記述されたPDL文書につ
いては、印刷処理時間が長くかかるので、プリント要求
が錯綜する時間帯において処理することは好ましいこと
ではない。ところで、プリンタの中には、前記のような
ページ記述言語で記述された文書データ(PDL文書デ
ータ)のある特定のタイプのものしか解釈・応答できな
いものがある。このために、例えばユーザの錯誤によっ
て、解釈・応答できないPDL文書データがある特定の
プリンタに伝送されたときには、当該プリンタによる応
答はなく、従って、所望のプリント出力が不可能にな
る。PDLの命令の中には、その解釈/実行のために特
別な手段を必要とするものがあったり、または、該当の
プリンタでは本来的に実行不可能なものがあったりす
る。例えば、当該プリンタは白黒の2値だけでしかプリ
ントできないにも拘らずカラーまたは多階調によるプリ
ントが指示されていたり、または、印字される文字の形
状(タイプフェイス)が当該プリンタに対して指定され
たプリンタ・フォントの中に存在しなかったり、もしく
は、アウトライン・フォントによる印字が指示されたに
も拘らず、該当のプリンタにはビットマップ・フォント
しか適用されず、ある限定された種類の寸法だけでしか
印字できない、等の多くの不適当な場合がある。このよ
うに、プリント要求が不適当なプリンタに出力された場
合には、期待されたものとは異なる印字がなされたり、
または、全く処理されないことがある。また、所要のデ
ータを送出する側のユーザについてみれば、PDL文書
ファイルを他者から入手することもあることから、使用
されているPDLの種類やその機能を知らないことがあ
る。このような場合においては、ユーザは、かかる事態
に対応できる高級プリント・サーバを選択し、これに付
属するプリンタに向けて前記のようなPDL文書ファイ
ルを伝送することになる。しかしながら、かかる高品質
かつ高機能のプリンタは使用を希望されることが極めて
多く、多大のプリント要求が他の多くのユーザから集中
するために、自己の要求に係るPDL文書ファイルのプ
リント処理が著しく遅れることがある。また、当該PD
L文書ファイルの内容が不明であったり、そのプリント
処理のために高機能(特別な機能)を必要としたり、ま
たは、その分量が(例えば、数百ページのように)極め
て多量であったりすると、他のユーザに対してそれだけ
迷惑がかかることになる。前記のようなPDLにおける
命令はそれぞれに異なる難易度を有しており、また、こ
のような命令の中のあるものは、対象とするプリンタに
は実装されておらず、このために、目標とする描画が不
可能になることがある。また、いわゆる開発コストとの
兼ね合いもあって、該当する命令を解釈するためのソフ
トウエアが具備されていないこともある。
【0004】この種の技術に関連する事項は以下の諸文
献にそれぞれに開示がなされている。即ち、特開昭56
−153441号公報に開示されたものは、受信専用の
プリンタであって、専用インタフェースケーブル、スイ
ッチを具備して電子化されたインタフェース制御部およ
びプリンタを備えており、前記スイッチの設定と前記専
用インタフェースケーブルとの組み合せに基づいて、制
御方式を異にするプリンタの制御部に接続可能にされた
ものである。特開昭56−153442号公報に開示さ
れたものは、印字装置の出力コード変換装置であって、
ある所定のマイクロプログラム制御によってデータ処理
を行う演算制御装置と、該演算制御装置で論理演算処理
されたデータを格納する記憶装置と、該記憶装置から演
算処理されたデータを読み出して印字装置に出力する出
力端末制御装置と、該出力端末制御装置に結合されて、
前記記憶装置から読み出された印字データのコード変換
を行う出力コード変換装置(ROM)とを備えており、
前記演算制御装置から前記出力端末制御装置に対して所
定の印字命令を出力したときに、前記記憶装置から読み
出された印字データが印字可能なコードであれば、この
コードを前記印字装置に対して出力し、これに対して、
前記記憶装置から読み出された印字データが印字可能な
コードでなければ、該当のコードを前記出力コード変換
装置(ROM)を介して印字可能なコードに変換してか
ら、前記印字装置に対して出力するようにされるもので
ある。特開昭63−63975号公報に開示されたもの
は、印刷スクランブル方式であって、複数のワークステ
ーションから共通の印刷装置に対して順次印刷出力をす
ることが可能になり、各ワークステーションが見かけ上
それぞれ同時に該共通の印刷装置を占有して出力処理を
することができるとともに、その印刷出力動作中のオペ
レータのキー入力待ちの時間ができるだけ短くなるよう
にされたものである。そして、この印刷スクランブル方
式は、ある所定の大容量記憶装置上に各ワークステーシ
ョンからの印刷データを蓄積するスクランブルファイル
が設けられており、また、所要の指令を出すセンタ部か
らの指示により起動して逐次該スクランブルファイル上
の印刷データを単位量毎に読み出し、ある所定のフォー
マットに従って印刷装置に対して出力するスクランブル
ライタが設けられていて、前記ワークステーションに対
応して設けられる印刷データ出力処理部は、印刷データ
として、メッセージヘッダ付きの印字データを前記スク
ランブルファイルに出力するように構成されている。特
開平3−8013号公報に開示されたものは、ネットワ
ーク環境下におけるプリンタ制御方式であって、自己の
ワークステーションに接続されるプリンタ(ローカルプ
リンタ)の他に、他のワークステーションに接続される
プリンタ(リモートプリンタ)も制御できるものであ
る。そして、このプリンタ制御方式においては、前記さ
れた各プリンタの中で使用頻度の高いもの(ローカルま
たはリモートのいずれであるかを問わない)に関する情
報をプリンタアクティブテーブルなる所定のテーブルに
登録しておき、ユーザアプリケーションからプリンタリ
スト要求が出されたときには、この要求の対象であるプ
リンタの使用頻度が高または低のいずれであるかをチェ
ックし、使用頻度が高いときと低いときとでは、ユーザ
アプリケーションに返す通知が異なるようにされてい
る。即ち、使用頻度が高いものであったときには、前記
プリンタアクティブテーブルから読み出したプリンタの
リストをユーザアプリケーション側に通知し、これに対
して、使用頻度が低いものであったときには、ローカル
プリンタに関する情報を記憶するメモリとリモートプリ
ンタに関する情報を記憶するメモリとから読み出した全
R>てのプリンタのリストをユーザアプリケーション側に
通知するようにされている。そして、特開平4−128
068号公報に開示されたものは、ページ記述言語(P
DL)処理印刷装置であって、印刷のために入力された
ページ記述言語で書かれたプログラムの、当該ページ記
述言語の種類を判断するための手段と、前記の判断に従
って対応の1種類が選択される、ある所定のページ記述
言語で書かれたプログラムを解釈して印刷用の画像デー
タを得るようにされた複数種類のページ記述言語解釈手
段と、前記ページ記述言語解釈手段によって得られた画
像データを印刷するための手段とを備えて構成されたも
のである。そして、このページ記述言語処理印刷装置に
よれば、複数種類のページ記述言語解釈手段が用意され
ているために、幾つかの種類のページ記述言語のファイ
ルを取り扱うことが可能になるととともに、異種の通信
プロトコルが用いられるネットワーク環境において使用
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記された従来のこの
種の技術においては、対応のネットワーク内に比較的少
数のプリント・サーバを導入して対応のプリンタに必要
な各種の処理に応ずるようにされてきたが、このような
状態の下では、ユーザから出される高度の要求に対し
て、該プリント・サーバの限られた能力では十分に対応
することができなかった。即ち、例えば一般的な事務処
理をこなすオフィスにおいて生じ得ることであるが、あ
る所定の日になされた仕事の集計結果をプリンタで出力
するために、当日の夕刻にいたってプリント要求が集中
するように、該当のシステムにおけるプリンタに対する
プリント要求が、当該システムの負担可能な負荷に対し
て例えば時間的にアンバランスな状態で発生して、プリ
ンタの円滑な操作に支障をきたすことがあるという問題
点があった。また、従来のネットワーク構成をとる分散
型システムにおいて改良された新式プリンタを導入する
ようなときには、そのためのプリント・サーバとして新
たに前記のネットワークに追加して設置するか、また
は、以前に設置・使用されていた旧式もしくは低機能の
プリンタと置換する措置が施されていたけれども、前者
のように、既に運用中のネットワーク構成システムに対
して新式プリンタを追加して設置した場合には、該ネッ
トワークのユーザ(クライアント)に対して前述の追加
設置に関する所要の広報をして、各ユーザが新規の事態
に誤りなく対応できるようにする措置をとることが必要
となり、これに対して、後者のように、新式のプリンタ
を旧式のプリンタと置換をした場合には、この置換に応
じて(置換された新式プリンタの型式等の)所要の設定
事項を変更することが必要になる、という別の問題点が
生じてきた。
【0006】この発明は上記された問題点を解決するた
めになされたものであり、プリンタに対してなされるプ
リント要求について、当該プリント要求が集中すること
を効率的に分散できるようにしたプリンタ制御装置を提
供することを第1の目的とするものである。また、この
発明は上記された別の問題点を解決するためになされた
ものであり、ネットワークに接続された複数の異なる種
類のプリンタ装置を適切に選択するべく制御して、対応
するパーソナルコンピュータやワークステーションのユ
ーザは、あたかも単一のプリンタ装置を使用しているか
のような状態になることができるプリンタ制御装置を提
供することを第2の目的とするものである。ところで、
過去において蓄積されたPDLの資産は、一般的に、旧
式機器としてのプリンタによるプリントが可能な形式で
形成されているので、後から追加して設置される新規の
改良機器としてのプリンタは、前記旧式機器としてのプ
リンタの機能を包含するものではあるが、前記された全
てのPDL資産は、該新規の改良機器としてのプリンタ
によって、プリントが可能な形式を作成することは必要
とされない。新しい機能として必要とされるものは、新
規に作成されたPDL文書ファイルにおいて新しい機能
が必要とされる場合である。新規なプリンタの導入によ
り過去に導入したものに何等かの変換操作が必要とされ
るときには、ユーザは著しい迷惑をこうむることがあ
る。所要の作業をするユーザの立場からすれば、旧式機
と新式機とが混在する状態であっても、旧式機だけが存
在した過去の状態での作業と何も異ならないことが所望
される。また、前記のように旧式機と新式機とが混在す
る場合において、前記旧式機によって十分な機能が果た
されるとき、または、この旧式機が新式機の補佐的な役
割を負担しているときには、ユーザの使用要求が前記の
新式機に集中しないような工夫をすることが必要とされ
る。更に、対象とするネットワーク上において異なるP
DL文書ファイルが伝送される可能性があり、当該ネッ
トワークにおけるユーザは、対応のプリンタに対するプ
リント・サーバがいずれのPDLを解釈できるかを予め
知っていることが必要である。全てのPDLを解釈でき
るプリント・サーバがネットワーク上に設置されている
ことが好ましいけれども、現実には、このような理想的
な状態になることは殆どない。したがって、この発明に
り解決されるべき課題は、従来のプリント・サービス
において使用された機能および資産をそのままに維持し
ながら、新規に導入したプリント・サービスをユーザに
明示することなしに、その機能の拡張をすることを可能
とすることにある。更に、付与されるPDL文書ファイ
ルの命令等を的確に解釈して、適切なプリント・サーバ
側に対して、前記のPDL文書ファイルが自動的に伝送
されるようにすることにある。また、プリンタに対して
なされるプリント要求について、当該プリント要求が集
中することを効率的に分散できるようにしたプリンタ制
御装置を提供することであり、ネットワークに接続され
た複数の異なる種類のプリンタ装置を適切に選択するべ
く制御して、対応するパーソナルコンピュータやワーク
ステーションのユーザは、あたかも単一のプリンタ装置
を使用しているかのような状態になることができるプリ
ンタ制御装置を提供することである
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
制御装置は上記の目的を果たすためになされたものであ
り、ページ記述言語で表現された文書データを順次記憶
する記憶手段(入力Queue22)と、前記文書デー
タを要素単位で解析する解析手段(PDL解析部23)
と、前記解析結果に基づいて要素単位の処理時間を演算
して当該文書データの印刷順序を決定する決定手段(順
位決定部25)と、前記決定結果に基づいて前記記憶手
段内の文書データの読出し順を変更する変更手段(順
位変更部27)とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0008】この発明に係る別のプリンタ制御装置は上
記別の目的を果たすためになされたものであり、種類の
異なるプリンタが接続される共通の伝送媒体に接続され
たプリンタ制御装置において、前記伝送媒体を介して転
送されページ記述言語で表現された文書データおよび印
刷属性を順次記憶する記憶手段(Queue202)
と、前記文書データのページ記述言語の種類および印刷
属性を解析する解析手段(PDL解析部203)と、前
解析手段による解析結果に基づいて印刷属性に応じて
前記文書データを印刷する場合の前記プリンタを選択す
る選択手段(プリンタ選択部204)と、選択した前記
プリンタに前記印刷データおよび印刷属性を伝送する伝
送手段(出力I/F205)とを具備することを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】この発明に係るプリンタ制御装置においては、
プリンタに対して伝送されるべきページ記述言語表現の
文書データが、順次記憶する記憶手段(入力Queue
22)内に順次記憶されていく。すると、この後段の解
析手段(PDL解析部23)において、前記文書データ
に関する所要の解析が(例えば、命令単位のような)要
素単位で実行される。そして、これに続く決定手段(順
位決定部25)においては、前記解析結果に基づいて要
素単位の処理時間を演算し、これによって当該文書デー
タのプリンタによる印刷順序が決定される。この次の変
更手段(順位変更部27)においては、前記決定結果に
基づいて前記記憶手段内の文書データの読出し順位が変
更される。かくして、この発明によれば、一旦取り込ま
れた文書データについて、その実際のプリント順位が当
該文書データにおける命令の難易度等に依存して定まる
という利点が得られる。
【0010】また、この発明に係る別のプリンタ制御装
置は、適切なプリンタの接続制御をするものであって、
種類の異なるプリンタが接続された共通の伝送媒体(ネ
ットワーク)に接続されており、前記伝送媒体を介して
転送されたページ記述言語の表現による文書データおよ
び印刷属性は記憶手段(Queue202)に順次記憶
される。これに続く解析手段(PDL解析部203)に
おいては、前記記憶された文書データページ記述言語
の種類および印刷属性を解析する。この次の選択手段
(プリンタ選択部204)においては、前記解析結果に
基づいて、その印刷属性に応じて、ある特定の文書デー
タのプリントに適切なプリンタの選択がなされ、伝送手
段(出力I/F205)により、選択した前記プリンタ
に前記印刷データおよび印刷属性を伝送する。かくし
て、この発明によれば、ネットワークに接続された複数
の異なる種類のプリンタ装置を適切に選択することが可
能となり、該ネットワーク内で対応するパーソナルコン
ピュータやワークステーションのユーザは、あたかも単
一のプリンタ装置を使用しているかのような状態におい
て所要の作業をすることができるという利点が得られ
る。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の第1実施例であるプリン
タ制御装置が適用される環境例示図である。この図1に
おいて、例えば、ある所定のビル内に設置されているよ
うな所望の規模のネットワーク1には、各種の事務的ま
たは技術的な演算業務等を実行するための適当な台数の
パーソナルコンピュータ3A,3Bやワークステーショ
ン4A,4Bが接続され、また、上記第1実施例のプリ
ンタ制御装置2およびその付属のプリンタ2Aからなる
プリンタ部2Bが接続されている。なお、これらの手段
以外に、大容量外部記憶の機能を果たすファイル・サー
バや電子メールの授受管理機能を果たすメール・サーバ
等も必要に応じて設置されるけれども、ここでの第1実
施例の説明には不要なものであるから、それらの図示は
省略してある。
【0012】図2は、上記第1実施例であるプリンタ制
御装置2をブロック的に示す構成図である。この図2に
おいて、入力I/F(インタフェース)21は、ネット
ワーク上のパーソナルコンピュータやワークステーショ
ンから伝送されてくるPDL文書ファイルを受け入れる
機能を果たすものである。入力Queue22は、前記
のように受け入れられたPDL文書ファイルを、その受
け入れの順で記憶する機能を果たすものである。PDL
解析部23は、前記入力Queue22内に記憶されて
いる各PDL文書ファイルについて、PDLの命令のい
ずれが用いられているかを解析する機能を果たすもので
ある。このPDL解析部23に付属された命令難易度テ
ーブル24は、図3の(A)に例示されているように、
PDL文書ファイル(毎の命令)とその数値化した難易
度とをテーブル状にして格納しているものである。順位
決定部25は、前記PDL解析部23における解析の結
果に基づき、前記入力Queue22内に記憶されてい
るPDL文書ファイルについて、プリンタ側に送り出す
順序を定める機能を果たすものである。この順位決定部
25に付属された決定テーブル26は、図3の(B)に
例示されているように、前記入力Queue22内に記
憶されているPDL文書ファイル毎の難易度と、その挿
入順位とをテーブル状にして格納しているものである。
順位変更部27は、前記順位決定部25においてなされ
た決定に応じて、前記入力Queue22内に記憶され
ているPDL文書ファイルの順序を変更し、この順序の
変更に基づいて出力Queue28内の前記PDL文書
ファイルの出力順序を定めるものである。そして、出力
I/F(インタフェース)29は、前記出力Queue
28で定められた出力順序に従って、PDL文書ファイ
ルをプリンタ側に順次伝送する機能を果たすものであ
る。
【0013】図4は、上記第1実施例の動作の態様に関
する説明図である。この図4において、[#1:送付]
として示されるように、ネットワーク1のある所定の箇
所に接続されているワークステーション4から、3個の
異なるPDL文書ファイルD1,D2,D3が伝送され
ているとする。なお、これらのPDL文書ファイルを伝
送する側のユーザは、これらを他者から受け入れている
可能性があり、このようなときには、当該PDL文書フ
ァイルのページ数や、その使用されている機能を知らな
いこともある。そこで、このようなPDL文書ファイル
D1,D2,D3には、その出力部数や綴じ込み処理等
を指示する属性が、それぞれに付属する印刷属性指定チ
ケットT1,T2,T3において示されている。このよ
うにして伝送されてきたPDL文書ファイルD1,D
2,D3は、対応の印刷属性指定チケットT1,T2,
T3とともに、プリンタ制御装置2内の入力ueue
22に順次格納される。プリンタ制御装置2内のPDL
解析部23においては、前記入力ueue22からの
PDL文書ファイルD1,D2,D3および対応の印刷
属性指定チケットT1,T2,T3を解析して、どのよ
うな命令が使用されているかを確認する。なお、ここで
の解析においては、PDL文書ファイルの命令に関する
難易度を示す命令難易度テーブル24を用いて、その出
現頻度と難易度の重み付けを積算した値を求めることに
よって上記の確認がなされる。ここで、ページ記述言語
(PDL)におけるInterpressを例にとって
みたときに、 1) 1 2 MOVETO[現在位置から(1,2)
への移動] 2) 11 18 LINETO[(1,1)から
(1,8)への軌跡を作成しながら(直線)移動] 3) 23 11 ARCTO[(2,3)から(1,
1)への軌跡を作成しながら(円弧)移動] 4) 51 24 MASKRECTANGLE
[(5,1)と(2,4)とで指定される矩形部の塗り
つぶし] というような命令が記述されていたとする。これらの命
令は、図形要素描画に関するものとして知られている
が、それぞれに異なる難易度を有している。即ち、MO
VETOやLINETOについてみれば、これらは描画
点の直線的移動や描画を指示するものであって、そのた
めの計算に用いられる式は比較的単純であり、簡単にそ
の結果を得ることができる。ARCTOは円形を描画す
る命令であって、所要の描画点を求めるためには相当の
時間を必要とする。また、MASKRECTANGLE
はある所定の描画した矩形領域の内部を塗りつぶすため
の命令であるが、これも前記矩形領域内の所要の点を指
定せねばならず、そのためには相当の時間を必要とする
ことになる。このような事項を考慮して、前記4個の命
令には例えば次のような重み付けをすることができる。
即ち、MOVETOおよびLINETOについては
[1],ARCTOについては[3],そして、MAS
KRECTANGLEについては[2]のような重み付
けをすることができる。ここに、命令の出現頻度とその
難易度の重み付けを積算した値としては、次のような例
を考えることができる。即ち、いま、重み[1]のMO
VETOが1回、同じく重み[1]のLINETOが4
回、そして、重み[2]のMASKRECTANGLE
が1回使用されるとすると、ある所定の始点から作成さ
れる所要の寸法の矩形について、塗りつぶしをした所望
の描画がなされることになる。このような場合において
は、それぞれの命令の出現頻度とその難易度の重み付け
を積算することによって、総合的な難易度を数値的に得
ることができる。なお、この場合において、描画される
図形自体の大小のいかんや複雑性も考慮に入れることが
できる。いま、この図4の場合において、[D1+T
1:高品質の図形と文字とからなり、全部で5ペー
ジ]、[D2+T2:文字だけからなり、全部で12ペ
ージ]、[D3+T3:簡略図形と文字とからなり、全
部で80ページ]、なる条件のものであるとする。この
ようなときには、使用されているプリンタの機能と必要
なプリントの量とからみて、例えば、D2+T2、D1
+T1,D3+T3の順序で出力のための伝送がなされ
ることになる。
【0014】図5は、上記第1実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。この図5において、上記
第1実施例であるプリンタ制御装置2の動作が開始され
ると、入力Queue22に格納されているPDL文書
ファイルの中の第1順位のものがPDL解析部23側に
送られてくる(S51)。これに応じて、PDL解析部
23側においては、該当のPDL文書ファイルに含まれ
ている命令の解析を実行する(S52)。これに続け
て、順位決定部25においては、命令の解析結果に基づ
いて、前記PDL文書ファイルの順位を定める優先度の
いかんが判定される(S53)。なお、このステップに
は複数(n個)のサブステップが含まれており、その始
めのSS531においては出力Queue28の先頭部
位(Level 1)が指定され、次のSS532にお
いては出力Queue28の次続部位(Level
)が指定され、以下同様にして、最後のSS53nに
おいては出力Queue28の最終部位(Level
)が指定されることになる。そして、前記ステップS
53に続く最後のステップS54においては、前記のよ
うに定められた順序に従って、入力Queue22から
のPDL文書ファイルが出力Queue28側に伝送さ
れて、所要の作業が終了することになる。
【0015】以上説明されたように、この発明の第1の
実施例であるプリンタ制御装置によれば、順次出される
プリント要求について、当該プリント要求に対応するP
DL文書ファイルの命令の難易度に基づき、それらのプ
リント要求の実行順序を適切に調整することにより、あ
る所定のプリンタに対してなされるプリント要求につい
て、例えば難易度が低く、印刷処理が速く終了するもの
から順に処理が行われるので、当該プリント要求が集中
することを避けて、効率的に分散できるという利点がも
たらされる。
【0016】図6は、この発明の第2実施例であるプリ
ンタ選択用の制御装置が適用される環境例示図である。
この図6において、例えば、ある所定のビル内に設置さ
れているような所望の規模のネットワーク1には、各種
の事務的または技術的な演算業務等を実行するための適
当な台数のパーソナルコンピュータ3A,3Bやワーク
ステーション4A,4Bが接続され、また、第1プリン
タ制御装置21Bとその付属の第1プリンタ21Cから
なる第1プリンタ部21A,および、第2プリンタ制御
装置22Bとその付属の第2プリンタ22Cからなる第
2プリンタ部22Aが接続されており、更に、これらの
プリンタのいずれかを選択するプリンタ選択制御装置2
0によるプリンタ選択制御部20Aが接続されている。
なお、この第2実施例の場合においても、前述された諸
手段以外に、大容量外部記憶の機能を果たすファイル・
サーバや電子メールの授受管理機能を果たすメール・サ
ーバ等が必要に応じて設置されるけれども、ここでの第
2実施例の説明には不要なものであるから、それらの図
示は省略してある。
【0017】図7は、上記第2実施例であるプリンタ選
択用の制御装置に係わるプリンタ選択制御装置20をブ
ロック的に示す構成図である。この図7において、入力
I/F(インタフェース)201は、ネットワーク上の
パーソナルコンピュータやワークステーションから伝送
されてくるPDL文書ファイルを受け入れる機能を果た
すものである。Queue202は、前記のように受け
入れられたPDL文書ファイルを、その受け入れの順で
記憶する機能を果たすものである。PDL解析部203
は、前記Queue202内に記憶されている各PDL
文書ファイルについて、PDLの命令のいずれが用いら
れているかを解析する機能を果たすものである。このP
DL解析部203に付属された(命令)解析用データベ
ース206は、PDLの中の所定のものの解析に資する
データを含む所要個数の個別データベースからなるもの
である。即ち、例えば、Postscript用の個別
データベース206P,Interpress用の個別
データベース206I,HP−PCL用の個別データベ
ース206H等からなるものである。プリンタ選択部2
04は、前記PDL解析部203における解析の結果に
基づき、前記Queue202内に記憶されているPD
L文書ファイルについて、送り出される側のプリンタを
選択する機能を果たすものである。このプリンタ選択部
204に付属されたプリンタ・データベース207は、
ネットワークに接続されている複数のプリンタについ
て、個別のものの機能に関するデータを含む所要個数の
個別データベースからなるものである。即ち、例えば、
第1プリンタに関する機能の個別データベース207
1,第2プリンタに関する機能の個別データベース20
72,第Xプリンタに関する機能の個別データベース2
07X(ただし、前記図には2台のプリンタだけが例
示されている)等からなるものである。そして、出力I
/F(インタフェース)205は、前記プリンタ選択部
204によって選択されたプリンタに対して、対応する
PDL文書ファイルを伝送する機能を果たすものであ
る。
【0018】図8は、上記第2実施例の動作の態様に関
する説明図である。この図8において、[#1:伝送]
として示されるように、ネットワーク1のある所定の箇
所に接続されているワークステーション4から、3個の
異なるPDL文書ファイルD1,D2,D3が伝送され
ているとする。なお、これらのPDL文書ファイルを伝
送する側のユーザは、前記第1実施例の場合と同様に、
これらを他者から受け入れている可能性があり、このよ
うなときには、当該PDL文書ファイルのページ数や、
その使用されている機能を知らないこともある。そこ
で、このようなPDL文書ファイルD1,D2,D3に
は、その出力部数や綴じ込み処理等を指示する属性が、
それぞれに付属する印刷属性指定チケットT1,T2,
T3において示されている。このようにして伝送されて
きたPDL文書ファイルD1,D2,D3は、対応の印
刷属性指定チケットT1,T2,T3とともに、プリン
タ選択制御装置20内のueue202に順次格納さ
れる。プリンタ選択制御装置20内のPDL解析部20
3においては、前記queue202からのPDL文書
ファイルD1,D2,D3および対応の印刷属性指定チ
ケットT1,T2,T3を解析して、使用されているP
DLの種類を確認するとともに、どのような命令が使用
されているかの確認もする。そして、該プリンタ選択制
御装置20内のプリンタ選択部204においては、前記
PDL解析部203による解析の結果と付属したプリン
タ・データベース207の内容とに基づいて、[#2:
選択]として示されるように、個別のPDL文書ファイ
ルを伝送するのに適切なプリンタの選択をする。次に、
プリンタ選択制御装置20内の出力I/F(インタフェ
ース)205は、前記プリンタ選択部204による選択
に従って、[#3:適切なプリンタへ伝送]として示さ
れるように、第1プリンタ部21Aまたは第2プリンタ
部22Aのいずれかに対して、対応のPDL文書ファイ
ルを選択的に伝送する。
【0019】図9は、上記第2実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。この図9において、上記
第2実施例であるプリンタ選択用の制御装置に係わるプ
リンタ選択制御装置20の動作が開始されると、Que
ue202に格納されているPDL文書ファイルがPD
L解析部203側に順次送られてくる(S91)。これ
に応じて、PDL解析部203側においては、該当のP
DL文書ファイルを構成するPDLを解析してその種類
を確定する。即ち、(文書)解析用データベース206
に含まれている個別データベース206P〜206Hの
適当なものを参照することにより、該当するPDLに含
まれている命令の解析を実行する(S92)。これに続
けて、プリンタ選択部204においては、前記PDL解
析部203側による命令の解析結果に基づいて、該当の
PDL文書ファイルを伝送すべきプリンタの選択がなさ
れる。なお、このステップには複数n個のサブステップ
が含まれており、その始めのSS93Aにおいては第1
プリンタ21Cに相当するプリンタAが伝送先として指
定され、次に続くSS93Bにおいては第2プリンタ2
2Cに相当するプリンタBが伝送先として指定され、以
下同様にして、(図6には示されていないが)最後のS
S93Xにおいては第Xプリンタ(22X)に相当する
プリンタXが伝送先として指定されることになる。そし
て、前記ステップS93に続く最後のステップS94に
おいては、Queue202からのある所定のPDL文
書ファイルが、適切に選択されたプリンタ側に伝送され
て、所要の作業が終了することになる。なお、ここには
図示されていないけれども、選択されたプリンタに対す
るPDL文書ファイルの伝送が終了したときには、当該
PDL文書ファイルの伝送をしたユーザ側に対して伝送
完了の通知が出される。また、その伝送の過程において
何等かの(例えば、選択されたプリンタによるプリント
操作に不具合があるというような)障害が生じたときに
は、ユーザ側に対して障害発生の通知をすることもでき
る。
【0020】図10は、上記第2実施例のプリンタ選択
動作に関する説明図である。この図10において、ネッ
トワーク1のある所定の箇所に接続されているワークス
テーション4から3個の異なるPDL文書ファイルD
1,D2,D3が伝送されているとする。なお、これら
のPDL文書ファイルを伝送する側のユーザは、前記第
1実施例の場合と同様に、これらを他者から受け入れて
いる可能性があり、このようなときには、当該PDL文
書ファイルのページ数や、その使用されている機能を知
らないこともある。そこで、このようなPDL文書ファ
イルD1,D2,D3には、その出力部数や綴じ込み処
理等を指示する属性が、それぞれに付属する印刷属性指
定チケットT1,T2,T3において示されている。そ
して、この図10の例において、[D1+T1:文字だ
けからなり、全部で5ページ、出力部数は1部]、[D
2+T2:カラー指定付き図形を含み、全部で20ペー
ジ、出力部数は綴じ込み処理付きで5部]、[D3+T
3:簡略図形と文字とからなり、全部で80ページ、出
力部数は10部]、なる条件のものであるとする。ま
た、第1プリント部21Aにおけるプリンタ21Cは、
高品質・高機能ではあるが印字速度が遅いものであり、
これに対して、第2プリント部22Aにおけるプリンタ
22Cは、印字品質は余り良好ではないが高速のもので
あるとする。このような条件の下において、上記第2実
施例に係るプリンタ選択制御装置20においては、伝送
されるべきPDL文書ファイルの質と量、および、これ
を受け入れるべきプリンタの能力等を計算に入れて、
[D2+T2]に相当するPDL文書ファイルの伝送先
としては第1プリント部21Aにおけるプリンタ21C
を選択し、また、他の[D1+T1]および[D3+T
3]に相当するPDL文書ファイルの伝送先としては第
2プリント部22Aにおけるプリンタ22Cを選択する
ようにされる。ここで、PDLの中のInterpre
ssについてみると、使用されるプリンタ等の製品コス
トに合わせて、必要最低限のプリント機能から高品位の
プリントを目指す高級プリント機能までの3段階に機能
分けがなされている。ここでの必要最低限のプリント機
能としては、文字や簡単な図形要素の記述が可能なもの
にされており、中間的な程度のプリント機能としては、
やや複雑な属性と、単色ではあるが複数階調の設定が可
能なものにされている。更に、ここでは最高の程度のプ
リント機能としては、カラーによるプリントが可能にな
るとともに、任意の回転やクリップ操作の機能も果たせ
るものにされている。このようなPDLでの幾つかの機
能に個別に当てはまるように、ネットワークに接続され
ている複数の種類の異なるプリンタを適切に選択するこ
とが好ましく、このために、ここで説明されたようなプ
リンタの選択制御がなされることになる。
【0021】以上説明されたように、この発明の第2実
施例に係わるプリンタ制御装置によれば、ある所定のネ
ットワークに接続されている複数の異なる種類のプリン
タ装置を適切に選択するように制御されて、対応のパー
ソナルコンピュータやワークステーションにおけるユー
ザは、あたかも単一のプリンタ装置を使用しているかの
ような状態で作業をすることが可能にされるという利点
がもたらされる。
【0022】
【発明の効果】以上説明されたように、この発明に係る
プリンタ制御装置は、プリンタに対して伝送されるべき
ページ記述言語表現の文書データが記憶手段(入力Qu
eue22)内に順次記憶され、このように順次記憶さ
れた前記文書データが後続の解析手段(PDL解析部2
3)において(例えば、命令単位のような)要素単位で
所要の解析が実行され、これに続く決定手段(順位決定
部25)においては、前記解析結果に基づいて要素単位
の処理時間を演算し、これによってプリンタによる文書
データの印刷順序が決定され、そして、この次の変更手
段(順位変更部27)においては、前記決定結果に基づ
いて前記記憶手段内の文書データの読出し順位が変更さ
れるように構成されている。かくして、この発明によれ
ば、ある所定のネットワークに接続されたプリンタ装置
において、対応のパーソナルコンピュータやワークステ
ーションから、プリントの要求をともなって伝送された
データに関する難易度を解析して、より効率的な作業の
分担操作をすることが可能にされる。
【0023】また、この発明に係る別のプリンタ制御装
置は、適切なプリンタの接続制御をするためのものであ
って、種類の異なるプリンタが接続された共通の伝送媒
体(ネットワーク)に接続されており、前記伝送媒体を
介して転送されたページ記述言語の表現による文書デー
タは記憶手段(Queue202)に順次記憶され、こ
れに続く解析手段(PDL解析部203)においては、
前記記憶された文書データがどのような種類のページ記
述言語からなっているかの解析がなされ、この次の選択
手段(プリンタ選択部204)においては、前記解析結
果に基づいてある特定の文書データのプリントに適切な
プリンタの選択がなされるように構成されている。かく
して、この発明によれば、ネットワークに接続された複
数の異なる種類のプリンタ装置を適切に選択することが
可能となり、該ネットワーク内で対応するパーソナルコ
ンピュータやワークステーションのユーザは、あたかも
単一のプリンタ装置を使用しているかのような状態にお
いて所要の作業をすることができるという効果が奏せら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるプリンタ制御装置
が適用される環境例示図である。
【図2】上記第1実施例であるプリンタ制御装置をブロ
ック的に示す構成図である。
【図3】上記第1実施例における各種テーブルの例示図
である。
【図4】上記第1実施例の動作の態様に関する説明図で
ある。
【図5】上記第1実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】この発明の第2実施例であるプリンタ制御装置
が適用される環境例示図である。
【図7】上記第2実施例であるプリンタ制御装置に係わ
るプリンタ選択装置をブロック的に示す構成図である。
【図8】上記第2実施例の動作の態様に関する説明図で
ある。
【図9】上記第2実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】上記第2実施例のプリンタ選択動作に関する
説明図である。
【符号の説明】
2−−プリンタ制御装置;20−−プリンタ選択制御装
置;21,201−−入力I/F(インタフェース);
22−−入力Queue;23,203−−PDL解析
部;24−−命令難易度テーブル;25−−順位決定
部;26−−決定テーブル;27−−順位変更部;28
−−出力Queue;29,205−−出力I/F(イ
ンタフェース);204−−プリンタ選択部;206−
−解析用データベース;207−−プリンタ・データベ
ース。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ページ記述言語で表現された文書データを
    順次記憶する記憶手段と、 前記文書データを要素単位で解析する解析手段と、 前記解析結果に基づいて要素単位の処理時間を演算して
    当該文書データの印刷順序を決定する決定手段と、 前記決定結果に基づいて前記記憶手段内の文書データの
    読出し順を変更する変更手段と、 を具備することを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】種類の異なるプリンタが接続される共通の
    伝送媒体に接続されたプリンタ制御装置において、 前記伝送媒体を介して転送されページ記述言語で表現さ
    れた文書データおよび印刷属性を順次記憶する記憶手段
    と、 前記文書データのページ記述言語の種類および印刷属性
    を解析する解析手段と、 前記解析手段による解析結果に基づいて印刷属性に応じ
    て前記文書データを印刷する場合の前記プリンタを選択
    する選択手段と、選択した前記プリンタに前記印刷データおよび印刷属性
    を伝送する伝送手段と を具備することを特徴とするプリ
    ンタ制御装置。
  3. 【請求項3】前記解析手段は更に文書データのページ記
    述言語の命令の難易度の解析を含むものであることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ制御
    装置。
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