JP3217168B2 - 壁際の葺き替え方法 - Google Patents

壁際の葺き替え方法

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JP3217168B2
JP3217168B2 JP00235093A JP235093A JP3217168B2 JP 3217168 B2 JP3217168 B2 JP 3217168B2 JP 00235093 A JP00235093 A JP 00235093A JP 235093 A JP235093 A JP 235093A JP 3217168 B2 JP3217168 B2 JP 3217168B2
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満雄 門脇
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁際の葺き替え方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、瓦屋根1は、図6に示すよう
に、棟から軒にかけて掛け渡した垂木2に野地板3を敷
設し、この野地板3に葺き土4を載せた後、その上に瓦
5を順次据え付けて構成されている。そして、家屋を二
階建に形成した場合、二階の妻側および桁側の壁との間
は、最上段の瓦5上に充填した面戸漆喰6を介して複数
枚ののし瓦7を重ねた後、その上にヌキ板8を配設し、
このヌキ板8を覆うとともに、壁を構成するモルタルな
どの壁材K1と板材などの壁下地K2間にわたって板金
製の雨押さえ9を配置して構成されている。
【0003】したがって、瓦5が老朽化して葺き替える
場合は、瓦5および葺き土4を順次取り除いた後、新し
い瓦を順次配設し、さらに、前述したのし瓦7や面戸漆
喰6およびヌキ板8を除去した壁際には、雨押さえ9を
一部切断して除去した後、壁材K1の下方を覆うように
板金製の加工品を取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなのし瓦に代えて板金加工品を取り付ける方法では、
壁の下方周囲に板金加工品が帯状に配置されることか
ら、瓦屋根が持つ重厚な外観と平面的な壁際の外観が整
合せず、改善を要望されていた。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、葺き替えられた瓦屋根と調和した外観を呈
することのできる壁際の葺き替え方法を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、既設の屋根を
構成する瓦、葺き土、のし瓦、面戸漆喰およびヌキ板を
取り除いた後、新たな瓦を据え付ける一方、壁際に設け
られた既設の雨押さえの一部を切断除去し、次いで、最
上段の新たな瓦の壁際に棟補助面戸と新たなヌキ板を順
次配置し、この新たなヌキ板を覆うとともに壁下地に沿
って新たな雨押さえを配置して棟補助面戸およびヌキ板
とともに固定した後、新たな雨押さえの壁下地に沿う立
ち上がり部分に既設の雨押さえを延ばして被せ、さら
に、壁材下方に沿って壁際化粧のし瓦を取り付けること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】既設の屋根を構成する瓦、葺き土、のし瓦、面
戸漆喰およびヌキ板を取り除き、野地板上に新しい瓦を
順次配設するとともに、壁際に設けられた既設の雨押さ
えを一部切断して除去する。そして、最上段の瓦の壁際
に棟補助面戸と新たなヌキ板を順次配置し、新たなヌキ
板を覆うとともに壁下地に沿って新たな雨押さえを配置
し、棟補助面戸およびヌキ板とともに固定する。次い
で、この雨押さえの壁下地に沿う立ち上がり部分に既設
の雨押さえを延ばして被せた後、壁材下方に沿って壁際
化粧のし瓦を取り付ける。
【0008】この結果、瓦屋根と整合する壁際を形成す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】なお、図6に示した既設の屋根1およびそ
の壁際の構成と同一の構成には同一の符号を用いる他、
それらの詳細な説明は省略する。
【0011】図1には、野地板3上に新たな瓦5Aが据
え付けられ、葺き替えられた屋根1Aが示されており、
この屋根1Aの壁際は、新たな瓦5Aの壁際に沿って配
置された棟補助面戸10と、この棟補助面戸10上に固
定された新たなヌキ板8Aと、この新たなヌキ板8Aを
覆って壁下地K2に固定された新たな雨押さえ9Aと、
壁材K1の下面に沿って配置され、既設の雨押さえ9と
ともに新たな雨押さえ9Aを固定する木桟11と、この
木桟11を覆って取り付けられた壁際化粧のし瓦7Aか
ら構成されている。
【0012】このような壁際を形成するには、まず、既
設の屋根1を構成する瓦5および葺き土4を取り除くと
ともに、合わせて壁際の面戸漆喰6、のし瓦7およびヌ
キ板8を取り除く。次いで、野地板3上にアスファルト
ルーフィング12を壁下地K2の外面に立ち上げつつ敷
設した後、新たな瓦5Aを順次据え付ける。一方、壁材
K1の直下から庇状に延出している既設の雨押さえ9を
一部を残して切断除去した後、最上段に配設された新た
な瓦5Aの壁際に棟補助面戸10と、この棟補助面戸1
0上に新たなヌキ板8Aを順次配置する。そして、この
新たなヌキ板8Aを覆うとともに、壁下地K2の外面に
沿って立ち上げた新たな雨押さえ9Aを前述した新たな
ヌキ板8Aと棟補助面戸10とともに釘打ちして野地板
3に固定する(図2実線状態参照)。
【0013】次いで、既設の雨押さえ9を延ばして新た
な雨押さえ9Aの立ち上がり部分に被せた後(図2鎖線
状態参照)、壁材K1直下に沿って木桟11を配置し、
既設の雨押さえ9および新たな雨押さえ9Aとともに壁
下地K2に釘打ち固定する(図3参照)。そして、木桟
11に壁際化粧のし瓦7Aを被せて取り付ける(図4参
照)。
【0014】この際、妻側および桁側の突き合わせ部に
おいては、図5に示すように、それぞれの壁際化粧のし
瓦7Aの突き合わせ側端部を斜めに切断して接合すれば
よい。
【0015】なお、本実施例においては、壁に取り付け
た木桟11を介して壁際化粧のし瓦7Aを固定したが、
壁際化粧のし瓦の背面に木桟に相当する取付部分を一体
に形成することもでき、その際には、木桟を用いること
なく壁際化粧のし瓦を直接壁に取り付ければよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、既設の屋
根を構成する瓦、葺き土、のし瓦、面戸漆喰およびヌキ
板を取り除いた後、新たな瓦を据え付ける一方、壁際に
設けられた既設の雨押さえの一部を切断除去し、次い
で、最上段の新たな瓦の壁際に棟補助面戸と新たなヌキ
板を順次配置し、この新たなヌキ板を覆うとともに壁下
地に沿って新たな雨押さえを配置して棟補助面戸および
ヌキ板とともに固定した後、新たな雨押さえの壁下地に
沿う立ち上がり部分に既設の雨押さえを延ばして被せ、
さらに、壁材下方に沿って壁際化粧のし瓦を取り付ける
ことにより、瓦屋根と整合する壁際を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって葺き替えられた壁際の断面図で
ある。
【図2】図1の壁際を形成する工程を示す説明図であ
る。
【図3】図1の壁際を形成する工程を示す説明図であ
る。
【図4】図1の壁際を形成する工程を示す説明図であ
る。
【図5】妻側と桁側の突き合わせ部分において、葺き替
えられた壁際の斜視図である。
【図6】葺き替え前の壁際の断面図である。
【符号の説明】
1A 新しく葺き替えた屋根 3 野地板 5A 新たな瓦 7A 壁際化粧のし瓦 8A 新たなヌキ板 9,9A 新旧の雨押さえ 10 棟補助面戸 11 木桟
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/30 601 E04D 3/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の屋根を構成する瓦、葺き土、のし
    瓦、面戸漆喰およびヌキ板を取り除いた後、新たな瓦を
    据え付ける一方、壁際に設けられた既設の雨押さえの一
    部を切断除去し、次いで、最上段の新たな瓦の壁際に棟
    補助面戸と新たなヌキ板を順次配置し、この新たなヌキ
    板を覆うとともに壁下地に沿って新たな雨押さえを配置
    して棟補助面戸およびヌキ板とともに固定した後、新た
    な雨押さえの壁下地に沿う立ち上がり部分に既設の雨押
    さえを延ばして被せ、さらに、壁材下方に沿って壁際化
    粧のし瓦を取り付けることを特徴とする壁際の葺き替え
    方法。
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