JP3216881U - 心肺蘇生（ｃｐｒ）補助装置 - Google Patents

Abstract

【課題】マッサージの押圧力の適否及び心拍の回復状況を把握可能な心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を提供する。【解決手段】着用具装置１、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）２及び酸素供給装置３及びこれらを収容するケースからなる肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置であって、該着用具装置１は、患者の胸部にあてがう被覆部材１１及び該被覆部材１１に接続するバンド１２を設け、該被覆部材１１は、圧力検出ユニット５１及び心拍検出ユニット５２、及び第１表示ユニット５３、第２表示ユニット５４及びこれらに接続するマイクロプロセッサユニットを設け、該圧力検出ユニット５１は胸部を押圧するマッサージの押圧力を検出してマイクロプロセッサにより該第一表示ユニット５３に表示し、該心拍検出ユニット５１は心拍信号を検出してマイクロプロセッサにより該第二表示ユニット５４に表示する。【選択図】図１

Description

本考案は、心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置に関し、特に、救助要員に押圧が正確であるか否かを注意させ、救助の成功率を高める心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置に関する。

台湾は、平均で毎年約２万名が心臓の突然の停止に会うが、緊急救護のプライムタイムは５分以内であり、従って、早期の救急措置が生存率を高くするが、統計によれば病院到着の５分前の救急生存率は、台湾では約１５％〜２０％である。***内の民衆は、ＣＰＲについて概念を認知しているが、救急措置の正確な方法については、やや不十分である。

従来の心肺蘇生術は、救助要員の患者に対する人工呼吸及び心臓マッサージに頼って、病傷者の血液酸素濃度を維持するよう補助しているが、人工の手作業の救助方式による場合、押圧の深さ、頻度が一定せず、しばしば患者の心肺蘇生の効果が良好でなくなる。いわゆる押圧の深さは、現段階では、完全に救助要員自身の判断に頼っており、今まで救助要員に注意させ、救援効率を高める補助ができる如何なる製品も存在していない。出願人は、これに鑑み、絶え間ない研究、実験を経て、ようやく救助要員に押圧が正確であるかを注意させ、救助の成功率を高めることができる心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を実現した。

特開２０１１−１０４３１０号公報 特開昭６２−２４２２７８号公報

本考案の目的は、救助要員に押圧が正確であるかを注意させ、救助の成功率を高めることができる心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を提供することにある。

前述の心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置は、着用具装置と、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）と、酸素供給装置と、を含み、該装置にケースを収容させる。そのうち、該着用具装置は、被覆部材及び該被覆部材に接続するバンドを設け、該被覆部材は、圧力検出ユニット、心肺検出ユニット、第１、第２表示ユニットを設ける。患者の心臓が突然停止した時、該被覆部材を患者の胸の前に引っ掛け、救助要員に特定位置に対して心肺蘇生（ＣＰＲ）を行わせ、措置を行う過程で圧力検出ユニットにより押圧の力量を検出し、該第１表示ユニットに表示し、それにより、救助要員に押圧が正確であるか否かを注意させ、且つ心拍検出ユニットにより心拍信号を検出し、第２表示ユニットに心拍が回復しているか否かを表示し、心肺蘇生の正確な実行を補助し、且つ自動体外式除細動器（ＡＥＤ）及び酸素供給装置を合わせて、救助の成功率を高めることができる。

前述の心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置において、該被覆部材に設けられた第１、第２表示ユニットは、発光ダイオードであり、発光ダイオードのフラッシュ周波数により、押圧の力量及び心拍信号を表示させる。

前述の心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置において、酸素供給装置は、酸素ガスボトルと、該酸素ガスボトルに接続し、患者の鼻口部に装着させるマスクと、を含む。

本考案は、圧力検出ユニット及び心拍検出ユニット、及び表示ユニットの被覆部材を設け、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）及び酸素供給装置を組み合わせ、心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を構成する。心肺蘇生（ＣＰＲ）の実行過程において、救助要員に押圧が正確であるか否かを注意させ、救助の成功率を高めることができる。

本考案の立体図である。 本考案の着用具装置の好適実施例の回路図である。 本考案の使用状態図である。 本考案の使用状態図である。 本考案の酸素供給の状態図である。 本考案の自動体外式除細動器（ＡＥＤ）の使用状態図である。

図１及び図２を同時に参照する。本考案の立体図及び着用具装置の好適実施例の回路図である。図に示すように、本考案は、着用具装置１、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）２、酸素供給装置３及び枕４を含み、該装置をケースＡに収容させる。そのうち、該着用具装置１は、被覆部材１１と、被覆部材１１に接続する２つのバンド１２を設け、本実施例において、該２つのバンド１２は、末端に面ファスナー部材１２１等を設けて相互に連結可能とする。該被覆部材１１は、マイクロプロセッサユニット５を設け、マイクロプロセッサユニット５により圧力検出ユニット５１、心拍検出ユニット５２、第１表示ユニット５３及び第２表示ユニット５４に接続し、本実施例において、該第１表示ユニット５３及び第２表示ユニット５４は、発光ダイオードである。

前述の本考案の圧力検出ユニット４１は、心肺蘇生（ＣＰＲ）を行う正確な位置（人体の肋骨及び胸骨の交わる箇所の心窩部位の心窩箇所、即ち、２つの乳頭の接続線の中央箇所）に設けられ、且つ該被覆部材１１の表面に標示１３を設け、救助要員に心肺蘇生（ＣＰＲ）を行う正確な位置をみつけさせる。

該自動体外式除細動器（ＡＥＤ）２は、複数の操作キー２１を設け、ショックパッチ２２及びショックパッチ２３を挿入させる。

該酸素供給装置３は、酸素ガスボトル３１、該酸素ガスボトル３１に接続し、患者の鼻口部に装着させるマスク３２を含む。

前記部材の組み合わせは、心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を構成し、患者の心臓が突然停止した時、枕４を地面又は横たわらせる位置に置く、患者を横たわらせた後、頭部を該枕４に乗せ、該被覆部材１１を患者の胸の前に引っ掛けさせ、救助要員に特定の位置に心肺蘇生（ＣＰＲ）を行わせ、行う過程で圧力検出ユニット５１により押圧の力量を検出させて該第１表示ユニット５３に表示させ、救助要員の押圧が正確であるか否かを注意させ、且つ心拍検出ユニット５２により心拍を検出させ、第２表示ユニット５４に心拍が回復しているか否かを表示し、心肺蘇生措置の正確な実行を補助し、且つ自動体外式除細動器（ＡＥＤ）２及び酸素供給装置３を組み合わせて救急成功率を向上させる。

図１及び図２と合わせて図３及び図４を参照し、本考案の使用状態図を示す。図に示すように、本考案の使用時、枕４をケースＡから取り出して地面又は横たわらせる位置に置き、患者を横たわらせた後、頭部を該枕４上に置かせ、該被覆部材１１を患者の胸の前に引っ掛け、２つのバンド１２の末端の面ファスナー部材１２１が相互に接続して被覆部材１１を位置決めし、且つ標示１３を肋骨及び胸骨の交わる箇所に位置する心窩部位の心窩箇所に位置させて救助要員に被覆部材１１の特定位置（標示１３）に対して心肺蘇生（ＣＰＲ）措置を行わせる。
標準の心肺蘇生（ＣＰＲ）のステップ及び方法に基づき、救助要員は、患者の傍らに跪き、片手の中指を心窩箇所に置き、人差し指を胸骨の下端に位置決めし（被覆部材１１の特定位置）、他方の手は、人差し指の傍らの胸骨上に置き（被覆部材１１の特定位置の下半部）、位置決めした手をその上に重ねて両手の指を互いに重ね合わせるか、平行にし、手指を上に向けて肋骨に触れることを回避する。毎分８０〜１００回の速度で１５回の胸外マッサージを行い（１５回の押圧時間が計約９〜１１秒間）、毎回胸郭を約４〜５ｃｍ押圧する。

前述の心肺蘇生（ＣＰＲ）措置を行う時、被覆部材１１に設けた圧力検出ユニット５１が押圧の力量を持続的に検出して第１表示ユニット５３に表示し（標準は胸郭を約４〜５ｃｍの深さだけ押圧し、一定の圧力を形成し、圧力検出ユニット５１は、該圧力値を絶えず検出し、押圧の力量が十分である場合、第１表示ユニット５３は点滅し、押圧の力量が不十分である場合、第１表示ユニット５３は、消灯状態又は点灯状態を呈する）、救助要員に救助措置の実行が正確であるか否かを注意させる。
心拍検出ユニット５２は、心拍信号を持続的に検出し、第２表示ユニット５４に表示し（救助措置を行う時に心拍が停止状態である場合は、第２表示ユニット５４が消灯状態又は点灯状態を呈し、心拍数の回復時に点滅表示する）、心肺蘇生の正確な実行を補助し、救助実施の成功率を高める。

本考案の装置を用いた措置による酸素供給状態を示す図５を参照する。図に示すように、本考案の装置は、前記心肺蘇生（ＣＰＲ）実施過程において、患者に一定の酸素供給量を提供できろ。 マスク３２を患者の鼻口部に装着して酸素ガスボトル３１のコックを開き、酸素ガスボトル３１により適量の酸素ガスをマスク３２に送り、患者に十分な酸素ガスを吸入させて患者の意識回復を補助する。

本考案の自動体外式除細動器（ＡＥＤ）の使用状態を示す図６を参照する。
図に示すように、本考案の前記心肺蘇生（ＣＰＲ）装置を操作後、患者が依然として意識を回復できない場合、救助要員は、電気ショックを施すことができる。
ショックパッチ２２、２３の導線を自動体外式除細動器（ＡＥＤ）２に挿入接続し、右側ショックパッチ２２を患者の胸骨右上縁の鎖骨下方にあてがい、左側ショックパッチ２３は、左乳頭外側にあてがって、その上縁の左脇の下から約７ｃｍ離れた箇所において、誰も患者に接触していないことを確認した後、操作キー２１を押下して電気ショックを行い、電気ショックの操作後、前述の工程に基づいて心肺蘇生（ＣＰＲ）を継続して行い、患者が正常な心拍を回復するまで行う。

前述の実施例は、ただ本考案の好適実施方式を説明するものであり、本考案の範囲を制限するものではなく、これらの僅かな修飾、変更は、依然として本考案の技術的領域にあって、本考案の精神の範疇を脱しない。

上記のように、本考案は、圧力検出ユニット及び心拍検出ユニット、及び表示ユニットの被覆部材を設け、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）及び酸素供給装置を組み合わせ、心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置を構成する。心肺蘇生（ＣＰＲ）の実行過程において、救助要員に押圧が正確であるか否かを注意させ、救助の成功率を高めることができる。実用的な設計であり、新規的な考案に属する。

１ 着用具装置
１１ 被覆部材
１２ バンド
１３ 標示
１２１ 面ファスナー部材
２ 自動体外式除細動器
２１ 操作キー
２２ ショックパッチ
２３ ショックパッチ
３ 酸素供給装置
３１ 酸素ガスボトル
３２ マスク
４ 枕
５ マイクロプロセッサユニット
５１ 圧力検出ユニット
５２ 心拍検出ユニット
５３ 第１表示ユニット
５４ 第２表示ユニット
Ａ ケース

Claims (3)

1. 着用具装置、自動体外式除細動器（ＡＥＤ）及び酸素供給装置及びこれらを収容するケースからなる心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置であって、
   上記着用具装置は、患者の胸にあてがう被覆部材及び該被覆部材を接続する２つのバンドを設け、
   該被覆部材は、圧力検出ユニット及び心拍検出ユニット、及び第１表示ユニット、第２表示ユニット及びこれらに接続するマイクロプロセッサユニットを設け、
   該圧力検出ユニットは胸部を押圧するマッサージの押圧力を検出してマイクロプロセッサにより該第一表示ユニットに表示し、
   該心拍検出ユニットは心拍信号を検出してイクロプロセッサにより該第二表示ユニットに表示して
   上記マッサージの押圧力の適否及び心拍の回復状況を把握可能として救急措置を補助する、心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置。
2. 前記被覆部材に接続する２つのバンドは、末端に面ファスナー部材を設けて、相互に連結することにより、該被覆部材を患者の胸前に当てて着用する請求項１に記載の心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置。
3. 前記第１表示ユニット及び第２表示ユニットは、発光ダイオードである請求項１に記載の心肺蘇生（ＣＰＲ）補助装置。
   
   

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