JP3216552U - 雨裂防止マット体 - Google Patents

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勝治 丹野
勝治 丹野
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株式会社丹勝
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Abstract

【課題】法肩より流れ込む雨水等の水による法面の浸食・崩壊を防止し、法面全体を低額な費用で手軽に保護することが可能な雨裂防止マット体の提供。
【解決手段】泥炭、細粒バーク、水苔の混合土に芝種子、肥料を添加した人工土壌を数センチ厚で敷き詰め圧縮し、両面をポリエチレン性平織シート、ポリエステル性不織布で包み込み縫製した幅1メートル長さ1メートルのマット体に、遮光率65%のポリエチレン製の遮光ネットに細かく破砕した竹の葉と植生基盤材に使用する安定剤を混ぜて表面に吹き付けて、下部にポリエチレンの粒子が入った水溶性の紙シート、所望植物の短草種子と化成肥料と遅効性肥料、水溶性の紙シートの順で貼りつけ十数メートルのロール状に形成した雨裂防止シートを熱接着にて張りあわせた雨裂防止マット体。
【選択図】図3

Description

本考案は、盛土・切土が形成された造成裸地法面において、路面部や法肩部から流れ込む雨水等による浸食・崩壊を防止する雨裂防止マット体に関するものである。
新設道路や団地造成等により、造成された盛土・切土の裸地法面は、緑化等で法面が保護されるまでに、法肩より雨水や融雪水が法面に流れ込むことによって法面が浸食され、法面崩壊の危険や景観の悪化をまねくといった事態が起きている。そこで、法肩部から法面に流れ込む水を防止するために、植生土のう袋や枕土のう袋等の土のう袋に土を詰め込み、法肩部に並べて法面に流れ込む水を堰き止める方法や実登文献1に記載のマット体を丸めて丸太状にしたものを敷設する工法が考えられる。
しかし、植生土のう袋や枕土のう袋等を用いて、法肩よりに流れ込む雨水等の水を堰き止めるには、現場で土のう袋に土を詰め込み、1袋当たり十数kgの重さとなる土のう袋を法肩まで荷揚げ設置することは重労働であるとともに斜面での荷揚げ作業は、事故の発生するおそれがある。また、特許文献1の方法も、土を詰めた重い土のう袋のかわりとして軽いマット体を丸太状にして設置するものだが、これらの方法だと路肩から流れてくる雨水等を法肩部で塞き止める事はできるが、最も浸食や崩壊が多い法肩から法面の上部の保護ができないのである。
実登3214426号
本考案は、上記の問題を解決すべく盛土・切土の裸地法面の法肩より流れ込む水による法面の浸食・崩壊を手軽に安価な費用で防止することが可能な雨裂防止マット体の提供。
本考案者は、上記課題を検討した末、まず、下部より順にポリエチレン性平織シート、ポリエステル性不織布の順に重ねて底部を形成し、その上に泥炭、細粒バーク、水苔の混合土に芝種子、肥料を添加した人工土壌を数センチ厚で敷き詰め圧縮し、その上にポリエステル性不織布、ポリエチレン性平織シートの順に重ねて上部を形成し、底部と上部が一体化し人工土壌の体内移動を抑え構造体を堅持するように所定間隔で縫製してマット体を形成する。この際の人工土壌は、乾燥時は軽量で保水性が高いものである。
次に、と竹の葉を破砕したものと安定剤を混ぜ表面に吹き付けたポリエチレン性の遮光率65%の遮光ネットの下部に、水溶性の紙シートに所望植物の短草種子と化成肥料と遅効性肥料が付着した種子シートを貼りつけたものを十数メートルのロール状にし(以下、雨裂防止シート)、その一辺を上記のマットに熱接着にて接着して雨裂防止マット体とするものである。
人工土壌を内包した雨裂防止マット体は、破損しにくく耐候性に優れたシートで形成しているので腐食しにくく長期間原形を保ち、路面部から法面部にかけて敷設することで流れ込む水・泥や雨等による路面部、法肩部、法面上部の浸食・崩壊を長期間防除する。そして、マット体に取り付けた雨裂防止シートを広げ固定することで法面中部から下部の雨裂防止効果を発揮する。また、従来の土を詰め込んだ土のう袋より、重さが数Kgと軽量なので法肩等への運搬や設置が容易に行え、法肩より法面に流れ込む降雨や融雪水等の水や泥の流出を防止するとともに裸地法面全体の浸食防止とマット体に内包された種子と種子シートによる緑化が手軽に安価な価格でできる。
マット体の構成を示す断面図である。 雨裂防止シートを示す図である。 雨裂防止マット体を示す図である。 路肩から法面に雨裂防止マット体を敷設した状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して本考案の具体的な実施形態を詳述する。
以下、図面に従って説明する。
図1は、軽量で保水力が高い人工土壌層を入れて5層から構成されたマット体1の構成を示す断面図である。構成は下部より順にポリエチレン性平織シート2、ポリエステル性不織布3の順に重ねて底部を形成し、その上に人工土壌4(泥炭50%、細粒バーク30%、水苔20%の混合土に芝種子、肥料を添加した人工土壌)を数cm厚で敷き詰め圧縮し、その上にポリエステル性不織布3、ポリエチレン性平織シート2の順に重ねて上部を形成し、底部と上部が一体化し人工土壌の体内移動を抑え構造体を堅持するように所定間隔で縫製5して幅1メートル長さ1メートルのマット体1を形成する。
上記のマット体は、材質をすべて腐植しにくい材質と内包される人工土壌が流失しない程度のメッシュ状シートで構成されており、特に外部を構成しているポリエチレン性平織シートは、紫外線劣化防止剤を添加し耐候性に優れた黒色の耐候性シートで形成されており、長期間腐食することなく形状が保持される。
図2は、雨裂防止シート6の断面図である。遮光率65%のポリエチレン製の遮光ネット8に細かく破砕した竹の葉と植生基盤材に使用する安定剤を混ぜて表面に吹き付ける。そして、下部にポリエチレンの粒子が入った水溶性の紙シート9、所望植物の短草種子と化成肥料と遅効性肥料10、水溶性の紙シート11の順で貼りつけ十数メートルのロール状にし、雨裂防止シートを形成する。
図3は、図1で形成されたマット体1と図2で形成された雨裂防止シート6を熱接着にて張りあせた雨裂防止マット体12の展開図である。マット体に30センチ重ね、ライン状に熱接着を施し持ち運びがしやすいように雨裂防止シート6はロール状のままマット体に仮止めをする。
なお、マット体1は軽量な混合人工土壌を工場内でマット内部に内蔵されており、従来のように重たい土を現場で詰め込むことなく、法肩等への運搬・設置が容易であり、短期間で安価に施工が完了することができるマット体1ある。また、芝種子を付着させた雨裂防止シート6は破損しにくく耐候性に優れたシートで形成しているので腐食しにくく長期間原形を保ち、法肩を長期間緑化保護します。
図4は雨裂防止マット体12を路面部から法面部に配置した状態を示す説明図である。裸地法面13に対して雨裂防止マット体12のマット体部分を路面部から法面上部にかかるよう敷設し、アンカーピン14で固定する。次にロール状になっている雨裂防止シートを広げアンカーピン14で固定することで路面部から法面にかけて流れ込む降雨や融雪水等の水や泥の流出を防止するとともに裸地法面全体の浸食防止とマット体に内包された種子と種子シートによる緑化ができるものである。
軽量で取扱が容易な雨裂防止マット体は、道路や団地造成等で造成された盛土・切土の裸地法面が水・泥による浸食を防止する浸食防止資材と裸地法面を緑化保護する緑化促進資材として、これから大いに利用される可能性の高いものである。
1 マット体
2 ポリエチレン性平織シート
3 ポリエステル性不織布
4 人工土壌
5 縫製
6 雨裂防止シート
7 竹の葉
8 ポリエチレン性遮光ネット
9 ポリエチレンの粒子が入った水溶性の紙シート
10 所望植物の短草種子と化成肥料と遅効性肥料
11 水溶性の紙シート
12 雨裂防止マット体
13 裸地法面
14 アンカーピン

Claims (1)

  1. 下部より順にポリエチレン性平織シート、ポリエステル性不織布の順に重ね、その上に泥炭50%、細粒バーク30%、水苔20%の混合土に芝種子、肥料を添加した人工土壌を数センチ厚で敷き詰め圧縮し、その上にポリエステル性不織布、ポリエチレン性平織シートの順に重ね縫製した幅1メートル長さ1メートルのマット体に、遮光率65%のポリエチレン製の遮光ネットに細かく破砕した竹の葉と植生基盤材に使用する安定剤を混ぜて表面に吹き付けて、下部にポリエチレンの粒子が入った水溶性の紙シート、所望植物の短草種子と化成肥料と遅効性肥料、水溶性の紙シートの順で貼りつけ十数メートルのロール状に形成した雨裂防止シートを熱接着にて張りあわせた雨裂防止マット体
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