JP3215900U - 水晶体切開装置の中空針洗浄用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】水晶体切開装置を構成する細いパイプからなるフェイコチップの内面を効率的に洗浄する中空針洗浄用治具を提供する。【解決手段】針状体20の基部21が雄ねじ部22となったフェイコチップ2の内部に洗浄液を供給するために、シリンジ30と接続アタッチメント40とを備え、接続アタッチメント40の一端側にはフェイコチップ2の基部21が螺挿される雌ねじ部42が形成され、他端側にはシリンジ30の筒体における雄ルアーテーパ部33にルアー結合される雌ルアーテーパ部41が形成されている。【選択図】図5

Description

本考案は、眼科手術を行うために用いられ、水晶体を超音波の作用により破壊するための水晶体切開装置において、眼内に穿刺される中空針であるフェイコチップを洗浄するために用いられる水晶体切開装置の中空針洗浄用治具に関するものである。
例えば、白内障手術においては、水晶体の切開をするために、フェイコマシーンという水晶体切開装置が用いられるが、これは、中空のフェイコチップを超音波発振させることによって水晶体を破壊して乳化させたうえ、真空吸引するといった施術を行うための装置である。このフェイコマシーンにおける本体部分はフェイコバンドピースと呼ばれる機器であり、眼内圧力を一定に保つために、生理食塩水等の眼内灌流液による灌流を行ったり、この眼内灌流液を吸引したりするための機構が設けられている。
治療は、例えば、特許文献1にあるように、混濁した水晶体を破砕して除去し、新たな眼内レンズを装着するといった手技が行われるが、この水晶体の破砕を行うために、フェイコバンドピースには中空パイプからなる穿刺用の針としてのフェイコチップが着脱可能に装着されており、超音波の作用で水晶体が切開され、破砕される。
ここで、フェイコチップは細い中空パイプで構成される。直線状となったものも用いられるが、処置対象となる水晶体の形状や、術者の好み等に勘案して、先端が斜めに曲成したものが一般的に用いられる(特許文献2参照)。
特開平7−96000号公報 特表2010−50007号公報
ところで、フェイコチップは、通常、フェイコバンドピースにねじ止めにより装着されることになる。そして、所要の処置を行った後には、フェイコチップはフェイコバンドピースから取り外されて、洗浄することにより再使用できるようになっている。このフェイコチップの洗浄は、通常、洗浄槽に浸漬させるようにして行われる。
ここで、フェイコチップは細い中空パイプからなるものであり、使用中に針内に液体等の流体等が浸入して汚損されることはないので、洗浄時にフェイコチップの内部空間に洗浄液を及ぼさせることしないのが一般的である。
前述したように、フェイコチップはフェイコバンドピースに連結されていることから、一般的には、使用中はその内部に汚損物質が侵入するおそれはないが、灌流時に針先の近傍で圧力が変化し、またフェイコバンドピースから取り外された後には、フェイコチップの両端が開放状態となること等から、内部が汚損されるおそれを完全に防止することはできない。勿論、フェイコチップの内部に洗浄液を圧送して、清浄化することは不可能ではないが、そのために大掛かりな装置を使用して、複雑な操作を行うことは望ましくはない。
本考案は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な装置を用いて、極細の中空パイプからなるフェイコチップの内腔、つまり内面の部分に洗浄液を容易に供給できるようにするための洗浄用治具を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案は、水晶体切開装置を構成するフェイコバンドピースにねじ止めされて、前房内に挿入されて、水晶体に向けて超音波を発生させる中空パイプからなるフェイコチップを洗浄する際に用いられる洗浄用治具であって、一端側に前記フェイコチップの基端に設けた雄ねじ部が螺挿される雌ねじ部が設けられ、他端側はシリンジの雄ルアーテーパ部に嵌合される雌ルアーテーパ部を備え、前記雌ルアーテーパ部と雌ねじ部との間は流通路により連通されていることをその特徴とするものである。
本考案による洗浄用治具は、中空針であるフェイコチップの内腔部に洗浄液等を供給するためのものである。洗浄液等の供給はシリンジを用いて行われる。フェイコチップの基端部に形成され、フェイコバンドピースに着脱可能に連結するための雄ねじ部を洗浄用治具の雌ねじ部に螺挿する。また、洗浄用治具の他端側に設けた雌ルアーテーパ部をシリンジの雄ルアーテーパ部に嵌合させる。
これによって、フェイコチップはシリンジに連結した状態に保持される。予めシリンジには洗浄液等を充填しておき、プランジャを押し込むことによって、シリンジの筒体からフェイコチップに向けて洗浄液等が圧送される。これによって、フェイコチップの内部の洗浄が確実に行われることになる。
一般に、病院や診療所にはシリンジが装備されている。従って、このように常備されているシリンジを用いて、内腔を有する細い中空パイプからなるフェイコチップにおける内面である内腔部を容易に、円滑かつ迅速にフェイコチップの内部を清浄化することができる。
水晶体の切開装置を構成するフェイコバンドピースの一例を示す外観図である。 フェイコバンドピースに連結されるフェイコチップの外観図である。 図2の断面図である。 本考案の実施の形態を示す洗浄装置の構成説明図である。 本考案に係る洗浄用治具としての接続アタッチメントを示す断面図である。
以下、本考案の好ましい実施の形態について説明する。まず、図1に水晶体切開装置を構成するフェイコマシーンのフェイコバンドピース1の外観構成を示す。一般に、白内障手術の際においては、混濁した水晶体を切開乃至破砕を行い、この水晶体に代えて眼内レンズが装着される。
混濁した水晶体を取り除くために、超音波乳化剤の存在下で水晶体に超音波を作用させることによって、その切開乃至破砕を行う。このために、フェイコバンドピース1の先端には超音波発生装置(図示せず)に接続した穿刺用の中空針としてのフェイコチップ2が設けられる。このフェイコチップ2は水晶体の表面に対向配置して、灌流乳化液の存在下で超音波を発生させるように操作する。これによって水晶体が切開乃至破砕されて、眼内灌流を行うことにより前房から吸引されることになる。
概略以上のようにして白内障手術が行われるが、術後においてフェイコチップ2が眼球から取り出された後には、このフェイコチップ2は汚損された状態となっている。このように汚損されたフェイコチップ2は洗浄されることになる。洗浄はフェイコチップ2を洗浄液に浸漬することにより行われる。
フェイコチップ2は図2及び図3に示した構成となっている。図中において、20は針状部であり、21は基部である。針状体20は細いパイプ状の金属部材からなり、先端側の針先部20aは所定角度傾斜した曲折部となっている。ここで、この針先部20aは必ずしも曲成する必要はないが、水晶体が凸球面形状となっているから、この水晶体の形状に沿うように曲げ部を有する方が望ましい。ただし、曲げ角度は術者に応じて角度が異なるものを選択することができる。また、基部21は針状体20に連結した厚肉部となっており、基端側外面は雄ねじ部22となっている。この雄ねじ部22がフェイコバンドピース1の先端に螺挿されることになる。
ここで、フェイコチップ2は水晶体に超音波を作用させるためのものであり、超音波発発生装置はフェイコバンドピース1に内蔵されている。従って、この超音波を針先部20aにまで効率的に伝達させるために、フェイコチップ2は中空パイプ状に形成されており、その両端が開口した貫通孔23となっている。ただし、この貫通孔23内に格別の流体を流通させるものではない。
フェイコチップ2は眼内における前房内に挿入されるものであり、この前房内に眼内灌流を行うことから、このフェイコチップ2に形成されている貫通孔23内部に汚損物が侵入するおそれは否定できない。ところで、フェイコチップ2は細径であることから、貫通孔23の内部空間も微小なものである。このために、フェイコチップ2を洗浄液に浸漬させたとしても、ほとんど洗浄液がフェイコチップ2の内部に作用することはない。
以上のことから、本考案においては、簡単かつコンパクトな構成によってフェイコチップ2の内部空間を迅速かつ効率的に洗浄できるように構成されている。
図4にフェイコチップ2の洗浄を行うシステムの概略構成を示す。図中において、30はシリンジ、40は洗浄用治具としての接続アタッチメントをそれぞれ示す。
シリンジ30は、一般に病院や診療所等に配備されているもので、筒体31とプランジャ32とから構成される。筒体31の先端には他の機器に着脱花押に連結するための雄ルアーテーパ部33が設けられており、基端側からプランジャ32を筒体31の先端側に押し込むことによって、筒体31の内部に充填した液体等を雄ルアーテーパ部33の先端から噴出させることができるように構成されている。
接続アタッチメント40はフェイコチップ2を洗浄液に供給するための接続用の治具を構成するものであり、図5に示したように、外面が円筒形状とした部材で構成され、その一端側がシリンジ30の雄ルアーテーパ部33にルアー連結されるテーパ状の凹部である雌ルアーテーパ部41となっている。一方、接続アタッチメント40の他端側にはフェイコチップ2の雄ねじ部22が螺挿される雌ねじ部42となっている。そして、雌ルアーテーパ部41から雌ねじ部42まで貫通する流通路43が形成されている。なお、44は接続アタッチメント40を形成するため等において、この接続アタッチメント40の回り止め等のために形成される雌ねじ部42側に設けた切り欠き部である。
本考案は以上のように構成されるものであって、フェイコチップ2を装着したフェイコバンドピース1を用いて、患者の眼内の前房にフェイコチップ2の先端部分を挿入して、眼内灌流を行いながら、フェイコチップ2を水晶体に対面させて、超音波を発生させることによって、水晶体を切開乃至破砕させて、眼内から排出するという施術が行われる。
施術終了後には、患者の体内に挿入され、汚損されているフェイコチップ2を洗浄・消毒する。このために、フェイコバンドピース1からフェイコチップ2を取り外して、全体を洗浄液に浸漬させる。これによって、フェイコチップ2の外面は清浄化されたことになる。ただし、両端が開口しているフェイコチップ2は術中若しくは術後に汚損物が付着しないとは限らない。たとえわずかであったとしても、以後の使用に支障を来すことになる。
以上のことから、フェイコチップ2を、その雄ねじ部22を接続アタッチメント40の雌ねじ部43に螺挿することによりフェイコチップ2と接続アタッチメント40とを連結する。一方、シリンジ30の雄ルアーテーパ部33に接続アタッチメント40の雌ルアーテーパ部41に接続する。このようにして、ルアーロック方式でシリンジ30と接続アタッチメント40を連結することにより、比較的安定した連結状態を保つことができる。
この状態で、シリンジ30のプランジャ32を筒体31に押し込むように操作することによって、洗浄液をフェイコチップ2の貫通孔23内に洗浄液が供給されて、内部洗浄が行われる。従って、フェイコチップ2を接続アタッチメント40から分離することによって、その再使用を安全に行うことができる。
シリンジ30は病院や診療所において、容易に入手できるものであるから、簡単な構成の接続アタッチメント40を用意するだけで、フェイコチップ2を完全に清浄化でき、しかも格別の工具を要することなく、フェイコチップ2の内面を迅速かつ容易に洗浄することができる。
1 フェイコバンドピース
2 フェイコチップ
20 針状体
21 基部
22 雄ねじ部
23 貫通孔
30 シリンジ
31 筒体
32 プランジャ
33 雄ルアーテーパ部
40 接続アタッチメント
41 雌ルアーテーパ部
42 雌ねじ部
43 流通路

Claims (1)

  1. 水晶体切開装置を構成するフェイコバンドピースにねじ止めされて、前房内に挿入されて、水晶体に向けて超音波を発生させる中空パイプからなるフェイコチップを洗浄する際に用いられる洗浄用治具であって、
    前記フェイコチップの内部に洗浄液を供給するシリンジと、
    一端側に前記フェイコチップの基端部に設けた雄ねじ部が螺挿される雌ねじ部が設けられ、他端側には前記シリンジの雄ルアーテーパ部に嵌合される雌ルアーテーパ部を備え、前記雌ルアーテーパ部と前記雌ねじ部との間は流通路により連通された接続アタッチメント
    を備える構成としたことを特徴とする水晶体切開装置の中空針洗浄用治具。




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