JP3215834U - 畳縁および畳 - Google Patents

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正美 戸塚
正美 戸塚
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株式会社コクショウ
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Abstract

【課題】従来の畳に比べて耐久性(耐摩耗性)が極めて高く、仮に旅行者が畳の上で重い荷物を引きずったとしてもまったく摩耗せず数年から数十年は交換不要となる畳を提供する。【解決手段】繊維強化樹脂のファイバーで織られた畳表110を、畳床のおもて面に組み合わせ、畳表のサイドを畳床の側面に折り返した状態で畳表と畳床とを接着して畳本体部101とする。また、繊維で織られた基布部をうら面とし、樹脂性シートをおもて面として、基布部と樹脂性シートとを貼り合わせ、さらに、樹脂性シートの表面に畳縁のパターンを転写して畳縁部200とする。畳本体部の縁に畳縁部を縫着して畳とする。【選択図】図1

Description

本考案は畳縁および畳に関する。
近年、訪日する外国人観光客が増加しており、さらに東京オリンピックも開催されることから、ますます訪日外国人の増加が期待されている。
外国人には「和風」が好まれることから、旅館や民泊宿はもちろん、ホテルでも内装を和風にすることが増えてきている。和風の内装の中でも特に人気なのが畳であり、宿泊者の居室内はもちろんのこと、エントランス(玄関)や廊下も畳敷きにする内装も増えてきている。
外国人観光客の趣向に応えて畳敷きにするのはよいが、1つ問題がある。
外国人にとっては畳も床材であって、畳は傷み易いとか編み目の方向がある、などとは思いもよらず、畳の上であってもキャスター付きスーツケースをゴロゴロ引いたり、荷物を引きずったりしてしまう。旅行者の荷物は相当な重量であるから、天然の藺草の畳では、エントランスや廊下はもちろん、居室用の畳であっても数日ももたない。
そこで本出願人は既に従来品をはるかに超える耐久性を有する畳ユニットを提案した(実登3212718)。実登3212718においては繊維強化樹脂のファイバーで織った畳表を用いた畳を提案している。
実登3212718
実登3212718では縁無し畳を想定していたが、縁付きの畳であってなおかつ耐久性を有する畳ユニットの要望がある。
しかし、畳縁は綿糸や麻糸の織物であり、このような畳縁では畳本体に耐久性があっても畳縁の方がすぐに傷んでしまう。
化学繊維で織られた畳縁もあるが、やはり、キャスター付きスーツケースをゴロゴロ引いたり、荷物を引きずったりしてはすぐに傷んでしまう。
旅館やホテル、民泊宿の経営者にすると、毎月のように床材(畳)のメンテナンスや張り替えが発生するとなると、費用も手間もかかるため、従来品をはるかに超える耐久性を有する畳ユニットが求められている。
本考案の畳は、
繊維強化樹脂のファイバーで織られた畳表を、畳床のおもて面に組み合わせ、前記畳表のサイドを前記畳床の側面に折り返した状態で前記畳表と前記畳床とを接着してなる畳本体部と、
繊維で織られた基布部をうら面とし、樹脂性シートをおもて面として、前記基布部と前記樹脂性シートとを貼り合わせ、さらに、前記樹脂性シートの表面に畳縁のパターンを転写して構成された畳縁部と、からなり、
前記畳本体部の縁に前記畳縁部を縫着してなる
ことを特徴とする。
本考案の畳縁は、
繊維で織られた基布部をうら面とし、樹脂性シートをおもて面として、前記基布部と前記樹脂性シートとを貼り合わせ、さらに、前記樹脂性シートの表面に畳縁のパターンを転写して構成された
ことを特徴とする。
本考案の畳の外観斜視図である。 畳の製造工程を説明する模式図である。 畳の製造工程を説明する模式図である。 畳の製造工程を説明する模式図である。 畳縁のおもて面を表わす図である。 畳縁のうら面を表わす図である。 畳縁の二層構造を模式的に表わす図である。
本考案の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
図1は、本考案の畳の外観斜視図である。
本考案の畳100は、外観上は従来の畳と変わる点は特にない。
畳のサイズとしては任意のサイズにできるが、例えば、縦を800〜1000mm、横を800〜1900mm、厚みを15〜55mm程度にすることができる。
(なお、図1の畳は、少し小さめに試作したものである。)
畳は、畳本体部と、畳本体部の縁に設けられた畳縁部と、を備える。
畳本体部については、実登3212718で説明した耐久性のある畳表を用いたものが採用できる。
畳本体部について簡単に説明しておく。
畳表110は、従来の畳と同じように繊維(ファイバー)を織ったものであるが、繊維としては繊維強化樹脂を用いている。
繊維強化樹脂のマトリックス母材となる樹脂としては、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ABS樹脂、PETなどが挙げられ、なかでも塩化ビニルが好適である。繊維強化樹脂に混入させる繊維としては、グラスファイバー、アラミド、ポリエステル、ボロンファイバーが例として挙げられる。
畳表110に畳床130を組み合わせて畳本体部にする。このとき、図2に示すように畳表110と畳床130との間に不織布シート140を配する。
畳表110と不織布シート140との間、および、畳床130と不織布シート140との間を接着剤161で接着する。
次に、図3に示すように、畳表110のサイドを畳床130の裏側に巻き返し、畳床130の側面から裏面にかけて接着剤162を塗布し、さらに加熱プレスする。
次に、図4に示すように、畳床130の裏面に段差がなくなるように不織布シート140を貼り、裏面材として熱融着シート150を貼る。
なお、不織布シート140はクッション性を持たせるためのものであり、居室用の畳100には不織布シート140があった方がよいが、廊下やエントランス、ロビー用の畳100にはなくてもよい。
従来の天然藺草や従来の樹脂製(例えばポリプロピレン製)の畳表であればそれ自体がある程度の柔らかさを兼ね備えており、少しクッション性を持っているが、本考案のように極めて強度が高く耐久性のある素材を用いた畳表110となるとやや堅く感じることも有り得る。そこで、不織布シート140を畳表110と畳床130との間に介装しておくことでちょうどよいクッション性を得ることができる。
次に畳縁200について説明する。
図5は畳縁部200のおもて面の図であり、図6は畳縁のうら面の図である。
畳縁部200は、うら面を構成する基布部210と、おもて面を構成する樹脂性シート220と、を貼り合わせた構成である(図7)。
基布部210は、例えば強化レーヨン繊維(ポリノジック繊維)を織ったものである。(織り組織は限定されず、例えば平織りでもよい。)
繊維としてはある程度の強度がある方が好ましいので強化レーヨン繊維(ポリノジック繊維)が好適であるが、これに限らず、木綿、レーヨン繊維等のセルロース系繊維や、ポリビニルアルコール系繊維、吸水性アクリル繊維、吸湿加工ナイロン繊維等の合成繊維が例として挙げられる。
樹脂性シート220は、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)のシートである。
樹脂性シート220の厚みは0.6mm程度にするとよい。
ある程度の強度を持たせるとともに、畳縁のパターンを転写した際にある程度の凹凸ができて、本物の織物の畳縁のように見えるからである。
基布部210と樹脂性シート220とをそれぞれ用意して、互いに貼り合わせる。
その後、樹脂性シート220の表面に転写で布目調のパターンを印刷する。
このとき、凹凸パターンを与えるとともに、複数の色(2〜3色)でパターンを印刷する。
畳本体部101と畳縁部200とがそれぞれ用意できたら、あとは通常の畳と同じように、畳縁部200を畳本体部101の縁に縫着する(図1)。
ここで、畳縁部200は、樹脂性シート220の単層ではなく、うら面に基布部210を有するので、従来の織物の畳縁と同じように畳本体部101の縁に畳縁部200を縫い付けることができるのである。
以上に説明した畳は、従来の畳に比べて耐久性(耐摩耗性)が極めて高く、仮に旅行者が畳の上で重い荷物を引きずったとしてもまったく摩耗せず数年から数十年は交換不要となる。
なお、本考案は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。

Claims (2)

  1. 繊維強化樹脂のファイバーで織られた畳表を、畳床のおもて面に組み合わせ、前記畳表のサイドを前記畳床の側面に折り返した状態で前記畳表と前記畳床とを接着してなる畳本体部と、
    繊維で織られた基布部をうら面とし、樹脂性シートをおもて面として、前記基布部と前記樹脂性シートとを貼り合わせ、さらに、前記樹脂性シートの表面に畳縁のパターンを転写して構成された畳縁部と、からなり、
    前記畳本体部の縁に前記畳縁部を縫着してなる畳。
  2. 繊維で織られた基布部をうら面とし、樹脂性シートをおもて面として、前記基布部と前記樹脂性シートとを貼り合わせ、さらに、前記樹脂性シートの表面に畳縁のパターンを転写して構成された畳縁。
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