JP3215795B2 - 車両における補助暖房装置の運転制御方法及び装置 - Google Patents
車両における補助暖房装置の運転制御方法及び装置Info
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- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/20—Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/04—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant from cooling liquid of the plant
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両エンジンから
熱を奪った冷却水を利用して車室内の暖房を行なう暖房
装置とは別に、車両エンジンの駆動力によって作動する
補助暖房装置を備えた車両における補助暖房装置の運転
制御方法及び運転制御装置に関するものである。
熱を奪った冷却水を利用して車室内の暖房を行なう暖房
装置とは別に、車両エンジンの駆動力によって作動する
補助暖房装置を備えた車両における補助暖房装置の運転
制御方法及び運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の補助暖房装置が特開平2−25
4010号公報に開示されている。この従来装置では、
粘性流体を攪拌して熱を発生させるビスカスヒータが補
助暖房装置として用いられている。ビスカスヒータは電
磁クラッチを介して車両エンジンから駆動力を得てい
る。ビスカスヒータを経由する水路上には水温センサが
取り付けられており、電磁クラッチは水温センサの水温
検出結果に基づいて制御部の通電制御を受ける。水温が
設定値以下の場合には電磁クラッチがONし、ビスカス
ヒータが発熱する。水温が設定値以上の場合には電磁ク
ラッチがOFFし、ビスカスヒータは発熱しない。従っ
て、車両エンジンから熱を奪った冷却水の水温が車室内
の暖房に利用するには低すぎる場合には、ビスカスヒー
タが車室内の暖房を補助する。
4010号公報に開示されている。この従来装置では、
粘性流体を攪拌して熱を発生させるビスカスヒータが補
助暖房装置として用いられている。ビスカスヒータは電
磁クラッチを介して車両エンジンから駆動力を得てい
る。ビスカスヒータを経由する水路上には水温センサが
取り付けられており、電磁クラッチは水温センサの水温
検出結果に基づいて制御部の通電制御を受ける。水温が
設定値以下の場合には電磁クラッチがONし、ビスカス
ヒータが発熱する。水温が設定値以上の場合には電磁ク
ラッチがOFFし、ビスカスヒータは発熱しない。従っ
て、車両エンジンから熱を奪った冷却水の水温が車室内
の暖房に利用するには低すぎる場合には、ビスカスヒー
タが車室内の暖房を補助する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】暖房装置を作動させた
い環境では、車両エンジン起動時の前記冷却水の水温が
車室内の暖房に利用するには低すぎるときであり、車両
エンジン起動時においても電磁クラッチがONしてビス
カスヒータが作動される。ビスカスヒータを作動するた
めの駆動トルクは車両エンジンに対する負荷トルクとな
り、車両エンジンの起動がビスカスヒータの作動によっ
て円滑に行えないおそれがある。このような問題は、ギ
ヤポンプヒータ、渦電流ヒータ等の車両エンジンの駆動
力によって作動する補助暖房装置を用いた場合にも同様
に存在する。
い環境では、車両エンジン起動時の前記冷却水の水温が
車室内の暖房に利用するには低すぎるときであり、車両
エンジン起動時においても電磁クラッチがONしてビス
カスヒータが作動される。ビスカスヒータを作動するた
めの駆動トルクは車両エンジンに対する負荷トルクとな
り、車両エンジンの起動がビスカスヒータの作動によっ
て円滑に行えないおそれがある。このような問題は、ギ
ヤポンプヒータ、渦電流ヒータ等の車両エンジンの駆動
力によって作動する補助暖房装置を用いた場合にも同様
に存在する。
【0004】本発明は、前記のような補助暖房装置を備
えた車両におけるエンジンの掛かりずらさを解消するこ
とを目的とする。
えた車両におけるエンジンの掛かりずらさを解消するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、車両エンジンから熱を奪った冷却水を利用して
車室内の暖房を行なう主暖房装置とは別に、車両エンジ
ンの駆動力によって作動する補助暖房装置を備えた車両
において、車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状態と
駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に前
記駆動力伝達経路上に駆動力伝達手段を介在しておき、
車両エンジン起動時には前記駆動力伝達手段を遮断状態
にするようにした。
明では、車両エンジンから熱を奪った冷却水を利用して
車室内の暖房を行なう主暖房装置とは別に、車両エンジ
ンの駆動力によって作動する補助暖房装置を備えた車両
において、車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状態と
駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に前
記駆動力伝達経路上に駆動力伝達手段を介在しておき、
車両エンジン起動時には前記駆動力伝達手段を遮断状態
にするようにした。
【0006】車両エンジンの起動時には駆動力伝達手段
が遮断状態となり、車両エンジンの駆動力が補助暖房装
置に伝達されることはない。従って、補助暖房装置を駆
動するための駆動トルクが車両エンジンの起動時には車
両エンジンに対する負荷トルクとなることはなく、車両
エンジンが円滑に起動する。
が遮断状態となり、車両エンジンの駆動力が補助暖房装
置に伝達されることはない。従って、補助暖房装置を駆
動するための駆動トルクが車両エンジンの起動時には車
両エンジンに対する負荷トルクとなることはなく、車両
エンジンが円滑に起動する。
【0007】
【0008】また、車両エンジンの起動操作を行なった
ことを示す起動信号が出力してから予め設定された時間
が経過するまで、前記駆動力伝達手段を遮断状態にする
ようにした。
ことを示す起動信号が出力してから予め設定された時間
が経過するまで、前記駆動力伝達手段を遮断状態にする
ようにした。
【0009】車両エンジンを起動する操作が行われてか
ら車両エンジンが起動すると予想される経過時間よりも
長い時間が予め設定される経過時間として採用される。
車両エンジンの起動操作時点から前記設定時間に達する
までは、駆動力伝達手段が遮断状態に置かれる。
ら車両エンジンが起動すると予想される経過時間よりも
長い時間が予め設定される経過時間として採用される。
車両エンジンの起動操作時点から前記設定時間に達する
までは、駆動力伝達手段が遮断状態に置かれる。
【0010】請求項2の発明では、通電によって伝達状
態となる電磁クラッチを前記駆動力伝達手段として採用
し、エンジン起動時には前記電磁クラッチへの通電を行
わないようにした。
態となる電磁クラッチを前記駆動力伝達手段として採用
し、エンジン起動時には前記電磁クラッチへの通電を行
わないようにした。
【0011】車両エンジンの起動時には電磁クラッチへ
の通電が行われず、車両エンジンの駆動力が補助暖房装
置に伝達されることはない。請求項3の発明では、粘性
流体を攪拌して熱を発生させるビスカスヒータを含む暖
房装置を前記補助暖房装置として採用した。
の通電が行われず、車両エンジンの駆動力が補助暖房装
置に伝達されることはない。請求項3の発明では、粘性
流体を攪拌して熱を発生させるビスカスヒータを含む暖
房装置を前記補助暖房装置として採用した。
【0012】長時間攪拌されていない粘性流体の粘度は
高く、ビスカスヒータの作動開始時の粘性による負荷ト
ルクは大きい。しかし、車両エンジンの起動時には駆動
力伝達手段が遮断状態となり、車両エンジンの駆動力が
ビスカスヒータに伝達されることはない。従って、車両
エンジンの起動時にはビスカスヒータの粘性流体が攪拌
されることはなく、車両エンジンの起動時にはビスカス
ヒータが発熱することはない。
高く、ビスカスヒータの作動開始時の粘性による負荷ト
ルクは大きい。しかし、車両エンジンの起動時には駆動
力伝達手段が遮断状態となり、車両エンジンの駆動力が
ビスカスヒータに伝達されることはない。従って、車両
エンジンの起動時にはビスカスヒータの粘性流体が攪拌
されることはなく、車両エンジンの起動時にはビスカス
ヒータが発熱することはない。
【0013】請求項4の発明では、車両エンジンの駆動
力を伝達する伝達状態と駆動力の伝達を遮断する遮断状
態とに切り換え可能に、車両エンジンから補助暖房装置
に到る駆動力伝達経路上に介在された駆動力伝達手段
と、車両エンジンの起動を検出する起動検出手段と、前
記起動検出手段の検出情報に基づいて前記駆動力伝達手
段を伝達状態と遮断状態とに切り換え制御する切り換え
制御手段とを備え、前記車両エンジンの起動操作を行な
ったことを示す起動信号を出力する起動信号発生手段を
備え、切り換え制御手段は、前記起動信号が出力してか
ら予め設定された時間の経過後に駆動力伝達手段を遮断
状態から伝達状態へ切り換える運転制御装置を構成し
た。
力を伝達する伝達状態と駆動力の伝達を遮断する遮断状
態とに切り換え可能に、車両エンジンから補助暖房装置
に到る駆動力伝達経路上に介在された駆動力伝達手段
と、車両エンジンの起動を検出する起動検出手段と、前
記起動検出手段の検出情報に基づいて前記駆動力伝達手
段を伝達状態と遮断状態とに切り換え制御する切り換え
制御手段とを備え、前記車両エンジンの起動操作を行な
ったことを示す起動信号を出力する起動信号発生手段を
備え、切り換え制御手段は、前記起動信号が出力してか
ら予め設定された時間の経過後に駆動力伝達手段を遮断
状態から伝達状態へ切り換える運転制御装置を構成し
た。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】回転数検出手段によって検出される車両エ
ンジンの回転数が予め設定された回転数に達した後、さ
らに予め設定された時間が経過するまでは、切り換え制
御手段が駆動力伝達手段を遮断状態から伝達状態へ切り
換えることはない。
ンジンの回転数が予め設定された回転数に達した後、さ
らに予め設定された時間が経過するまでは、切り換え制
御手段が駆動力伝達手段を遮断状態から伝達状態へ切り
換えることはない。
【0018】請求項5の発明では、通電によって駆動力
伝達状態となる電磁クラッチを請求項4の駆動力伝達手
段として採用し、エンジン起動時には前記電磁クラッチ
への通電を行わないようにした。
伝達状態となる電磁クラッチを請求項4の駆動力伝達手
段として採用し、エンジン起動時には前記電磁クラッチ
への通電を行わないようにした。
【0019】車両エンジンの起動時には切り換え制御手
段が電磁クラッチをONすることはなく、車両エンジン
の駆動力が補助暖房装置に伝達されることはない。請求
項6の発明では、粘性流体を攪拌して熱を発生させるビ
スカスヒータを含む暖房装置を請求項4又は請求項5に
おける補助暖房装置として採用した。
段が電磁クラッチをONすることはなく、車両エンジン
の駆動力が補助暖房装置に伝達されることはない。請求
項6の発明では、粘性流体を攪拌して熱を発生させるビ
スカスヒータを含む暖房装置を請求項4又は請求項5に
おける補助暖房装置として採用した。
【0020】車両エンジンの起動時には切り換え制御手
段が駆動力伝達手段を遮断状態に置き、車両エンジンの
駆動力がビスカスヒータに伝達されることはない。
段が駆動力伝達手段を遮断状態に置き、車両エンジンの
駆動力がビスカスヒータに伝達されることはない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】図1及び図2に示すように、車両エンジン
11は、ウォーターポンプ12によって水路13を還流
する冷却水によって冷却される。水路13を還流する冷
却水はラジエータ14にて冷却ファン15の送風作用に
よって熱を奪われる。冷却ファン15は電動ファンであ
る。水路13と車両エンジン11との間には副水路13
1,132が設けられており、副水路131には温度セ
ンサ17が取り付けられている。温度センサ17は副水
路131内を流れる冷却水の水温を検出する。冷却ファ
ン15は冷却制御部18の作動制御を受け、冷却制御部
18は温度センサ17から得られる温度検出情報に基づ
いて冷却ファン15の作動を制御する。温度センサ17
によって検出された水温が予め設定された水温に達しな
い場合には、冷却制御部18は冷却ファン15を作動せ
ず、検出水温が前記設定水温に達した場合には冷却制御
部18は冷却ファン15を作動する。
11は、ウォーターポンプ12によって水路13を還流
する冷却水によって冷却される。水路13を還流する冷
却水はラジエータ14にて冷却ファン15の送風作用に
よって熱を奪われる。冷却ファン15は電動ファンであ
る。水路13と車両エンジン11との間には副水路13
1,132が設けられており、副水路131には温度セ
ンサ17が取り付けられている。温度センサ17は副水
路131内を流れる冷却水の水温を検出する。冷却ファ
ン15は冷却制御部18の作動制御を受け、冷却制御部
18は温度センサ17から得られる温度検出情報に基づ
いて冷却ファン15の作動を制御する。温度センサ17
によって検出された水温が予め設定された水温に達しな
い場合には、冷却制御部18は冷却ファン15を作動せ
ず、検出水温が前記設定水温に達した場合には冷却制御
部18は冷却ファン15を作動する。
【0023】副水路132上には放熱器16が介在され
ている。副水路132を流れる冷却水は放熱器16にて
冷却ファン19の送風作用によって熱を奪われる。冷却
ファン19は電動ファンである。冷却ファン19は主暖
房スイッチ20のON操作によって作動し、放熱器16
から出る温風が車室内へ送られる。放熱器16及び冷却
ファン19は、車両エンジン11から熱を奪った冷却水
を利用して車室内の暖房を行なう主暖房装置を構成す
る。
ている。副水路132を流れる冷却水は放熱器16にて
冷却ファン19の送風作用によって熱を奪われる。冷却
ファン19は電動ファンである。冷却ファン19は主暖
房スイッチ20のON操作によって作動し、放熱器16
から出る温風が車室内へ送られる。放熱器16及び冷却
ファン19は、車両エンジン11から熱を奪った冷却水
を利用して車室内の暖房を行なう主暖房装置を構成す
る。
【0024】副水路131上には放熱器21及びビスカ
スヒータ22が介在されている。副水路131を流れる
冷却水は放熱器21にて冷却ファン23の送風作用によ
って熱を奪われる。冷却ファン23は電動ファンであ
る。冷却ファン23は補助暖房制御部24の作動制御を
受ける。放熱器21、ビスカスヒータ22、冷却ファン
23及び補助暖房制御部24は、車両エンジンの駆動力
によって作動する補助暖房装置を構成する。
スヒータ22が介在されている。副水路131を流れる
冷却水は放熱器21にて冷却ファン23の送風作用によ
って熱を奪われる。冷却ファン23は電動ファンであ
る。冷却ファン23は補助暖房制御部24の作動制御を
受ける。放熱器21、ビスカスヒータ22、冷却ファン
23及び補助暖房制御部24は、車両エンジンの駆動力
によって作動する補助暖房装置を構成する。
【0025】ビスカスヒータ22の構成を説明する。フ
ロントハウジング25とリヤハウジング26との間には
熱伝動性に優れた区画板27が介在されており、フロン
トハウジング25及びリヤハウジング26がボルト28
によって区画板27に締め付け接合されている。区画板
27とフロントハウジング25との間の空間は発熱室2
9として区画され、区画板27とリヤハウジング26と
の間の空間はウォータジャケット30として区画され
る。ウォータジャケット30は入水ポート261及び出
水ポート262を介して副水路131に接続しており、
車両エンジン11から副水路131へ出た冷却水は入水
ポート261からウォータジャケット30へ流入して出
水ポート262から流出する。ウォータジャケット30
から流出した水は放熱器21に向かう。
ロントハウジング25とリヤハウジング26との間には
熱伝動性に優れた区画板27が介在されており、フロン
トハウジング25及びリヤハウジング26がボルト28
によって区画板27に締め付け接合されている。区画板
27とフロントハウジング25との間の空間は発熱室2
9として区画され、区画板27とリヤハウジング26と
の間の空間はウォータジャケット30として区画され
る。ウォータジャケット30は入水ポート261及び出
水ポート262を介して副水路131に接続しており、
車両エンジン11から副水路131へ出た冷却水は入水
ポート261からウォータジャケット30へ流入して出
水ポート262から流出する。ウォータジャケット30
から流出した水は放熱器21に向かう。
【0026】フロントハウジング25には回転軸31が
ラジアルベアリング32を介して回転可能に支持されて
おり、回転軸31の内端部には円板形状のロータ33が
止着されている。ロータ33は発熱室29内に収容され
ており、発熱室29内にはシリコンオイルからなる粘性
流体が入れてある。フロントハウジング25と回転軸3
1との間のシール機構34は回転軸31の周面に沿った
粘性流体の洩れを防止する。
ラジアルベアリング32を介して回転可能に支持されて
おり、回転軸31の内端部には円板形状のロータ33が
止着されている。ロータ33は発熱室29内に収容され
ており、発熱室29内にはシリコンオイルからなる粘性
流体が入れてある。フロントハウジング25と回転軸3
1との間のシール機構34は回転軸31の周面に沿った
粘性流体の洩れを防止する。
【0027】回転軸31の外端部とフロントハウジング
25に突設された支持筒部251との間には電磁クラッ
チ35が介在されている。電磁クラッチ35の一方のク
ラッチ板となるプーリ351はベルト36を介して車両
エンジン11に作動連結されている。プーリ351はア
ンギュラベアリング37を介して支持筒部251に回転
可能に支持されている。回転軸31の外端部には支持リ
ング38が止着されている。電磁クラッチ35の他方の
クラッチ板352は板ばね353を介して支持リング3
8に支持されている。電磁クラッチ35のソレノイド3
54へ通電すると、図2に示すようにクラッチ板352
が板ばね353のばね力に抗してプーリ351の側面に
圧接される。電磁クラッチ35のソレノイド354への
通電を停止すると、図1に示すようにクラッチ板352
が板ばね353のばね力によってプーリ351の側面か
ら離間する。電磁クラッチ35は補助暖房制御部24の
通電制御を受ける。
25に突設された支持筒部251との間には電磁クラッ
チ35が介在されている。電磁クラッチ35の一方のク
ラッチ板となるプーリ351はベルト36を介して車両
エンジン11に作動連結されている。プーリ351はア
ンギュラベアリング37を介して支持筒部251に回転
可能に支持されている。回転軸31の外端部には支持リ
ング38が止着されている。電磁クラッチ35の他方の
クラッチ板352は板ばね353を介して支持リング3
8に支持されている。電磁クラッチ35のソレノイド3
54へ通電すると、図2に示すようにクラッチ板352
が板ばね353のばね力に抗してプーリ351の側面に
圧接される。電磁クラッチ35のソレノイド354への
通電を停止すると、図1に示すようにクラッチ板352
が板ばね353のばね力によってプーリ351の側面か
ら離間する。電磁クラッチ35は補助暖房制御部24の
通電制御を受ける。
【0028】車両エンジン11の回転数は回転数検出器
40によって検出される。補助暖房制御部24は、補助
暖房スイッチ39のON状態のもとに回転数検出器40
からの回転数情報に基づいて電磁クラッチ35に対する
通電を制御する。即ち、切り換え制御手段となる補助暖
房制御部24は補助暖房スイッチ39のON状態のとき
にのみ通電制御可能状態となる。
40によって検出される。補助暖房制御部24は、補助
暖房スイッチ39のON状態のもとに回転数検出器40
からの回転数情報に基づいて電磁クラッチ35に対する
通電を制御する。即ち、切り換え制御手段となる補助暖
房制御部24は補助暖房スイッチ39のON状態のとき
にのみ通電制御可能状態となる。
【0029】図3は補助暖房制御部24における電磁ク
ラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表す
フローチャートである。補助暖房スイッチ39がON状
態にあるときに車両エンジン11を起動する操作が行わ
れたとする。車両エンジン11の回転数は回転数検出器
40によって検出されており、回転数検出器40は回転
数情報を補助暖房制御部24へ送る。車両エンジン11
の回転数Nxが予め設定された回転数No に達すると、
補助暖房制御部24は電磁クラッチ35及び冷却ファン
23に対する通電を指令する。この指令によりソレノイ
ド354が励磁し、図2に示すようにクラッチ板352
がプーリ351に接合する。即ち、電磁クラッチ35が
ONする。又、冷却ファン23が作動する。電磁クラッ
チ35のONにより車両エンジン11の駆動力がベルト
36、プーリ351、クラッチ板352及び支持リング
38を介して回転軸31に伝わり、ロータ33が回転す
る。ロータ33の回転により発熱室29内の粘性流体が
攪拌され、この攪拌によって熱が発生する。この発生熱
は区画板27を介してウォータジャケット30内の水に
伝達し、入水ポート261からウォータジャケット30
内へ流入した水が加熱されて出水ポート262から流出
する。
ラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表す
フローチャートである。補助暖房スイッチ39がON状
態にあるときに車両エンジン11を起動する操作が行わ
れたとする。車両エンジン11の回転数は回転数検出器
40によって検出されており、回転数検出器40は回転
数情報を補助暖房制御部24へ送る。車両エンジン11
の回転数Nxが予め設定された回転数No に達すると、
補助暖房制御部24は電磁クラッチ35及び冷却ファン
23に対する通電を指令する。この指令によりソレノイ
ド354が励磁し、図2に示すようにクラッチ板352
がプーリ351に接合する。即ち、電磁クラッチ35が
ONする。又、冷却ファン23が作動する。電磁クラッ
チ35のONにより車両エンジン11の駆動力がベルト
36、プーリ351、クラッチ板352及び支持リング
38を介して回転軸31に伝わり、ロータ33が回転す
る。ロータ33の回転により発熱室29内の粘性流体が
攪拌され、この攪拌によって熱が発生する。この発生熱
は区画板27を介してウォータジャケット30内の水に
伝達し、入水ポート261からウォータジャケット30
内へ流入した水が加熱されて出水ポート262から流出
する。
【0030】車両エンジン11が作動している間は車両
エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を上回って
いる。車両エンジン11の作動を止める操作が行われる
と、車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を
下回り、補助暖房制御部24は電磁クラッチ35及び冷
却ファン23に対する通電の停止を指令する。この指令
によりソレノイド354が消磁し、図1に示すようにク
ラッチ板352がプーリ351から離間する。即ち、電
磁クラッチ35がOFFする。又、冷却ファン23の作
動が停止する。電磁クラッチ35のOFFにより車両エ
ンジン11の駆動力が回転軸31に伝わることはなく、
ロータ33の回転が停止する。
エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を上回って
いる。車両エンジン11の作動を止める操作が行われる
と、車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を
下回り、補助暖房制御部24は電磁クラッチ35及び冷
却ファン23に対する通電の停止を指令する。この指令
によりソレノイド354が消磁し、図1に示すようにク
ラッチ板352がプーリ351から離間する。即ち、電
磁クラッチ35がOFFする。又、冷却ファン23の作
動が停止する。電磁クラッチ35のOFFにより車両エ
ンジン11の駆動力が回転軸31に伝わることはなく、
ロータ33の回転が停止する。
【0031】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)電磁クラッチ35は、車両エンジン11の駆動
力をビスカスヒータ22の回転軸31に伝達する伝達状
態と、回転軸31に対する車両エンジン11の駆動力の
伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に駆動力伝達
経路上に介在された駆動力伝達手段となる。車両エンジ
ン11の起動時には駆動力伝達手段となる電磁クラッチ
35が遮断状態となり、車両エンジン11の駆動力が補
助暖房装置を構成するビスカスヒータ22に伝達される
ことはない。即ち、車両エンジン11の起動時には駆動
力伝達手段である電磁クラッチ35が遮断状態になる。
従って、ビスカスヒータ22を駆動するための駆動トル
クが車両エンジン11の起動時には車両エンジン11に
対する負荷トルクとなることはなく、車両エンジン11
が円滑に起動する。 (1-2)設定回転数No としては、車両エンジン11が
起動したと見なし得る回転数が採用される。例えば、通
常運転時のアイドリング回転数よりも幾分低い回転数が
採用される。車両エンジン11の回転数が設定回転数N
o に達するまでは、電磁クラッチ35が遮断状態に置か
れる。車両エンジン11の回転数を検出して電磁クラッ
チ35に対する通電制御を行なう方法は、車両エンジン
11が実際に起動するまでビスカスヒータ22を運転さ
せないことを確実にする。 (1-3)電磁クラッチ35に対する通電制御を行なうた
めに回転数検出器40を採用する構成では、既に回転数
検出器を搭載している車両に補助暖房装置を組み込む際
に既存の回転数検出器を利用できるという利点がある。 (1-4)通電によって伝達状態となる電磁クラッチ35
を駆動力伝達手段として採用する構成では、車両エンジ
ン11からビスカスヒータ22に到る駆動力伝達経路上
で駆動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換える
制御が最も行いやすい。 (1-5)ビスカスヒータ22は発熱効率が高い上にコン
パクト化できるが、長時間攪拌されていない粘性流体の
粘度は高く、ビスカスヒータ22の作動開始時の粘性に
よる負荷トルクは大きい。しかし、車両エンジン11の
起動時には電磁クラッチ35が遮断状態となり、最も粘
性流体の粘度が高いときに車両エンジン11の駆動力が
ビスカスヒータ22に伝達されることはない。従って、
車両エンジン11の円滑な起動時がビスカスヒータ22
によって阻害されることない。
る。 (1-1)電磁クラッチ35は、車両エンジン11の駆動
力をビスカスヒータ22の回転軸31に伝達する伝達状
態と、回転軸31に対する車両エンジン11の駆動力の
伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に駆動力伝達
経路上に介在された駆動力伝達手段となる。車両エンジ
ン11の起動時には駆動力伝達手段となる電磁クラッチ
35が遮断状態となり、車両エンジン11の駆動力が補
助暖房装置を構成するビスカスヒータ22に伝達される
ことはない。即ち、車両エンジン11の起動時には駆動
力伝達手段である電磁クラッチ35が遮断状態になる。
従って、ビスカスヒータ22を駆動するための駆動トル
クが車両エンジン11の起動時には車両エンジン11に
対する負荷トルクとなることはなく、車両エンジン11
が円滑に起動する。 (1-2)設定回転数No としては、車両エンジン11が
起動したと見なし得る回転数が採用される。例えば、通
常運転時のアイドリング回転数よりも幾分低い回転数が
採用される。車両エンジン11の回転数が設定回転数N
o に達するまでは、電磁クラッチ35が遮断状態に置か
れる。車両エンジン11の回転数を検出して電磁クラッ
チ35に対する通電制御を行なう方法は、車両エンジン
11が実際に起動するまでビスカスヒータ22を運転さ
せないことを確実にする。 (1-3)電磁クラッチ35に対する通電制御を行なうた
めに回転数検出器40を採用する構成では、既に回転数
検出器を搭載している車両に補助暖房装置を組み込む際
に既存の回転数検出器を利用できるという利点がある。 (1-4)通電によって伝達状態となる電磁クラッチ35
を駆動力伝達手段として採用する構成では、車両エンジ
ン11からビスカスヒータ22に到る駆動力伝達経路上
で駆動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換える
制御が最も行いやすい。 (1-5)ビスカスヒータ22は発熱効率が高い上にコン
パクト化できるが、長時間攪拌されていない粘性流体の
粘度は高く、ビスカスヒータ22の作動開始時の粘性に
よる負荷トルクは大きい。しかし、車両エンジン11の
起動時には電磁クラッチ35が遮断状態となり、最も粘
性流体の粘度が高いときに車両エンジン11の駆動力が
ビスカスヒータ22に伝達されることはない。従って、
車両エンジン11の円滑な起動時がビスカスヒータ22
によって阻害されることない。
【0032】次に、図4のフローチャートで示す第2の
実施の形態を説明する。この実施の形態では、第1の実
施の形態における補助暖房制御部24の通電制御機能を
変更した部分が第1の実施の形態の場合と異なる。車両
エンジン11の回転数Nxが予め設定された回転数Nx
に達してから予め設定された時間tが経過すると、補助
暖房制御部24は電磁クラッチ35をONすると共に、
冷却ファン23を作動する。
実施の形態を説明する。この実施の形態では、第1の実
施の形態における補助暖房制御部24の通電制御機能を
変更した部分が第1の実施の形態の場合と異なる。車両
エンジン11の回転数Nxが予め設定された回転数Nx
に達してから予め設定された時間tが経過すると、補助
暖房制御部24は電磁クラッチ35をONすると共に、
冷却ファン23を作動する。
【0033】第2の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (2-1)車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数N
o に達した後、さらに予め設定された時間tが経過する
まで、電磁クラッチ35は遮断状態に置かれる。このよ
うな猶予期間を置くことによって車両エンジン11が確
実に起動した状態になってから補助暖房装置が作動す
る。従って、車両エンジン11が円滑に起動する。
る。 (2-1)車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数N
o に達した後、さらに予め設定された時間tが経過する
まで、電磁クラッチ35は遮断状態に置かれる。このよ
うな猶予期間を置くことによって車両エンジン11が確
実に起動した状態になってから補助暖房装置が作動す
る。従って、車両エンジン11が円滑に起動する。
【0034】次に、図5及び図6の第3の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、補助暖房制御部4
1にイグニションスイッチ42が信号接続されている。
イグニションスイッチ42は車両エンジン11を起動す
るための起動操作を行なったことを示す起動信号を補助
暖房制御部41に出力する。即ち、イグニションスイッ
チ42は起動信号発生手段となる。切り換え制御手段と
なる補助暖房制御部41は補助暖房スイッチ39のON
状態のときにのみ通電制御可能状態となる。
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、補助暖房制御部4
1にイグニションスイッチ42が信号接続されている。
イグニションスイッチ42は車両エンジン11を起動す
るための起動操作を行なったことを示す起動信号を補助
暖房制御部41に出力する。即ち、イグニションスイッ
チ42は起動信号発生手段となる。切り換え制御手段と
なる補助暖房制御部41は補助暖房スイッチ39のON
状態のときにのみ通電制御可能状態となる。
【0035】図6は補助暖房制御部41における電磁ク
ラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表す
フローチャートである。補助暖房スイッチ39がON状
態にあるときに車両エンジン11を起動する操作が行わ
れたとする。起動信号が入力すると、補助暖房制御部4
1はこの入力時点から予め設定された時間to の経過後
に電磁クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電を
指令する。この通電指令により電磁クラッチ35がON
すると共に、冷却ファン23が作動する。以後の通電制
御は第1の実施の形態と同じである。
ラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表す
フローチャートである。補助暖房スイッチ39がON状
態にあるときに車両エンジン11を起動する操作が行わ
れたとする。起動信号が入力すると、補助暖房制御部4
1はこの入力時点から予め設定された時間to の経過後
に電磁クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電を
指令する。この通電指令により電磁クラッチ35がON
すると共に、冷却ファン23が作動する。以後の通電制
御は第1の実施の形態と同じである。
【0036】第3の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (3-1)設定時間to としては、車両エンジン11を起
動するための起動操作を行なってから車両エンジン11
が起動すると予想される経過時間よりも長い時間が採用
される。車両エンジン11の起動操作時点から設定時間
to に達するまでは、電磁クラッチ35が遮断状態に置
かれる。設定時間to の適正設定により、車両エンジン
11が実際に起動するまでビスカスヒータ22を運転さ
せないことを確実にする。
る。 (3-1)設定時間to としては、車両エンジン11を起
動するための起動操作を行なってから車両エンジン11
が起動すると予想される経過時間よりも長い時間が採用
される。車両エンジン11の起動操作時点から設定時間
to に達するまでは、電磁クラッチ35が遮断状態に置
かれる。設定時間to の適正設定により、車両エンジン
11が実際に起動するまでビスカスヒータ22を運転さ
せないことを確実にする。
【0037】次に、図7及び図8の第4の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、電磁クラッチ3
5、冷却ファン23、冷却ファン19、冷却ファン15
及び電磁クラッチ35に対する通電制御が全て切り換え
制御部43によって行われる。なお、この実施の形態で
は、冷却ファン19に対する通電を主通電と表し、電磁
クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電を副通電
と表すことにする。切り換え制御手段となる切り換え制
御部43には温度センサ17及び暖房スイッチ44が信
号接続されている。切り換え制御部43は温度センサ1
7から得られる水温検出情報に基づいて冷却ファン15
の作動を第1の実施の形態における冷却制御部18によ
る作動制御と同様に制御する。補助暖房制御部43は暖
房スイッチ44のON状態のときにのみ電磁クラッチ3
5、冷却ファン23及び冷却ファン19に対して通電制
御可能状態となる。
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、電磁クラッチ3
5、冷却ファン23、冷却ファン19、冷却ファン15
及び電磁クラッチ35に対する通電制御が全て切り換え
制御部43によって行われる。なお、この実施の形態で
は、冷却ファン19に対する通電を主通電と表し、電磁
クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電を副通電
と表すことにする。切り換え制御手段となる切り換え制
御部43には温度センサ17及び暖房スイッチ44が信
号接続されている。切り換え制御部43は温度センサ1
7から得られる水温検出情報に基づいて冷却ファン15
の作動を第1の実施の形態における冷却制御部18によ
る作動制御と同様に制御する。補助暖房制御部43は暖
房スイッチ44のON状態のときにのみ電磁クラッチ3
5、冷却ファン23及び冷却ファン19に対して通電制
御可能状態となる。
【0038】図8は補助暖房制御部43における電磁ク
ラッチ35、冷却ファン23及び冷却ファン19に対す
る通電制御を表すフローチャートである。暖房スイッチ
44がON状態にあるときに車両エンジン11を起動す
る操作が行われたとする。
ラッチ35、冷却ファン23及び冷却ファン19に対す
る通電制御を表すフローチャートである。暖房スイッチ
44がON状態にあるときに車両エンジン11を起動す
る操作が行われたとする。
【0039】車両エンジン11の回転数Nxが設定回転
数No に達すると、切り換え制御部43は電磁クラッチ
35及び冷却ファン23に対する副通電を指令する。こ
の副通電指令により電磁クラッチ35がONすると共
に、冷却ファン23が作動する。車両エンジン11が作
動している間は車両エンジン11の回転数Nxが設定回
転数No を上回っている。この状態において温度センサ
17によって検出された水温Txが予め設定された水温
To に達しない場合には、切り換え制御部43は電磁ク
ラッチ35及び冷却ファン23に対する副通電を継続す
る。温度センサ17によって検出された水温Txが設定
水温To に達すると、切り換え制御部43は電磁クラッ
チ35及び冷却ファン23に対する副通電を停止する。
この副通電停止により電磁クラッチ35がOFFすると
共に、冷却ファン23の作動が停止する。次いで、切り
換え制御部43は冷却ファン19に対する主通電を指令
する。この主通電指令により冷却ファン19が作動す
る。車両エンジン11の作動を止める操作が行われる
と、車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を
下回る。すると、切り換え制御部43は冷却ファン19
に対する主通電の停止を指令する。
数No に達すると、切り換え制御部43は電磁クラッチ
35及び冷却ファン23に対する副通電を指令する。こ
の副通電指令により電磁クラッチ35がONすると共
に、冷却ファン23が作動する。車両エンジン11が作
動している間は車両エンジン11の回転数Nxが設定回
転数No を上回っている。この状態において温度センサ
17によって検出された水温Txが予め設定された水温
To に達しない場合には、切り換え制御部43は電磁ク
ラッチ35及び冷却ファン23に対する副通電を継続す
る。温度センサ17によって検出された水温Txが設定
水温To に達すると、切り換え制御部43は電磁クラッ
チ35及び冷却ファン23に対する副通電を停止する。
この副通電停止により電磁クラッチ35がOFFすると
共に、冷却ファン23の作動が停止する。次いで、切り
換え制御部43は冷却ファン19に対する主通電を指令
する。この主通電指令により冷却ファン19が作動す
る。車両エンジン11の作動を止める操作が行われる
と、車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を
下回る。すると、切り換え制御部43は冷却ファン19
に対する主通電の停止を指令する。
【0040】第4の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (4-1)第1の実施の形態と同じ効果が得られる。 (4-2)暖房スイッチ44がON状態にあれば、暖房作
用が補助暖房装置から主暖房装置へ自動的に切り換えら
れ、暖房作用を補助暖房装置から主暖房装置へ切り換え
る手間が省ける。
る。 (4-1)第1の実施の形態と同じ効果が得られる。 (4-2)暖房スイッチ44がON状態にあれば、暖房作
用が補助暖房装置から主暖房装置へ自動的に切り換えら
れ、暖房作用を補助暖房装置から主暖房装置へ切り換え
る手間が省ける。
【0041】次に、図9及び図10の第5の実施の形態
を説明する。第4の実施の形態と同じ構成部には同じ符
号が付してある。この実施の形態では、第4の実施の形
態における副水路132、放熱器16、冷却ファン19
がなく、切り換え制御手段となる暖房制御部45が電磁
クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を行
なう。温度センサ17は水温検出情報を暖房制御部45
に出力する。暖房制御部45は暖房スイッチ44のON
状態のときにのみ通電制御可能状態となる。
を説明する。第4の実施の形態と同じ構成部には同じ符
号が付してある。この実施の形態では、第4の実施の形
態における副水路132、放熱器16、冷却ファン19
がなく、切り換え制御手段となる暖房制御部45が電磁
クラッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を行
なう。温度センサ17は水温検出情報を暖房制御部45
に出力する。暖房制御部45は暖房スイッチ44のON
状態のときにのみ通電制御可能状態となる。
【0042】図10は暖房制御部45における電磁クラ
ッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表すフ
ローチャートである。暖房スイッチ44がON状態にあ
るときに車両エンジン11を起動する操作が行われたと
する。車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No
に達すると、暖房制御部45は電磁クラッチ35及び冷
却ファン23に対する通電を指令する。この通電指令に
より電磁クラッチ35がONすると共に、冷却ファン2
3が作動する。車両エンジン11が作動している間は車
両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を上回っ
ている。この状態において温度センサ17によって検出
された水温Txが予め設定された水温To に達しない場
合には、暖房制御部45は電磁クラッチ35及び冷却フ
ァン23に対する通電を継続する。温度センサ17によ
って検出された水温Txが設定水温To に達すると、暖
房制御部45は電磁クラッチ35に対する通電を停止す
る。この通電停止により電磁クラッチ35がOFFする
が、冷却ファン23は作動を継続する。車両エンジン1
1の作動を止める操作が行われると、車両エンジン11
の回転数Nxが設定回転数No を下回る。すると、暖房
制御部45は冷却ファン23に対する通電の停止を指令
する。
ッチ35及び冷却ファン23に対する通電制御を表すフ
ローチャートである。暖房スイッチ44がON状態にあ
るときに車両エンジン11を起動する操作が行われたと
する。車両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No
に達すると、暖房制御部45は電磁クラッチ35及び冷
却ファン23に対する通電を指令する。この通電指令に
より電磁クラッチ35がONすると共に、冷却ファン2
3が作動する。車両エンジン11が作動している間は車
両エンジン11の回転数Nxが設定回転数No を上回っ
ている。この状態において温度センサ17によって検出
された水温Txが予め設定された水温To に達しない場
合には、暖房制御部45は電磁クラッチ35及び冷却フ
ァン23に対する通電を継続する。温度センサ17によ
って検出された水温Txが設定水温To に達すると、暖
房制御部45は電磁クラッチ35に対する通電を停止す
る。この通電停止により電磁クラッチ35がOFFする
が、冷却ファン23は作動を継続する。車両エンジン1
1の作動を止める操作が行われると、車両エンジン11
の回転数Nxが設定回転数No を下回る。すると、暖房
制御部45は冷却ファン23に対する通電の停止を指令
する。
【0043】第5の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (5-1)第1の実施の形態と同じ効果が得られる。 (5-2)放熱器21及び冷却ファン23は補助暖房装置
の一部及び主暖房装置の一部の両方を兼ねており、暖房
スイッチ44がON状態にあれば、暖房作用が補助暖房
装置から主暖房装置へ自動的に切り換えられる。従っ
て、暖房作用を補助暖房装置から主暖房装置へ切り換え
る手間が省ける。 (5-3)放熱器21及び冷却ファン23は補助暖房装置
の一部及び主暖房装置の一部の両方を兼ねる構成では、
暖房装置全体が簡素になり、コスト上も有利である。
る。 (5-1)第1の実施の形態と同じ効果が得られる。 (5-2)放熱器21及び冷却ファン23は補助暖房装置
の一部及び主暖房装置の一部の両方を兼ねており、暖房
スイッチ44がON状態にあれば、暖房作用が補助暖房
装置から主暖房装置へ自動的に切り換えられる。従っ
て、暖房作用を補助暖房装置から主暖房装置へ切り換え
る手間が省ける。 (5-3)放熱器21及び冷却ファン23は補助暖房装置
の一部及び主暖房装置の一部の両方を兼ねる構成では、
暖房装置全体が簡素になり、コスト上も有利である。
【0044】本発明では、ギヤポンプヒータ、渦電流ヒ
ータ等の車両エンジンの駆動力によって作動する補助暖
房装置を用いた車両に適用してもよい。
ータ等の車両エンジンの駆動力によって作動する補助暖
房装置を用いた車両に適用してもよい。
【0045】
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、車両エ
ンジンの駆動力によって作動する補助暖房装置を備えた
車両において、車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状
態と駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能
に前記駆動力伝達経路上に駆動力伝達手段を介在してお
き、車両エンジン起動時には前記駆動力伝達手段を遮断
状態にするようにしたので、補助暖房装置を備えた車両
におけるエンジンの掛かりずらさを解消し得るという優
れた効果を奏する。
ンジンの駆動力によって作動する補助暖房装置を備えた
車両において、車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状
態と駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り換え可能
に前記駆動力伝達経路上に駆動力伝達手段を介在してお
き、車両エンジン起動時には前記駆動力伝達手段を遮断
状態にするようにしたので、補助暖房装置を備えた車両
におけるエンジンの掛かりずらさを解消し得るという優
れた効果を奏する。
【図1】第1の実施の形態の主暖房装置及び補助暖房装
置を示し、電磁クラッチがOFF状態にある概略図。
置を示し、電磁クラッチがOFF状態にある概略図。
【図2】主暖房装置及び補助暖房装置を示し、電磁クラ
ッチがON状態にある概略図。
ッチがON状態にある概略図。
【図3】通電制御を表すフローチャート。
【図4】第2の実施の形態を示し、通電制御を表すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】第3の実施の形態の主暖房装置及び補助暖房装
置を示す概略図。
置を示す概略図。
【図6】通電制御を表すフローチャート。
【図7】第4の実施の形態の主暖房装置及び補助暖房装
置を示す概略図。
置を示す概略図。
【図8】通電制御を表すフローチャート。
【図9】第4の実施の形態の主暖房装置及び補助暖房装
置を示す概略図。
置を示す概略図。
【図10】通電制御を表すフローチャート。
11…車両エンジン、21…補助暖房装置を構成する放
熱器、22…補助暖房装置を構成するビスカスヒータ、
23…補助暖房装置を構成する冷却ファン、24…切り
換え制御手段となる補助暖房制御部、35…駆動力伝達
手段となる電磁クラッチ、40…回転数検出手段となる
回転数検出器、41…切り換え制御手段となる補助暖房
制御部、42…起動信号発生手段となるイグニションス
イッチ、43…切り換え制御手段となる切り換え制御
部、45…暖房制御部。
熱器、22…補助暖房装置を構成するビスカスヒータ、
23…補助暖房装置を構成する冷却ファン、24…切り
換え制御手段となる補助暖房制御部、35…駆動力伝達
手段となる電磁クラッチ、40…回転数検出手段となる
回転数検出器、41…切り換え制御手段となる補助暖房
制御部、42…起動信号発生手段となるイグニションス
イッチ、43…切り換え制御手段となる切り換え制御
部、45…暖房制御部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246823(JP,A) 特公 平7−5015(JP,B2) 特公 昭41−6088(JP,B1) 実公 昭46−18175(JP,Y1) 実公 昭50−15064(JP,Y1) 特許2712510(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 621
Claims (6)
- 【請求項1】車両エンジンの駆動力によって該エンジン
冷却水を加熱して車室内の暖房を行う補助暖房装置を備
えた車両において、 車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状態と駆動力の伝
達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に前記駆動力伝
達経路上に駆動力伝達手段を介在しておき、車両エンジ
ン起動時には、車両エンジンの起動操作を行なったこと
を示す起動信号が出力してから予め設定された時間が経
過するまで前記駆動力伝達手段を遮断状態にする車両に
おける補助暖房装置の運転制御方法。 - 【請求項2】前記駆動力伝達手段は、通電によって駆動
力伝達状態となる電磁クラッチであり、エンジン起動時
には前記電磁クラッチへの通電を行わない請求項1に記
載の車両における補助暖房装置の運転制御方法。 - 【請求項3】前記補助暖房装置は、粘性流体を攪拌して
熱を発生させるビスカスヒータを含む請求項1又は請求
項2に記載の車両における補助暖房装置の運転制御方
法。 - 【請求項4】車両エンジンの駆動力によって該エンジン
冷却水を加熱して車室内の暖房を行う補助暖房装置を備
えた車両において、 車両エンジンの駆動力を伝達する伝達状態と駆動力の伝
達を遮断する遮断状態とに切り換え可能に、車両エンジ
ンから補助暖房装置に到る駆動力伝達経路上に介在され
た駆動力伝達手段と、 車両エンジンの起動を検出する起動検出手段と、 前記起動検出手段の検出情報に基づいて前記駆動力伝達
手段を伝達状態と遮断状態とに切り換え制御する切り換
え制御手段とを備え、前記車両エンジンの起動操作を行
なったことを示す起動信号を出力する起動信号発生手段
を備え、切り換え制御手段は、前記起動信号が出力して
から予め設定された時間の経過後に駆動力伝達手段を遮
断状態から伝達状態へ切り換える 車両における補助暖房
装置の運転制御装置。 - 【請求項5】前記駆動力伝達手段は、通電によって駆動
力伝達状態となる電磁クラッチであり、エンジン起動時
には前記電磁クラッチへの通電を行わない請求項4に記
載の車両における補助暖房装置の運転制御装置。 - 【請求項6】前記補助暖房装置は、粘性流体を攪拌して
熱を発生させるビスカスヒータを含む請求項4又は請求
項5に記載の車両における補助暖房装置の運転制御装
置。
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