JP3215218U - 開缶装置 - Google Patents

開缶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3215218U
JP3215218U JP2017005711U JP2017005711U JP3215218U JP 3215218 U JP3215218 U JP 3215218U JP 2017005711 U JP2017005711 U JP 2017005711U JP 2017005711 U JP2017005711 U JP 2017005711U JP 3215218 U JP3215218 U JP 3215218U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
top surface
opening device
cut
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017005711U
Other languages
English (en)
Inventor
祐二 古川
祐二 古川
幸治 鳥谷部
幸治 鳥谷部
正男 冨居
正男 冨居
奈津子 江幡
奈津子 江幡
康平 古川
康平 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Holdings Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Priority to JP2017005711U priority Critical patent/JP3215218U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3215218U publication Critical patent/JP3215218U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)

Abstract

【課題】容易に缶を開けることができる開缶装置を提供する。【解決手段】四角形又は略四角形の天面を有する缶Cの天面を切断して開けるための開缶装置100は、缶Cの天面の縁部に沿うように形成された刃51と、刃51を缶Cの直上で昇降させるための昇降機構6と、を備え、刃51が、天面の4つの角部に対応する位置に配置された4つの先端部を有し、4つの先端部が、刃51が下降するにつれて、缶Cの天面に同時に又は略同時に最初に切り込む。【選択図】図1

Description

本願は、開缶装置に関する。
従来、様々な開缶装置が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。特許文献1は、例えば一斗缶等の缶を開けるための装置を開示している。この装置は、缶の上方で昇降するように構成された刃取付部と、缶の天井面の縁部に沿うように刃取付部に取り付けられた開封用刃と、を備えている。開封用刃は、缶の天井面の各辺のほぼ中央に切り込む4つの先端部を有している。刃取付部が降下すると、開封用刃の各先端部が缶の天井面の対応する辺に切り込み、天井面が一度で切除される。
特許文献2は、例えばガロン缶又は半ガロン缶等の大型缶を開けるための装置を開示している。この装置は、缶の上方で昇降するように構成された刃取付体と、缶蓋面の縁部に沿うように刃取付体に取り付けられた刃部と、を備えている。特許文献1と同様に、刃部は、缶蓋面の各辺のほぼ中央に切り込む4つの先端部を有している。特許文献1の装置と同様に、刃取付体が降下すると、刃部の各先端部が缶蓋面の対応する辺に切り込み、缶蓋面が一度で切除される。
特許文献3は、例えば一斗缶等を開けるための装置を開示している。この装置は、缶の上方で昇降するように構成された刃取付板と、缶の天井面の縁部に沿うように刃取付板に取り付けられた缶切刃と、を備えている。缶切刃は、天井面の1つの角部に切り込む1つの先端部のみを有している。刃取付板が降下すると、缶切刃の先端部が缶の天井面の1つの角部に切込み、当該角部から缶の縁部に沿って切断が進む。
特許文献4は、例えば一斗缶又は5ガロン缶等の缶を開けるための装置を開示している。この装置は、缶の上方で昇降するように構成された切断刃取付け具と、略L字形に形成された切断刃と、を備えている。切断刃は、缶の天板の1つの角部のみに切り込むように構成されている。この装置においては、缶を90℃回転させながら缶の4つの角部の各々に順番に切り込むことによって、缶の天板が切断される。
実開昭62−185299号公報 特開平8−318993号公報 特開2001−247192号公報 実開昭55−7782号公報
例えば、多数の缶を使用する工場では、開缶作業が作業者に対して大きな負担となり得る。したがって、全ての作業者が容易に缶を開けられることが望ましい。
本考案は、容易に缶を開けることができる装置を提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様は、四角形又は略四角形の天面を有する缶の天面を切断して開けるための開缶装置であって、天面の縁部に沿うように形成された刃と、刃を缶の直上で昇降させるための昇降機構と、を備え、刃が、天面の4つの角部に対応する位置に配置された4つの先端部を有し、4つの先端部が、刃が下降するにつれて、天面に同時に又は略同時に最初に切り込む、開缶装置である。
本開示の一態様に係る開缶装置では、缶の天面の4つの角部に対応する位置に配置された刃の4つの先端部が、天面に最初に切り込む。したがって、切断は天面の4つの角部から進む。刃が天面に切り込むとき、缶の側面が、切断力によって缶の内側に向かって引っ張られる場合がある。缶の側面が変形すると、更なる缶の切断が困難になる場合がある。本開示の一態様に係る開缶装置では、角部に刃が最初に切り込むため、例えば刃が缶の天面の辺の中央に最初に切り込む場合に比して、缶の側面が内側に向かって変形し難い。また、刃が缶の天面の4つの角部に同時に又は略同時に切り込むため、均等に切断力が作用する。したがって、偏った変形が抑制される。よって、缶の切断が円滑に進む。以上のことより、本開示の一態様に係る開缶装置では、容易に缶を開けることができる。また、缶の天面を一度で開けることができるため、切屑が缶の内部に侵入するリスクを低減することができる。また、缶の天面を一度で開けることができるため、缶の天面を複数回切断するときに必要となる切断線の位置合わせが不要となる。
刃の刃先が、刃によって囲まれる空間を画定する内側面にテーパを有してもよく、天面が、刃が下降するにつれて、テーパに沿って圧縮され、これによって、切断された天面が、刃の内側面によって保持されてもよい。この場合、切断された天面を保持するための機構を別途設けることなく、天面が缶の内部に落下することを防止することができる。
切断された天面を上方から押すことによって、切断された天面を内側面から取り除くための解放機構を更に備えてもよい。この場合、切断された天面に触れることなく、切断された天面が内側面から取り除かれるため、ケガのリスクを低減できる。
開缶装置は、缶を支持するトレイと、昇降機構及びトレイを支持する台と、を更に備えてもよく、トレイが、台上において、刃の直下に位置する切断位置と、切断位置から離間した非切断位置と、の間を移動可能であってもよい。この場合、非切断位置において缶をトレイにセットしてから、次にトレイを移動させることによって、缶を切断位置に配置することができる。したがって、刃の直下に手を挿入することなく、缶を切断位置に配置することができる。よって、ケガのリスクを低減できる。
開缶装置は、昇降機構を支持する台と、台を移動させるための移動機構と、を更に備えてもよく、台が、缶を水平方向に受け入れるための開口を有し、これによって、静止した缶の直上に刃を移動させることが可能にされていてもよい。この場合、缶を移動させることなく、缶を開けることができる。したがって、作業者の負担を低減することができる。
本開示の一態様によれば、容易に缶を開けることができる装置を提供することが可能である。
第1実施形態に係る開缶装置を示す斜視図である。 図1の開缶装置を示す概略的な側面図である。 図1の開缶装置を示す概略的な分解図である。 図2中のカッターユニットを下方から示す斜視図である。 図2中の刃のIV−IV線に沿った矢視断面図である。 第2実施形態に係る開缶装置を示す側面図である。 図6中の台を示す概略的な平面図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る開缶装置を説明する。同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺は変更されている場合がある。以下の説明中、「前」、「後」及び「側方」との用語は、説明の目的のみに使用されており、開缶装置及びその構成要素の特定の方向を限定することは意図されていない。
図1は、第1実施形態に係る開缶装置を示す斜視図であり、図2は、図1の開缶装置を示す概略的な側面図である。図1及び図2を参照して、開缶装置100は、四角形又は略四角形の天面を有する缶(例えば、一斗缶等)Cの天面を切断して開けるように構成されている。缶Cの天面は、完全に四角形である必要はなく、角Rを有していてもよい。開缶装置100で開けられる缶は、適用可能なサイズの缶であれば、一斗缶に限定されない。缶Cには、様々な液体又は固体が収容され得る。例えば、缶Cが高粘度の液体又は凍った液体を収容している場合、缶Cの天面が切断され開けられる場合がある。
開缶装置100は、台1と、キャスター(移動機構)2と、トレイ3と、2本のシャフト4と、カッターユニット5と、昇降機構6と、を備えている。
台1は、一対のレール11と、一対のベース12と、一対のスリーブ13(1つのみ図示)と、保護フレーム14と、フック15と、ストッパー16と、を有している。レール11の各々は、長尺な部材であり、長手方向に垂直な平面に沿った概ねL字状の断面を有している。レール11の各々は、本実施形態では、長手方向に沿って直線状である。一対のレール11は、互いに離間してかつ平行に配置されている。一対のレール11は、本実施形態では、トレイ3を支持している。レール11の後側の端部(図1及び図2において左側の端部)を含む領域は、刃51の直下に位置する切断位置P1を含む。レール11の前側の端部を含む領域は、切断位置P1から離間した非切断位置P2を含む。切断位置P1は、缶の天面が切断される位置であり、非切断位置P2は、トレイ3へ缶Cがセットされる又はトレイ3から缶Cが取り除かれる位置である。
ベース12の各々は、長尺な部材であり、レール11の対向する端部を連結している。一対のスリーブ13は、それぞれ一対のレール11から上方に突出している。スリーブ13は、切断位置P1の側方においてレール11に連結されている。
保護フレーム14は、切断位置P1にある缶Cを部分的に囲うように構成されている。保護フレーム14は、缶Cの3つの面(後面、及び、レール11の長手方向に平行な2つの側面)を部分的に囲うように、レール11及びスリーブ13に連結されている。保護フレーム14は、切断位置P1にある缶Cの転倒を防止することができる。
フック15は、保護フレーム14から上方に突出しており、フック15の上端部は、切断位置P1にある缶Cの浮き上がりを防止するように曲げられている。ストッパー16は、レール11の前側の端部に位置しており、ベース12から上方に突出している。ストッパー16は、非切断位置P2にある缶Cの転倒を防止することができる。レール11、ベース12、スリーブ13、保護フレーム14、フック15、及び、ストッパー16は、例えばステンレス等の金属から作成されることができ、例えば溶接等によって連結されることができる。
キャスター2は、各ベース12の下面の両端部の各々に取付けられている。キャスター2は、望ましくない移動をロックするためのロック機構を有している。台1は、キャスター2によって移動可能である。なお、台1を移動させるための移動機構は、キャスターに限定されないことに留意されたい。
図3は、図1の開缶装置を示す概略的な分解図である。図3を参照して、トレイ3は、缶C(図3において不図示)を支持する。トレイ3は、台1から取り外し可能である。トレイ3は、概ね平板状であり、一対のレール11にまたがる。後側のトレイ3の縁部は、上方に曲げられている。この後側の縁部には、トレイ3上での缶Cの位置を調節するためのボルト31が設けられている。トレイ3の下面には、トレイ3をレール11上で切断位置P1と非切断位置P2との間で移動させるためのボールローラ32が設けられている。なお、トレイ3をレール11上で移動させるための手段は、ボールローラに限定されないことに留意されたい。
シャフト4は、スリーブ13に挿入されており、スリーブ13の上端部から上方に突出している。シャフト4の周りには、カッターユニット5を上方に付勢するためのコイルバネ41が配置されている。シャフト4の上端部には、キャップ42が取り付けられている。トレイ3及びシャフト4は、例えばステンレス等の金属から作成されることができる。
カッターユニット5は、シャフト4から取り外し可能である。カッターユニット5は、刃51と、刃取付体52と、解放機構53と、を有している。
図4は、図2中のカッターユニットを下方から示す斜視図である。図4を参照して、刃51は、缶C(図4において不図示)の天面の縁部に沿うように形成されており、平面視において、四角形又は略四角形の輪郭を有する。刃51は、缶Cの天面の形状に応じて、角Rを有していてもよい。刃51は、本実施形態では、平面視において、各角部を含む4つの部分51aに分割されている。刃51は、缶Cの天面の4つの角部に対応する位置に(すなわち、刃51の4つの角部に)、下方に突出する4つの先端部51bを有している。また、刃51は、先端部51bから四角形の辺の中央に向かって上方に傾斜する、刃先51cを有している。
図5は、図2中の刃のIV−IV線に沿った矢視断面図である。図5を参照して、刃先51cは、刃51によって囲まれる空間Sを画定する内側面51dに、テーパ51eを有している。テーパ51eでは、刃先51cの幅が、下方から上方に向かって大きくなる(すなわち、空間Sの幅が、下方から上方に向かって小さくなる)。このような構成によって、刃51が下降して缶Cの天面に切り込むにつれて、缶Cの天面は、テーパ51eに沿って圧縮される。したがって、缶Cの天面には、内側面51dから保持力が作用する。これによって、天面が切断された後に、天面は、内側面51dによって保持される。刃51には、ボルトを通すための貫通孔51fが設けられている。
図4を参照して、刃取付体52は、平面視において、四角形又は略四角形の輪郭を有している。刃取付体52の側面には、刃51がボルトによって取り付けられている。図1及び図2を参照して、刃取付体52の上面には、四角形の対向する辺の中央を結ぶように、平面視において概ね十字状のリブ52a,52bが設けられている。平面視において2本のシャフト4を結ぶように走るリブ52aの両端部の各々には、シャフト4の上部が挿入されるスリーブ52cが設けられている。スリーブ52cは、キャップ42を取り外すことによって、シャフト4から取り外し可能である。図3を参照して、リブ52bの上部には、突起52dが設けられている。突起52dには、カッターユニット5と昇降機構6のアーム61とを回転可能に連結するためのノブN(図2参照)を通すための貫通孔が設けられている。
解放機構53は、切断された缶Cの天面を上方から押すことによって、切断された天面を刃51の内側面51dから取り除く。図4を参照して、解放機構53は、4つのパッド53aと、2つのレバー53bと、を有している。4つのパッド53aは、空間S内において、缶Cの天面の4つの角部に概ね対応する位置に配置されている。パッド53aは、切断された天面に当接して押し下げることができる任意の形状を有することができる。各レバー53bは、刃取付体52を上方から下方に貫通しており、空間S内に2つの下端部を有している。レバー53bの各下端部には、パッド53aが取り付けられている。図3を参照して、レバー53bと刃取付体52との間には、レバー53bを上方に付勢するためのコイルバネ53cが配置されている。カッターユニット5の刃51、刃取付体52及び解放機構53の各構成要素は、例えば、ステンレス等の金属で作成されることができる。
昇降機構6は、刃51を缶Cの直上で昇降させるように構成されている。昇降機構6は、アーム61と、リンク62と、を有している。アーム61は、長尺の部材である。アーム61には、下方に突出する突起61aが設けられている。突起61aには、カッターユニット5とアーム61とを回転可能に連結するためのノブN(図2参照)を通すための貫通孔が設けられている。図2を参照して、アーム61は、伸縮可能に構成されている。これによって、アーム61のグリップ61bと回転支点(ノブNの位置又はシャフト4の位置)との間の距離を例えばLからL×2に伸ばすことができる。
リンク62は、台1とアーム61とを連結している。リンク62は、長尺な部材であり、一方の端部がアーム61と回転可能に連結され、他方の端部が台1と回転可能に連結されている。
次に、開缶装置100の動作について説明する。
図2を参照して、トレイ3を非切断位置P2にセットする。続いて、缶Cをトレイ3に載置する。続いて、トレイ3を非切断位置P2から切断位置P1まで移動させる。続いて、ボルト31によって、トレイ3上での缶Cの位置を調節する。これによって、缶Cと刃51とを整列させる。
続いて、コイルバネ41の付勢力に対抗して、アーム61のグリップ61bを押し下げる。これによって、カッターユニット5の刃51が降下する。刃51が下降するにつれて、4つの先端部51bが、缶Cの天面に同時に(又は略同時に)最初に切り込む。さらに刃51が下降するにつれて、刃先51cが缶Cの天面を切断する。例えば、缶Cが硬く開けるのが困難である場合、グリップ61bと回転支点との間の距離を例えばLからL×2に伸ばすことによって、必要な荷重PをNからN/2に低減することができる。グリップ61bを押し下げる際に、レール11がアーム61の方向と同じ方向に延在するため、レール11は、開缶装置100の転倒を防止することができる。
刃51が天面を切断するにつれて、天面は、テーパ51e(図5参照)に沿って圧縮される。したがって、天面には、内側面51dから保持力が作用する。図2を参照して、グリップ61bを十分に押し下げると、缶Cの天面が完全に切断される。天面が完全に切断された後、天面は、内側面51dによって保持される。
続いて、グリップ61bを解放すると、カッターユニット5はコイルバネ41の付勢力によって上方に移動し、刃51が缶Cから取り除かれる。この際、フック15によって、缶Cの浮き上がりが防止される。続いて、トレイ3を切断位置P1から非切断位置P2まで移動させる。続いて、缶Cをトレイ3から取り除く。また、解放機構53のレバー53bをコイルバネ」53cの付勢力に対抗して押し下げることによって、パッド53aが切断された天面を刃51から取り除く。以上によって、缶を開けるときの一連の作業は終了する。
例えば刃51に缶Cの内容物が付着した場合、刃51を洗浄することができる。この場合、ノブNを取り外し、アーム61をカッターユニット5から取り外す。続いて、キャップ42をシャフト4から取り外し、カッターユニット5をシャフト4から抜く。これによって、図3に参照されるように、カッターユニット5を分離することができる。カッターユニット5がステンレスから作成されている場合、刃51を刃取付体52から取り外すことなく、カッターユニット5全体を例えば洗浄するための液体(例えば、熱湯)に容易に浸すことができる。
以上、第1実施形態に係る開缶装置100では、缶Cの天面の4つの角部に対応する位置に配置された刃51の4つの先端部51bが、天面に最初に切り込む。したがって、切断は天面の4つの角部から進む。刃が天面に切り込むとき、缶の側面が、切断力によって缶の内側に向かって引っ張られる場合がある。缶Cの側面が変形すると、更なる缶Cの切断が困難になる場合がある。開缶装置100では、刃51が天面の角部に最初に切り込むため、例えば刃が天面の辺の中央に最初に切り込む場合に比して、缶Cの側面が内側に向かって変形し難い。これは、角部では2つの側面が互いに交わるため、一方の側面が他方の側面によって支えられるためと考えられる。また、刃51が缶Cの天面の4つの角部に同時に又は略同時に切り込むため、均等に切断力が作用する。したがって、偏った変形が抑制される。よって、缶Cの切断が円滑に進む。以上のことより、開缶装置100では、容易に缶Cを開けることができる。また、缶Cの天面を一度で開けることができるため、切屑が缶Cの内部に侵入するリスクを低減することができる。また、缶Cの天面を一度で開けることができるため、缶Cの天面を複数回切断するときに必要となる切断線の位置合わせが不要となる。
また、開缶装置100では、刃51の刃先51cが、刃51によって囲まれる空間Sを画定する内側面51dにテーパ51eを有しており、缶Cの天面が、刃51が下降するにつれて、テーパ51eに沿って圧縮され、これによって、切断された天面が、刃51の内側面51dによって保持される。したがって、切断された天面を保持するための機構を別途設けることなく、切断された缶Cの天面が缶Cの内部に落下することを防止することができる。
また、開缶装置100は、切断された天面を上方から押すことによって、切断された天面を刃51の内側面51dから取り除くための解放機構53を備える。しがって、切断された天面に触れることなく、切断された天面が刃51の内側面51dから取り除かれるため、ケガのリスクを低減できる。
また、開缶装置100は、缶Cを支持するトレイ3と、昇降機構6及びトレイ3を支持する台1と、を備えており、トレイ3が、台1上において、刃51の直下に位置する切断位置P1と、切断位置P1から離間した非切断位置P2と、の間を移動可能である。したがって、非切断位置P2において缶Cをトレイ3にセットしてから、次にトレイ3を移動させることによって、缶Cを切断位置P1に配置することができる。したがって、刃51の直下に手を挿入することなく、缶Cを切断位置P1に配置することができる。よって、ケガのリスクを低減できる。
次に、第2実施形態に係る開缶装置について説明する。
図6は、第2実施形態に係る開缶装置を示す側面図である。図6を参照して、第2実施形態に係る開缶装置200は、トレイ3を備えていない点、及び、台10の構成が台1の構成と異なる点で、第1実施形態に係る開缶装置100と異なる。開缶装置200のその他の構成要素は、開缶装置100の対応する構成要素と同様に構成されることができる。
図7は、図6中の台を示す概略的な平面図である。図7を参照して、開缶装置200では、缶Cを移動することなく、開缶装置200を移動させることによって、缶Cを切断位置P1にセットすることが可能である。このために、台10は、前側(図7において上側)のベース12を有していない。代わりに、台10は、水平方向に開く開口10aを前側に有している。台10は、平面視において略U字状を呈している。一対のレール11は、前側が後側に比して広がるように、湾曲している。これによって、缶Cがレール11の間に受け入れられやすくなっている。
以上のような第2実施形態に係る開缶装置200は、第1実施形態に係る開缶装置100と略同様な効果を奏し得る。さらに、開缶装置200では、台10が、缶Cを水平方向に受け入れるための開口10aを有し、これによって、静止した缶Cの直上に刃51を移動させることが可能にされている。したがって、缶Cを移動させることなく、缶Cを開けることができる。よって、作業者の負担を低減することができる。
開缶装置の実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能であることを理解するだろう。また、当業者であれば、1つの実施形態に含まれる特徴は、矛盾が生じない限り、他の実施形態に組み込むことができる、又は、他の実施形態に含まれる特徴と交換可能であることを理解するだろう。また、上記の動作に含まれる各ステップは、上記の順番で行われる必要はなく、矛盾が生じない限り、異なる順番で行われてもよい。
1 台
2 キャスター(移動機構)
3 トレイ
6 昇降機構
10 台
10a 開口
51 刃
51b 先端部
51c 刃先
51d 内側面
51e テーパ
53 解放機構
100 開缶装置
200 開缶装置

Claims (5)

  1. 四角形又は略四角形の天面を有する缶の前記天面を切断して開けるための開缶装置であって、
    前記天面の縁部に沿うように形成された刃と、
    前記刃を前記缶の直上で昇降させるための昇降機構と、
    を備え、
    前記刃が、前記天面の4つの角部に対応する位置に配置された4つの先端部を有し、
    前記4つの先端部が、前記刃が下降するにつれて、前記天面に同時に又は略同時に最初に切り込む、開缶装置。
  2. 前記刃の刃先が、前記刃によって囲まれる空間を画定する内側面にテーパを有し、
    前記天面が、前記刃が下降するにつれて、前記テーパに沿って圧縮され、これによって、切断された前記天面が、前記刃の前記内側面によって保持される、請求項1に記載の開缶装置。
  3. 切断された前記天面を上方から押すことによって、切断された前記天面を前記内側面から取り除くための解放機構を更に備える、請求項2に記載の開缶装置。
  4. 前記缶を支持するトレイと、
    前記昇降機構及び前記トレイを支持する台と、
    を更に備え、
    前記トレイが、前記台上において、前記刃の直下に位置する切断位置と、前記切断位置から離間した非切断位置と、の間を移動可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の開缶装置。
  5. 前記昇降機構を支持する台と、
    前記台を移動させるための移動機構と、
    を更に備え、
    前記台が、前記缶を水平方向に受け入れるための開口を有し、これによって、静止した缶の直上に前記刃を移動させることが可能にされている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の開缶装置。
JP2017005711U 2017-12-19 2017-12-19 開缶装置 Active JP3215218U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005711U JP3215218U (ja) 2017-12-19 2017-12-19 開缶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017005711U JP3215218U (ja) 2017-12-19 2017-12-19 開缶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3215218U true JP3215218U (ja) 2018-03-08

Family

ID=61558517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005711U Active JP3215218U (ja) 2017-12-19 2017-12-19 開缶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3215218U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104937356B (zh) 包括高度可调节架的冷却装置
US11083282B1 (en) Height-adjustable desk structure
JP6534004B2 (ja) タブレットコンピュータ支持物
KR101585382B1 (ko) 대형 공작물의 높낮이 조절기구
WO2016200318A1 (en) A height-adjustable desktop stand
JP3171687U (ja) プローブカード収納ケース
EP2995393A1 (en) Bending machine
JP3215218U (ja) 開缶装置
US2516746A (en) Fluid container opener
EP3064418B1 (fr) Chariot de manutention
JP2018508387A (ja) 手動式セラミックカッターのための切断および分離ヘッド
US1791005A (en) A common-law trust
JP2019011657A (ja) 鉄道レール用移動器具
KR102122661B1 (ko) 안전 사다리
JP6635580B2 (ja) 粘着テープ清掃用具
JP3196532U (ja) 折畳み架台
US8191269B1 (en) Line gauge device for auto body repairs
AT15228U1 (de) Behälter und Verfahren zum Reinigen eines Gegenstandes
US2666595A (en) Linoleum roll lift
US2722737A (en) Sliding can opener
KR20160125067A (ko) Ss기의 장비교환장치
EP1743859A3 (en) Footboard, especially for winding machines, and winding machine provided with such footboard
US2679776A (en) Jeweler's pliers with jaws having pivoted side plates
US3430907A (en) Tilting support apparatus
CN210117199U (zh) 辅助搬运装置

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3215218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250