JP3214578B2 - 扉付き出入り枠の足元の固定方法 - Google Patents

扉付き出入り枠の足元の固定方法

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JP3214578B2
JP3214578B2 JP28076892A JP28076892A JP3214578B2 JP 3214578 B2 JP3214578 B2 JP 3214578B2 JP 28076892 A JP28076892 A JP 28076892A JP 28076892 A JP28076892 A JP 28076892A JP 3214578 B2 JP3214578 B2 JP 3214578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉付き出入り枠を床
に固定する出入り枠の足元の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扉付き出入り枠を床面に固定する
方法としては、図8に示すように、床に鑿堀りで出入り
枠Aの足元の木口Bと同面積の溝Cを彫り、該溝Cに出
入り枠Aを嵌合保持する所謂大入れ工法や、図9に示す
ように、出入り枠Aの足元の木口Bに木口切りでホゾD
を作り、床に鑿堀りでホゾ穴Eを彫ることにより前記ホ
ゾDとホゾ穴Eを嵌合するホゾ入れ工法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、従来の工法では、大入れ溝やホゾ穴が矩形である
ため人手によって鑿彫りやホゾ浚い等をするしかなく、
寸法精度と熟練を必要とし、工数もかかるので作業能率
が悪いといった問題点があった。
【0004】そして、上記のような大入れ溝やホゾ穴に
嵌入する分だけ出入り枠を余分に長くとっておかないと
扉付き出入り枠堅枠を設置することが出来ないといった
問題点があった。
【0005】更に、扉付き出入り枠を運搬する際には、
扉の天井側と左右の堅枠のみで支持されており、出入り
枠の足元が固定されていないので、持ち運ぶ時にねじれ
て出入り枠と扉との接合部が変形したり、或いは、運搬
車の振動等により出入り枠や扉が傷付きやすいという問
題点があった。
【0006】又、近年、内装の高級化に伴い扉厚みと共
にに出入り枠の見込み寸法が大きくなってきているた
め、上記のような大入れ溝やホゾ穴も必然的に大きくな
り、その分、鑿彫りやホゾ浚いをしなければならない労
力が増えるとことにより工数が増加する傾向にあり、こ
れに対処する工法が望まれていた。
【0007】この発明の目的は、上記従来の問題点を解
決することにある。すなわち、簡単で、精度よく、堅固
に床に固定できる上、工数が削減でき、しかも運搬途中
に扉付き出入り枠が変形したり傷付いたりしない扉付き
出入り枠足元の固定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、扉付き出入り枠の足元の木口に仮止め
した定規板を貫通させて定規板及び扉付き出入り枠の足
元の木口に貫通穴及びダボ穴を設け、前記貫通穴を貫通
してダボ穴にダボを嵌合させた状態とし、その後、前記
定規板を外して該定規板の貫通穴により位置合わせをし
て扉付き出入り枠を設置する床に前記ダボが嵌入する嵌
入穴を設けてから、前記ダボ穴に嵌合させたダボを嵌入
穴に差し込んで接続することで、扉付き出入り枠の足元
と床とを固定することとした。
【0009】
【作用】扉付き出入り枠の足元の木口に定規板を所定位
置に合わせて仮止めし、定規板を貫通させて定規板及び
扉付き出入り枠の足元の木口に貫通穴及びダボ穴を設け
ることにより、扉付き出入り枠の足元の木口のダボ穴と
定規板の貫通穴とに高い位置精度及び寸法精度が得られ
る。
【0010】次に、前記扉付き出入り枠の足元の木口か
ら定規板を外して、扉付き出入り枠を設置する床に該定
規板の貫通穴を利用して位置出しを行い、床にダボが嵌
入する嵌入穴を設けることにより、定規板の貫通穴と床
の嵌入穴とに高い位置精度及び寸法精度が得られるよう
に定規板が位置決めの働きをする。
【0011】そして、上記扉付き出入り枠の足元の木口
のダボ穴にダボを嵌合させて、該ダボが床に設けられた
嵌入穴に嵌入することで、前記扉付き出入り枠がダボを
介して精度良く床に固定される。
【0012】又、工場で予め定規板を扉付き出入り枠の
足元の木口にダボを嵌合させて仮止めした状態にしてお
けば、施工現場への運搬の際には、扉付き出入り枠の足
元を定規板が固定することにより、運送途中でのねじれ
による変形や運搬車の振動により扉や堅枠が損傷するこ
とを防止する。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る扉付き出入り枠の足元
の固定方法の実施例について、図面に基づいて説明す
る。
【0014】この発明に係る扉付き出入り枠1足元の固
定方法は、図1乃至図7に示すように、扉付き出入り枠
1足元の木口1aに仮止めした定規板2を貫通させて定
規板2及び扉付き出入り枠1の足元の木口1aに貫通穴
3及びダボ穴4を設け、前記貫通穴3を貫通してダボ穴
4にダボ5を嵌合させた状態とし、その後、前記扉付き
出入り枠1の足元の木口1aに仮止めした定規板2を外
して該定規板2の貫通穴3により位置合わせをして扉付
き出入り枠1を設置する床6に前記ダボ5が嵌入する嵌
入穴7を設けるてから、前記ダボ穴4に嵌合させたダボ
5を嵌入穴7に差し込んで接続することにより、扉付き
出入り枠1足元と床6とを固定する方法である。
【0015】上記定規板2は、図2に示すように、その
縦巾は扉付き出入り枠1の縦巾と同巾で、横巾は扉付き
出入り枠1に両端に出入り枠スペーサー8の厚み巾を加
えた巾と同巾の矩形板の四隅が切り落とされて八角柱の
形状となっている。尚、出入り枠スペーサー8は、図7
に示すように、柱9と扉付き出入り枠1との間隙を埋め
るようになっている。
【0016】そして、四隅が切り落とされることにより
生じる相対向する2側面2a,2bは、出入り枠スペー
サー8の側面と一致するようになっていると共に、図5
に示すように、床6に印されて壁巾を示す巾墨10と同
巾となっている。
【0017】このような定規板2を扉付き出入り枠1の
所望の位置に張り合わせ、扉付き出入り枠1に固定され
ている出入り枠スペーサー8と定規板2とを釘等を打ち
込むことにより仮止めする。
【0018】そして、ダボ穴4は、図3に示すように、
扉付き出入り枠1に仮止めされた定規板2の上から、扉
付き出入り枠1の足元の木口1aにダボ5が嵌合するよ
うに、電動ドリルで定規板2を貫通させてダボ穴4を開
ける。
【0019】或いは、定規板2の所望の位置に予めダボ
5が挿通するように貫通穴3を電動ドリルで開けてお
き、扉付き出入り枠1の足元の木口1aに定規板2を釘
等により張り合わせて仮止めしてから、電動ドリルでダ
ボ穴4を開けてもよい。
【0020】上記ダボ穴4は、扉の開閉に伴う出入り枠
のねじれに対抗するために、扉付き出入り枠1の足元の
両側の木口1aの各々に2つ以上設けることが望まし
い。
【0021】そして、ダボ5は、例えば、図1及び図4
に示すように、円柱状の小片で、ダボ穴4に嵌合するよ
うになっており、ダボ5の頭が定規板2からはみ出ない
ように、ダボ穴4の深さと定規板2の厚みを加えた長さ
になるように丸材を切断したものであり、接合の際に
は、ダボ5又はダボ穴4或いは双方に接着剤を塗布して
おくことが望ましい。
【0022】このようにして定規板2を仮止めしてダボ
5を嵌合させる作業を工場で行った後に、施工現場に運
べば、出入り枠1の足元が固定されているので、持ち運
ぶ際に、捩じれたり不安定な状態にならず、しかも、運
搬途中の振動に対しても強くなる。
【0023】又、床6にダボ5が嵌入する嵌入穴7を開
けるには、扉付き出入り枠1に仮止めされた定規板2を
外した後、図5に示すように、床6に印された巾墨10
に定規板2を合わせて釘等で床6に仮止めする。
【0024】そして、図6に示すように、定規板2に貫
通穴3を開けたものと同径のドリルで該貫通穴3に合わ
せて床6に嵌入穴7を開けてもよいし、定規板2を床6
にあてて嵌入穴7の位置出しを行って床6に嵌入穴7の
位置決めをしてから嵌入穴7を開けてもよい。
【0025】このようにして開けられた嵌入穴7は、扉
付き出入り枠1の足元の木口1aのダボ穴4との位置に
精度良く一致するようになっている。
【0026】そして、床6に仮止めした定規板2を取り
外せば、図7に示すように、床6に設けられた嵌入穴7
に扉付き出入り枠1の足元の木口1aに嵌合保持された
ダボ5が精度良く嵌入できるので床6に扉付き出入り枠
1を確実に固定できるようになっている。
【0027】又、立て起こしの際に再び扉付き出入り枠
1の足元の木口1aに嵌合固定されたダボ5を定規板2
の貫通穴3に嵌め込んでおけば、ダボ5が折れたり破損
したりすることがないように保護するようになってい
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、扉付き出入り枠の足元を床へ固定する場合におい
て、鑿彫り及びホゾ等の位置墨付け等が省けるので工数
が大幅に削減でき、しかも位置ずれや扉の開閉による出
入り枠の捩じれが無く堅固に固定することができる上、
工場で定規板を扉付き出入り枠に仮止めしてダボ穴を設
け、ダボを嵌合保持させた状態で出荷すれば、施工現場
への運搬途中に扉付き出入り枠の捩じれによる変形や運
搬車の振動等による損傷を防止することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る扉付き出入り枠の固定方法を示
す概略分解図である。
【図2】この発明に係る扉付き出入り枠足元の木口に定
規板を仮止めした一実施例を示す要部斜視図である。
【図3】この発明に係る扉付き出入り枠足元の木口と定
規板に嵌合穴と貫通穴を開ける状態を示した一実施例の
要部斜視図である。
【図4】定規板と扉付き出入り枠にダボを嵌入する状態
の一実施例を示す要部分解斜視図である。
【図5】定規板を床に印された巾墨に位置合わせする状
態の一実施例を示す斜視図である。
【図6】床に嵌入穴を設ける状態の一実施例を示す全体
斜視図である。
【図7】この発明に係る扉付き出入り枠足元の固定方法
により扉付き出入り枠を床に固定した状態を示す全体正
面図である。
【図8】扉付き出入り枠足元の固定方法の従来例の大入
れ工法を示す要部斜視図である。
【図9】扉付き出入り枠足元の固定方法の従来例のホゾ
入れ工法を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 扉付き出入り枠 1a 扉付き出入り枠の足元の木口 2 定規板 3 貫通穴 4 ダボ穴 5 ダボ 6 床 7 嵌入穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉付き出入り枠の足元の木口に仮止めし
    た定規板を貫通させて定規板及び扉付き出入り枠の足元
    の木口に貫通穴及びダボ穴を設け、前記貫通穴を貫通し
    てダボ穴にダボを嵌合させた状態とし、その後、 前記扉付き出入り枠の足元の木口に仮止めした定規板を
    外して該定規板の貫通穴により位置合わせをして扉付き
    出入り枠を設置する床に前記ダボが嵌入する嵌入穴を設
    けてから、前記ダボ穴に嵌合させたダボを嵌入穴に差し
    込んで接続することにより扉付き出入り枠の足元と床と
    を固定することを特徴とする扉付き出入り枠の足元の固
    定方法。
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