JP3213896U - 仏壇 - Google Patents

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Abstract

【課題】仏壇設置部の左右の何れかに障害物がある場合であっても、問題なく設置できる扉構造の仏壇を提供する。【解決手段】仏壇本体1の上下各部分が同一の構造に形成されているとともに、開口部が当該仏壇本体1の前面部から側面部に亘って設けられ、同開口部を覆う扉が相互に回動自在に蝶着されて前面側開口部を覆う第1、第2の扉体2a、2bと、第2の扉体2bの一端に直角に結合されて側面側開口部を覆う第3の扉体2cよりなり、第3の扉体2cの一端側を回動支点、第1の扉体2aの他端側をガイド部として、開閉作動し、前面側開口部を開放した全開状態では第1〜第3の各扉体2a〜2cが側面側開口部側方に位置するように構成した。仏壇本体1の上部側に設けられる照明器具9、仏壇本体1の下部側に設けられる抽斗ユニットが、仏壇本体1に対して着脱可能に構成されている。【選択図】図6

Description

本願考案は、仏壇設置場所の左右両側の何れか一方側に何らかの障害物があるような場合でも、支障なく設置できる扉構造を備えた仏壇の構成に関するものである。
仏檀の扉には、 観音開き、引き戸、押し込み扉、巻き戸、跳ね上げ扉、回転扉など各種の開閉構造のものがあるが、一般的には観音扉に代表される左右両開き構造のものが好まれる傾向にある(たとえば特許文献1、特許文献2の構成を参照)。
特開2008−101410号公報 特開2015−205118号公報
ところが、マンション等の増加に伴う近年の住宅事情の下では、従来の一戸建て住宅のような余裕のある仏壇の設置場所がなく、観音扉に代表される両開き構造の扉を備えた仏壇の場合、左側又は右側に壁があるなど、開閉に障害になるケースが多くなっている。また、一戸建て住宅の場合でも、家具の存在等により、同様の状況となる場合がある。
本願考案は、このような問題を解決する為になされたもので、左右の何れか一方側に障害物がある設置場所の場合であっても、問題なく設置できる扉構造を備えた仏壇を提供することを目的とするものである。
本願考案は、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段では、箱型の仏壇本体の上下各部分が同一の構造に形成されているとともに、開口部が当該仏壇本体の前面部から側面部に亘って設けられ、同開口部を覆う扉が相互に回動自在に蝶着されて前面側開口部を覆う第1、第2の扉体と、第2の扉体の一端に直角に結合されて側面側開口部を覆う第3の扉体よりなり、仏壇本体に対し、第3の扉体の一端側を回動支点、第1の扉体の他端側をガイド部として、開閉作動し、前面側開口部を開放した全開状態では第1〜第3の各扉体が側面側開口部側方に位置するように構成されている。
この課題解決手段の構成では、まず箱型の仏壇本体の上下各部分が同一の構造に形成されている。したがって、上下の位置関係を逆にしても全く同様に使用することができる。
しかも、その開口部が当該仏壇本体の前面部から側面部に亘って設けられており、さらに同開口部を覆う扉が相互に回動自在に蝶着されて前面側開口部を覆う第1、第2の扉体と、第2の扉体の一端に直角に結合されて側面側開口部を覆う第3の扉体よりなり、仏壇本体に対し、第3の扉体の一端側を回動支点、第1の扉体の他端側をガイド部として、開閉作動するようになっており、前面側開口部を開放した全開状態では、第1〜第3の各扉体が側面側開口部の側方に位置するように構成されている。
したがって、前面側開口部を覆う正面側の扉は、閉状態では、第1第2の各扉体が左右一対の状態で並設された両開き構造の観音扉状の外観構成となり、見栄えが良くなると共に、観音扉を好むユーザーにも対応することができるようになる。
そして、扉全体は、仏壇本体に対し、側面側開口部を覆う第3の扉体の一端側を回動支点、同第3の扉体から第2の扉を介してリンクする第1の扉体の他端側をガイド部として、側面側開口部の方向に片開き状態で開閉され、前面側開口部を開放した全開状態では、第1〜第3の各扉体が側面側開口部の側方に位置するようになっている。
したがって、側面側開口部を壁や家具などの障害物のない方向に位置させて設置すれば、扉の開閉に支障をきたさなくて済むようになる。
一方、上記のように、以上の構成では、箱型の仏壇本体の上下各部分が同一の構造に形成されており、上下の位置関係を逆にしても全く同様に使用することができるようになっている。
したがって、側面側開口部の方向、すなわち扉の開き方向は、仏壇本体の上下の位置関係を逆にすることによって、左右何れの方向にも任意に選ぶことができ、向かって右側、又は左側の何れか一方の障害物のない方向に自由に設定することができる。
(2)請求項2の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段では、上記請求項1の考案の課題解決手段において、仏壇本体の上部側に設けられる照明器具、仏壇本体の下部側に設けられる抽斗ユニットが、仏壇本体に対して着脱可能に構成されていることを特徴としている。
このような構成になっていると、上記のように仏壇本体の上下位置を逆にして設置する場合にも、その設置状態に応じて、任意に仏壇本体の上部側に照明器具、仏壇本体の下部側に抽斗ユニットを付け替えて取り付けることができる。
(3)請求項3の考案の課題解決手段
この考案の課題解決手段では、上記請求項1又は請求項2の考案の課題解決手段において、第1の扉板のガイド部は、ボールキャスターを備えて構成されており、該ボールキャスターのボール部を、仏壇本体の天板側および底板側の左右両端間に亘って設けたガイド溝に係合して転動させることによりガイドするようになっていることを特徴としている。
このような構成によると、第1の扉板はもちろん、相互にリンクする第1〜第3の各扉体の全体が、仏壇本体の天板側および底板側の左右両端間に亘って滑らかに移動するようになり、その開閉動作がスムーズになる。
この場合、同仏壇本体の天板側および底板側の左右両端間に亘って設けたガイド溝の終端(開放端)位置には、例えば側面側開口部の方向に短く曲成した曲成部(ストッパ部)が設けられ、該曲成部で第1〜第3の扉体を全開状態で適切に位置規制するストッパ機能が実現される。
以上の結果、本願考案によると、仏壇設置場所の左右の何れかに障害物がある場合であっても、何ら問題なく設置できるようになり、従来の構成の仏壇の問題を確実に解消することが可能となる。
本願考案の実施の形態にかかる仏壇の仏壇本体の扉を閉めた状態の正面図である。 同仏壇本体の扉を閉めた状態の右側面図である。 同仏壇本体の扉を閉めた状態の平面図である。 同仏壇本体の図2におけるボールピボット部(第3の扉板枢支部)の詳細な構成を示す要部の拡大図である。 同仏壇本体の図1におけるボールキャスター部(第1の扉板ガイド部)の詳細な構成を示す要部の拡大図である。 同仏壇本体の扉部の開閉状態を示す3つの段階(全閉〜半開〜全開)の動作形態図である。 同仏壇本体の扉全開状態の正面図である。 同仏壇本体の扉全開状態(図7)において、照明器具、棚ユニット、抽斗ユニットを取り出した状態の正面図である。 同仏壇本体の図8の状態から上下を反転させた後の同様の状態における正面図である。 同仏壇本体の図9の上下反転状態において、照明器具、棚ユニット、抽斗ユニットを収納、セットした状態の正面図である。
以下、添付の図1〜図10に基づいて、本願考案の仏壇を実施するための具体的な形態について、詳細に説明する。
まず図1は、同仏壇本体の扉を閉めた状態の正面図、図2は、同仏壇本体の扉を閉めた状態の右側面図、図3は、同仏壇本体の扉を閉めた状態の平面図、図4は、同仏壇本体の図2におけるボールピボット部(扉板枢支部)の構成を示す要部の拡大図、図5は、同仏壇本体の図1におけるボールキャスター部(扉板ガイド部)の構成を示す要部の拡大図、図6は、同仏壇本体の扉部の開閉状態を示す3つの段階(全閉〜半開〜全開)の動作形態図、図7は、同仏壇本体の扉を全開した状態の正面図、図8は、同仏壇本体の扉全開状態において、照明器具、棚ユニット、抽斗ユニットを取りだした状態の正面図、図9は、同仏壇本体の図8の状態から上下を反転させた後の同様の状態における正面図、図10は、同仏壇本体の図9の上下反転状態において、照明器具、棚ユニット、抽斗ユニットを収納した状態の正面図である。
<仏壇本体部分の基本的な構成>
この実施の形態に係る仏壇の仏壇本体1は、たとえば図1〜図3に示されるように、扉2、左右両面側の側板3A,3B、背面側の背板4、上面側の天板5A,底面側の底板5Bにより縦長の箱型構造に形成されている。そして、その平面形状は略正方形の形状となっている(図3参照)。
そして、該仏壇本体1の開口部は、該仏壇本体1の前面部から側面部に亘って設けられており、それにより上記左右の側板3A,3Bは、たとえば左側の側板3Aは前面側から背面側までの1枚板構造となっているが、他方右側の側板3Bは、側面側開口部を除く背面側所定幅の狭い構造(側面全体の1/2より少し狭い幅)となっている(図2参照)。
一方、扉2は、縦方向に長い正面側左右2枚、側面側1枚の第1〜第3の3枚の扉板(扉体)2a,2b,2cよりなり、側面側第3の扉板2cの一端側上下両端をボールピボット20,20で天板5Aおよび底板5B部分に相対回動自在に枢支し、その他端側を第2の扉板2bの一端に相互に直交する形で直角に結合固定している一方、該第2の扉板2bの他端側上下を第1の扉板2aの一端に蝶番21,21を介して相互に回動自在に蝶着している。また、該第1の扉板2aの他端側上下両端部分はボールキャスター22,22の金属製のボール(金属球)22a,22aを介して、天板5A,底板5B両側のガイド溝50,50部分に摺動自在に係合している。
これにより前面側開口部を覆う第1、第2の扉体と、該第2の扉体の一端に直角に結合されて側面側開口部を覆う第3の扉体よりなる扉2が、仏壇本体(その開口部)1に対し、第3の扉体の一端側を回動支点、第1の扉体の他端側をガイド部として、開閉作動し、後述のように前面側開口部を開放した全開状態では、第1〜第3の各扉体が側面側開口部側方に位置して保持されるようになっている。
側面側第3の扉板2cの一端側上下両端を天板5Aおよび底板5Bに枢支しているボールピボット20,20は、たとえば図4に示すように、金属製のボール(金属球)20a,20aと、該金属製のピボットボール20a,20aを回転自在に支持した状態で第3の扉板2cの上下各端部内に埋め込まれて固定される筒状のボールホルダー20cとからなり、ボールホルダー20cの上端部外周には取り付け固定用のフランジ20bが設けられており、該フランジ20bを介して側面側第3の扉板2cの一端側上下両端にビス固定されている。
一方、天板5Aおよび底板5Bの対応する部分には、上記ピボットボール20a,20aの球面曲率に応じた半凹球面のピボットホール(凹部)50a,50aが設けられており、上記ピボットボール20a,20aの上記ボールホルダー20cからの突出部を同ピボットホール(凹部)50a,50a部分に係合することにより取り外し可能に係合して枢支されている。
ボールキャスター22,22も、たとえば図5に示すように、そのキャスター部分は、上記ボールピボット20,20と略同様に構成されている。すなわち、金属製のボール(金属球)22a,22aと、該金属製のボール22a,22aを回転自在に支持した状態で第1の扉板2aの上下各端部内に埋め込まれて固定される筒状のボールホルダー22c,22cとからなり、ボールホルダー22c,22cの上端部外周には取り付け固定用のフランジ22b,22bが設けられており、該フランジ22b,22bを介して第1の扉板2aの他端側上下両端にビス固定されている。
一方、ガイド溝50b,50bは、たとえば図3から明らかなように、それぞれ天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間に亘って設けられており、側部開口面側第3の扉板2c側の端部では、少し側面側後方に鉤状に曲げられた曲成部(ストッパ部)50c、50cが設けられている。ガイド溝50b,50bは、上記キャスターボール22a,22aの球面曲率に応じた断面半凹球面形状の長溝(凹溝部)に形成されており、上記キャスターボール22a,22aの上記ボールホルダー22c,22cからの突出部を同断面半凹球面形状の長溝(凹溝部)部分に転動可能に取り外し可能に係合している。 そして、それにより上記ボールキャスター22,22がキャスターボール22a,22aを介し上記ガイド溝50b、50bにガイドされて上記天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間を図10の(a)〜(c)、(c)〜(a)のように自由に往復動するようになっている。
この往復動は、上記扉2の正面側中央に位置して設けられている引き手23中央部の引き手部23cを持って、手前側に引き、また逆に押すことによって所望に実現される。この引き手23は、上記第2の扉体2bの他端に沿う第1の扉体2aの一端(正面側中央部位置)に設けられており、上記第1の扉体2aの上下長さに対応した1本の長尺部材の上端部23aおよび下端部23bをそれぞれ第2の扉体2bの一端に接合一体化するとともに、それらの間の中央部に前方に湾曲突出した引き手部(取っ手部)23cを設けて構成されている(図1および図2参照)。
このように上記ボールキャスター22,22がキャスターボール22a,22aを介しガイド溝50b、50bにガイドされて天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間を図10の(a)〜(c)、(c)〜(a)のように自由に往復動する場合、扉2の第1〜第3の扉板2a,2b,2cは、次のような動作形態となる。
(1)第1の扉板2a
引き手部23cを持って操作される扉2の開放時にはその一端側(右端側)が手前側(仏壇前方側)に引かれる。すると、それに応じて、ボールキャスター22,22がキャスターボール22a,22aを介しガイド溝50b、50bによりガイドされて天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間を左から右に移動し、図10(a)の全閉状態から図10(b)の半開状態に変化する。他方、閉められる場合は、これと逆の動作となる。
(2)第2の扉板2b
第1の扉板2aが天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間を左から右に移動し、図10の(a)全閉状態から図10の(b)半開状態に変化した時は、第1の扉板2aとの間の蝶番21,21部分でくの字状に相対回動し、右斜め前方に飛び出した状態となる。しかし、第3の扉板2cとは直角に接合一体化されているので、相対角(90度)は変わることなく、第3の扉板2c一端のボールピボット20,20部分を中心として後方に弧回動する。他方、閉められる場合は、これと逆の動作となる。
(3)第3の扉板2c
第3の扉板2cは、その他端側に直角に結合一体化された上記第2の扉板2bを介し、上記第1の扉板2aの左から右への移動にリンクして、第2の扉板2bと共にボールピボット20,20部分を中心に後方に向けて弧回動する。他方、閉められる場合は、これと逆の動作となる。
これら(1)〜(3)の動作(開く動作)が継続され、最終的に上記第1の扉板2aの他端が天板5A,底板5B前端の正面部左右両端間を左から右端まで移動すると、扉2の第1〜第3の扉板2a,2b,2cは、図10の(c)のような全開状態となり、上記ボールキャスター22,22のキャスターボール22a,22aは、ガイド溝50b,50bの曲成部50c部分に少し回り込んだ状態で停止し、戻り方向にストッパが掛けられて安定した扉開放状態に維持される。この扉全開状態では、第1〜第3の扉板2a,2b,2cは、図10の(c)に示すように、平面視コの字状態で側面側開口部右側に位置して仏壇本体1と平行に保持される。この扉2の全開状態における仏壇本体1の正面図が図7である。
この図7の仏壇設置状態は、例えば仏壇本体1の左側に障害物(壁や家具)があるなど、左側に扉2を開けることができない場合に対応した設置状態であり、右側に自由に開けることできるようにしている。
そして、この扉2が開いた図7の正面図に示されるように、上記仏壇本体1内の天板5Aの下面および底板5Bの上面には、各々所定の厚さの中桟6A,6Bが一体に固定して設けられている。これらの中桟6A,6Bの中央には、所定の内径、所定の深さの円形溝60,60が設けられている。また、中桟6Aと天板6A,中桟6Bと底板6Bとの間には、上記円形溝60,60と仏壇本体外部(背面側外部)に連通する形で、全体として断面円形構造となった照明器具の配線挿通孔61,61が設けられている。そして、天板5A側の中桟6Aに形成された円形溝60には、筒体構造の嵌合部(嵌合ケース)を備えた照明器具9が、当該嵌合部を利用して嵌合固定され、その配線部分を上記配線挿通孔61を通して外部に導出している。
また、上記底板5B上の中桟6Bの上部には抽斗ユニット7が載置され、該抽斗ユニット7の上部には、さらに棚ユニット8が載置されている。
抽斗ユニット7は、上下2枚の天板70aと底板70bの両端間に左右2枚の側板70c,70d、それに背板70e(図示省略)を備えて箱型の匡体を構成し、その下部側に引き出しケース71、上部側に経板72を、それぞれ引き出し、収納自在に収納して構成されている。この照明器具9の嵌合状態は、一定の嵌合圧で円形溝60内に着脱可能となっており、必用に応じて自由に外部に取り出すことができるようになっている。そして、後述するように、当該仏檀本体1が上下逆にして設置される場合には、底板5B側の中桟6Bに形成されている円形溝60に嵌合して同様に取り付けられることになる(図10参照)。
上記箱型の匡体の底板70bの下面中央部には、仏壇本体1側の上下中桟6A,6B中央部の円形溝60,60内に嵌合する円形の凸部73が設けられており、この円形の凸部73を上記仏壇本体側の上下中桟6A,6B中央部の円形溝60,60内に嵌合することにより、位置決め固定されるようになっている。なお、符号74は、引きだしケース71の前面板部分に設けられた取っ手用の指挿入用凹部である。
抽斗ユニット7は、底板70b下面中央部の円形の凸部73を仏壇本体側の中桟6B中央部の円形溝60内に嵌合して位置決め固定されているとは言え、基本的には仏壇本体内の中桟6Bの上部に上から載置してあるだけであり、必用に応じて自由に外部に取り出すことができる。また、棚ユニット8の場合にも同様であり、単に抽斗ユニット7の天板70aの上部に載置されているだけであり、自由に外部に取り出すことができる。なお、この抽斗ユニット7は、後述するように、当該仏檀本体1が上下逆にして設置される場合には、天板5A側の中桟6Aに形成されている円形溝60に嵌合して同様に取り付けられることになる(図10参照)。
上記のようにして、照明器具9、抽斗ユニット7、棚ユニット8を取り出した状態の正面図が図8である。
ところで、以上の説明および図1〜図8の構成から明らかなように、本実施の形態の仏壇本体1は、天板5A側上部および底板5B側下部の全ての構成が上下同一に構成されている。ただ、図1〜図8の設置状態では、扉2が右側に開かれるように構成されているだけである。
したがって、いま例えば、上記照明器具9、抽斗ユニット7、棚ユニット8を取り出した図8の状態における仏壇本体1の上下位置を逆にして設置することが可能である。このように上下位置を反転させた状態の仏壇本体1の構成(図8と同様の正面図)を図9に示す。
この図9の構成から明らかなように、本実施の形態における仏檀本体1は、上下を逆にしてもその構成自体は全く同一であり、図9では、例えば図8の底板5Bが天板5A側に、同底板5B側の中桟6Bが同じく天板5A側に、その逆に、図8の天板5Aが底板5B側に、同天板5A側の中桟6Aが底板5B側に位置を変えるだけである(この関係を分かりやすくするために、図9では符号は元の図8のままとしてある)。一方、それにもかかわらず、扉2は、上記図7の場合とは逆に左側に開放されることになる。この結果、このような設置状態によれば、例えば仏壇本体1の右側に障害物(壁や家具など)があり、図7のように設置したのでは右側に扉2を開けることができない場合にも適切に対応して設置できるようになる。
そして、このような設置状態にした上で、上記図7の場合と同様に、底板(天板)5A側の中桟6A上に上記抽斗ユニット7、棚ユニット8を収納セットし、抽斗ユニット7下部の凸部73を中桟6Aの円形溝60に嵌合して固定する一方、天板(底板)5B側中桟6Bの円形溝60に照明器具9を嵌合設置し、その配線を配線挿通用の孔61を通して背面側に引き出す。
これにより、上記図7の場合と全く同様に使用することができ、左右が逆になるだけで、図10(a)〜(c)、図10の(c)〜(a)のようにスムーズに扉2を開閉することができる。
1は仏壇本体、2は扉、2aは第1の扉体、2bは第2の扉体、2cは第3の扉体、3Aは仏壇本体左側の側板、3Bは仏壇本体右側の側板、4は背板、5Aは天板、5Bは底板、6Aは天板側中桟、6Bは底板側中桟、7は抽斗ユニット、8は棚ユニット、9は照明器具、20はボールピボット、21は蝶番、22はボールキャスター、50aはピボットホール、50bはガイド溝、50cは曲成部、60は円形溝である。

Claims (3)

  1. 箱型の仏壇本体の上下各部分が同一の構造に形成されているとともに、開口部が当該仏壇本体の前面部から側面部に亘って設けられ、同開口部を覆う扉が相互に回動自在に蝶着されて前面側開口部を覆う第1、第2の扉体と、第2の扉体の一端に直角に結合されて側面側開口部を覆う第3の扉体よりなり、仏壇本体に対し、第3の扉体の一端側を回動支点、第1の扉体の他端側をガイド部として、開閉作動し、前面側開口部を開放した全開状態では第1〜第3の各扉体が側面側開口部側方に位置するように構成してなる仏壇。
  2. 仏壇本体の上部側に設けられる照明器具、仏壇本体の下部側に設けられる抽斗ユニットが、仏壇本体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の仏壇。
  3. 第1の扉板他端側のガイド部は、ボールキャスターを備えて構成されており、該ボールキャスターのボール部を、仏壇本体の天板側および底板側の左右両端間に亘って設けたガイド溝に係合して転動させることによりガイドするようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の仏壇。
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