JP3213855B2 - システム天井 - Google Patents

システム天井

Info

Publication number
JP3213855B2
JP3213855B2 JP25195792A JP25195792A JP3213855B2 JP 3213855 B2 JP3213855 B2 JP 3213855B2 JP 25195792 A JP25195792 A JP 25195792A JP 25195792 A JP25195792 A JP 25195792A JP 3213855 B2 JP3213855 B2 JP 3213855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
panel
equipment
piece
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25195792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0673827A (ja
Inventor
茂 佐山
哲生 飛川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naka Corp
Original Assignee
Naka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Naka Corp filed Critical Naka Corp
Priority to JP25195792A priority Critical patent/JP3213855B2/ja
Publication of JPH0673827A publication Critical patent/JPH0673827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213855B2 publication Critical patent/JP3213855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシステム天井に関する
もので、更に詳細には、天井仕上材間に天井パネルと設
備機器とを架設してなるシステム天井に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井パネルと照明機器等の設備
機器とを同一天井面上に組込むシステム天井が採用され
ている。そこで従来では、平行に配列された複数の天井
仕上材の対向する天井仕上材に照明機器を支持し、この
照明機器の少なくとも一側縁及び対向する天井仕上材の
上縁間に天井パネルを支持させる構造のもの(特公昭5
4−1382号公報参照)、あるいは、一対の天井仕上
材の上部間に照明機器を架設し、天井仕上材の下部間に
天井パネルを架設する構造のもの(実開昭59−134
611号公報参照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の構造においては、いずれも天井仕上材にて設備
機器を支持する構造であるため、天井仕上材に剛性をも
たせる必要があり、そのため、天井仕上面に天井仕上材
部分が多く露出して美観を損ねるという問題があった。
また、従来のこの種のシステム天井においては、照明機
器等の設備機器と天井パネルとの架設(係止)態様が異
なるため、天井パネルと設備機器との互換性が悪く、設
備機器をライン状に組込んだものにおいては、設備ライ
ンを移動することができなかった。また、設備ラインを
変更する場合には、新たに設備機器用の穴明け工事や取
外した箇所の補修作業が必要であった。特に、大型設備
となる照明機器や空調機器等においては、下地の改修工
事にまで及ぶため、工事が大掛かりとなるという問題が
あった。更に、設備機器のメンテナンスを行うために
は、別途に天井点検口を設けなければならないという問
題もあり、特に大型の設備機器の変更等に対しては天井
パネルを全て取り除かなければならないという問題があ
った。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、天井パネルと設備機器を取付けた設備パネルとの互
換性を可能にし、かつ天井仕上面の美観の向上を図れる
ようにしたシステム天井を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のシステム天井は、天井スラブから垂下さ
れる吊りボルトを介して吊持される天井下地材に固定金
具をもって複数の天井仕上材を直交状に取付けると共
に、対向する天井仕上材間にパネル取付空間を形成し、
上記パネル取付空間内に、同一形状の天井パネルと設備
機器を取付けた設備パネルを着脱可能に架設してなる
ステム天井であって、上記天井仕上材を、上部水平片
と、側方に開口する凹部を有する垂直片と、下部水平片
とを具備する断面ほぼJ字状に形成し、上記天井パネル
及び設備パネルは、パネルの表面板の対向する端辺起立
壁の上端からそれぞれ水平方向に折曲される外向きフラ
ンジ及び内向きフランジとを具備すると共に、外向きフ
ランジ及び内向きフランジの両側位置に係止用スリット
を設け、 対向する上記天井仕上材の一方の下部水平片
に上記内向きフランジを係止させ、他方の下部水平片に
係止されている隣接する天井パネルの内向きフランジの
上部に重ねて外向きフランジを係止させ、かつ、上記天
井仕上材の垂直片の凹部内に嵌合される目地部材の左右
両側部に、一対の外向きフランジの上面に係合するパネ
ル垂直案内係止部及び係止用スリットと係合するパネル
水平案内係止部を形成して、4枚の天井パネルの交差部
を目地部材にて係止するこことを特徴とするものであ
る。
【0006】この発明において、設備機器を取付けた設
備パネルを天井仕上材にて支持すると共に、設備機器
を、取付金具をもって天井下地材間に架設される設備取
付部材にて支持することにより、比較的重量のある設備
機器を強固に支持できる点で好ましい。
【0007】
【作用】上記のように構成されるこの発明のシステム天
井によれば、同一形状の天井パネルと設備機器を取付け
た(組込んだ)設備パネルとを着脱可能に架設すること
により、天井パネルと設備パネルとに互換性をもたせた
配列が可能となり、設備機器の変更配置を容易にすると
共に、設備機器の故障やパネルの破損等による補修作業
を容易にして天井のメンテナンス効率を高めることがで
きる。
【0008】また、対向する天井仕上材の一方の下部水
平片に内向きフランジを係止させ、他方の下部水平片に
係止されている隣接する天井パネルの内向きフランジの
上部に重ねて外向きフランジを係止させ、かつ、天井仕
上材の垂直片の凹部内に嵌合される目地部材の左右両側
部に、一対の外向きフランジの上面に係合するパネル垂
直案内係止部及び係止用スリットと係合するパネル水平
案内係止部を形成して、4枚の天井パネルの交差部を目
地部材にて係止することにより、4枚の天井パネルを相
互に規制して位置決めした状態で架設することができる
ので、天井仕上面の美観の向上を図ることができる
【0009】また、設備機器を取付けた設備パネルを天
井仕上材にて支持すると共に、設備機器を、取付金具を
もって天井下地材間に架設される設備取付部材にて支持
することにより、大型の設備機器が強固に配置され、耐
震性に優れた天井構造を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。図1はこの発明のシステム天井の一例の
天井裏側から見た斜視図、図2はその概略平面図、図3
はその要部の分解斜視図が示されている。
【0011】この発明のシステム天井は、天井スラブ1
にアンカー2をもって垂下される吊りボルト3にナット
3aをもって固定される吊持金具4と、この吊持金具4
にて吊持される天井下地材5と、この天井下地材5に固
定金具6をもって天井下地材5に対して直交状に取付け
られる複数の天井仕上材7と、対向する天井仕上材7,
7間に形成されるパネル取付空間8内に架設される複数
の天井パネル10と、照明機器21,空調機器用の空気
吹出口22,スピーカ23,スプリンクラ24及び煙探
知器25等の設備機器を取付けた設備パネル20とで構
成されている。なお、天井下地材5と天井仕上材7の任
意の位置(具体的には天井下地材5と天井仕上材7にて
形成されるグリッド部9の各辺の中心位置)にはブレス
金具30が取付けられて水平方向の位置調整が行われて
いる。
【0012】上記天井下地材5は、スチール製のチャン
ネル状部材にて形成されており、吊りボルト3に固定ナ
ット3aをもって取付けられるフック状の吊持金具4の
フック部4aに挾持された状態で吊持されている(図4
参照)。
【0013】上記のように吊持される天井下地材5の水
平方向の位置調整を行うブレス金具30は、図1及び図
5に示すように、2本の天井下地材5の当接部を跨いで
把持すると共に上方からねじ込まれる固定ねじ31によ
って両天井下地材5,5を連結する断面ほぼC字状の連
結金具32と、吊りボルト3の上部とを連結して、天井
下地材5の水平方向の位置調整と共に耐震補強を行って
いる。この場合、ブレス金具30は、連結金具32の上
片に穿設されたスリット(図示せず)に係合する下部ブ
レス金具33と、吊りボルト3に止着される上部ブレス
金具34と、これら下部ブレス金具33と上部ブレス金
具34とを連結するブレスボルト35とで構成されてい
る。
【0014】上記天井仕上材7はスチール製帯板材を断
面ほぼJ字状に折曲してなるもので、図3ないし図6に
示すように、両側に垂下片7aを有すると共にその約3
/4が重合する上部水平片7bと、この上部水平片7b
からクランク状に垂下すると共に側方に開口する凹部7
fを有する垂直片7cと、垂直片7cの下端から水平方
向に折曲すると共にその先端に係止起立片7dを有する
下部水平片7eとで構成されている。
【0015】上記のように構成される天井下地材5と天
井仕上材7とを直交状に連結する固定金具6は、図3に
示すように、その中心部にねじ孔6aを有する矩形状基
部6bと、この矩形状基部6bの両端の両側辺から傾斜
状に垂下する一対の二又状の保持脚片6cからなる固定
金具本体6dと、上方からねじ孔6aにねじ込まれる締
結ねじ6eとで構成されており、各保持脚片6cの下端
に、天井仕上材7の上部水平片7bの垂下片7aと係合
する内向きの保持爪6fを形成してなる。このように構
成される固定金具6をもって天井下地材5と天井仕上材
7とを直交状に連結するには、天井下地材5の上方から
固定金具本体6dを跨がせた後、両側の保持脚片6cの
保持爪6fを天井仕上材7の垂下片7aに係合させて天
井下地材5の下方に天井仕上材7を仮保持し、この状態
で矩形状基部6bのねじ孔6aに締結ねじ6eをねじ込
むことによって天井下地材5と天井仕上材7とを引き寄
せて固定することができる(図4、図6及び図7参
照)。
【0016】上記のようにして、天井下地材5と天井仕
上材7を直交状に連結することにより、天井仕上材7,
7間にパネル取付空間8が形成されると共に、それぞれ
対向する天井下地材5と天井仕上材7とでグリッド部9
が形成される。なお、グリッド部9を形成する天井仕上
材7の中間位置においても、上述した連結金具32とブ
レス金具30とによって水平方向の位置調整と共に耐震
補強が行われる。
【0017】上記天井パネル10は、図3に示すよう
に、表面に多数の小孔11を穿設すると共に4辺に起立
壁12を有するスチール製の矩形状表面板13と、この
表面板13の裏面側に敷設されるグラスウール等の断熱
・吸音材14とで構成されている。この場合、表面板1
3は、図8に示すように、長手方向の一端の端辺側起立
壁12の上端から水平方向に外向きフランジ15を折曲
し、他端の起立壁12の上端から水平方向に内向きフラ
ンジ16を折曲してなり、これら外向きフランジ15及
び内向きフランジ16の中間位置に位置決め用スリット
17が設けられ、その両側位置には係止用スリット18
が設けられている。なお、外向きフランジ15の先端に
は外向きに傾斜する外向き傾斜片15aが折曲され、内
向きフランジ16の先端には内向きに傾斜する内向き傾
斜片16aが折曲されている。また、表面板13の短手
方向の長辺側起立壁12の上端からはそれぞれ内向きの
水平片19が折曲されている。更に、図8に二点鎖線で
示すように、表面板13の隣接する2辺の起立壁12に
は断面矩形状のパッキング10aがL字状に貼着されて
いる。
【0018】上記のように構成される表面板13を有す
る天井パネル10は、対向する天井仕上材7の一方の下
部水平片7eの係止起立片7dに内向きフランジ16を
係止させた後、他方の下部水平片7eの係止起立片7d
に係止されている隣接する天井パネル10の内向きフラ
ンジ16の上部に重ねて外向きフランジ15を係止させ
ることによって対向する天井仕上材7,7間に架設され
る。この際、天井仕上材7の垂直片7cの凹部7fに係
合する目地ピース40(目地部材)に、外向きフランジ
15及び内向きフランジ16の係止用スリット18が係
合することによって、1つの目地ピース40によって隣
接する4枚の天井パネル10の交差部が係止される。ま
た、外向きフランジ15及び内向きフランジ16の位置
決め用スリット17に嵌合するずれ止め部材55が後述
するように天井仕上材7に固定されることによって、天
井パネル10の水平方向のずれが防止される。したがっ
て、4枚の天井パネル10が相互に規制されて位置決め
とずれ止めされた状態で架設される。なお、隣接する天
井パネル10,10間の隙間にはパッキング10aが介
在されるので、取付の際の僅かな寸法誤差はパッキング
10aで吸収することができる。
【0019】上記目地ピース40は例えばABS樹脂等
の耐衝撃性熱可塑性樹脂製部材にて形成されており、そ
の形態は、図9に示すように、天井仕上材7の垂直片7
cの凹部内に摺動可能に嵌合される矩形状の目地ピース
本体41と、この目地ピース本体41の両端から外方に
向って延出する弾性変形可能な一対の傾斜翼片42とで
概略構成されている。目地ピース本体41には、中央の
垂直仕切壁43を境にして左右にそれぞれパネル垂直案
内係止部44と、パネル水平案内係止部45とが設けら
れており、そして、パネル垂直案内係止部44の下端前
方側にはパネル係止凸条46を有するパネル係止片47
が突設されている。パネル垂直案内係止部44は、目地
ピース本体41に設けられた矩形状開口48の上辺から
前方側に下向きにばね性を有する傾斜片49を突出し、
この傾斜片49の下端側に平行な2本の縦スリット50
を介して中央側にパネル係止片51と、両側に2つのパ
ネル案内片52とを形成してなる。この場合、パネル係
止片51は、図10(a)に示すように、傾斜片49の
下端から後方に向ってコ字状に屈曲しており、また、パ
ネル案内片52は、図10(b)に示すように、傾斜片
49の下端から後方に向って傾斜している。一方、パネ
ル水平案内係止部45は、図11に示すように、天井パ
ネル10の外向きフランジ15の係止用スリット18と
係合する内側係止部45aと、天井パネル10の内向き
フランジ16の係止用スリット18と係合する外側係止
部45bとを有する段状に形成されている。なお、内側
係止部45aは、上方に向って拡開するテーパ面45c
が形成されて、天井パネル10の取付の際の外向きフラ
ンジ15を係止するための移動を容易に行えるようにし
てある。
【0020】上記のように目地ピース40を構成するこ
とにより、傾斜片49の傾斜面を滑らせて天井パネル1
0の取付を容易にすることができ、パネル係止片51の
下面に外向きフランジ15が係合して天井パネル10の
不用意な浮上りを防止することができる(図7参照)。
また、天井パネル10を取外す場合には、パネル係止片
51及び傾斜片49を弾性変形させるように押し上げる
ことにより、パネル案内片52の傾斜面を滑らせて天井
パネル10の取外しを容易に行うことができる(図6参
照)。また、天井パネル10の水平方向はパネル水平案
内係止部45によって規制される(図11及び図12参
照)。
【0021】一方、ずれ止め部材55は、図3に示すよ
うに、天井仕上材7を把持する断面がほぼC字状のスチ
ール製部材にて形成されており、その上部水平片55a
の中央部に固定ねじ56のねじ孔55bを設け、上部垂
下片55cの下端に天井仕上材7の垂下片7aと係合す
る保持爪55dを折曲してなる。このずれ止め部材55
は、天井パネル10を架設した後、断熱・吸音材14を
押し付ける状態で天井パネル10の位置決め用スリット
17に係合され、この状態で上方からねじ孔55bにね
じ込まれる固定ねじ56を天井仕上材7の上部水平片7
b上面の押圧によって、天井仕上材7の任意の位置に固
定される。したがって、このずれ止め部材55によって
天井パネル10の水平方向(短手方向)のガタツキを防
止することができる(図2及び図3参照)。なお、ずれ
止め部材55を予め天井仕上材7に摺動可能に装着して
おいて、天井パネルの位置決め用スリット17に係合さ
せることも可能である。
【0022】一方、設備パネル20は天井パネル10と
同一形状の無垢の表面板13でかつ外向きフランジ15
及び内向きフランジ16を有する。この表面板13の適
宜位置には、例えば照明機器21やスピーカ23等の設
備取付用開口13a,13b(図8において一点鎖線で
示す)が設けられており、この開口13a,13bに照
明機器21、空気吹出口22、スピーカ23、スプリン
クラ24あるいは煙探知器25等の設備機器が取付けら
れている。この際、例えば照明機器21のような比較的
重量のあるものを取付ける場合には、平行に配列された
2本の天井下地材5,5間の下方の天井仕上材7,7間
に、上記天井パネル10と同様に設備パネル20を架設
し、取付金具60をもって天井下地材5,5間に架設さ
れる設備取付部材70に取付けられる固定ボルト71と
ナット72にて照明機器21を支持する。
【0023】この場合、取付金具60は、図14に示す
ように、中央にねじ孔61を有する矩形状の取付金具基
部62と、この取付金具基部62の両端の対角線位置か
ら垂下されるL字状の支持脚64とからなる取付金具本
体65と、上方から取付金具基部62のねじ孔61にね
じ込まれる締結ねじ66とで構成されている。この場
合、支持脚64の下端には、それぞれ内方側に向って天
井下地材5の下端側縁と係合する係止爪63が設けられ
ている。また、設備取付部材70は、中央部が上方に隆
起したハット状本体73の両側縁に補強リブ74を突設
し、***部の中央位置に固定ボルト71の取付用長孔7
5を穿設してなる。
【0024】上記のように構成される設備取付部材70
と取付金具60をもって照明機器21を支持するには、
図14に示すように、天井下地材5の上面に載置される
設備取付部材70の上方に取付金具60を跨架させた
後、取付金具60を水平方向に回転して支持脚64の水
平部を天井下地材5の下方に位置させ、そして、ねじ孔
61に締結ねじ66をねじ込んで締結ねじ66を設備取
付部材70の上面に押圧することにより、天井下地材5
と設備取付部材70とを固定する。このようにして設備
取付部材70を取付けた後、固定ボルト71と固定ナッ
ト72をもって照明機器21のケース26を固定すれば
照明機器21を強固な状態で支持することができる。な
お、照明機器21は、ケース26内に2本の蛍光灯27
を配設し、各蛍光灯27の背面側に反射板28を配設し
てなる。
【0025】次に、上記のように構成されるこの発明の
システム天井の組立て手順について説明する。
【0026】まず、天井スラブ1にアンカー2をもって
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
をナット3aをもって取付ける。次に、吊持金具4のフ
ック部4aにて天井下地材5を吊持した後、固定金具6
をもって天井下地材5の下部に直交状に天井仕上材7を
連結して、対向する天井仕上材7,7間にパネル取付空
間8を形成すると共に、グリッド部9を形成する。
【0027】次に、パネル取付空間8の対向する天井仕
上材7の一方の下部水平片7e及び係止起立片7dに天
井パネル10の内向きフランジ16を係止した後、対向
する他方の天井仕上材7の下部水平片7e及び係止起立
片7dに外向きフランジ15を係止して天井パネル10
を架設する。以下、同様にして天井下地材5と天井仕上
材7にて形成されるグリッド部9内に3枚の天井パネル
10を架設し、隣接する天井下地材5,5間の下方の天
井仕上材7,7間に同様の手順で設備パネル20を架設
する。
【0028】このようにしてグリッド部9内に天井パネ
ル10を架設した後、隣接するグリッド部9において
も、同様に天井パネル10と設備パネル20を架設する
のであるが、この際、図15に示すように、まず、外向
きフランジ15側を持ち上げて斜めにした状態で天井パ
ネル10をパネル取付空間8内に挿入した後(図15
(a))、内向きフランジ16側を持上げて天井仕上材
7の下部水平片7e及び係止起立片7d上に移動し(図
15(b))、内向きフランジ16を落し込んで下部水
平片7e及び係止起立片7dに係止する(図15
(c))。そして、外向きフランジ15を既に係止され
ている天井パネル10の内向きフランジ16の上部側に
係止させて天井パネル10を架設する(図15
(d))。
【0029】取付けた天井パネル10を取外す場合は、
図16(a)ないし(c)に示すように、上記取付手順
と逆の手順によって天井パネル10を取外すことができ
る。このとき、中間の天井パネル10を取外す場合は、
隣接する天井パネル10の外向きフランジ15側を上方
へ押し上げて待機した状態にして、取外そうとする天井
パネル10の内向きフランジ16及び外向きフランジ1
5の係止状態を解いて、天井パネル10を取外すことが
できる。
【0030】天井パネル10と同様に架設される設備パ
ネル20に取付けられる照明機器21は、対向する天井
下地材5,5間に取付金具60によって架設固定される
設備取付部材70に固定ボルト71及び固定ナット72
をもって支持される。
【0031】なお、上記実施例では、天井パネル10及
び設備パネル20が長方形状である場合について説明し
たが、天井パネル10、設備パネル20の形状は必ずし
も長方形である必要はなく、対向する2辺にそれぞれ内
向きフランジ16と外向きフランジ15を有するもので
あれば、図17に示すような正方形状のものであっても
よい。なお、図17において、その他の部分は上記実施
例と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のシス
テム天井によれば、上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0033】1)請求項1記載のシステム天井によれ
ば、同一形状の天井パネルと設備機器を取付けた設備パ
ネルとを着脱可能に架設するので、天井パネルと設備パ
ネルとに互換性をもたせた配列が可能となり、設備機器
の変更配置を容易にすると共に、設備機器の故障やパネ
ルの破損等による補修作業を容易にして天井のメンテナ
ンス効率を高めることができる。
【0034】また、対向する天井仕上材の一方の下部水
平片に内向きフランジを係止させ、他方の下部水平片に
係止されている隣接する天井パネルの内向きフランジの
上部に重ねて外向きフランジを係止させ、かつ、天井仕
上材の垂直片の凹部内に嵌合される目地部材の左右両側
部に、一対の外向きフランジの上面に係合するパネル垂
直案内係止部及び係止用スリットと係合するパネル水平
案内係止部を形成して、4枚の天井パネルの交差部を目
地部材にて係止することにより、4枚の天井パネルを相
互に規制して位置決めした状態で架設することができる
ので、天井仕上面の美観の向上を図ることができる
【0035】2)請求項2記載のシステム天井によれ
ば、設備機器を取付けた設備パネルを天井仕上材にて支
持すると共に、設備機器を、取付金具をもって天井下地
材間に架設される設備取付部材にて支持することによ
り、大型の設備機器が強固に配置され、耐震性に優れた
天井構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシステム天井の一例を示す天井裏か
ら見た斜視図である。
【図2】システム天井の天井裏から見た概略平面図であ
る。
【図3】システム天井の要部を示す分解斜視図である。
【図4】この発明における天井下地材と天井仕上材の連
結状態及び天井パネルの架設状態を示す側断面図であ
る。
【図5】この発明における連結金具及びブレス金具の取
付状態を示す側面図である。
【図6】この発明における天井下地材と天井仕上材の連
結状態及び天井パネルの架設状態を示す拡大断面図であ
る。
【図7】天井下地材と天井仕上材の連結状態及び天井パ
ネルの別の位置の架設状態を示す拡大断面図である。
【図8】この発明における天井パネルの表面板を示す斜
視図である。
【図9】この発明における目地ピースを示す斜視図であ
る。
【図10】図9のA−A断面及びB−B断面図である。
【図11】この発明における天井パネルと目地ピースの
係合状態を示す断面図である。
【図12】天井パネルと目地ピースの係合状態を示す分
解斜視図である。
【図13】この発明における設備機器の取付状態を示す
断面図である。
【図14】この発明における天井下地材と設備取付部材
との結合状態を示す斜視図である。
【図15】天井パネルの取付手順を示す説明図である。
【図16】天井パネルの取外し手順を示す説明図であ
る。
【図17】この発明のシステム天井の別の実施例を示す
天井裏から見た斜視図である。
【符号の説明】 1 天井スラブ 3 吊りボルト 4 吊持金具 5 天井下地材 6 固定金具 7 天井仕上材7b 上部水平片 7c 垂直片 7d 係止起立片 7e 下部水平片7f 凹部 8 パネル取付空間 10 天井パネル 15 外向きフランジ 16 内向きフランジ 20 設備パネル 21 照明機器(設備機器) 22 空気吹出口(設備機器) 23 スピーカ(設備機器) 24 スプリンクラ(設備機器) 25 煙探知器(設備機器) 40 目地ピース44 パネル垂直案内係止部 45 パネル水平案内係止部 55 ずれ止め部材 60 取付金具 70 設備取付部材 71 固定ボルト 72 固定ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−66115(JP,U) 実開 昭57−125421(JP,U) 実開 平2−93411(JP,U) 実開 昭57−84214(JP,U) 実開 平2−101419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井スラブから垂下される吊りボルトを
    介して吊持される天井下地材に固定金具をもって複数の
    天井仕上材を直交状に取付けると共に、対向する天井仕
    上材間にパネル取付空間を形成し、 上記パネル取付空間内に、同一形状の天井パネルと設備
    機器を取付けた設備パネルを着脱可能に架設してなるシ
    ステム天井であって、 上記天井仕上材を、上部水平片と、側方に開口する凹部
    を有する垂直片と、下部水平片とを具備する断面ほぼJ
    字状に形成し、 上記天井パネル及び設備パネルは、パネルの表面板の対
    向する端辺起立壁の上端からそれぞれ水平方向に折曲さ
    れる外向きフランジ及び内向きフランジとを具備すると
    共に、外向きフランジ及び内向きフランジの両側位置に
    係止用スリットを設け、 対向する上記天井仕上材の一方の下部水平片に上記内向
    きフランジを係止させ、他方の下部水平片に係止されて
    いる隣接する天井パネルの内向きフランジの上部に重ね
    て外向きフランジを係止させ、かつ、上記天井仕上材の
    垂直片の凹部内に嵌合される目地部材の左右両側部に、
    一対の外向きフランジの上面に係合するパネル垂直案内
    係止部及び係止用スリットと係合するパネル水平案内係
    止部を形成して、4枚の天井パネルの交差部を目地部材
    にて係止することを特徴とするシステム天井。
  2. 【請求項2】 設備機器を取付けた設備パネルを天井仕
    上材にて支持すると共に、設備機器を、取付金具をもっ
    て天井下地材間に架設される設備取付部材にて支持する
    ことを特徴とする請求項1記載のシステム天井。
JP25195792A 1992-08-28 1992-08-28 システム天井 Expired - Fee Related JP3213855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25195792A JP3213855B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 システム天井

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25195792A JP3213855B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 システム天井

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0673827A JPH0673827A (ja) 1994-03-15
JP3213855B2 true JP3213855B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=17230507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25195792A Expired - Fee Related JP3213855B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 システム天井

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213855B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0673827A (ja) 1994-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6167512B2 (ja) 天井固定装置
JP3213855B2 (ja) システム天井
JP3694697B2 (ja) システム天井の吊持装置
JP3743778B2 (ja) システム天井
JP3172927B2 (ja) 天井バーの吊持装置
JP3163512B2 (ja) 天井バーの連結構造
JPH06240810A (ja) 天井パネル保持金具
JPH05106299A (ja) 天井バー用連結金具
JPH0673830A (ja) 天井パネル及びその取付方法
JPH0754436A (ja) システム天井
JPH0673835A (ja) 天井パネルの取付構造
JP2567539Y2 (ja) システム天井へのパーティションの固定構造
WO2023053832A1 (ja) パネル装置
JPH06240806A (ja) システム天井の骨組構造
JPH0673836A (ja) 天井パネルの係止構造
JP3106326B2 (ja) 天井バーの接合構造
JPH06240809A (ja) 天井パネルの係止構造
JPH0610439A (ja) システム天井
JPH05230928A (ja) 天井設備の取付構造
JPH0693676A (ja) システム天井における間仕切の取付構造
JPH08232391A (ja) 天井施工方法
JP2023050772A (ja) パネル設置構造
JPH05230925A (ja) 天井構造
JPH06193183A (ja) システム天井
JP2023050773A (ja) パネル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010702

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees