JP3212701U - 切削工具および人工骨加工用インスツルメント - Google Patents

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臼井 薫
薫 臼井
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長田電機工業株式会社
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Abstract

【課題】熟練者でなくても人工骨に簡単に孔を設けることができる切削工具および該切削工具を備えた人工骨加工用インスツルメントを提供する。【解決手段】骨切り術で生じた骨欠損部分に補填する人工骨に孔をあける切削工具(ドリル30)であって、軸線回りの回転力が付与されるシャンク31と、シャンクの前方に位置して人工骨の内部に挿入される細軸の首部33と、首部とシャンクの境界位置に設けられ、首部よりも太軸に形成されて人工骨の表面に当接可能なストッパ32とを有する。首部の外径が0.8mmから1.2mmの範囲である。【選択図】図2

Description

本考案は、切削工具および人工骨加工用インスツルメントに関し、詳細には、骨切り術で生じた骨欠損部分に補填する人工骨に孔をあける切削工具および人工骨加工用インスツルメントに関する。
整形外科分野における内側形変形性膝関節症の治療の1つに、高位脛骨骨切り術(HTO:High Tibial Osteotomy)というものがある。この方法は、脛骨の内側に切り込みを入れてくさび形の骨欠損部分を設けた後、この骨欠損部分に、人工骨を補填して脛骨の角度を調整する。これにより、膝の内側に偏りすぎた重心を外側に移動させることができる。
例えば、特許文献1には、人工骨(骨補填材)の構造が開示されている。具体的には、骨欠損部分の形状に合うくさび形のブロック状に形成され、くさび形の一端では0.5mm以下の厚みで、くさび形の他端では2.0mm〜14mm程度の厚みで形成されている。
特開2014−54458号公報
ここで、骨(骨切り面)と人工骨との癒合を促進させるために、人工骨に、小さな浅い孔(例えば外径1mm程度、深さ3mm〜5mm程度)を予め複数設けておくことがある。この場合、人工骨は、ドリルで人工骨の表面と裏面とから切削する。
しかしながら、所定深さの同じ孔を複数設けるのは難しく、施術者にはスキルが求められる。
本考案は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、熟練者でなくても人工骨に簡単に孔を設けることができる切削工具および人工骨加工用インスツルメントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、骨切り術で生じた骨欠損部分に補填する人工骨に孔をあける切削工具であって、該切削工具は、軸線回りの回転力が付与されるシャンクと、該シャンクの前方に位置して前記人工骨の内部に挿入される細軸の首部と、該首部と前記シャンクの境界位置に設けられ、前記首部よりも太軸に形成されて前記人工骨の表面に当接可能なストッパとを有し、前記首部の外径が0.8mmから1.2mmの範囲であることを特徴としたものである。
請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記首部の長さが3mmから5mmの範囲であることを特徴としたものである。
請求項3の考案は、請求項1または2の考案において、前記ストッパが、前記シャンクの外径よりも大きく形成されていることを特徴としたものである。
請求項4の考案は、請求項1〜3のいずれか1の考案において、前記ストッパが、前記シャンクとの境界位置に、面取り部を有することを特徴としたものである。
請求項5の考案は、請求項1〜4のいずれか1の考案において、前記首部が前記シャンクとは異なる材料で形成されることを特徴としたものである。
請求項6の考案は、上記の切削工具と、該切削工具を着脱自在に装着すると共に、該切削工具を回転させるハンドピースとを備えた人工骨加工用インスツルメントであることを特徴としたものである。
本考案によれば、ストッパが首部の根元に設けられており、孔あけ時には、ストッパが人工骨の表面に当接する。よって、熟練者でなくても、人工骨に簡単に孔を設けることができる。
本考案の人工骨加工用インスツルメントの外観斜視図である。 第1実施例の切削工具を説明する図である。 第2実施例の切削工具を説明する図である。 第3実施例の切削工具を説明する図である。 第4実施例の切削工具を説明する図である。
以下、図面を参照しながら本考案の切削工具および人工骨加工用インスツルメントについて説明する。図1は、本考案の人工骨加工用インスツルメントの外観斜視図である。
人工骨加工用インスツルメント1はハンドピース2を有し、ハンドピース2はコード3を介して装置本体4に接続されている。
装置本体4の正面には例えば速度調整用ツマミ4aなどが設けられ、また、装置本体4は、例えばその背面から引き出されたコード5を介してフットコントローラ6に接続されている。なお、速度調整用ツマミ4aはフットコントローラ6を踏み込んだ際の最高速度を調整できる。
ハンドピース2は、ヘッド部21とグリップ部22からなり、ヘッド部21の内部には、ドリル30を着脱自在に装着できる例えばスリーブ(図示省略)が設けられている。
グリップ部22はヘッド部21の後方に位置し、グリップ部22の内部には、スリーブを回転させる例えばスピンドルや交流電源の電力で駆動するモータ(図示省略)が設けられている。これにより、モータの回転は、スピンドルやスリーブを介してドリル30に伝達される。なお、ドリル30が本考案の切削工具に相当する。また、ドリルはモータに替えてエアで回転するものであってもよい。
(第1実施例)
図2は第1実施例の切削工具を説明する図であり、図2(A),(B)は平面図、図2(C)は正面図である。なお、図2(B)は図2(A)を90°回転させたものである。
ドリル30は、例えばハイスなどの工具鋼で形成されており、図1で説明したヘッド部21のスリーブに装着される例えば中実丸棒のシャンク31を有する。シャンク31にはモータから軸線回りの回転力が付与される。
シャンク31の前方には、シャンク31の外径よりも小径に形成された細軸の首部33が設けられ、首部33とシャンク31の境界位置には、首部33よりも太軸のストッパ32が設けられている。図2(C)に示すように、首部33やストッパ32はシャンク31と同心状である。
首部33は、人工骨の内部に挿入可能であり、その刃先から根元までの長さが例えば3mmから5mmの範囲で形成されている。この長さであれば、1本のドリル30で厚さの異なる種々の人工骨の孔あけに対応できる。なお、必要に応じて3mmよりも短くてもよい。
また、首部33の外径が0.8mmから1.2mmの範囲で形成されており、骨組織が侵入して癒合しやすい孔を人工骨に設けることができる。
切りくず排出溝34は、首部33に相当する小径部分(外径φ1mm程度)とシャンク31に相当する大径部分(外径φ2.35mm程度)からなる段付円柱状の一次加工材(ブランク材ともいう。全長は47mm程度)を例えば研削用ホイールで研削して形成される。
詳しくは、研削用ホイールを首部33の軸線に対して傾けておくと共に、首部33の前端に接触可能な位置にセットする。次いで、研削用ホイールを回転させ、研削用ホイールの例えば外周面のエッジが首部33の前端に接触した場合、首部33を所定速度で回転させながら所定速度で前進させると、首部33には1本目の切りくず排出溝34が形成される。その後、首部33を180°回転させて上記と同様に加工すると、2本目の切りくず排出溝34が形成される。
切りくず排出溝34の軸線方向長さは3.5mm程度で設けられており、図2(A),(B)に示すように、切りくず排出溝34の一部はシャンク31に到達している。切りくず排出溝34のねじれ角は、首部33の軸線に対して例えば11°程度である。2本の切りくず排出溝34の形成により、切りくず排出溝34の間には、曲面状のランドが形成される。
また、山型の切れ刃35は、例えば切りくず排出溝34を形成した後、首部33の前端を例えば仕上げ用の研削ホイールの正面で研削して形成される。切れ刃35の先端角は118°程度である。
そして、本考案のドリル30を用いれば、人工骨に簡単に孔を設けられる人工骨加工用インスツルメントを提供することができる。
具体的には、ドリル30をハンドピース2にセットし、人工骨の表面で孔あけ位置を決めたらフットコントローラ6を踏み込んでドリル30を回転させる。次に、この回転したドリル30の先端を人工骨の表面から内部に向けて前進させる。続いて、ストッパ32が人工骨の表面に当接すると、ドリル30が空転するので、フットコントローラ6の踏み込みを止める。
このように、孔あけ時には、ストッパ32が人工骨の表面に当接する。よって、熟練者でなくても、人工骨に簡単に孔を設けることができる。
なお、このドリル30の耐久テストを実施したところ、人工骨に100個目までの孔をあけた時点では、刃先に多少の摩耗が見られたが、この摩耗具合は、その後、500個目までの孔をあけてもほとんど変わらなかった。
(第2実施例)
図3は、第2実施例の切削工具を説明する図である。
第1実施例のドリル30は、ストッパ32をシャンク31と同じ外径にした例を挙げて説明した。しかし、本考案はこの例に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、シャンク31の外径よりも大きなストッパ32Aを形成してもよい。孔あけ時には、ストッパ32Aが人工骨の表面に容易に当接するため、孔の深さをより一層確実に規制することができる。
(第3実施例)
図4は、第3実施例の切削工具を説明する図であり、図示のように、シャンク31とストッパ32との境界位置に、例えば断面R形状の面取り部36を設けてもよい。この場合、仮に、首部33が斜めに傾いた状態で人工骨の内部に挿入されても、面取り部36が人工骨の表面に当接するので、人工骨の損傷を防止することができる。
(第4実施例)
図5は、第4実施例の切削工具を説明する図であり、首部33Aがシャンク31Aに例えばろう付けされており、首部33Aがシャンク31Aとは異なる材料で形成される。詳しくは、首部33Aを工具鋼で形成し、シャンク31Aをステンレス鋼で形成するなど、首部33Aとシャンク31Aを各目的に応じた材料で形成できる。
1…人工骨加工用インスツルメント、2…ハンドピース、3…コード、4…装置本体、4a…速度調整用ツマミ、5…コード、6…フットコントローラ、21…ヘッド部、22…グリップ部、30…ドリル、31,31A…シャンク、32,32A…ストッパ、33,33A…首部、34…切りくず排出溝、35…切れ刃、36…面取り部。

Claims (6)

  1. 骨切り術で生じた骨欠損部分に補填する人工骨に孔をあける切削工具であって、
    該切削工具は、軸線回りの回転力が付与されるシャンクと、該シャンクの前方に位置して前記人工骨の内部に挿入される細軸の首部と、該首部と前記シャンクの境界位置に設けられ、前記首部よりも太軸に形成されて前記人工骨の表面に当接可能なストッパとを有し、
    前記首部の外径が0.8mmから1.2mmの範囲であることを特徴とする切削工具。
  2. 前記首部の長さが3mmから5mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記ストッパが、前記シャンクの外径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の切削工具。
  4. 前記ストッパが、前記シャンクとの境界位置に、面取り部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の切削工具。
  5. 前記首部が前記シャンクとは異なる材料で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の切削工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の切削工具と、該切削工具を着脱自在に装着すると共に、該切削工具を回転させるハンドピースとを備えたことを特徴とする人工骨加工用インスツルメント。
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