JP3211775B2 - 分布帰還型半導体レーザの製造方法 - Google Patents

分布帰還型半導体レーザの製造方法

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JP3211775B2
JP3211775B2 JP19418598A JP19418598A JP3211775B2 JP 3211775 B2 JP3211775 B2 JP 3211775B2 JP 19418598 A JP19418598 A JP 19418598A JP 19418598 A JP19418598 A JP 19418598A JP 3211775 B2 JP3211775 B2 JP 3211775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光情報処
理、光インターコネクションなどに用いられる半導体レ
ーザ素子、特に回折格子を内蔵する分布帰還型半導体レ
ーザの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、1.3μm帯および1.5μm帯
で単一軸モード発振する分布帰還型半導体レーザ(De
stributed Feedback Laser
Diode、以下、DFB−LDという)は大容量、長
距離光伝送やCATV用のアナログ光伝送の光源として
盛んに利用されるようになっている。このDFB−LD
として、例えば、図9に示すような構造が知られてい
る。図9のDFB−LDは、n型InP基板11上に回
折格子9が形成され、その上にn型InxGa1-xAsy
1-y(0≦x≦1、0≦y≦1)ガイド層、InuGa
1-uAsv1-v(0≦u≦1、0≦v≦1、以下、特定
の組成を表す以外は、組成を示すx、yやu、vは省略
してInGaAsPと記す)活性層13、p型InPク
ラッド層がストライプ状に形成されている。ストライプ
状活性層13の両側には、p型InP電流ブロック層1
5、n型InPブロック層16が積層形成され、n型I
nPブロック層16の上及びp型InPクラッド層の上
にp型InP埋込層17、p型InGaAsコンタクト
層18が順次積層形成されている。更に、 ストライプ
状活性層13の上方にストライプ状の開口を有する絶縁
膜19がp型InGaAsコンタクト層18の上に形成
され、開口部及び絶縁膜上とn型InP基板裏面それぞ
れに電極10が形成され、前方出射端面に無反射コーテ
ィング膜22、後方出射端面に高反射コーティング膜2
3が形成されている。このようなDFB−LDは、活性
層13を含む活性領域、則ち、光伝搬に与る領域(図9
のDFB−LDの場合、ストライプ状の、ガイド層、活
性層、クラッド層が活性領域を構成する)の実効屈折率
eff(光が感じる活性領域の屈折率)と回折格子9の
周期Λによって決定されるブラッグ波長2neffΛの近
傍の波長で発振するので、発振波長が1.31μm帯の
場合、回折格子周期Λは約0.20μm、発振波長が
1.55μm帯の場合、回折格子周期Λは約0.24μ
mに設定される。
【0003】尚、図9は、活性領域であるストライプ内
の積層構造が分るように、DFB−LDのストライプ中
心から右側を切り欠いた斜視図である。断面にハッチン
グを施すと見づらくなるので、断面にはハッチングを施
していない。また、無反射コーティング膜22を前方出
射端面全体に描くとDFB−LDの積層構造が見えなく
なるので、無反射コーティング膜22は、前方出射端面
の隅のみに描き、前方出射端面の活性領域付近は描くの
を省略し、積層構造が分るようにした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DFB−LDにおける
単一軸モード発振の安定性が、主に、共振器内に形成さ
れた光定在波の共振器端面での位相によって決定される
ことはよく知られている。また、DFB−LDをアナロ
グ光伝送に用いる場合には、DFB−LDの電流―光出
力特性の良好な直線性が不可欠であり、DFB−LD活
性層内共振器方向の光分布によってアナログ伝送時の歪
特性が大きく左右されるが、この共振器方向の光分布も
光定在波の共振器端面での位相に強く依存する。
【0005】光定在波の位相は回折格子の端面位相の影
響を強く受け、例えば、単一軸モード安定性の指標の一
つである閾値利得差ΔαLが回折格子の端面位相によっ
て変化する。この閾値利得差ΔαLの変化を解析した例
を図10に示す。図10は共振器長L、後方端面反射率
75%、前方端面反射率1%の均一回折格子、則ち、周
期的凹凸が回折格子全領域に渡って均一で、位相シフト
領域のない回折格子、を有するDFB−LDにおいて、
回折格子の後方端面位相θrをπに固定した時の閾値利
得差ΔαLの前方端面位相θf依存性を計算したもので
ある。ただし、回折格子は後方端面位置を原点、前方端
面方向をzの正の方向として、 cos((2π/Λ)z+θr) と定義している。図10に示すように、この条件下で
は、θf=−π/4〜+π/2の領域で閾値利得差Δα
Lが大きく、高い単一軸モード発振安定性が得られる
が、θf=πの近傍では閾値利得差ΔαLが小さく、D
FB−LDとしての安定した単一軸モード発振特性が得
られない。ここでは回折格子の後方端面位相をπに固定
した計算結果を示したが、前方端面位相θfをある値に
固定した場合にも閾値利得差ΔαLは大きな後方端面位
相依存性を有しており、両端面位相の組み合わせが単一
軸モード安定性や共振器方向光分布を大きく左右してい
る。
【0006】しかしながら、基板を劈開することによっ
てレーザ端面を形成する通常の素子作製技術では、劈開
位置の精度が数μm程度しかないのに対して、回折格子
の周期Λが前述のように0.2μm程度である為、端面
での回折格子の位相を規定してDFB−LDを切り出す
ことは不可能である。従って、DFB−LDに求められ
る単一軸モード安定性やアナログ光伝送時の歪特性は、
前後両端面における回折格子位相がランダムに決定され
ることに起因するばらつきが生じ、その歩留まりに確率
的な限界が存在するという問題がある。
【0007】この問題を解決する方法として、特開昭6
4−81383号公報や特開平7−122814号公報
に記載されているように、DFB−LD端面を収束イオ
ンビームなどを用いてエッチングすることによって端面
を削り、物理的に回折格子の端面位相を調整する方法が
提案されている。この収束イオンビームによる端面位相
調整は、例えば、特開昭64−81383号公報の記載
によれば、図11に示す収束イオンビーム装置を用いて
行われる。図11の収束イオンビーム装置は、DFB−
LD端面にイオンビーム38を照射するための、イオン
源31、引き出し電極32、収束レンズ33、偏向電極
34とを有するイオンビーム照射系と、DFB−LD1
を搭載したレーザチップマウント40を載置するステー
ジ41を有する試料搭載部と、DFB−LD1に電流を
供給するレーザ駆動電源39と、エッチング領域と軸モ
ードスペクトルとを観察するための、2次電子検出器3
5、2次電子像モニタ36、光ファイバ42、スペクト
ラムアナライザ43とを有する観測系と、DFB−LD
端面に塩素ガス等のエッチングガスを吹き付けるノズル
37を有するガス供給系とを有し、2次電子像モニタ3
6、レーザ駆動電源39、スペクトルアナライザ43を
除いて、全て真空容器内に収納されている。このように
イオンビームエッチングによる端面位相調整は真空系が
前提となり、イオンビーム照射系、観測系、ガス供給系
等が必要なことから、装置が大がかりで高価なものとな
る。しかも真空系において幅1.5μm程度、厚さ0.
3μm程度のDFB−LDの活性層を2次電子像や2次
イオン像をモニターしながら走査、エッチングするとい
う方法では高い生産性は望めない。さらに、収束イオン
ビームなどによる端面へのエッチングを実行して回折格
子の端面位相を調整した後に、端面コーティング、素子
のヒートシンクやパッケージへの組立、ワイヤボンディ
ングなどによる電極への電気配線などが施されることに
なるが、この時、組立工程での熱履歴、ヒートシンク等
との熱膨張係数の違いに起因する内部応力発生等によっ
て、物理的な回折格子の端面位相に変化はなくとも、光
定在波の端面位相が変化し、単一軸モード発振の安定性
やアナログ光伝送時の歪特性が組立前とは異なったもの
になる。
【0008】本発明は上記のような問題点を排除するた
めになされたものであり、その目的とするところは、真
空系などを必要とする大がかりな装置を用いず、かつ、
素子組立工程後に実効的な光定在波の端面位相を調整す
ることを可能とし、DFB−LDの単一軸モード歩留ま
りやアナログ光伝送時の変調歪特性歩留まりを向上する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、DFB−LDの部分的な領
域、例えば端面やその近傍に光照射を行い、被照射領域
およびその近傍の活性層の屈折率を変化させることによ
り、光定在波に対して位相シフト領域として作用する部
分を形成し、光定在波の位相シフト量を調整するもので
ある。
【0010】照射光は、活性層以外の部分に影響を及ぼ
さないように、半導体レーザの基板材料には吸収され
ず、かつ、活性層には吸収される波長の光を照射光とし
て用いるのがよい。例えば、半導体基板にInP、活性
層にInGaAsPを用いた場合、照射光はYAGレー
ザ光が適している。また、DFB−LDを、電流−光出
力特性や発振スペクトル特性、サイドモード抑圧比、ア
ナログ変調歪特性等のレーザ諸特性が測定可能な状態に
パッケージへ組み込んだ後、DFB−LDに光を照射す
るのが取り扱い上便利である。
【0011】光定在波の位相シフト量を調整するには、
光照射とレーザ特性測定とを、所望のレーザ特性が得ら
れるまで交互に繰り返すことによって位相シフト量を調
整する方法、又は、予め、照射光強度、照射角、照射時
間とレーザ特性との関係を調べておき、この関係から照
射時間を調整して位相シフト量を調整する方法等を用い
ると所望の位相シフト量が容易に得られる。測定するレ
ーザ特性は、電流−光出力特性や発振スペクトル特性、
サイドモード抑圧比、アナログ変調歪特性等がある。レ
ーザ特性の測定は、1つのレーザ特性だけではなく、複
数のレーザ特性、例えば、電流−光出力特性と発振スペ
クトル特性等、を組み合わせて測定してもよい。
【0012】(作用)波長1.3μm〜1.55μm帯
の光ファイバ通信用DFB−LDでは、通常基板材料と
してInPが用いられるが、このInPに対して透明、
かつ、活性層には吸収される波長の高エネルギー光、例
えばYAGレーザ光を照射すると、活性層において光が
吸収され局所的に加熱される。First Optoe
lectronics and Communicat
ions Conference Technical
Digest,PD2−2に報告されているように、
この局所的加熱によって組成変動などによる活性層のバ
ンドギャップ変動が生じ、その屈折率が低下することが
知られている。従って、DFB−LD活性層の部分的な
領域、例えば、端面およびその近傍にのみこのような高
エネルギー光を照射すると、被照射領域の屈折率が低下
することにより光路長が減少し、光定在波に対する位相
シフト領域として作用することになり、回折格子の位相
をトリミングしたのと等価になる。例えば、端面から長
さlの領域の実効屈折率neffの値がn0から一様にΔn
低下した場合、この領域の、光が感じる回折格子周期
は、元の回折格子周期n0ΛよりもΔnΛだけ小さくな
り、レーザ発振光に対して、回折格子周期が変調された
回折格子構造と等価となる。このときの光路長の低下は
Δnlとなるので、n0Λで与えられる回折格子1周期
の光路長に対して、回折格子端面の位相θが Δθ=2π×Δnl/n0Λ 〔rad〕 だけシフトしたことになる。
【0013】図3は後方端面反射率75%、前方端面反
射率1%の回折格子の後方端面位相π、前方端面位相π
の均一回折格子を有するDFB−LDに対し、前方端面
から全共振器長Lの1/5に相当する領域の屈折率を低
下させて、Δθに相当する位相シフトを与えた場合の閾
値利得差ΔαLの計算値をプロットしたグラフである。
図3に示すように、この場合、Δθ=π/2に相当する
屈折率変化を与えることで閾値利得差ΔαLが0.03
から0.45へと大幅に向上することになる。例えば、
共振器長L=300μm、回折格子の周期Λ=0.2μ
m、実効屈折率neff=3.23のDFB−LDの場合
にはΔθ=π/2に相当する屈折率の低下量Δnは2.
69×10-3となるが、この屈折率の変化量は照射光の
強度や照射時間によって制御することができる。
【0014】本発明は、光照射により光定在波の位相シ
フト量を調整するので、イオン収束ビームなどを用いた
端面エッチングによって回折格子の端面位相を調整する
方法のような真空系を必要とせず、また、端面コーティ
ングや電気的配線を含むパッケージへの組立が完了した
後でも調整可能であるという特徴を有する。従って、本
発明を用いれば、パッケージ組立後の特性選別におい
て、劈開によってランダムに決定される回折格子端面位
相の為に十分な単一軸モード発振特性あるいはアナログ
光伝送時の歪特性が得られず、不良品として廃棄されて
いたものを、所望の特性が得られるように調整して良品
とすることが可能となる。さらに、通常の光学測定系に
対して高エネルギー光をDFB−LDに照射するための
系を追加し、光照射により屈折率を変化させる工程と、
各種LD特性を評価する工程とを交互に繰り返すことに
よって、所望の特性が得られるまで屈折率変化量を調節
するという方法も容易に実現できる。特に、回折格子の
ランダムな両端面位相の組み合わせでは、極めて低い確
率でしか所望の特性を満足するDFB−LDが得られな
かった、厳しいスペックのアナログ伝送用DFB−LD
の製造に本発明を用いることによって、歩留まりを飛躍
的に向上することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明するが、本発明は以下の実
施の形態に限定されるものではない。
【0016】以下、本発明第1の実施形態として、図9
に示す構造のDFB−LDの製造例について、図1に示
す製造工程図に基づいて説明する。
【0017】先ず、図1(a)に示すように、干渉露光
又は電子ビーム露光と、エッチングとによりn型InP
基板11に回折格子9を形成する。次いで、図1(b)
に示すように、n型InP基板11上にMOCVDによ
りn型InGaAsPガイド層12、ノンドープInG
aAsP活性層13、p型InPクラッド層14を順次
成長する。この後、図1(c)に示すように、p型In
Pクラッド14層上にストライプ状のSiO2膜20を
形成し、このSiO2膜20をエッチングマスクとし
て、InPクラッド層14、InGaAsP活性層1
3、n型InGaAsPガイド層12、InP基板11
をエッチングして、図1(d)に示すように、ストライ
プ状の活性領域21を形成する。さらに、SiO2膜2
0を成長マスクとして、ストライプ状活性領域21の両
脇に、図1(e)に示すように、p型InP電流ブロッ
ク層15、n型InP電流ブロック層16を埋込み成長
後、SiO2膜20を除去し、引き続き、n型InPブ
ロック層16及びp型InPクラッド層14上にp型I
nP埋込み層17、p型InGaAsコンタクト層18
を順次成長する。この後、ストライプ状活性領域21上
にストライプ状の開口を有するSiO2絶縁膜19を、
p型InGaAsコンタクト層18上に形成し、さら
に、SiO2絶縁膜19上及びInP基板11裏面にそ
れぞれ電極10を形成し、劈開またはエッチングにより
端面を形成した後、スパッタにより前方出射端面全面に
厚さλ/4(λはDFB−LD発振波長)のSiN膜で
成る無反射コーティング膜22を形成し、後方出射端面
全面にAl23/a−Siの多層膜で成る高反射コーテ
ィング膜23を形成して図9に示すDFB−LDを作製
する。最後に、図1(f)(前方出射端面の層構造が分
るように、無反射コーティング膜22の一部を切り欠い
て描いてある。)に示すように、無反射コーティング膜
22の上からInGaAsP活性層端面に波長1.06
4μmのYAGレーザ光7を照射して、端面並びに端面
近傍の屈折率を変化させ、端面での光定在波の位相を調
整する。なお、この実施の形態では出射端面に無反射コ
ーティング膜22、高反射コーティング膜23をそれぞ
れ形成した後にレーザ光照射を行ったが、これ等コーテ
ィング膜を形成する前にレーザ光照射を行い、その後で
コーティング膜22、23を形成してもよい。
【0018】レーザ照射による屈折率調整には、治具
(例えば、図11のレーザチップマウント40)にDF
B−LDを固定してレーザ光7を照射する方法や、DF
B−LDをパッケージに組み込んだ後でレーザ光を照射
する方法等がある。以下、図2に基づいてレーザ照射に
よる屈折率調整、即ち、光定在波の端面位相調整につい
て説明する。
【0019】図2はDFB−LDにレーザ光を照射する
実施の形態を示す図である。DFB−LD1はヒートシ
ンク2を介してLDパッケージ3の台座部4にマウント
され、ボンディングワイヤ5によるパッケージ電極リー
ドとの接続も完了し、特性評価用の治具6にセットされ
た状態にある。本実施の形態においては屈折率を低下さ
せるための高エネルギー光源として波長1.064μm
のYAGレーザを用いている。DFB−LD1の前方端
面に斜め上方から照射されたYAGレーザ光7は前方端
面近傍の活性層において吸収され、屈折率低下を誘起す
る局所加熱を引き起こす。本実施の形態では、DFB−
LDの発振スペクトル等を評価する為の通常の光学系に
高エネルギー光をDFB−LD端面に照射するための系
を追加し、光照射と、光照射による部分的な屈折率変化
に伴って変化したレーザ諸特性の評価、例えば、電流−
光出力特性、発振スペクトル特性、サードモード抑圧
比、アナログ変調歪等の評価、とを所望の特性が得られ
るまで交互に繰り返すことによって屈折率変化量を調節
した。上記の屈折率調整方法に替えて、光強度、照射
角、照射時間とLD特性の関係を予め調べておいて、こ
の関係から照射時間を調整して屈折率変化量を調整する
方法を用いてもよい。
【0020】YAGレーザ光照射位置の調整には、赤外
光照射によって可視発光するフィルムをDFB−LD1
の前方端面に接触して配置し、YAGレーザ光照射によ
り可視発光した発光点を目視により確認しながら照射位
置を調整する方法や、LiNbO3、LiTaO3、KT
P等の非線形光学材料を用いた2次高調波発生によりY
AGレーザ光を可視化し、この可視光の照射位置を調整
する方法などを用いることができる。照射位置の微調整
には活性層でのYAGレーザ光吸収によって発生する光
誘起電流をモニタしながら電流値が最大になるように調
整する方法が有効である。本実施の形態は、LiTaO
3を用いた2次高調波発生装置によりYAGレーザ光を
可視化し、目視により照射位置を調整すると同時に、光
誘起電流をモニタしながら電流値が最大になるように照
射位置を調整して照射位置を決めた。
【0021】YAGレーザ光は照射角がDFB−LDの
端面に対して垂直に近いほど端面から深い部分まで進入
し、屈折率が変化する領域が全共振器長に占める割合が
大きくなる。従って、YAGレーザの照射角によって屈
折率変化を生じさせる領域長を調節する。また、屈折率
の変化量は照射するYAGレーザ光強度と照射時間によ
って制御する。
【0022】実際の屈折率変化量は共振器長方向に一様
ではないが、図3に示したように屈折率変化量に比例し
た位相シフト量の変化に対して、DFB−LDの特性は
連続的に変化し、本発明の作用を説明するために端面か
ら長さlの領域の実効屈折率がn0から一様にΔn低下
すると仮定した場合と本質的な相違はない。
【0023】次に本発明の第2の実施形態として、図4
に示すように、電極の一部に光照射用の窓領域25を有
する構造のDFB−LDの製造例について、図5に示す
製造工程図に基づいて説明する。なお、図4は、活性領
域であるストライプ内の積層構造が分るように、DFB
−LDのストライプ中心から右側を切り欠いて描いてあ
る。断面にハッチングを施すと見づらくなるので、断面
にはハッチングを施していない。また、無反射コーティ
ング膜22を前方出射端面全面に描くとDFB−LDの
端面での積層構造が見えなくなるので、無反射コーティ
ング膜22は、前方出射端面の活性領域付近は描くのを
省略し、積層構造が分るように前方出射端面の隅のみに
描いてある。
【0024】先ず、図5(a)に示すように。干渉露光
又は電子ビーム露光と、エッチングとによりn型InP
基板11に回折格子9を形成する。次いで、図5(b)
に示すように、n型InP基板11上にMOCVDによ
りn型InGaAsPガイド層12、ノンドープInG
aAsP活性層13、p型InPクラッド層14を順次
成長する。この後、図5(c)に示すように、p型In
Pクラッド14層上にストライプ状のSiO2膜20を
形成し、このSiO2膜20をエッチングマスクとし
て、InPクラッド層14、InGaAsP活性層1
3、n型InGaAsPガイド層12、InP基板11
をエッチングして、図5(d)に示すように、ストライ
プ状の活性領域21を形成する。さらにSiO2膜20
を成長マスクとして、ストライプ状活性領域21の両脇
に、図5(e)に示すように、p型InP電流ブロック
層15、n型InP電流ブロック層16を埋込み成長
後、SiO2膜20を除去し、引き続き、n型InPブ
ロック層16及びp型InPクラッド層14上にp型I
nP埋込み層17、p型InGaAsコンタクト層18
を順次成長する。この後、エッチングによりストライプ
状活性領域21の両脇に分離溝24を形成し、ストライ
プ状活性領域21上にストライプ状の開口を有するSi
2絶縁膜19をp型InGaAsコンタクト層18上
に形成し、さらにSiO2絶縁膜19上及びInP基板
11裏面にそれぞれ電極10を形成する。ここでSiO
2絶縁膜19上の電極10の一部には分離溝24側壁部
分を通して活性領域21への光照射を可能とする窓領域
25を形成しておく(図4参照)。続いて劈開またはエ
ッチングにより端面を形成後、スパッタにより前方出射
端面全面に無反射コーティング膜22を施し、後方出射
端面全面に高反射コーティング膜23を施して図4に示
すDFB−LDを作製する。最後に、図5(f)(前方
出射端面の層構造が分るように、無反射コーティング膜
22の一部を切り欠いて描いてある。)に示すように、
窓領域25から赤外光26を活性層へ照射し、窓領域部
近傍の活性層の屈折率を変化させてDFB−LD端面で
の光定在波の位相を調整する。
【0025】本実施形態においては窓領域25が形成さ
れていない部分は電極10が光照射マスクとして働く
為、窓領域25が形成されている領域の活性層にのみ光
吸収による局所加熱とそれによる屈折率変化が生じる。
従って、屈折率変化を生じさせる領域長の制御法として
は、第1の実施形態の如くYAGレーザ光の照射角を変
える方法よりも制御性ならびに再現性に優れている。光
照射による屈折率変化量の調整方法としては本実施形態
においても第1の実施形態と全く同様の手法を用いるこ
とが出来る。特に、屈折率変化量の光強度ならびに照射
時間依存性を予め調べておく手法を用いる場合には、第
1の実施形態よりも屈折率変化を生じさせる領域長の制
御性ならびに再現性に優れた本実施形態の採用が有効で
ある。さらに、屈折率変化を生じさせる領域長が光の照
射角に殆ど依存せず、DFB−LD全体に光照射を行っ
ても、窓部に対応した領域にのみ屈折率変化を生じさせ
ることが出来るため、赤外線ランプ等を用いて、複数の
素子に対する光照射位相シフト形成(則ち、DFB−L
D端面における光定在波の位相を調整すること)を一括
して行うことが可能である。
【0026】本実施の形態では、図6に示すように、ヒ
ートシンク2を介してDFB−LD1を搭載したレーザ
チップキャリア29を石英ステージ28上に多数配置
し、赤外線ランプ27の前面にInP基板で成るフィル
タ30を配置して、DFB−LD1の基板、電流ブロッ
ク層ならびに埋め込み層に吸収される波長成分を、フィ
ルタ30で除去した赤外光26を、石英ステージ28上
に配置された複数個のDFB−LD1に対して一括照射
することにより、複数のDFB−LDに対する光照射位
相シフト形成を一括して行った。なお、赤外線ランプの
替わりに、YAGレーザ光を走査しながら光照射しても
よいが、この場合は、赤外線ランプを用いる場合に比べ
て、量産性、屈折率変化量及び屈折率変化領域の制御性
が劣る。
【0027】
【実施例1】第1の実施例は、本発明の第1の実施形態
にかかるDFB−LDの製造方法において光照射とレー
ザ特性測定を交互に繰り返し、光照射累積時間とレーザ
特性を調べた例で、YAGレーザ光の累積照射時間と光
出力5mW時のサイドモード抑圧比(Side Mod
e Suppression Ratio、以下、SM
SRという)の相関を図7に示した。
【0028】本実施例では共振長300μm、回折格子
の周期0.241μm、後方端面反射率75%、前方端
面反射率1%の均一回折格子DFB−LD(発振波長約
1.55μm)の前方端面に対し、端面と60度をなす
角度から光パワー密度105W/mm2のYAGレーザ光
(波長1.064μm)を照射し、2.5分毎に光照射
を止めてSMSRを測定した。光照射前のSMSRが1
2dBであったのに対し、図7に示すように、10分〜
15分の光照射によってSMSRが40dB以上という
良好な単一軸モード発振が得られるようになった。ま
た、光照射前にSMSRが35dB以下だった30素子
に対し、光照射と特性評価の繰り返しを行わず、上記と
同様の光照射条件で10分間(図7の結果から良好な単
一軸モード発振が得られる最小の光照射時間として10
分を選んだ)連続して光照射を行った場合、30素子中
23素子において35dB以上のSMSRが得られるよ
うになった。
【0029】
【実施例2】第2の実施例は、本発明の第1の実施形態
にかかるDFB−LDの製造方法において、照射時間と
レーザ特性との関係を予め調べておき、この関係から光
照射時間を設定して光定在波の位相シフト量を調整した
例で、端面への光照射によるアナログ光伝送特性の改善
効果、所謂、アナログ変調歪の改善効果を説明する図、
則ち、光照射前と光照射後の複合2次歪(CSO)とD
FB−LDの光出力との関係を示す図を図8に示す。
【0030】本実施例では共振長450μm、回折格子
の周期0.203μm、後方端面反射率75%、前方端
面反射率1%の均一回折格子DFB−LD(発振波長約
1.31μm)の前方端面に対し、端面と45度をなす
角度から光パワー密度105W/mm2のYAGレーザ光
(波長1.064μm)を12分間連続照射した。な
お、12分の光照射時間は、予め作成した図7の結果か
ら、良好な十分な位相シフト量が得られる照射時間とし
て選んだ。
【0031】一般的に、DFB−LDのアナログ光伝送
用途においては複合2次歪(Composite Se
cond Order distortion、略して
CSO)が−60dBc以下であることが求められてい
るが、本実施例の場合、12分間の連続光照射によっ
て、図8に示すように、変調度3.5%で、80チャネ
ル伝送のCSOは、16mW出力時で−47dBcから
−61dBcに改善することができた。
【0032】
【実施例3】第3の実施例は、図5、図6に示した、本
発明の第2の実施形態にかかるDFB−LDの製造方法
により、SMSRが30dB以下だった50素子に対し
て高出力赤外線ランプを用いた7分間の一括光照射を行
った。この結果、50素子中27素子において30dB
以上のSMSRが得られるようになった。7分間の光照
射後もSMSRが30dB以下であった23素子に対し
て、さらに5分間の一括光照射を行ったところ、23素
子中9素子において30dB以上のSMSRが得られる
ようになった。
【0033】本実施例では周期0.203μmの均一回
折格子を有し、共振器長300μmのうち前方端面から
80μmの部分の電極に活性層への光照射を可能とする
窓領域を設けたDFB−LD(発振波長約1.31μ
m)を用いた。
【0034】本発明の実施の形態1、2および実施例1
〜3においては、DFB−LD前方端面に光照射を行う
場合について述べたが、DFB−LD後方端面、あるい
は共振器内部領域の部分的領域に対して光照射を行って
もよい。また、基板材料にInPを用い、活性層材料と
してInGaAsPを用いたDFB−LDを例とした
が、基板材料としてはGaAsやInGaAsなど、活
性層材料としてInAlGaAsなどを用いた如何なる
材料の組み合わせの場合にも、基板材料には吸収されず
活性層には吸収される波長の光源を用いることによって
本発明を適用することが可能である。例えば、(活性層
材料/基板材料)の組み合わせの例として、(InGa
AsP/GaAs)、(InGaAs/GaAs)、
(InGaP/GaAs)、(AlGaInP/GaA
s)、(AlGaInAs/GaAs)、(AlGaI
nN/GaAs)、(GaInNAs/GaAs)、
(TlInGaP/GaAs)、(AlTlInGaP
/GaAs)、(TlInAlP/GaAs)、(In
GaAs/InP)、(InGaP/InP)、(Al
GaInP/InP)、(AlGaInAs/In
P)、(GaInAsBi/InP)、(AlGaIn
AsBi/InP)、(AlInAsBi/InP)、
(TlInGaP/InP)、(TlInAlP/In
P)、(AlTlInGaP/InP)、(InGaA
sP/InGaAs)、(InGaAs/InGaA
s)、(InGaP/InGaAs)、(AlGaIn
P/InGaAs)、(AlGaInAs/InGaA
s)、(InGaAsSb/GaSb)、(InAsP
Sb/GaSb)、(InGaAsSb/InAs)、
(InAsPSb/InAs)、(GaInAsBi/
InAs)、(InAsBi/InAs)、(AlGa
InAsBi/InAs)、(AlInAsBi/In
As)、(InGaN/サファイア)、(AlGaIn
N/サファイア)、(AlGaN/サファイア)、(I
nGaN/SiC)、(AlGaInN/SiC)、
(AlGaN/SiC)等がある。さらに、使用する光
源もYAGレーザや赤外線ランプに限定されるものでは
ない。
【0035】DFB−LDの回折格子としては均一回折
格子型だけでなく、λ/4シフト型やマルチ位相シフト
型回折格子、あるいは複素結合型回折格子など、如何な
るタイプの回折格子に適用してもよい。また、回折格子
を基板に形成するのではなく、活性領域内であれば、ガ
イド層、活性層、クラッド層等、何れの層に形成しても
よい。
【0036】導波機構も、実施の形態で示した埋込みヘ
テロ型に限らず、メサストライプ型、リブガイド型、リ
ッジガイド型、 DC−PBH型、PCW型、CSP
型、MSB型、VSB型、SBH型、SAS型等どの様
な導波機構でもよい。また、活性領域の積層構造も、ガ
イド層が無いもの、チューニング層を設けたもの、量子
井戸層を有する積層構造等、どの様な積層構造であって
もよい。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、光照射により光定在波の端面位相を調整するから、
真空系などを伴う大がかりな装置を用いず、且つ、素子
組立工程後に実効的な光定在波の端面位相を調整するこ
とが可能になり、DFB−LDの単一軸モード歩留まり
やアナログ光伝送時の歪特性歩留まりを向上することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るDFB−LDの
製造工程を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る光照射方法を示
す図。
【図3】本発明の作用を説明するための、閾値利得差Δ
αLと位相シフト量の関係を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るDFB−LDの
部分断面斜視図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るDFB−LDの
製造工程を示す図。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかる光照射方法を
示す図。
【図7】本発明の第1の実施例の効果を説明するための
SMSRと光照射時間の関係を示す図。
【図8】本発明の第2の実施例の効果を説明するため
の、光照射前と光照射後のCSOと光出力の関係を示す
図。
【図9】一般的なDFB−LDの斜視図。
【図10】一般的なDFB−LDにおける閾値利得差Δ
αLの端面位相依存性を示す図。
【図11】従来の収束イオンビームエッチングによる端
面位相エッチング方法を示す図。
【符号の説明】
1 DFB−LD 2 ヒートシンク 3 LDパッケージ 4 LDパッケージの台座部 5 ボンディングワイヤ 6 治具 7 YAGレーザ光 9 回折格子 10 電極 11 n型InP基板 12 n型InGaAsPガイド層 13 InGaAsP活性層 14 p型InPクラッド層 15 p型InP電流ブロック層 16 n型InPブロック層 17 p型InP埋め込み層 18 p型InGaAsコンタクト層 19 絶縁膜 20 SiO2膜 21 活性領域 22 無反射コーティング膜 23 高反射コーティング膜 24 分離溝 25 電極窓領域 26 赤外光 27 赤外線ランプ 28 石英ステージ 29 レーザチップキャリア 30 フィルタ 31 Ga液体金属イオン源 32 引き出し電極 33 集束レンズ 34 偏向電極 35 二次電子検出器 36 二次電子像モニター 37 エッチングガス供給ノズル 38 Gaイオンビーム 39 レーザ駆動電源 40 レーザチップマウント 41 ステージ 42 光ファイバ 43 スペクトラムアナライザー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−236677(JP,A) 特開 平4−165688(JP,A) 特開 平6−268319(JP,A) 特開 平7−84136(JP,A) 特開 平1−82687(JP,A) 特開 平7−122814(JP,A) 特開 平8−255948(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 G02B 5/18

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分布帰還型半導体レーザの部分的な領域
    に光照射を行い、光照射領域およびその近傍の活性層屈
    折率に摂動を与えることにより、光定在波に対して位相
    シフト領域として作用する部分を形成し、前記光照射を
    制御して前記光定在波の位相シフト量を調整することを
    特徴とする分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  2. 【請求項2】 分布帰還型半導体レーザの端面に光照射
    を行い、端面およびその近傍の活性層屈折率を変化させ
    ることにより、分布帰還型半導体レーザ内の光定在波に
    対して位相シフト領域として作用する部分を形成し、前
    記光照射を制御して前記光定在波の位相シフト量を調整
    することを特徴とする分布帰還型半導体レーザの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 分布帰還型半導体レーザの電極の一部に
    活性層への光照射を可能とする窓を形成し、前記電極金
    属部をマスクとして光照射を行うことことによって、分
    布帰還型半導体レーザ共振器の一部に位相シフト領域と
    して作用する部分を形成し、前記光照射を制御して前記
    光定在波の位相シフト量を調整することを特徴とする分
    布帰還型半導体レーザの製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体レーザの基板材料には吸収され
    ず、かつ、活性層には吸収される波長の光を照射光とし
    て用いることを特徴とする請求項1〜請求項3記載の分
    布帰還型半導体レーザの製造方法。
  5. 【請求項5】 分布帰還型半導体レーザをレーザ諸特性
    が測定可能な状態にパッケージへ組み込んだ後、前記分
    布帰還型半導体レーザに光を照射し、分布帰還型半導体
    レーザ内の光定在波に対して位相シフト領域として作用
    する部分を形成し、前記光照射を制御して前記光定在波
    の位相シフト量を調整することを特徴とする請求項1〜
    請求項4記載の分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  6. 【請求項6】 光照射とレーザ特性測定とを、所望のレ
    ーザ特性が得られるまで交互に繰り返すことによって、
    位相シフト領域として作用する領域の位相シフト量を調
    整することを特徴とする請求項1〜請求項5記載の分布
    帰還型半導体レーザの製造方法。
  7. 【請求項7】 予め、照射強度、照射、照射時間と
    レーザ特性との関係を調べておき、この関係から照射時
    間を調整して光定在波の位相シフト量を調整することを
    特徴とする請求項1〜請求項5記載の分布帰還型半導体
    レーザの製造方法。
  8. 【請求項8】 レーザ特性が、電流-光出力特性である
    請求項5〜請求項7記載の分布帰還型半導体レーザの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 レーザ特性が、発振スペクトル特性であ
    る請求項5〜請求項7記載の分布帰還型半導体レーザの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 レーザ特性が、サイドモード抑圧比で
    ある請求項5〜請求項7記載の分布帰還型半導体レーザ
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 レーザ特性が、アナログ変調歪特性で
    ある請求項5〜請求項7記載の分布帰還型半導体レーザ
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 複数の分布帰還型半導体レーザを一括
    して光照射することを特徴とする請求項1〜請求項11
    記載の分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  13. 【請求項13】 赤外線ランプにより光照射することを
    特徴とする請求項1〜請求項12記載の分布帰還型半導
    体レーザの製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板がInP、活性層がInx
    Ga1-xAsy1-y(0≦x≦1、0≦y≦1)、照射
    光がYAGレーザ光であることを特徴とする請求項1〜
    請求項11記載の分布帰還型半導体レーザの製造方法。
  15. 【請求項15】 半導体基板がInP、活性層がInx
    Ga1-xAsy1-y(0≦x≦1、0≦y≦1)、照射
    光が赤外線ランプによる赤外光であることを特徴とする
    請求項1〜請求項12記載の分布帰還型半導体レーザの
    製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板がInP、活性層が(Al
    xGa1-xyIn1-yAs(0≦x≦1、0≦y≦1)、
    照射光がYAGレーザ光であることを特徴とする請求項
    1〜請求項11記載の分布帰還型半導体レーザの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 半導体基板がInP、活性層が(Al
    xGa1-xyIn1-yAs(0≦x≦1、0≦y≦1)、
    照射光が赤外線ランプによる赤外光であることを特徴と
    する請求項1〜請求項12記載の分布帰還型半導体レー
    ザの製造方法。
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