JP3211559U - 照明器具 - Google Patents

Abstract

【課題】有効的に放熱効果を高める照明器具の構造を提供する。【解決手段】主にライトケース１１０、ファン１５０、放熱器１６０及び光エンジン１７０で構成する照明器具１００である。ライトケースに含まれるのは吸気口、排気口１１４及び照明穴１１６である。ファンをライトケース内に設置し、ファンは吸気口と互いに対応する風の入口１５２及び排気口と連通する風の出口１５４を含む。放熱器は複数の放熱フィン１６２を具有し、各放熱フィンはそれぞれ該風の出口及び排気口の方向に対応して設置する。光エンジンの側面は放熱器の平面に貼りつき、別の側面は照明穴に向いた方向で設置する。能動的な放熱方法を利用し、有効的に放熱効果を高める。【選択図】図４

Description

本考案は照明器具の構造に関し、特に能動的に放熱する方法を利用し、有効的に放熱効果を高める照明器具の構造に関する。

発光ダイオード(Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ；ＬＥＤ)は、目下既に様々な場所の照明器具に広く応用されている。特にハイパワーの器具、例えば漁船の集魚灯、船舶/港の探照灯、大型球場の照明灯、舞台ライト、街灯、装飾灯或いは広告灯など、いずれもハイパワーのＬＥＤライトを使用している。ハイパワー器具の一単位の発光光度が高く、相対的にハイパワー器具を運行する際に大量の熱エネルギーが発生することで、器具の外ケース或いはＬＥＤライトのソケットが高温により壊れる、或いはハイパワーＬＥＤライトが高熱により損壊し、それによってＬＥＤライトが故障により使用できなくなる問題を引き起こす。

現有のハイパワーＬＥＤライトは放熱する力が弱いために、ハイパワーライトの進歩を制限している。一部のハイパワーＬＥＤライトは放熱モジュールを設置するために、往々にして組立の過程が複雑になり、体積が大きく、放熱効果も悪いため、更なる改善が必要であった。

特開2016-115430号公報

前記公知構造の欠点を解決するために、本考案の第１の目的は、能動的に放熱する方法(ファンを増設する)を利用し、有効的に放熱効果を高める照明器具を提供することにある。
本考案の第２の目的は、体積を有効的に小さくする照明器具を提供することにある。

上述の目的を解決するために、本考案は照明器具の構造を提供するものである。一つのライトケース、一つのファン、一つの放熱器及び一つの光エンジンを含む。ライトケースに含まれるのは一つの吸気口、一つの排気口及び一つの照明穴である。ファンをライトケース内に設置し、ファンは吸気口と互いに対応する一つの風の入口及び排気口と連通する一つの風の出口を含む。放熱器は複数の放熱フィンを具有し、各放熱フィンはそれぞれファンの風の出口及び排気口の方向に対応して設置する。光エンジンの一つの側面は放熱器の一つの平面に貼りつき、別の一つの側面は照明穴に向いた方向で設置する。

本考案は更に以下のメリットを具有する。本考案は外付けしたファンを通じて、能動的に発光モジュールのＬＥＤが生じる熱を、熱対流の方法を持って廃熱を照明器具から導き出す。光エンジン表面に貼り付く放熱器の各放熱フィンに合わせて、受動的にＬＥＤが生じる熱を熱伝導の方法で廃熱を各放熱フィンに伝導すれば、有効的に放熱効果を高めることができる。本考案の照明器具に能動的に放熱するファンを増加設置するが、現有のライトは放熱フィンのみを持って放熱する方法と比べ、全体構造のデザインが合理的であるため、更に有効的にライトケース全体の体積を縮小することができる。

この他、本考案の放熱器の放熱フィンの排列方向は排気口と垂直であり、且つ各放熱フィンの排列方向もまたファンの風の出口と対応することで、ファンから噴出す気流により、能動的に放熱器が生じる廃熱を素早く排気口から吐き出すことができ、各放熱フィン或いはその他の部材の遮りによりケース内に集まり、環境温度を高めることがないため、本実施例の放熱効果は良好である。

更に光エンジンの防水シートの切り込みはレンズのフランジと掛合することで、水気が枠を通じて光エンジン内に染み入ることなく、防水効果を増し、発光モジュールの使用寿命を延ばす。

本考案のデザインにより、能動的な放熱方法を利用し、有効的に放熱効果を高めることができ、同時に全体構造のデザインが合理的であるため、有効的にライトケース全体の体積を縮小することができる。

本考案の第一最良実施例の分解図である。 本考案の第一最良実施例の放熱器及び光エンジンの分解略図である。 本考案の第一最良実施例の立体図である。 本考案の第一最良実施例の別の立体図である。 本考案の第一最良実施例の断面図である。 本考案の第一最良実施例の別の断面図である。 本考案の第二最良実施例の立体図である。 本考案の第二最良実施例の別の立体図である。

以下、本考案の詳細説明および技術内容を、図面を参照しながら詳細に説明する。添付する図面は参考及び説明用として提供するのみであり、本考案に制限を加えるものではない。

図１から図６に示すのは、本考案の第一最良実施例の関連図面である。本考案は一つの照明器具１００を提供し、一つのライトケース１１０、一つのファン１５０、一つの放熱器１６０及び一つの光エンジン１７０を含む。ここで述べる照明器具１００の最良応用は海上、船舶或いは岸辺の集魚灯或いは探照灯である。しかし、その他の異なる実施例において、照明器具１００は球場/売り場の照明灯、舞台ライト、街灯、装飾灯或いは広告看板灯などにも応用することができ、限定されない。

ライトケース１１０に含まれるのは一つの吸気口１１２、一つの排気口１１４及び一つの照明穴１１６である。第一最良実施例において、ライトケース１１０は更に互い蓋合できる一つの第一ケース本体１２０と一つの第二ケース本体１３０を含む。第一ケース本体１２０は更に一つの第一柱部１２２、一つの第一穴１２４、と第一穴１２４と互いに対応する一つの第二穴１２６及び第一穴１２４の方向と垂直する一つの第一排気孔１２８を設ける。第二ケース本体１３０は一つの第二柱部１３２、一つの第三穴１３４及び第三穴１３４と互いに対応する一つの第四穴１３６及び第三穴１３４の方向と垂直する一つの第二排気孔１３８を設ける。第一ケース本体１２０と第二ケース本体１３０を蓋合した後、更に例えばネジ或いはボルトなどの固定部品で螺接固定する。

図３から図６に示す実施例において、第一穴１２４と第三穴１３４は互いに対応し、且つ蓋合すると、前記吸気口１１２を形成し、第二穴と第四穴は互いに対応し、且つ蓋合して前記照明穴１１６を形成する。第一排気孔１２８及び第二排気孔１３８は前記の排気口１１４であり、即ち本実施例の最良は二つの互いに対応する排気口１１４がある。蓋合した後の吸気口１１２及び排気口１１４の形状の最良は矩形であり、照明穴１１６の形状の最良は円形である。しかしその他の異なる実施例において、吸気口１１２、排気口１１４或いは照明穴１１６の形状は、異なるニーズに基づき変更することができ、本考案によって制限されない。

本実施例は更に第一柱部１２２及び第二柱部１３２に組み合わせる一つの電気コネクタ１４０を含む。図に示す電気コネクタ１４０の最良は、ねじ山ジョイントをコネクタ(図に未掲載)に螺接する。しかし、その他の異なる実施例において、電気コネクタ１４０は一つのプラグ(図に未掲載)とすることができ、直接コネクタ(図に未掲載)に挿設する。この他、図４及び図６に示すように、電気コネクタ１４０の延伸方向の最良は照明穴１１６の照明方向と垂直であること。しかし、例えば図７及び図８に示す実施例において、電気コネクタ１４０の延伸方向は、照明穴１１６の照明方向と平行にすることもできる。よって、関連するライトケース１１０の照明穴１１６の照明方向は、ニーズに基づき変更することができ、それを限定しない。

ファン１５０をライトケース１１０内に設置し、ファン１５０は吸気口１１２と互いに対応する一つの風の入口１５２及び排気口１１４と連通する一つの風の出口１５４を含む。本実施例のファン１５０の最良は軸流ファンを指し、つまり風の入口１５２の方向とファン１５０の軸１５８の方向が平行により、気流が風の入口１５２の別端から且つ軸１５８と平行の方向で吐き出す。放熱器１６０は複数の放熱フィン１６２を具有し、各放熱フィン１６２はそれぞれファン１５０の風の出口１５４及び排気口１１４の方向に対応して設置する。更に、各放熱フィン１６２の頂面はそれぞれファン１５０の風の出口１５４に対応して設置し、各放熱フィン１６２の両サイド面はそれぞれライトケース１１０の二つの排気口１１４に対応して設置することで、気流の流れる方向が有効且つ合理的にライトケース１１０の内部より二つの排気口１１４の方向に向けて排出する。その中、風の出口１５４の方向と排気口１１４の方向はちょうど直角を呈す。

本実施例の照明器具１００を使用する際、図５及び図６に示すように、ファン１５０の羽根１５６が回転し、吸気口１１２より気流をライトケース１１０内に導入し、各放熱フィン１６２が生じる廃熱を排気口１１４より排出させるまで、放熱器１６０の各放熱フィン１６２に向けて流動する。特に各放熱フィン１６２の排列方向は二つの排気口１１４と垂直であるため、ファン１５０から噴出す気流により、放熱器１６０が生じる廃熱を素早く排気口１１４から吐き出し、各放熱フィン１６２或いはその他の部材の遮りにより環境温度が高くなることがないため、本実施例の放熱効果は良好である。

合わせて図２、図５及び図６に示すように、放熱器１６０の最良は導熱性の良いアルミ素材、銅素材或いはその他の適合する金属複合材料で作ることである。各放熱フィン１６２と相対する別の一つの側面は平らな一つの平面１６４である。光エンジン１７０の一つの側面は放熱器１６０の平面１６４に貼りつき、別の一つの側面は照明穴１１６に向いた方向で設置する。

図２に示すように、光エンジン１７０は更に一つの均温板１８０、一つの発光モジュール１９０及び一つの枠２００を含む。作業流体(図に未掲載)及び毛細組織(図に未掲載)を含む均温板１８０は放熱器１６０の平面１６４に貼り付く。発光モジュール１９０は均温板１８０の一つの側面に抵触することで、発光モジュール１９０が生じる廃熱が均温板１８０を通じて、熱を放熱器１６０に伝導する。枠２００は均温板１８０及び発光モジュール１９０を覆い、且つボルトなどの固定部品を使って放熱器１６０に定位する。

図２に示す実施例において、発光モジュール１９０は更に一つの回路基板１９２及び回路基板１９２と電気接続する少なくとも一つのＬＥＤ１９４を含む。光エンジン１７０は更に均温板１８０及び発光モジュール１９０を定位する一つの蓋２１０と、蓋２１０と重ねて設置する一つの防水シート２２０、及び枠２００と発光モジュール１９０の間に設置する一つのレンズ２３０を含む。図５及び図６に示すように、プラスティック或いは金属で作られた蓋２１０の一つの側面に均温板１８０を定位し、別の一つの側面は該防水シート２２０を掛合する。蓋２１０は更に一つの第一穴２１２を含み、防水シート２２０は第一穴と対応する第二穴２２２を含む。第一穴２１２のサイズと発光モジュール１８０の大小と互いに対応する。枠２００は更に照明穴１１６と互いに対応して設置する一つの第三穴２０２を含み、それにより、ＬＥＤの光線がレンズ２３０を通じて更に均等に、更に大きな角度で第三穴２０２から外に照射する。

この他、最良はプラスティック或いはシリコンで作られる防水シート２２０の縁には、更に一つの切り込み２２４を具有し、レンズ２３０の縁は一つのフランジ２３２にすることで、防水シート２２０の切り込み２２４はレンズ２３０のフランジ２３２を包むことができ、よって水気が第三穴２０２より光エンジン１７０内に染み入ることなく、防水効果が増し、相対的に発光モジュール１９０の使用寿命を延ばすことにもなる。

図７及び図８は本考案の第二最良実施例の異なる角度から見た立体図である。本実施例において、主に第一実施例と異なるのは、電気コネクタ１４０をライトケース１１０の一端に接続し、該延伸方向と照明穴１１６の照明方向は平行である。電気コネクタ１４０をライトケース１１０の吸気口１１２の方向に設置することで、元の吸気口１１２の位置は、必ず電気コネクタ１４０の両側に移す必要があり、つまり第一ケース本体１２０と第二ケース本体１３０の吸気口１１２をファン１５０に近い風の入口１５２の上方両サイドに設置することで、ファン１５０が吸気口１１２から気流をライトケース１１０内に導入しやすくなる。その他の効果及び構造は前記実施例と同じであるため、再度ここで言及しない。

特にここで説明すべきなのは、ライトケース１１０は更に二つの第一掛合ブロック１１７及び二つの第二掛合ブロック１１８を含む。各第一掛合ブロック１１７によりファン１５０をしっかり定位付けし、各第二掛合ブロック１１８により光エンジン１７０をしっかり定位付けする。各第一掛合ブロック１１７及び各第二掛合ブロック１１８の最良は、第一ケース本体１２０及び第二ケース本体１３０の内壁から一体成型する凸ブロックであり、その構造は凸状の棒、或いはその他の適切な形状とし、それを限定しない。

本考案は能動的なファン１５０を利用し、受動的な放熱器１６０及び均温板１８０などの部品と合わせて設置し、発光モジュール１９０のＬＥＤが生じる熱を、熱接触伝導(Ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ Ｈｅａｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ)の方法を持って、素早く各放熱フィン１６２にまで伝導する。更に熱対流伝達(Ｃｏｎｖｅｃｔｉｏｎ Ｈｅａｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ)の方法を用いて、熱をライトケース１１０の外に排出し、よって有効的に本考案の照明器具１００の放熱効果を高めることができる。

この他、本考案の照明器具に能動的に放熱するファンを増加設置するが、現有のライトは放熱フィンのみを持って放熱する方法と比べ、全体構造のデザインが合理的であるため、更に有効的にライトケース全体の体積を縮小することができる。

以上の実施例による本考案の詳細な説明は本考案の範囲を制限するものではない。本技術に熟知する者は、固定構造の変更などの適当な変更および調整を行うことができ、これらの変更および調整を行っても本考案の重要な意義は失われず、本考案の範囲に含まれる。

１００ 照明器具
１１０ ライトケース
１１２ 吸気口
１１４ 排気口
１１６ 照明穴
１１７ 第一掛合ブロック
１１８ 第二掛合ブロック
１２０ 第一ケース本体
１２２ 第一柱部
１２４ 第一穴
１２６ 第二穴
１２８ 第一排氣孔
１３０ 第二ケース本体
１３２ 第二柱部
１３４ 第三穴
１３６ 第四穴
１３８ 第二排氣孔
１４０ 電気コネクタ
１５０ ファン
１５２ 風の入口
１５４ 風の出口
１５６ 羽根
１５８ 軸
１６０ 放熱器
１６２ 放熱フィン
１６４ 平面
１７０ 光エンジン
１８０ 均温板
１９０ 発光モジュール
１９２ 回路基板
１９４ ＬＥＤ
２００ 枠
２０２ 第三穿孔
２１０ 蓋
２１２ 第一穿孔
２２０ 防水シート
２２２ 第二穿孔
２２４ 切り込み
２３０ レンズ
２３２ フランジ

Claims (14)

1. ライトケース、ファン、放熱器及び光エンジンを含み、
   該ライトケースに含まれるのは吸気口、排気口及び照明穴であり、
   該ファンをライトケース内に設置し、該ファンは吸気口と互いに対応する風の入口及び排気口と連通する風の出口を含み、
   該放熱器は複数の放熱フィンを具有し、各該放熱フィンはそれぞれ該ファンの該風の出口及び該排気口の方向に対応して設置し、
   該光エンジンの側面は放熱器の平面に貼りつき、別の側面は照明穴に向いた方向で設置することを特徴とする照明器具の構造。
2. 前記該ライトケースは更に互いに蓋合する第一ケース本体と第二ケース本体であることを特徴とする請求項１記載の照明器具の構造。
3. 前記該第一ケース本体は更に第一柱部、第一穴、と該第一穴と互いに対応する第二穴及び該第一穴の方向と垂直する第一排気孔を設け、該第二ケース本体は第二柱部、第三穴及び該第三穴と互いに対応する第四穴及び該第三穴の方向と垂直する第二排気孔を設けることを特徴とする請求項２記載の照明器具の構造。
4. 更に該第一柱部及び該第二柱部に組み合わせる電気コネクタを含むことを特徴とする請求項３記載の照明器具の構造。
5. 更に該ライトケースの一端と接続する電気コネクタを含み、その中、該電気コネクタの延伸方向と該照明穴の照明方向は垂直或いは水平であることを特徴とする請求項１記載の照明器具の構造。
6. その中、該ライトケースは更に二つの第一掛合ブロック及び二つの第二掛合ブロックを含み、各該第一掛合ブロックによりファンをしっかり定位付け、各該第二掛合ブロックにより光エンジンをしっかり定位付けすることを特徴とする請求項１記載の照明器具の構造。
7. 前記該光エンジンは更に均温板、発光モジュール及び枠を含み、
   均温板は該放熱器の該平面に貼り付き、発光モジュールは該均温板の側面に抵触し、
   枠は該均温板及び該発光モジュールを覆い、且つ該放熱器に定位することを特徴とする請求項１記載の照明器具の構造。
8. 該発光モジュールは更に回路基板及び該回路基板と電気接続する少なくともＬＥＤを含むことを特徴とする請求項７記載の照明器具の構造。
9. 更に該均温板及び該発光モジュールを定位する蓋と、及び、該蓋と重ねて設置する防水シートを含むことを特徴とする請求項７記載の照明器具の構造。
10. 前記蓋の側面に該均温板を定位し、別の側面は該防水シートを掛合することを特徴とする請求項９記載の照明器具の構造。
11. 該蓋は更に第一穴を含み、該防水シートは該第一穴と対応する第二穴を含み、該第一穴のサイズは該発光モジュールの大小と互いに対応することを特徴とする請求項９記載の照明器具の構造。
12. 更に該枠と該発光モジュールの間に設置するレンズを含むことを特徴とする請求項７記載の照明器具の構造。
13. 前記該枠は更に該照明穴と互いに対応して設置する第三穴を含むことを特徴とする請求項７記載の照明器具の構造。
14. 前記該ファンは軸流ファンであることを特徴とする請求項１記載の照明器具の構造。