JP3211043U - 靴の中敷き - Google Patents

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Abstract

【課題】畳表を使用した中敷きであって、強度、耐久性が高く、長期間使用できる靴の中敷きを提供する。【解決手段】靴の中敷き10は、畳表シート12を複数層に重畳して平面視靴底形状に成形した中敷き本体14と、成形した中敷き本体の外形内縁部の全部又は一部を縫合して中敷き本体を一体化させる縫合部16と、を備える。中敷き本体は、畳表シートを靴の長手方向に所要幅で同一方向に周回するように折り返して複数層に重ね合わせた重畳体を成形してなる。【選択図】図1

Description

本考案は、靴等の履物の中に挿入して使用する靴の中敷きに関する。
靴を履く際に、クッション性を得たり、サイズを調整したりするためや、蒸れ防止や防臭、防寒、履き心地の改善等のために、靴の中に中敷きを挿入して利用する場合がある。従来、クッション性や吸湿性等の機能や目的に応じて種々の中敷きの技術が提案されており、例えば、特許文献1には、吸湿性を得るために畳表を利用した中敷きが開示されている。特許文献1の靴の中敷きでは、弾性シートを用いて形成した中敷き本体と、畳表からなる表層材と、中敷き本体と表層菜との間に配置した吸湿材と、からなるものであった。
特開2012−152494号公報
特許文献1のように従来の靴の中敷きでは、クッション性や吸湿性等の機能を得るために、靴のサイズに合わせた足形に形成されたシートを複数重ね合わせて設けられたものが知られている。しかしながら、複数のシートを重ね合わせて構成されていることから、靴の中に入れて使用している際に、中敷きと足との摩擦や荷重等の負荷により、重ね合わせたシートどうしが剥離してばらばらになりやすく、比較的早期に劣化してしまうおそれがあり、耐久性に劣る問題があった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、畳表を使用した中敷きであって、強度、耐久性が高く、長期間使用できる靴の中敷きを提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、畳表シート12を複数層(18a〜18e)に重畳して平面視靴底形状に成形した中敷き本体14と、該成形した中敷き本体14の外形内縁部の全部又は一部を縫合して中敷き本体14を一体化させる縫合部16と、を備え、中敷き本体14は、畳表シート12を所要幅(L)で同一方向に周回するように折り返して複数層に重ね合わせた重畳体を成形してなる靴の中敷き10から構成される。
また、畳表シート12の最初の折り返し前の幅Lが所要の靴の長手方向の長さと略等しい長さに設定されていることとしてもよい。
また、縫合部16は、成形した中敷き本体14の折り返し端部20となる靴底形状の前端部22と後端部24を除く中敷き本体の外形内縁部であることとしてもよい。
また、畳表シート12の最後端部26は、靴の踵側で折り返して中敷き本体14の土踏まず部分で最上層の積層畳表シート(18d)に接合されていることとしてもよい。
本考案の靴の中敷きによれば、畳表シートを複数層に重畳して平面視靴底形状に成形した中敷き本体と、該成形した中敷き本体の外形内縁部の全部又は一部を縫合して中敷き本体を一体化させる縫合部と、を備え、中敷き本体は、畳表シートを所要幅で同一方向に周回するように折り返して複数層に重ね合わせた重畳体を成形してなることから、重なり合う畳表シートどうしが折り返し端部で連結されて一体化されいるので、強度及び耐久性が高い靴の中敷きを実現でき、早期に劣化しにくく、長期間使用することができる。
また、畳表シートの最初の折り返し前の幅が所要の靴の長手方向の長さと略等しい長さに設定されている構成とすることにより、靴の前後端部に折り返し部分が形成されるとともに、中敷き本体の形状が形崩れしにくく、耐久性が高い靴の中敷きを提供することができる。
また、縫合部は、成形した中敷き本体の折り返し端部となる靴底形状の前端部と後端部を除く中敷き本体の外形内縁部である構成とすることにより、折り返し端部以外の縁部部分を縫合して一体化して、重なり合う畳表シートの縁部が早期に損耗するのを良好に防止でき、縁部の耐久性ひいては靴の中敷き全体の耐久性を維持できる。
また、畳表シートの最後端部は、靴の踵側で折り返して中敷き本体の土踏まず部分で最上層の積層畳表シートに接合されている構成とすることにより、体重の負荷がかかる踵側が一層多く積層され、クッション性が良く、履き心地が良い。
本考案の第1の実施形態に係る靴の中敷きの斜視図である。 図1の靴の中敷きの側面図である。 図2の靴の中敷きの両端を拡大し、中間部分を省略して示した説明図である。 図1の靴の中敷きの平面図である。 図1の靴の中敷きを展開した概略説明図である。 図1の靴の中敷きを製造する際の一例を示した説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の靴の中敷きの実施の形態について説明する。本考案の靴の中敷きは、例えば、靴等の履物の中に挿入して使用される履物用の中敷きである。図1ないし図6は、本考案に係る靴の中敷きの第1の実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、靴の中敷き10は、畳表シート12を複数層に重ねた中敷き本体14と、中敷き本体14を縫合する縫合部16と、を備えている。
図1、図2、図4に示すように、中敷き本体14は、平面視靴底形状すなわち略足形状に成形された中敷き本体である。中敷き本体14は、天素材であるい草を織って形成された畳表シート12を複数層に重畳して設けられている。中敷き本体14は、1つの畳表シート12を所要幅Lでかつ、同一方向に周回するように折り返して複数層に重ね合わせることにより重畳体を成形している。本実施形態では、中敷き本体14は、一枚の畳表シート体を折り曲げて重ね合わせることにより、各層部となるシート部18a〜18eが積層して重畳される積層構造を実現している。中敷き本体14は、靴底形状に形成される略同一形状の複数のシート部18a〜18dを積層して4層に形成されているとともに、各シート部18a〜18dは、爪先側となる前端部22又は踵側となる後端端部24で折り返し端部20により接続されている。さらに、中敷き本体14の土踏まず部分より踵側となる踵部分に対応する部分は、さらに一層、足形の一部分である踵部分のみのシート部18eが重ねられている。よって、本実施形態では、中敷き本体14は、靴底形状のシート部18a〜18dが4層重なるとともに、踵部分のみ踵形のシート部18eがさらに重ね合わされており、土踏まず部分より爪先側の部分が4層、土踏まず部分より踵側の部分が5層、となる積層構造となっている。これにより、靴底形状の中敷き本体14の前端部22及び後端端部24は、折り返し端部20となって外部に露出しており、重ね合わせの層がない構造となっている。
中敷き本体14は、畳表シート12の最初の折り返し前の幅(図5上、記号L参照)が、所要の靴の長手方向すなわち爪先側から踵側までの長さと略等しい長さに設定されており、畳表シート12は、爪先側と踵側となる端部で折り返されながら、最初に折り曲げるシート部が内側に巻き込まれるように、順次巻き込み状に折り込まれて複数層の重畳体を形成している。図5に示すように、中敷き本体14の複数層に重畳される畳表シート12を展開した状態では、各層のシート部18a〜18dは、靴底形状のつま先端どうし又は踵端どうしを、折り返し端部を形成するように谷折りされる折り返し接続部21で一体的に接続され、さらにシート部18eは靴底形状の中敷き本体14の後端部24で折り返された折り返し端部20で一体的に接続されている。なお、図5の展開図は、模式図であり、実際に製作する際は、各シート部18a〜18eや折り返し端部20の長さや形状等は、折り重ねられる内側のシート部の厚み等に応じて変形したり、折り曲げピッチを適宜設定することとしてもよい。
縫合部16は、畳表シート12を上述のように巻き込み状に折り返して成形した中敷き本体14の外側内縁部を糸で縫合して、該中敷き本体14を一体化すなわち積層されたシート部どうしを固定させる固定手段である。縫合部16は、中敷き本体14の外形内縁部の全部又は一部を縫合するようにしてもよい。本実施形態では、縫合部16は、成形した中敷き本体14の折り返し端部となる靴底形状の前端部22と後端部24を除く中敷き本体14の外形内縁部をミシン等によってかがり縫いして縫着されている。図1、図2上の中敷き本体14の側面にあらわれるジクザグの直線は、かがり縫いによって複数層に重ね合わさる畳表シート(シート部18a〜18e)の外縁をくくるようにかかる縫い糸を示している。なお、折り返し端部となる前端部22と後端部24を縫って全周を縫合することとしてもよい。さらに、上述のように同一方向に周回するように折り返されていく畳表シート12の(シート部18eの)最後端部26は中敷き本体14の土踏まず部分で最上層に積層された畳表シート(シート部18d)の上に設定されているので、該最後端部26が積層された畳表シート12に対して、第2の縫合部28によってジグザグ縫い等されて縫合されて接合されている。
本実施形態にかかる靴の中敷き10を製造する際には、例えば、図6(a)に示すように、い草織機で通常の畳表を織るようにして、矩形状の元畳表シートBSを形成する。所要の靴の長手方向の長さ(L)にあわせて、例えば、図上の点線に沿って谷折りしながら矩形状の元畳表シートBSを同一方向に周回するように折り返していき、複数層(図6の例では、4層)に重ね合わせ、さらに、端部を一部分だけ重ね合わせて、図6(b)に示すように、最終的に折り畳み後の元畳表シートBSの前後方向長さが所要の靴のサイズの靴底の長手方向長さと略同じ程度となるに設定される。例えば、靴のサイズが26cmのサイズの靴にあわせた中敷きを製造する場合には、最初の折り込み幅Lを26cm程度(又はやや小さめ)に設定し、最初の折り込み幅に合わせて全体が重なるように内側に巻き込みながら折り込まれ、折り畳み後の前後長さが略26cm程度になるように設定される。なお、図6上では、4つの折り込みピッチは同じ幅としているが、重なる厚み等を考慮して折り込みピッチを適宜設定してもよい。元畳表シートBSを折り返す際には、折り曲げした部分を水蒸気等で水分を付与して軟らかくした状態で加圧し、その後乾燥することにより、畳表シートに折り込んだい草等が折れたりすることなく、きれいに確実に折り曲げることができる。次に、図6(c)に示すように、カッター等の切断手段により、折り畳まれた元畳表シートBSから靴底形状に合わせて切断して、図6(d)に示すように、畳表シート12を重ね合わせた中敷き本体14を得る。中敷き本体14の左右の外形内縁部と、畳表シートの最後端部26をミシン等でそれぞれ縫合して、縫合部16、第2縫合部28で一体化させ、図1に示すような靴の中敷き10が完成される。なお、中敷き本体14は、中敷きを靴内に挿入して使用する際に、複数層に積層された畳表シートの端部縁からの通気性ひいては靴内の防湿機能等を阻害しないように畳表シートの縁端部を塞がないような状態で縫合部16により縫合する方が好ましい。また、重畳される各シート部の層の数は、任意でよく、例えば、2層、3層、5層以上に形成してもよい。
本実施形態の靴の中敷き10を靴の中に挿入して使用すると、天然素材である畳表シートを複数層に重ね合わせたものであるので、い草による防臭作用、防虫作用、防湿作用等が期待できる。さらに、靴底からの冷えを軽減できるうえ、クッション性があることから、飲食店や店舗、工場等での立ち仕事や、歩いたり、運動したりする際に身体の負荷や疲れの軽減を期待できる。また、素材が畳表であるので、廃棄する際の環境負荷も小さい。特に、本実施形態の靴の中敷き10は、一つの畳表シート12を同一方向に周回するように巻き込み状に折り返して、靴底形状の中敷き本体14の前端部22と後端部24に折り返し端部20が形成されていることにより、単に複数のシートを積層した構造のものと比較して耐久性が高く、長期間使用することができ、実用性の高い靴の中敷きを提供することができる。なお、中敷き本体14は、畳表シート12の最後端部26を上面すなわち足に接触する側として使用してもよいし、逆に下面すなわち靴の中底に接触する側として使用してもよい。
以上説明した本考案の靴の中敷きは、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の靴の中敷きは、例えば、革靴、運動靴、安全靴、作業靴、長靴、ブーツ等、その他種々の履物に好適に利用できる。
10 靴の中敷き
12 畳表シート
14 中敷き本体
16 縫合部
20 折り返し端部
22 前端部
24 後端部
26 畳表シートの最終後端

Claims (4)

  1. 畳表シートを複数層に重畳して平面視靴底形状に成形した中敷き本体と、
    該成形した中敷き本体の外形内縁部の全部又は一部を縫合して中敷き本体を一体化させる縫合部と、を備え、
    中敷き本体は、畳表シートを所要幅で同一方向に周回するように折り返して複数層に重ね合わせた重畳体を成形してなることを特徴とする靴の中敷き。
  2. 畳表シートの最初の折り返し前の幅が所要の靴の長手方向の長さと略等しい長さに設定されていることを特徴とする請求項1記載の靴の中敷き。
  3. 縫合部は、成形した中敷き本体の折り返し端部となる靴底形状の前端部と後端部を除く中敷き本体の外形内縁部であることを特徴とする請求項1又は2記載の靴の中敷き。
  4. 畳表シートの最後端部は、靴の踵側で折り返して中敷き本体の土踏まず部分で最上層の積層畳表シートに接合されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の靴の中敷き。
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