JP3210294B2 - 多極式配線用遮断器 - Google Patents

多極式配線用遮断器

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JP3210294B2
JP3210294B2 JP36664298A JP36664298A JP3210294B2 JP 3210294 B2 JP3210294 B2 JP 3210294B2 JP 36664298 A JP36664298 A JP 36664298A JP 36664298 A JP36664298 A JP 36664298A JP 3210294 B2 JP3210294 B2 JP 3210294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数極の接点を同
時に開閉するための複数のフィンガを備えた多極式配線
用遮断器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多極式配線用遮断器は、絶縁性のクロス
バーに複数のフィンガを取り付け、引き外し機構を備え
たリンク機構によりこのクロスバーを駆動して、複数の
フィンガを同時に開閉できる構造となっている。
【0003】ところが従来の多極式配線用遮断器は、図
5に示すようにリンク機構の下リンク1とフィンガ2と
を共通の連結ピン3によりクロスバー4に連結していた
ため下リンク1とフィンガ2とが電気的に導通状態とな
っている。このため、フィンガ2が固定接点5と接触し
ているオン状態では、フィンガ2が連結ピン3を介して
リンク機構と電気的につながり、メカニズム部の全体が
充電部となっていた。
【0004】また従来の多極式配線用遮断器は、フィン
ガ2が開かれるオフ又はトリップ時には、図5に示すよ
うにフィンガ2をフレーム7のピン8により受け止める
構造となっていた。このため、多極式配線用遮断器が逆
接続された場合には、電源側に接続されたフィンガ2と
フレーム7が電気的につながり、フレーム7に取り付け
られたメカニズム部の全体が充電部となっていた。
【0005】上記のようにメカニズム部が充電部となる
と、万一ハンドルが折れてハンドルレバーが露出した場
合には、感電の可能性がある。IEC規格ではハンドル
を二重絶縁することが求められており、この規格を満た
すためには絶縁用の部品を新設するなどの対策が必要で
あり、コストアップの要因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した問題
点を解決し、オン、オフ、トリップのいずれの状態にお
いても部品数を増加させることなくメカニズム部を非充
電部とし、ハンドルの二重絶縁を可能とした多極式配線
用遮断器を提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の多極式配線用遮断器は、リンク機
構の下リンクにより駆動されるクロスバーに複数のフィ
ンガを取り付けた多極式配線用遮断器において、クロス
バーに対して下リンクとフィンガを別個に取り付けると
ともに、オフ時にはリンク機構の一部をクレドルで受け
止め、トリップ時にはリンク機構の一部をフレームで受
け止める構造とすることにより、フィンガとフレームの
接触を防止したことを特徴とするものである。
【0008】本発明の多極式配線用遮断器は、クロスバ
ーに対して下リンクとフィンガを別個に取り付けたので
下リンクとフィンガとが電気的に非導通となり、フィン
ガが固定接点と接触しているオン状態でもリンク機構を
含むメカニズム部及びハンドルレバーが充電部となるこ
とはない。またオフ時にはリンク機構の一部をクレドル
で受け止め、トリップ時にはリンク機構の一部をフレー
ムで受け止める構造とすることにより、フィンガとフレ
ームの接触を防止したので、逆接続によりフィンガが充
電部となっていても、フレームやメカニズム部が充電部
となることはない。従って別の絶縁部材を設けなくて
も、ハンドルの二重絶縁が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しつつ説明する。図1において、10は
フレーム、11は先端に可動接点12を備えたフィンガ
である。13は上リンク14と下リンク15とを備えた
リンク機構であり、ハンドルレバー16と連動してフィ
ンガ11を動かし、固定接点17との間で回路を開閉す
ることは従来のものと同様である。なおハンドルレバー
16の上部にはハンドル23が設けられている。
【0010】多極式配線用遮断器では、複数本のフィン
ガ11を下リンク15により同時に開閉するために、図
2に示すようなクロスバー18が組み込まれている。各
フィンガ11は絶縁性のクロスバー18に形成された凹
部内にそれぞれ単独で取り付けられている。従来は下リ
ンク15をクロスバー18に連結するための連結ピンを
利用して各フィンガ11の取付けを行っていたのである
が、本発明では図2に示すように下リンク15の下端を
クロスバー18に連結する連結ピン19はフィンガ11
とは独立しており、各フィンガ11と下リンク15とは
電気的に絶縁されている。
【0011】従って、図1に示すようにフィンガ11の
可動接点12が固定接点17と接触するオン状態におい
ても、絶縁性のクロスバー18により下リンク15やこ
れにつながるハンドルレバー16及びメカニズム部は絶
縁されて非充電部となる。従って万一ハンドル23が折
れてハンドルレバー16が露出しても感電事故を招くこ
とがなく、ハンドルの二重絶縁の要求を満たすことがで
きることとなる。
【0012】次にオフ状態では、ハンドル13と連動す
るリンク機構13の下リンク15によりクロスバー18
を回動させ、これと同時にフィンガ11も回動させられ
て図3のように回路が遮断されることとなる。従来はフ
レームのピンによりフィンガ11を受け止めていたので
あるが、本発明ではリンク機構13の一部をクレドル2
0で受け止めることにより、フィンガ11とフレーム1
0との接触を防止する構造となっている。
【0013】即ちこの実施形態では、図3中に拡大して
示したようにハンドル23のオフ操作に伴って引き上げ
られる下リンク15の上端を、クレドル20の端面で受
け止める構造としてある。クレドル20はオン、オフ状
態では停止したままであるから、下リンク15の上端を
受け止めることができる。このためフィンガ11とフレ
ーム10とはオフ状態では接触することがなく、仮に逆
接続によりフィンガ11が充電部となっている場合に
も、フレーム10やそれに内蔵されるメカニズム部は非
充電部となる。従って万一ハンドル23が折れてハンド
ルレバー16が露出しても感電事故を招くことがなく、
ハンドルの二重絶縁の要求を満たすことができることと
なる。
【0014】次にトリップ状態では、クレドル20は上
方に跳ね上がり上方に移動する下リンク15の上端を受
け止めることはできない。しかしこの実施形態では、上
リンク14と下リンク15とのリンク連結ピン21の長
さをフレーム10の幅と同じとしておき、トリップ時に
は図4に示すようにフレーム10に形成した切り欠き部
22の端面でこのリンク連結ピン21を受け止める。こ
のため、トリップ状態でもフィンガ11とフレーム10
とは接触することがなく、仮に逆接続によりフィンガ1
1が充電部となっている場合にも、フレーム10やそれ
に内蔵されるメカニズム部は非充電部となる。従って万
一ハンドル23が折れてハンドルレバー16が露出して
も感電事故を招くことがなく、ハンドルの二重絶縁の要
求を満たすことができることとなる。
【0015】
【発明の効果】このように、本発明の多極式配線用遮断
器はオン、オフ、トリップの何れの状態においてもメカ
ニズム部を非充電部とすることができ、ハンドルの二重
絶縁の要求を満たすことができる。しかもそのために特
別な絶縁部材を設ける必要もなく、組み立て工程等も従
来とほとんど同じでよいから、コスト増加を招かない利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多極式配線用遮断器のオン状態を示す
図であり、(A) は正面図、(B) は側面図である。
【図2】クロスバーの斜視図である。
【図3】本発明の多極式配線用遮断器のオフ状態を示す
図であり、(A) は正面図、(B) は側面図である。
【図4】本発明の多極式配線用遮断器のトリップ状態を
示す図であり、(A) は正面図、(B) は側面図である。
【図5】従来の多極式配線用遮断器のトリップ状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 下リンク 2 フィンガ 3 連結ピン 4 クロスバー 5 固定接点 7 フレーム 8 ピン 10 フレーム 11 フィンガ 12 可動接点 13 リンク機構 14 上リンク 15 下リンク 16 ハンドルレバー 17 固定接点 18 クロスバー 19 連結ピン 20 クレドル 21 リンク連結ピン 22 切り欠き部 23 ハンドル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンク機構の下リンクにより駆動される
    クロスバーに複数のフィンガを取り付けた多極式配線用
    遮断器において、クロスバーに対して下リンクとフィン
    ガを別個に取り付けるとともに、オフ時にはリンク機構
    の一部をクレドルで受け止め、トリップ時にはリンク機
    構の一部をフレームで受け止める構造とすることによ
    り、フィンガとフレームの接触を防止したことを特徴と
    する多極式配線用遮断器。
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