JP3209938B2 - 発光素子の保護装置及び発光素子の保護方法 - Google Patents

発光素子の保護装置及び発光素子の保護方法

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JP3209938B2
JP3209938B2 JP259897A JP259897A JP3209938B2 JP 3209938 B2 JP3209938 B2 JP 3209938B2 JP 259897 A JP259897 A JP 259897A JP 259897 A JP259897 A JP 259897A JP 3209938 B2 JP3209938 B2 JP 3209938B2
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    • H05B45/30Driver circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子の保護装
置及び発光素子の保護方法に関し、特に、過電流による
発光ダイオードの破壊を防止する場合などに適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発光ダイオードを用いた光通信に
より、パーソナルコンピュータとパーソナルコンピュー
タとの間の通信、パーソナルコンピュータと携帯電話と
の間の通信、パーソナルコンピュータとプリンタとの間
の通信などが行われている。ここで、発光ダイオードを
連続発光させる場合、発光ダイオードに流すことが可能
な電流値は20〜50mA程度であるが、所定値以上の
光強度を必要とする光通信などの分野では、発光ダイオ
ードに500mA程度の電流を瞬間的に流し、発光ダイ
オードをパルス発光させて使用することにより、必要な
光強度を確保するようにしている。例えば、IRDA
(インフラレッドデータアソシエーション:赤外線通信
協会)規格品がある。
【0003】一方、パーソナルコンピュータによる光通
信に発光ダイオードを用いる場合、発光ダイオードの制
御を行うコントロールLSIをRS232C併用にした
ものがあった。ここで、RS232Cではデフォルト値
がハイレベルとなっており、IR通信ではデフォルト値
がロウレベルとなっている。このため、電源パワーON
の時、リセット期間中、コントロールLSIの切り換え
期間中などでは、発光ダイオードに連続発光信号が送ら
れ、発光ダイオードに50mA程度以上の電流が長時間
(500ms以上)に渡って流れ、発光ダイオードが破
壊することがあった。
【0004】図19は、従来の光通信に用いられる赤外
線モジュールの構成を示す回路図である。図19におい
て、VCCは電源電圧であり、通常その値は5Vに設定
される。R11は抵抗器であり、通常その値は数Ωに設
定される。LED6は発光ダイオード、TR6はNPN
バイポーラトランジスタ、71はバッファである。
【0005】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R6のコレクタ端子には、発光ダイオードLED6のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR6のベース端子には、TXD(送信トランスミット
データ)信号入力端子がバッファ71を介して接続さ
れ、NPNバイポーラトランジスタTR6のエミッタ端
子には、接地端子が接続されている。発光ダイオードL
ED6のアノード端子には、抵抗器R11を介して電源
電圧VCCが接続されている。
【0006】TXD信号がNPNバイポーラトランジス
タTR6に入力すると、TXD信号がハイレベルの時に
NPNバイポーラトランジスタTR6がオン状態とな
る。この結果、発光ダイオードLED6に300mA〜
450mA程度の電流IL が流れ、発光ダイオードLE
D6から赤外光が出射される。
【0007】図20は、図19の赤外線モジュールの動
作を示すタイミングチャートである。図20(a)に示
すように、送信期間中のTXD信号はパルス信号であ
り、TXD信号のパルス動作に対応して、NPNバイポ
ーラトランジスタTR6がオン状態とオフ状態とを繰り
返す。この結果、図20(b)に示すように、電流IL
が発光ダイオードLED6にパルス的に流れ、発光ダイ
オードLED6はパルス発光を行う。
【0008】送信期間からリセット期間に変わると、T
XD信号はハイレベルとなり、NPNバイポーラトラン
ジスタTR6はオン状態を維持する。この結果、300
mA〜450mA程度の電流IL が発光ダイオードLE
D6に連続的に流れ、発光ダイオードLED6は連続発
光を行うため、連続発光の途中で破壊する。
【0009】このように、発光ダイオードLED6に規
格値以上の電流を流して発光ダイオードLED6をパル
ス発光させる方法は、発光ダイオードLED6を破壊す
る危険があるため、従来から様々な発光ダイオードの保
護方法が提案されている。
【0010】図21は、従来の発光ダイオードの保護方
法の一例を示す回路図である。図21において、VCC
は電源電圧であり、通常その値は5Vに設定される。R
12、R13は抵抗器であり、抵抗器R12の値は通常
数Ωに設定される。81は微分回路、LED7は発光ダ
イオード、TR7はNPNバイポーラトランジスタ、C
5はキャパシタである。
【0011】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R7のコレクタ端子には、発光ダイオードLED7のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR7のベース端子には、TXD(送信トランスミット
データ)信号入力端子が微分回路81を介して接続さ
れ、NPNバイポーラトランジスタTR7のエミッタ端
子には、接地端子が接続されている。発光ダイオードL
ED7のアノード端子には、抵抗器R12を介して電源
電圧VCCが接続されている。
【0012】微分回路81は、キャパシタC5と抵抗器
R13とにより構成され、TXD信号入力端子とNPN
バイポーラトランジスタTR7のベース端子との間にキ
ャパシタC5が接続され、NPNバイポーラトランジス
タTR7のベース端子と接地端子との間に抵抗器R13
が接続されている。
【0013】TXD信号は、微分回路81により直流成
分が除去されてから、NPNバイポーラトランジスタT
R7に入力する。この結果、NPNバイポーラトランジ
スタTR6のオン状態となっている時間が、微分回路8
1の時定数に基づいて制限され、発光ダイオードLED
7の破壊が防止される。
【0014】図22は、図21の赤外線モジュールの動
作を示すタイミングチャートである。ここで、発光ダイ
オードLED7を連続発光させた場合、発光ダイオード
LED7が破壊する前に、NPNバイポーラトランジス
タTR7への入力信号がNPNバイポーラトランジスタ
TR7のしきい値電圧Vthに達するように、微分回路
81の時定数を設定する。
【0015】図22(a)に示すように、送信期間中の
TXD信号による情報送信速度は2.4kbps〜4M
bps(bit per second)程度である。
このため、図22(b)に示すように、微分回路81を
通過した送信期間中のTXD信号は、NPNバイポーラ
トランジスタTR7にほぼそのまま入力され、TXD信
号のパルス動作に対応して、NPNバイポーラトランジ
スタTR7がオン状態とオフ状態とを繰り返す。この結
果、図22(c)に示すように、電流IL が発光ダイオ
ードLED7にパルス的に流れ、発光ダイオードLED
7はパルス発光を行う。
【0016】送信期間からリセット期間に変わると、T
XD信号はハイレベルとなり、NPNバイポーラトラン
ジスタTR7はオン状態を維持する。ここで、TXD信
号が微分回路81を通過することにより、NPNバイポ
ーラトランジスタTR7への入力信号のレベルは微分回
路81の時定数に基づいて低下する。そして、NPNバ
イポーラトランジスタTR7への入力信号のレベルがN
PNバイポーラトランジスタTR7のしきい値電圧Vt
hに達した時に、NPNバイポーラトランジスタTR7
はオン状態からオフ状態に変化し、発光ダイオードLE
D7に流れる電流IL が遮断されるので、発光ダイオー
ドLED7は発光を停止する。
【0017】また、特開昭56−2679号公報や特開
昭58−50785号公報に記載されているように、発
光ダイオードの通電時間を検出し、発光ダイオードの通
電時間が所定値に達した時に発光ダイオードに流れる電
流を遮断することにより、発光ダイオードを保護する方
法もあった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示した発光ダイオードの保護方法は、図22のリセッ
ト期間が終了してTXD信号がオン状態からオフ状態に
変化する時に、NPNバイポーラトランジスタTR7へ
の入力信号にアンダーシュートが発生することがあっ
た。このため、NPNバイポーラトランジスタTR7の
逆方向耐圧を確保する必要があり、アンダーシュートが
NPNバイポーラトランジスタTR7の逆方向耐圧を越
えると、NPNバイポーラトランジスタTR7が破壊さ
れることがあった。
【0019】また、発光ダイオードの通電時間を検出し
て発光ダイオードを保護する方法は、発光ダイオードに
流れる電流の大きさが変化しても、発光ダイオードに流
れる電流が遮断されるまでの時間は一定であり、発光ダ
イオードに流れる電流の大きさに応じて、発光ダイオー
ドに流れる電流が遮断されるまでの時間を変化させるこ
とができなかった。
【0020】そのため、発光ダイオードの通電時間を検
出し、発光ダイオードの通電時間が所定値に達した時に
発光ダイオードに流れる電流を遮断する方法では、サー
ジ電流が発光ダイオードに瞬間的に流れた時は、発光ダ
イオードが破壊することがあった。
【0021】そこで、本発明の目的は、発光素子の保護
の信頼性を向上することが可能な発光素子の保護装置及
び発光素子の保護方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によれば、光検出手段による検出信号に
基づいて、発光手段を駆動する駆動手段を制御するよう
にしている。
【0023】このことにより、発光手段から出射された
光に基づいて、発光手段への駆動入力を制御することが
可能となり、発光手段から光が所定時間以上に渡って出
射された時に、発光手段の発光動作を停止させることが
でき、過電流による発光素子の破壊を防止することがで
きる。
【0024】また、本発明の一態様によれば、光検出手
段による検出信号の積分結果が所定値に達した時に、駆
動手段による発光手段の駆動を解除するようにしてい
る。このことにより、発光素子の通電時間と発光素子に
流れる電流の大きさとに基づいて、発光素子に流れてい
る電流を遮断することができる。このため、発光手段か
ら強い光が出射された時でも、強い光の場合は短時間の
うちに検出信号の積分結果が所定値に達するので、発光
手段の発光動作を短時間のうちに停止させることがで
き、発光素子の保護の信頼性を向上することが可能とな
る。
【0025】また、本発明の一態様によれば、フォトダ
イオードまたはフォトトランジスタからの光電流をCR
回路により積分し、CR回路による積分値が所定値に達
した時から所定時間の経過の間、発光ダイオードを駆動
するトランジスタへの入力信号を遮断するようにしてい
る。
【0026】このことにより、CR回路による積分値が
所定値に達した時から所定時間の経過の間、発光ダイオ
ードを駆動するトランジスタへの入力信号を遮断するこ
とができ、発光ダイオードの発光を停止させることが可
能となるので、発光ダイオードを過電流による破壊から
防止することができる。また、発光ダイオードの発光が
停止すると、フォトダイオードまたはフォトトランジス
タからの光電流がCR回路に流れなくなるので、CR回
路のキャパシタに蓄積されている電荷がCR回路の抵抗
を介して放電され、発光ダイオードをトランジスタで再
び駆動することが可能となる。
【0027】また、本発明の一態様によれば、CR回路
による積分値をインバータに入力してインバータをオン
/オフさせ、そのインバータからの出力の積分値が所定
値以上に達している時に、トランジスタによる発光ダイ
オードを遮断するようにしている。
【0028】このことにより、発光ダイオードの発光が
停止している時間を任意に設定することができ、トラン
ジスタへの入力信号が送信データの時は、その送信デー
タを正常に伝送することが可能となり、トランジスタへ
の入力信号がハイレベルの直流信号の時は、その直流信
号がパルス信号に変換され、ハイレベルの直流信号によ
る発光ダイオードの破壊を防止することが可能となる。
【0029】また、本発明の一態様によれば、温度検出
手段による検出信号に基づいて、発光手段を駆動する駆
動手段を制御するようにしている。このことにより、発
光手段の温度に基づいて、発光手段への駆動入力を制御
することが可能となる。このため、ハイレベルの電流が
発光手段に所定時間以上に渡って流れ、発光手段から光
が所定時間以上に渡って出射された時、発光手段の温度
は通常の温度範囲を越えて上昇するので、発光手段の温
度を検出することにより、発光手段に過電流が流れたこ
とを判断することができ、過電流による発光素子の破壊
を防止することができる。
【0030】また、本発明の一態様によれば、サーミス
タの電圧値が所定値に達したかどうかをコンパレータで
判定することにより、発光手段に過電流が流れたことを
判断するようにしている。
【0031】このことにより、発光手段の温度変化を高
感度に検出することができ、発光素子の保護の信頼性を
向上することができる。また、本発明の一態様によれ
ば、IC化温度センサからの出力値に基づいて、発光手
段に過電流が流れたことを判断するようにしている。
【0032】このことにより、発光手段の温度変化を検
出する場合、回路を簡素化することができる。また、I
C化温度センサは、P−N接合の順方向エネルギ・ギャ
ップの変化により温度を検出しているため、トランジス
タや発光ダイオードなどとの集積化が容易になり、小型
軽量化が可能となるとともに量産性もよくなる。
【0033】また、本発明の一態様によれば、所定のパ
ルス幅を有する入力信号をそのまま通過させ、前記所定
のパルス幅より大きなパルス幅を有する入力信号を前記
所定のパルス幅の信号に変換してから、駆動手段に供給
するようにしている。
【0034】このことにより、駆動手段への入力信号が
送信データの時は、その送信データをそのまま光伝送す
ることが可能となるとともに、駆動手段への入力信号が
直流信号の時は、その直流信号がパルス信号に変換され
るので、ハイレベルの直流信号による発光手段の破壊を
防止することができる。
【0035】また、本発明の一態様によれば、パルス制
御手段は、モノステーブル回路である。このことによ
り、簡単な回路構成で過電流による発光素子の破壊を防
止することが可能となる。また、トランジスタや発光ダ
イオードなどとの集積化が容易になり、小型軽量化が可
能となるとともに量産性もよくなる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による発光
素子の保護装置について図面を参照しながら説明する。
【0037】図1は、本発明の第1実施例に係わる発光
素子の保護装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、発光手段1は、駆動入力に基づいて発光動作を
行うものであり、例えば、発光ダイオードやレーザーダ
イオードなどである。
【0038】駆動手段2は、発光手段1に駆動入力を供
給して発光手段1を駆動するものであり、例えば、バイ
ポーラトランジスタや電界効果トランジスタなどであ
る。光検出手段3は、発光手段1により出射された光を
検出するものであり、例えば、フォトトランジスタやフ
ォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどで
ある。
【0039】制御手段4は、光検出手段3による検出信
号に基づいて、駆動手段2を制御するものである。例え
ば、制御手段4は、光検出手段3からの検出信号が所定
値以上である時、駆動手段2による発光手段1の駆動を
停止するように構成することができる。また、光検出手
段3から所定値以上の検出信号が所定時間以上に渡って
送られてきた時、駆動手段2による発光手段1の駆動を
停止するように構成してもよい。さらに、光検出手段3
からの検出信号の積分値が所定値以上に達した時、駆動
手段2による発光手段1の駆動を停止するように構成す
ることもできる。
【0040】光検出手段3は、駆動手段2が発光手段1
を駆動することにより発光手段1から出射された光を検
出する。この光検出手段3により検出された検出信号
は、制御手段4に送られる。制御手段4は、例えば、光
検出手段3からの検出信号が所定時間以上に渡って送ら
れてきた時、駆動手段2による発光手段1の駆動を停止
する。
【0041】このことにより、発光手段1から光が所定
時間以上に渡って出射された時に、発光手段1の発光動
作を停止させることができ、過電流による発光手段1の
破壊を防止することができる。
【0042】図2は、図1の制御手段4の構成の一例を
示すブロック図である。図2において、積分手段5は光
検出手段1による検出信号を積分し、判定手段6は積分
手段5による積分結果が所定値に達したかどうかを判定
し、解除手段7は判定手段6による判定結果に基づい
て、駆動手段2による発光手段1の駆動を解除する。
【0043】光検出手段3は、駆動手段2が発光手段1
を駆動することにより発光手段1から出射された光を検
出する。この光検出手段3により検出された検出信号
は、積分手段5に送られる。積分手段5は光検出手段3
からの検出信号を積分し、積分手段5による積分結果が
所定値に達したと判定手段6が判定した時に、解除手段
7は駆動手段2による発光手段1の駆動を停止し、発光
手段1の発光を停止させる。
【0044】このように、光検出手段3により検出され
た検出信号を積分することにより、発光手段1の発光時
間と発光強度とに基づいて、発光手段1に流れている電
流を遮断することができる。このため、発光手段1から
強い光が出射された時でも、強い光の場合は短時間のう
ちに検出信号の積分結果が所定値に達するので、発光手
段1の発光動作を短時間のうちに停止させることができ
る。
【0045】図3は、本発明の第2実施例に係わる発光
素子の保護装置の構成を示すブロック図である。図3に
おいて、VCCは電源電圧であり、通常その値は5Vに
設定される。R1、R2は抵抗器であり、抵抗器R1の
値は通常数Ωに設定され、抵抗器R2の値は5kΩ程度
に設定される。C1、C2はキャパシタであり、キャパ
シタC1の値は40nF程度に設定され、キャパシタC
2の値は2μF程度に設定される。LED1は発光ダイ
オード、TR1は発光ダイオードLED1を駆動するN
PNバイポーラトランジスタ、PD1は発光ダイオード
LED1からの赤外光を検出するフォトダイオード、I
N1、IN2、IN3はインバータ、AND1はアンド
回路である。
【0046】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R1のコレクタ端子には、発光ダイオードLED1のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR1のベース端子には、アンド回路AND1の出力端
子が接続され、NPNバイポーラトランジスタTR1の
エミッタ端子には、接地端子が接続されている。発光ダ
イオードLED1のアノード端子には、抵抗器R1を介
して電源電圧VCCが接続されている。
【0047】抵抗器R2とキャパシタC1とは並列接続
されてRC回路を構成し、RC回路の一端には、フォト
ダイオードPD1のアノード端子及びインバータIN1
の入力端子が接続されている。RC回路の他端には、接
地端子が接続され、フォトダイオードPD1のカソード
端子には、電源電圧VDDが接続されている。
【0048】インバータIN1、IN2、IN3は直列
に接続され、インバータIN2とインバータIN3との
間には、接地されたキャパシタC2が接続されている。
アンド回路AND1の第1入力端子には、インバータI
N3の出力端子が接続され、アンド回路AND1の第2
入力端子には、TXD信号の入力端子が接続されてい
る。
【0049】TXD信号がアンド回路AND1に入力さ
れる前は発光ダイオードLED1は光っていないので、
フォトダイオードPD1に光電流IP が流れず、キャパ
シタC1の電圧VC1は0になっている。このため、キ
ャパシタC2の電圧VC2も0に維持され、キャパシタ
C2の電圧VC2の電圧レベルがインバータIN3で反
転することにより、アンド回路AND1の第1入力端子
のB1点の電位はハイレベルとなっている。
【0050】この状態で、TXD信号がアンド回路AN
D1に入力されると、TXD信号はアンド回路AND1
をそのまま通過し、アンド回路AND1の出力端子のD
1点の電位はTXD信号に対応した値になる。
【0051】この結果、アンド回路AND1を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R1のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR1がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED1に300mA
〜450mA程度の電流IL1が流れ、発光ダイオードL
ED1から赤外光が出射される。
【0052】発光ダイオードLED1から出射された赤
外光の一部は、フォトダイオードPD1に入射し、フォ
トダイオードPD1に光電流IP が流れる。この光電流
Pは、抵抗器R2とキャパシタC1とから構成されて
いるRC回路に流れ、キャパシタC1に電荷が蓄積され
る。キャパシタC1に蓄積された電荷によって、キャパ
シタC1には電圧VC1が発生し、電圧VC1はインバ
ータIN1に入力される。
【0053】発光ダイオードLED1から赤外光が所定
時間以上に渡って出射され、電圧VC1がしきい値電圧
Vth1に達すると、インバータIN1の出力電圧はハ
イレベルからロウレベルに変化し、インバータIN1は
ロウレベルの電圧をインバータIN2に出力する。イン
バータIN1からインバータIN2にロウレベルの電圧
が入力されると、インバータIN2の出力電圧はロウレ
ベルからハイレベルに変化し、インバータIN2はハイ
レベルの電圧をキャパシタC2に出力する。
【0054】このため、キャパシタC2の容量とインバ
ータIN2の出力インピーダンスとによって決まる電流
がキャパシタC2に流れ、キャパシタC2に電荷が蓄積
される。そして、キャパシタC2に蓄積された電荷によ
って、キャパシタC2には電圧VC2が発生し、電圧V
C2はインバータIN3に入力される。
【0055】電圧VC2がしきい値電圧Vth2に達す
ると、インバータIN3の出力電圧はハイレベルからロ
ウレベルに変化し、インバータIN3はロウレベルの電
圧をアンド回路AND1に出力する。アンド回路AND
1は、インバータIN3からロウレベルの電圧が入力さ
れると、TXD信号がアンド回路AND1を通過するこ
とを阻止する。
【0056】TXD信号がアンド回路AND1で阻止さ
れた結果、TXD信号がNPNバイポーラトランジスタ
TR1に伝わらなくなると、NPNバイポーラトランジ
スタTR1の入力信号はロウレベルとなり、電流IL1
発光ダイオードLED1に流れなくなるので、発光ダイ
オードLED1は発光を停止する。
【0057】以下同様に、TXD信号がハイレベルとな
っている間、発光ダイオードLED1の発光のオン/オ
フが繰り返され、発光ダイオードLED1を過電流によ
る破壊から防止することができる。
【0058】図4は、図3の発光素子の保護装置の動作
を示す真理値表である。図4において、TXD信号の論
理値が“1”の場合、B1点の電位レベルはパルス状と
なる。このため、D1点の電位レベルもパルス状とな
り、発光ダイオードLED1はオン/オフを繰り返す。
TXD信号の論理値が“0”の場合、B1点の論理値は
“1”、D1点の論理値は“0”となり、発光ダイオー
ドLED1はオフとなる。
【0059】図5は、図3の発光素子の保護装置の動作
を示すタイミングチャートである。ここで、TXD信号
が長時間に渡ってハイレベルとなった場合、発光ダイオ
ードLED1が破壊する前に、アンド回路AND1の出
力がロウレベルとなり、且つ、データ送信期間中のTX
D信号はアンド回路AND1を正常に通過できるよう
に、CR回路の時定数を設定する。
【0060】例えば、データ送信期間中のTXD信号に
よる情報送信速度は、2.4kbps〜4Mbps程度
であり、デューティー比が最大20%程度であるとする
と、抵抗器R2とキャパシタC1とから構成されている
CR回路の時定数を100μS程度に設定する。また、
例えば、インバータIN2の出力インピーダンスとキャ
パシタC2とから構成されている積分回路の時定数を5
0μS程度に設定する。
【0061】さらに、インバータIN1、IN2、IN
3のロウレベルの電圧を0Vに設定し、インバータIN
1、IN2、IN3のハイレベルの電圧を5Vに設定
し、インバータIN1、IN2、IN3がハイレベルか
らロウレベルに変化する時のしきい値電圧を1、5Vに
設定するものとする。
【0062】図5(a)のTXD信号の送信期間中は、
TXD信号はアンド回路AND1を通過し、NPNバイ
ポーラトランジスタTR1のゲート端子にそのまま入力
される。そして、NPNバイポーラトランジスタTR1
は、TXD信号のパルス動作に対応して、オン状態とオ
フ状態とを繰り返す。この結果、図5(b)に示すよう
に、電流IL1が発光ダイオードLED1にパルス的に流
れ、発光ダイオードLED1はパルス発光を行う。
【0063】発光ダイオードLED1からの赤外光の一
部はフォトダイオードPD1に入射し、発光ダイオード
LED1のパルス発光に対応して、図5(c)の光電流
PがフォトダイオードPD1にパルス的に流れる。こ
の光電流IP は、抵抗器R2とキャパシタC1とから構
成されているRC回路に流れ、キャパシタC1に電荷が
蓄積される。キャパシタC1に蓄積された電荷によっ
て、キャパシタC1には電圧VC1が発生し、電圧VC
1はインバータIN1に入力される。
【0064】ここで、キャパシタC1に蓄積された電荷
は抵抗器R2を介して放電するので、光電流IP がオフ
すると、キャパシタC1の電圧VC1は下がり始め、所
定時間の経過の後に0Vとなる。このため、キャパシタ
C1の電荷は、図5(d)に示すように、光電流IP
オン/オフに対応して充放電を繰り返すので、図5
(a)のTXD信号の送信期間中に、キャパシタC1の
電圧VC1がインバータIN1のしきい値電圧Vth1
に達しないように、抵抗器R2とキャパシタC1とから
構成されているRC回路の時定数を設定する。
【0065】この結果、図5(e)に示すように、イン
バータIN1はハイレベルを保持し、インバータIN2
はロウレベルを保持するため、図5(f)のキャパシタ
C2の電圧VC2は0Vを保持する。
【0066】キャパシタC2の電圧VC2が0Vの場
合、図5(g)に示すように、インバータIN3の出力
電圧はハイレベルとなり、アンド回路AND1は、NP
NバイポーラトランジスタTR1のゲート端子にTXD
信号をそのまま伝え続ける。
【0067】送信期間からリセット期間に変わると、図
5(a)に示すように、TXD信号はハイレベルとな
り、NPNバイポーラトランジスタTR1はオン状態を
維持する。このため、図5(b)に示すように、発光ダ
イオードLED1に300mA〜450mA程度の電流
L1が流れ、発光ダイオードLED1から赤外光が出射
される。
【0068】発光ダイオードLED1から出射された赤
外光の一部は、フォトダイオードPD1に入射し、図5
(c)に示すように、フォトダイオードPD1に光電流
Pが流れる。この光電流IP は、抵抗器R2とキャパ
シタC1とから構成されているRC回路に流れ、キャパ
シタC1に電荷が蓄積される。キャパシタC1に蓄積さ
れた電荷によって、図5(d)に示すように、キャパシ
タC1には電圧VC1が発生し、電圧VC1はインバー
タIN1に入力される。
【0069】発光ダイオードLED1から赤外光が所定
時間以上に渡って出射され、電圧VC1がしきい値電圧
Vth1に達すると、インバータIN1の出力電圧はハ
イレベルからロウレベルに変化し、インバータIN1は
ロウレベルの電圧をインバータIN2に出力する(図5
(1))。インバータIN2は、インバータIN1から
ロウレベルの電圧が入力されると、ハイレベルの電圧を
キャパシタC2に出力する(図5(2))。このため、
キャパシタC2の容量値とインバータIN2の出力イン
ピーダンスとによって決まる電流がキャパシタC2に流
れ、キャパシタC2に電荷が蓄積される。キャパシタC
2に蓄積された電荷によって、キャパシタC2には電圧
VC2が発生し、電圧VC2はインバータIN3に入力
される。
【0070】キャパシタC2に電荷が蓄積されて、電圧
VC2がしきい値電圧Vth2に達すると、インバータ
IN3の出力電圧はハイレベルからロウレベルに変化し
(図5(3))、インバータIN3は、ロウレベルの電
圧をアンド回路AND1に出力する。アンド回路AND
1は、インバータIN3からロウレベルの電圧が入力さ
れると、TXD信号がNPNバイポーラトランジスタT
R1のゲート端子に入力することを阻止し、NPNバイ
ポーラトランジスタTR1のゲート端子への入力信号を
ロウレベルに下げる(図5(4))。
【0071】NPNバイポーラトランジスタTR1のゲ
ート端子への入力信号がロウレベルになると、電流IL1
が発光ダイオードLED1に流れなくなるので(図5
(5))、発光ダイオードLED1は発光を停止する。
このため、光電流IP がフォトダイオードPD1に流れ
なくなり(図5(6))、キャパシタC1に蓄積されて
いた電荷が抵抗器R2を介して放電し、キャパシタC1
の電圧VC1が下がり始める(図5(7))。
【0072】そして、キャパシタC1の電圧VC1がし
きい値電圧Vth1に達すると、インバータIN1の出
力電圧はロウレベルからハイレベルに変化し(図5
(8))、インバータIN1はハイレベルの電圧をイン
バータIN2に出力する。インバータIN1からハイレ
ベルの電圧が入力されると、インバータIN2の出力電
圧はハイレベルからロウレベルに変化し、インバータI
N2はロウレベルの電圧をキャパシタC2に出力する
(図5(9))。このため、キャパシタC2に蓄積され
ていた電荷は、インバータIN2を介して放電し、キャ
パシタC2の電圧VC2は下がり始める。
【0073】キャパシタC2の電荷が放電されて、電圧
VC2がしきい値電圧Vth2に達すると、インバータ
IN3の出力電圧はロウレベルからハイレベルに変化し
(図5(10))、インバータIN3はハイレベルの電
圧をアンド回路AND1に出力する。アンド回路AND
1は、インバータIN3からハイレベルの電圧が入力さ
れると、TXD信号をそのまま通過させ、NPNバイポ
ーラトランジスタTR1のゲート端子への入力信号をハ
イレベルにする(図5(11))。
【0074】NPNバイポーラトランジスタTR1のゲ
ート端子への入力信号がハイレベルになると、電流IL1
が発光ダイオードLED1に流れ始め(図5(1
2))、発光ダイオードLED1は発光を再び開始す
る。
【0075】発光ダイオードLED1から出射された赤
外光の一部は、フォトダイオードPD1に入射し、フォ
トダイオードPD1に光電流IP が流れる(図5(1
3))。この光電流IP は、抵抗器R2とキャパシタC
1とから構成されているRC回路に流れ、キャパシタC
1に電荷が蓄積される。キャパシタC1に蓄積される電
荷によって、キャパシタC1の電圧VC1が上昇する
(図5(14))。
【0076】そして、電圧VC1がしきい値電圧Vth
1に達すると、インバータIN1の出力電圧はハイレベ
ルからロウレベルに変化し(図5(15))、インバー
タIN1はロウレベルの電圧をインバータIN2に出力
する。インバータIN1からロウレベルの電圧が入力さ
れると、インバータIN2の出力電圧はロウレベルから
ハイレベルに変化し、インバータIN2はハイレベルの
電圧をキャパシタC2に出力する。
【0077】このため、キャパシタC2の容量とインバ
ータIN2の出力インピーダンスとによって決まる電流
がキャパシタC2に流れ、キャパシタC2の電圧VC2
が上昇する(図5(16))。
【0078】キャパシタC2の電圧VC2が上昇して、
電圧VC2がしきい値電圧Vth2に達すると、インバ
ータIN3の出力電圧はハイレベルからロウレベルに変
化し(図5(17))、インバータIN3はロウレベル
の電圧をアンド回路AND1に出力する。
【0079】アンド回路AND1は、インバータIN3
からロウレベルの電圧が入力されると、TXD信号がN
PNバイポーラトランジスタTR1のゲート端子に入力
することを阻止し、NPNバイポーラトランジスタTR
1のゲート端子への入力信号をロウレベルに下げる(図
5(18))。このため、電流IL1が発光ダイオードL
ED1に流れなくなるので、発光ダイオードLED1は
発光を停止する。
【0080】以下、リセット期間が終了するまで、発光
ダイオードLED1のオン/オフを繰り返し、過電流に
よる破壊から発光ダイオードLED1を保護する。図6
は、本発明の一実施例に係わる発光素子の保護装置をノ
ートパソコンの光通信に適用した例を示す図である。
【0081】図6において、11a、11bはノートパ
ソコン、12a、12bはノートパソコン11a、11
bを制御するCPU、13a、13bは赤外線ユニット
14a、14bを制御するコントロールLSI、14
a、14bはノートパソコン11a、11bの間で光通
信を行う赤外線ユニット、15a、15bは発光素子、
16a、16bは他の発光素子15b、15aからの光
を検出する受光素子、17a、17bは自己の発光素子
15a、15bからの光を検出する受光素子である。
【0082】コントロールLSI13a、13bはCP
U12a、12bにより制御され、コントロールLSI
13a、13bから赤外線ユニット14a、14bにT
XD信号18a、18bが送られると、赤外線ユニット
14a、14bは発光素子15a、15bから赤外光を
出射させる。発光素子15a、15bからの赤外光は、
受光素子16b、16aで検出され、赤外線ユニット1
4b、14aはRXD(受信トランスミットデータ)信
号19b、19aをコントロールLSI13b、13a
に出力する。
【0083】ここで、電源パワーONの時、リセット期
間中、コントロールLSIの切り換え期間中などでは、
コントロールLSI13b、13aから赤外線ユニット
14a、14bに送られるTXD信号がハイレベルとな
り、発光素子15a、15bに50mA程度以上の電流
が流れる。
【0084】この時、赤外線ユニット14a、14b
は、発光素子15a、15bから出射される赤外光を受
光素子17a、17bで監視し、発光素子15a、15
bが所定時間以上に渡って連続発光した場合、発光素子
15a、15bに流れる電流を遮断して、発光素子15
a、15bの発光を停止することにより、発光素子15
a、15bを保護する。
【0085】図7は、本発明の第3実施例に係わる発光
素子の保護装置の構成を示すブロック図である。図7の
実施例は、図3の実施例のフォトダイオードPD1の代
わりにフォトトランジスタFTを用いるようにしたもの
である。
【0086】図7において、VCCは電源電圧であり、
通常その値は5Vに設定される。R3、R4は抵抗器で
あり、抵抗器R3の値は通常数Ωに設定され、抵抗器R
4の値は5kΩ程度に設定される。C3、C4はキャパ
シタであり、キャパシタC3の値は40nF程度に設定
され、キャパシタC4の値は2μF程度に設定される。
LED2は発光ダイオード、TR2は発光ダイオードL
ED2を駆動するNPNバイポーラトランジスタ、FT
は発光ダイオードLED2からの赤外光を検出するフォ
トダイオード、IN4、IN5、IN6はインバータ、
AND2はアンド回路である。
【0087】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R2のコレクタ端子には、発光ダイオードLED2のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR2のベース端子には、アンド回路AND2の出力端
子が接続され、NPNバイポーラトランジスタTR2の
エミッタ端子には、接地端子が接続されている。発光ダ
イオードLED2のアノード端子には、抵抗器R3を介
して電源電圧VCCが接続されている。
【0088】抵抗器R4とキャパシタC3とは並列接続
されてRC回路を構成し、RC回路の一端には、フォト
トランジスタFTのエミッタ端子及びインバータIN4
の入力端子が接続され、RC回路の他端には、接地端子
が接続され、フォトトランジスタFTのコレクタ端子に
は、電源電圧VDDが接続されている。
【0089】インバータIN4、IN5、IN6は直列
に接続され、インバータIN5とインバータIN6との
間には、接地されたキャパシタC4が接続されている。
アンド回路AND2の第1入力端子には、インバータI
N6の出力端子が接続され、アンド回路AND2の第2
入力端子には、TXD信号の入力端子が接続されてい
る。
【0090】TXD信号がアンド回路AND2に入力さ
れる前は発光ダイオードLED2は光っていないので、
フォトトランジスタFTに光電流IF が流れず、キャパ
シタC3の電圧VC3は0になっている。このため、キ
ャパシタC4の電圧VC4も0に維持され、キャパシタ
C4の電圧VC4の電圧レベルがインバータIN6で反
転することにより、アンド回路AND2の第1入力端子
のB2点の電位はハイレベルとなっている。
【0091】この状態で、TXD信号がアンド回路AN
D2に入力されると、TXD信号はアンド回路AND2
をそのまま通過し、アンド回路AND2の出力端子のD
2点の電位はTXD信号に対応した値になる。
【0092】この結果、アンド回路AND2を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R2のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR2がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED2に300mA
〜450mA程度の電流IL2が流れ、発光ダイオードL
ED2から赤外光が出射される。
【0093】発光ダイオードLED2から出射された赤
外光の一部は、フォトトランジスタFTに入射し、フォ
トトランジスタFTに光電流IF が流れる。この光電流
Fは、抵抗器R4とキャパシタC3とから構成されて
いるRC回路に流れ、キャパシタC3に電荷が蓄積され
る。キャパシタC3に蓄積された電荷によって、キャパ
シタC3には電圧VC3が発生し、電圧VC3はインバ
ータIN4に入力される。
【0094】発光ダイオードLED2から赤外光が所定
時間以上に渡って出射され、電圧VC3がしきい値電圧
Vth3に達すると、インバータIN4はロウレベルの
電圧をインバータIN5に出力する。インバータIN5
は、インバータIN4からロウレベルの電圧が入力され
ると、ハイレベルの電圧をキャパシタC4に出力する。
このため、キャパシタC4の容量とインバータIN5の
出力インピーダンスとによって決まる電流がキャパシタ
C4に流れ、キャパシタC4に電荷が蓄積される。キャ
パシタC4に蓄積された電荷によって、キャパシタC4
には電圧VC4が発生し、電圧VC4はインバータIN
6に入力される。
【0095】インバータIN6は、電圧VC4がしきい
値電圧Vth4に達すると、ロウレベルの電圧をアンド
回路AND2に出力し、アンド回路AND2は、インバ
ータIN6からロウレベルの電圧が入力されると、TX
D信号がアンド回路AND2を通過することを阻止す
る。
【0096】TXD信号がアンド回路AND2で阻止さ
れ、TXD信号がNPNバイポーラトランジスタTR2
のゲート端子に伝わらなくなると、NPNバイポーラト
ランジスタTR2のゲート端子への入力信号はロウレベ
ルとなる。この結果、電流I L2が発光ダイオードLED
2に流れなくなるので、発光ダイオードLED2は発光
を停止する。
【0097】以下同様に、TXD信号がハイレベルとな
っている間は、発光ダイオードLED2の発光のオン/
オフが繰り返され、発光ダイオードLED2を過電流に
よる破壊から防止することができる。
【0098】図7の発光素子の保護装置の動作を示す真
理値表は、図4の真理値表と同様である。すなわち、T
XD信号の論理値が“1”の場合、B2点の電位レベル
はパルス状となる。このため、D2点の電位レベルもパ
ルス状となり、発光ダイオードLED2はオン/オフを
繰り返す。TXD信号の論理値が“0”の場合、B2点
の論理値は“1”、D2点の論理値は“0”となり、発
光ダイオードLED2はオフとなる。
【0099】なお、図3の実施例では、光検出素子がフ
ォトダイオードPD1である場合について説明し、図7
の実施例では、光検出素子がフォトトランジスタFTで
ある場合について説明したが、光検出素子はアバランシ
ェフォトダイオードであってもよく、光検出素子にアバ
ランシェフォトダイオードを用いることにより、高速光
の検出が可能となる。
【0100】また、光検出素子はCdSセル、CdSe
セル、PbSセルなどの光導電素子であってもよい。光
導電素子は応答速度が遅いので、ビットレートが大きい
送信データに悪影響を与えることなく、発光ダイオード
の破壊を引き起こす直流成分を効果的に検出することが
できる。図8は、本発明の第4実施例に係わる発光素子
の保護装置の構成を示すブロック図である。この第4実
施例は、発光手段21の温度を検出することにより、発
光手段21の破壊を防止するようにしたものである。
【0101】図8において、発光手段21は駆動入力に
基づいて発光動作を行い、駆動手段22は発光手段21
に駆動入力を供給して発光手段21を駆動し、温度検出
手段23は発光手段21の温度を検出し、制御手段24
は温度検出手段23による検出信号に基づいて駆動手段
22を制御する。
【0102】ここで、制御手段4は、例えば、温度検出
手段23により検出された発光手段21の温度が所定値
以上である場合、駆動手段2による発光手段1の駆動を
停止するように構成することができる。
【0103】駆動手段2が発光手段21を駆動し、発光
手段1から光が所定時間以上に渡って出射された時、発
光手段21の温度は通常動作の温度範囲を越えて上昇す
る。温度検出手段23は発光手段21の温度を検出し、
温度検出手段23の検出信号が制御手段24に送られ
る。制御手段24は、温度検出手段23から送られてき
た検出信号に基づいて、発光手段21の温度を監視す
る。そして、発光手段21の温度が所定値を越えた時
に、駆動手段22による発光手段21の駆動を停止し、
発光手段21の破壊を防止する。
【0104】図9は、本発明の第5実施例に係わる発光
素子の保護装置の構成を示すブロック図である。この第
5実施例は、サーミスタの電圧値が所定値に達したかど
うかをコンパレータで判定することにより、発光ダイオ
ードに過電流が流れたかどうかを判断するようにしたも
のである。
【0105】図9において、VCCは電源電圧であり、
通常その値は5Vに設定される。R5、R6、R7、R
8は抵抗器であり、抵抗器R5の値は通常数Ωに設定さ
れ、抵抗器R6、R7、R8の値は、発光ダイオードL
ED3の通常動作時の温度でのサーミスタSの抵抗値と
抵抗器R7の抵抗値との比が、抵抗器R6の抵抗値と抵
抗器R8の抵抗値との比より小さく、発光ダイオードL
ED3の破壊時の温度でのサーミスタSの抵抗値と抵抗
器R7の抵抗値との比が、抵抗器R6の抵抗値と抵抗器
R8の抵抗値との比より大きくなるように設定される。
【0106】LED3は発光ダイオード、TR3は発光
ダイオードLED3を駆動するNPNバイポーラトラン
ジスタ、Sは発光ダイオードLED3の温度を検出する
サーミスタ、CPはコンパレータ、IN7はインバー
タ、AND3はアンド回路である。
【0107】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R3のコレクタ端子には、発光ダイオードLED3のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR3のベース端子には、アンド回路AND3の出力端
子が接続され、NPNバイポーラトランジスタTR3の
エミッタ端子には、接地端子が接続されている。発光ダ
イオードLED3のアノード端子には、抵抗器R5を介
して電源電圧VCCが接続されている。
【0108】サーミスタSと抵抗器R7とは直列に接続
され、サーミスタSと抵抗器R7との間にコンパレータ
CPの第1入力端子が接続され、サーミスタSの他方の
端子は電源電圧VDDに接続され、抵抗器R7の他方の
端子は接地されている。
【0109】抵抗器R6と抵抗器R8とは直列に接続さ
れ、抵抗器R6と抵抗器R8との間にコンパレータCP
の第2入力端子が接続され、抵抗器R6の他方の端子は
電源電圧VDDに接続され、抵抗器R8の他方の端子は
接地されている。
【0110】コンパレータCPの出力端子にはインバー
タIN7の入力端子が接続され、アンド回路AND3の
第1入力端子には、インバータIN7の出力端子が接続
され、アンド回路AND3の第2入力端子には、TXD
信号の入力端子が接続されている。
【0111】TXD信号がアンド回路AND3に入力さ
れる前は発光ダイオードLED3に電流IL3が流れてい
ないので、発光ダイオードLED3の温度は室温になっ
ている。このため、サーミスタSの抵抗値は低くなって
おり、I点の電位のほうがJ点の電位よりも低いので、
コンパレータCPからはロウレベルの信号が出力され
る。コンパレータCPから出力されたロウレベルの信号
は、インバータIN7で反転されてハイレベルとなって
から、アンド回路AND3の第1入力端子に入力され
る。
【0112】この状態で、TXD信号がアンド回路AN
D3に入力されると、TXD信号はアンド回路AND3
をそのまま通過し、アンド回路AND3の出力端子のD
3点の電位はTXD信号に対応した値になる。
【0113】この結果、アンド回路AND3を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R3のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR3がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED3に300mA
〜450mA程度の電流IL3が流れ、発光ダイオードL
ED3から赤外光が出射される。
【0114】発光ダイオードLED3に300mA〜4
50mA程度の電流IL3が流れると、発光ダイオードL
ED3の温度が上昇し、発光ダイオードLED3の温度
の上昇に対応してサーミスタSの抵抗値が上がり始め
る。このため、I点の電位が上昇し、I点の電位のほう
がJ点の電位よりも高くなると、コンパレータCPの出
力信号はロウレベルからハイレベルに変化する。コンパ
レータCPから出力されたハイレベルの信号は、インバ
ータIN7で反転されてロウレベルとなってから、アン
ド回路AND3の第1入力端子に入力される。
【0115】アンド回路AND3は、インバータIN7
からロウレベルの電圧が入力されると、TXD信号がア
ンド回路AND3を通過することを阻止する。TXD信
号がアンド回路AND3で阻止され、TXD信号がNP
NバイポーラトランジスタTR3のゲート端子に伝わら
なくなると、NPNバイポーラトランジスタTR3のゲ
ート端子への入力信号はロウレベルとなる。この結果、
電流I L3が発光ダイオードLED3に流れなくなるの
で、発光ダイオードLED3は発光を停止する。
【0116】発光ダイオードLED3に電流IL3が流れ
なくなると、発光ダイオードLED3の温度が下降し、
発光ダイオードLED3の温度の下降に対応してサーミ
スタSの抵抗値が下がり始める。このため、I点の電位
が下降し、I点の電位のほうがJ点の電位よりも低くな
ると、コンパレータCPの出力信号はハイレベルからロ
ウレベルに変化する。コンパレータCPから出力された
ロウレベルの信号は、インバータIN7で反転されてハ
イレベルとなってから、アンド回路AND3の第1入力
端子に入力される。
【0117】この結果、アンド回路AND3を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R3のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR3がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED3に300mA
〜450mA程度の電流IL3が流れ、発光ダイオードL
ED3から赤外光が出射される。
【0118】以下同様に、TXD信号がハイレベルとな
っている間は、発光ダイオードLED3に流れる電流I
L3のオン/オフが繰り返される。このため、発光ダイオ
ードLED3を過電流による破壊から防止することがで
きる。
【0119】図9の発光素子の保護装置の動作を示す真
理値表は、図4の真理値表と同様になる。すなわち、T
XD信号の論理値が“1”の場合、B3点の電位レベル
はパルス状となる。このため、D3点の電位レベルもパ
ルス状となり、発光ダイオードLED3はオン/オフを
繰り返す。TXD信号の論理値が“0”の場合、B3点
の論理値は“1”、D3点の論理値は“0”となり、発
光ダイオードLED3はオフとなる。
【0120】なお、サーミスタSによる発光ダイオード
LED3の温度の検出は、エポキシ樹脂などを用いてサ
ーミスタSを発光ダイオードLED3に接着し、発光ダ
イオードLED3からの熱伝導により行うことができ
る。また、発光ダイオードLED3から放射される光を
サーミスタSに入射させ、発光ダイオードLED3から
放射される光に起因するサーミスタSの温度上昇によ
り、発光ダイオードLED3の温度の検出するようにし
てもよい。
【0121】また、図9の実施例では、温度検出素子が
サーミスタSである場合について説明したが、温度検出
素子は熱電対であってもよく、熱電対を温度検出素子に
用いることにより、温度測定範囲をより広くすることが
できる。
【0122】図10は、本発明の第6実施例に係わる発
光素子の保護装置の構成を示すブロック図である。この
第6実施例は、IC化温度センサからの出力値に基づい
て、発光ダイオードに過電流が流れたかどうかを判断す
るようにしたものである。
【0123】図10において、VCCは電源電圧であ
り、通常その値は5Vに設定される。R9は抵抗器であ
り、抵抗器R9の値は通常数Ωに設定される。LED4
は発光ダイオード、TR4は発光ダイオードLED4を
駆動するNPNバイポーラトランジスタ、31は発光ダ
イオードLED4の温度を検出するIC化温度センサ、
IN8はインバータ、AND4はアンド回路である。
【0124】IC化温度センサ31は、P−N接合にお
ける順方向立ち上がり電圧が、温度変化に対してほぼ直
線的に変化する現象を応用したもので、様々な信号回路
と感温素子とが一体化され、外部での回路操作をほとん
ど必要とすることなく温度を検出することが可能であ
る。
【0125】IC化温度センサ31として、例えば、ナ
ショナルセミコンダクタ製のLM35、アナログ・デバ
イセズ製のAD590、AD594、インターシル製の
ICL8073、ICL8074などがある。
【0126】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R4のコレクタ端子には、発光ダイオードLED4のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR4のベース端子には、アンド回路AND4の出力端
子が接続され、NPNバイポーラトランジスタTR4の
エミッタ端子には、接地端子が接続されている。発光ダ
イオードLED4のアノード端子には、抵抗器R9を介
して電源電圧VCCが接続されている。
【0127】IC化温度センサ31は電源電圧VDD及
び接地端子に接続され、IC化温度センサ31の出力端
子には、インバータIN8の入力端子が接続され、アン
ド回路AND4の第1入力端子には、インバータIN8
の出力端子が接続され、アンド回路AND4の第2入力
端子には、TXD信号の入力端子が接続されている。
【0128】TXD信号がアンド回路AND4に入力さ
れる前は発光ダイオードLED4に電流IL4が流れてい
ないので、発光ダイオードLED4の温度は室温になっ
ている。このため、IC化温度センサ31の出力値はロ
ウレベルとなっている。IC化温度センサ31から出力
されたロウレベルの信号は、インバータIN8で反転さ
れてハイレベルとなってから、アンド回路AND4の第
1入力端子に入力される。
【0129】この状態で、TXD信号がアンド回路AN
D4に入力されると、TXD信号はアンド回路AND4
をそのまま通過し、アンド回路AND4の出力端子のD
4点の電位はTXD信号に対応した値になる。
【0130】この結果、アンド回路AND4を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R4のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR4がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED4に300mA
〜450mA程度の電流IL4が流れ、発光ダイオードL
ED4から赤外光が出射される。
【0131】発光ダイオードLED4に300mA〜4
50mA程度の電流IL4が流れると、発光ダイオードL
ED4の温度が上昇し、発光ダイオードLED4の温度
の上昇に対応してIC化温度センサ31の出力値はハイ
レベルとなる。IC化温度センサ31から出力されたハ
イレベルの信号は、インバータIN8で反転されてロウ
レベルとなってから、アンド回路AND4の第1入力端
子に入力される。
【0132】アンド回路AND4は、インバータIN8
からロウレベルの電圧が入力されると、TXD信号がア
ンド回路AND8を通過することを阻止する。TXD信
号がアンド回路AND4で阻止され、TXD信号がNP
NバイポーラトランジスタTR4のゲート端子に伝わら
なくなると、NPNバイポーラトランジスタTR4のゲ
ート端子への入力信号はロウレベルとなる。この結果、
電流I L4が発光ダイオードLED4に流れなくなるの
で、発光ダイオードLED4は発光を停止する。
【0133】発光ダイオードLED4に電流IL4が流れ
なくなると、発光ダイオードLED4の温度が下降し、
発光ダイオードLED4の温度の下降に対応してIC化
温度センサ31の出力値はロウレベルとなる。IC化温
度センサ31から出力されたロウレベルの信号は、イン
バータIN8で反転されてハイレベルとなってから、ア
ンド回路AND4の第1入力端子に入力される。
【0134】この結果、アンド回路AND4を通過した
TXD信号はそのままNPNバイポーラトランジスタT
R4のゲート端子に入力し、TXD信号がハイレベルの
時にNPNバイポーラトランジスタTR4がオン状態と
なる。このため、発光ダイオードLED4に300mA
〜450mA程度の電流IL4が流れ、発光ダイオードL
ED4から赤外光が出射される。
【0135】以下同様に、TXD信号がハイレベルとな
っている間は、発光ダイオードLED4に流れる電流I
L4のオン/オフが繰り返される。このため、発光ダイオ
ードLED4を過電流による破壊から防止することがで
きる。
【0136】このように、発光ダイオードLED4の温
度検出手段としてIC化温度センサ31を用いた場合、
回路構成を簡素化することができる。また、IC化温度
センサ31は、P−N接合の順方向エネルギ・ギャップ
の変化により温度を検出しているため、NPNバイポー
ラトランジスタTR4、発光ダイオードLED4、イン
バータIN8、アンド回路AND4などとの集積化が容
易になり、発光ダイオードLED4の保護装置の小型軽
量化が可能となるとともに量産性もよくなる。
【0137】図10の発光素子の保護装置の動作を示す
真理値表は、図4の真理値表と同様になる。すなわち、
TXD信号の論理値が“1”の場合、B4点の電位レベ
ルはパルス状となる。このため、D4点の電位レベルも
パルス状となり、発光ダイオードLED4はオン/オフ
を繰り返す。TXD信号の論理値が“0”の場合、B4
点の論理値は“1”、D4点の論理値は“0”となり、
発光ダイオードLED4はオフとなる。
【0138】図11は、本発明の第7実施例に係わる発
光素子の保護装置の構成を示すブロック図である。図1
1において、発光手段41は駆動入力に基づいて発光動
作を行い、駆動手段42は発光手段41を駆動し、パル
ス制御手段43は所定のパルス幅を有する入力信号をそ
のまま通過させ、所定のパルス幅より大きなパルス幅を
有する入力信号を所定のパルス幅の信号に変換してか
ら、駆動手段42に供給する このことにより、駆動手段42への入力信号が所定のパ
ルス幅の送信データである時は、その送信データが発光
手段41からそのまま光伝送され、駆動手段42への入
力信号が直流信号の時は、その直流信号が所定のパルス
幅のパルス信号に変換されてから、駆動手段42に供給
される。このため、発光手段41の連続発光が回避さ
れ、ハイレベルの直流信号により発光手段41が破壊さ
れることを防止することができる。
【0139】図12は、本発明の第8実施例に係わる発
光素子の保護装置の構成を示すブロック図である。この
第8実施例は、モノステーブル回路を用いることによ
り、入力信号のパルス幅の変換を行うようにしたもので
ある。
【0140】図12において、VCCは電源電圧であ
り、通常その値は5Vに設定される。R10は抵抗器で
あり、抵抗器R10の値は通常数Ωに設定される。LE
D5は発光ダイオード、TR5は発光ダイオードLED
5を駆動するNPNバイポーラトランジスタ、51は入
力信号のパルス幅の変換を行うモノステーブル回路、I
N9はインバータである。
【0141】モノステーブル回路51において、A1、
A2、B1、B2は入力端子、CLRはクリア端子、Q
は正転出力端子、XQは反転出力端子、Riは外部タイ
ミング抵抗端子、Ceは外部容量端子、Ceは外部容量
/外部抵抗端子である。
【0142】モノステーブル回路51として、例えば、
テキサスインスツルメント製のSN54122、SN7
4122、SN54LS122、SN74LS122な
どがある。
【0143】ここで、NPNバイポーラトランジスタT
R5のコレクタ端子には、発光ダイオードLED5のカ
ソード端子が接続され、NPNバイポーラトランジスタ
TR5のベース端子には、モノステーブル回路51の正
転出力端子Qが接続され、NPNバイポーラトランジス
タTR5のエミッタ端子には、接地端子が接続されてい
る。発光ダイオードLED5のアノード端子には、抵抗
器R10を介して電源電圧VCCが接続されている。モ
ノステーブル回路51の入力端子A1には、インバータ
IN9を介してTXD信号の入力端子が接続されてい
る。
【0144】モノステーブル回路51のクリア端子CL
Rには、リセットICのCLEAR端子が接続され、モ
ノステーブル回路51のクリア端子CLRには、リセッ
トICからのCLEAR信号が入力され、入力端子A
2、入力端子B1及び入力端子B2には、論理値“1”
が入力される。
【0145】図13は、図12のモノステーブル回路5
1の概略構成の一例を示すブロック図であり、図14
は、図13のモノステーブル回路51を示す論理記号で
ある。図13において、1はA1端子、2はA2端子、
3はB1端子、4はB2端子、5はCLR端子、6は反
転出力端子、7はGND端子、8は正転出力端子、9は
Rint端子、10はNC端子、11はCext端子、
12はNC端子、13はRext/Cext端子、14
はVCC端子である。
【0146】ORは入力に論理否定子が付いた2入力の
オア回路、AND5は5入力のアンド回路、61はクリ
ア端子付きマルチバイブレータ、Rintは外部タイミ
ング抵抗である。
【0147】A1端子1はオア回路ORの第1入力端子
に接続され、A2端子2はオア回路ORの第2入力端子
に接続され、B1端子3はアンド回路AND5の第2入
力端子に接続され、B2端子4はアンド回路AND5の
第3入力端子に接続され、CLR端子5はアンド回路A
ND5の第4入力端子に接続されるとともにマルチバイ
ブレータ61のクリア端子CLRに接続され、反転出力
端子6はマルチバイブレータ61の反転出力端子に接続
され、正転出力端子8はマルチバイブレータ61の正転
出力端子に接続され、Rint端子9とRext/Ce
xt端子13との間には、外部タイミング抵抗Rint
が接続されている。
【0148】オア回路ORの出力端子はアンド回路AN
D5の第1入力端子に接続され、アンド回路AND5の
出力端子はマルチバイブレータ61の入力端子に接続さ
れている。
【0149】図15は、図13のモノステーブル回路の
動作を示す機能表である。図15において、例えば、A
2端子2、B1端子3、B2端子4及びCLR端子5を
“H”レベルにしておき、A1端子1にトリガパルスを
入力する。この時、A1端子1に入力されたトリガパル
スのネガティブエッジに対応して、正転出力端子8から
パルス幅tW の正転出力パルスが出力されるとともに、
反転出力端子6からパルス幅tW の反転出力パルスが出
力される。
【0150】図16は、図13のモノステーブル回路の
外付け回路の構成を示す図である。図16において、外
部抵抗RTは電源電圧VCCとRext/Cext端子
13との間に接続され、外部容量CextはCext端
子11とRext/Cext端子13との間に接続され
る。
【0151】この時、正転出力端子8から出力されるパ
ルスのパルス幅tW は、外部抵抗RTの値と外部容量C
extの値とにより決定され、以下の式で近似される。 tW =K・RT・Cext(1+0.7/RT) ここで、Kは定数、パルス幅tW の単位はns(ナノセ
コンド)、外部抵抗RTの単位はkΩ、外部容量Cex
tの単位はpFである。
【0152】例えば、外部抵抗RTの値を10kΩ、外
部容量Cextの値を1000pFに設定すると、正転
出力端子8から出力されるパルスのパルス幅tW は、
3.42μsとなる。
【0153】次に、図12の発光素子の保護装置の動作
について説明する。図12において、TXD信号がモノ
ステーブル回路51に入力される前は、モノステーブル
回路51の入力端子A1、入力端子A2、入力端子B1
及び入力端子B2はハイレベルであり、正転出力端子Q
からの出力値はロウレベルとなっている。このため、N
PNバイポーラトランジスタTR5のベース端子の入力
値はロウレベルとなり、発光ダイオードLED5に電流
L5が流れないので、発光ダイオードLED5は発光を
停止する。
【0154】この状態から、TXD信号がモノステーブ
ル回路51に入力され、TXD信号がロウレベルからハ
イレベルに変化すると、TXD信号はインバータIN9
で反転され、モノステーブル回路51の入力端子A1は
ハイレベルからロウレベルとなる。モノステーブル回路
51の入力端子A1に供給された入力信号のネガティブ
エッジに対応して、モノステーブル回路51の正転出力
端子Qからパルス幅twのパルス信号が一発だけ出力さ
れる。
【0155】このため、NPNバイポーラトランジスタ
TR5のベース端子の入力値は、正転出力端子Qから出
力されたパルス信号のパルス幅twの間だけハイレベル
となり、NPNバイポーラトランジスタTR5がオン状
態となる。このため、発光ダイオードLED5に300
mA〜450mA程度の電流IL5が流れ、正転出力端子
Qから出力されたパルス信号のパルス幅twの間だけ発
光ダイオードLED5から赤外光が出射される。
【0156】以下同様に、TXD信号のポジティブエッ
ジに対応して、正転出力端子Qから出力されたパルス信
号のパルス幅twの間だけ発光ダイオードLED5から
赤外光が出射される。この結果、発光ダイオードLED
5は、その破壊を引き起こすパルス幅の長いTXD信号
が入力されても、モノステーブル回路51の正転出力端
子Qから出力されたパルス信号のパルス幅twの間だけ
発光するので、過電流による破壊から発光ダイオードL
ED5を保護することができる。
【0157】このように、モノステーブル回路51を用
いてNPNバイポーラトランジスタTR5を駆動するこ
とにより、簡単な回路構成で発光ダイオードLED5を
保護することができる。また、モノステーブル回路51
とNPNバイポーラトランジスタTR5や発光ダイオー
ドLED5とを集積化することが可能となり、発光ダイ
オードLED5の保護装置の小型軽量化が可能となると
ともに量産性もよくなる。
【0158】図17は、図12の発光素子の保護装置の
動作を示す真理値表である。図17において、TXD信
号として任意のパルス幅のポジティブパルスが一発だけ
入力された場合、そのポジティブパルスがインバータI
N9で反転され、モノステーブル回路51の入力端子A
1にネガティブパルスが一発だけ入力される。このた
め、モノステーブル回路51の正転出力端子Qからパル
ス幅twのパルス信号が一発だけ出力され、発光ダイオ
ードLED5は正転出力端子Qから出力されたパルス信
号のパルス幅twの間だけオンとなる。
【0159】図18は、図12の発光素子の保護装置の
動作を示すタイミングチャートである。図18(a)に
示すように、送信期間中のTXD信号はパルス信号であ
り、TXD信号のポジティブエッジに対応して、図18
(b)に示すように、パルス幅twのパルス信号がモノ
ステーブル回路51の正転出力端子Qから出力される。
ここで、モノステーブル回路51の正転出力端子Qから
出力されるパルス信号のパルス幅twを、例えば、送信
期間中のTXD信号のパルス幅に設定しておくことによ
り、送信期間中のTXD信号がそのままNPNバイポー
ラトランジスタTR5のゲート端子に供給される。この
結果、電流IL5が発光ダイオードLED5にパルス的に
流れ、発光ダイオードLED5はパルス発光を行う。
【0160】送信期間からリセット期間に変わると、T
XD信号はハイレベルとなり、モノステーブル回路51
のクリア端子CLRにリセットICからのCLEAR信
号=1が供給される。この時、モノステーブル回路51
は、TXD信号のポジティブエッジに対応して、パルス
幅twのパルス信号を一発だけ出力する。このため、N
PNバイポーラトランジスタTR5は、モノステーブル
回路51から出力されたパルス信号のパルス幅twの間
だけオンとなる。この結果、発光ダイオードLED5
は、モノステーブル回路51から出力されたパルス信号
のパルス幅twの間だけ発光し、発光ダイオードLED
5の破壊を防止する。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光手段から出射された光に基づいて、発光手段への駆
動入力を制御することが可能となり、発光手段から光が
所定時間以上に渡って出射された時に、発光手段の発光
動作を停止させることができ、過電流による発光素子の
破壊を防止することができる。
【0162】また、本発明の一態様によれば、発光素子
の通電時間と発光素子に流れる電流の大きさとに基づい
て、発光素子に流れている電流を遮断することができ
る。このため、発光手段から強い光が出射された時で
も、強い光の場合は短時間のうちに光検出手段による検
出信号の積分結果が所定値に達するので、発光手段の発
光動作を短時間のうちに停止させることができ、発光素
子の保護の信頼性を向上することが可能となる。
【0163】また、本発明の一態様によれば、CR回路
による積分値が所定値に達した時から所定時間の経過の
間、発光ダイオードを駆動するトランジスタへの入力信
号を遮断することができ、発光ダイオードの発光を停止
することができるので、発光ダイオードが破壊すること
を防止することができる。
【0164】また、本発明の一態様によれば、発光ダイ
オードの発光が停止している時間を任意に設定すること
ができ、トランジスタへの入力信号が送信データの時
は、その送信データを正常に伝送することが可能となる
とともに、トランジスタへの入力信号がハイレベルの直
流信号の時は、その直流信号がパルス信号に変換され、
ハイレベルの直流信号による発光ダイオードの破壊を防
止することができる。
【0165】また、本発明の一態様によれば、発光手段
の温度に基づいて、発光手段への駆動入力を制御するこ
とが可能となる。このため、ハイレベルの電流が発光手
段に所定時間以上に渡って流れ、発光手段から光が所定
時間以上に渡って出射された時、発光手段の温度は通常
の温度範囲を越えて上昇するので、発光手段の温度を検
出することにより、発光手段に過電流が流れたことを判
断することができ、過電流による発光素子の破壊を防止
することができる。
【0166】また、本発明の一態様によれば、サーミス
タの電圧値が所定値に達したかどうかをコンパレータで
判定することにより、発光手段の温度変化を高感度に検
出することができ、発光素子の保護の信頼性を向上する
ことができる。
【0167】また、本発明の一態様によれば、IC化温
度センサからの出力値に基づいて、発光手段に過電流が
流れたことを判断することにより、回路を簡素化するこ
とができる。また、IC化温度センサは、P−N接合の
順方向エネルギ・ギャップの変化により温度を検出して
いるため、トランジスタや発光ダイオードなどとの集積
化が容易になり、小型軽量化が可能となるとともに量産
性もよくなる。
【0168】また、本発明の一態様によれば、所定のパ
ルス幅を有する入力信号をそのまま通過させ、前記所定
のパルス幅より大きなパルス幅を有する信入力号を前記
所定のパルス幅の信号に変換することにより、トランジ
スタへの入力信号が送信データの時は、その送信データ
をそのまま伝送することが可能となるとともに、トラン
ジスタへの入力信号が直流信号の時は、その直流信号が
パルス信号に変換されるので、ハイレベルの直流信号に
よる発光ダイオードの破壊を防止することができる。
【0169】また、本発明の一態様によれば、モノステ
ーブル回路で波形変換を行うことにより、簡単な回路構
成で過電流による発光素子の破壊を防止することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる発光素子の保護装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の制御手段4の構成の一例を示すブロック
図である。
【図3】本発明の第2実施例に係わる発光素子の保護装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の発光素子の保護装置の動作を示す真理値
表である。
【図5】図3の発光素子の保護装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係わる発光素子の保護装置
をノートパソコンの光通信に適用した例を示す図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例に係わる発光素子の保護装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例に係わる発光素子の保護装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5実施例に係わる発光素子の保護装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6実施例に係わる発光素子の保護
装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第7実施例に係わる発光素子の保護
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第8実施例に係わる発光素子の保護
装置の構成を示すブロック図である。
【図13】図12のモノステーブル回路51の構成の一
例を示すブロック図である。
【図14】図13のモノステーブル回路を示す論理記号
である。
【図15】図13のモノステーブル回路の動作を示す機
能表である。
【図16】図13のモノステーブル回路の外付け回路の
構成を示す図である。
【図17】図12の発光素子の保護装置の動作を示す真
理値表である。
【図18】図12の発光素子の保護装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図19】従来の赤外線モジュールの構成を示す回路図
である。
【図20】図19の赤外線モジュールの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図21】従来の発光ダイオードの保護装置の構成を示
す回路図である。
【図22】図21の発光ダイオードの保護装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、21、41 発光手段 2、22、42 駆動手段 3 光検出手段 4、24 制御手段 5 積分手段 6 判定手段 7 解除手段 LED1、LED2、LED3、LED4、LED5
発光ダイオード TR1、TR2、TR3、TR4、TR5 NPNバイ
ポーラトランジスタ PD1 フォトダイオード R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R
9、R10、RT 抵抗器 C1、C2、C3、C4、Cext キャパシタ IN1、IN2、IN3、IN4、IN5、IN6、I
N7、IN8、IN9インバータ AND1、AND2、AND3、AND4、AND5
アンド回路 FT フォトトランジスタ 23 温度検出手段 S サーミスタ CP コンパレータ 31 IC化温度センサ 42 パルス制御手段 51 モノステーブル回路 OR オア回路 61 マルチバイブレータ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動入力に基づいて、発光動作を行う発
    光手段と、 前記発光手段を駆動する駆動手段と、 前記発光手段により出射された光を検出する光検出手段
    と、 前記光検出手段による検出信号に基づいて、前記駆動手
    段を制御する制御手段とを備え 前記制御手段は、 前記光検出手段による検出信号を積分する積分手段と、 前記積分手段による積分結果が所定値に達したかどうか
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記駆動手段
    による前記発光手段の駆動を解除する解除手段とを備え
    ることを特徴とする発光素子の保護装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記光検出手段による検出信号を積分する積分手段と、 前記積分手段による積分結果が所定値に達したかどうか
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記駆動手段
    による前記発光手段の駆動を解除する解除手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の発光素子の保護装
    置。
  3. 【請求項3】 発光ダイオードと、 前記発光ダイオードを駆動するトランジスタと、 前記発光ダイオードから出射された光を検出するフォト
    ダイオードと、 前記フォトダイオードからの光電流を積分するCR回路
    と、 前記CR回路による積分値が所定値に達した時から所定
    時間の経過の間、前記トランジスタによる前記発光ダイ
    オードの駆動を遮断する遮断回路とを備えることを特徴
    とする発光素子の保護装置。
  4. 【請求項4】 発光ダイオードと、 前記発光ダイオードを駆動するトランジスタと、 前記発光ダイオードから出射された光を検出するフォト
    トランジスタと、 前記フォトトランジスタからの光電流を積分するCR回
    路と、 前記CR回路による積分値が所定値に達した時から所定
    時間の経過の間、前記トランジスタによる前記発光ダイ
    オードの駆動を遮断する遮断回路とを備えることを特徴
    とする発光素子の保護装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断回路は、 前記CR回路による積分値が入力される第1のインバー
    タと、 前記第1のインバータの出力値が入力される第2のイン
    バータと、 前記第2のインバータの出力値を積分するキャパシタ
    と、 前記キャパシタの電圧値が入力される第3のインバータ
    と、 送信指令信号と前記第3のインバータからの出力値との
    論理積を前記トランジスタへ出力するAND回路とを備
    えることを特徴とする請求項3または4に記載の発光素
    子の保護装置。
  6. 【請求項6】 駆動入力に基づいて、発光動作を行う発
    光手段と、 前記発光手段を駆動する駆動手段と、 前記発光手段の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段による検出信号に基づいて、前記駆動
    手段を制御する制御手段とを備え 前記制御手段は、 前記光検出手段による検出信号を積分する積分手段と、 前記積分手段による積分結果が所定値に達したかどうか
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記駆動手段
    による前記発光手段の駆動を解除する解除手段とを備え
    ることを特徴とする発光素子の保護装置。
  7. 【請求項7】 発光ダイオードと、 前記発光ダイオードを駆動するトランジスタと、 前記発光ダイオードの温度を検出するサーミスタと、 前記サーミスタによる電圧値が所定値に達したかどうか
    を判定するコンパレータと、 前記コンパレータからの出力値を反転させるインバータ
    と、 送信指令信号と前記インバータからの出力値との論理積
    を前記トランジスタに出力するAND回路とを備えるこ
    とを特徴とする発光素子の保護装置。
  8. 【請求項8】 発光ダイオードと、 前記発光ダイオードを駆動するトランジスタと、 前記発光ダイオードの温度を検出するIC化温度センサ
    と、 前記IC化温度センサからの出力値を反転させるインバ
    ータと、 送信指令信号と前記インバータからの出力値との論理積
    を前記トランジスタに出力するAND回路とを備えるこ
    とを特徴とする発光素子の保護装置。
  9. 【請求項9】 駆動入力に基づいて、発光動作を行う発
    光手段と、 入力信号に基づいて、前記発光手段を駆動する駆動手段
    と、 任意のパルス幅を有する入力信号を所定のパルス幅のパ
    ルス信号に変換してから、前記駆動手段に供給するパル
    ス制御手段とを備えることを特徴とする発光素子の保護
    装置。
  10. 【請求項10】 前記パルス制御手段は、モノステーブ
    ル回路であることを特徴とする請求項9に記載の発光素
    子の保護装置。
  11. 【請求項11】 発光素子の通電時間と前記発光素子に
    流れる電流の大きさとの積分値 に基づいて、前記発光
    素子に流れている電流を遮断可能としたことを特徴とす
    る発光素子の保護方法。
  12. 【請求項12】 発光素子の温度の積分値に基づいて、
    前記発光素子に流れている電流を遮断可能としたことを
    特徴とする発光素子の保護方法。
  13. 【請求項13】 発光素子を駆動する駆動信号を所定の
    パルス幅のパルス信号に変換してから、発光素子を駆動
    することを特徴とする発光素子の保護方法。
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