JP3209395B2 - 画像情報処理装置 - Google Patents

画像情報処理装置

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JP3209395B2
JP3209395B2 JP25191995A JP25191995A JP3209395B2 JP 3209395 B2 JP3209395 B2 JP 3209395B2 JP 25191995 A JP25191995 A JP 25191995A JP 25191995 A JP25191995 A JP 25191995A JP 3209395 B2 JP3209395 B2 JP 3209395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像情報処理装置の基本構成を模式的に
表したのが図3である。同図において、符号10は例え
ば通帳等の被写体を、1a〜1fは被写体10の長手方
向(図示左右方向)に沿って単列に並設若しくは紙面垂
直方向に複列に並設された例えばLED(発光ダイオー
ド)等の発光素子をそれぞれ示しており、該被写体10
はこれらLED1a〜1fに照射される。この照射され
た被写体10は、例えばCCD(Charge Coupled Devic
e )等からなるラインセンサやエリヤセンサ等のイメー
ジセンサ2により撮像され、このイメージセンサ2から
のアナログ画像データは、白基準及び黒基準に基づいて
A/D変換器3によりデジタル画像データに変換され
る。
【0003】上記画像情報処理装置にあっては、白基準
を、事前に学習したシェージング波(図5の実線の波形
X参照)としており、このシェージング学習は白基準被
写体を読み取った読取波形を取り込むことによりなされ
るようになっている。従って、無地の被写体に対して撮
像を行うと、イメージセンサからのアナログ画像データ
(実際の読取波)は、学習されたシェージング波と相似
形になる。
【0004】この時、シェージング波の振幅と実際の読
取波の振幅とが一致するようにシェージング波のゲイン
制御を行っている。従って、相似形で且つ振幅が一致す
ることになるから、両波形は全く同じ波形となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
読み取り時には、例えば被写体10が反る、曲がる、傾
く等して被写体10との間の距離がシェージング波を学
習した時と異なる場合があり、このような場合にあって
は、両波形が相似形にならなくなる。すなわち、被写体
10が、例えば図4に実線で示されるように、画像情報
処理装置に対して図示右端部が遠ざかるように反った場
合には、この反りに対応する読取波Yの図示右端部が、
図5(a)に示されるように、シェージング波Xの右端
部に比して暗くなり、また例えば図4に仮想線で示され
るように、画像情報処理装置に対して図示右端部が接近
するように反った場合には、この反りに対応する読取波
Zの図示右端部が、図5(b)に示されるように、シェ
ージング波Xの右端部に比して明るくなる。
【0006】このように、被写体10に例えば反り等が
生じると、読取波Y,Zとシェージング波Xとが波形端
部付近で大きく異なってシェージング差が図示の如く生
じることになり、両波形が相似形にならなくなって、デ
ジタイジングの精度が低下するといった問題があった。
【0007】そこで本発明は、被写体の例えば反り等に
より生じるシェージング差を低減し、シェージング波と
実際の読取波とを相似形にして、デジタイジングの精度
を向上することができる画像情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像情報処理
装置は、上記目的を達成するために、複数の並設された
発光素子により被写体を照射し、この照射された被写体
、該被写体から適宜の距離をおいたイメージセンサに
より撮像し、このイメージセンサからのアナログ画像デ
ータを、予めシェージング学習により記憶されているシ
ェージング波及び黒基準に基づいてA/D変換器により
デジタル画像データに変換するように構成した画像情報
処理装置において、前記アナログ画像データの出力と前
記シェージング波の出力とを所定の間隔で検出して、こ
れらの両出力どうしを比較し、前記被写体と前記イメー
ジセンサとの間の距離が前記シェージング学習時と異な
る場合に生じる出力差を所定の間隔で検出する誤差検出
回路と、この誤差検出回路の出力に従って上記出力差を
縮める方向に、前記出力を生じている部分に対応する
前記発光素子の光量を制御して、前記シェージング波と
前記アナログ画像データとを相似形にする光量制御回路
と、を具備した。
【0009】請求項2の画像情報処理装置は、上記目的
を達成するために、請求項1に加えて、出力差を生じて
いる部分対応する発光素子は、並設された発光素子の
うちの長手方向外側の発光素子であることを特徴として
いる。
【0010】このような請求項1または2における画像
情報処理装置によれば、誤差検出回路により、イメージ
センサからのアナログ画像データと予め記憶されている
シェージング波との差異が大きくなる部分として例えば
撮像された被写体の長手方向外側に対応する部分の差が
所定の間隔で検出され、光量制御回路により、この誤差
検出回路の出力に従って差を縮める方向に、前記差異が
大きくなる部分に凡そ対応する発光素子として例えば並
設された発光素子のうちの長手方向外側の発光素子の光
量が制御される。従って、被写体の例えば反り等により
生じるシェージング差が低減され、シェージング波と実
際のアナログ画像データ(読取波)とが相似形にされ
る。
【0011】請求項3の画像情報処理装置は、上記目的
を達成するために、請求項1に加えて、光量制御回路に
よる発光素子に対しての光量制御の有無を、シェージン
グ学習時に行わないように切換える切換手段を備えた備
えた。
【0012】このような請求項3における画像情報処理
装置によれば、光量制御回路による発光素子に対しての
光量制御を、切換手段により、必要に応じて例えばシェ
ージング学習時に行わないようにすれば、シェージング
学習時には通常のシェージング学習が行われて最適なシ
ェージング波が得られるようになる。
【0013】請求項4の画像情報処理装置は、上記目的
を達成するために、請求項1に加えて、誤差検出回路の
出力を平滑化するローパスフィルタを備え、このローパ
スフィルタの時定数を、前記被写体と前記イメージセン
サとの間の距離の変動に追従する程度に長めに設定した
ことを特徴としている。
【0014】このような請求項4における画像情報処理
装置によれば、ローパスフィルタにより、誤差検出回路
の出力が平滑化され、被写体の例えば文字、模様等によ
る影響が低減されると共に、該ローパスフィルタの長め
に設定された時定数により、被写体の例えば反り等に対
する追従がなされるようになる。
【0015】請求項5の画像情報処理装置は、上記目的
を達成するために、請求項1または4に加えて、誤差検
出回路は、アナログ画像データの出力におけるシェージ
ング波の出力との差を所定の間隔でサンプルホールドす
る読取波用サンプルホールド回路と、シェージング波
出力における前記差を所定の間隔でサンプルホールドす
るシェージング波用サンプルホールド回路と、前記読取
波用サンプルホールド回路の出力のボトムレベルをホー
ルドするボトムホールド回路と、を備え、このボトムホ
ールド回路に任意の時定数を設定して、該ボトムホール
ド回路の出力と前記シェージング波用サンプルホールド
回路の出力との差を検出することを特徴としている。
【0016】このような請求項5における画像情報処理
装置によれば、読取波用サンプルホールド回路により、
アナログ画像データにおけるシェージング波との差異が
大きくなる部分が所定の間隔でサンプルホールドされ、
シェージング波用サンプルホールド回路により、シェー
ジング波における前記差異が大きくなる部分が所定の間
隔でサンプルホールドされ、ボトムホールド回路によ
り、読取波用サンプルホールド回路の出力のボトムレベ
ルがホールドされ、ボトムホールド回路の任意の時定数
に従った出力とシェージング波用サンプルホールド回路
の出力との差が検出されて誤差検出回路出力となるが、
ボトムホールド回路によって読取波用サンプルホールド
回路の出力のボトムレベルがホールドされることから、
被写体の例えば文字、模様等による影響が低減され、ま
たボトムホールド回路の任意の時定数によって被写体の
例えば反り等に対する追従がなされるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態における
画像情報処理装置を表した回路図である。同図におい
て、符号Lは例えば通帳等の被写体10(図3参照)を
照射する発光素子としてのLED群を示しており、この
LED群Lを構成する各LED1a〜1fは、実際には
図3に示されるように、被写体10の長手方向(図3参
照)に沿って単列に並設若しくは図3における紙面垂直
方向に複列に並設されている。これらLED1a〜1f
に対しては定電流回路5が接続されており、LED1a
〜1f全体の光量はPWM(パルス幅変調)信号に従っ
て全体光量制御手段4により制御されるようになってい
る。そして、読取波(アナログ画像データ)の振幅が、
例えば1ボルトとなるようにLED1a〜1f全体の光
量の設定がなされている。
【0018】LED1a〜1fに照射された被写体10
は、例えばCCD(Charge CoupledDevice )等からな
るラインセンサやエリヤセンサ等のイメージセンサ2に
より撮像される。このイメージセンサ2からのアナログ
画像データはアンプ6により増幅され、A/D変換器3
に入力される。
【0019】イメージセンサ2からのアナログ画像デー
タはまた、ボトムホールド回路7にも入力され、このボ
トムホールド回路7によりアナログ画像データのボトム
レベルがホールドされる。すなわち、アナログ画像デー
タは、図5に示したように、黒基準となるRef(リフ
ァレンス)電圧に対して負のデータとなることから、こ
のボトムレベル(図示最下点)がホールドされる。そし
て、予めシェージング学習して記憶されているデジタル
値が、このボトムレベルに基づいてD/A変換器8によ
ってアナログ変換されシェージング波として出力され
る。すなわち、ボトムホールド回路7のボトムレベルに
よってシェージング波のボトムレベルが決定され、その
振幅は上記読取波の振幅と同じにされる。そして、この
振幅が上記読取波の振幅と同じにされたシェージング波
は、上記A/D変換器3に入力される。
【0020】A/D変換器3には上述した読取波及びシ
ェージング波の他に、黒基準となる例えば5ボルトのR
ef電圧が入力されている。従って、読取波は、シェー
ジング波及び黒基準に基づいてA/D変換器3によりデ
ジタル画像データに変換される。
【0021】ここで、被写体10に上述した反り、曲が
り、傾き等が生じていると、被写体10との間の距離が
シェージング波を学習した時と異なって読取波とシェー
ジング波とが相似形とならず、デジタイジングの精度が
低下することとなる。
【0022】従って、本実施形態においては、上記読取
波とシェージング波を取り込んで、読取波とシェージン
グ波との差異が大きくなる部分の差を所定の間隔で検出
する誤差検出回路9と、この誤差検出回路9の出力に従
って差を縮める方向に、当該差異が大きくなる部分に凡
そ対応するLEDの光量を制御する光量制御回路15
a,15bと、が設けられている。
【0023】誤差検出回路9は、読取波を第1のタイミ
ング信号に従って所定の時間間隔でサンプルホールドす
る第1の読取波用サンプルホールド回路9aと、シェー
ジング波を第1のタイミング信号に従って所定の時間間
隔でサンプルホールドする第1のシェージング波用サン
プルホールド回路9aaと、読取波を第2のタイミング
信号に従って所定の時間間隔でサンプルホールドする第
2の読取波用サンプルホールド回路9bと、シェージン
グ波を第2のタイミング信号に従って所定の時間間隔で
サンプルホールドする第2のシェージング波用サンプル
ホールド回路9bbと、上記第1のサンプルホールド回
路9a,9aaの出力を比較し第1の誤差信号を出力す
る第1の比較器11aと、上記第2のサンプルホールド
回路9b,9bbの出力を比較し第2の誤差信号を出力
する第2の比較器11bと、から構成される。
【0024】サンプルホールド回路9a,9aa,9
b,9bbは、それぞれ例えばアナログスイッチ及びコ
ンデンサから構成されている。また、第1のタイミング
信号によるタイミングは、例えば撮像された被写体10
の長手方向外側で図3における左端部分(図5に示した
実線の右下がり部分)に対応しており、第2のタイミン
グ信号によるタイミングは、撮像された被写体10の長
手方向外側で図3における右端部分(図5に示した実線
の右上がり部分)に対応している。
【0025】従って、第1の比較器11aからは、被写
体10の長手方向左端部分(図3参照)における読取波
とシェージング波との差(第1の誤差信号)が出力さ
れ、また第2の比較器11bからは、被写体10の長手
方向右端部分(図3参照)における読取波とシェージン
グ波との差(第2の誤差信号)が出力される。
【0026】上記第1、第2の比較器11a,11bに
はローパスフィルタ12a,12bがそれぞれ接続され
ている。従って、第1、第2の誤差信号は、当該ローパ
スフィルタ12a,12bによりそれぞれ平滑化され
て、例えば文字、模様等による影響が低減されるように
なっている。また、これらローパスフィルタ12a,1
2bの時定数は長めに設定されており、被写体10の例
えば反り等に対して追従性をもつようになっている。
【0027】これらローパスフィルタ12a,12bに
は、例えばnpnトランジスタよりなる光量制御回路1
5a,15bがそれぞれ接続されている。すなわち、第
1のトランジスタ15aのベースには上記ローパスフィ
ルタ12aの出力端が、コレクタには上記LED1a,
1bが、エミッタにはグランドが、それぞれ接続されて
おり、第2のトランジスタ15bのベースには上記ロー
パスフィルタ12bの出力端が、コレクタには上記LE
D1e,1fが、エミッタにはグランドが、それぞれ接
続されている。
【0028】従って、図4に実線で示したように、例え
ば被写体10が図示右上がりに反った場合(読取波は図
5(a)に対応)には、シェージング差による第2の誤
差信号が生じ、光量制御回路15bはこの第2の誤差信
号を打ち消す(差を縮める)ように作用する。すなわ
ち、第2のトランジスタ15bに従ってLED1e,1
fの電流が増大し、当該LED1e,1fの光量が強め
られることになる。
【0029】また、図4に仮想線で示したように、例え
ば被写体10が図示右下がりに反った場合(読取波は図
5(b)に対応)には、シェージング差による第2の誤
差信号が生じ、第2のトランジスタ15bに従ってLE
D1e,1fの電流が減少し、当該LED1e,1fの
光量が弱められることになる。
【0030】また、例えば被写体10が図示左上がりに
反った場合には、シェージング差による第1の誤差信号
が生じ、第1のトランジスタ15aに従ってLED1
a,1bの電流が増大し、当該LED1a,1bの光量
が強められ、例えば被写体10が図示左下がりに反った
場合には、シェージング差による第1の誤差信号が生
じ、第1のトランジスタ15aに従ってLED1a,1
bの電流が減少し、当該LED1a,1bの光量が弱め
られる。
【0031】このように、本実施形態においては、誤差
検出回路9により、イメージセンサ2からの読取波(ア
ナログ画像データ)と予め記憶されているシェージング
波との差異が大きくなる部分として例えば撮像された被
写体10の長手方向外側に対応する部分の差を所定の間
隔で検出し、光量制御回路としての例えばトランジスタ
15a,15bにより、この誤差検出回路9の出力に従
って差を縮める方向に、前記差異が大きくなる部分に凡
そ対応するLED1a〜1fのうちの長手方向外側のL
ED1e,1f(1a,1b)の光量を制御し、被写体
10の例えば反り等により生じるシェージング差を低減
して、シェージング波と実際の読取波(アナログ画像デ
ータ)とを相似形にするようにしているので、デジタイ
ジング精度を向上することが可能となっている。
【0032】また、ローパスフィルタ12a,12bに
より、誤差検出回路9の出力を平滑化し、被写体10の
例えば文字、模様等による影響を低減すると共に、該ロ
ーパスフィルタ12a,12bの長めに設定した時定数
により、被写体10の例えば反り等に対して追従性をも
たせるようにしているので、上述した効果を一層高める
ことが可能となっている。
【0033】ここで、例えばシェージング学習時にあっ
て、読取波の振幅を例えば1ボルトとなるようにLED
1a〜1f全体の光量を設定する際には、上述のような
相似形補償は行わない。すなわち、上記トランジスタ1
5a,15bによるLEDa,b(e,f)に対しての
光量制御を一時的に行わせない切換手段が必要となる。
【0034】そこで、本実施形態においては、ローパス
フィルタ12a,12bとトランジスタ15a,15b
の各ベースとの間に、デフォルト電圧の印加を切換可能
な切換手段13が設けられている。
【0035】すなわち、この切換手段13の切換えによ
ってデフォルト電圧を印加し、トランジスタ15a,1
5bによるLED1e,1f(1a,1b)に対しての
光量制御をシェージング学習時に行わせないようにし、
シェージング学習時には通常のシェージング学習を行う
ようにして最適なシェージング波を得るようにしている
ので、上述した効果を一層高めることが可能となってい
る。
【0036】ところで、読取波用サンプルホールド回路
9a,9aaにより読取波をそれぞれサンプルホールド
した時に、例えば文字、模様等があったりすると、不適
性なレベルがサンプルホールドされることになる。
【0037】そこで、本実施形態においては、誤差検出
回路9に図2に示されるような対策が施されている。す
なわち、第1の読取波用サンプルホールド回路9aと第
1の比較器11aとの間に、第1の読取波用サンプルホ
ールド回路9aの出力のボトムレベルをホールドする第
1のボトムホールド回路14aが、第2の読取波用サン
プルホールド回路9bと第2の比較器11bとの間に、
第2の読取波用サンプルホールド回路9bの出力のボト
ムレベルをホールドする第2のボトムホールド回路14
bが、それぞれ設けられている。
【0038】従って、上述のように、読取波用サンプル
ホールド回路9a,9bにより読取波をそれぞれサンプ
ルホールドした時に、例えば文字、模様等があったとし
ても、ボトムホールド回路14a,14bによりボトム
レベルすなわち文字、模様等がないレベルがホールドさ
れ、文字、模様等による影響が低減されるようになって
いる。
【0039】しかしながら、このようにボトムレベルを
ホールドし続けた場合には、被写体10の反りに対応で
きなくなる(反りが検出されなくなる)。従って、本実
施形態においては、これらボトムホールド回路14a,
14bに、放電抵抗14aa,14bbをそれぞれ設け
て徐々に放電させ、ボトムレベルを反りに対して徐々に
追従させることができるようになっている。
【0040】すなわち、ボトムホールド回路14a,1
4bにより読取波用サンプルホールド回路9a,9bの
出力のボトムレベルをホールドすることによって、被写
体10の例えば文字、模様等による影響を低減し、また
ボトムホールド回路14a,14bの放電抵抗14a
a,14bb(任意の時定数)によって、被写体10の
例えば反り等に対して追従性をもたせるようにしている
ので、上述した効果をより一層高めることが可能となっ
ている。
【0041】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、読取波とシェージング
波との差異が大きくなる部分に凡そ対応するLEDを、
図3における左端部にあってはLED1a,1bのペ
ア、図3における右端部にあってはLED1e,1fの
ペアとしているが、これらに限定されるものではなく、
例えば図3における左端部にあっては最外側のLED1
a、図3における右端部にあっては最外側のLED1f
としても良い。また、LED1a,1b(1e,1f)
をそれぞれ別々のトランジスタに接続して光量をより最
適に制御するようにすることも可能である。さらにま
た、制御を行うのは両側のLEDに限定されるものでは
ない。
【0042】また、上記実施形態においては、発光素子
を最適なものとしてLEDとしているが、例えば白熱灯
等に代えることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1または2の
画像情報処理装置によれば、誤差検出回路により、イメ
ージセンサからのアナログ画像データと予め記憶されて
いるシェージング波との差異が大きくなる部分として例
えば撮像された被写体の長手方向外側に対応する部分の
差を所定の間隔で検出し、光量制御回路により、この誤
差検出回路の出力に従って差を縮める方向に、前記差異
が大きくなる部分に凡そ対応する発光素子として例えば
並設された発光素子のうちの長手方向外側の発光素子の
光量を制御し、被写体の例えば反り等により生じるシェ
ージング差を低減して、シェージング波と実際のアナロ
グ画像データ(読取波)とを相似形にするように構成し
たものであるから、デジタイジング精度を向上すること
が可能となる。
【0044】また、請求項3の画像情報処理装置によれ
ば、請求項1に加えて、光量制御回路による発光素子に
対しての光量制御を、切換手段により、必要に応じて例
えばシェージング学習時に行わないようにし、シェージ
ング学習時には通常のシェージング学習を行うようにし
て最適なシェージング波を得るように構成したものであ
るから、上述した効果を一層高めることが可能となる。
【0045】また、請求項4の画像情報処理装置によれ
ば、請求項1に加えて、ローパスフィルタにより、誤差
検出回路の出力を平滑化し、被写体の例えば文字、模様
等による影響を低減すると共に、該ローパスフィルタの
長めに設定した時定数により、被写体の例えば反り等に
対して追従性をもたせるように構成したものであるか
ら、上述した効果を一層高めることが可能となる。
【0046】また、請求項5の画像情報処理装置によれ
ば、請求項1または4に加えて、読取波用サンプルホー
ルド回路により、アナログ画像データにおけるシェージ
ング波との差異が大きくなる部分を所定の間隔でサンプ
ルホールドし、シェージング波用サンプルホールド回路
により、シェージング波における前記差異が大きくなる
部分を所定の間隔でサンプルホールドし、ボトムホール
ド回路により、読取波用サンプルホールド回路の出力の
ボトムレベルをホールドし、ボトムホールド回路の任意
の時定数に従った出力とシェージング波用サンプルホー
ルド回路の出力との差を検出して誤差検出回路出力と
し、ボトムホールド回路により読取波用サンプルホール
ド回路の出力のボトムレベルをホールドすることによっ
て、被写体の例えば文字、模様等による影響を低減し、
またボトムホールド回路の任意の時定数によって、被写
体の例えば反り等に対して追従性をもたせるように構成
したものであるから、上述した効果をより一層高めるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像情報処理装置
を表した回路図である。
【図2】画像情報処理装置における誤差検出回路の他の
例を表した回路図である。
【図3】画像情報処理装置の基本構成模式図である。
【図4】被写体の反りを説明するための模式図である。
【図5】被写体が反った場合におけるシェージング波と
読取波との関係を表した図であり、(a)は被写体が図
4の実線で示されるように反った時、(b)は被写体が
図4の仮想線で示されるように反った時のものである。
【符号の説明】
1a〜1f 発光素子 2 イメージセンサ 3 A/D変換器 9 誤差検出回路 9a,9b 読取波用サンプルホールド回路 9aa,9bb シェージング波用サンプルホールド回
路 10 被写体 11a,11b 比較器 12a,12b ローパスフィルタ 13 切換手段 14a,14b ボトムホールド回路 14aa,14bb 放電抵抗 15a,15b 光量制御回路 X シェージング波 Y,Z アナログ画像データ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の並設された発光素子により被写体
    を照射し、この照射された被写体を、該被写体から適宜
    の距離をおいたイメージセンサにより撮像し、このイメ
    ージセンサからのアナログ画像データを、予めシェージ
    ング学習により記憶されているシェージング波及び黒基
    準に基づいてA/D変換器によりデジタル画像データに
    変換するように構成した画像情報処理装置において、 前記アナログ画像データの出力と前記シェージング波
    出力とを所定の間隔で検出して、これらの両出力どうし
    を比較し、前記被写体と前記イメージセンサとの間の距
    離が前記シェージング学習時と異なる場合に生じる出力
    差を所定の間隔で検出する誤差検出回路と、 この誤差検出回路の出力に従って上記出力差を縮める方
    向に、前記出力を生じている部分に対応する前記発光
    素子の光量を制御して、前記シェージング波と前記アナ
    ログ画像データとを相似形にする光量制御回路と、を具
    備したことを特徴とする画像情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像情報処理装置におい
    て、前記出力差を生じている 部分対応する発光素子は、
    並設された発光素子のうちの長手方向外側の発光素子
    であることを特徴とする画像情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像情報処理装置におい
    て、前記 光量制御回路による前記発光素子に対しての光量制
    御の有無を、シェージング学習時に行わないように切換
    える切換手段を備えた画像情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像情報処理装置におい
    て、前記 誤差検出回路の出力を平滑化するローパスフィルタ
    を備え、 このローパスフィルタの時定数を、前記被写体と前記イ
    メージセンサとの間の距離の変動に追従する程度に長め
    に設定したことを特徴とする画像情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載の画像情報処理装
    置において、 誤差検出回路は、 アナログ画像データの出力におけるシェージング波の出
    との差を所定の間隔でサンプルホールドする読取波用
    サンプルホールド回路と、 シェージング波の出力における前記差を所定の間隔でサ
    ンプルホールドするシェージング波用サンプルホールド
    回路と、 前記読取波用サンプルホールド回路の出力のボトムレベ
    ルをホールドするボトムホールド回路と、を備え、 このボトムホールド回路に任意の時定数を設定して、該
    ボトムホールド回路の出力と前記シェージング波用サン
    プルホールド回路の出力との差を検出することを特徴と
    する画像情報処理装置。
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