JP3209246U - パルプモールド製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観に突出部がなくて見栄えの良い蓋付きのパルプモールド製容器を提供する。【解決手段】容器本体101と蓋体102とをヒンジ部にて開閉できるように成形したパルプモールド製容器10であって、容器本体101の側面に、開口側上縁が低く奥側に行くほど高くなるような傾斜面を持ち、側方に開口する嵌合用凹部113を設け、蓋体102の側辺部に留め用フラップ123を連設し、かつ留め用フラップ123に嵌合用凹部113に嵌入できる形状の嵌合用凸部125を形成し、嵌合用凸部125を嵌合用凹部113に外側から挿入して弾性的に嵌合させ、蓋閉じするようにしたパルプモールド製容器である。【選択図】図4

Description

本考案は、パルプ素材で一体成形により形成するパルプモールド製容器に関する。
従来、パルプ素材で一体成形により形成するパルプモールド製容器であって、容器本体に蓋体を一側のヒンジ部で連設し、そのヒンジ部から蓋体を折り曲げることによって容器本体上に蓋閉するようにしたパルプモールド製容器として、例えば、特許文献1(特開2013−233935号公報)や特許文献2(特開2012-158371号公報)に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載されたパルプモールド製容器では、蓋体の側面に係止用穴を開けると共にその穴に係止突片を設け、容器本体の同じ側の側面には受け板を連設し、その受け板に下面側が開いている凸部を形成し、蓋閉時に蓋体の側面の内側に容器本体の受け板を重ならせ、受け板側の凸部を蓋体側の係止用穴から突出させ、その凸部の開いている下面側に係止用穴の係止突片に係合させて抜けなくし、蓋閉状態に固定する構造である。
この従来例の場合、容器本体側の受け板の凸部を蓋体の側面において係止用穴から外側に突出させるために、凸部の突出長だけ容器本体の側面に凸凹ができ、また穴が見える問題点があった。
また特許文献2に記載されたパルプモールド製容器では、蓋体の側面にラッチ受け用穴を設け、容器本体の同じ側の側面にはラッチ板を連設し、そのラッチ板の前記ラッチ受け用穴と対応する部分に突起を形成し、蓋閉時に蓋体の側面の外側に容器本体のラッチ板を重ならせ、蓋体側のラッチ受け用穴にラッチ板の突起を外側から挿入して係合させて抜けなくし、蓋閉状態に固定する構造である。
この従来例の場合にも、蓋体の側面にラッチ受け用穴を開ける必要があるという問題点があった。
さらに、地球環境を考えて行くうえで、パッケージは必要ではあるが環境への負荷は免れないものである。そこで環境への負荷を極力少なくする方法を考えると捨てない箱が一番良いと考えられる。しかし、不変の物は無くいずれは捨ててしまうことになる。そこで、消費者にとって極力捨てたくないと思えるデザインで、しかも素材は環境への負荷を抑えた循環型社会に合致する素材で作られている容器の需要は大きい。
パルプモールド製容器はこのような消費者の要求に応えられる可能性がある。ところが、そのような容器を製作するにあたり、消費者が捨てたくなくなるようなデザインの容器にするには蓋の留め方が大きな課題となる。
従来の卵パック用のパルプモールド製容器は、成型技術上の問題や機能重視のために穴を開けたり差込口を付けて差し込んだり、あるいはパルプモールド製容器の本体には留めるための細工がなかったりで、消費者がリユースしたいと望むような容器がなかった
特開2013−233935号公報 特開2012−158371号公報
本考案は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、容器本体や蓋体に外気が流通するような穴を開ける必要がなく、外観的にもすぐれた、密閉性の良いパルプモールド製容器を提供することを目的とする。
本考案は、上面が開口し、開口部周縁に本体側フランジを形成した容器本体と、下面が開口し、開口部周縁に蓋側フランジを形成した蓋体とを、前記本体側フランジの一辺に前記蓋側フランジの一辺を連設してヒンジ部とし、当該ヒンジ部を介して前記蓋体が前記容器本体に対して開閉できるようにしたパルプモールド製容器であって、前記容器本体の前記ヒンジ部とは反対側の側面に、開口側上縁が低く奥側に行くほど高くなるような傾斜面を持ち、側方に開口する嵌合用凹部を形成し、前記蓋側フランジにおける前記ヒンジ部とは反対側の側辺に留め用フラップを、その連設基部が折り曲げできるようにして連設し、前記留め用フラップに、前記嵌合用凹部に嵌合できる形状の嵌合用凸部を形成し、前記嵌合用凹部と前記嵌合用凸部との寸法関係は、前記容器本体上に前記蓋体を、前記本体側フランジと前記蓋側フランジとが合わさるように閉じ、前記留め用フラップを前記容器本体の前記側面の外側に垂らした状態で前記嵌合用凹部の上縁部よりも前記嵌合用凸部の上端部が若干上側に位置するような関係にし、前記嵌合用凸部の先端の位置を強制的に下側に移動するように変形させて前記嵌合用凹部に外側から挿入して弾性的に嵌合させ、蓋閉じするようにしたパルプモールド製容器を特徴とする。
本考案によれば、容器本体側にも蓋体側にも容器内外に空気を流通させるような穴を形成せずに蓋閉状態を保持できる嵌合構造を備えたパルプモールド製容器を提供できる。
本考案の1つの実施の形態のパルプモールド製容器の蓋閉状態の斜視図。 上記実施の形態のパルプモールド製容器の蓋開状態の斜視図。 上記実施の形態のパルプモールド製容器の蓋閉状態を底面側から見た斜視図。 上記実施の形態のパルプモールド製容器の半開状態の斜視図。 上記実施の形態のパルプモールド製容器の蓋閉状態を短辺側の側方から見た斜視図。 上記実施の形態のパルプモールド製容器の蓋閉状態での嵌合用凹部と嵌合用凸部との弾性的な嵌合状態を示す垂直断面図。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて詳説する。実施の形態のパルプモールド製容器10は、下側半体をなす容器本体101と上側半体をなす蓋体102とのそれぞれの片側同士をヒンジ部103にて連設した形状の一体成形物であり、図2に示す蓋開状態で一体成形される。
上面が開口した容器本体101は、収容部111の上面開口部の周縁に本体側フランジ112を形成した構造である。さらに収容部111の一側面、実施の形態では長辺側の側面の中央部に、嵌合用凹部113を収容部111の内側に凹むように一体に形成している。この嵌合用凹部113の形状、形成位置については後述する。
他方、蓋体102は、蓋本体121の下面開口部の周縁に蓋側フランジ122を形成した構造である。蓋側フランジ122におけるヒンジ部103とは反対側の長辺部には、留め用フラップ123を、短ヒンジ部124を介して一体に連設している。留め用フラップ123には、蓋閉状態で容器本体101の側面の嵌合用凹部113と対応する部位に嵌合用凸部125を一体に形成している。
実施の形態のパルプモールド製容器10は、図2に示す蓋開状態からヒンジ部103で蓋体102を上側に起こし、図3に示す状態を経て図1、図4に示す蓋閉状態にする。図3から図1、図4に示す蓋閉状態にして自律的にその状態を保持させるために、容器本体101側の一側面に蓋体102の留め用フラップ123を外側から下方に垂らし、若干下方に変形するように引いた状態で容器本体101側の側方に開口している嵌合用凹部113に対してこの留め用フラップ123の嵌合用凸部125を押し入れて弾性的に嵌合させる。
この弾性的な嵌合状態を自律的に保持できるようにするために、嵌合用凹部113と嵌合用凸部125とは次のような形成位置、また形状に成形している。容器本体101の収容部111の側面に形成した嵌合用凹部113については、その開口部上縁113aから収容部111の内部に深く入るに従って傾斜面114が上がる形状にしている。他方、蓋体102の留め用フラップ123に形成した嵌合用凸部125は、嵌合状態で上側となる面126を、嵌合用凹部113の上側の傾斜面114とほぼ平行になるような傾斜面にしている。さらに、容器本体101側の嵌合用凹部113の開口部上縁113aから容器側フランジ112の面までの距離Aと、蓋体102側の留め用フラップ123の嵌合用凸部125の突出基部125aから短ヒンジ部124までの距離Bとは、変形させない自由状態でこの弾性嵌合構造が成立するような寸法関係に設定している。
このような弾性嵌合構造を持たせることにより、図6の断面図に示すように、そのまま閉めると蓋体102のフラップ123の嵌合用凸部125が容器本体101側の嵌合用凹部113に入らないので、紙パルプ素材の柔軟性を利用し留め用フラップ123を少し下方に引っ張りながら嵌合用凹部113に嵌合用凸部125を嵌入する。そして手を離す。これによって、下方に引っ張られていた留め用フラップ123は紙パルプ素材の元に戻ろうとする復元力で少し上方に上がり、嵌合用凹部113に嵌合用凸部123の角度が合い、蓋体102が容器本体101にしっかり留まり、自律的にその状態を保持できることになる。この嵌合状態では、容器本体101側の嵌合用凹部113の上側傾斜面114に蓋体102のフラップ123の傾斜した嵌合用凸部125の上側の面126が弾性的に嵌合し、自然力では抜け出せなくして蓋閉状態を自律的に保持できる。
このように蓋閉状態にした本実施の形態のパルプモールド製容器10では、図5に示すように、短辺側の側方から見た場合に従来例のような容器外に突出する部分がなく、意匠的にすっきりした外観を見せることができる。
尚、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではなく、特に縦横深さの寸法やそれらの寸法比は用途に応じて任意に決定することができる。また嵌合用凹部、嵌合用凸部もそれぞれ1カ所に限らず複数箇所であってもよい。
10 パルプモールド製容器
101 容器本体
102 蓋体
103 ヒンジ部
111 収容部
112 容器側フランジ
113 嵌合用凹部
113a 開口部上縁
114 傾斜面
121 蓋本体
122 蓋側フランジ
123 留め用フラップ
124 短ヒンジ部
125 嵌合用凸部
125a 基部
126 上側の面

Claims (1)

  1. 上面が開口し、開口部周縁に本体側フランジを形成した容器本体と、下面が開口し、開口部周縁に蓋側フランジを形成した蓋体とを、前記本体側フランジの一辺に前記蓋側フランジの一辺を連設してヒンジ部とし、当該ヒンジ部を介して前記蓋体が前記容器本体に対して開閉できるようにしたパルプモールド製容器であって、
    前記容器本体の前記ヒンジ部とは反対側の側面に、開口側上縁が低く奥側に行くほど高くなるような傾斜面を持ち、側方に開口する嵌合用凹部を形成し、
    前記蓋側フランジにおける前記ヒンジ部とは反対側の側辺に留め用フラップを、その連設基部が折り曲げできるようにして連設し、
    前記留め用フラップに、前記嵌合用凹部に嵌合できる形状の嵌合用凸部を形成し、
    前記嵌合用凹部と前記嵌合用凸部との寸法関係は、前記容器本体上に前記蓋体を、前記本体側フランジと前記蓋側フランジとが合わさるように閉じ、前記留め用フラップを前記容器本体の前記側面の外側に垂らした状態で前記嵌合用凹部の上縁部よりも前記嵌合用凸部の上端部が若干上側に位置するような関係にし、
    前記嵌合用凸部の先端の位置を強制的に下側に移動するように変形させて前記嵌合用凹部に外側から挿入して弾性的に嵌合させ、蓋閉じするようにしたことを特徴とするパルプモールド製容器。


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