JP3209228U - ゴムバンド - Google Patents

Abstract

【課題】オムツやリハビリパンツを容易にずらすことが出来なくなることが可能なズレないゴムバンドを提供する。【解決手段】伸縮バンド２に枢着された補強布３と、この補強布３に固着されゴムバンド１を所定の形状に形成させる固定手段とを備え、ずれにくくする。【選択図】図１

Description

この考案は、ゴム製の伸縮バンドに錠付きボタンを設けた、バンドに関するものである。

着衣の上に巻いて着衣のずれを防止する機能を有するバンドが提供されている。（例えば、特許文献１参照）

実用新案登録第３１７１１３２号公報

上記のようなベルトをオムツやリハビリパンツのずれ防止に使用する場合、健常者であれば意識的に着用されるので、外すことはないが、認知症等の利用者が着用した場合、無意識に外そうとするので、マジックテープ等でとめた場合には容易に外れてしまうという問題があった。

オムツやリハビリパンツを着用されている方で、認知症等の病気を持たれている方が、無意識にそれをズラしたりして、毎日のようによく失禁等をされていた。それを処理する者は、汚物の処理・体の清拭・布団等の洗濯・床等の掃除等を、その都度おこなわないといけないため、経済的（オムツ・洗剤等）時間的・精神的負担になっている。

この考案は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、伸縮ベルトの機能と錠付きボタンの機能を一体化することにより、認知症等の利用者が、オムツ等のズレ防止に使用した場合に、ズレることのないゴムバンドを得ることを目的とする。

伸縮バンドに枢着された補強布と、この補強布に固着されゴムバンドを所定の形状に形成させる固定手段とを備えたものである

この考案のズレないゴムバンドは、ゴム製で伸縮性があり、身体に密着するため、不用意に手で触っても外れ難くく、しかも本体を取り外しにくくする錠付きボタンが付いており、ズレ防止に役立つ。

ゴムバンドの位置決め手段と利用者の腰の中心部分を合わせて着用することにより、タッチホックをへその部分にもってくることができ、タッチホックを解除した時にへその部分から左右に開くので、パット交換も容易にできる。すなわち、失禁が抑えられることにより、経済的・時間的・精神的負担を軽減させることが見込まれる。（図３参照）

この考案の実施の形態１を示すゴムバンドの正面図である。 この考案の実施の形態１を示す。タッチホックの構造図である。 この考案の実施の形態１におけるゴムバンドの装着図である。

図１は、この考案の一実施の形態を示すゴムバンドの正面図である。図において１は、ゴムバンドであり、ゴム製の伸縮バンド２と、補強布３と、ゴムバンド１を所定の形状（輪状）に形成させる固定手段である。タッチホック４（錠付きボタン）により、一体的に形成されている。図２はタッチホック４（錠付きボタン）の構造図であり、解除する場合は、ボタン４ａを爪を立てて中央部を押さないと開錠されないようになっている。３は、例えばポリプロピレン製で形成されており、伸縮バンドを伸ばした時に切れにくくするための補強手段であると共に伸縮バンド２とタッチホック４を強固に一体化するものである

このように構成されたゴムバンド１は、伸縮性があり体に密着させ、不用意に手で触っても外れ難く、錠付きボタン４になっており容易にはずすことができない。また、これらを一体化することによりオムツ等をズレにくくすることができる。

図１の２ａは位置決め手段であり、利用者の腰の中心部分を合わせて着用することにより、タッチホック４をへその部分にもってくることができ、タッチホック４を解除した時にへその部分から左右に開くので、パット交換も容易にできる。すなわち、失禁が抑えられることにより、経済的・時間的・精神的負担を軽減させることができる。（図３参照）

１ ゴムバンド，２ 伸縮バンド，２ａ 位置決め手段，３ 補強布，４ タッチホック，４ａ ボタン。

Claims (4)

1. 伸縮バンドに枢着された補強布と、この補強布に固着されゴムバンドを所定の形状に形成させる固定手段とを備えたことを特徴とするゴムバンド
2. 前記固定手段はタッチホック（錠付きボタン）であることを特徴とする請求項１記載のゴムバンド。
3. 前記補強布はポリプロピレン製であることを特徴とする請求項１または請求項２記載のゴムバンド
4. 前記伸縮バンドに位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載のゴムバンド。

Images