JP3208649U - 敷マット - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて簡易かつ低コストな構造により、仰臥時における身体の姿勢を使用者に拘束感や違和感を感じさせることなく矯正できる敷マットを提供する。【解決手段】略長方形の敷マット10であって、頭側辺中央部に凹部12を設けてなり、使用時において、頭側辺が仰臥した使用者の概ね胸椎の中央部に位置し、足側辺が使用者の足首に位置し、凹部12の底辺が使用者の概ね腰椎の中央部に位置するように構成し、さらに、凹部12を挟む左右の凸部11を、それぞれ頭側辺から足側に向けて昇り勾配の傾斜面を設けた。【選択図】図2

Description

本考案は、布団やベッドの上に敷いて使用することで睡眠時の姿勢を矯正する敷マットに関する。
一般的な日本人の起立時における姿勢は、頭がやや前方に出て背中が丸くなり、骨盤が後傾し、膝は外旋し、足先は内旋し、内股気味となる傾向がある。これは、形態人類学的な特徴であるとともに、歴史的に草履や下駄を履く生活習慣に由来する特徴でもある。
かかる姿勢が定着した日本人が睡眠時に平面の寝具上に仰臥すると、図1に示したように、体重は後頭部、背中中央部分の脊柱起立筋、殿筋、および踵骨に集中して掛かる。また、仰臥時には、両腕が脱力して肘関節が下方に落ちるため、肩関節が上がり気味となり、僧帽筋の上部が伸長し、これに引っ張られて広背筋も伸長させられる。その結果、骨盤がさらに後傾して膝関節が屈曲する。すなわち、仰臥時においても起立時と同様な姿勢を継続する形となり、全身の筋肉の緊張が十分に緩和されにくい。睡眠中の寝返りは、無意識のうちに筋肉をストレッチしてかかる緊張を緩和するための作用である。実際、仰臥位を苦しく感じる人にあっては、主に横臥位や伏臥位で睡眠を取る場合も多く、寝つきが悪い、寝ても十分に疲れが取れない、寝起きがつらいといった睡眠障害を生じたり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因ともなっている。
睡眠の質と睡眠時の姿勢との関係については早くから注目され、低反発素材や表面の凹凸構造により体圧分散効果を奏する多種多様な敷マットが開発されて普及している。また、特許文献1に係る背筋安定用マットや、特許文献2に係る姿勢矯正台とマットの組み合わせの如く、姿勢矯正効果を奏する構造体を実装した敷マットも提案されている。
登録実用新案公報第3057711号 登録実用新案公報第3205949号
しかし、低反発素材や表面の凹凸構造により体圧分散効果を奏する敷マットは、使用者の身体が寝具に沈み込んで密着するため、人によっては圧迫感や不快感を感じるほか、脊柱の丸まりを積極的に矯正する効果は期待できない。また、特許文献1に係る背筋安定用マットは敷マット内の硬質芯材により寝返りや横臥位への遷移を制限し、背筋すなわち脊柱を強制的に固定するものであって、使用者にとって拘束感が強く、快適性を欠く。さらに、特許文献2に係る姿勢矯正台とマットの組み合わせは、上半身を一段高い姿勢矯正台に載せて下半身との間に段差を設けることで腰椎を強制的に伸ばすことで腰痛の改善を図るものであるが、使用者は腰椎部に常時圧迫感を感じて快適性を欠くだけでなく、睡眠中の多少の身体の動きで上半身が矯正台から転落してしまうおそれもあって、必ずしも実用性の高いものとはいえない。
本願考案は、先行技術のかかる問題を解決し、極めて簡易かつ低コストな構造により、仰臥時における身体の姿勢を使用者に拘束感や違和感を感じさせることなく矯正できる敷マットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本願考案の請求項1に記載した敷マットは、略長方形の敷マットであって、頭側辺中央部に凹部を設けてなることを特徴とする。該敷マットは、たとえば、一定の反発力を有するウレタンスポンジ等の軟質材を通気性の良い布帛で被覆したものであり、極めて簡易かつ低コストで製造することができる。なお、前記軟質材としては、プラスティック(ポリプロピレン)等の合成樹脂繊維をヘチマの内部繊維構造のように立体網目状に成型したものを用いれば、耐久性と通気性を高めることができ、より好適である。
また、請求項2に記載した敷マットは、請求項1に記載した敷マットであって、使用時において、前記頭側辺が仰臥した使用者の概ね胸椎の中央部に位置し、足側辺が使用者の足首に位置し、前記凹部の底辺が使用者の概ね腰椎の中央部に位置するように構成したことを特徴とする。該敷マットは、使用者の身体に応じた複数のサイズを設ける必要があるが、いずれのサイズにおいても、使用者の腰椎の中央部、すなわち概ね第2〜4腰椎付近以下の下半身が敷マット上に位置し、かつ、踵は敷マットから先に突出して接地する形となる大きさとする。
また、請求項3に記載した敷マットは、請求項2に記載した敷マットであって、前記凹部を挟む左右の凸部は、それぞれ前記頭側辺から足側に向けて昇り勾配の傾斜面を有することを特徴とする。かかる構成により、使用者が敷マット上に仰臥した際には、両腕の肘から先が前記傾斜面上に位置し、手首部分が肩よりも高い位置に自然に保持される。
本考案に係る敷マットは、従来の布団やベッド等の寝具に敷いてその上に仰臥するだけで、起立時に猫背がちである脊柱を本来のS字カーブに近い状態へ、後傾がちである骨盤を前傾へと自然に矯正するので、全身の筋肉の緊張が緩和し呼吸も楽になることで睡眠障害等の症状が緩和されるだけでなく、身体の新陳代謝の活発化、血行促進、肩こりや腰痛の改善、いびきや睡眠時無呼吸症候群の改善といった効果が期待できる。また、特段の構造体を設けていなくても使用者の身体が敷マット上から転落することもなく、使用者は圧迫感や違和感なく使用することができる。
(第1実施形態)
以下、本考案に係る敷マットの構成や作用効果について図を用いて説明する。図2は本考案の第1実施形態に係る敷マット10の平面図であり、図3はこれを頭側から見た状態を示す図、図4は足側から見た状態を示す図、図5は左側から見た状態を示す図である。また、図6は使用者が敷マット10上に仰臥した状態を示す平面図、図7はこれを左側から見た状態を示す側面図である。
敷マット10は、頭側辺の中央部に凹部12を設けてなり、これを挟むように左右に凸部11が突出している。敷マット10の全体の大きさは使用者の身体の大きさに応じて任意であるが、使用状態図に示す如く、頭側辺を仰臥した使用者の概ね胸椎の中央部の下に位置させた場合、凹部12の上辺が使用者の概ね腰椎の中央部の下に位置し、足側辺は使用者の概ね足首の下に位置する形とする。また、使用者の両肩は敷マット10の頭側辺よりも上で接地し、使用者の両腕は概ね肘から先が凸部11上に載る形となる。敷マット10の厚みも使用者の身体の大きさに応じて任意であるが、成人用としては概ね60mm程度が好適である。
使用状態側面図に示す如く、敷マット10上に仰臥すると、使用者の腰椎の中央部から下、足首より上の下半身が敷マットの厚み分だけ上半身よりも高い位置に保持され、起立時に丸まっていた脊柱が本来のS字カーブに近い状態に矯正される。一方、両腕の肘から先も敷マットの厚み分だけ高い位置に保持されるため、腕の重さが身体に干渉しなくなり、肩関節が下がって胸郭が拡がり、顎も上がって気道が十分に開放される。また、肩関節が自然に下がることにより、僧帽筋や広背筋にも負荷が掛からなくなる。さらに、踵が敷マットの厚み分だけ落ちて荷重がかからなくなるため、膝の過伸展がなくなって下腿は自然に伸びる。そして、これらの相乗効果により、骨盤の後傾が矯正される。その結果、全身の筋肉の緊張が緩和されるとともに呼吸も楽になり、睡眠障害等の症状が緩和されるのである。
(第2実施形態)
図8は本考案の第2実施形態に係る敷マット20の平面図であり、図9はこれを頭側から見た状態を示す図、図10は足側から見た状態を示す図、図11は左側から見た状態を示す図である。また、図12は使用者が敷マット20上に仰臥した状態を左側から見た側面図である。
敷マット20の平面形状は敷マット10と同様であるが、凹部22を挟む左右の凸部21は、それぞれ頭側辺から足側に向けて昇り勾配の傾斜面を有し、使用者の両掌に当たる位置からマット本体部23に落ちる形で峰部24を設けている。使用者が敷マット20上に仰臥すると両肘から先は傾斜面に沿って上方に伸び、両掌が峰部24を掴む形となる。
本第2実施形態に係る敷マット20では、凸部21に傾斜面を設けたことにより、使用者の両腕がやや上方に向けて自然に保持されるため、両肩が無理なく寝具表面に接地して肩関節が下がる。このため、第1実施形態に係る敷マット10以上に胸郭を拡げて呼吸を楽にする効果が期待できる。
本考案に係る敷マットは極めて簡易な構造であり、低コストで製造可能である。また、布団やベッド等の既存の寝具上に敷くだけで簡単に使用でき、使用者に拘束感や違和感を感じさせないため、家庭の寝室や宿泊施設、病院や介護施設等においても普及させ易い。
仰臥時の人体の側面図である。 第1実施形態に係る敷マット10の平面図である。 第1実施形態に係る敷マット10を頭側から見た図である。 第1実施形態に係る敷マット10を足側から見た図である。 第1実施形態に係る敷マット10の左側面図である。 第1実施形態に係る敷マット10の使用状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る敷マット10の使用状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る敷マット20の平面図である。 第2実施形態に係る敷マット20を頭側から見た図である。 第2実施形態に係る敷マット20を足側から見た図である。 第2実施形態に係る敷マット20の左側面図である。 第2実施形態に係る敷マット20の使用状態を示す側面図である。
10 敷マット(第1実施形態)
11 凸部(第1実施形態)
12 凹部(第1実施形態)
13 敷マット本体(第1実施形態)
20 敷マット(第2実施形態)
21 凸部(第2実施形態)
22 凹部(第2実施形態)
23 敷マット本体(第2実施形態)
24 峰部

Claims (3)

  1. 略長方形の敷マットであって、頭側辺中央部に凹部を設けてなることを特徴とする敷マット。
  2. 使用時において、前記頭側辺が仰臥した使用者の概ね胸椎の中央部に位置し、足側辺が使用者の足首に位置し、前記凹部の底辺が使用者の概ね腰椎の中央部に位置するように構成したことを特徴とする、請求項1に記載の敷マット。
  3. 前記凹部を挟む左右の凸部は、それぞれ前記頭側辺から足側に向けて昇り勾配の傾斜面を有することを特徴とする、請求項2に記載の敷マット。
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