JP3207960B2 - 筆記具用軸 - Google Patents

筆記具用軸

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JP3207960B2
JP3207960B2 JP04554093A JP4554093A JP3207960B2 JP 3207960 B2 JP3207960 B2 JP 3207960B2 JP 04554093 A JP04554093 A JP 04554093A JP 4554093 A JP4554093 A JP 4554093A JP 3207960 B2 JP3207960 B2 JP 3207960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆軸や各種ペンの軸な
ど筆記具用の軸にかかり、詳しくは木質様の外観を有す
る筆記具用軸に関する。
【0002】
【従来の技術】筆は、墨や絵具をふくませるための穂
と、柄の部分となる軸からなっている。一般に、軸は竹
から作られることが多いが、木や骨角などからも作られ
ている。ところで、これら竹や木などは天然のものであ
ることから、その寸法を揃えるためには手頃な大きさに
成育したものを選んで伐採する必要があり、また寸法的
にはある程度揃えられても筆の軸に加工するには多くの
手間がかかる。したがって、これら天然のものから軸を
作るためには生産コストが高くなってしまい、当然完成
した筆自体も高いものになってしまうのである。このよ
うな現状から、天然の竹や木に代わるものとして、例え
ば筆ペンに見られるような樹脂性の軸も普及されつつあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特に筆で
は、持つ部分である軸が樹脂性であると、天然の竹や木
と異なり手になじみにくく、また外観上も安っぽく見え
ることから、高級な筆に樹脂の軸を用いるには難があ
る。一方、筆ペンなどにおいても、木目などの木質様を
付与し、手作り感を付加して高級感を出し、これによっ
て付加価値を高め、他社製品と差をつけようといった試
みも見受けられる。しかしながら、単に樹脂成形品に木
質様を印刷しただけでは、握った感触も天然の木とは全
く異なり、また見た感じも十分な木質感が得られず、よ
って本来の目的である高級感や手作り感を与えるまでに
は至っていないのが実状である。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、筆や筆ペンなどの筆記具
用の軸として、特に天然の木に比べ遜色のない木質様を
有し、かつ量産が可能で天然のものに比べ安価に製造で
き、しかも軸表面の手触り感が柔らかく木質感に富んだ
軸を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の筆記具用軸では、磨砕処理が施され白色無機顔料
が表面に担持されたセルロース系微粉粒と、有色顔料
と、重合度が1000程度の塩化ビニル樹脂とが混合さ
れペレット化されてなるカラーペレットが、押出成形も
しくは射出成形により筒状に成形されてなることを前記
課題の解決手段とした。請求項2記載の筆記具用軸で
は、磨砕処理が施され白色無機顔料が表面に担持された
セルロース系微粉粒と樹脂とが混合されペレット化され
てなる生地材ペレットと、磨砕処理が施され白色無機顔
料が表面に担持されたセルロース系微粉粒と樹脂と有色
顔料とが混合されペレット化されてなり、かつ前記生地
材ペレットより溶融温度が高い木質様形成材ペレットと
が混合され、該ペレット混合物が押出成形もしくは射出
成形により筒状に成形されてなることを前記課題の解決
手段とした。
【0006】
【作用】本発明における請求項1記載の筆記具用軸によ
れば、白色無機顔料を担持したセルロース系微粉粒が磨
砕処理されていることから、従来の木材を直接微粉状に
粉砕したものが繊維状であるのと異なり、その表面に繊
毛が少なく粒状となり、よって軸表面にけば立ちがな
く、しかもセルロース系微粉粒自体もその一部が軸表面
に臨んでいるため肌触りがよくなる。また、セルロース
系微粉粒が繊維状でなく粒状をなしているため、繊維状
のものが配合分散した際その繊維状部分が絡み合って団
子状、綿状になってしまうのと異なり、個々が独立した
状態で分散されることから、顔料担持微粉粒自体も樹脂
に対し極めて分散性が良くなり、したがって成形されて
得られた筒状体についても十分に均一な材質のものとな
る。
【0007】さらに、セルロース系微粉粒が繊維状でな
く粒状をなしているため、従来の繊維状木粉のごとく水
(湿気を含む)、溶剤を吸着しあるいはこれを放出する
ことに起因する伸縮が極めて少なく、よってこれを含有
して形成された軸は寸法安定性に極めて優れたものとな
る。また、磨砕処理を施しかつ表面に白色無機顔料を担
持したセルロース系微粉粒を骨材としていることによ
り、該微粉粒による樹脂の吸着・吸い込みが極めて少な
くなって成形歪みを生ずることがほとんどなくなる。
【0008】また、この筆記具用軸にあっては、セルロ
ース系微粉粒が白色無機顔料を担持していることから担
持前に比べ耐熱性が向上していることにより、単に木粉
等セルロース系微粉粒を配合させ成形する場合に比べ成
形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化など変質
が抑制される。また、顔料を担持したことによってセル
ロース系微粉粒はその表面が覆われ、これにより微粉粒
中に含まれるリグニンや木酸が成形時に放出されること
が抑制されるため、該リグニンや木酸の放出に起因する
成形不良が防止される。
【0009】また、この筆記具用軸は、重合度1000
程度の塩化ビニル樹脂を用いたカラーペレットを、押出
成形もしくは射出成形することによって形成したもので
あるから、成形時に塩化ビニル樹脂が融合せず分離した
状態となり、これによって顔料による着色部が押し出し
方向もしくは射出方向に筋状に形成される。そして、こ
の筋状の着色部が天然の木目に極めて近い木目模様とな
る。
【0010】本発明における請求項2記載の筆記具用軸
によれば、生地材ペレットとこれより溶融温度の高い木
質様形成材ペレットとのペレット混合物が、押出成形も
しくは射出成形によって成形されるので、成形時、木質
様形成材ペレットが生地材ペレットに比べ溶融までの時
間が長く、したがってこれを利用し予め成形条件を設定
しておくことにより、木質様形成材ペレット中の有色顔
料が成形中の溶融材中に規則的に、あるいは均一に流れ
ることなく、不規則に流れて筋状の着色部を形成する。
そして、この筋状の着色部が天然の木目に極めて近い木
目模様となる。しかも、各ペレット中のセルロース系微
粉粒がその表面に白色無機顔料を担持しているので、得
られる成形体中において、該微粉粒が有色顔料より表面
側にくることによってその下の有色顔料の色が隠蔽さ
れ、これにより有色顔料によって形成される成形体表面
の着色部はその色や太さなどがきわめて不均一なものと
なり、一層天然の木目模様に近いものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。本発明にお
ける請求項1記載の筆記具用軸は、カラーペレットを原
料とし、このカラーペレットを円筒状に押出成形もしく
は射出成形することによって得られたものである。原料
となるカラーペレットは、磨砕処理が施され、かつ白色
無機顔料が表面に担持されたセルロース系微粉粒と、有
色顔料と、重合度が1000程度の塩化ビニル樹脂とが
混合されペレット化されたものである。
【0012】白色無機顔料を担持するセルロース系微粉
粒としては、木材の粗粉砕物、バカスの粗粉砕物、稲藁
の粗粉砕物等の各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を磨砕
処理することによって得られたものが用いられる。ここ
で、磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処
理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同
時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後研磨処理
を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、
ここで言う磨砕処理とは、後述するように粗粉砕物から
微粉砕物にする粉砕処理と、微粉砕された粉粒を、繊維
状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている
状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるよ
うに表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している
のである。
【0013】原料材の粗粉砕物を得るには、そのチップ
等を機械的な衝撃破砕により粉砕して150メッシュ、
好ましくは120メッシュよりも細かい粒径の粗粉砕粉
を得る。ここで機械的な粉砕には、例えばインペラーミ
ル(IMP−250;株式会社セイシン企業製)が好適
に使用される。そして、このような原料材粉砕物の磨砕
処理としては、例えば図1に示すボールミルによって行
うのが好ましい。このボールミルは、大気解放型のミル
本体1の周壁に冷却ジャケット2を設けたもので、供給
パイプ8から冷却ジャケット2内に冷却水を供給し、排
水パイプ9から排出することで冷却水を循環させ、これ
によってミル本体1内の温度を予め設定した温度、例え
ば80℃以下となるようにするものである。
【0014】ここで、ミル本体1の上部にはモータ5が
配設されており、このモータ5の底部にはミル本体1内
のボール3を攪拌するロータ4が配設されている。ロー
タ4は、モータ5の駆動によって回転し、ボール3と被
磨砕処理物とを攪拌することにより、これらを機械的に
接触させるものである。また、ミル本体1の錐形下部に
はバルブ6で開閉される取出し口7が設けられており、
磨砕処理後の被磨砕処理物を排出できるようになってい
る。
【0015】このボールミルのミル本体1内に装填され
るボール3は、外径3mm〜5mmのセラミックスボール、
特にジルコニア系やアルミナ系のセラミックスボールを
用いるのが好ましく、ステンレス、スチール等の金属製
のボールの使用は避けるのが好ましい。なぜなら、ステ
ンレス、スチール製等の金属製のボールでは、木粉等の
粉砕セルロース系粉がボールの表面に結着し、あるいは
金属製ボール相互の接触に伴う発熱によって粉砕粉に変
質をもたらすおそれがあり、また金属製ボールのかけら
等が発生し、粉砕セルロースの表面にそのかけらが担持
されて所望する微粉粒と異質のものになるおそれがある
からである。なお、この乾式ボールミルは密閉タイプで
あっても大気解放タイプであっても良いが、密閉タイプ
を採用した場合にはミル内に窒素ガス等の不活性ガスを
充填して用いるのが好ましい。
【0016】また、このボールミルでは、使用ボール3
の表面温度が90℃〜120℃の範囲となるように調整
され、ミル本体1の室内温度が80℃を超えないよう調
整されることにより、前記の原料材粉砕物の磨砕処理に
加えてその乾燥処理も同時に行われる。ここで、使用ボ
ール3の温度制御については、ミル本体1の容量と、こ
のミル本体1内に投入されるボール3の量と、ボール3
の材質、寸法ならびに投入粉砕物の投入温度、量、含有
水分量とに基づき、攪拌速度ならびにミル本体1の周面
に設けた冷却ジャケット2による冷却量等を調整するこ
とによって行われる。
【0017】なお、ボール3の表面温度は、対象材料に
よっても異なるものの、例えば木材粉の場合には100
℃〜120℃の範囲にするのが、磨砕の効率の点から好
ましい。ただし、磨砕に長時間を要する場合には暴爆の
防止の点から90℃〜100℃であることが望ましい。
また、磨砕において暴爆を生ずる危険のある場合には、
ミル本体1内の酸素濃度を15%以内とするのが好まし
く、その場合には例えばボールミル内に連続して窒素ガ
スを供給するといった方法を採用してもよい。
【0018】このようなボールミルによる磨砕処理によ
れば、ボール3の回転に伴って生ずる摩擦熱によりミル
本体1の内部温度が上昇し、一方冷却ジャケット2に循
環される冷却水よってミル本体1内の温度およびボール
3の表面温度が前記した範囲に調節されることにより、
原料材粉砕物が粉砕されると同時に強い加熱条件下にお
かれて乾燥せしめられ、これによって粒径が所望する範
囲、例えば100μm以下に揃えられ、しかも含有水分
が2.0重量%以下に調整されるのである。また、この
処理によれば、粗粉状態で投入された原料材粉砕物にボ
ール3が接触することにより、該ボール3に接触した原
料粉砕物は粉砕されて微粉砕物となるとともに、その表
面が研磨されることによって繊毛部分が非常に少ない表
面を有する微粉粒となる。
【0019】すなわち、原料材粉砕物はボール3の表面
に接触した際、機械的に圧潰されかつ磨耗されて粉砕・
研磨され、これと同時に加熱・乾燥されることから、含
有水分が効率良く取り除かれるのである。また、ボール
3から離脱した際急速に冷却されることから、加熱−冷
却の繰返しを受けることによって原料材粉砕物中の繊維
が膨縮作用を受けるとともに、急速に乾燥され、これに
よって繊維の先端部がボール3によって効率良く磨砕さ
れ、結果として周面に繊毛の少ない、独立した粒形状を
なす磨砕処理セルロース系微粉粒が得られるのである。
そして、このようにして得られたセルロース系微粉粒を
分級し、所望する範囲の粒径(例えば1〜10μm、1
0〜20μm、20〜50μm、50〜100μm)に
揃え、白色無機顔料を担持するための本発明のセルロー
ス系微粉粒とする。
【0020】また、原料粉砕物の磨砕処理としては、図
1に示すボールミルに代えて、例えば図2に示すような
粉砕機30を用いて行うこともできる。この粉砕機30
は、石うすの原理を利用したもので、2枚の砥石31、
31を所定の間隙を介して対向させ、これらの間に原料
粉砕物を入れた後、一方の砥石31を高速回転させるこ
とによって粉砕処理および研磨処理を、すなわち磨砕処
理を行うものである。
【0021】ここで、砥石31は、その内面が中心部に
いくに連れて漸次上方あるいは下方に傾斜する皿型のも
のであり、これらはその中央部間が広く、周辺部間が狭
くなるよう対向配置されて用いられるものである。ま
た、これら砥石31は、図3に示すようにその中央部に
取り付け用の孔32を形成したドーナッツ板状のもの
で、その内面に多数の送り溝33…を形成したものであ
る。送り溝33は、砥石31の回転によって生じる遠心
力により、被処理物を砥石31の半径方向に無理なく案
内するためのものである。
【0022】このような粉砕機30によって原料粉砕物
の磨砕処理を行うには、2枚の砥石31、31のそれぞ
れの中央部間に原料粉砕物を投入し、その後一方の砥石
31を高速回転する。すると、原料粉砕物は2枚の砥石
31、31間で遠心力、衝撃力、剪断力等を受けて漸次
粉砕され、小径となるに連れて遠心力により送り溝33
…に沿って半径方向外周側に移動せしめられ、さらにそ
の過程で衝撃力、剪断力を受けて粉砕されるとともにそ
の周面(表面)が研磨処理され、結果として磨砕処理さ
れて周面に繊毛の少ない、独立した粒形状をなす磨砕処
理セルロース系微粉粒となるのである。
【0023】そして、このようにして得られたセルロー
ス系微粉粒についても、ボールミルによる場合と同様に
分級され所望する範囲の粒径に揃えられることにより、
白色無機顔料を担持するための本発明のセルロース系微
粉粒となる。担持される白色無機顔料としては、酸化チ
タン、リトポン、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム等
が使用可能であるが、特に酸化チタンが、得られる筆記
具用軸に十分な白色度を付与するうえで好ましい。ま
た、この白色無機顔料の粒径については、前記セルロー
ス系微粉粒より十分に小さく調整されたものとされる。
【0024】また、該白色無機顔料の前記セルロース系
微粉粒への担持方法としては、図1に示したボールミル
によってセルロース系微粉粒を得た場合、例えば前記セ
ルロース系微粉粒と白色顔料とを混合し、得られた混合
粒子を気相中に分散させながら衝撃力を主体とする機械
的熱的エネルギーを粒子に付与し、セルロース系微粉粒
を母粒子とし、この母粒子の周面に顔料粒子を担持させ
るといった方法が採用される。すなわち、この方法はセ
ルロース系微粉粒に比べ顔料粒子の方が硬いことを利用
した方法であり、このような硬度の違いによって顔料粒
子をセルロース系微粉粒の表面にめりこませ、あるいは
喰い込ませた状態に担持せしめ得るのである。なお、ボ
ールミルによって得られたセルロース系微粉粒は、前述
したように磨砕処理と同時に乾燥処理もなされているこ
とから、担持処理に供すまでの保管を乾燥状態が十分に
保てるようにしておけば、担持処理後特に乾燥処理を行
うことなく後述する成形処理に供すことができる。
【0025】また、他の担持方法として、特に図2に示
した粉砕機30を用いてセルロース系微粉粒を得た場合
には、セルロース系微粉粒と白色顔料との混合粒子を図
1に示したようなボールミルに投入し、再度磨砕処理を
施すことによってセルロース系微粉粒周面に白色無機顔
料粒子を担持させるのが好ましい。なぜなら、ボールミ
ルによる磨砕処理では前述したようにその処理の過程で
摩擦熱が生じ、結果として乾燥処理が同時に行われるか
らである。すなわち、白色顔料担持セルロース系微粉粒
としては、後述する成形処理に際してはその含水率が例
えば3重量%以下程度に低いものであることが成形上好
ましく、したがって予め乾燥処理を施しておくことが望
ましいものの、ボールミル法によって担持処理がなされ
た場合にはその処理過程にて乾燥処理も同時になされる
ことから、得られた担持微粉粒をそのまま成形処理に供
すことができるからである。
【0026】このような担持処理を施すことにより、図
4に示すように白色無機顔料粒子10…はセルロース系
微粉粒11の周面に喰い込み状態で担持されたものとな
る。なお、担持させる白色無機顔料の量としては、母粒
子となるセルロース系微粉粒の周面に重なり合って該周
面を覆いつくす量が上限とされるが、下限については軸
の所望する色相に応じて適宜決定される。
【0027】このようにして得られた顔料担持セルロー
ス系微粉粒は、白色無機顔料の色調とほぼ同一の色調を
有するものとなり、該担持微粉粒の製造過程においても
保管の過程においてもその凝集が認められなかった。カ
ラーペレットを形成する材料である有色顔料とは、本発
明においては白色顔料を除く酸化鉄等の茶色顔料やカー
ボン等の黒色顔料を指しており、得られる板材に要求さ
れる色相に応じて従来公知の顔料が適宜選択され使用さ
れる。
【0028】また、カラーペレットを形成する材料であ
る樹脂としては、重合度が1000程度の塩化ビニル樹
脂が用いられる。ここで、重合度を1000程度とした
のは、例えば800程度では押し出し成形時に樹脂同士
が融合し、結果として得られる板材表面に有色顔料によ
る着色部が筋状に形成され、これが木目模様になるとい
った後述する効果が薄れるからである。また、このよう
なカラーペレットにおいて、塩化ビニル樹脂と白色無機
顔料担持のセルロース系微粉粒との配合比率としては、
重量比で、塩化ビニル樹脂:セルロース系微粉粒=7
0:30〜50:50程度とされる。なぜなら、セルロ
ース系微粉粒の配合比率が30重量%(ただし、塩化ビ
ニル樹脂とセルロース系微粉粒との総量を100重量%
として)未満では、得られる板材に十分な木質様が得ら
れないからであり、50重量%を越えると、押し出し成
形が十分行えなかったり、得られる板材の強度が不足す
るなどの不都合を生じる恐れがあるからである。
【0029】なお、有色顔料については、得られる軸に
要求される色相に応じて適宜量が配合される。そして、
このようなカラーペレットが150〜180℃程度で所
望する寸法の円筒形状、すなわち筆の軸や筆ペン等各種
ペンの軸の形状に成形されることにより、図5に示すよ
うな本発明の軸20が得られるのである。このようにし
て得られた軸20は、セルロース系微粒子が白色無機顔
料を担持しこれにより該微粒子が白色顔料として機能す
ることから軸20の素地が白色系となり、かつ有色顔料
により所望する木質様の色相に着色されるたものとな
る。しかも成形時に、塩化ビニル樹脂が十分融合せずし
たがって有色顔料による着色にむらが生じ、このむらに
よる着色部21が押し出し方向に筋状に形成されること
から、結果としてこの筋状の着色部21が天然の木目に
極めて近い木目模様となっている。
【0030】なお、得られた軸20については、仕上げ
処理としてその表面にカラークリアーやラッカーなどが
塗布される。そして、筆を作製するには、図5に示すよ
うな軸20とは別に作製された穂22の後端側を軸20
の孔内に差し込み、さらに漆を塗って止めることにより
製品を得る。また、筆ペンを作製するには、穂の部分と
これの先端部に連通するインク溜めとを予め一体に形成
しておき、これのインク溜め部分を前記軸20内に挿入
し、さらに穂の部分を軸20に固定することによって製
品を得る。
【0031】このようにして得られた筆記具用軸20に
あっては、セルロース系微粉粒が磨砕処理されているこ
とから、その表面に繊毛が少なく粒状となっており、よ
って軸表面にけば立ちがなく、しかもセルロース系微粉
粒自体もその一部が軸表面に臨んでいるため肌触りがよ
くなり、したがってこれを握ると従来の樹脂製のものに
比べ木に近い感触が得られる。なお、前記実施例では本
発明の軸を円筒状のものとしたが、要求に応じ、例えば
正六角筒状のものなど、角筒状のものとしてもよい。
【0032】本発明における請求項2記載の筆記具用軸
は、生地材ペレットとこの生地材ペレットより溶融温度
が高い木質様形成材ペレットとを所定比で混合し、該ペ
レット混合物を押出成形もしくは射出成形により所望形
状に成形して得られたものである。生地材ペレットは、
磨砕処理が施され白色無機顔料が表面に担持されたセル
ロース系微粉粒と樹脂とが混合されペレット化されたも
のである。このペレットの成分とされる樹脂としては、
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、フェノール樹脂、ABS樹脂等各種のものが用いら
れるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂がより好適である。
【0033】また、磨砕処理が施され白色無機顔料が表
面に担持されたセルロース系微粉粒としては、前記請求
項1の筆記具用軸を成形するに際して用いられたものと
同一のものが用いられる。そして、このような白色顔料
担持セルロース系微粉粒と前記樹脂の粉末とが適宜比、
例えば重量比で、微粉粒:樹脂=30:70〜50:5
0程度の範囲となるよう混合され、ペレット化されるこ
とにより生地材ペレットが得られる。ペレット化につい
ては、例えば混合粉を多孔円形ノズルからひも状に押し
出し、これを切断するといった従来公知の手段によって
なされる。
【0034】木質様形成材ペレットは、磨砕処理が施さ
れ白色無機顔料が表面に担持されたセルロース系微粉粒
と、樹脂と有色顔料とが混合されペレット化されたもの
であり、前記生地材ペレットに比べその溶融温度が高い
ものである。溶融温度については、具体的には生地材ペ
レットの溶融温度(℃)に比べ3%程度高い温度、例え
ば生地材ペレットが180℃であれば木質様形成材ペレ
ットは約185℃となるよう予め調製される。ここで、
木質様形成ペレットの溶融温度を生地材ペレットの溶融
温度より高くするためには、溶融温度を高めるための公
知の添加剤を加えたり、あるいは後述するように樹脂の
グレードを溶融温度が高いものに代えるといった方法が
採用される。
【0035】このペレットの成分とされる樹脂として
は、前記生地材ペレットに用いた樹脂、すなわち塩化ビ
ニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が
用いられる。なお、樹脂の選択に際しては、当然生地材
ペレットに用いた樹脂と同一種のものを用いるのが望ま
しい。また、樹脂のグレードについては、前述のごとく
最終的に得られる木質様形成材ペレットが生地材ペレッ
トよりその溶融温度が高くなるように、別のものを選択
することができる。磨砕処理が施され白色無機顔料が表
面に担持されたセルロース系微粉粒については、生地材
ペレットに用いたものと同様の処理により得られたもの
が用いられる。
【0036】また、有色顔料については、酸化鉄やカド
ミウムイエロー、カーボンブラックなどの無機顔料が一
種あるいは複数種所望する色相、すなわち得られる製品
の生地自体の色、および後述する木目模様の色に応じて
適宜選択され用いられる。そして、白色顔料担持セルロ
ース系微粉粒と前記樹脂の粉末と有色顔料が適宜比で混
合され、ペレット化されることにより木質様形成材ペレ
ットが得られる。混合比については、白色顔料担持微粉
粒と樹脂粉末との比は前記生地材ペレットと同様の範囲
の重量比とされ、有色顔料の配合比は全体の5〜30重
量%程度とされる。なお、ペレット化については、生地
材ペレットと同様に従来公知の手段によってなされる。
【0037】このような生地材ペレットと木質様形成ペ
レットとが混合され、該ペレット混合物が押出成形もし
くは射出成形によって所望の筒形状に成形されることに
より、本発明の軸が得られる。生地材ペレットと木質様
形成ペレットとの混合比については、得られる軸の色相
や木質様形成材ペレット中の有色顔料の比率に基づいて
適宜決定されるが、通常は、生地材ペレット:木質様形
成材ペレット=90:10〜99:1(重量比)とされ
る。
【0038】これらペレットの混合物を押出成形もしく
は射出成形するにあたっては、予め生地材ペレットの溶
融温度に合わせて成形温度を設定するとともに、成形時
間も生地材ペレットに合わせて設定する。このような条
件で成形を行うと、生地材ペレットは正常に溶融し成形
方向に均一に流れる。一方、木質様形成材ペレットは生
地材ペレットより溶融温度が高いため溶融はするもの
の、生地材ペレットに比べその溶融状態が十分でなく、
したがって流れも悪く不均一になる。
【0039】そして、このように流れが悪く不均一にな
ることから、木質様形成材ペレット中の有色顔料も当然
均一に流れず、したがって得られた成形体は図6に示す
ようにその内部および表層部にて有色顔料による着色部
21が不均一に散在する。また、成形体表面では、有色
顔料が成形方向に沿って不均一に流れることにより図5
に示したように着色部21が筋状に現われ、これが天然
の木目模様にきわめて近い模様となる。しかも、特に成
形体の表層部においては、生地材ペレットあるいは木質
様形成材ペレット中の白色顔料を担持してなるセルロー
ス系微粉粒が着色部21の上にくると、セルロース系微
粉粒に担持された白色顔料により着色部21の色が隠蔽
されることから、図5に示した表面に見える着色部21
(筋状の模様)に不均一な濃淡が生じ、これによって着
色部21は一層天然の木目模様に近いものとなる。
【0040】このような軸にあっては、生地材ペレット
と木質様ペレットとを所望する色相に応じて適宜比で混
合し、これを押出もしくは射出成形することによって容
易に得られたものであり、しかもその木質様が筋状の木
目模様に濃淡があり、また生地部においても木質様ペレ
ット中の有色顔料が不均一に流れることから人工的でな
い濃淡が形成され、結果として全体が極めて天然の木質
様に酷似したものとなる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の筆記具用軸
は、その成形時に塩化ビニル樹脂が十分融合せず、した
がって有色顔料による着色にむらが生じ、このむらによ
る着色部が押し出し方向に筋状に形成され、結果として
天然の木目に極めて近い木目模様を有したものとなって
いる。したがって、樹脂等の板材に木目模様を付与する
にあたっては、従来では一般にプリントや表面を研削し
たのち塗料を塗布するといった方法が採られていたが、
本発明の板材では単に押出成形もしくは射出成形のみで
木目模様を付与することができ、よって極めて生産性に
優れたものとなるので、結果として筆等の筆記具のコス
トを低減することができる。
【0042】また、セルロース系微粉粒が磨砕処理され
ていることから、その表面に繊毛が少なく粒状となって
おり、よって軸表面にけば立ちがなく、しかもセルロー
ス系微粉粒自体もその一部が軸表面に臨んでいるため肌
触りがよくなり、したがってこれを握ると従来の樹脂製
のものに比べ木に近い感触が得られる。さらに、磨砕処
理が施され、かつ白色無機顔料を表面に担持したセルロ
ース系微粉粒を用いていることから、成形されて得られ
た筒状体が十分に均質でかつ成形歪みがなく寸法安定性
に優れたものとなる。
【0043】請求項2記載の筆記具用軸は、生地材ペレ
ットと木質様形成材ペレットの溶融温度の違いにより木
質様形成材ペレット中の有色顔料が不規則、不均一に流
れて筋状の着色部が形成されているとともに、生地その
ものも不均一に着色されたものとなっており、この筋状
の着色部が天然の木目に極めて近い木目模様となること
などから表面が極めて天然の木質様を呈するものとな
る。しかも、各ペレット中のセルロース系微粉粒がその
表面に白色無機顔料を担持しているので、得られる成形
体中において、該微粉粒が有色顔料より表面側にくるこ
とによってその下の有色顔料の色が隠蔽され、これによ
り有色顔料によって形成される成形体表面の着色部がそ
の色や太さなどがきわめて不均一なものとなり、一層天
然のものに近い木質様を呈するものとなる。したがっ
て、本発明の軸は、このように天然の木質様に極めて近
い表面を有していることから、樹脂と同様の成形方法で
得られるため低い生産コストで得られるにもかかわらず
天然の木材からなるものとほぼ同等の外観が得られ、従
来代替品として用いられていた樹脂成形品に木目模様を
印刷したものに比べ格段の高級感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】解放型のボールミルの要部破断正面図。
【図2】磨砕処理に用いられる粉砕機の一例を示す概略
構成図。
【図3】図2に示した粉砕機の砥石の一例を示す平面
図。
【図4】本発明に使用されるセルロース系微粉粒の無機
顔料を担持した状態を示す断面図。
【図5】本発明の筆記具用軸の一例を示す斜視図。
【図6】得られた軸の側断面拡大図。
【符号の説明】
1 ミル本体 3 ボール 10 白色無機顔料粒子 11 セルロース系微粉粒 20 軸 21 着色部 30 粉砕機
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 3/00 B43K 8/02 B43K 15/00 B05C 17/00 B29C 45/16,47/04,47/06 B29D 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磨砕処理が施され白色無機顔料が表面に
    担持されたセルロース系微粉粒と、有色顔料と、重合度
    が1000程度の塩化ビニル樹脂とが混合されペレット
    化されてなるカラーペレットが、押出成形もしくは射出
    成形により筒状に成形されてなることを特徴とする筆記
    具用軸。
  2. 【請求項2】磨砕処理が施され白色無機顔料が表面に担
    持されたセルロース系微粉粒と樹脂とが混合されペレッ
    ト化されてなる生地材ペレットと、磨砕処理が施され白
    色無機顔料が表面に担持されたセルロース系微粉粒と樹
    脂と有色顔料とが混合されペレット化されてなり、かつ
    前記生地材ペレットより溶融温度が高い木質様形成材ペ
    レットとが混合され、該ペレット混合物が押出成形もし
    くは射出成形により筒状に成形されてなることを特徴と
    する筆記具用軸。
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