JP3207866B2 - 試料の抽出装置 - Google Patents

試料の抽出装置

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JP3207866B2 JP05954391A JP5954391A JP3207866B2 JP 3207866 B2 JP3207866 B2 JP 3207866B2 JP 05954391 A JP05954391 A JP 05954391A JP 5954391 A JP5954391 A JP 5954391A JP 3207866 B2 JP3207866 B2 JP 3207866B2
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    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0203Solvent extraction of solids with a supercritical fluid
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T436/25Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物質から材料を抽出す
る装置に関するものであり、詳細には超臨界流体抽出に
関する。
【0002】
【発明の背景】超臨界流体は、抽出装置、クロマトグラ
フ及び他の関連装置において溶媒として使用される。臨
界温度は、それより上では気体と液体の区別が消失する
温度であり、そこでは全ての圧力に対して1つの流体相
が存在する。どんなに大きな圧力が加えられても、液相
を凝縮することはできない。超臨界領域は、臨界温度及
び臨界圧力より上の全ての温度及び圧力により規定され
る。超臨界流体は、一般に認められるように気体と液体
との有用な混成物であり、気体類似の粘度、液体類似の
密度、及び典型的な溶媒より大きい拡散率を有してい
る。超臨界流体の液体類似の密度は、実質上密度の直線
関数により、液体類似の可変の溶媒能力を与える。これ
により、溶媒の能力(通常化学的相互作用と考えられて
いる)を、単に物理的パラメータすなわち密度又は圧力
を調節することにより、設定(「ダイアル・イン」)す
ることかできる。可変の溶媒能力は、臨界圧力の約0.
6倍から溶媒密度がほぼ液体類似になる圧力までの圧力
に相当する密度において最も著しい。
【0003】超臨界流体の他の重要な特徴は、典型的な
液体溶媒と比較して、超臨界流体の粘度及び拡散率の輸
送性が、石炭、動植物の組織、あるいは充填層のような
複合マトリックス内部において大量輸送を高めることが
できることである。換言すれば、超臨界流体は、一層良
く浸透し、典型的液体と殆ど同じように溶解させる。そ
れ故、超臨界流体は、複合マトリックスの抽出に使用す
るのに一層効率的である。
【0004】超臨界流体の溶媒能力が可変であっても、
各超臨界流体には、液体のような物質のそれに近い最大
溶媒能力がある。液体の溶媒能力は、可変でもあり、実
質上密度の直線関数でもあるが、液体溶媒能力をかなり
増大させる必要がある。メタノールのような典型的な実
験室液体溶媒については、圧力を大気圧にまで下げるこ
とができ、溶媒と溶質からなる溶液は安定である。溶液
の濃縮及び溶質の乾燥のために溶媒を追い出すには熱を
供給しなければならない。液体二酸化炭素又はアンモニ
アのような、周囲温度で蒸気圧が非常に高い液体を使用
する場合には、溶媒は溶液を減圧すると容易に蒸発し
て、乾いた濃縮溶質を残す。しかし、共存する液相と気
相との間の結合ラインに対応する等温線に沿って密度の
不連続が存在する。密度及び溶媒能力の不連続のため、
実質的に、高く又は低く、あるいは「成功」又は「不成
功」になり、溶媒能力の制御の融通性が失われる。
【0005】大量輸送性に関しては、拡散率が重要なパ
ラメータである。液体の拡散率は広い範囲を包含し、そ
の幾つか(例えば、二酸化炭素及びアンモニア)は、液
体が臨界状態の近くにあるとき超臨界流体の拡散率と殆
ど同じである。これらの場合には、液体又は超臨界流体
は、効率的な抽出に充分である。しかし、普通使用され
ている液体については、拡散率は超臨界流体の場合より
10〜100倍低く、従ってこれらの液体は、抽出時間
に関して効率が小さい。
【0006】それ故、超臨界溶媒は、(1)溶媒能力の
連続範囲を大きくすることができ、従ってその範囲にわ
たって溶質の選択的溶解を行うことができること、
(2)熱入力(input)を可能な限り少なくした迅
速かつ完全な溶媒/溶質分離の手段を提供すること、及
び(3)複合マトリックスの抽出に要する時間を10〜
100倍減らすことができること、の点で優れている。
【0007】二酸化炭素は、廉価であり、無害であり、
高純度で容易に入手でき、かつその臨界温度が約31℃
であり熱的に不安定な化合物に対して有用であることか
ら、超臨界流体抽出システムに使用される主要な抽出流
体である。更に、二酸化炭素は、多数の普通の液体溶媒
と相互に溶解可能である。二酸化炭素の溶媒能力は、ヘ
キサンの溶媒能力と同じであることが判っている。従っ
て、大きな溶媒能力、超臨界流体の有利な性質、及び熱
的に不安定な化合物に対する穏やかな操作温度を必要と
する多数の用途が存在する。二酸化炭素と調節剤(mo
difiers)との混合物は、これらの要求事項を満
たしている。当事者には周知のように、超臨界流体は、
抽出及びクロマトグラフィにおいて溶媒として使用する
ことができる。このような用途では二酸化炭素は好まし
い溶媒である。エタン、亜酸化窒素、エチレン、あるい
は六フッ化硫黄のような臨界温度が周囲温度(25℃)
に近い他の流体も基本溶媒として動作する。これらの代
わりの溶媒を利用する可能性は、これらの溶媒を使用す
る際に固有の危険性があるため、むしろ開発されていな
い。
【0008】超臨界流体システムにおける溶質溶解性を
増やす他の方法は、温度制御によるものである。幾つか
の溶質について、最大密度であっても、超臨界流体への
受容可能な溶質溶解性を得るには、一定の最低温度が必
要であり、従って密度との簡単なP−T関係の他に温度
が溶質能力のパラメータでもあることが実証されてい
る。
【0009】大気圧(周囲の圧力)を超える圧力で圧縮
性流体を使用する抽出システムを構成するに当たって遭
遇する問題は、流体システムの圧力が、流動する流体の
質量流量と結合すると言うことである。これは、一定の
幾何学的形状寸法を備え、高い圧力から、但し周囲ある
いは真空の状態に一般には制限されない低い圧力までの
圧力降下を達成する絞り弁を使用する結果であり、従っ
て高い方の圧力を制限より上に置く唯一の実際的方法
は、質量流量を増やすことである。しかし、これらの抽
出システムを操作させるに際し、あらゆる圧力で質量流
量を同じにすることが望ましい。すなわち、低い方の圧
力を達成する小さい流量では、流体の所定の正味量を流
す時間は高い圧力での場合よりかなり長く、例えば時
間:分になる可能性がある。それ故、各圧力設定値で膨
張キャリヤ流体の同じ統合質量を与える流量により、複
数の圧力(例えば、1100psi、1300psi、
1500psi、3000psi、6000psi)で
順次操作するように調節することができるシステムで
は、手順を完了する時間が非常に長くなる可能性があ
り、手順が非能率になる。これは、臨界流体及び非臨界
流体の輸送性(例えば、粘度、拡散率)のために、従来
の流体を使用する抽出より時間的に効率が良くなり得る
近臨界流体抽出ばかりでなく、超臨界流体抽出システム
を操作させる場合にも特に正しい。しかし、その効率
は、圧力及び流れのパラメータを、ハードウェアの実現
のために、例えば幾何学的流れが一定になるという制限
のために、分離することができないときには失われる。
【0010】
【発明の目的】それ故、本発明の目的は、圧力及び流れ
のパラメータを分離し、これらのパラメータを独立に設
定し、かつ制御することができるようにすることにあ
る。
【0011】従来は、超臨界流体クロマトグラフ(SF
C)及び超臨界流体抽出(SFE)装置のオペレータ
は、圧力及び温度のパラメータを選択して所要密度パラ
メータを間接的に設定していた。密度は、通常、流体の
溶媒能力に対するその簡単な直線関係のために、超臨界
(及び近臨界)システムにおける圧力より意味の深いパ
ラメータである。しばしば、超臨界流体システムの以前
のどんな実施例でも、圧力及び温度の入力だけが許容さ
ていた。結果として得られる密度の計算、あるいは圧力
/密度/温度の関係の把握は、時折簡略な調べ表により
助けられることはあるが、ユーザに残されているもので
ある。それ故、これらの場合には、溶解能力を制御する
ことは、技法の洗練とユーザの忍耐力とに頼って状態方
程式を適切に適用することであった。
【0012】固形物の抽出は、典型的には伝統的な実験
室のガラス器具により人手で行われてきた。沸騰する液
体溶媒中に試料を浸漬すると共に、続いて得られる溶液
を濃縮するのを自動化する実験室装置は、Tecato
rにより「Soxtec」として市販さている。この装
置は分離を手順の一部として行うことができず、出力
(output)はオートサンプラ適合容器内に無く、
試料は抽出溶媒の沸点で決まる温度で煮沸され、これは
熱的に不安定な化合物にとっては不利である。最近、数
社が超臨界流体の使用に基づく装置を供給している。M
ilton Roy、Suprex、CCS、Lee
Scientific/Dionex、及びJasco
である。これら各社による装置は、例外的に精巧でもな
く、また自動化されていない。これらは、種々の程度の
人手の介入を必要としている。これらの装置では、定量
抽出に対して超臨界流体を使用する能力を完全には実現
していない。
【0013】従って、固形試料から超臨界流体技術を利
用して各種の物質を分離することができる装置を設計す
る熱望的必要性が存在する。分離された物質(抽出物)
又は残っている物質(残渣《raffinate》)の
いずれかが関心のあるものである。分離の過程を抽出と
言う。典型的には、この手順は人手を必須とするため
に、固形物の抽出を自動化する必要性も存在する。分析
装置用試料を調製する業務において、未加工試料を、分
析実験室で全世界に使用されている分析装置に導入する
のに適した形態に、試料調製することを自動化すること
は、非常に望ましい。固形物の抽出には、しばしば、分
離(例えば、カラム・クロマトグラフィによる)、濃
縮、溶媒交換、及び再構成のような他の操作が伴われ
る。これら一般的な操作を含む方法は、実際には多数の
(数段階から数百段までの範囲)人手操作段階で構成さ
れる。それ故、前述の5つの一般的操作を置き換えて、
試料を抽出装置に提示し、かつ分析装置のオートサンプ
ラに適した容器に分離物質の留分を受けるという1つの
段階しか必要としない装置を作ることが望まれていた。
【0014】固形試料から所定物質を分離することの改
良及び抽出、分離、濃縮、溶媒交換及び再構成のような
過程の一般的操作を自動化することが明らかに望ましい
目標である。当業者に既知の伝統的な実験室操作とは異
なる技法を使用することが、このような異なる技法が、
定量,反復可能性及び再現性,速さ,自動操作,自動化
可能性,衛生上の危険の減少,あるいは費用の低減(材
料及び労力)のいずれかの分野においても優れた性能を
示すならば、望ましく、かつかなり有利なものである。
【0015】理想的には、抽出装置は、孤立モジュー
ル、すなわち集積システムの構成要素となる装置であ
る。このようなシステムでは、試料を入れ、留分を自動
的に取り出すためのロボット式のアクセス可能性を備え
ることも甚だ望ましい。それ故、抽出システムの重要な
特徴は、試料入力の自動化(すなわち、固形試料用オー
トサンプラの追加)、及び留分出力の自動化(すなわ
ち、更なる化学的操作及び大規模な連続操作を伴う留分
の収集)のために、その品質向上性にある。抽出流体成
分を混合する外部ポンプ・モジュールも将来追加するこ
とができる。
【0016】抽出システムを利用する際の他の改良は、
入力される試料及び出力される留分溶液に対して標準の
入力容器及び出力容器を使用することである。装置は従
って固形試料を受け入れる複数の大きさの抽出室を備え
ることになる。
【0017】改良された抽出装置は、また自動化された
「方法」を取り入れることになり、この方法は或る1つ
の試料に関連する一連の操作として規定される。例とし
ては、限定するものではないが、弁の動作、熱区域設定
点の変更、抽出流体溶媒の選択、再構成溶媒の選択、流
路の選択、留分出力の用途,密度/圧力の設定点の変
更、流量設定点の変更がある。このような自動化抽出装
置はまた、1つのあるいは種々の方法で、自動選択可能
な出力先、自動選択可能な入力抽出流体成分、溶媒交換
/再構成エミュレーションプロセスのための自動選択可
能なすすぎ溶媒を、夫々提供する。
【0018】
【発明の概要】本発明は、主要抽出溶媒として超臨界二
酸化炭素を使用して複合マトリックスから試料成分を抽
出し、得られた抽出物を、オートサンプラ瓶を我々の分
析装置(CC、LC、SFC)の自動注入システムに直
接適合できるようにして、ユーザ選択の試料収集容器
(オートサンプラ瓶、大型容器、浅い水鉢等)に集める
試料調製装置を提供する。本発明は、溶媒抽出、ソック
スレー抽出、液体/液体抽出、濃縮、あるいは蒸発のよ
うな伝統的調製手順に置き代わるものである。溶媒能力
を、密度、調節剤濃度、及び温度により階段状に選定で
きるようにして、超臨界流体抽出器は、幾つかの用途に
おいてカラム・クロマトグラフィの試料分離を模擬でき
る。
【0019】従って、制御装置、可変かつ制御可能な流
れ制限を有する少なくとも1つの要素、及び試料収容部
からなる流体流れシステム装置を使用して、試料から成
分を抽出する方法が開示される。本発明の方法は、試料
を試料収容部に挿入する段階、温度、圧力、流量、及び
抽出時間の設定点を制御装置に入力する段階、及び加圧
流体を供給する段階からなる。流体を流れシステム装置
に入力流量設定点で注入するポンプに、流体を導くこと
により、抽出プロセスを開始する。システム圧力を、流
体がシステム内に汲み上げられるにつれて検知し、可変
流れ制限を調整して設定点圧力を達成し、保持する。抽
出は、流体を設定点流量で試料内部を通過させて導き、
試料収容部を出る流体混合物を膨張ノズル部に導くこと
により行われる。好ましくは、本発明の方法は、入力抽
出時間が経過するまで流れ、圧力、温度の設定点を常に
制御することを含む。或る実施例では、設定点を入力す
る段階は、これらのパラメータを所定の順序で変える抽
出の方法が得られるように反復される。本発明の方法
は、可変流れ制限を制御するためにオリフィスを開閉す
ること、あるいは設定点圧力が達成されるまでオリフィ
スを閉じること、及びオリフィスの絞りを制御して設定
点圧力を維持することを考えている。
【0020】本発明は、試料から成分を抽出する装置を
も開示している。好適には、ポンプモータ及びポンプモ
ータ速度制御器を備えたガス液化用ポンプが、ポンプの
出力の圧力を設定点圧力に調整する手段と共に設けられ
ている。抽出部への加圧流体の供給は、流れシステムに
より試料を保持するための手段である。この装置はま
た、可変オリフィスを備えたノズル、及び信号をポンプ
モータ速度制御器に供給するための圧力トランスデュー
サ(trasducer)からレギュレータ・フィード
バック・ループに接続されている圧力信号供給用の圧力
トランスデューサを備えている。ノズルによる圧力降下
は、膨張流体から溶解物質を沈澱させる一方、流れ及び
圧力のパラメータを分離させる。別の1つの実施例で
は、レギュレータ・フィードバック・ループは、流体の
圧力を所定値に維持するように、ポンプの速度を制御
し、可変オリフィスを有するノズルは、加圧流体の質量
流量を所定値に制限する絞りを作るように設定される。
代わりの他の実施例では、ポンプは質量流量の調節を行
う計量ポンプを備え、可変オリフィスを有するノズルは
加圧流体の圧力を所定に維持する絞りを作るように設定
される。
【0021】このように好適な実施例では、本発明に従
って作られた試料から成分を抽出する装置を開示してい
る。記述したシステムは、1つ以上の溶媒流体源及び高
圧ポンプに接続された1つ以上の抽出溶媒流体入力ポー
トを備えている。圧力トランスデューサは、高圧ポンプ
から供給された流体の圧力を測定する。抽出室流れシス
テムは、好適には試料を流体の流れシステム内に保持す
る抽出室、及び試料を抽出室に入れる試料入力モジュー
ルを備えて設けられる。流体流れを抽出室部を通るよう
にするバイパス流れシステムも設けられている。これら
の流れシステムは、バイパス流れシステムと抽出室流れ
システムとを併合する手段により結合されている。抽出
された成分を分離するために、本発明は、少なくとも1
つのノズルとトラップ・サブアセンブリとからなる、抽
出溶媒流体を試料からの成分と分離する試料収集手段を
利用している。少なくとも1つの試料収集容器の他に、
流れトランスデューサも好適に組み込まれている。本発
明の装置のこの好適な実施例では、加圧流体は、独立に
決定されかつ制御される条件の下で、試料内部を通過し
て流れ、試料からの1つ以上の所定の成分を溶解し、成
分は試料収集容器により集められる。上述の基本装置に
対する多数の変形例及び追加例を以下に詳細に示す。
【0022】最後に、本発明は、ユーザにより所定の値
にプログラムすることができ、かつこのような値を維持
するようにシステムを調整する圧力・熱制御システムを
備えた超臨界流体抽出システムの操作方法をも開示す
る。最初にユーザは、操作流体設定点密度及び区域温度
を入力し、システムは設定点密度をその流体に対する状
態方程式の所定の領域で設定点として区別し得る値に丸
める。次に、システムは、設定点密度に対応する操作圧
力を、これらの変数間の既知の関係を利用して計算す
る。ユーザは、密度及び温度の値が装置の操作領域外の
圧力を生ずれば知らされ、操作圧力及び他の値が表示さ
れる。最後に、システムは、値を、設定点密度を抽出プ
ロセス中設計仕様に維持する圧力・温度制御システムに
伝える。
【0023】
【実施例】本発明の第1の特徴によれば、流れ及び圧力
の設定点を分離することができる。ユーザは、試料を流
れシステムに挿入し、温度制御設定点及び制御圧力又は
密度設定点を入力して、本発明による超臨界流体抽出の
手順を開始する。密度設定点の方を選択すれば、密度設
定点の入力値を使用して制御圧力を計算しなければなら
ない。オペレータは、次に制御流量、抽出に対する時間
の長さ−これは、抽出流体がどれだけ長く試料内部を通
過して流れるかを決める−を、システム・パラメータ時
間と共に入力する。本発明の方法は、全ての段階に対し
てパラメータ設定点の選択を繰り返し、これらのパラメ
ータをユーザが規定した順序で変える完全な抽出サイク
ルを作り出す。「開始」命令を発することより、装置は
以下の各段階を遂行する。(1)流体を、周囲圧力又は
大気圧より高い圧力の内容物が入っている標準ガスシリ
ンダから、ガス層又は液体層として回収する。(2)回
収した流体を、流体の所定の流量で抽出システムの残り
の部分に供給するよう電子的に制御されているポンプに
導く。(3)流体がシステムに注入されるとき、システ
ム圧力を検知する。(4)流体を閉鎖システム内に注入
することにより、設定点圧力が達成されるまでノズル・
オリフィスを閉鎖するように制御する。(5)設定点抽
出時間と比較するために時間測定を開始する。(6)ノ
ズル・オリフィスを適切な範囲の絞りに制御して、一旦
達成された設定圧力を維持し、システムへの流体注入が
設定点流量で継続するようにする。次に、流体を、試料
収容部内を通過させ、選択した流路を通して導く。シス
テムは、次に試料収容部を出る流体混合物を膨張ノズル
部に導き、抽出時間入力が経過し終わるまで、流れ、圧
力、及び温度の全ての調整された設定点を維持するよう
に続行する。
【0024】図1を参照すると、超臨界流体及び近臨界
流体を使用する本発明の抽出システムの一実施例が示し
てある。システムは、最初に、設定点圧力を制御するレ
ギュレータ104を備えたポンプ102を使用して、ガ
スシリンダ100からの二酸化炭素又は他の流体又は流
体混合物を加圧する。流れシステムは、分離すべき成分
を含む試料を保持している抽出部106に加圧流体を伝
える。システムは、次に流体溶液をノズル108に導
き、ここでその溶液は低い(例えば、大気の)圧力まで
減圧される。図示した実施例では、ノズル108は、質
量流量を制限する絞りを生成するように設定された可変
オリフィスを備えている。設定点圧力を達成するには、
レギュレータ104を使用してポンプ102の速さを調
整することによる。両分離パラメータは、独立に設定さ
れる。レギュレータ104は、信号をポンプモータ速度
制御器104に供給して所定の圧力設定点で操作を安定
させる圧力トランスデューサ112からのフィードバッ
ク・ループの一部である。流れトランスデューサ118
は、設定点流量を制御するノズルの可変オリフィスの物
理的絞りを調整する制御ループ116の一部として設け
られている。
【0025】図2に示す本発明の好適な実施例では、流
体は、計量ポンプ102により所定流量で汲み上げら
れ、流れシステムの残りの部分に、調節された質量流量
を供給する。再び、流体は、流体に浸されている抽出部
106にある試料内部を通過して流れ、試料からの物質
を溶解し、ノズル108での圧力降下を通して進む。ノ
ズル108は、高圧溶液内に圧力降下を生じさせて膨張
抽出流体から溶解物質を沈澱させる領域としての他に、
加圧システムに対する背圧レギュレータとしても働く。
圧力トランスデューサ112からの信号を使用する制御
ループ110は、ノズル108による物理的絞りを制御
し、ポンプシステムにより、流れ無しから約4g/分ま
での範囲に計量された質量流量の全範囲について設定点
圧力を維持する。当業者により理解されるように、可変
環状オリフィス・ノズル108は、多様な手段で実現す
ることができる。例えば、修正ニードルバルブは、膨張
領域の設計に特別な注意を払って構成することができ
る。
【0026】超臨界流体を使用するときは、密度のパラ
メータは、圧力及び温度の関数であるが、流体の溶媒能
力(溶解力)に直接関連付けられる。それ故、溶媒能力
は、3つのパラメータの中の2つを設定し調整すること
により、調節可能であり、かつ選定可能である。圧力ト
ランスデューサは共通であるが、典型的な抽出装置の操
作状態での密度トランスデューサは共通でないから、所
望の操作密度及び温度を選択し、適切な操作圧力を計算
し,その圧力に制御するのが好ましい。
【0027】圧力及び流れを独立に制御することによ
り、化学者は、操作圧力を選択して抽出流体溶媒を変
え、ポンプ流量を変えて抽出流体処理量の割合(又は効
率)を変えることができる。パラメータを分離した状態
で、ユーザは、両パラメータの範囲にわたり所定の時間
量だけ、すなわち抽出流体の正味量を抽出することがで
きる。本質的に、これら全てのパラメータ、流量、圧
力、及び時間は、今や独立している。本発明の或る実施
例では、流れシステムの多数の区画の温度も第4のパラ
メータとして独立に制御される。
【0028】当業者には容易に認められるように、本発
明は、クロマトグラフの効率を可能な限り大きくするこ
とにより超臨界流体クロマトグラフィ(SFC)をかな
り発展させている。SFC抽出装置の将来の典型的な実
施例は、超臨界及び近臨界のキャリヤ流体(移動相とも
言われる)を用いる操作から必要な圧力降下を生じさせ
るのに固定絞り(穴、或る長さの細管、フリット等)を
採用していた。絞りの直径は、代表的には数ミクロンで
あった。SFCで使用する場合において、密度(圧
力)、流体、及び温度のパラメータを開発することは、
超臨界流体抽出(SFF)で行う程度に重要である。固
定絞りの場合には、クロマトグラフのオペレータは、流
量を変えて操作圧力を達成するしかなかった。したし、
これは、クロマトグラフ分離においては、流量が分離効
率上重要なパラメータであるため、望ましくない。高い
圧力を達成するのに必要な流量は、最も効率の良いクロ
マトグラフ領域で、すなわちファンディームター(va
n Deemter)曲線の極小で、操作させるには、
はるかに大き過ぎることがしばしばである。従って、本
発明により開示されているように、密度(圧力)と流量
の独立制御は、適切なクロマトグラフ操作を可能とする
ものである。
【0029】図3には、固形物、半固形物、及び少量の
液体から成分を抽出する本発明の装置の好適な実施例が
示されている。この装置は、ガスボンベ100からの複
数の抽出流体の入力ポートを備えており、その各々はバ
ルブ101及び、或る場合には下流に設置されて、必要
に応じて多数から1つのポートを選択する付随チェック
バルブ203を備えている。上流で、かつポンプへの注
入の直前に流体温度を制御する熱交換器204をも設け
ることができる。溶媒は、ポンプ室内部で必要な流体圧
縮性を与えるように熱的に制御することができる高圧ポ
ンプ202を通して流れる。流体の汲み上げによる圧力
の波打ち現象を減衰するように、パルスダンパ205が
ポンプ202の下流に設けられている。次に、流れは
「バイパス」部及び「室」部と言う2つの部分に分割さ
れる。バルブ207、209は、流れを、この2つの部
分のいずれかに、両方に、あるいはいずでもなく、向け
るように設けられている。流れシステムの室部は、図3
に示す下方のバルブ209により調整される。予備加熱
器211は、溶媒の温度を調整するために流れシステム
のこの部分に再び設けることができる。別の予備加熱器
240を、バイパス部にも設けることができる。このよ
うにして流体は、抽出が行われる室210に流入する。
概略的に示したように、本発明の室は、好適には2つの
位置の間で動作する。この動作により、室を自動化する
ことができ、室210と試料が入っている容器との間に
必要な高圧シールを自動的に発生する装置を設けること
ができる。
【0030】室は、図示した2つの位置の間で動作する
ため、流体接続用管及び熱信号、制御信号、及びパワー
信号の可撓電子接続を含む可撓継手が設けられている。
これは、本発明の装置が流体を作動部分に供給する必要
があるからである。
【0031】室210の内部にある試料入力モジュール
は、好適には試料を、供給される動きによって作られる
必要な全てのシールによって、抽出室210を経由して
流れに挿入できるようにする。試料入力容器インターフ
ェース及びアクチュエータは、好適には、円筒容器の種
々の大きさに適合できるようになっている。「シンブ
ル」(thimble)と言う試料入力容器は、好適に
は、自動化ベンチ(bench)内の共通の容器であ
り、同じ容器を、試料輸送容器として、固相抽出カート
リッジの一部として、及びロ過装置の一部として役立て
ることができる。
【0032】上に指摘したように、本発明の流れシステ
ムは、図3に示すように、上方バルブ207で制御され
るバイパス部を備えている。バイパス部は、流体の流れ
を試料が入っている抽出室部210の周りに導き、室/
円筒形容器からの溶液の内容のサンプリングが行われる
前に、全ての制御がされた設定点を平衡させる。高圧ポ
ンプにより供給される流体の圧力は、圧力トランスデュ
ーサ20により測定されるが、このトランスデューサ
はバイパス内部に設定されているとして図示されてい
る。しかし、本発明の他の実施例では、トランスデュー
サ20は、他のどこにでも設置することができ、また
流れシステムの種々の点で圧力を一層完全に監視するた
めに1つ以上の別のトランスデューサを備えることがで
きる。
【0033】圧力/密度による抽出流体の溶媒力を有意
に制御するには、圧力トランスデューサ20を使用し
て行う。当業者に理解されるように、このような圧力ト
ランスデューサ20の構成は、該当する確度及び精度
の仕様を満たさなければならない。トランスデューサ
は、好適には、流体流に対する無効体積が可能な限り小
さくなるように機械的に選定され、背圧調整サブアセン
ブリ及び室210への両部への圧力降下を最小限にする
ために、背圧調整アセンブリに近接して、及び室210
の出口の比較的近くに設置される。当業者が容易に理解
するように、図3は本発明の概要図であり、記述した構
成要素の相対的設置は、システムの操作仕様と選択した
構成要素の性能によって決められる。
【0034】上述したバイパス及び抽出室の流路は、続
いて接合部213で共に併合され、適切なバルブ及びフ
ィルタを使用してノズル・トラップサブアセンブリ21
4に流入する。本発明の装置は、高圧流路を低圧すすぎ
部から分離するバルブをも備えている。微粒子によるノ
ズルアセンブリ214の故障をできる限り少なくするに
は、フィルタ215をノズル/トラップアセンブリの直
ぐ上流に設けるのが好ましい。
【0035】流れは、次に、システムの試料収集部を構
成するサブアセンブリに向けられ、ここで純粋抽出溶
媒、混合抽出溶媒、及び/又は抽出溶媒に溶解している
抽出成分の混合物が、ノズル・サブアセンブリ216に
よる圧力降下を受ける。液体二酸化炭素、あるいは二酸
化炭素とメタノールのような流体の亜臨界又は近臨界の
混合物のような高蒸気圧の液体は、圧力降下を受けると
膨張するので、圧力降下により抽出溶媒を溶解成分から
分離することができる。
【0036】ノズル・サブアセンブリ216はまた、圧
力制御ループ及び熱制御区域の一部として背圧調整機能
を受け持つ。但し、流れの制御は、圧力/密度の制御と
は無関係である。本発明の装置の好適な実施例では、流
れの制御は、ポンプ202により行われる。しかし、他
の実施例では、図1及び図2を参照して上述したよう
に、流れ制御のためにノズル216を使用し、ポンプ2
02に圧力及び密度を制御させることができるようにし
ている。
【0037】ノズル216で圧力降下を受けても液体の
ままでいる流体については、トラップ・サブアセンブリ
218を操作させて、これらを下流で蒸発させる。トラ
ップ・サブアセンブリ218は、沈澱する抽出成分を運
び去る膨張流動ガス流を隔てる区画となる。トラップ・
サブアセンブリ218には、不活性であるか、あるいは
吸着剤のような或る化学的活性、あるいは静止相又は結
合液相のような或る化学的官能性を有する、多孔質又は
粒状の物質を詰めることができる。当業者は、トラップ
・サブアセンブリ218の内部に使用する埋め込み物質
又は詰め物は、ユーザが分野を開発することができるパ
ラメータであることを容易に理解するであろう。
【0038】トラップ・サブアセンブリ218は、周囲
状態と加熱状態との間で操作することができる独立に制
御される熱区域でもある。圧力降下に遭っても蒸発しな
い抽出流体については、トラップ・サブアセンブリ21
8の熱制御を利用して、例えば、ヘキサン、あるいは調
節剤・二酸化炭素混合物を作るのに使用される調節剤の
ような流体を蒸発させることができる。
【0039】本発明の装置は、好適には、抽出操作中に
排出蒸気を開放孔/廃棄位置に導いたり、すすぎ段階中
にすすぎ溶液を種々の大きさの収集機器や開放孔/廃棄
位置に導いたりすることができる切替えバルブ(act
uated diverter valve)220,
234を備えている。切替えバルブ220,234は、
好適には、無効体積を可能な限り少なくしながら、バル
ブ動作を行う。バルブ動作は、すすぎ流体流又は排出抽
出流体を異なる届け先に導くのにも行われる。最初の届
け先は、液体廃棄流223及びガス状開放孔224の双
方への端部を有している分配カラム222である。第2
の届け先は、遠隔ポート225である。好適には、分配
カラム222は低温に制御され、ミスト除去成分を使用
して液体調節剤を基礎蒸発抽出流体から分離し、あるい
は液体溶媒を収集する。
【0040】流れトランスデューサ226又はロータメ
ータが、好適には、分配カラム222の上部に接続され
ている。分配カラム222はまた、すすぎ溶媒を供給す
るポートを備えた切替えバルブ220にも接続されてい
る。バルブ227(又は複数のバルブ)は、システム圧
力に耐え得、すすぎ溶媒ポンプ230を提供し、1つ以
上のすすぎ溶媒溜からすすぎ溶媒流を選択するのに設け
られている。すすぎ溶媒ポンプ230は、好適には、液
体クロマトグラフ式の帯域移動に適した可変分配率を備
えており、ユーザが選択した収集体積を所定の届け先に
供給するようにすることができる。すすぎ溶媒ポンプ2
30は、一層確実に操作するため、活性な入口バルブ2
31又は活性な出口バルブ232を備えて構成すること
ができる。これらのバルブは、典型的なチェックバルブ
かスイッチバルブでよい。
【0041】このようにして、所定の条件下で、すすぎ
溶媒は、ポンプ230及び切替えバルブ220を通して
トラップ・サブアセンブリに導かれ、沈澱成分を溶解
し、これらをユーザが選定した留分収集場所に移動させ
ることができる。トラップを通るすすぎ溶媒の方向は、
抽出段階中の抽出流体の流れに対して前方フラッシュ又
は後方フラッシュとすることができる。図3は、後方フ
ラッシュ・システムを示しているが、前方フラッシュも
本発明の好適な実施例である。
【0042】トラップ・サブアセンブリ218は、液体
廃棄ポート223、遠隔ポート225、及び好適には切
替えバルブ234により待ち状態にあるオート液体サン
プラ容器236に接続されている。バルブ234は、試
料収集容器236に供給するが、これは自動化を容易に
するために抽出室210に関連して上述したように動作
される。従って、好適な実施例では、本発明の装置は、
ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフに典型的に使
用されているオートサンプラ容器のような試料収集容器
に、複数の留分を集めることができる待ち列をも備えて
いる。
【0043】本発明の装置が受け入れる試料の主な形態
は、固形試料からなるが、液体をロ紙、吸着剤、又は粉
末のような固形保持体上に散布することにより少量(す
なわち、体積でマイクロリットルからミリリットル)の
液体を導入することが可能である。同様に、脂肪及びク
リームのような半固体を入力することができる。
【0044】本発明の他の実施例では、図3を参照して
上述したノズル/トラップ・サブアセンブリ214の他
に、1つ以上の更に別のノズル/トラップ・サブアセン
ブリを備えるのが望ましいことがある。このような付加
ノズル/トラップ・サブアセンブリは、本発明の装置に
組み込むか、あるいは本発明の装置と結合されている他
の装置に設置される。或る場合には、付加ノズルは単に
付加サブアセンブリであることもある。他の実施例で
は、他の装置に設けられるノズル及び/又はトラップ・
サブアセンブリを、本発明に従って作られた抽出器の一
部として好適に設けられているものと、完全に置き換え
ることができる。その他に、ノズル及びトラップ・サブ
アセンブリのハードウェアは、本発明の装置内で、ある
いは本発明の装置が設置されている装置内で機能を行う
ように適合することができ、その例としては、ガスクロ
マトグラフでの注入ポート、液体クロマトグラフでのプ
リカラム又はハートカットがある。
【0045】開示した装置に対する他の修正は、遠隔ポ
ート225及び/又はトラップ出口223、224と他
の分析装置−例えば、特に液体クロマトグラフ、紫外/
可視分光光度計、及び液体サンプラ−との間の付加接続
を組み立てる手段を設け、トラップ218から洗い落と
した留分を更に操作し、続いて分析するためにこれらの
装置に導くようにすることである。
【0046】同様に、図3に開示した装置は、ノズル/
トラップ・サブアセンブリ214の中の溶質を回収する
前に、あるいは他の装置に導く前に抽出室210を出る
流体溶液のサンプリングを行うように修正することがで
きる。例えば、サンプルした流れを、おそらく高圧であ
るが、紫外/可視分光光度計に、あるいは液体クロマト
グラフ、超臨界流体クロマトグラフ、ガスクロマトグラ
フのような多様な他の分析装置のサンプリング・バルブ
を通して導くことができる。
【0047】図3を参照して上述したように、トラップ
218には、詰め込み材料を詰めることができる。しか
し、本発明の装置の別の実施例は、幾つかの化学的に活
性な詰め込み材料(例えば、典型的な液体クロマトグラ
フのカラム詰め込み材料、吸着剤、あるいは他の多孔質
材料)を備えた別の領域、及びこのような領域への流体
の方向を制御する別のバルブである別の熱区域制御及び
ハードウェアを備えることができる。このような装置を
追加することにより、試料が入っている抽出室210を
出る溶液の混合物を、その溶液がノズル及び/又はトラ
ップ・サブアセンブリ214に到達する前に、分別を行
うように装置を使用することができる。室及び上述した
バイパス領域を通る流れは、熱区域の操作と共に、統合
されて試料物質を分別区域に堆積し、次にその区域から
成分を選択的に除去する。成分は、上述した装置構成の
どれかに集められる。
【0048】上述した試料収集容器236の待ち列は、
更に多数のオートサンプラ容器の収集、オートサンプラ
容器上のラベル(バーコードラベル)の読み取り及び/
又は書き込み、固相抽出又は他の典型的な湿式化学操作
による留分溶液内の成分の更なる分別、及び定量を含む
所定の分析法に適切な溶液を得るように分析実験室で行
われる典型的な湿式化学操作及び反応、のいずれかに対
して設けられる別の留分待ち列で補足することができ
る。
【0049】また、抽出容器を抽出室210に設置し、
室210から抽出容器を取り出し、抽出容器を待ち列/
貯蔵区域に置き直す自動化装置を設けることができる。
抽出容器(サンプル出力容器)上にラベルを読み書きす
ることも、このような実施例に設けることができる。
【0050】或る実施例では、ポンプ202は、抽出装
置に単成分、2成分、及び3成分の溶媒供給を行って流
体及び流体混合物、特に周囲状態では通常液体であるも
の、を混合するように操作することができるポンプを備
えることにより修正することがてきる。基礎抽出流体は
適切な管及びバルブを介して結合され、統合動作はワー
クステーション、又は他の命令を溶媒バルブ及びポンプ
に発するコンピュータ基準制御器を介して行われる。こ
のように、或る実施例では、流体及び流体混合物(特
に、周囲状態で通常液体であるもの)を基礎抽出流体と
して混合し、複数成分の抽出溶媒を形成する付加汲み上
げチャンネルを追加することは、抽出器装置内部に更に
他のポンプ及びバルブを組み込んで抽出流体用混合物を
得ることにより行うことができる。
【0051】最も好ましいのは、バルブを設けてすすぎ
溶媒流れを選択すること、及びすすぎ溶媒ポンプを設け
ることである。上述したように、すすぎ溶媒ポンプは、
システム圧力に耐えることができ、液体クロマトグラフ
式の帯域移動に適した分配率を備えている。
【0052】最後に、このようなシステムの設計に関す
る当業者により理解されるように、本発明の装置は、ハ
イフン方式(hyphenation)と言われる方法
で、他の装置又は技法と結合することができる。本発明
が企図しているハイフン方式の例は、試料の超臨界流体
抽出と結合した高圧固相抽出,超臨界流体抽出のプレカ
ーサーとしての固相抽出,試料の超臨界流体抽出後の抽
出物収集トラップ218により固相抽出と同程度に洗練
されている或る実施例での低圧分別,他の装置に対する
すすぎ溶媒インターフェース(すなわち、再構成溶
媒),試料が入っている室210と試料収集サブアセン
ブリ214(ノズル及びトラップ218)との高圧流サ
ンプリングで他の装置が高圧流からの試料を監視し又は
採取することができるように圧力制御機構のように動作
するサンプリング,複数の試料収集サブアセンブリの使
用,(a)ユーザからの他の届け先への他の命令と結合
して抽出器装置からの一連の動作を他の一連の動作と統
合できるようにすること、及び(b)一連の動作を構築
できる原始命令の特徴を有する命令セットの使用、であ
る。
【0053】本発明を、その幾つかが本発明と関連して
上述のようなノズル及び/又はトラップ部を具備し得る
他の分析装置と関連して利用できるように考えている。
このような分析装置には、ガスクロマトグラフ、液体ク
ロマトグラフ、及び超臨界流体クロマトグラフがある。
その他、本発明は、試料からの抽出物をノズルに到達す
る前に分別する手段をも備えることができる。このよう
な分析器は、抽出物及びノズルと関連してバルブ及び熱
制御手段を利用することになる。
【0054】本発明の装置は、各種の分野、すなわち超
臨界流体、流体の(超音速)膨張、抽出物の収集/再構
成、圧縮性流体の汲み上げ、設定点制御、での重要なパ
ラメータ及び制限の理解を応用している。上述したよう
に、システムは、溶媒を汲み上げるのに流体圧縮性アル
ゴリズムを利用し、流れ及び圧力/密度の制御を分離し
て行いながら溶媒能力(対圧力)に関する関連パラメー
タとして密度を入力できるようにする圧力・堆積・温度
アルゴリズムを利用している。好適には、システムは、
バイパス及び/又は希釈モードの流れを発生させる。或
る実施例では、抽出溶媒流体組成の選択を複数の入力に
より行っており、他の実施例では、抽出流体組成の選択
は別の汲み上げチャンネルにより行われる。適切なバル
ブ作用及び制御ソフトウェアを組み込んだ上述の実施例
では、静的な抽出及び動的流れ抽出の双方を行うことが
できる。本発明の装置はまた、複数区域の熱/圧力制御
を、特に臨界、近臨界、及び超臨界の各領域について、
それらのパラメータの密度制御に及ぼす影響を理解する
ことに基づく仕様に対して行う。
【0055】本発明は、密度/圧力/温度アルゴリズム
を設定点入力及び後続のパラメータ制御についてユーザ
・インターフェースに組み入れる方法をも提供する。本
発明のこの特徴によりオペレータは、パラメータとして
密度を、圧力(及び、従って密度)をユーザ指定の温度
に維持する電子制御ループの一部として圧力トランスデ
ューサを使用している機器に、入力できる。上述したよ
うに、この時点で、密度を直接制御する電子制御ループ
にとって密度トランスデューサは、汎用機器には適切で
ないが、本発明には取り入れることができる。
【0056】本発明はまた、ユーザが所要密度を入力し
て設定点密度を、抽出流体の流量を調節して密度設定点
を達成するようにする必要無しに維持できる熱制御シス
テムと共に、電子式圧力制御システムを備えている超臨
界流体抽出システムを操作させる方法を提供する。最初
に、操作密度及び区域温度をユーザ・インターフェース
を経由して入力する。次に、設定点密度を、状態方程式
の所定の領域で熱及び圧力の制御ループの制御能力があ
るとして、設定点として区別し得る値に丸める。次に、
システムは、相当する操作圧力を計算し、圧力及び温度
の設定点の組合せが機器の操作範囲外の圧力を生ずれ
ば、ユーザに知らせる。システムは、次に相当する操作
圧力をユーザに表示するので、全てのパラメータを目で
見ることができる。最後に、圧力及び温度の設定点を適
切な制御ループに伝えて、抽出又は他のサイクル中にお
いて密度を維持する。
【0057】開示した方法は、オペレータが超臨界流体
抽出器の機器操作に対するパラメータ設定点を選択する
に当たり、一層有意義な密度パラメータに重点を置くこ
とができるようにする手段を提供する。このようにし
て、オペレータは、表に示されていない温度及び圧力で
の密度に対して必然的にエントリ間で補間を必要とする
調べ表の使用の必然性を回避する。操作中、システム
は、相互作用パラメータの操作環境を超えているため、
−例えば、或る高い密度と高い温度との組合せが可能な
供給圧力を超えている場合−指定密度に達することがで
きないときは、直ちにユーザにフィードバックする。
【0058】従って、本発明は、その溶解力との非直線
関係が直観的でなく、溶解力(溶媒能力)が機器におけ
る重要なパラメータであるとき、所定の等温式によって
かなり変わるパラメータ(圧力)をユーザが入力するこ
とを回避している。パラメータとしての密度の重要性
が、新しいユーザに、それを使用する代わりに、訓練の
ように徐々に教え込まれる。
【0059】特定物質の状態方程式に基づき、制御プロ
グラムが、所定温度での対応する圧力の後続計算と共
に、密度を入力できるように作られる。このようなプロ
グラムは、調べ表への一層自動化された手掛かりである
ばかりでなく、設計余裕及び設計仕様(得られる密度に
影響を与える温度及び圧力の波打ち現象)を探究する道
具でもある。
【0060】本発明は、更に、ほぼ直接比例する溶媒能
力パラメータとしての密度の使用を促進するだけでな
く、ユーザに圧力の一層保守的な設定点の値を利用する
よう間接的に促し、これにより機器の寿命を長くするも
のである。この最後の点は、密度が高くなれば、圧力が
非常に増大し、結果として対応する密度の増加が非常に
小さくなる等温線の「S」形状から生ずるものである。
【0061】本発明の一定の実施例について詳細に述べ
てきたが、本発明は開示された実施例に限定されるもの
ではない。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、試料(固体、半固定、
液体)からの各種の成分を、超臨界流体を主な抽出溶媒
として、抽出することができ。しかも、本発明によれ
ば、この試料の抽出装置内への入力から、抽出された成
分のオートサンプラ容器への出力までを、自動化するこ
とができる。そして、試料の入力容器として標準のもの
が使用でき、かつオートサンプラ容器としても各種の分
析装置に直接適合できる標準のものを使用することがで
きる。
【0063】また、本発明によれば、圧力と流れのパラ
メータを分離することができ、これらのパラメータを夫
々独立に設定することができ、かつ夫々独立に制御する
ことができる。この結果、試料の抽出操作能率を大幅に
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抽出システムの概略説明図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例の概略説明図である。
【図3】本発明の抽出装置の好適な実施例の概略説明図
である。
【符号の説明】
100 ガスシリンダ 102,202 ポンプ 106,210 抽出部 108 ノズル 214 ノズル/トラップ・サブアセンブリ 216,218 トラップ・サブアセンブリ 112,201 圧力トランスデューサ 118,226 流れトランスデューサ 236 オートサンプラ容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 399117121 395 Page Mill Road Palo Alto,Californ ia U.S.A. (72)発明者 ポール クレイグ ドゥライデン アメリカ合衆国 ペンシルバニア州ウエ スト チェスター, パラスキー ドラ イブ 1547 (72)発明者 スティーブン ジェイムズ エンゲル アメリカ合衆国 ペンシルバニア州ケネ ット スクェアー, チェリル レイン 1600 (56)参考文献 特開 昭64−44847(JP,A) 特開 昭62−148855(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 11/00 G01N 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧した抽出流体の出力流れを作るための
    ポンプと、該ポンプからの前記出力流れの下流側に位置
    し、試料が維持される抽出室と、該抽出室をバイパスす
    るバイパス手段と、前記抽出流体の圧力を表す圧力信号
    を提供する圧力トランスデューサと、前記抽出室及び前
    記バイパス手段の下流側に位置し、少なくとも前記抽出
    流体の一部を気化するオリフィス手段とを有し、前記抽
    出流体の流量と圧力とを前記ポンプ及び前記オリフィス
    手段により制御して、前記試料の成分の抽出を行う試料
    の抽出装置において、 前記オリフィス手段及びトラップ手段はそれぞれノズル
    ・サブアセンブリ及びトラップ・サブアセンブリに設け
    られ、該ノズル・サブアセンブリ及び該トラップ・サブ
    アセンブリは互いに組み合わされてノズル/トラップ・
    サブアセンブリを構成し、 更に、すすぎ溶液を送液するためのすすぎ用ポンプ及び
    前記トラップ・サブアセンブリに結合される第1及び第
    2の切替バルブを有し、前記第1の切替バルブは、少な
    くとも、抽出操作中に排気蒸気の通過を可能にするか、
    又はすすぎ段階中に前記すすぎ用ポンプからのすすぎ溶
    液を前記トラップ手段に導くかを選択的に切替可能とさ
    れ、前記第2の切替バルブは、少なくとも、すすぎ段階
    中に前記トラップ手段からのすすぎ溶液を成分を収集す
    るための手段に導くことができるよう構成されることを
    特徴とする試料の抽出装置。
  2. 【請求項2】前記成分を収集するための手段は、少なく
    とも切替バルブに連通するようにして自動化されたオー
    ト液体サンプラを有することを特徴とする請求項1の試
    料の抽出装置。
  3. 【請求項3】抽出操作中に前記第1の切替バルブを通過
    した前記排気蒸気は、液体の排出、及びガス開放の両方
    が可能である分配カラムに導入されることを特徴とする
    請求項1の試料の抽出装置。
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