JP3207704U - 心臓マッサージトレーニング用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】胸骨を圧迫する際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することができる心臓マッサージトレーニング用シートを提供する。【解決手段】シート1は、心臓マッサージの訓練に用いるものであり、矩形をなしており、文字記載部2、3と人体表示部4とを備えている。また、シート1は、人体の少なくとも胸部が描かれた画像4aと、画像4aの心臓に対応する部位にペットボトルを配置する位置を示す目印4bと、を有する。【選択図】図1
Description
本考案は心臓マッサージトレーニング用シートに関する。
心肺蘇生法の訓練の際の訓練効果を高める目的で様々な補助具が知られている。例えば、消防・救命訓練用マネキン或いは人体に着脱可能であり、前胸部を覆う被覆シート本体と、被覆シート本体に貼着され、人体の肋骨・胸骨部位が表示された表示部とを具備する補助具が知られている。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)においては、圧迫部位となる心臓の上部にある胸骨の位置の把握に加え、胸骨を圧迫する際の適切な深さや力のいれ具合も重要な要素の1つである。例えば、心臓に模したゴム風船等を配置しても実際の適切な深さや力の入れ具合とは異なるのが現状である。
また、ゴム風船は圧迫部位への固定が難しく、また、必ずしも身近にあるものとは言えず、準備が大変である。
1つの側面では、本考案は、胸骨を圧迫する際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することを目的とする。
また、ゴム風船は圧迫部位への固定が難しく、また、必ずしも身近にあるものとは言えず、準備が大変である。
1つの側面では、本考案は、胸骨を圧迫する際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することを目的とする。
上記目的を達成するために、開示の心臓マッサージトレーニング用シートが提供される。この心臓マッサージトレーニング用シートは、人体の少なくとも胸部が描かれた画像と、画像の心臓に対応する部位に圧迫対象物を配置する位置を示す目印と、を有している。
1態様では、胸骨を圧迫する際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することができる。
以下、実施の形態のシートを、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のシートを示す図である。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のシートを示す図である。
実施の形態のシート1は、心臓マッサージの訓練に用いるものであり、圧迫の際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することができる。シート1は紙で作成されているが、ビニール、ポリエチレン等の素材を活用しても良い。
このシート1は、矩形をなしており、文字記載部2、3と、人体表示部4とを備えている。
文字記載部2には、例えば心臓マッサージの必要性を説明する文章が記載されている。
文字記載部3には、シート1の使用方法を説明する文章が記載されている。また、文字記載部3には、使い方を説明するウェブサイトやアプリ、動画等のQRコード(登録商標)が表示されていてもよい。
このシート1は、矩形をなしており、文字記載部2、3と、人体表示部4とを備えている。
文字記載部2には、例えば心臓マッサージの必要性を説明する文章が記載されている。
文字記載部3には、シート1の使用方法を説明する文章が記載されている。また、文字記載部3には、使い方を説明するウェブサイトやアプリ、動画等のQRコード(登録商標)が表示されていてもよい。
人体表示部4には、人体の胸部が描かれた画像4aが掲載されている。なお、人体の画像は写真でもよいし、イラストでもよい。画像4aの胸の中央部(心臓の位置)には、ペットボトルの形状を模した目印4bが描画されている。この目印4bは、ペットボトルの配置位置を示している。ペットボトルは複数のサイズごとに配置位置の目印があってもよい。
なお、シート1には図1に図示しない任意の情報が記載されていてもよい。
図2は、実施の形態のシートおよびペットボトルの使用方法を説明する図である。
シート1を使用する際には、シート1を平らな床上に置く。
なお、シート1には図1に図示しない任意の情報が記載されていてもよい。
図2は、実施の形態のシートおよびペットボトルの使用方法を説明する図である。
シート1を使用する際には、シート1を平らな床上に置く。
そして、シート1の目印4b上にペットボトル5を配置する。ペットボトル5はキャップが取り付けられており、押したときの圧力、深さ、加速度等が実際に人体の胸部を押圧したときのものに近くなるように設計されている。もちろん既製のペットボトルを活用してもよい。 ペットボトルには内部圧力を適正な値に調整するために入れる水の量を示すラインが記載されていても良い。内容物の有無は特に限定されない。
訓練者(使用者)がペットボトル5を圧迫することで、心臓マッサージに近い感触を選ることができる。圧迫方法は、一般的に知られている方法と同じである。一例を示せば、一方の手をペットボトルの中央部に配置する。そして、他方の手をその上に重ねる。このとき、両手の指を交互に組んでもよい。そして、肘をまっすぐに伸ばして手の付け根部分に体重をかけ、ペットボトルが適切な深さまで凹むよう(ペットボトルが少なくとも50mm程度凹むまで)圧迫する。1分間に約100?120回程度のテンポで圧迫する。絶え間なく(例えば30回連続で)圧迫する(ただしこれらの数値は最新の心肺蘇生ガイドラインに準拠し変更するものとする)。
これにより、より実際に近い感覚で心臓マッサージの訓練を行うことができる。
訓練者が正しく訓練できているかどうかを判断する手段としては、例えば以下のものが挙げられる。
ペットボトル5に正しい圧をかけられているかを測定するために、例えばキャップ等に内部圧力を計測する器具をつけても良い。
これにより、より実際に近い感覚で心臓マッサージの訓練を行うことができる。
訓練者が正しく訓練できているかどうかを判断する手段としては、例えば以下のものが挙げられる。
ペットボトル5に正しい圧をかけられているかを測定するために、例えばキャップ等に内部圧力を計測する器具をつけても良い。
また、スマートフォンやタブレット、ウェラブル機器等の情報通信端末に内蔵されるアプリケーションや、モーションキャプチャー(三次元動作解析装置)や画像認識を用いた解析装置等で訓練者の動きの位置、加速度、リズム等を計測するようにしてもよい。
また、これらの計測結果を点数化して技術の習熟度を競えるようにしても良い。
また、正しいリズムでマッサージを行えるように、連携するアプリケーションやWeb上でリズム音や音楽、動画などを再生できるようにしても良い。
また、これらの計測結果を点数化して技術の習熟度を競えるようにしても良い。
また、正しいリズムでマッサージを行えるように、連携するアプリケーションやWeb上でリズム音や音楽、動画などを再生できるようにしても良い。
またはシートの代わりにスマートフォンやタブレット、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラス等の情報通信端末でAR(Augmented Reality)やVR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)により、画像や映像や音声によって人体や臓器のイメージ、心肺蘇生法およびAEDでの除細動の訓練手順、および技術の習熟度の点数等を表現しても良い。
以上述べたように、実施の形態のシート1によれば、ペットボトル5という身近なものを用いて胸骨を圧迫する際の適切な深さや力の入れ具合を容易に訓練することができる。
以上、本考案の心臓マッサージ用シートを、図示の実施の形態に基づいて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本考案に、他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。
1 シート
2、3 文字記載部
4 人体表示部
4a 画像
4b 目印
5 ペットボトル
2、3 文字記載部
4 人体表示部
4a 画像
4b 目印
5 ペットボトル
Claims (2)
- 人体の少なくとも胸部が描かれた画像と、
前記画像の心臓に対応する部位に圧迫対象物を配置する位置を示す目印と、
を有することを特徴とする心臓マッサージトレーニング用シート。 - 前記圧迫対象物はペットボトルである請求項1に記載の心臓マッサージトレーニング用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004522U JP3207704U (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 心臓マッサージトレーニング用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004522U JP3207704U (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 心臓マッサージトレーニング用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3207704U true JP3207704U (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=57359400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016004522U Active JP3207704U (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 心臓マッサージトレーニング用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3207704U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9540459B2 (en) | 2013-03-12 | 2017-01-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | Production method of olefin polymer and olefin polymerization catalyst |
WO2018124188A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | Coaido株式会社 | 測定装置およびプログラム |
KR20210035962A (ko) * | 2019-09-24 | 2021-04-02 | 주식회사 키움 | 심폐소생술 교육 장치 및 이것을 포함하는 심폐소생술 교육 시스템 |
-
2016
- 2016-09-15 JP JP2016004522U patent/JP3207704U/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9540459B2 (en) | 2013-03-12 | 2017-01-10 | Mitsui Chemicals, Inc. | Production method of olefin polymer and olefin polymerization catalyst |
WO2018124188A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | Coaido株式会社 | 測定装置およびプログラム |
JPWO2018124188A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-12-27 | Coaido株式会社 | 測定装置およびプログラム |
KR20210035962A (ko) * | 2019-09-24 | 2021-04-02 | 주식회사 키움 | 심폐소생술 교육 장치 및 이것을 포함하는 심폐소생술 교육 시스템 |
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