JP3207661B2 - 温水循環式暖房装置 - Google Patents

温水循環式暖房装置

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JP3207661B2 JP02870194A JP2870194A JP3207661B2 JP 3207661 B2 JP3207661 B2 JP 3207661B2 JP 02870194 A JP02870194 A JP 02870194A JP 2870194 A JP2870194 A JP 2870194A JP 3207661 B2 JP3207661 B2 JP 3207661B2
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    • F28F9/02Header boxes; End plates
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用暖房装置な
どのように、温水を循環させる管路の途中に放熱器を接
続した温水循環式暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車用暖房装置においては、放
熱器を流れる温水の流量は制御せずに、放熱器を流れる
空気の流量を制御することによって暖房能力を制御す
る、いわゆるエアミックス方式が主流となっている。
【0003】しかしこの方式では、放熱器を流れる空気
と放熱器を迂回する空気の流れを大きなミックスドアに
よって制御するので、ミックスドアが回動するのに必要
な空間を確保する必要があり、そのため装置が大きなス
ぺースをとってしまう欠点がある。
【0004】これに対して、放熱器を通る温水の流量を
制御することによって暖房能力を制御する方式を採用す
れば、エアミックス方式に比べて装置を大幅に小型化す
ることができる。
【0005】そのような温水循環式暖房装置において、
暖房能力を下げるために温水の流量を小さくすると、放
熱器の温水入口部分だけが高温で、少し内部にいくと水
温が急激に下がってしまう現象が発生する。
【0006】このような温度むらは、放熱器の熱交換性
能がよいほど極端なものになるが、自動車用暖房装置な
どでは、複数の吹き出し口から同時に空気を車室内に吹
き出すので、このような放熱器の表面の温度むらがある
と、各吹き出し口から出る空気の温度に差が出てしま
う。
【0007】そこで従来は、例えば特開平5−2212
34号に示されるように、放熱器の温水出口から出た水
の一部を、放熱器の温水入口に直接戻して、再び放熱器
内に送り込む強制循環管路を設けていた。
【0008】そのように水の一部を強制循環させること
により、エンジン側から放熱器に送り込まれる温水の流
量が少ないときであっても、放熱器内に一定量以上の温
水が流れ、放熱器の温度むら発生を抑制することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしそのような強制
循環管路を設けるには、強制循環のためのポンプが不可
欠であり、逆止弁なども取り付けることになる。そのた
め部品コスト及び組立コストなど製造コストが相当にア
ップしてしまい、コスト面から実用化が難しいという問
題がある。
【0010】そこで本発明は、簡易でコストのかからな
い装置によって、放熱器に送り込まれる温水の流量が少
ないときでも放熱器の温度ムラを小さくすることができ
る温水循環式暖房装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の温水循環式暖房装置は、温水を循環させる
管路の途中に放熱器を接続して、上記放熱器を通る温水
の流量を変えることにより暖房能力を制御するようにし
た温水循環式暖房装置において、上記放熱器に熱い温水
を送り込むための送水管路と上記放熱器から冷えた温水
を送り出すための戻り管路とを、一方が他方を囲む2重
管構造に形成して両管路内を通る温水の間で熱交換が行
われるようにすると共に、上記放熱器の温水入口と温水
出口とを、2重管構造の上記送水管路と戻り管路に対応
する2重筒構造に形成して、2重管構造の送水管路と戻
り管路を2重筒構造の放熱器の温水入口と温水出口に接
続したことを特徴とする温水循環式暖房装置。
【0012】また、上記放熱器より上流側の管路の途中
に上記放熱器を通る温水の流量を調整するための流量調
整弁が設けられていて、その流量調整弁に、上記放熱器
へ熱い温水を送り出すための温水出口と上記放熱器から
送られてくる冷やされた温水を受け入れるための温水入
口とが2重筒構造に形成されていて、そこに2重管構造
の送水管路と戻り管路が接続されているようにしてもよ
い。
【0013】
【作用】2重管構造に形成した送水管路と戻り管路を、
2重筒構造に形成した放熱器側の温水出入口に接続する
ことにより、送水管路内の熱い温水と戻り管路内の冷め
た温水との間で熱交換される。
【0014】その結果、送水管路内の温水が冷やされ
て、放熱器に入る際の温度が下げられる。一方、放熱器
の最低温度は周囲の気温とほぼ同じでほとんど変動しな
い。したがって、入口温度が下がる分だけ放熱器の温度
ムラが小さくなる。
【0015】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1にお
いて、1は自動車のエンジン、2はラジエタ、3は、車
室内の放熱器である。
【0016】エンジン1からラジエタ2及び放熱器3へ
は、エンジン冷却水である温水が送水管路4を通って送
られ、戻り管路5を通ってエンジン1に戻される。6
は、そのようにエンジン冷却水を循環させるための循環
ポンプであり、エンジン1によって駆動される。
【0017】このような構成によって、エンジン1を冷
却することによって暖められた温水(一般に、摂氏約8
2度)を放熱器3に流し、放熱器3に風を通すためのフ
ァン(図示せず)を回転させて、車室内に放熱し暖房す
ることができる。温水は、放熱器3を通過することによ
って温度が下がる。
【0018】エンジン1から放熱器3に向かう送水管路
4の途中には、エンジン1から放熱器3に流れ込む温水
の流量を調整するための流量調整弁20が介挿されてい
る。ここでの流量調整によって、放熱器3の放熱量(暖
房能力)が制御される。
【0019】流量調整弁20は、ソレノイド30の電磁
力によって開閉駆動されて開度調整されるソレノイド駆
動弁である。31はその電磁コイルである。流量調整弁
20に対して温水をエンジン1から流入させる上流側送
水管路4aと温水が流量調整弁20から放熱器3に向か
って流出する下流側送水管路4bとの間には、断面形状
円形の第1の弁座21が形成されている。
【0020】また、上流側送水管路4aと戻り管路5と
の間は、第1の弁座21と同形状、同寸法の第2の弁座
22を介して連通している。流量調整弁20は、第1の
弁座21に対して下流側から対向するテーパ状の第1の
弁部201と、それと対称の形状に形成されて戻り管路
5側から第2の弁座22に対向する第2の弁部202と
を、それらより細い連結棒203で一体に連結して形成
されている。
【0021】このような構成により、第1の弁部201
には、上流側送水管路4a内の水圧(P1)と下流側送
水管路4b内の水圧(P2)との差圧(P1−P2)が
作用し、第2の弁部202には、上流側送水管路4a内
の水圧(P1)と戻り管路5内の水圧(P3)との差圧
(P1−P3)が、第1の弁部201とは正反対の向き
に作用する。
【0022】また、前述のように、第1と第2の弁座2
1,22が同寸法なので、第1と第2の弁部201,2
02の有効受圧面積が等しい。したがって、上流側送水
管路4a内の水圧(P1)は第1の弁部201と第2の
弁部202とで相殺され、流量調整弁20には、下流側
送水管路4b内の水圧(P2)と戻り管路5内の水圧
(P3)との差圧(P2−P3)だけが作用する。
【0023】しかしその差圧(P2−P3)は、自動車
用の温水循環式暖房装置などにおいては、例えば数十グ
ラム程度と極めて小さいので、ほとんど無視することが
でき、結局、流量調整弁20の開度に対して水圧はほと
んど影響を及ぼさない。
【0024】その結果、第1の弁部201はソレノイド
30の電磁コイル31に供給される電流値に対応して開
閉し(本実施例では、弁閉度が電流値に比例する)、電
流値と流量が規則正しく相関する部分を相当に広い範囲
(例えば流量にして1対10の範囲)で得ることができ
る。
【0025】ソレノイド30は、戻り管路5を間に挟ん
で流量調整弁20の第2の弁部202の背面に対向して
配置されていて、ソレノイド30の可動鉄芯34と第2
の弁部202の背面との間に、戻り管路5を横切って細
いロッド35が介装されている。
【0026】また、下流側送水管路4b側には、流量調
整弁20を閉じ方向に付勢する弱い圧縮コイルバネ24
が設けられ、ソレノイド30側には、それとは逆方向に
可動鉄芯34を付勢する強い圧縮コイルバネ36が設け
られている。
【0027】したがって、ソレノイド30の電磁コイル
31に通電されていない状態では、両圧縮コイルバネ2
4,36の付勢力の差によって流量調整弁20の第1の
弁部201は全開になっていて、第2の弁部202は全
開になっている。
【0028】そしてソレノイド30の電磁コイル31に
通電をすると、可動鉄芯34が電磁コイル31側に吸引
をされて引き寄せられて、流量調整弁20が閉じ方向に
移動する。
【0029】このようにして流量調整弁20の第1と第
2の弁部201,202の開度が調整されて、放熱器3
に送られる温水の流量が制御されるが、その際、前述の
ように温水の水圧は開度調整にほとんど影響を及ぼさな
い。
【0030】したがって、流量調整弁20の開度は、二
つの圧縮コイルバネ24,36の付勢力とソレノイド3
0の吸引力との釣り合いによって決まり、ソレノイド3
0の電磁コイル31への通電電流値によって、放熱器3
に送られる温水流量を制御することができる。その際両
弁部201,202の有効受圧面積が等しいので、この
流量調整弁20の開度調整に温水圧が影響しない。
【0031】また、第1の弁部201を通って上流側送
水管路4aから下流側送水管路4bに流れる温水の水量
と、第2の弁部202を通って上流側送水管路4aから
戻り管路5に流れる水量とはほぼ反比例し、その流量の
和はほとんど変化しない。
【0032】したがって、第1の弁部201が閉じ方向
にあって、上流側送水管路4a内の水圧(P1)と戻り
管路5内の水圧(P3)との差圧(P1−P3)が増大
しようとすると、第2の弁部202が開いて上流側送水
管路4aから戻り管路5への温水流量が増加するので、
上流側送水管路4a内の水圧(P1)が下がり、差圧
(P1−P3)が大きくならない。それによって、循環
ポンプ6の揚水能力を確保することができる。
【0033】そして、第1の弁部201の開度が極端に
小さくない範囲では、ソレノイド30の電磁コイル31
に対して供給する電流値を変化させることによって、そ
れに比例して流量を制御することができる。
【0034】第1の弁部201の開度が小さい範囲で
は、電磁コイル31にパルス電流を供給してそのパルス
幅を変化させることによって流量制御を行うとよい。そ
のようにすることによって、広い範囲にわたって正確な
流量制御を行うことができる。
【0035】流量調整弁20と放熱器3との間では、送
水管路4と戻り管路5とが、送水管路4の周りを戻り管
路5が囲む2重管構造に形成されていて、両管路4,5
内の温水の間で熱交換が行われるようになっている。
【0036】図7は、送水管路4内と戻り管路5内及び
放熱器3内の水温を、位置を横軸にとって示したもので
ある。図7に示されるように、送水管路4内の温水と戻
り管路5内の温水との間で熱交換されることにより、送
水管路4内の温水が冷やされて、放熱器3に入る際の温
度が大幅に下げられる。一方、放熱器3の最低温度は周
囲の気温とほぼ同じでほとんど変動しない。
【0037】その結果、熱交換が無ければAで示される
ように放熱器3内で大きな温度ムラが生じるのが、熱交
換を行わせることによりBで示されるように小さな温度
ムラになる。破線は、熱交換がない場合を示している。
【0038】図1に戻って、2重管部において送水管路
4を形成する送水管51は、銅、アルミニウム又は真ち
ゅうなどのように熱伝導率の高い金属製パイプで形成さ
れている。
【0039】一方、戻り管路5を形成する戻り管52
は、ナイロン、ポリウレタン又はその他の可撓性のある
合成樹脂製のチューブで形成されている。両管51,5
2は、配管通路に合わせて曲げて形成することができ
る。
【0040】その場合、戻り管52は単純なチューブ状
に形成してもよいが、例えば図2に示されるように、内
側の送水管51との間に一定の間隔が確保されるよう
に、複数のリブ53を放射状に内方に向けて突設しても
よい。
【0041】なお、送水管51と戻り管52は各々上記
以外の材料で形成してもよく、送水管51を戻り管52
と同じ例えばナイロン等の合成樹脂材料で形成した場合
には、図3に示されるように、両管51,52及びリブ
53を一体に形成してもよい。両管51,52をこのよ
うに一体成形すれば、非常に低コストで製造することが
できる。
【0042】再び図1に戻って、この実施例において
は、送水管51と戻り管52の両端部はほとんど同じ構
造であり、プラスチック製の接続筒55,55が戻り管
52の両端部に水密に接着により接続されている。
【0043】接続筒55は、その中央部分付近におい
て、図4に示されるように放射状のリブ56によって中
心輪57が支持され、その中心輪57内に図1に示され
るように送水管51が嵌挿されている。なお、全体とし
て楕円形断面に形成してもよい。
【0044】そして送水管51には、中心輪57から出
たすぐの位置に外方に小さく突出するビード58,59
が形成されていて、二つのビード58,59部分で両端
の中心輪57,57を挟み付けるようにして固定されて
いる。
【0045】ただし、放熱器3との接続側では、図5に
示されるように、組立前に大きなビード59が全周にわ
たって突出形成されて中心輪57に当接しているが、流
量調整弁20との接続側では、図6に示されるように、
組立時に送水管51を中心輪57に通した後に、中心輪
57の外側に接する位置に小さなビード58が部分的に
突出形成されて、そこに係合させたバックアップリング
61が中心輪57に当接している。
【0046】このような2重管が接続される流量調整弁
20側は、図1に示されるように、送水管路4の温水出
口41と戻り管路5の温水入口42とが、2重管構造の
送水管51と戻り管52に対応する2重筒構造に形成さ
れていて、内側の温水出口41に送水管51の突出端が
嵌挿され、外側の温水入口42に接続筒55の外周先端
が嵌挿されている。
【0047】その内外両嵌合部共に、シール用のOリン
グ63,64が装着されていて、内側のOリング63は
図6にも示されるようにバックアップリング65によっ
て押さえられ、外側のOリング64は接続筒55によっ
て押さえられる。
【0048】そして上述のような接続状態にした後、接
続される両者の外周端部に突設されたフランジ部66,
67を、弾力的に開閉可能な板ばね材からなるいわゆる
クイックファスナー68で挟み付けて固定することによ
り、接続状態が固定される。
【0049】放熱器3は、内部で入口室71と出口室7
2とに2分割されていて、各室71,72に連通して多
数の細い送水チューブ73,74が平行に配置され、そ
れら送水チューブ73,74間に放熱用のフィン75が
取り付けられている。
【0050】そして、図示されていない放熱器3の奥の
部分では、入口室71側と出口室72側とが一つに集合
されている。したがって、入口室71へ入って往き側の
送水チューブ73内を通って送られてきた温水がそこで
向きを変えて、戻り側の送水チューブ74を通って出口
室72へ送られる。なお、各接続部には水漏れを防ぐた
めのパッキン類が設けられているが、その図示は省略さ
れている。
【0051】放熱器3の温水入口77と温水出口78の
部分は、流量調整弁20の接続部と同じ構造になってい
て、2重管構造の送水管51と戻り管52に対応する、
円形又は楕円形断面の2重筒構造になっている。そし
て、内側の温水入口77に送水管51の突出端が嵌合
し、外側の温水出口78に接続筒55の外周先端が嵌合
している。
【0052】内外の両嵌合部にはシール用のOリング8
1,82が装着されていて、内側のOリング81は、ビ
ード59との間に介装されたバックアップリング83に
よって押さえられ、外側のOリング82は接続筒55に
よって押圧されている。
【0053】そして、接続筒55と放熱器3とは、隣接
して両者の外周端部に突設されたフランジ部85,86
をいわゆるクイックファスナー87で挟み付けて固定す
ることにより、接続状態が固定されている。
【0054】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、2重管と2重筒の接続部の具体構
造は他の構成をとってもよく、また、送水管51と戻り
管52を、放熱器3に対してだけ上述のような2重管と
2重筒の接続構造にし、両管51,52の他端側は互い
に分離して相手に接続するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、温水循環管路での熱交
換により、温水流量が小さいときほど送水管路から放熱
器へ入る温水の温度が下げられ、放熱器内の温度ムラを
小さくすることができる。しかも、そこで奪われた熱は
循環管路の戻り管路側に与えられるので、熱のロスもほ
とんど無い。
【0056】そしてそのために必要な構成は、送水管路
と戻り管路の間で熱交換を行うための2重管を設けるだ
けで済み、配管と放熱器との接続などは極めて簡単に行
うことができるので、非常に低い製造コストで装置を構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成図である。
【図2】実施例の部分断面図である。
【図3】実施例の部分断面図である。
【図4】実施例の部分断面図である。
【図5】実施例の部分断面図である。
【図6】実施例の部分断面図である。
【図7】実施例の温水の温度特性線図である。
【符号の説明】
3 放熱器 4 送水管路 5 戻り管路 51 送水管 52 戻り管 77 温水入口 78 温水出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 F28F 9/02 301 F24H 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水を循環させる管路の途中に放熱器を接
    続して、上記放熱器を通る温水の流量を変えることによ
    り暖房能力を制御するようにした温水循環式暖房装置に
    おいて、 上記放熱器に熱い温水を送り込むための送水管路と上記
    放熱器から冷えた温水を送り出すための戻り管路とを、
    一方が他方を囲む2重管構造に形成して両管路内を通る
    温水の間で熱交換が行われるようにすると共に、上記放
    熱器の温水入口と温水出口とを、2重管構造の上記送水
    管路と戻り管路に対応する2重筒構造に形成して、2重
    管構造の送水管路と戻り管路を2重筒構造の放熱器の温
    水入口と温水出口に接続したことを特徴とする温水循環
    式暖房装置。
  2. 【請求項2】上記放熱器より上流側の管路の途中に上記
    放熱器を通る温水の流量を調整するための流量調整弁が
    設けられていて、その流量調整弁に、上記放熱器へ熱い
    温水を送り出すための温水出口と上記放熱器から送られ
    てくる冷やされた温水を受け入れるための温水入口とが
    2重筒構造に形成されていて、そこに2重管構造の送水
    管路と戻り管路が接続されている請求項1記載の温水循
    環式暖房装置。
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