JP3206908U - トング - Google Patents

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光浩 岡崎
光浩 岡崎
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Abstract

【課題】把持部を載置面に接触させない状態で置くことができると共に、種々の深さや形状を有する対象物に引掛けて保持することができるトングを提供する。【解決手段】載置面上に置いたときに左右一対の把持部2が載置面に接触するのを防ぐトングであり、左右一対の操作部4の長さ方向の下端側であって、載置面上に置いたときの載置面側に形成される左右一対の突起部7と、突起部と左右一対の操作柄部3との間に形成される左右一対の第1の切欠き部8と、左右一対の操作部4から連結部5にかけての間に左右一対の第2の切欠き部9とを設ける。用途や使用状況に合わせて色々な仮置き方法を選択しても、把持部が調理台や食卓等の載置面に接触することがなく、把持部を衛生的に保って清潔に使用することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、3つの載置または引掛方法が可能なトングに関する。
従来、業務用および家庭用に用いられる例えば調理用のトングに関し、載置面上に寝かせた状態で置いたときに、トングの先端部分が載置面に接触するのを防ぐために、載置***部を設けたり(例えば、特許文献1)、突出部と中間突出部を載置面上に接触させたりして(例えば、特許文献2)、把持部を浮かせるよう構成することが提案されている。
トングの別な載置方法として、トングを例えば容器の縁部に引掛ける方法がある。このようなトングとしては、左右一対の操作部をそれぞれの上部において一体的に連結した連結部に、突設した掛止部を設け、この掛止部を容器の縁部に引掛けた状態で容器内にトングを立て掛けることで、トングが容器内容に滑り落ちないようにするものが提案されている(例えば、特許文献3)。
実用新案登録第3177218号公報 実用新案登録第3174627号公報 特開2000−197553号公報
特許文献1および2のトングでは、先端部分を浮かせて載置面上に置く方法は平面状の載置面に置く場合のみに限られる。また、このように載置する場合には、トングの長手方向が載置面に平行になるような状態、すなわちトングを寝かした状態で置かれるので、載置面上にある程度のスペースが必要となる。
特許文献3のトングでは、簡易な突設部が容器の縁部に引掛けられているのみであるので、例えば容器を動かした場合に、トングが容易に容器内に滑り落ちて、トングの把持部以外も汚れてしまう虞がある。
本考案は上記問題点を解決するものであり、把持部を載置面に接触させない状態で置くことができるとともに、種々の深さや形状を有する対象物に引掛けて保持することができるトングを提供することを目的とする。
請求項1の考案は、相対向してそれぞれ設けられると共に、把持対象物を把持する左右一対の把持部と、前記左右一対の把持部を長さ方向の下端側に備え、左右一対の操作柄部を介して、相対向して上方に延びると共に、前記左右一対の把持部による把持および把持解除操作を行う左右一対の操作部と、前記左右一対の操作部を、それぞれの上部において一体的に連結した連結部とを備え、載置面上に置いたときに前記左右一対の把持部が該載置面に接触するのを防ぐように構成されたトングにおいて、前記左右一対の操作部の長さ方向の下端側であって、前記載置面上に置いたときの載置面側に形成される左右一対の突起部と、前記左右一対の操作柄部との間に形成される左右一対の第1の切欠き部を設け、前記左右一対の操作部から前記連結部にかけての間に左右一対の第2の切欠き部を設けることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、トングを寝かせた状態で置く場合には、把持部を載置面に接触させない状態で置くことができるので、把持部を衛生的に保って清潔に使用することができる。調理台や食卓等の載置面上に十分なスペースがないなど、トングを寝かせた状態で置くことができない場合でも、第1および第2の切欠き部を設けることで、トングを種々の深さや形状を有する対象物に引掛けて保持することができるので、やはり把持部を載置面に接触させない状態でトングを置くことができる。すなわち、3つの載置または引掛方法を選択して利用することができ、トングの置き場所に困ることがない。
請求項2の考案は、前記左右一対の第2の切欠き部を、前記載置面上に置いたときの前記載置面側とは反対側の面に設けることを特徴とする。
請求項2の構成によれば、トングを寝かせた状態で置いた場合に、左右一対の第2の切欠き部が載置面に接触することがないので、第2の切欠き部を衛生的に保って清潔に使用することができる。
請求項3の考案は、前記第1の切欠き部の第1の側面視投影面積の大きさが、前記第2の切欠き部の第2の側面視投影面積の大きさよりも大きいことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、深さが深いものおよび浅いもの、並びに、底面からの立ち上がり部が急なものおよび緩やかなものなど、種々の深さや形状を有する対象物に対応することができる。
請求項4の考案は、前記第1の切欠き部の第1の挿入位置から第1の底部までの第1の深さが、前記第2の切欠き部の第2の挿入位置から第2の底部までの第2の深さよりも大きいことを特徴とする。
請求項4の構成によれば、深さが深いものおよび浅いもの、並びに、底面からの立ち上がり部が急なものおよび緩やかなものなど、種々の深さや形状を有する対象物に対応することができる。
請求項5の考案は、前記載置面上に置いたときに、少なくとも、前記左右一対の突起部の一部が該載置面に接触する第1の接触面と、前記連結部の一部が該載置面に接触する第2の接触面とを有することを特徴とする。
請求項5の構成によれば、載置面に接触する少なくとも2つの接触面を有することで、トングの把持部を浮かせながら安定して置くことができる。
請求項6の考案は、前記左右一対の第1の切欠き部を、縁部を有する対象物に引掛けたときに、少なくとも前記左右一対の第1の切欠き部の一部が前記縁部に接触する第3の接触面を有することを特徴とする。
請求項6の構成によれば、対象物の縁部に第3の接触面が接触するようにして第1の切欠き部を引掛けることで、トングが対象物に安定して保持され、例えば対象物を動かした場合にも、トングが滑り落ちることがない。
請求項7の考案は、前記左右一対の第2の切欠き部を、縁部を有する対象物に引掛けたときに、少なくとも前記左右一対の第2の切欠き部の一部が前記縁部に接触する第4の接触面を有することを特徴とする。
請求項7の構成によれば、対象物の縁部に第4の接触面が接触するようにして第2の切欠き部を引掛けることで、トングが対象物に安定して保持され、例えば対象物を動かした場合にも、トングが滑り落ちることがない。
本考案では、3つの載置または引掛け方法が選択可能であり、用途や使用状況に合わせて3通りの仮置きが可能なトングを提供することができる。トングを寝かせた状態で載置する場合、および、縁部を有する対象物に引掛けて保持する場合の何れの仮置きを選択しても、把持部が調理台や食卓等の載置面に接触することがなく、把持部を衛生的に保って清潔に使用することができる。また、縁部を有する対象物に引掛けて保持する場合には、把持部に付着した汁や油等の滴下により調理台や食卓等が汚れることも防ぐことができる。
本考案の実施の形態に係るトングを示す斜視図である。 同上、上面図である。 同上、トングの使用例を示す側面図である。 同上、第1の切欠き部の形状を説明するための拡大図である。 同上、第2の切欠き部の形状を説明するための拡大図である。 同上、トングの使用例を示す側面図である。 同上、トングの使用例を示す側面図である。 同上、トングの使用例を示す側面図である。 同上、トングの使用例を示す側面図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1は本実施の形態のトング1を示す斜視図であり、図2は上面図である。同図に示すように、トング1は、少なくともその一部を1枚の細長な金属板を機械加工して製作されるものであり、相対向してそれぞれ設けられると共に、把持対象物(図示せず)を把持する左右一対の把持部2,2と、左右一対の把持部2,2を長さ方向(仮想直線Xの方向)の下端側(図2の左側)に備え、左右一対の操作柄部3,3を介して、相対向して上方(図2の右方向)に延びると共に、左右一対の把持部2,2による把持および把持解除操作を行う左右一対の操作部4,4と、左右一対の操作部4,4を、それぞれの上部において一体的に連結した連結部5とを備える。連結部5は、上方(図2の右方向)に向けて左右方向(仮想直線Wの方向)に湾曲するとともに、弾性を有する弾性湾曲状部6で構成される。尚、仮想直線Xは、一方の把持部2、操作柄部3、操作部4、弾性湾曲状部6を結ぶ仮想直線と、他方の把持部2、操作柄部3、操作部4、弾性湾曲状部6を結ぶ仮想直線との中間に位置する仮想直線であり、トング1の上下方向、すなわち長さ方向を規定する。仮想直線Wは、両側に配置される把持部2、操作柄部3、操作部4をそれぞれ左右一対としたときの方向であり、トング1の左右方向を規定する。
図中、左右の把持部2,2は同一形状であるが、左右一対の把持部2,2の形状や大きさは、左右で同じく対称であってもよいし、左右で異なり非対称であってもよい。トング1の材料としては、例えばステンレス鋼等の鉄系の材料や、アルミニウム等の金属材料を使用できる。また、トング1全体、または、把持部2等の一部のみを、合成樹脂製としてもよい。
図3は本実施の形態のトング1を符号11で示す調理台や食卓等の平坦な載置面10または載置面10の平坦な部分に置いた場合の側面図である。すなわち、トング1は寝かされた状態で載置される。トング1は、このようにして載置面10上に置いたときに、左右一対の把持部2,2が該載置面10に接触するのを防ぐように構成される。このような構成は、上述の構成に加え、載置面10上に置いたときの載置面10側に形成される左右一対の突起部7,7を設け、載置面10上に置いたときに、少なくとも、左右一対の突起部7の一部が該載置面10に接触する第1の接触面12と、連結部5の一部が該載置面10に接触する第2の接触面13とを有することで実現される。尚、接触面は2つに限られず、トング1の図中下方(図3の下側)に位置する底面全体が載置面10に接触するようにしてもよい。本実施の形態では、左右一対の操作部4,4は長さ方向(仮想直線Xの方向)の下方に向かって幅広(例えば幅A1が幅A2よりも大きい)に形成されている。しかしながら、操作部4の形状は、握りやすさや操作のしやすさを考慮して、適宜設計変更可能である。
左右一対の操作部4,4の長さ方向(仮想直線Xの方向)の下端側(図3の左側)であって、載置面10上に置いたときの載置面10側に形成される左右一対の突起部7,7と、左右一対の操作柄部3,3との間に、左右一対の第1の切欠き部8,8を設ける。
左右一対の操作部4,4から連結部5にかけての間に左右一対の第2の切欠き部9,9を設ける。左右一対の第2の切欠き部9,9は、載置面10上に置いたときの載置面10側とは反対側(図3の上側)の面に設けることが好ましい。
第1および第2の切欠き部8,9の形状および大きさは、特に限定されない。しかしながら、想定されるトング1の使用形態に合わせて、形状を最適化し、両者の大きさも大小関係を設けるとよい。大小関係に関しては、例えば、図3に示すように、第1の切欠き部8の第1の側面視投影面積15の大きさを、第2の切欠き部9の第2の側面視投影面積16の大きさよりも大きくすることができる。側面視とは、トング1の左右方向から見た場合のことをいう。尚、このような大小関係を、便宜的に第1の切欠き部8が第2の切欠き部9よりも大きいと表現することにする。また、これとは反対に、第1の切欠き部8の第1の側面視投影面積15の大きさを、第2の切欠き部9の第2の側面視投影面積16の大きさよりも小さくする、すなわち第1の切欠き部8を第2の切欠き部9よりも小さくすることもできる。
図4は、第1の切欠き部8の形状について説明するための拡大図である。図中、仮想直線Bは、突起部7の下方側(図4の左側)の先端点Hを通り、トング1を平坦な載置面10上に置いた場合にこの載置面10に垂直な直線である。この仮想直線Bは、対象物20の縁部21が挿入される下方側の境界位置を示すことを意図する。第1の切欠き部8は、仮想直線B上の先端点Hから操作柄部3までの幅B1を十分な大きさとし、幅B1の中心点M1から第1の切欠き部8の第1の底部R1までの距離B2、すなわち、M1を挿入位置として、第1の切欠き部8の第1の挿入位置M1から第1の底部R1までの第1の深さB2を比較的大きくとるように構成する。尚、本実施の形態では突起部7の先端部を円弧状にしているが、この形状に限定されるものではない。
図5は、第2の切欠き部9の形状について説明するための拡大図である。図中、仮想直線Cは、第2の切欠き部9が設けられた面において、連結部5から下方に向かって伸びる直線であり、対象物20の縁部21が挿入される位置の境界を示すことを意図する。第2の切欠き部9は、この仮想直線C上の幅C1を十分な大きさとする一方、幅C1の中心点M2から第2の切欠き部9の第2の底部R2までの距離C2、すなわち、M2を挿入位置として、第2の切欠き部9の第2の挿入位置M2から第2の底部R2までの第2の深さC2を、第1の切欠き部8の距離B2と比較して小さくとるように構成する。尚、底部R1およびR2は、第1の深さB2および第2の深さC2がそれぞれ最大となるようにとることが好ましい。
以上のように、距離B2が距離C2よりも大きい場合にも、第1の切欠き部8が第2の切欠き部9よりも大きいと表現することにする。これは、対象物20の縁部21が第1および第2の切欠き部8,9に挿入される位置から、縁部21が第1および第2の切欠き部8,9に接触する位置までの深さに基づいて、第1および第2の切欠き部8,9の大小を比較するものである。尚、この場合にも、第1の切欠き部8を第2の切欠き部9よりも小さくすることができる。
尚、上述の第1の側面視投影面積15は、仮想直線Bと第1の切欠き部8とで囲まれた部分の面積であり、第2の側面視投影面積16は、仮想直線Cと第2の切欠き部9とで囲まれた部分の面積である。
図6〜図9は、第1の切欠き部8または第2の切欠き部9を、上縁である縁部21を有する対象物20に引掛けて保持する例を示す側面図である。
図6は、第1の切欠き部8を、深さが比較的深く、底面22からの立ち上がりが比較的緩やかで、縁部21を有する対象物20たる保存容器25に引掛けて保持した様子を示す。一方、図7は、第1の切欠き部8を、深さは図6と同様に深いが、底面22からの立ち上がりが急で、縁部21を有する対象物20たるポットに引掛けて保持した様子を示す。トング1は、左右一対の第1の切欠き部8,8を縁部21に係止して、縁部21を有する対象物20に引掛けたときに、少なくとも左右一対の第1の切欠き部8,8の一部が縁部21に接触する第3の接触面30を有している。
図8は、第2の切欠き部9を、図6の保存容器25に比べて深さが浅く、底面22からの立ち上がりが比較的緩やかで、縁部21を有する対象物20たる浅い皿27に引掛けて保持した様子を示す。一方、図9は、第2の切欠き部9を、深さは図8と同様に浅いが、底面22からの立ち上がりが急で、縁部21を有する対象物20たるチェーファー(ビュッフェ容器)28に引掛けて保持した様子を示す。トング1は、左右一対の第2の切欠き部9,9を縁部21に係止して、縁部21を有する対象物20に引掛けたときに、少なくとも左右一対の第2の切欠き部9,9の一部が縁部21に接触する第4の接触面31を有している。
以上のように、縁部21を有する対象物20の深さや形状、使用状況等に合わせて、第1の切欠き部8と第2の切欠き部9とを使い分けることができる。尚、これらの使用例は一例にすぎず、その他の使用例も適宜可能である。例えば、把持部2が汚れていない場合は、把持部2を対象物20の外側に出して引掛けて、トング1を対象物20内の収容物に接触しないようにすることができる。
トング1の製造方法について概略を説明する。本実施の形態では、例えばステンレス等の1枚の金属板から、プレス加工によりトング全体を一体に形成し、完成品の形状に加工する。また、例えば把持部2のみを合成樹脂製とする場合には、インサート成形などにより、操作柄部3の下端に把持部2を一体成型して設けることができる。
上記の構成についてその作用を説明する。トング1は、トング1の本質的な機能として、把持対象物(図示せず)を把持する機能を有する。通常の状態では、弾性湾曲状部6の弾性力によって左右一対の把持部2,2は開状態にある。把持対象物を把持しようとする際は、左右一対の操作部4,4を外側より握ることにより、左右一対の把持部2,2が弾性湾曲状部6の弾性力に抗してW方向に閉状態となり、把持対象物を把持することができる。
調理中や調理の準備中、また料理を取り分けた後などに、トング1を調理台や食卓11等の載置面10に寝かした状態で置きたい場合には、トング1の第1の接触面12側の面を載置面10に接触するようにして置くことで、把持部2を浮かせた状態を維持することができる。これにより、トング1を一旦置いた後、再度使用するたびに把持部2を拭いたりすることなく、把持部2を衛生的に保って清潔に使用することができる。また、調理台や食卓11等の載置面10が、把持部2に付着していた汁や油等により汚れることもない。
深さが比較的深い縁部21を有する保存容器25やポット26に対しては、大きい切欠き部を有する第1の切欠き部8を引掛けるようにするとよい。深さが比較的浅い縁部21を有する浅い皿27やチェーファー28に対しては、小さい切欠き部を有する第2の切欠き部9を引掛けるようにするとよい。このように、種々の深さや形状を有する対象物20に対しても、トング1の第1の切欠き部8または第2の切欠き部9のいずれかを選択して引掛けることで、トング1を安定して対象物20に保持させることができる
例えば、ビュッフェ等では、多数の一般の客が同じトング1を用いて料理を取り分けていく。この際、人によってトング1の置き方が異なり、全ての客がチェーファーにしっかりと安定してトング1を置くとは限らない。しかしながら、第1および第2の切欠き部8,9を有することで、如何なる客でもトング1をチェーファーに仮置きすることが容易になり、トング1がチェーファー28の内部に滑り落ちることを防ぐことができる。
調理の下ごしらえ等の準備中や、調理中、調理後には、トング1を使用することが多いが、調理台や食卓11等には、トング1を寝かした状態で置くスペースが十分にない場合も多い。そのような場合でも、第1の切欠き部8または第2の切欠き部9を対象物20に引掛けることで、容易にトング1を仮置きすることができる。また、対象物20にトング1を引掛けたまま、対象物20を移動させるような場合にも、第1の切欠き部8の第3の接触面30、または、第2の切欠き部9の第4の接触面31が対象物20の縁部21にしっかりと安定して保持されるため、トング1が対象物20内に滑り落ちることを防ぐことができる。
本実施の形態では、請求項1に対応して、相対向してそれぞれ設けられると共に、把持対象物を把持する左右一対の把持部2,2と、左右一対の把持部2,2を長さ方向の下端側に備え、左右一対の操作柄部3,3を介して、相対向して上方に延びると共に、左右一対の把持部2,2による把持および把持解除操作を行う左右一対の操作部4,4と、左右一対の操作部4,4を、それぞれの上部において一体的に連結した連結部5とを備え、載置面10上に置いたときに左右一対の把持部2,2が該載置面10に接触するのを防ぐように構成されたトング1において、左右一対の操作部4,4の長さ方向の下端側であって、載置面10上に置いたときの載置面10側に形成される左右一対の突起部7,7と、左右一対の操作柄部3,3との間に形成される左右一対の第1の切欠き部8,8を設け、左右一対の操作部4,4から連結部5にかけての間に左右一対の第2の切欠き部9,9を設けるから、トング1を寝かせた状態で置く場合には、把持部2を載置面に接触させない状態で置くことができるので、把持部2を衛生的に保って清潔に使用することができる。調理台や食卓11等の載置面10上に十分なスペースがないなど、トング1を寝かせた状態で置くことができない場合でも、第1および第2の切欠き部8,9を設けることで、トング1を種々の深さや形状を有する対象物20に引掛けて保持することができるので、やはり把持部2を載置面10に接触させない状態でトング1を置くことができる。すなわち、3つの載置または引掛方法を選択して利用することができ、トング1の置き場所に困ることがない。
本実施の形態では、請求項2に対応して、左右一対の第2の切欠き部9を、載置面10上に置いたときの載置面10側とは反対側の面に設けるから、トング1を寝かせた状態で置いた場合に、左右一対の第2の切欠き部9が載置面10に接触することがないので、第2の切欠き部9を衛生的に保って清潔に使用することができる。
本実施の形態では、請求項3に対応して、第1の切欠き部8の第1の側面視投影面積15の大きさが、第2の切欠き部9の第2の側面視投影面積16の大きさよりも大きいから、深さが深いものおよび浅いもの、並びに、底面22からの立ち上がり部が急なものおよび緩やかなものなど、種々の深さや形状を有する対象物20に対応することができる。
本実施の形態では、請求項4に対応して、第1の切欠き部8の第1の挿入位置M1から第1の底部R1までの第1の深さB2が、第2の切欠き部9の第2の挿入位置M2から第2の底部R2までの第2の深さC2よりも大きいから、深さが深いものおよび浅いもの、並びに、底面22からの立ち上がり部が急なものおよび緩やかなものなど、種々の深さや形状を有する対象物20に対応することができる。
本実施の形態では、請求項5に対応して、載置面10上に置いたときに、少なくとも、左右一対の突起部7,7の一部が該載置面10に接触する第1の接触面12と、連結部5の一部が該載置面10に接触する第2の接触面13とを有するから、載置面10に接触する少なくとも2つの接触面12,13を有することで、トング1の把持部2を浮かせながら安定して置くことができる。
本実施の形態では、請求項6に対応して、左右一対の第1の切欠き部8,8を、縁部21を有する対象物20に引掛けたときに、少なくとも左右一対の第1の切欠き部8,8の一部が縁部に接触する第3の接触面30を有するから、対象物20の縁部21に第3の接触面30が接触するようにして第1の切欠き部8を引掛けることで、トング1が対象物20に安定して保持され、例えば対象物20を動かした場合にも、トング1が滑り落ちることがない。
本実施の形態では、請求項7に対応して、左右一対の第2の切欠き部9,9を、縁部21を有する対象物20に引掛けたときに、少なくとも左右一対の第2の切欠き部9の一部が縁部21に接触する第4の接触面31を有するから、対象物20の縁部21に第4の接触面31が接触するようにして第2の切欠き部9を引掛けることで、トング1が対象物20に安定して保持され、例えば対象物20を動かした場合にも、トング1が滑り落ちることがない。
尚、本考案は、本実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変更実施が可能である。例えば、トング1の材料や、材料の厚み、完成品の厚み等は、通常のトングに使用される範囲内で、適宜選択可能である。また、本考案は、調理用トングに限らず、火ばさみやごみ拾いに用いられるトングなどにも応用可能である。
1 トング
2 把持部
3 操作柄部
4 操作部
5 連結部
7 突起部
8 第1の切欠き部
9 第2の切欠き部
10 載置面
12 第1の接触面
13 第2の接触面
15 第1の側面視投影面積
16 第2の側面視投影面積
20 対象物
21 縁部
30 第3の接触面
31 第4の接触面
M1 第1の挿入位置(幅B1の中心点)
M2 第2の挿入位置(幅C1の中心点)
R1 第1の底部
R2 第2の底部
B2 第1の深さ
C2 第2の深さ

Claims (7)

  1. 相対向してそれぞれ設けられると共に、把持対象物を把持する左右一対の把持部と、
    前記左右一対の把持部を長さ方向の下端側に備え、左右一対の操作柄部を介して、相対向して上方に延びると共に、前記左右一対の把持部による把持および把持解除操作を行う左右一対の操作部と、
    前記左右一対の操作部を、それぞれの上部において一体的に連結した連結部とを備え、
    載置面上に置いたときに前記左右一対の把持部が該載置面に接触するのを防ぐように構成されたトングにおいて、
    前記左右一対の操作部の長さ方向の下端側であって、前記載置面上に置いたときの載置面側に形成される左右一対の突起部と、前記左右一対の操作柄部との間に形成される左右一対の第1の切欠き部を設け、
    前記左右一対の操作部から前記連結部にかけての間に左右一対の第2の切欠き部を設けることを特徴とするトング。
  2. 前記左右一対の第2の切欠き部を、前記載置面上に置いたときの前記載置面側とは反対側の面に設けることを特徴とする請求項1記載のトング。
  3. 前記第1の切欠き部の第1の側面視投影面積の大きさが、前記第2の切欠き部の第2の側面視投影面積の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のトング。
  4. 前記第1の切欠き部の第1の挿入位置から第1の底部までの第1の深さが、前記第2の切欠き部の第2の挿入位置から第2の底部までの第2の深さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のトング。
  5. 前記載置面上に置いたときに、少なくとも、前記左右一対の突起部の一部が該載置面に接触する第1の接触面と、前記連結部の一部が該載置面に接触する第2の接触面とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のトング。
  6. 前記左右一対の第1の切欠き部を、縁部を有する対象物に引掛けたときに、少なくとも前記左右一対の第1の切欠き部の一部が前記縁部に接触する第3の接触面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のトング。
  7. 前記左右一対の第2の切欠き部を、縁部を有する対象物に引掛けたときに、少なくとも前記左右一対の第2の切欠き部の一部が前記縁部に接触する第4の接触面を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のトング。
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